JPH03207647A - 防食被覆鋼矢板 - Google Patents
防食被覆鋼矢板Info
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- JPH03207647A JPH03207647A JP295890A JP295890A JPH03207647A JP H03207647 A JPH03207647 A JP H03207647A JP 295890 A JP295890 A JP 295890A JP 295890 A JP295890 A JP 295890A JP H03207647 A JPH03207647 A JP H03207647A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、防食被覆鋼矢板に関する。
［従来の技術とその課題］
従来、港湾や河川等の護岸や桟橋に、裸の鋼矢板や鋼管
矢板を使用していた。そして、裸の鋼矢板等に代わって
、タールエポキシ等の塗料で被覆した防食被覆鋼矢板が
使用されるに至っている。
矢板を使用していた。そして、裸の鋼矢板等に代わって
、タールエポキシ等の塗料で被覆した防食被覆鋼矢板が
使用されるに至っている。
近年、これらの防食被覆鋼矢板の耐久性を向上させる目
的で、ウレタンエラストマー、ペトロラタム＋Ｆ Ｒ
Ｐ （Ｐｉｂｅｒ Ｒｅｌｎｆ’ｏｒｃｅｄ Ｐｌａｓ
ｔｉｃ） 、−Ｌポキシやポリエチレンで被覆したもの
が使用されている。ウレタンエラストマーやエポキシで
被覆層を形成すると、被覆層自体に着色することや被覆
層の表面に塗料を塗ることも可能であり、防食被覆鋼矢
板に着色被覆を容易にできる利点がある。
的で、ウレタンエラストマー、ペトロラタム＋Ｆ Ｒ
Ｐ （Ｐｉｂｅｒ Ｒｅｌｎｆ’ｏｒｃｅｄ Ｐｌａｓ
ｔｉｃ） 、−Ｌポキシやポリエチレンで被覆したもの
が使用されている。ウレタンエラストマーやエポキシで
被覆層を形成すると、被覆層自体に着色することや被覆
層の表面に塗料を塗ることも可能であり、防食被覆鋼矢
板に着色被覆を容易にできる利点がある。
しかしながら、このようなウレタンエラストマー等でや
被覆層を形成したものは、耐食性に劣る欠点があった。
被覆層を形成したものは、耐食性に劣る欠点があった。
耐食性を向上させる観点からは、ポリエチレンで形成し
た被覆層を設けるのが好ましい。この場合、被覆層自体
に着色することもできるが、被覆層が形成後に褪色した
り、光劣化したりする問題がある。しかも、ポリエチレ
ンは、非極のため被覆層の上に直に塗料を塗ることがで
きない。このため、長期に亘って耐久性を要求される場
合は、黒色のカーボンブラックで被覆層の遮光を施さな
ければならない問題があった。
た被覆層を設けるのが好ましい。この場合、被覆層自体
に着色することもできるが、被覆層が形成後に褪色した
り、光劣化したりする問題がある。しかも、ポリエチレ
ンは、非極のため被覆層の上に直に塗料を塗ることがで
きない。このため、長期に亘って耐久性を要求される場
合は、黒色のカーボンブラックで被覆層の遮光を施さな
ければならない問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被覆
層自体の着色および被覆層上への直塗装が可能で、しか
も、耐食性に優れた防食被覆鋼矢板を提供するものであ
る。
層自体の着色および被覆層上への直塗装が可能で、しか
も、耐食性に優れた防食被覆鋼矢板を提供するものであ
る。
［課題を解決するための手段コ
本発明は、防錆処理が施された表面を有する矢板本体と
、該矢板本体の前記表面上に順次積層されたブライマ一
層、接着ポリオレフィン層、ポリオレフィン層及び、前
記接着ポリオレフィン層を構成するポリオレフィンと同
種のポリオレフィンで構成された耐蝕ポリオレフィン層
を具備することを特徴とする防食被覆鋼矢板である。
、該矢板本体の前記表面上に順次積層されたブライマ一
層、接着ポリオレフィン層、ポリオレフィン層及び、前
記接着ポリオレフィン層を構成するポリオレフィンと同
種のポリオレフィンで構成された耐蝕ポリオレフィン層
を具備することを特徴とする防食被覆鋼矢板である。
ここで、本発明の対象とする防食被覆鋼矢板の形状は、
板状のものでも管のものでも良い。
板状のものでも管のものでも良い。
また、耐蝕ポリオレフィン層は、例えば塩素化ポリオレ
フィンと接着ポリオレフィン層を構成するポリオレフィ
ンとの混合物または共重合体で構成するのが好ましい。
フィンと接着ポリオレフィン層を構成するポリオレフィ
ンとの混合物または共重合体で構成するのが好ましい。
また、耐蝕ポリオレフィン層上に、アクリルエステル塗
料、アクリルウレタン塗料、アクリル塗料、シリコン塗
料、アクリルシリコン塗料、フッ素塗料の何れか一種ま
たは複数種の塗料を含有した塗料層をか設けても良い。
