JPH0456122B2 - - Google Patents

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JPH0456122B2
JPH0456122B2 JP1144113A JP14411389A JPH0456122B2 JP H0456122 B2 JPH0456122 B2 JP H0456122B2 JP 1144113 A JP1144113 A JP 1144113A JP 14411389 A JP14411389 A JP 14411389A JP H0456122 B2 JPH0456122 B2 JP H0456122B2
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JP
Japan
Prior art keywords
intake
cylinder
rocker arm
valves
intake valves
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1144113A
Other languages
English (en)
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JPH0230910A (ja
Inventor
Masaaki Yoshikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP14411389A priority Critical patent/JPH0230910A/ja
Publication of JPH0230910A publication Critical patent/JPH0230910A/ja
Publication of JPH0456122B2 publication Critical patent/JPH0456122B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は1気筒当り3つの吸気バルブと2つ
の排気バルブを有する4サイクルエンジンに関す
るものである。
[従来の技術] 従来、シリンダにシリンダヘツドを止着するた
めのシリンダヘツドボルトを各気筒毎にバルブの
両側に設けたものがある(例えば実公昭53−643
号公報、独国特許公開第2342530号明細書等参
照)。
また、吸排気バルブを燃焼室の略中心を通りカ
ム軸に平行な中心線の一側と他側に振り分け、且
つ中間の吸気バルブを両側の吸気バルブよりも前
記中心線に対してシリンダ外側に位置させたもの
がある(例えば英国特許第687528号明細書参照)。
[発明が解決しようとする課題] 4サイクルエンジンにおいてその高速運転域の
出力性能を向上させるため、1気筒当りの吸気バ
ルブ及び排気バルブの数を増やすことが行なわれ
ている。
ところで、1気筒当り3つの吸気バルブを設け
た場合には、前記従来の技術をそのまま採用する
と、ロツカー比を同一にすることができないばか
りでなく、シリンダヘツドボルトの取付け間隔が
広くなつて結果的にエンジンのクランク軸方向の
寸法が長くなる、という問題がある。
この発明は、従来技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、ロツカー比を略同一とし、且つシリン
ダヘツドボルトの取付け間隔を狭くすることによ
つてシール性に優れ、コンパクトなエンジンを提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明における
4サイクルエンジンは、 1気筒当り3つの吸気バルブと2つの排気バル
ブを有し、各バルブ上端部とシリンダヘツドとの
間に各バルブを閉方向に付勢するバネを介在させ
た4サイクルエンジンであつて、前記吸排気バル
ブを燃焼室の略中心を通りカム軸に平行な中心線
の一側と他側に振り分け、且つ中間の吸気バルブ
を両側の吸気バルブよりも前記中心線に対してシ
リンダ外側に位置させ、両側の吸気バルブの上端
をシリンダ外側に向かつて傾斜させて両側の吸気
バルブのシリンダ軸線に対する傾きを中間の吸気
バルブのそれよりも大きくし、これら吸気バルブ
の上端同士をカム軸方向視において互いに近接さ
せ、この各吸気バルブの上端にロツカーアームの
一端を当接させ、シリンダ外側に向かつて延びる
ロツカーアームの他端を各吸気バルブの上端から
略等しい距離を置いてエンジンに支持し、該支持
部から略同一の距離を置いたロツカーアームの上
面にカム軸のカムを当接させ、両側の吸気バルブ
を前記中心線と交錯させる一方、両側の吸気バル
ブを開閉するロツカーアームの外側方に該ロツカ
ーアームに近接してシリンダヘツドボルトを配設
した、 ものである。
[作用] 吸気バルブの上端同士をカム軸方向視において
互いに近接させ、この各吸気バルブの上端にロツ
カーアームの一端を当接させ、シリンダ外側に向
かつて延びるロツカーアームの他端を各吸気バル
ブの上端から略等しい距離を置いてエンジンに支
持し、該支持部から略同一の距離を置いたロツカ
ーアームの上面にカム軸のカムを当接させたの
で、各バルブにおけるロツカーアーム長とロツカ
ーアームの支持部からカム当接部までの長さを揃
えることができる。また、両側の吸気バルブを燃
焼室の略中心を通りカム軸に平行な中心線と交錯
させる一方、両側の吸気バルブを開閉するロツカ
