JPH03205626A - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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JPH03205626A
JPH03205626A JP2066245A JP6624590A JPH03205626A JP H03205626 A JPH03205626 A JP H03205626A JP 2066245 A JP2066245 A JP 2066245A JP 6624590 A JP6624590 A JP 6624590A JP H03205626 A JPH03205626 A JP H03205626A
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JP
Japan
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light
hologram
semiconductor laser
astigmatism
recording medium
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JP2066245A
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Inventor
Kunio Yamamiya
國雄 山宮
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体レーザの非点隔差を補正した光学ヘッ
ドに関する。
[従来の技術] 近年、情報技術の発展に伴い、大容量記憶装置として光
学的情報記録再生装置が注目されてきた。
この光学的情報記録再生装雪に用いられる光学ヘッドで
は、光源として半導体レーザが使用される。
この半導体レーザは、一般的に、活性層に平行な平面の
発光角と垂直な平面の発光角についての各発光点の位置
が異なっている。すなわち、活性層に対して平行方向の
発光点は半導体レーザ端面から奥にあり、垂直方向の発
光点は端面にある。この発光点の位置の差を非点隔差と
いう。
例えば特開昭63−1 93363号公報には、半導体
レーザからの出射光の非点隔差を、平行平面板で補正す
る光学ヘッドが開示されている。この光学ヘッドでは、
半導体レーザの活性層を支持基板に対し垂直になるよう
に配置し、半導体レーザからの出射光を、支持基板に対
して60゜の角度で配置された半透過反射膜で反躬させ
て、平行平板ガラスに入射させるようにしている。前記
平行平板ガラスには、半導体レーザからの出躬光は、半
導体レーザの活性層に平行な平面において、30゜の角
度で入射して、この面方向の発光点位置がみかけ上半導
体レーザ表面にあるように非点隔差が補正される。
[発明が解決しようとする諌題〕 しかしながら、前記公報に示される光学ヘッドでは、半
導体レーザからの光を平行平板ガラスに対して30’の
入射角で入射させることにより、非点隔差を補正するよ
うになっているが、補正された光がディスクに向かい、
ディスクから反射された光束が同じ光路で平行平板ガラ
スに戻る。従って、ディスクから反射された光束が再び
平行平板ガラスに斜め人躬されるため、非点収差が発生
し、光検出器上でのビームにオフセットが発生する。エ
ラー信号等の検出方法によっては、オフセットによりエ
ラー制御を行えなくなる場合もある。
そのため、傾斜した平行平面板を2度通過させることは
、パッケージ内に光検出器を設ける光ビックアップには
不向きである。
また、従来、半導体レーザとコリメータレンズの接続間
がアルミニウムの場合、これが周囲温度により伸び、コ
リメータレンズ出射面で収束光となり、整形プリズム後
に非点隔差が発生するという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、非点
隔差の補正を行い、且つ戻り光による非点収差の発生を