料、アクリルウレタン塗料、アクリル塗料、シリコン塗
料、アクリルシリコン塗料、フッ素塗料の何れか一種ま
たは複数種の塗料を含有した塗料層をか設けても良い。
［作用］
本発明にかかる防食被覆鋼矢板によれば、矢板本体の表
面上に、プライマ一層、接着ポリオレフィン層、ポリオ
レフィン層を順次積層すると共に、ポリオレフィン層上
に接着ポリオレフイン層を構成するポリオレフィンと同
種のポリオレフインで構成した耐蝕ポリオレフィン層を
設けている。このため、被覆層である耐蝕ポリオレフィ
ン層自体の着色および耐蝕ポリオレフィン層上の直塗装
が可能であり、しかも、優れた耐食性を発揮させること
ができる。
面上に、プライマ一層、接着ポリオレフィン層、ポリオ
レフィン層を順次積層すると共に、ポリオレフィン層上
に接着ポリオレフイン層を構成するポリオレフィンと同
種のポリオレフインで構成した耐蝕ポリオレフィン層を
設けている。このため、被覆層である耐蝕ポリオレフィ
ン層自体の着色および耐蝕ポリオレフィン層上の直塗装
が可能であり、しかも、優れた耐食性を発揮させること
ができる。
［実施例］
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例１〜１２
第１図は、本発明の実施例の断面図である。図中１は、
例えば銅製の矢板本体である。矢板本体１の表面には、
クロメート処理或いはリン酸化処理による防錆処理が施
されている。この矢板本体１の表面には、プライマー層
２、接着ボリオレフイン層３及び、ポリオレフィン層４
が順次積層されている。
例えば銅製の矢板本体である。矢板本体１の表面には、
クロメート処理或いはリン酸化処理による防錆処理が施
されている。この矢板本体１の表面には、プライマー層
２、接着ボリオレフイン層３及び、ポリオレフィン層４
が順次積層されている。
ポリオレフィン層４上には、接着ボリオレフイン層４を
構成するポリオレフィンと同種のポリオレフィンで構成
された耐蝕ポリオレフィン層５をが形成されている。
構成するポリオレフィンと同種のポリオレフィンで構成
された耐蝕ポリオレフィン層５をが形成されている。
このように構成された防食被覆鋼矢板について、耐蝕ポ
リオレフィン層５の組成を下記第１表に示す通り変化さ
せてると共に、耐蝕ポリオレフイン層５上に同表に示す
塗料を塗布した後、ＡＳＴＭ５ 法（１）３Ｂ！５’ｌ − ８７ ）による所謂五目
試験を行った。
リオレフィン層５の組成を下記第１表に示す通り変化さ
せてると共に、耐蝕ポリオレフイン層５上に同表に示す
塗料を塗布した後、ＡＳＴＭ５ 法（１）３Ｂ！５’ｌ − ８７ ）による所謂五目
試験を行った。
この結果、同表に示す結果得た。
ここで、五目試験とは、防食被覆鋼矢板の耐蝕ポリオレ
フィン層５の部分に、所定の大きさの升目状の区画を例
えば１００個形威し、これを所定時間に亘って屋外に放
置した後に、褪色、光劣化、腐食等の特性劣化を示さな
い区画部分の残存数で耐蝕ポリオレフィン層５の良否を
判定するものである。
フィン層５の部分に、所定の大きさの升目状の区画を例
えば１００個形威し、これを所定時間に亘って屋外に放
置した後に、褪色、光劣化、腐食等の特性劣化を示さな
い区画部分の残存数で耐蝕ポリオレフィン層５の良否を
判定するものである。
なお、耐蝕ポリオレフィン層５上への塗料の塗４布操作
は極めてようであった。
は極めてようであった。
比較例１〜４
耐蝕ポリオレフィン層を設けずに最上層を、単独のポリ
オレフィン層のままにして、ボリオレフイン層の材質を
、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリポロピνン（ＰＰ）、ポ
リブテン−１ （ＦＢＩ）にした以外は実施例のものと
同様にして、比較例１〜４の防食被覆鋼矢板を製造した
。この防食被覆鋼矢板に実施例のものと同様のＡＳＴＭ
法による五目試験を行った。この結果、第１表に併記す
る。
オレフィン層のままにして、ボリオレフイン層の材質を
、ポリエチレン（ＰＥ）、ポリポロピνン（ＰＰ）、ポ
リブテン−１ （ＦＢＩ）にした以外は実施例のものと
同様にして、比較例１〜４の防食被覆鋼矢板を製造した
。この防食被覆鋼矢板に実施例のものと同様のＡＳＴＭ
法による五目試験を行った。この結果、第１表に併記す
る。
６
第１表から明らかなように、実施例１〜１２の防食被覆
鋼矢板は、いずれも比較例１〜４のものに比べて耐蝕ポ
リオレフィン層５のほとんどの区画部分が良好な特性を
示しており、耐食性等の優れた特性を有していることが
分かった。
鋼矢板は、いずれも比較例１〜４のものに比べて耐蝕ポ
リオレフィン層５のほとんどの区画部分が良好な特性を
示しており、耐食性等の優れた特性を有していることが
分かった。
７
第１表（１）
第１表（２）
８
第１表（３〉
？
なお、第１表中、