ーアームの外側方に該ロツカーアームに近接して
シリンダヘツドボルトを配設したので、吸気バル
ブの上端同士をカム軸方向視において互いに近接
させたにもかかわらず、両側の吸気バルブを開閉
するロツカーアームの外側方に該ロツカーアーム
に近接してシリンダヘツドボルトの配設用および
シリンダヘツドボルト着脱工具用のスペースを確
保することができる。
[実施例] この発明の実施例を以下図面を参照して説明す
る。
図面は4サイクルエンジンの1気筒を示してお
り、図中aはシリンダ、bはシリンダヘツド、1
は吸気通路、2は排気通路である。
3は前記シリンダヘツドb下面に形成された燃
焼室であり、吸気通路1及び排気バルブ2が開口
している。
4は点火プラグ取付用のネジ孔であり、前記燃
焼室3上面の中心部に開口している。
5は前記吸気通路1を開閉する吸気バルブ、6
は排気通路2を開閉する排気バルブである。
これら吸気バルブ5及び排気バルブ6は夫々そ
の下端の傘部が燃焼室3に臨んで吸気通路1及び
排気通路2の開口端に対応し、中間部がガイド5
a及び6aを介してシリンダヘツドbの壁面に摺
動自在に支持されている。
7,8は前記バルブ5,6を閉弁方向に付勢す
るバネである。
9,10は前記バルブ5,6を駆動させるカム
軸であり、シリンダヘツドb上端とカムキヤツプ
11,12との間に夫々回動自在に保持されてい
る。
13は前記カム軸9,10及びカムキヤツプ1
1,12を覆うカバーであり、シリンダヘツドb
の上端に連設されている。
そして、この4サイクルエンジンはその出力性
能を向上させるため1気筒当りの吸気バルブ5が
3つと排気バルブ6が2つ設けられている。
また、3つの吸気バルブ5の配置構造は、両側
の吸気バルブが中間の吸気バルブよりもシリンダ
aの軸線l1に対する傾きを大きくして燃焼室3に
臨まされている。
即ち、中間の吸気バルブ5の傾斜角度をα1
し、両側の吸気バルブ5の傾斜角度をα2とすれば
α1<α2となる。
更に、前記3つの吸気バルブ5は夫々その上端
がカム軸9の軸線l2と平行なほぼ同一直線l3上に
位置するように配置されている。
従つて、上記吸気バルブ5は、第2図に示す如
く燃焼室3においてその吸気側と排気側とを分け
る中心線l4に対して中間のものが両側のものより
外側へ偏位した配置となり、各バルブ5が互いに
干渉することがない。
また、上記吸気バルブ5は夫々カム軸9に連繋
されるが、その連繋手段はロツカーアーム14が
使用される。
このロツカーアーム14の3つの腕14aの各
端部は各吸気バルブ5の上端に当接されており、
かつエンジン外側下方に向け傾斜させて延在させ
られ、その他端部はシリンダヘツドbに軸支され
ていると共にその中間部上面にカム軸9のカム9
aが当接されている。
そして、1つのロツカーアーム14で3つの吸
気バルブ5を駆動させるような構造とすれば、カ
ム軸9に設けるカム9aが1つで済む。
なお、上記吸気バルブ5をカム軸9に連繋させ
る手段は、第5図及び第6図に示す如く各バルブ
5毎に独立したロツカーアーム15を使用しても
よい。
この場合、各ロツカーアーム15はカム軸9か
ら各吸気バルブ5上端までの距離がほぼ等しいの
でそれぞれ同一形状のものを使用することがで
き、しかもこれらロツカーアーム15に係合する
カム軸9のカム9aもまた同一形状とすることが
できる。
一方、吸気バルブ5が上記のような配置構造と
されたことに伴い、吸気通路1も中間のものが両
側のものよりシリンダaの軸線l1に対する傾きを
小さくして燃焼室3及びシリンダa内に臨まされ
る。
そして、このような構造とすれば、第7図に示
すようにシリンダa内において、両側の吸気通路
1からの吸気流S1,S2が衝突する地点をめがけて
中間の吸気通路1からの吸気流S3が流れ込み、そ
れによつて前者の吸気流S1,S2が押し下げられて
ピストンcに衝突しそれ以後シリンダa内での流
れが維持されるので、吸気流S1,S2,S3が途中で
淀むことがなく、吸気流S1,S2,S3の流れを円滑
に維持することができるのである。
以上のように、吸気バルブ5の上端同士をカム
軸9方向視において互いに近接させ、この各吸気
バルブ5の上端にロツカーアーム14又は15の
一端を当接させ、シリンダ外側に向かつて延びる
ロツカーアームの他端を各吸気バルブ5の上端か
ら略等しい距離を置いてエンジンに支持し、該支
持部から略同一の距離を置いたロツカーアームの
上面にカム軸9のカム9aを当接させたので、各
バルブ5におけるロツカーアーム長とロツカーア
ームの支持部からカム当接部までの長さを揃える
ことができる。
また、両側の吸気バルブ5の外側方にシリンダ
ヘツドボルト17,17を配設するに際して、両
側の吸気バルブ5を燃焼室3の略中心を通りカム
軸9に平行な中心線l4と交錯させる一方、両側の
吸気バルブ5を開閉するロツカーアームの外側方
に該ロツカーアームに近接してシリンダヘツドボ
ルトを配設する構造としたので、吸気バルブ5の
上端同士をカム軸方向視において互いに近接させ
たにもかかわらず、両側の吸気バルブ5を開閉す
るロツカーアーム14又は15の外側方に該ロツ
カーアームに近接してシリンダヘツドボルト設置
用およびシリンダヘツドボルト着脱工具用のスペ
ースを確保することができる。
一方、排気バルブ6は2つ設けられ、燃焼室3
内において前記中心線l4と平行な直線l5上に配置
されている。
また、排気バルブ6はシリンダaの軸線l1に対
する傾斜角度α3が等しく設定され、上端が夫々ロ
