JPH0320800Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320800Y2 JPH0320800Y2 JP1988016333U JP1633388U JPH0320800Y2 JP H0320800 Y2 JPH0320800 Y2 JP H0320800Y2 JP 1988016333 U JP1988016333 U JP 1988016333U JP 1633388 U JP1633388 U JP 1633388U JP H0320800 Y2 JPH0320800 Y2 JP H0320800Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystal
- counter
- rotating table
- motor
- monochromator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 45
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 claims description 4
- 238000012921 fluorescence analysis Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
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- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000002447 crystallographic data Methods 0.000 description 1
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- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、X線回折装置のゴニオメータのカウ
ンタアームに載せて使用されるカウンタモノクロ
メータに関する。
ンタアームに載せて使用されるカウンタモノクロ
メータに関する。
[従来の技術]
第4図にカウンタモノクロメータの基本的な構
成を示す。X線回折装置のゴニオメータにおい
て、受光スリツト10の後ろに、モノクロメータ
結晶12が配置され、さらに、モノクロメータ用
受光スリツト14とカウンタ16が配置される。
ターゲツト18から発射されたX線は、発散スリ
ツト20を通過して、試料22で回折し、散乱防
止スリツト24と受光スリツト10を通過する。
通常は、受光スリツト10の後ろにカウンタ16
が配置されるのであるが、回折X線を単色化する
ために、ここにカウンタモノクロメータ26が配
置される。カウンタモノクロメータ26は、結晶
回転台とカウンタ回転台とを含み、結晶12を
θM、カウンタ16を2θMで回転させている。
成を示す。X線回折装置のゴニオメータにおい
て、受光スリツト10の後ろに、モノクロメータ
結晶12が配置され、さらに、モノクロメータ用
受光スリツト14とカウンタ16が配置される。
ターゲツト18から発射されたX線は、発散スリ
ツト20を通過して、試料22で回折し、散乱防
止スリツト24と受光スリツト10を通過する。
通常は、受光スリツト10の後ろにカウンタ16
が配置されるのであるが、回折X線を単色化する
ために、ここにカウンタモノクロメータ26が配
置される。カウンタモノクロメータ26は、結晶
回転台とカウンタ回転台とを含み、結晶12を
θM、カウンタ16を2θMで回転させている。
[考案が解決しようとする課題]
カウンタモノクロメータをセツテイングするに
は、結晶回転台の角度調整、カウンタ回転台の角
度調整、さらには結晶移動台の前後調整などを実
施する必要があり、その作業はかなり面倒であ
る。そこで、このセツテイングを外部制御によつ
て自動化しようとする試みがある。このような自
動化を果たすには、カウンタモノクロメータの可
動部分を自動化に適した構成にする必要がある。
は、結晶回転台の角度調整、カウンタ回転台の角
度調整、さらには結晶移動台の前後調整などを実
施する必要があり、その作業はかなり面倒であ
る。そこで、このセツテイングを外部制御によつ
て自動化しようとする試みがある。このような自
動化を果たすには、カウンタモノクロメータの可
動部分を自動化に適した構成にする必要がある。
そこで、本考案の目的は、外部制御により自動
セツテイングが可能なカウンタモノクロメータを
提供することにある。
セツテイングが可能なカウンタモノクロメータを
提供することにある。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本考案に係るカウ
ンタモノクロメータは次の構成要素を有する。
ンタモノクロメータは次の構成要素を有する。
(a) ベース。
(b) 前記ベースに対して回転可能な結晶回転台。
(c) 前記結晶回転台に搭載されて前記結晶回転台
に対して直線移動可能な結晶移動台。
に対して直線移動可能な結晶移動台。
(d) 前記結晶移動台に取り付けられたモノクロメ
ータ結晶。
ータ結晶。
(e) 前記ベースに対して回転可能なカウンタ回転
台。
台。
(f) 前記結晶回転台を回転駆動する第1モータ。
(g) 前記結晶移動台を直線駆動する第2モータ。
(h) 前記カウンタ回転台を回転駆動する第3モー
タ。
タ。
[作用]
ベースはゴニオメータのカウンタアームに固定
される。結晶回転台は第1モータによつて回転駆
動され、その上の結晶移動台は第2モータによつ
て直線駆動される。一方、カウンタ回転台は第3
モータによつて回転駆動される。これら3個のモ
