JPH0320564B2 - - Google Patents

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JPH0320564B2
JPH0320564B2 JP2969289A JP2969289A JPH0320564B2 JP H0320564 B2 JPH0320564 B2 JP H0320564B2 JP 2969289 A JP2969289 A JP 2969289A JP 2969289 A JP2969289 A JP 2969289A JP H0320564 B2 JPH0320564 B2 JP H0320564B2
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JP
Japan
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spark plug
intake
valves
combustion chamber
exhaust
Prior art date
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Expired
Application number
JP2969289A
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English (en)
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JPH01257706A (ja
Inventor
Masaaki Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は1気筒当り3つの吸気バルブと2つ
の排気バルブを有する4サイクルエンジンに関す
るものである。
[従来の技術] 4サイクルエンジンにおいてその高速運転域の
出力性能を向上させるため、1気筒当りの吸気バ
ルブ及び排気バルブの数を増やすことが行われて
いる。
例えば英国特許第687528号明細書には、燃焼室
の中央に配した単一の点火プラグの回りに3つの
吸気バルブと2つの排気バルブを設けた4サイク
ルエンジンが示されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、多くのバルブを燃焼室に臨ませよう
とすると、点火プラグとバルブが干渉すること及
び燃焼室面積が限られることから、燃焼室内でバ
ルブが占有する面積の総和即ちバルブ面積を大き
く確保できない、という問題が生じる。
一方、バルブ面積を大きく確保しようとすると
前記公知例のように、点火プラグを極端に小さい
ものにする必要が生じ、高速運転に見合わないも
のになつてしまう。
この発明は、従来技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、吸気バルブを3つ設けたエンジンにお
いて、吸排気バルブのうち少なくとも吸気バルブ
面積を大きく確保し、且つ高速運転に見合つた大
きな点火プラグを配置し得る4サイクルエンジン
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明における
4サイクルエンジンは、 シリンダヘツドの燃焼室を、3つの吸気バルブ
を配した斜面と、2つの排気バルブを配した斜面
とでカム軸方向に見て略三角形に形成し、単一の
点火プラグを吸排気バルブに囲まれかつ燃焼室の
略中央に臨むようにシリンダヘツドに取付けた4
サイクルエンジンであつて、吸気バルブを上端に
向かつて点火プラグから離隔するようにエンジン
一側に傾斜させる一方、排気バルブを上端に向か
つて点火プラグから離隔するようにエンジン他側
に傾斜させ、前記吸気バルブのうち中間の吸気バ
ルブをシリンダヘツドに設けた点火プラグ取付孔
の燃焼室への開口中心を通りカム軸に平行な中心
線に対して点火プラグの外側に位置させ、両側の
吸気バルブの傘径を排気バルブの傘径よりも小さ
くする一方、前記燃焼室の両斜面の交線を前記中
心線よりも排気側に偏位させることにより点火プ
ラグの両側に配した両側の吸気バルブを前記中心
線と交錯させたことを特徴とする、 ものである。
[作用] 吸気バルブを上端に向かつて点火プラグから離
隔するようにエンジン一側に傾斜させる一方、排