ツカーアーム16を介してカム軸10に連繋され
ている。
そして、上記排気バルブ6は2つであるからそ
れらを燃焼室3内で直列的に配置しても干渉し合
うことがない。
[発明の効果] この発明では、吸気バルブを3つ設けるにあた
つて、吸気バルブの上端同士をカム軸方向視にお
いて互いに近接させ、この各吸気バルブの上端に
ロツカーアームの一端を当接させ、シリンダ外側
に向かつて延びるロツカーアームの他端を各吸気
バルブの上端から略等しい距離を置いてエンジン
に支持し、該支持部から略同一の距離を置いたロ
ツカーアームの上面にカム軸のカムを当接させた
ので、各吸気バルブにおけるロツカーアーム長と
ロツカーアームの支持部からカム当接部までの長
さを揃えることができ、これによりバルブ毎のロ
ツカー比を略同一にして各バルブの開閉を同調し
て駆動することができる。
また、両側の吸気バルブの外側方にシリンダヘ
ツドボルトを配設するに際して、両側の吸気バル
ブを燃焼室の略中心を通りカム軸に平行な中心線
と交錯させる一方、両側の吸気バルブを開閉する
ロツカーアームの外側方に該ロツカーアームに近
接してシリンダヘツドボルトを配設する構造とし
たので、吸気バルブの上端同士をカム軸方向視に
おいて互いに近接させたにもかかわらず、両側の
吸気バルブを開閉するロツカーアームの外側方に
該ロツカーアームに近接してシリンダヘツドボル
ト設置用およびシリンダヘツドボルト着脱工具用
のスペースを確保することができ、従つて、該ス
ペースにシリンダヘツドボルトを配設した場合、
シリンダヘツドボルト着脱工具用のスペースを確
保しながら両シリンダヘツドボルトの取付け間隔
はかなり狭くなり、シール性に優れたコンパクト
なエンジンが得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るエンジンの実施例の縦
断面図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図は第2図の−線断面図、第4図は第3図の
−線断面図、第5図はロツカーアームの変形
例を示す縦断面図、第6図は第5図の−線断
面図、第7図はシリンダ内における吸気流の流れ
を示す模式図を示す。 a…シリンダ、b…シリンダヘツド、1…吸気
通路、2…排気通路、3…燃焼室、5…吸気バル
ブ、6…排気バルブ、7…バネ、9,10…カム
軸、9a,10a…カム、14,15,16…ロ
ツカーアーム、17…シリンダヘツドボルト、l1
…シリンダの軸線、α1…中間の吸気バルブの傾斜
角度、α2…両側の吸気バルブの傾斜角度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1気筒当り3つの吸気バルブと2つの排気バ
    ルブを有し、各バルブ上端部とシリンダヘツドと
    の間に各バルブを閉方向に付勢するバネを介在さ
    せた4サイクルエンジンであつて、前記吸排気バ
    ルブを燃焼室の略中心を通りカム軸に平行な中心
    線の一側と他側に振り分け、且つ中間の吸気バル
    ブを両側の吸気バルブよりも前記中心線に対して
    シリンダ外側に位置させ、両側の吸気バルブの上
    端をシリンダ外側に向かつて傾斜させて両側の吸
    気バルブのシリンダ軸線に対する傾きを中間の吸
    気バルブのそれよりも大きくし、これら吸気バル
    ブの上端同士をカム軸方向視において互いに近接
    させ、この各吸気バルブの上端にロツカーアーム
    の一端を当接させ、シリンダ外側に向かつて延び
    るロツカーアームの他端を各吸気バルブの上端か
    ら略等しい距離を置いてエンジンに支持し、該支
    持部から略同一の距離を置いたロツカーアームの
    上面にカム軸のカムを当接させ、両側の吸気バル
    ブを前記中心線と交錯させる一方、両側の吸気バ
    ルブを開閉するロツカーアームの外側方に該ロツ
    カーアームに近接してシリンダヘツドボルトを配
    設したことを特徴とする4サイクルエンジン。
JP14411389A 1989-06-08 1989-06-08 4サイクルエンジン Granted JPH0230910A (ja)

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JPH0230910A JPH0230910A (ja) 1990-02-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5401381B2 (ja) * 2010-03-29 2014-01-29 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置
JP5555521B2 (ja) * 2010-03-29 2014-07-23 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB687528A (en) * 1950-09-09 1953-02-18 Karl Maybach Improvements in the liquid cooling of cylinder heads for internal combustion engines
JPS53643U (ja) * 1976-06-23 1978-01-06

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