JPH0320557B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320557B2 JPH0320557B2 JP57132988A JP13298882A JPH0320557B2 JP H0320557 B2 JPH0320557 B2 JP H0320557B2 JP 57132988 A JP57132988 A JP 57132988A JP 13298882 A JP13298882 A JP 13298882A JP H0320557 B2 JPH0320557 B2 JP H0320557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- door
- case
- shaft
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は、手動で開放した引戸を自動的に閉
鎖するためのクローザに関するものである。
鎖するためのクローザに関するものである。
(従来技術と解決すべき課題)
この種の引き戸用クローザは、例えば特公昭36
−9284号、特公昭38−1330号各公報などにみられ
るように、従来から提案されているものがある。
−9284号、特公昭38−1330号各公報などにみられ
るように、従来から提案されているものがある。
しかしながら、この種のものは、多数の歯車、
ラチエツト機構などを組み合わせた複雑な構成と
ならざるを得ず、全体として装置が大型となつ
て、これを引戸へ取り付ける場合、その本体、と
くにその枠体表面から突出した構成となりがち
で、戸の開閉に不具合を生じたり、体裁も悪く、
強いて小型化すると内部部品が強度的に弱くなつ
て故障しがちになつたり、耐久性に欠けたりし
て、満足のゆくものは存在しなかつたのが実情で
あつた。
ラチエツト機構などを組み合わせた複雑な構成と
ならざるを得ず、全体として装置が大型となつ
て、これを引戸へ取り付ける場合、その本体、と
くにその枠体表面から突出した構成となりがち
で、戸の開閉に不具合を生じたり、体裁も悪く、
強いて小型化すると内部部品が強度的に弱くなつ
て故障しがちになつたり、耐久性に欠けたりし
て、満足のゆくものは存在しなかつたのが実情で
あつた。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたもの
であつて、簡単な構成で、小型化が容易であり、
小型化することによる耐久性の低下を可及的に防
止でき、体裁、使い勝手がよく、長期にわたつて
安定した自動閉止作用を遂行できるような引き戸
用クローザを提供することを目的とするものであ
る。
であつて、簡単な構成で、小型化が容易であり、
小型化することによる耐久性の低下を可及的に防
止でき、体裁、使い勝手がよく、長期にわたつて
安定した自動閉止作用を遂行できるような引き戸
用クローザを提供することを目的とするものであ
る。
(2) 発明の構成
(課題を解決する技術手段、その作用)
上記の目的を達成するため、本発明は、引戸用
のクローザにおいて、引戸の適所に配設され、内
部に、側面と歯車3aを配設した戸車3を軸支す
るケース1と、前記歯車3aに噛合する歯車5a
と、該歯車5aよりも小径で、こと同心、一体的
に配設した歯車5bと、前記ケース1に形成した
長孔1aに遊嵌した軸6aに設けられ、前記歯車
5aと係脱する小型歯車6と、前記ケース1に形
成した長孔1bに遊嵌した軸8aに設けられ、前
記歯車5bと係脱する中型歯車8と、戸の開放時
に付勢されるばね10を内装し、前記歯車6およ
び歯車8に係脱する駆動歯車7とをそなえ、前記
長孔1bを、戸を開放側に移動するさいに前記歯
車5bと前記中型歯車8との係合が外れる方向
に、前記長孔1aを、戸を閉成側に移動するさい
に前記歯車7と前記小型歯車6との係合が外れる
方向にそれぞれ傾斜して形成してなることを特徴
とするものである。
のクローザにおいて、引戸の適所に配設され、内
部に、側面と歯車3aを配設した戸車3を軸支す
るケース1と、前記歯車3aに噛合する歯車5a
と、該歯車5aよりも小径で、こと同心、一体的
に配設した歯車5bと、前記ケース1に形成した
長孔1aに遊嵌した軸6aに設けられ、前記歯車
5aと係脱する小型歯車6と、前記ケース1に形
成した長孔1bに遊嵌した軸8aに設けられ、前
記歯車5bと係脱する中型歯車8と、戸の開放時
に付勢されるばね10を内装し、前記歯車6およ
び歯車8に係脱する駆動歯車7とをそなえ、前記
長孔1bを、戸を開放側に移動するさいに前記歯
車5bと前記中型歯車8との係合が外れる方向
に、前記長孔1aを、戸を閉成側に移動するさい
に前記歯車7と前記小型歯車6との係合が外れる
方向にそれぞれ傾斜して形成してなることを特徴
とするものである。
このように構成することによつて、部品点数が
少なく、複雑な機構をも使用せず、簡単な構成で
長期にわたつて安定して確実な作動を可能とする
クローザを得ることが出来る。
少なく、複雑な機構をも使用せず、簡単な構成で
長期にわたつて安定して確実な作動を可能とする
クローザを得ることが出来る。
(実施例の説明)
第1図は本発明によるクローザの、ケースの一
部を欠截して示した斜面図であつて、ケースを含
む全体構造は、不図示の引戸の下側の桟の内部に
収納設置されているものとし、戸車3が、レール
2に乗つて走行するものとする。
部を欠截して示した斜面図であつて、ケースを含
む全体構造は、不図示の引戸の下側の桟の内部に
収納設置されているものとし、戸車3が、レール
