JPH0320544A - 暖冷房器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は暖冷房器に関する． 従来の技術 従来から（１）ふく射パネルを使用した暖房器及び電力
によるヒートポンプ式冷房器、及び（２）温風と冷風と
を使用する暖冷房器はともによく知られている． 発明が解決しようとする課題 しかしながら（１）のようなものにあっては、暖房器と
冷房器とはそれぞれ別個に製作されたうえ、その設置の
ための工事は別個に行われてわずらわしく、また設置場
所を大きくとり、制限された場所にしか設置されないと
いう問題があり，また（２）のようなものにあっては、
暖房の際騒音が大きくて就寝時に使用しにくく、また室
内にあっては暖気が上部に集って下部は暖房されにくい
等の問題があった。

そこでこの発明の目的は、前記のような従来の暖冷房器
のもつ問題を解消し、暖房と冷房が一体ものによって遂
行され、全体がコンパクトとなって，設置工事が容易で
あり、また暖房時において暖気が室内に一様に分布され
、さらに騒音を少くすることのできる暖冷房器を提供す
ることにある． 課題を解決するための手段 この発明は，前記のような目的を達或するために包囲体
内において、前方に暖房用ふく射パネルが、また後方に
冷気通路を有する冷房パネルが、それらの中間に暖気通
路を形成して連設され、暖気通路と冷気通路は上部に開
口部を有しており、これらの開口部は切換羽根によって
選択的に開閉されるようになっており、暖房用ふく射パ
ネルの上部に暖冷気噴出口が設けられ、さらに暖冷気通
路中を下方から上方へ気体を流通するファンを設けてい
る． 作　　　用 前記のようなこの発明の暖冷房器において、暖房時には
暖房用ふく射パネル内を加熱媒体を流通させるとともに
，送気ファンを作動し、切換羽根を暖気通路の上部開口
部を開口させるように操作して、ふく射パネルの前面に
おけるふく射熱と、暖冷気噴出口から噴出する暖気の両
方によって暖房を行い、このような暖房が長い時間にわ
たるときや、就寝時には送気ファンを停止して静かで空
気の流動がなく、したがって清潔な環境での暖房を行い
、また冷房時には冷房パネル内に冷却媒体を流通させる
とともに，送気ファンを作動し、切換羽根を冷気通路の
上部開口部を開口させるように操作して、冷気を暖冷気
噴出口から噴出させて冷却する．実施例 図面に示す実施例について説明する。

１は前面が開放された包囲体であって、その内部におい
て，前方に暖房用ふく射パネル２が，また後方に冷気通
路を有する冷房パネル３が、それらの中間に暖気通路４
を形成して連設されている． 冷房パネル３と暖気通路４の上部は開口していて，これ
らの開口部６，７は切換羽根８を切換レパーｌ９を操作
することによって，一方が開口すると他方が閉鎖するよ
うになっており、第１図は開口部６が開口している状態
を示す．この切換羽根８の上部に吸気ファン９が設けら
れていて，このファン９はモータ１１によって回転され
るようになっており，前面の室内空気はファン９の作動
によって下から、冷房パネル３または暖気通路４中に吸
引されて、それらの中を上昇し、冷却されまたは温めら
れて噴出口１０から室内に噴出する．この場合ファン９
はここに設けられる代りに両部材３，４の下方に設けら
れてもよい。

このような暖冷房器は壁面に設けた凹所１２内に配置さ
れ、暖房用ふく射パネル２には図示しない熱源から熱媒
供給管１３を介して熱媒が循環され、冷房パネルには冷
媒管１４及びこの冷媒管ｌ４に取付けられた冷房ファン
１５からなる通常の冷却部材が設けられ，冷媒管ｌ４に
は図示しない冷凍機から冷媒管１６を介して冷媒が循環
される．温水管ｌ３、冷媒管ｌ６はこの実施例では床面
に設けられた管収納ボックス１７内に配置されたプラス
チック管ｌ８内に配置されている． 包囲体１の背面は一面に断熱材２０で被覆され、アンカ
ボルト２ｌによって壁面に固定される．２２は冷房パネ
ル３の底部のドレンを抜く、ドレンパイプを、また２３
は制御用電装部、２４は操作スイッチを示す． 前記のようなものにおいて、暖房をしようとするときは
操作スイッチ２４の操作によって暖房用ふく射パネル２
内を熱媒を流通させるとともにファン９を回転し，切換
レバー１９の操作によって切換羽根８を第１図から時計
方向へ９０゜回動して開口部６を閉鎖するとともに開口
部７を開口する．これによりふく射パネル２の前面にお
いてふく射熱によって室内が加温されるとともに、ファ
ン９によって暖気通路４内を実線矢印のように流通する
ことによって温められた空気が、ファン９の作動によっ
て噴出口１０から噴出し、この温風によっても同時に室
内が加温される． この暖房の際、長時間にわたって暖房するときや、就寝
時において暖房するときは、ファン９を停止し噴出口１
０からの温風の噴出を停止し，これにより温風の流動の
際発生する騒音が防止されるとともに、空気の流動の停
止により室内の塵埃の拡散等による環境悪化が防止され
る。

つぎに冷房しようとするときは、冷房パネル４内に冷媒
を流通させるとともに，ファン９を回転し、切換羽根８
を第１図示の位置に回動して，開口部６を開口するとと
もに開口部７を閉鎖する。これによりファン９によって
冷房パネル３内を点線矢印のように流通して冷却された
空気が，噴出口１０から噴出して室内を冷房することと
なる。

発明の効果 この発明は前記のようであって、暖房用ふく射パネルと
冷房パネルとが中間に暖気通路を介して一体的に連設さ
れ，冷房パネルと暖気通路との上部開口部は切換羽根に
よって選択的に開口または閉鎖され、このようにして開
口された冷房パネルまたは暖気通路内を送気ファンの作
動によって外部空気が流通し、加温されまたは冷却され
たうえ外部に噴出するようになっているので、暖房時に
は暖房用ふく射パネルの表面からのふく射熱と暖気通路
を通る温風によって室内の上下にわたりくまなく暖房が
行われ、また就寝時のような場合は、ふく射熱のみによ
り暖房を行って騒音の発生を防止するとともに、室内空
気の拡散をすることがなくて清潔に保つことができるの
に加えて、冷房時には冷房パネルによる流通空気の冷却
及びその噴出による冷房が行われるようになっているの
で、全体としてコンパクトであってその設置作業はきわ
めて容易であるとともに設置用の大きなスペースを必要
とすることがない等効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の第２図の線１−１による断
面図、第２図は第１図の線２−２による断面図、第３図
は第１図の線３−３による断面図である。 １・・・包囲体 ４・・・冷房パネル ６，７・・・開口部 ９・・・ファン １１・・・モータ ２・・・暖房用ふく射パネル ４・・・暖気通路 ８・・・切換羽根 １０・・・噴出口 帛１図 冷２図 帛３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、包囲体内において、前方に暖房用ふく射パネルが、
   また後方に冷気通路を有する冷房パネルが、それらの中
   間に暖気通路を形成して連設され、暖気通路と冷気通路
   は上部に開口部を有しており、これらの開口部は切換羽
   根によって選択的に開閉されるようになっており、暖房
   用ふく射パネルの上部に暖冷気噴出口が設けられ、さら
   に暖冷気通路中を下方から上方へ気体を流通する送気フ
   ァンが設けられていることを特徴とする暖冷房器。