抑えた光学ヘッドを提供することを目的としている。
[WR題を解決するための手段] 本発明の光学ヘッドは、記録媒体に照射する光を出射す
る半導体レーザと、前記半導体レーザの出射光を記録媒
体に導く光学系と、記録媒体からの戻り光を半導体レー
ザから記録媒体に向かう光路から分離する光路分離手段
と、前記光路分離手段を経た記録媒体からの戻り光を検
出する光検出器と、前記半導体レーザと前記光路分離手
段との間に設けられ、半導体レーザの出射光の非点隔差
を補正するホログラムレンズとを備えたものである。
[作用] 本発明では、半導体レーザの出射光は、ホログラムレン
ズによって非点隔差が補正され、光学系によって記録媒
体に導かれる。この記録媒体からの戻り光は、光路分離
手段によって半導体レーザから記録媒体に向かう光路か
ら分離され、光検出器で検出される。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は光学ヘッドの構成を示す説明図、第2図は第2のホロ
グラムレンズの作成方法を示す説明図である。
第1図に示すように、光学ヘッド1は、支持基板2を備
えている。この支持基板2の一端側には上方に突出した
段部2aが形成され、この段部2a上に半導体レーザ3
が設けられている。この半導体レーザ3は、水平方向に
光を出射するように配置されている。この半導体レーザ
3の出射光の光路上には、前記支持基板2上に取り付け
られた平行平面板4が配置されている。この平行平面板
4の半導体レーザ3側の端面には、第1のホログラムレ
ンズ6が設けられ、反対側の端面には、第2のホログラ
ムレンズ7が設けられている。前記第1のホログラムレ
ンズ6は、非点隔差を補正する機能を有する。また、第
2のホログラムレンズ7は、半導体レーザ3の出射光を
平行先にするコリメータレンズの機能を有する。
前記平行平面板4を通過した光の光路上には、前記支持
基板2上に取り付けられたプリズム8が配置されている
。このプリズム8は、半導体レーザ3側に斜面を有し、
この斜面上には、誘電多層膜をコーティングしてなる全
反射部9が形成されている。
前記支持基板2及びこの基板2上の部材は、パッケージ
10内に収納され、このパッケージ10の上方の開口部
は、透明なガラス材質の保護板11を接着剤1つにて接
着して密封している。前記全反射部9で反射された半導
体レーザ3の出躬先は、前記保護板11に垂直入射する
ようになっている。この保護板11上には、導波路12
が設けられている。また、この導波路12上であって、
半導体レーザ2の出射光の光路上には、光路分離手段と
しての4回折ホログラム13が設けられている。また、
前記導波路12の端部には、光検出器14が設けられて
いる。前記回折ホログラム13は、半導体レーザ3の出
躬光に対しては対物レンズの機能を有し、この出射光は
、記録媒体15上に収束するようになっている。
前記記録媒体15で反躬した光は、再び回折ホログラム
13に入射し、回折により進路を曲げられ、導波路12
中を通り、光検出器14で受光されるようになっている
。尚、回折ホログラム13には、エラー検出の方法に応
じて、光を2分割する作用を持たせても良い。前記光検
出器14で光電変換された信号により、情報信号,フォ
ーカスエラー信号,トラッキングエラー信号が得られる
ようになっている。
尚、半導体レーザ3.平行平面板4,プリズム8は、支
持基板2上に位置決めされる。
前記第1のホログラムレンズ6の作成方法は、特開昭6
4−10433号公報の第2図に示されている。すなわ
ち、半導体レーザからの光ビームをコリメータレンズに
より平行光とし、半透膜により2分割する。この2分割
された一方の光は、参照光として照明レンズに導いて球
面波とし、この光をピンホールを通して、ハーフミラー
で反躬させてホログラム乾板に照射する。また、半透膜
により2分割された他方の光は、物体光として、非点隔
差を補正するためのシリンドリ力ルレンズ及び参照光の
光路中の照明レンズと同じ焦点距離及び開口数を有する
照明レンズを通過させて球面波とし、この光をビンホー
ルを通して、前記ハーフミラーを透過させてホログラム
乾板に照射する。
そして、参照光と物体光の二重露光により、第1のホロ
グラムレンズ6を作成することができる。
また、前記第1のホログラムレンズ6は、第2図に示す
ようにして作成することもできる。すなわち、同一半導
体レーザからの光ビームをコリメータレンズにより平行
光として半透膜により2分割する。そして、2分割され
た一方の光をレンズにて収束しビンホール27を通し、
更にハーフミラー28にて反射させて、ホログラム乾板
17に対し、拡散する球面波の参照光として照射する。
また、2分割された他方の光を、レンズにて収束しビン
ホール29を通し、光軸に対して傾けて配置された平行
平面板18を通過させて半導体レーザの非点隔差を補正
された拡散する球面波の物体光とし、ハーフミラー28
を通過させてホログラム乾板17に照射する。この参照
光と物体光の二重露光により、非点隔差補正用の第1の
ホログラム6が作成される。
次に、本実施例の作用について説明する。
半導体レーザ3から出射された光束は、第1のホログラ
ムレンズ6で半導体レーザ3の非点隔差を補正され、第
2のホログラムレンズ7で平行光にされ、プリズム8の
全反射部9にて直線偏光で反射され、保護板11に対し
垂直入射する。この保護板11に垂直入射した光は、こ
の保護板11上に形成された導波路12にも垂直入射し
、回折ホログラム13を透過し、記録媒体15上に収束
される。記録媒体15で反射された光は、再び回折ホロ
グラム13に入射し、回折により進路を曲げられ、導波
路12中を通り光検出器14で受光される。そして、こ
の光検出器14の出力より、情報信号,フォーカスエラ
ー信号,トラッキングエラー信号が得られる。
このように本実施例によれば、記録媒体15からの戻り
光を半導体レーザ3から記録媒体15に向かう光路から
分離する光路分離手段としての回折ホログラム13と、
半導体レーザ3との間に、半導体レーザ3の出躬光の非
点隔差を補正する第1のホログラムレンズ6と半導体レ
ーザ3の出射光を平行にする第2のホログラムレンズ7
とを配置したので、非点隔差の補正を行い、且つ戻り光
による非点収差の発生を抑えることができる。
また、半導体レーザ3、ホログラムレンズ6.7が両端
面に形成された平行平面板4、及び全反射部9が形或さ
れたプリズム8を、支持基板2上に設け、更に、これら
を収納するパッケージ10を密封する保護板11上に、
導波路12,回折ホログラム13,光検出器14を設け
たので、光学ヘッド1の小型化,フラットパッケージ化
が可能である。
また、このようにパッケージ化することにより、半導体
レーザ3の非点隔差の補正を行う手段と光学素子を含む
光学ヘッド3を小型化できると共に、塵埃による影響を
少なくできる。すなわち、ホログラムのようないわゆる
回折格子を用いると、回折によって必ず光量のロスが生
じる。従って、パッケージ化により、半導体レーザ3か
ら出射される光の光量が、対物レンズ(回折ホログラム
13)によって記録媒体15に照射されるまでの光学系
において、塵埃等による光最ロスを極力抑えることがで
き、全体の光量低下を防ぐことができる。
第3図は本発明の第2実施例の光学ヘッドの構成を示す
説明図である。
本実施例は、記録再生用光学ヘッドの例である。
本実施例では、第1実施例と同様に、支持基板2上に、
半導体レーザ3、ホログラムレンズ6,7が両端面に形
或された平行平面板4、及びプリズム8を設けているが
、前記プリズム8の斜面には、半透膜21を形成してい
る。また、保護板11のパッケージの内側の端面に、回
折ホログラム22を形成している。この回折ホログラム
22は、第1実施例と異なり対物レンズの機能を有せず
、従って、パッケージの外部に対物レンズ23を設けて
いる。
尚、第1のホログラムレンズ6または第2のホログラム
7に、ビーム整形作用を持たせても良い。
半導体レーザ3の出射光は第1実施例と同様であり、第
1ホログラムレンズ6及び第2ホログラムレンズ7より
非点隔差が補正された平行光が出射され、前記半透wl
!21に入射する。この半透膜21を透過した光の光路
上の支持基板2上には、前方モニタ用光検出器25が設
けられている。
また、前記回折ホログラム22は、半導体レーザ3の出
躬光をゼロ次.±1次の回折光に分離し、ゼロ次の光は
対物レンズ23によって記録媒体15面上に収束され、
±1次の光は対物レンズ23外に回折し、記録媒体15
には収束されないようになっている。従って、大部分の
光量はゼロ次光として記録媒体15に向かうように、回
折ホログラム22が形成されている。記録媒体15面上
で反射した光は、対物レンズ23を通過し平行光となり
、再び回折ホログラム22に入射する。この場合、大部
分の光量が±1次光として得られるように回折され3分
割される。この光は、半透膜21を通過し、そのうちの
±1次光が、ブ.リズム8端面と支持基板2の間に設け
られた光検出器26で受光されるようになっている。そ
して、この光検出器26によって、非点収差法やスポッ
トサイズ法等によるフォーカスエラー信号、プッシュブ
ル法等によるトラッキングエラー信号、及び情報信号が
得られるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
半導体レーザ3から出射された光束は、第1のホログラ
ムレンズ6で非点隔差を補正され、第2ホログラムレン
ズ7で平行光にされると共に円形状となり、プリズム8
の半透膜21に入躬する。
この半透膜21を透過した光は、空気中からプリズム8
に斜めに入射するので屈折して、前方モニタ用光検出器
25で受光される。そして、この七二夕用光検出器25
の出力により、半導体レーザ3の出力制御等が行われる
。一方、前記半透膜21で反射した光は、回折ホログラ
ム22に入射し、ゼロ次の回折光が対物レンズ23によ
って記録媒体15面上に収束される。記録媒体15で反
射された光は、再び回折ホログラム22に入射し、大部
分の光量が±1次光として得られるように回折され3分
割され、半透膜21を通過し、そのうちの±1次光が、
光検出器26で受光される。そして、この光検出器26
の出力より、情報信号,フォーカス.トラッキングエラ
ー信号が得られる。
ところで、従来は、整形プリズムを用いて、半導体レー
ザから出射された光をプリズム面に斜めに入射させて楕
円ビームを円形ビームに変換する手段も考えられていた
が、支持基板2上に整形プリズムを配置したとき、支持
基板2上での半導体レーザをプリズムの面に対して斜め
に配置したり、半導体レーザを水平,垂直方向に位置す
る場合には2面を利用した屈折,反射による整形方法を
用いる必要がある等の理由で、プリズムが大きくなった
り、配画スペースが大きくなったりする。これに対し、
本実施例では、第1のホログラムレンズ6または第2ホ
ログラムレンズ7に、非点隔差補正またはコリメータ作
用と共にビーム整形作用を持たせているので、光学ヘッ
ド1の小型化に更に寄与している。
その他の構成,作用及び効果は第1実施例と同様である
第4図は本発明の第3実施例の光学ヘッドの構成を示す
説明図である。
本実施例では、支持基板2の同一平面上に、半導体レー
ザ3と、ホログラムレンズ6,7が両端面に形成された
平行平面板4とが設けられている。
前記半導体レーザ3は、上方に向けて光を出射するよう
に配置され、この出射光の光路上には、支持基板2に取
り付けられたプリズム31が配置されている。このプリ
ズム31は、半導体レーザ3側に斜面を有し、この斜面
上には、誘電多II躾をコーティングしてなる全反躬部
32が形成されている。この全反射部32で反射された
光は、第1のホログラム6に入射し、非点格差が補正さ
れる。
本実施例では、この第1のホログラム6の中央部に、反
射型ホログラム33を形成している。この反躬型ホログ
ラム33で反躬された±1次の回折光のいずれか一方の
光は、前記全反射部32で反射され、支持基板2上に設
けられた前方モニタ用光検出器35で受光される。
また、前記第1のホログラムレンズ6を経た光束はリン
グ形状となり、超解像光束となり、記録媒体面上での収
束光は、従来のスポット径に対し小さくなり、焦点深度
も深くなる。よって、トラックピッチ間隔を狭くするこ
とが可能となり、ディスクの情報容量が増す。
その他の構或,作用及び効果は第1または第2実施例と
同様である。
第5図は本発明の第4実施例の光学ヘッドの構或を示す
説明図である。
本実施例において、半導体レーザ3,第1ホログラムレ
ンズ6,第2ホログラムレンズ7の構成は、第1または
第2実施例と同様である。
本実施例では、平行光にする第2のホログラムレンズ7
を通過したS偏光(紙面に対し垂直方向に振動する直線
偏光〉の光は、支持基板2上に設けられたプリズム41
の斜面に形成された表面側に誘電多層膜を蒸着した回折
ホログラムの偏光用ホログラム42に入射するようにな
っている。前記S偏光の光は、この偏光用ホログラム4
2で全反躬され、保護板11のパッケージ内側の端面に
設けられた1/4波長板43で円偏光となり、対物レン
ズ23によって記録媒体15上に収束される。尚、前記
1/4波長板43の位置は、図中破線で示すように対物
レンズ23と保護板11の間でも良い。記録媒体15で
反躬された光は、対物レンズ23で平行光となり、1/
4波長板43を通過してP偏光(紙面内方向に振動する
直線偏光)となり、偏光用ホログラム42に入射する。
このP偏光の光は、偏光用ホログラム42で透過,屈折
し、プリズム41の支持基板2上のプリズム面45で反
射され、プリズム41の上面に形成した反躬型の第3の
ホログラムレンズ46に入躬する。
この第3のホログラムレンズ46は、フォーカス/トラ
ッキングエラー信号検出用に光束を3光束に分割,分離
し、各光束は、支持基板2上に設けられた光検出器47
で受光される。そして、この光検出器47の出力より、
情報信号,フォーカス,トラッキングエラー信号が得ら
れる。
反射型の前記第3のホログラムレンズ46は、金属膜を
コーティングすることで簡単に実現可能である。
上述のように、偏光用ホログラム42は、作用的には偏
光ビームスブリッタ膜であるから、従来の偏光ビームス
ブリッタ膜でも良い。しかし、単なる偏光ビームスブリ
ツタを用いた場合には、この偏光ビームスブリツタを通
過した光の一部が、光検出器47に入り易くなる。すな
わち、空気中の屈折率をno、プリズムの屈折率をn、
入躬角をθ0、屈折角をθとすると、 nsinθ=nOSinθo1すなわち、sinθ=(
no/n)Sinθ0 であるから、例えばno =1,n−1.5.00=4
5゜とすると、sinθ=0.43,θ=28.5゜と
なり、偏り角が16.5゜程度となり、光検出器47に
入り易くなる。そこで、これを防止するために、プリズ
ム41としてある程度厚いものが必要となる。これに対
し、偏光用ホログラム42を用いると、一方の偏光面に
ついて回折角を大きくすることができるため、プリズム
41の厚さを薄くすることができ、光学ヘッド1を一層
小型な偏平タイプとすることができる。
尚、第5図では、プリズム41の下面と上面で1回ずつ
反射するようになっているが、反射の回数は任意に設定
可能である。
また、偏光用ホログラム42で、エラー信号検出用に光
束を3光束に分割,分離するようにして、第3のホログ
ラムレンズ46を省略しても良い。
この場合、偏光用ホログラム42で分割,分離された各
光束は、プリズム41の下面と上面で反躬され、光検出
器47に入射する。この場合、更に、前記各光束を反射
するプリズム41の上面は、金属反躬面にしても良い。
その他の構成,作用及び効果は第1または第2実施例と
同様である。
尚、以上第1ないし第4実施例において、第1のホログ
ラムレンズと第2のホログラムレンズの機能を逆にして
、第1のホログラムレンズ6に半導体レーザ3の出躬光
を平行光にするコリメータレンズの機能を持たせ、第2
のホログラムレンズ7に非点隔差を補正する機能を持た
せても良い。
第6図ないし第8図は本発明の第5実施例に係り、第6
図は光学ヘッドの一部を示す説明図、第7図は非点隔差
の補正を説明するための説明図、第8図はホログラムの
作或方法を示す説明図である。
本実施例は、1枚のホログラム51に、非点隔差の補正
機能とコリメータ機能を持たせ、第1ないし第4実施例
に示される第1のホログラムレンズ6及び第2のホログ
ラムレンズ7を、1枚のホログラム51で置き換えたも
のである。このホログラム51は、第6図に示すように
、平行平面板4の一方の端面に設けられる。このように
、ホログラムを1枚とすることにより、回折効率が上が
り、出射光量のロスが少なくなる。
次に、前記ホログラム51の作成方法について説明する
第7図に示すように、非点隔差を有する半導体レーザ5
3の出射球面波は、半導体レーザ53の出射光に対して
斜めに配置された平行平面板54を透過することにより
、非点隔差を補正される。
この補正された透過光は、コリメータレンズ55によっ
て平行光となる。
従って、ホログラム51は、第8図に示すような方法で
作成することができる。すなわち、同一光源からの光ビ
ームをコリメータレンズにより平行光とし、半透膜によ
り2分割し、一方の光を平面波の参照光としてホログラ
ム乾板56に照射する。また、他方の光は、ミラー57
で反射させた後、単レンズ58で収束させ絞り59を通
して球面波とし、この光ビームに対して所定の角度で傾
けられた平行平面板60を通過させて非点隔差を持った
球面波の物体光として、前記ホログラム乾板56に照射
する。そして、この参照光と物体光の二重露光によって
、ホログラム51を作成することができる。このホログ
ラム51に、物体光側より、半導体レーザからの非点隔
差を持った球面波を照射すると、非点隔差が補正された
平行光が出る。すなわち、非点隔差を持った半導体レー
ザの球面波は、ホログラム面の非点隔差或分と干渉させ
キャンセルさせて、非点隔差を除去するものである。
この場合、ホログラム面で非点収差させるためホログラ
ム作或時のレーザ光源には、非点隔差を持たない日e−
Neガスレーザまたは半導体レーザを用いる必要がある
。He−Neガスレーザを用いた場合には、光学ヘッド
1に使用される半導体レーザ3と波長が異なるため、半
導体レーザ波長と同じになるようにホログラムの補正を
要する。
ホログラムによる非点隔差の補正を更に詳しく説明する
。半導体レーザでは、一般に非点隔差を有し、活性層に
対して垂直方向の発光点はレーザ端面にあり、水平方向
の発光点は端面から奥にある。この非点隔差を持った半
導体レーザの出射光ビームをホログラム51に照射させ
ると、ホログラム51の波面で非点隔差分補正される。
言い換えると、ホログラム51は、水平方向の光に対し
て、端面に対し手前の部分に焦点を結ぶ機能を有し、こ
のホログラム51に、端面より奥に焦点を結ぶ半導体レ
ーザの水平方向の光を照銅すると、合成焦点の位置が端
面位置となり、非点隔差は除去される。
本実施例によれば、非点隔差補正とコリメータレンズの
機能とを有するホログラム(回折格子)を用いることに
より、ホログラム(回折格子)の複合が可能となり、よ
り光学部品の数が減り、光学ヘッドの小型化が可能とな
る。
その他の構成,作用及び効果は第1ないし第4実施例と
同様である。
第9図ないし第12図は本発明の第6実施例に係り、第
9図は光学ヘッドの構成を示す説明図、第10図は第2
のプリズムにおける回折光の光路を示す説明図、第11
図は第1の光検出器を示す説明図、第12図は第2の光
検出器を示す説明図である。
本実施例は、光磁気用の光学ヘッドの例である。
本実施例では、第9図に示すように、支持基板2上に、
半導体レーザ3側より順に、ガラス等よりなる第1のプ
リズム61と第2のプリズム62とが設けられている。
尚、本実施例では、半導体レーザ3は、他の実施例と異
なり、垂直方向に接合面が配置されている。従って、半
導体レーザ3の出射光は、楕円の短軸方向に振動するP
偏光(第9図の紙面内方向に振動する直線偏光)である
。前記第1のプリズム61の半導体レーザ3側の端面は
半導体レーザ3の出射光の光軸に垂直であり、この端面
上に、第5実施例と同様の非点隔差の補正機能とコリメ
ータ機能とを持つ1枚のホログラム51が設けられてい
る。また、前記第1のプリズム61の半導体レーザ3と
反対側の端面は、下側に向いた斜面になっており、この
斜面上に、誘電多層膜よりなる偏光ビームスブリツタ6
3が設けられている。この偏光ビームスブリツタ63は
、P偏光を50%反射(50%透過〉させ、S偏光を1
00%透過させるようになっている。
一方、前記第2のプリズム62の第1のプリズム61側
の端面は、前記第1のプリズム61の斜面に対して平行
な状態から若干傾いた斜面になっており、この斜面上に
表面レリーフ型のホログラム64が設けられている。こ
のホログラム64は偏光性を持っており、P偏光成分は
透過しS偏光戒分は回折するようになっている。また、
このホログラム64は、使用波長に比べて格子ピッチが
小さく、回折角が大きくなっている。また、第2のプリ
ズム62の上面には反射型ホログラム65が設けられ、
下面には第1の光検出器66と第2の光検出器67とが
設けられている。
前記支持基板2及びこの基板2上の部材は、パッケージ
10内に収納され、このパッケージ10の上方の開口部
は、透明なガラス材質の保護板11を接着剤19にて接
着して密封している。そして、このパッケージの外部に
対物レンズ23が設けられている。
次に本実施例の作用について説明する。
第9図に示す半導体レーザ3の出射光は楕円形状で、楕
円の短軸方向に振動するP偏光である。
この半導体レーザ3の出射光は、ホログラムレンズ51
で、平行光にされると共に非点隔差が補正される。この
P偏光の光は、偏光ビームスブリッタ63にて50%反
射され、反躬された光は、保護板11を透過し、2次元
方向、すなわち光軸方向及びトラッキング方向に駆動可
能な駆動装置に設けられた対物レンズ23によって、光
磁気記録媒体面に収束される。記録媒体面で反射された
戻り光は、記録媒体面の磁化の方向に応じた力一回転を
受けた直線偏光となり、対物レンズ23で再び平行光と
なり、偏光ビームスブリッタ63を通過する。この偏光
ビームスブリッタ63はP偏光を50%透過させ、S偏
光を100%透過させるので、偏光ビームスブリッタ6
3を通過した光のP偏光成分は1/2の光量となり、み
かけ上力一回転角は大きくなる。前記偏光ビームスブリ
ッタ63を通過した光は、偏光性を有する表面レリーフ
型のホログラム64に入射する。このホログラム64は
、戻り光がブリュスター角例えば45゜で入射するよう
に配置されている。これにより、第10図に示すように
、P偏光成分は透過し、S偏光或分は回折する。ホログ
ラム64を透過したO次光は第1の光検出器66で受光
される。一方、ホログラム64で回折された1次光は反
射型ホログラム65で反射し、このホログラム65の−
1次光の出躬光(以下、1−1次光と記す。〉が第2の
光検出器67で受光される。ここで、ホログラム64に
レンズ作用を持たせ、例えば、前記第1の光検出器66
は合焦状態におけるO次光の焦点の前に配置し、第2の
光検出器67は合焦状態における1−1次光の焦点の後
に配置すると、焦点ずれに応じて、光検出器66.67
上のビームの大きさは、一方が大きくなると他方が小さ
くなる。また、第11図及び第12図に示すように、前
記光検出器6.67は、それぞれ、A11.A12.A
13、B n . B 12 , B 13に3分割さ
れている。そして、以下の式により、情報信号SRF及
びフォーカスエラー信号SFEが得られるようになって
いる。
尚、以下の式におけるA u . A 12 . A 
13 , C o ,(,12.CI3は、第11図,
第12図においてその記号で示す領域の受光量である。
SRF= (A11+A12+A13)− ( C u
 + C 12 + C 13 )S FE= ( A
 o + A 13− A 12 )− ( C o 
+ C 13 − C 12 )また、ホログラム64
にレンズ作用を持たせずに、合焦状態で光検出器66.
67に平行光の円形ビームが入射するようにしても良い
。この場合、対物レンズ2の焦点位置より記録媒体が遠
ざかると、光検出器66.67上で円形の収束光となり
、逆に記録媒体が近づくと円形の発散光となる。よって
、光検出器66.67の3分割を、合焦時の円形ビーム
で最適な分割比とすることにより、フォーカスエラー信
号が得られる。しかし、この場合、感度が低いという問
題点がある。これを解決するために、本実施例では、ホ
ログラム64にプリズム効果を持たせ、このホログラム
64によって、光検出器66.67上で楕円ビームとな
るように整形させ、楕円ビームの長軸が光検出器の3分
割素子の矩形の長辺と平行となるようにする。
そして、1−1次光の光ビームによってフォーカスエラ
ー信号を検出し、O次光から情報信号を得るようにする
ところで、表面レリーフ型ホログラム64を用いた場合
、格子溝を矩形にしても、λ/I)<1.4(λ:波長
,p:格子ピッチ〉とした場合、1次光の回折角が大き
く、また波長変動によりオフセットが生じ易い。そのた
め、本実施例では、表面レリーフ型のホログラム65の
1次光と反躬型ホログラム65の−1次光を用いること
により、波長変動を抑えている。尚、この効果は、例え
ば特開昭59−1 601 66号公報に記載されてい
る。
また、特開昭63−169431号公報や特開平1−1
94154号公報に示されるように偏光ビームスプリツ
タとホログラムを平行に配置すると、両者の間での干渉
により信号が劣化する虞がある。そこで、本実施例では
、偏光ビームスブリツタ63とホログラム64とを、平
行状態から若干傾けて配置している。これにより、偏光
ビームスプリッタ63とホログラム64との間での干渉
による信号劣化が防止される。
また、第2のプリズム62に偏光性を有する表面レリー
フ型ホログラム64と反射型ホログラム65を形成し、
更に、このプリズム62に光検出器66.67を一体化
することにより、埃の影響がなく、光学調整が不要な光
学ヘッドを構成することができる。
その他の構成,作用及び効果は第1実施例または第5実
施例と同様である。
尚、本発明は、再生専用型.追記型,書換型のいずれの
光学ヘッドに対しても適用することができる。
[発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、記録媒体からの戻
り光を半導体レーザから記録媒体に向かう光路から分離
する光路分離手段と半導体レーザとの間に、半導体レー
ザの出射光の非点隔差を補正するホログラムレンズを設
けたので、非点隔差の補正を行い、且つ戻り光による非
点収差の発生を抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1実施例に係り、第1図
は光学ヘッドの構成を示す説明図、第2図は第2のホロ
グラムレンズの作成方法を示す説明図、第3図は本発明
の第2実施例の光学ヘッドの構成を示す説明図、第4図
は本発明の第3実施例の光学ヘッドの構成を示す説明図
、第5図は本発明の第4実施例の光学ヘッドの構或を示
す説明図、第6図ないし第8図は本発明の第5実施例に
係り、第6図は光学ヘッドの一部を示す説明図、第7図
は非点隔差の補正を説明するための説明図、第8図はホ
ログラムの作成方法を示す説明図、第9図ないし第12
図は本発明の第6実施例に係り、第9図は光学ヘッドの
構成を示す説明図、第10図は第2のプリズムにおける
回折光の光路を示す説明図、第11図は第1の光検出器
を示す説明図、第12図は第2の光検出器を示す説明図
である。 1・・・光学ヘッド   3・・・半導体レーザ4・・
・平行平面板 6・・・第1のホログラムレンズ 7・・・第2のホログラムレンズ 8・・・プリズム   9・・・全反躬部12・・・導
波路   13・・・回折ホログラム14・・・光検出
器  15・・・記録媒体第1 図 第2図 28 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 56 第9図 第10図 第11図 第12図 手続補正書(自発) 平戒3年 1月17日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に照射する光を出射する半導体レーザと、 前記半導体レーザの出射光を記録媒体に導く光学系と、 記録媒体からの戻り光を半導体レーザから記録媒体に向
    かう光路から分離する光路分離手段と、前記光路分離手
    段を経た記録媒体からの戻り光を検出する光検出器と、 前記半導体レーザと前記光路分離手段との間に設けられ
    、半導体レーザの出射光の非点隔差を補正するホログラ
    ムレンズと を備えたことを特徴とする光学ヘッド。
JP2066245A 1989-10-03 1990-03-15 光学ヘッド Pending JPH03205626A (ja)

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JP1-259656 1989-10-03
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62197933A (ja) * 1986-02-25 1987-09-01 Fujitsu Ltd 光ピツクアツプ
JPS62215916A (ja) * 1986-03-18 1987-09-22 Alps Electric Co Ltd 光学式ピツクアツプ用コリメ−ト光学装置

Patent Citations (2)

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