気バルブを上端に向かつて点火プラグから離隔す
るようにエンジン他側に傾斜させ、両側の吸気バ
ルブの傘径を排気バルブの傘径よりも小さくした
ので、点火プラグ回りに広いスペースを確保でき
る。また、両側の吸気バルブの傘径を排気バルブ
の傘径よりも小さくする一方、燃焼室の両側面の
交線を中心線よりも排気側に偏位させることによ
り点火プラグの両側に配した両側の吸気バルブを
前記中心線と交錯させたので、点火プラグの両側
のスペースを有効に利用できる。
[実施例] この発明の実施例を以下図面を参照して説明す
る。
図面は4サイクルエンジンの1気筒を示してお
り、図中Eはエンジン、aはシリンダ、bはシリ
ンダヘツド、1は吸気通路、2は排気通路であ
る。
3は前記シリンダヘツドb下面に形成された燃
焼室であり、吸気通路1及び排気通路2が開口し
ている。
4は点火プラグ取付孔たるネジ孔であり、前記
燃焼室3上面の中心部かつシリンダaの軸線11
上に開口している。
5は前記吸気通路1を開閉する吸気バルブ、6
は排気通路2を開閉する排気バルブである。
これら吸気バルブ5及び排気バルブ6は夫々そ
の下端が燃焼室3に臨んで吸気通路1及び排気通
路2の開口端に対応し、中間部がガイド5a及び
6aを介してシリンダヘツドbの壁面に摺動自在
に支持されている。
7,8は前記両バルブ5,6の上端に連設され
たリフターであり、このリフター7,8を介して
両バルブ5,6がその直上に対応するカム軸9,
10に連繋し、該軸9,10によつて駆動される
ようになつている。
11,12は吸気バルブ5及び排気バルブ6を
閉弁方向に付勢するスプリングである。
一方、前記カム軸9,10はシリンダヘツドb
の上方においてカムキヤリア13及びカムキヤツ
プ14,15を介して回動自在に保持されてい
る。
16は前記カム軸9,10及びカムキヤツプ1
4,15を覆うカバーであり、カムキヤリア13
の上端に連設されている。
そして、この4サイクルエンジンはその出力性
能を向上させるため1気筒当りの吸気バルブ5が
3つと排気バルブ6が2つ設けられている。
また、前記シリンダヘツドの燃焼室3は、3つ
の吸気バルブ5を配した斜面F2と、2つの排気
バルブ6を配した斜面F1とでカム軸9,10方
向に見て略三角形に形成され、単一の点火プラグ
は吸排気バルブ5,6に囲まれるようにして燃焼
室3の略中央に臨まされている。そして、前記斜
面F2と斜面F1との交線Pを、点火プラグ取付孔
4の燃焼室3への開口中心を通りカム軸9,10
に平行な中心線13よりも排気側に偏位させるこ
とにより点火プラグの両側に配した両側の吸気バ
ルブ5を前記中心線13と交錯させるようにして
いる。
前記3つの吸気バルブ5の配置構造は、第1
図、第4図に示すように吸気バルブ5を上端に向
つて点火プラグから離隔するようにエンジンE一
側に傾斜させ、また排気バルブ6を上端に向つて
点火プラグから離隔するようにエンジンE他側に
傾斜させている。この際中間の吸気バルブ5が両
側の吸気バルブ5よりシリンダaの軸線11に対
する傾きを小さくして燃焼室3へ臨まされる。
即ち、中間の吸気バルブ5の傾斜角度をα1
し、両側の吸気バルブ5の傾斜角度をα2とすれば
α2>α1となる。
また、前記吸気バルブ5は夫々その軸線12
カム軸9の軸芯01を通るようになつている。
そして、上記吸気バルブ5は、第2図に示すよ
うに点火プラグ取付孔4の燃焼室3への開口中心
を通りカム軸9,10に平行な中心線13に対し
て中間の吸気バルブ5が両側のものより外側へオ
フセツトされた配置となり、各バルブ5が干渉し
合うことはない。
また、各吸気バルブ5は夫々その軸線12がカ
ム軸9の軸芯01を通つており、該軸9に連繋さ
せる手段としてリフター7以外のものを新たに必
要としない。
さらに、点火プラグ取付孔4の両側に配された
吸気バルブ5は、その傘径dが排気バルブ6の傘
径Dよりも小さいものとされる。このため、両側
の吸気バルブ5を、点火プラグと干渉することな
く中心線13に寄せて、第2図に示すように中心
線13と交錯させることができると共に、カム軸
9,10方向において点火プラグから遠ざけて設
けて点火プラグ配置のためのスペースを大きく確
保することができる。
一方、排気バルブ6は2つ設けられ、燃焼室3
内において前記中心線13と平行な線14上に配置
されている。
また、排気バルブ6はその軸線15が夫々カム