2に乗つて走行するものとする。
該戸車3にはその側部にこれと一体的に歯車3
aが配設してあり、この歯車3aは、ケースに取
着した軸13に固定した歯車5aに噛合してい
る。
aが配設してあり、この歯車3aは、ケースに取
着した軸13に固定した歯車5aに噛合してい
る。
該歯車5aは、軸6aに設けた小型歯車6に噛
合し、該小型歯車6は駆動歯車7に噛合するよう
になつている。
合し、該小型歯車6は駆動歯車7に噛合するよう
になつている。
また前記軸13に固定され、前記歯車5aより
も小径の歯車5bが、軸8aに設けた中型歯車8
に噛合し、該中型歯車8が前記駆動歯車7に噛合
するようになつている。
も小径の歯車5bが、軸8aに設けた中型歯車8
に噛合し、該中型歯車8が前記駆動歯車7に噛合
するようになつている。
前記小型歯車6を支持する軸6aは、ケースに
形成した長孔1aに遊嵌してあり、前記中型歯車
8を支持する軸8aはケースに形成した長孔1b
に遊嵌してある。
形成した長孔1aに遊嵌してあり、前記中型歯車
8を支持する軸8aはケースに形成した長孔1b
に遊嵌してある。
さらに、前記長孔1a,1bは、とくに第3
図、第4図から判るように、図示の装置の場合、
前者長孔は図示上方が右方に傾くように、また、
後者長孔は図示上方が左方に傾くようにそれぞれ
形成してある。
図、第4図から判るように、図示の装置の場合、
前者長孔は図示上方が右方に傾くように、また、
後者長孔は図示上方が左方に傾くようにそれぞれ
形成してある。
前記駆動歯車7は、軸9に回動自在に取着され
た皿状のハウジングとして形成された部材の周辺
立ち上がり部の外周に形成されているものとし、
その内部には、一端が前記軸9に固定され、他端
の折曲部11が、前記周辺立ち上がり部の内面に
形成された凹部12に係合するばね10が内装し
てある。
た皿状のハウジングとして形成された部材の周辺
立ち上がり部の外周に形成されているものとし、
その内部には、一端が前記軸9に固定され、他端
の折曲部11が、前記周辺立ち上がり部の内面に
形成された凹部12に係合するばね10が内装し
てある。
次に作動について説明する。
第2図は引戸が閉成された場合における各部の
位置を示し、この位置から戸を開放すべく動かし
て戸車3が図示矢印方向に回動すると、これに噛
合する歯車5a、小型歯車6、駆動歯車7もそれ
ぞれ図示矢印方向に回動し、これにともなつて、
ばね10が巻き込まれる。
位置を示し、この位置から戸を開放すべく動かし
て戸車3が図示矢印方向に回動すると、これに噛
合する歯車5a、小型歯車6、駆動歯車7もそれ
ぞれ図示矢印方向に回動し、これにともなつて、
ばね10が巻き込まれる。
この場合、小型歯車6は長孔1aに係合してい
るが、第3図に示すように、該小型歯車6の軸6
aが長孔1aの下端部に位置しているので、小型
歯車6から駆動歯車7には円滑に回転が伝達され
る。
るが、第3図に示すように、該小型歯車6の軸6
aが長孔1aの下端部に位置しているので、小型
歯車6から駆動歯車7には円滑に回転が伝達され
る。
一方、このとき、歯車5aとともに回転する歯
車5bには、中型歯車8が噛合しているが、該中
型歯車8を軸支する長孔1bは、前述のように、
第4図々示の方向に傾斜しているので、歯車5b
から受ける力によつて、中型歯車8には歯車5b
から離れるような力が作用し、中型歯車8は該長
孔1bに沿つて移動して自動的に歯車5bから分
離して、駆動歯車7と噛合したまま空転する。
車5bには、中型歯車8が噛合しているが、該中
型歯車8を軸支する長孔1bは、前述のように、
第4図々示の方向に傾斜しているので、歯車5b
から受ける力によつて、中型歯車8には歯車5b
から離れるような力が作用し、中型歯車8は該長
孔1bに沿つて移動して自動的に歯車5bから分
離して、駆動歯車7と噛合したまま空転する。
ばね10は、前述のように、戸を移動するにし
たがつて巻き込まれるが、巻き込み過ぎると、前
記凹所12からばね端部の折曲部11が離脱して
空転するので、常時一定の力以下で付勢され、破
損することを防止している。
たがつて巻き込まれるが、巻き込み過ぎると、前
記凹所12からばね端部の折曲部11が離脱して
空転するので、常時一定の力以下で付勢され、破
損することを防止している。
以上のような状態のもとで、開放された戸は、
その後放置すれば、ばね10の復元力によつて、
駆動歯車7、中型歯車8、歯車5b、軸13、歯
車5a、同3aの順に回転が伝達されて、戸車3
が回転して、不図示の戸を閉塞位置に移動させ
る。
その後放置すれば、ばね10の復元力によつて、
駆動歯車7、中型歯車8、歯車5b、軸13、歯
車5a、同3aの順に回転が伝達されて、戸車3
が回転して、不図示の戸を閉塞位置に移動させ
る。
この場合には、駆動歯車7に噛合する小型歯車
6は、長孔1aの方向性によつて駆動歯車7とは
分離し、歯車5aと噛合したまま空転することに
なる。
6は、長孔1aの方向性によつて駆動歯車7とは
分離し、歯車5aと噛合したまま空転することに
なる。
このように構成してあるから、本発明装置は、
ばねと若干の歯車からなるギヤトレーンだけで形
成できるので、小形化が容易で製作も簡単であ
り、ラチエツトなど作動特性上必然的に多大の摩
耗を招来するような部材もないので、常時安定的
に確実な作動を期待できる。
ばねと若干の歯車からなるギヤトレーンだけで形
成できるので、小形化が容易で製作も簡単であ
り、ラチエツトなど作動特性上必然的に多大の摩
耗を招来するような部材もないので、常時安定的