ータを外部信号によつて制御すれば、カウンタモ
ノクロメータのセツテイングが自動化できる。
される。結晶回転台は第1モータによつて回転駆
動され、その上の結晶移動台は第2モータによつ
て直線駆動される。一方、カウンタ回転台は第3
モータによつて回転駆動される。これら3個のモ
ータを外部信号によつて制御すれば、カウンタモ
ノクロメータのセツテイングが自動化できる。
これらのモータの種類としてはパルスモータを
利用するのが好ましい。
利用するのが好ましい。
[実施例]
次に、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
その平面図、第3図は第1図の左側から見た側面
図である。
その平面図、第3図は第1図の左側から見た側面
図である。
第2図において、略扇形のベース28には結晶
回転台30(第1図参照)が回転可能に取り付け
られ、その上には結晶移動台32が、アリ溝34
によつて、直線移動可能に取り付けられている。
結晶移動台32にはモノクロメータ結晶(この実
施例ではグラフアイトの湾曲結晶)が取り付けら
れる。また、ベース28には、さらに、カウンタ
回転台36が回転可能に取り付けられている。カ
ウンタ回転台36にはカウンタ37が載せられ
る。
回転台30(第1図参照)が回転可能に取り付け
られ、その上には結晶移動台32が、アリ溝34
によつて、直線移動可能に取り付けられている。
結晶移動台32にはモノクロメータ結晶(この実
施例ではグラフアイトの湾曲結晶)が取り付けら
れる。また、ベース28には、さらに、カウンタ
回転台36が回転可能に取り付けられている。カ
ウンタ回転台36にはカウンタ37が載せられ
る。
第1図において、第1モータ38の出力軸は、
ベルト車40、タイミングベルト42を介してベ
ルト車44に結合され、ベルト車44はウオーム
46に固定されている。ウオーム46はウオーム
ホイール48(第2図をも参照)と噛み合う。ウ
オームホイール48は結晶回転台30に固定さ
れ、その結果、第1モータ38によつて結晶回転
台30が、第2図の矢印49で示すように回転駆
動される。
ベルト車40、タイミングベルト42を介してベ
ルト車44に結合され、ベルト車44はウオーム
46に固定されている。ウオーム46はウオーム
ホイール48(第2図をも参照)と噛み合う。ウ
オームホイール48は結晶回転台30に固定さ
れ、その結果、第1モータ38によつて結晶回転
台30が、第2図の矢印49で示すように回転駆
動される。
第3図によく示されているように、結晶移動台
32の上方には第2モータ50が配置されてい
る。このモータの出力軸は、ベルト車52とタイ
ミングベルト54を介して、ベルト車56に結合
される。ベルト車56はセツトねじ58に固定さ
れており、セツトねじ58は、結晶回転台30に
固定された垂直プレート60に回転可能に支持さ
れるとともに、結晶移動台32に噛み合つてい
る。セツトねじ58が、第3図の左方向から見て
時計方向に回転すると、セツトねじ58は結晶移
動台32に入り込んでいき、結晶移動台32を矢
印62の方向に移動させる。セツトねじ58が逆
に反時計方向に回転すると、セツトねじ58は結
晶移動台32から抜けてくる。このとき、結晶移
動台32は、圧縮コイルばね64に押されて、矢
印66の方向に移動する。以上のように、第2モ
ータ50によつて結晶移動台32が直線駆動され
る。
32の上方には第2モータ50が配置されてい
る。このモータの出力軸は、ベルト車52とタイ
ミングベルト54を介して、ベルト車56に結合
される。ベルト車56はセツトねじ58に固定さ
れており、セツトねじ58は、結晶回転台30に
固定された垂直プレート60に回転可能に支持さ
れるとともに、結晶移動台32に噛み合つてい
る。セツトねじ58が、第3図の左方向から見て
時計方向に回転すると、セツトねじ58は結晶移
動台32に入り込んでいき、結晶移動台32を矢
印62の方向に移動させる。セツトねじ58が逆
に反時計方向に回転すると、セツトねじ58は結
晶移動台32から抜けてくる。このとき、結晶移
動台32は、圧縮コイルばね64に押されて、矢
印66の方向に移動する。以上のように、第2モ
ータ50によつて結晶移動台32が直線駆動され
る。
第1図に戻つて、第3モータ68はカウンタ回
転台36に固定されている。このモータの出力軸
は、ベルト車70とタイミングベルト72を介し
て、ベルト車74に結合される。ベルト車74は
ウオーム76に固定されている。ウオーム76は
円弧状のウオームホイール部分78(第2図をも
参照)と噛み合う。ウオームホイール部分78は
ベース28に固定されている。したがつて、第3
モータ68が回転すると、ウオーム76がウオー
ムホイール部分78と噛み合いながら移動し、カ
ウンタ回転台36が矢印79に示すように回転駆
動される。
転台36に固定されている。このモータの出力軸
は、ベルト車70とタイミングベルト72を介し
て、ベルト車74に結合される。ベルト車74は
ウオーム76に固定されている。ウオーム76は
円弧状のウオームホイール部分78(第2図をも
参照)と噛み合う。ウオームホイール部分78は
ベース28に固定されている。したがつて、第3
モータ68が回転すると、ウオーム76がウオー
ムホイール部分78と噛み合いながら移動し、カ
ウンタ回転台36が矢印79に示すように回転駆
動される。
第1モータ38と第2モータ50と第3モータ
68は、それぞれ、パルスモータであり、精密な
速度制御および位置制御が可能である。したがつ
て、カウンタモノクロメータを外部信号によつて
制御して自動セツテイングすることができる。例
えば、カウンタでの検出強度をパルスモータにフ
イードバツクして、ピーク位置を探すことができ
る。本考案に使用するパルスモータは、1回転
1000パルスのものであり、最終的に、結晶回転台
とカウンタ回転台は1パルス当たり1000分の2.5゜
だけ回転し、結晶移動台は1パルス当たり1000分
の0.5mmだけ移動する。
68は、それぞれ、パルスモータであり、精密な
速度制御および位置制御が可能である。したがつ
て、カウンタモノクロメータを外部信号によつて
制御して自動セツテイングすることができる。例
えば、カウンタでの検出強度をパルスモータにフ
イードバツクして、ピーク位置を探すことができ
る。本考案に使用するパルスモータは、1回転
1000パルスのものであり、最終的に、結晶回転台
とカウンタ回転台は1パルス当たり1000分の2.5゜
だけ回転し、結晶移動台は1パルス当たり1000分
の0.5mmだけ移動する。
また、このようなカウンタモノクロメータをX
線回折装置に取り付けると次の利点がある。この
カウンタモノクロメータは、パルスモータ制御な
ので手動の場合と比較して微小角度測定が可能で
あり、試料の簡単な蛍光分析が可能になる。X線
回折装置において、試料の蛍光分析も可能になる
と、次の理由により非常に便利である。X線回折
装置で測定される回折図形のバツクグラウンド
は、主に、試料からの蛍光X線で構成されてい
る。このバツクグラウンドを本モノクロメータで
分光することにより(簡易的蛍光分析)、回折の
光学系で元素情報を得ることが可能になる。この
簡単な蛍光分析結果を、回折測定で得た測定結果
に加味することにより、回折データの同定分析の
精度を飛躍的に向上させることができる。
線回折装置に取り付けると次の利点がある。この
カウンタモノクロメータは、パルスモータ制御な
ので手動の場合と比較して微小角度測定が可能で
あり、試料の簡単な蛍光分析が可能になる。X線
回折装置において、試料の蛍光分析も可能になる
と、次の理由により非常に便利である。X線回折
装置で測定される回折図形のバツクグラウンド
は、主に、試料からの蛍光X線で構成されてい
る。このバツクグラウンドを本モノクロメータで
分光することにより(簡易的蛍光分析)、回折の
光学系で元素情報を得ることが可能になる。この
簡単な蛍光分析結果を、回折測定で得た測定結果
に加味することにより、回折データの同定分析の
精度を飛躍的に向上させることができる。
[考案の効果]
以上説明したように本考案は、結晶回転台と結
晶移動台とカウンタ回転台とをモータ駆動できる
ように構成したことにより、外部信号によつてカ
ウンタモノクロメータを自動的にセツテイングで
きる効果がある。
晶移動台とカウンタ回転台とをモータ駆動できる
ように構成したことにより、外部信号によつてカ
ウンタモノクロメータを自動的にセツテイングで
きる効果がある。
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
その平面図、第3図はその左側面図、第4図はカ
ウンタモノクロメータの基本構成図である。 28……ベース、30……結晶回転台、32…
…結晶移動台、36……カウンタ回転台、38…
…第1モータ、50……第2モータ、68……第
3モータ。
その平面図、第3図はその左側面図、第4図はカ
ウンタモノクロメータの基本構成図である。 28……ベース、30……結晶回転台、32…
…結晶移動台、36……カウンタ回転台、38…
…第1モータ、50……第2モータ、68……第
3モータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 次の構成要素を有する、X線回折装置用カウン
タモノクロメータ。 (a) ベース。 (b) 前記ベースに対して回転可能な結晶回転台。 (c) 前記結晶回転台に搭載されて前記結晶回転台
に対して直線移動可能な結晶移動台。 (d) 前記結晶移動台に取り付けられたモノクロメ
ータ結晶。 (e) 前記ベースに対して回転可能なカウンタ回転
台。 (f) 前記結晶回転台を回転駆動する第1モータ。 (g) 前記結晶移動台を直線駆動する第2モータ。 (h) 前記カウンタ回転台を回転駆動する第3モー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016333U JPH0320800Y2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016333U JPH0320800Y2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01121900U JPH01121900U (ja) | 1989-08-18 |
JPH0320800Y2 true JPH0320800Y2 (ja) | 1991-05-07 |
Family
ID=31229172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988016333U Expired JPH0320800Y2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0320800Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714960Y2 (ja) * | 1988-01-30 | 1995-04-10 | 株式会社島津製作所 | X線分光器 |
-
1988
- 1988-02-12 JP JP1988016333U patent/JPH0320800Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01121900U (ja) | 1989-08-18 |
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