軸10の軸芯02を通り、シリンダaの軸線11
対する傾斜角度α3が等しく設定されている。
cは、吸気バルブ5の外方に位置して、シリン
ダヘツドb下面に設けられた壁面であり、ピスト
ンと共働してスキツシユを発生させる。
本実施例においては、吸気バルブ5の傘径dが
排気バルブ6の傘径Dよりも小さいこと、両側の
吸気バルブが中心線13と交錯していることから、
壁面cを広く確保でき、より強いスキツシユを発
生させることができる。
以上のような本実施例によれば、両側の吸気バ
ルブ5の傘径dを排気バルブ6の傘径Dよりも小
さくしたので、両側の吸気バルブ5を点火プラグ
と干渉することなく、中心線13と交錯する位置
に設けることができる。これにより従来バルブ
5,6を配置するスペースに使われていなかつた
点火プラグの両側までをも吸気バルブ5を配置す
るスペースとして有効利用でき、吸気バルブ面積
を大きく確保できる。
さらに、両側の吸気バルブ5の傘径dを排気バ
ルブ6の傘径Dよりも小さくしたことから、両側
の吸気バルブ5をカム軸9,10方向において点
火プラグから遠ざけて点火プラグ配置のためのス
ペースを大きく確保でき、吸気バルブ5及び排気
バルブ6をそれぞれ点火プラグからその上端が遠
ざかるように傾斜させることと相まつて高速運転
に見合つた大きな点火プラグを配置することがで
きる。
[発明の効果] この発明では、吸気バルブを上端に向かつて点
火プラグから離隔するようにエンジン一側に傾斜
させる一方、排気バルブを上端に向かつて点火プ
ラグから離隔するようにエンジン他側に傾斜さ
せ、両側の吸気バルブの傘径を排気バルブの傘径
よりも小さくしたので、点火プラグ回りに広いス
ペースを確保できその結果、高速運転に見合つた
大容量の点火プラグの配置が可能となる。また、
両側の吸気バルブの傘径を排気バルブの傘径より
も小さくする一方、燃焼室の両斜面の交線を点火
プラグ取付孔の燃焼室への開口中心を通りカム軸
に平行な中心線よりも排気側に偏位させることに
より点火プラグの両側に配した両側の吸気バルブ
を前記中心線と交錯させたので、点火プラグの両
側のスペースを有効に利用できその結果、吸気バ
ルブ面積を大きく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るエンジンの実施例の縦
断面図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図は第1図の−線断面図、第4図は第2図の
−線断面図を示す。 E……エンジン、b……シリンダヘツド、d…
…両側の吸気バルブの傘径、D……排気バルブの
傘径、F1……排気バルブを配した斜面、F2……
吸気バルブを配した斜面、P……交線、3……燃
焼室、4……点火プラグ取付孔、5……吸気バル
ブ、6……排気バルブ、9,10……カム軸、1
……中心線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダヘツドの燃焼室を、3つの吸気バル
    ブを配した斜面と、2つの排気バルブを配した斜
    面とでカム軸方向に見て略三角形に形成し、単一
    の点火プラグを吸排気バルブに囲まれかつ燃焼室
    の略中央に臨むようにシリンダヘツドに取付けた
    4サイクルエンジンであつて、吸気バルブを上端
    に向かつて点火プラグから離隔するようにエンジ
    ン一側に傾斜させる一方、排気バルブを上端に向
    かつて点火プラグから離隔するようにエンジン他
    側に傾斜させ、前記吸気バルブのうち中間の吸気
    バルブをシリンダヘツドに設けた点火プラグ取付
    孔の燃焼室への開口中心を通りカム軸に平行な中
    心線に対して点火プラグの外側に位置させ、両側
    の吸気バルブの傘径を排気バルブの傘径よりも小
    さくする一方、前記燃焼室の両斜面の交線を前記
    中心線よりも排気側に偏位させることにより点火
    プラグの両側に配した両側の吸気バルブを前記中
    心線と交錯させたことを特徴とする4サイクルエ
    ンジン。
JP2969289A 1989-02-10 1989-02-10 4サイクルエンジン Granted JPH01257706A (ja)

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