に確実な作動を期待できる。
また、前述のように、軸13に取着した歯車5
bは同5aよりも小径となつているので、戸を開
放側に移動する行程よりも、閉成時に移動する行
程が長くなり、若干開け放してある状態から、開
放しても、完全に戸を閉成することが出来るので
便利である。
bは同5aよりも小径となつているので、戸を開
放側に移動する行程よりも、閉成時に移動する行
程が長くなり、若干開け放してある状態から、開
放しても、完全に戸を閉成することが出来るので
便利である。
(3) 発明の効果
以上説明したように、本発明によるときは、引
き戸を自動的に閉成するクローザにおいて、その
構成が簡単で、部品点数もすくなくてすみ、特段
の複雑な機構をも必要としないので、小形化して
も耐久性を維持出来、戸の桟の内部に容易かつ体
裁よく装着可能であり、長期にわたつて安定して
確実に作動させることが可能である。
き戸を自動的に閉成するクローザにおいて、その
構成が簡単で、部品点数もすくなくてすみ、特段
の複雑な機構をも必要としないので、小形化して
も耐久性を維持出来、戸の桟の内部に容易かつ体
裁よく装着可能であり、長期にわたつて安定して
確実に作動させることが可能である。
さらに、比較的短い開放方向の移動によつて、
より長い閉成方向の移動が可能であるので、多少
開け放されている状態からでも、一旦、戸を全閉
させる必要がなく、そのまま開放しても、手をは
なせば戸全閉となるので極めて便利である。
より長い閉成方向の移動が可能であるので、多少
開け放されている状態からでも、一旦、戸を全閉
させる必要がなく、そのまま開放しても、手をは
なせば戸全閉となるので極めて便利である。
第1図は本発明の実施例を示すクローザの、ケ
ースを切載して示した斜面図、第2図は同上の作
動前の状態を示す側面図、第3図は同上戸開放時
の側面図、第4図は同上戸閉成時の側面図であ
る。 1……ケース、1a,1b……長孔、2……レ
ール、3……戸車、3a……歯車、5a,5b…
…歯車、6……小型歯車、7……駆動歯車、8…
…中型歯車、10……ばね。
ースを切載して示した斜面図、第2図は同上の作
動前の状態を示す側面図、第3図は同上戸開放時
の側面図、第4図は同上戸閉成時の側面図であ
る。 1……ケース、1a,1b……長孔、2……レ
ール、3……戸車、3a……歯車、5a,5b…
…歯車、6……小型歯車、7……駆動歯車、8…
…中型歯車、10……ばね。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 引戸の適所に配設され、内部に、側面と歯車
3aを配設した戸車3を軸支するケース1と、 前記歯車3aに噛合する歯車5aと、 該歯車5aよりも小径で、これと同心、一体的
に配設した歯車5bと、 前記ケース1に形成した長孔1aに遊嵌した軸
6aに設けられ、前記歯車5aと係脱する小型歯
車6と、 前記ケース1に形成した長孔1bに遊嵌した軸
8aに設けられ、前記歯車5bと係脱する中型歯
車8と、 戸の開放時に付勢されるばね10を内装し、前
記歯車6および歯車8に係脱する駆動歯車7とを
そなえ、 前記長孔1bを、戸を開放側に移動するさいに
前記歯車5bと前記中型歯車8との係合が外れる
方向に、また、前記長孔1aを、戸を閉成側に移
動するさいに前記歯車7と前記小型歯車6との係
合が外れる方向にそれぞれ傾斜して形成してなる
引戸用クローザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13298882A JPS5924079A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 引戸用クロ−ザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13298882A JPS5924079A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 引戸用クロ−ザ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5924079A JPS5924079A (ja) | 1984-02-07 |
JPH0320557B2 true JPH0320557B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=15094151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13298882A Granted JPS5924079A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 引戸用クロ−ザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924079A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0359998U (ja) * | 1989-10-12 | 1991-06-12 |
-
1982
- 1982-07-31 JP JP13298882A patent/JPS5924079A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5924079A (ja) | 1984-02-07 |
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