ＰＥ ：ポリエチレン
ＰＰ ：ポリポロピレン
ＰＢＩ：ポリブテン−１
接着性ポリオレフィン：オレフインに無水マレイン酸を
グラフト重合により付加して 接着性を付与したもの。
グラフト重合により付加して 接着性を付与したもの。
ポリオレフィンＡ：接着性ポリオ：ノフィンと塩素化ポ
リオレフィンを５０％、５０％ ブレンドしたもの。
リオレフィンを５０％、５０％ ブレンドしたもの。
ポリオレフィンＢ：接着性ポリオレフイン３０％と塩素
化ポリオレフィンを７０％を ブレンドしたもの。
化ポリオレフィンを７０％を ブレンドしたもの。
ポリオレフィンＣ：接着性ポリオレフイン５０％と塩素
化ポリオレフィン５０％と共 重合させたもの。
化ポリオレフィン５０％と共 重合させたもの。
である。
１ ０
［発明の効果］
以上説明した如く、本発明にかかる防食被覆鋼矢板によ
れば、被覆層自体の着色および被覆層上への直塗装が可
能で、しかも、耐食性に優る等顕著な効果を有するもの
である。
れば、被覆層自体の着色および被覆層上への直塗装が可
能で、しかも、耐食性に優る等顕著な効果を有するもの
である。
第１図は、本発明の実施例の断面図である。
１・・・矢板本体、２・・・プライマ一層、３・・・接
着ポリオレフィン層、 ４・・・ポリオレフィン層、 ５・・・耐蝕ポリオレフィン層。
着ポリオレフィン層、 ４・・・ポリオレフィン層、 ５・・・耐蝕ポリオレフィン層。
Claims (3)
- （１）防錆処理が施された表面を有する矢板本体と、該
矢板本体の前記表面上に順次積層されたプライマー層、
接着ポリオレフィン層、ポリオレフィン層及び、前記接
着ポリオレフィン層を構成するポリオレフィンと同種の
ポリオレフィンで構成された耐蝕ポリオレフィン層を具
備することを特徴とする防食被覆鋼矢板。 - （２）耐蝕ポリオレフィン層が、塩素化ポリオレフィン
と接着ポリオレフィン層を構成するポリオレフィンとの
混合物または共重合体で構成されている請求項第１項記
載の防食被覆鋼矢板。 - （３）耐蝕ポリオレフィン層上に、アクリルエステル塗
料、アクリルウレタン塗料、アクリル塗料、シリコン塗
料、アクリルシリコン塗料、フッ素塗料の何れか一種ま
たは複数種の塗料を含有した塗料層が設けられている請
求項第１項または第２項記載の防食被覆鋼矢板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP295890A JPH0659721B2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 防食被覆鋼矢板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP295890A JPH0659721B2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 防食被覆鋼矢板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03207647A true JPH03207647A (ja) | 1991-09-10 |
| JPH0659721B2 JPH0659721B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=11543876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP295890A Expired - Fee Related JPH0659721B2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 防食被覆鋼矢板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659721B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6361841B1 (en) * | 1997-07-22 | 2002-03-26 | Nkk Corporation | Oil well pipe |
-
1990
- 1990-01-10 JP JP295890A patent/JPH0659721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6361841B1 (en) * | 1997-07-22 | 2002-03-26 | Nkk Corporation | Oil well pipe |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0659721B2 (ja) | 1994-08-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |