JPH03204982A - 超伝導電磁波ミキサーおよびそれを用いた超伝導電磁波ミキシング装置 - Google Patents

超伝導電磁波ミキサーおよびそれを用いた超伝導電磁波ミキシング装置

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JPH03204982A
JPH03204982A JP1304581A JP30458189A JPH03204982A JP H03204982 A JPH03204982 A JP H03204982A JP 1304581 A JP1304581 A JP 1304581A JP 30458189 A JP30458189 A JP 30458189A JP H03204982 A JPH03204982 A JP H03204982A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミリ波等の電磁波の検波に利用される、超伝
導体を用いたヘテロダインミキサー、およびかかるミキ
サーを用いた超伝導電磁波ミキシング装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、ミリ波等の電磁波の検波に利用されるヘテロダイ
ン検波装置は、アンテナと、ガン発振器あるいはタライ
ストロン等の局部発振器と、ヘテロダインミキサー素子
とを持つ構成となっていた。
このようなヘテロダインミキサー素子としてはNb等の
金属超伝導体を用いたジョセフソンヘテロダインミキサ
ー素子が使用され、該ミキサー素子はsrs型の積層構
造とすることで接合に容量をもたせる構成となっていた
ところで、このような従来のヘテロダイン検波装置は、
局部発振器とジョセフソンミキサー素子とがそれぞれ別
個に構成されており、これらを互いに導波管で接続する
非常に犬がかりな装置となっていた。また、局部発振器
の出力は10nW〜100nW程度必要であり、消費電
力も太きいものであった。
これに対して、ニオブの平面型弱結合ジョセフソン接合
を局部発振器とミキサ一部に使用した体型のヘテロダイ
ンミキサー(ジョセフソントライオード)が考案されて
いる(電子通信学会論文誌’8615νo1.J69−
CNo、5(1,p83Bおよび電子情報通信学会誌’
8715.5CE87−9.p、49)。
このジョセフソントライオードは、一体型であるのでこ
のような素子を用いた装置は大幅な小型化が可能である
第11図Aは上記ジョセフソントライオードの概略の構
成を示し、1はコンバータ端子、2はオツシレータ端子
、3は接地端子である。また第11図Bはその等価回路
を示す。3個の弱結合型ジョセフソン接合JJI、JJ
2.JJ3のうち、JJIをヘテロダイン検波用のコン
バータ、JJ2を局部発振用のオツシレータとし、JJ
3はJJIとJJ2とを分′離するためのアイソレータ
として用いている。動作は、JJ2にバイアス電流を掛
けることにより交流ジョセフソン効果による局部発振を
生じさせ、この局部発振による信号と外来の電磁波とを
コンバータとしてのJJIでミキシングし、中間周波数
信号を得るものである。
しかしながら、上記ジョセフソントライオードにおいて
は、各ジョセフソン接合の正常抵抗Rn+3 + Rn
+2 +  Rn23等の特性を各々適正な値に設定す
ることが必要であるが、従来のNb等のような弱結合を
用いたジョセフソン接合では作製時に特性を制御するこ
とが困難であった。したがって、上記ジョセフソントラ
イオードは、作製が非常に困難であった。
また、上記従来の装置または素子においては、超伝導材
料としてNb等のような臨界温度Tcの低い(液体ヘリ
ウム温度付近)材料を用いていたため、素子の動作温度
を低くしなければならず、ジュール・トムスン効果を用
いた非常に大がかりな冷却装置が必要であった。
さらに、上記従来の装置または素子においては、使用可
能な上限周波数が約ITHzと低く、昨今の高い周波数
寄用のミキサーの提供という要望に対応しきれなくなっ
てきていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、前述の従来例における問題点に鑑み、
小型かつ作製が容易で、極めて簡単な構造を有する、酸
化物高温超伝導体を用いた一体型電磁波ミキサーを提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の超伝導電磁波ミキサーは、局部発振部と、該局
部発振部と電気的に結合されており該局部発振部からの
電磁波と外来の電磁波とをミキシングする受信部とを有
する超伝導電磁波ミキサーであって、前記局部発振部と
受信部とが共に酸化物超伝導体を用いたジョセフソン接
合によって形成されていることを特徴としている。
[作用コ 上記の構成において、局部発振部となるジョセフソン接
合はバイアス電流を印加されることにより局部発振信号
を発生する。局部発振部と受信部とは電気的に結合され
ているので、この局部発振信号は受信部となるジョセフ
ソン接合に供給される。受信部となるジョセフソン接合
では外来の電磁波と上記局部発振信号とがミキシングさ
れる。
これにより、受信部ではこの外来電磁波が検出され上記
外来電磁波と局部発振信号との差分の周波数を有する中
間周波数信号が取り出される。
本発明の第1の態様において、ジョセフソン接合は、酸
化物超伝導体薄膜の結晶粒界を用いたものである。これ
らのジョセフソン接合は、局部発振部となる接合と受信
部となる接合とが少なくとも1個ずつ設けられており、
局部発振部となる接合と受信部となる接合とは絶縁体ま
たは導電体により電気的に結合される。絶縁体は局部発
振部と受信部とを主に容量的または誘導的に結合し、導
電体はこれらを主に抵抗的に結合する。
具体的に図面を用いて説明するならば、本発明の第1の
態様における超伝導電磁波ミキサーは、第1図C,Dお
よび第4図Cに代表される平面型、ならびに第2図り、
Hに代表される積層型に大別される。
第1図C,Dは、平面型の超伝導電磁波ミキサーのうち
局部発振部と受信部とを絶縁体を介して結合したものを
示す。第1図Cは平面図、第1図りは第1図Cのa−a
’断面図である。この平面型超伝導電磁波ミキサーは、
基体4上に形成される酸化物超伝導体薄膜5の結晶粒界
を用いた2個のジョセフソン接合部6および7をそれぞ
れ局部発振部および受信部とし、この局部発振部と受信
部とを基体4上に絶縁体8を介して並設したものである
この平面型超伝導電磁波ミキサーは、多結晶性の酸化物
超伝導薄膜5を、基板4上に一層堆積した後、フォトリ
ソグラフィあるいはイオン打ち込み等の技術を用いてバ
ターニングし、2個のジョセフソン接合6,7を絶縁体
8を介して平面的に非常に近接して形成することにより
作製することかできる。
第2図り、Eは、積層型の超伝導電磁波ミキサーの平面
図およびそのb−b’断面図を示す。この積層型超伝導
電磁波ミキサーは、基体4上に下部および上部酸化物超
伝導体薄膜5aおよび5bの結晶粒界を用いた2個のジ
ョセフソン接合部6および7をそれぞれ局部発振部およ
び受信部とし、この局部発振部と受信部とを絶縁体8を
介して積層したものである。
この積層型超伝導電磁波ミキサーは、多結晶性の下部酸
化物超伝導薄膜5a、絶縁体8および上部酸化物超伝導
薄膜5bを、この順序で基板4土に堆積した後、フォト
リソグラフィ等の技術を用いてバターニングし、2個の
ジョセフソン接合6.7を絶縁体8を介して積層した形
で非常に近接して形成することにより作製することがで
きる。
第4図Cは、局部発振部と受信部とを導電体を介して結
合した平面型超伝導電磁波ミキサーを示す平面図である
。第4図Cの平面型超伝導電磁波ミキサーは、基体4上
に酸化物超伝導体薄膜5の結晶粒界を用いた平面型ある
いは準平面型の2個のジョセフソン接合6,7を有し、
その一方を局部発振部とし、さらに他方を受信部とし、
前記2個のジョセフソン接合6,7を導電体17を用い
て結合させた構造を有する。
第4図Cの超伝導電磁波ミキサーは、以下の方法により
作製することができる。第4図A−Cを参照して、まず
、例えばMgO等の基板4上に、超伝導薄膜5を形成す
る(第4図A)、次に、フォトリソグラフィ等によるバ
ターニングを行ない、2つのジョセフソン接合6および
7を形成する(第4図B)。次に、2つのジョセフソン
接合を結合する導電体17を形成する(第4図C)。
ところで、局部発振(オツシレータ)部を構成するジョ
セフソン接合が1個だけの場合、オツシレータに印加す
る電圧が低く、バイアス電源の不安定性による局部発振
周波数の変動の問題がある。
第3図A、Bおよび第5図Aに代表されるマルチ型の超
伝導電磁波ミキサーは、このような問題に対処したもの
で、局部発振部および受信部をそれぞれ複数個有してい
る。
第3図A、Bは、第2図り、Hの積層型超伝導NFa波
ミキサーをマルチ型化した電磁波ミキサーを示す平面図
およびそのc−c’断面図である。
このマルチ型積層型超伝導電磁波ミキサーは、基板4上
に下部および上部酸化物超伝導体薄膜5a、5bを絶縁
体8を介して積層し、局部発振部となるジョセフソン接
合部6a、6b、6cおよび受信部となるジョセフソン
接合部7a。
7b、7eを絶縁体8を介して形成し、さらに、電極1
3.14および15.16を形成したものである。
第3図A、Bのマルチ型積層型超伝導電磁波ミキサーは
、第2図り、Hの積層型超伝導電磁波ミキサーの作製方
法において、より多くのジョセフソン接合をバターニン
グにより形成する以外は全く同様の方法で作製すること
ができる。
第5図Aは、第4図Cの平面型超伝導電磁波ミキサーを
マルチ型化した電磁波ミキサーを示す平面図である。こ
のマルチ型平面型超伝導電磁波ミキサーは、基板4上に
酸化物超伝導体薄膜5をバターニングし、局部発振部と
なるジョセフソン接合部6a、6b、6cおよび受信部
となるジョセフソン接合部7a、7b、7cを形成し、
局部発振部と受信部とを導電体17を介して結合し、さ
らに、電極13.14および15.16を形成したもの
である。
このマルチ型平面型超伝導電磁波ミキサーは、第4図C
の平面型超伝導電磁波ミキサーの作製方法において、よ
り多くのジョセフソン接合をパタニングにより形成する
以外は全く同様の方法で作製することができる。
また、図示しなかったが、局部発振部と受信部とを絶縁
体を介して結合する第1図C,Dの平面型超伝導電磁波
ミキサーにおいても、前記の作製方法に準じて局部発振
部および受信部をマルチ化することが可能であるのはい
うまでもない。
本発明の第1の態様は、酸化物超伝導体薄膜の結晶粒界
からなるジョセフソン接合を用いるものであり、酸化物
超伝導体の多結晶性薄膜を用いたものであればその製法
、材料、形態を問わない。
2つのジョセフソン接合を結合する絶縁体は、Mg0X
YSZ (イツトリウムスタビライズドジルコニア)も
しくは有機物質のポリマー等の絶縁性薄膜、酸化物超伝
導体をイオン打ち込み等の手段で絶縁体化したもの、あ
るいはエツチング等の手段を用いて作製したギャップ(
間隙)や段差等、その材料、作製方法や形態を問わずほ
ぼ同等の効果が得られる。
2つのジョセフソン接合を結合する導電体は、金属、半
導体、超伝導体等、導電性のものであればその製法、材
料を問わない。
本発明の第2の態様の超伝導電磁波ミキサーは、酸化物
超伝導体薄膜を用いたトンネル型ジョセフソン接合によ
って構成された局部発振部と受信部とを有し、該局部発
振部と受信部とが、導電体あるいは絶縁体によって形成
されたジョセフソン接合、容量、抵抗またはインダクタ
ンスのいずれかによって結合されていることを特徴とす
る。
本態様による超伝導電磁波ミキサーの概略構造および作
製方法の一例を′s6図A、Bに示す。
まず、例えばMgO等の基板4上に、下部起転厚薄IJ
 5 a、その上に絶縁層(トンネルバリア層)8′、
さらに上部超伝導薄膜5bを形成する(第6図A)。次
にフォトリソグラフィ等によるバターニングを行ない、
溝18を形成する(第6図B)。この時、溝18の底部
(結合部)19は、例えばイオンミリング等の加工によ
り、超伝導特性が変化し、絶縁体および導電体のうちの
所望の特性が得られる。ここで言う導電体とは半導体お
よび超伝導体をも含む。これは、酸化物超伝導体の特性
が組成比に非常に敏感である性質を利用したものである
。また、溝18の左右の面積を変化させることにより、
ミキサーの局部発振部と受信部に適したジョセフソン電
流値を持つトンネル型ジョセフソン接合の対が形成され
る。ここで、溝18は左右のジョセフソン接合の結合の
度合を変化しうるものならば物理的に溝が切れている必
要はなく、第6図Cに示すようにイオン打ち込み等の方
法で形成することも可能である。第6図A−Cの素子に
おいては、左側のジョセフソン接合20にバイアス電流
を流すことによって屈部発振信号を発生させ、これを結
合部19を介して右側のジョセフソン接合21に導入し
、この接合21にて外部から照射された電磁波とミキシ
ングを行ないヘテロダイン検波が行なわれる。第6図A
−Cには積層後に加工を行なう例を挙げたが、作製法は
これに限定されるものではない。
本発明の超伝導電磁波ミキサーが実際に電磁波ミキサー
として動作するためには、局部発振部を形成するジョセ
フソン接合を流れるジョセフソン電流値11と、受信部
を形成するジョセフソン接合を流れるジョセフソン電流
値I2と、前記局部発振部と前記受信部との間に流れ得
るアイソレータ電流I、との間にI I> I 2 >
 I s という関係が成り立つことが必要である。
この各電流値の不均一性を達成するためには、平面型超
伝導電磁波ミキサーの場合、第1図Cにおけるジョセフ
ソン接合部6と7の幅を変えて(局部発振部の幅)〉(
受信部の幅)としたり、あるいは、受信部もしくは局部
発振部の下に薄膜を蒸着してその上部の超伝導特性を変
化させれば良い。後者の方法は、各ジョセフソン電流値
を、膜の材料を変えたり、成膜条件を変えたりするだけ
で容易に制御することができ、好ましい方法である。
第1図Eは、局部発振部6の幅を受信部7の幅より広く
した例を示す。また、第1図Fおよび第5図Bは、受信
部7(または7a、7b、7c)の下にだけMgO薄膜
、ZrO2薄膜等の膜9を蒸着して受信部のジョセフソ
ン電流値を小さくした例を示す。
後者の方法における膜の材料としては、A g、 A 
u、 N b、 N b N、 P b。
Pb−B1.ならびにMg0% ZrO2,5inx、
a−Siおよびその他酸化物等を使用することができる
。ジョセフソン電流を制御する為の上記方法によって、
ジョセフソン電流が増える場合、そのジョセフソン接合
は局部発振部として機能し、一方、ジョセフソン電流が
減少する場合にはそのジョセフソン接合は受信部として
機能する。
また、トンネル型ジョセフソン接合を用いた超伝導電磁
波ミキサーの場合には、例えば第6図BCにおけるジョ
セフソン接合部20と21の接合面積を不均一にすれば
良い。
本発明において、前記酸化物超伝導体薄膜を構成する超
伝導体は、A−B−C−Dと表わすとき、AがLa、C
e、Pr、Nd、Pm、Sm。
Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm。
Yb、Lu、Sc、Y、Biよりなる群より選ばれた一
種以上の元素、BがCa、Sr、Ba。
Pbよりなる群より選ばれた一種以上の元素、CがV、
Ti、Cr、Mn、Fe、Ni、Co。
Ag、Cd、Cu、Zn、Hg、Ruより成る群より選
ばれた一種以上の元素、Dが0であることが望ましい。
より具体的には、 (1)214型 (Lal−8M x ) 2 Cu O4−((M =
N a 。
ca、Sr、Ba) (Ln、  Sr、  Ce)2  CaO2−((L
n=Nd等のランタノイド元素) (Ln、Ce)2 CaO2−((Ln=Pr。
Nd等のランタノイド元素) (2)123型 LnBa2 Cu3o、−c  (Ln=各種ランタノ
イド元素)およびLnを各種元素で置換したもの (3)Bi系 Bi25r2CuOy B f2S r2−x LnXCuOyBi2Sr2C
aCu20y B i2 S rs−x LnXCu20yB i、、
Pbx S r2Ca2Cu30yBi2 Sr2  
(LnCe)2 Cu20y(以上、Ln:各種ランタ
ノイド元素)(4)Tfl系 Tf12Ba2Can CL1++n O’J (n=
o。
1.2.3・・・・・・) TuBa 2 Ca n cu  I4n  oy  
(n=o。
1、 2. 3・・・・・・) (5)Pb系 P  b2  S  r2  Cat−、Ln、  C
us  0y(x=0.5程度) (6)223型 (LnBa)2  (LnCe)2  Cus  oy
(Ln:ランタノイド元素) 等がある。
また、例えばY−Ba−Cu−0系、B1−3 r−C
a−Cu−0系、Tfl−Ba−Ca −Cu−0系超
伝導体のような臨界温度が77に以上の材料を用いれば
、冷媒として安価な液体窒素の使用が可能となる。ミキ
サーの連続運転に際しては、ジュール・トムソン弁を持
たない、小型で安価なタライオスタットの使用が可能で
、一体型のミキサーとしてのジョセフソントライオード
が有効となる。また、上記材料系の場合、エネルギーギ
ャップ2Δは、数10mVあり、ニオブのそれより一桁
大きい。これは、ミキサーとして使用可能な上限周波数
がニオブのそれ(約ITHz)より一桁高い約107H
zまで伸びることを意味する。
また、局部発振部と受信部を構成している超伝導材料は
それぞれ複数の材料によって構成されていても良い。
次に、以上述べてきた本発明の超伝導電磁波ミキサーを
用いたミキシング装置について説明する。
すなわち、本発明の超伝導電磁波ミキシング装置は局部
発振部と、前記局部発振部からの電磁波と外来の電磁波
とをミキシングする受信部とを有し、前記局部発振部と
前記受信部とが共に酸化物超伝導体を用いたジョセフソ
ン接合によって形成されている超伝導電磁波ミキサー 
前記電磁波ミキサーの受信部に外来の電磁波を導入する
導入部、前記電磁波ミキサーのミキシングにより得られ
る中間周波数帯の電磁波を増幅する増幅器および少なく
とも前記電磁波ミキサーを冷却するタライオスタット等
の冷却機とを有して成ることを特徴とする超伝導電磁波
ミキシング装置である。
以下、図面を用いて詳述するならば、まず第10図Aに
示される如く、前記超伝導電磁波ミキサー30を冷却機
31内に設置し、外来電磁波32を例えば導波管あるい
はホーン型アンテナ等の外来電磁波32の導入部33に
より前記超伝導電磁波ミキサー30の受信部に導入する
。また外部の直流電源34から前記超伝導電磁波ミキサ
ー30の局部発振部にバイアス電流を供給することによ
り所望の周波数で発振させる。前述の外来電磁波32と
局部発振波をミキシングさせ、中間周波数帯(I F)
の電磁波35を得る。該IF波35を増幅器36によっ
て増幅し、ヘテロダインミキシング後の出力37を得る
ことができる。
但し、第10図Aでは導入部33および増幅器36が冷
却機31内に設置されているが、この限りではなく、少
なくとも超伝導電磁波ミキサー30が冷却機31内で冷
却されていればよい。
さらに、本発明の超伝導電磁波ミキシング装置において
、好ましい態様は第10図Bに示す如く、外来電磁波の
導入部として導波管38を用い、かかる導波管38の内
部に前記超伝導電磁波ミキサー30を設置した態様であ
る。かかる態様は導波管内部に、局部発振部までも含め
た超伝導電磁波ミキサーを設けているので、外来電磁波
の導入部と同一閉空間内で局部発振波を発生でき、ミキ
シングの効率が上がる。すなわち、電磁波の受信部への
伝搬効率が上がる。さらに、局部発振出力のパワーを減
少できそれに伴って、ジュール熱による熱流入も少なく
なり、素子自体の/JS型化のメリットを十分発揮でき
るばかりでなく、冷却機を含めた装置全体の低消費電力
化、小型化が可能となる点でより好ましい。
[実施例1] 第1図A−Dは、本発明の一実施例に係る超伝導電磁波
ミキサーの概略構造および作製工程を示す。この超伝導
電磁波ミキサーは、平面型で、かつ局部発振部と受信部
とを絶縁体を介して結合したものである。ここでは絶縁
体として、超伝導体薄膜5にFIBによるイオン打ち込
みを行ない絶縁体化したものを用いている。
第1図A−Dに示される工程において、初めに基板4上
に超伝導体薄膜5を形成した(第1図A)。基板4とし
てはMgO車結高結晶基板いた。超伝導体薄膜5として
は、Bi25r2(:a2cu30+。
ターゲットを用い、RFマグネトロンスパッタ法により
Ar圧1 x 10−2To r r、 RFパワー2
00W、基板温度100℃の条件で成膜し、成膜後に大
気中にて880℃で熱処理したものを用いた。なお、こ
の超伝導体薄II!5は、膜厚が0.2μmで、2〜3
μmの大きさの結晶粒をもつ多結晶膜であり、95に以
下の温度で超伝導状態となった。
次に、フォトリソグラフィにより、パターニングを行な
い、超伝導体薄膜5にくびれ5″を形成した(第1図B
)。このくびれ5′の大きさは、長さ5μm5幅8μm
とした。
さらに、このくびれ5゛の中心線に沿フてFIBにより
Arイオンを0.5 μmの幅に打ち込み、超伝導体薄
膜5の一部を絶縁体化して絶縁部8を形成し、これによ
り、〈びれ5°を2つに分割し、ジョセフソン接合部6
および7を極めて近接して形成すると同時に、超伝導体
薄膜5を2つに分割した(第1図C,D)。ここで、ジ
ョセフソン接合部6および7の寸法は、共に長さ5μm
1幅3.7〜3.8 μmとなった。
このようにして作製した超伝導電磁波ミキサーを、簡単
な冷却装置を用いて40Kまで冷却し、ジョセフソン接
合部6に定電流電源によりバイアス電流を印加して局部
発振部とし、ジョセフソン接合部7を受信部として電磁
波を照射したところ、100GHz〜ITHzの領域の
電磁波のミキサーとして良好に動作した。
また、本実施例の超伝導体薄膜材料の代わりにその材料
のBiの一部を鉛に置換した超伝導体薄膜材料であるB
i、、Pb×5r2Ca、Cu、O,。を用い、それ以
外は本実施例と同様にして作製した超伝導電磁波ミキサ
ーも本実施例のものと同様に動作した。
[実施例2] 第1図Eは、本発明の第2の実施例に係る超伝導電磁波
ミキサーの概略の構成を示す。同図の超伝導電磁波ミキ
サーは、実施例1と同様の作製方法により、ただし2つ
のジョセフソン接合6と7が異なる寸法となるように、
形成したものである。ここでは、ジョセフソン接合6は
長さ幅共5μmとし、ジョセフソン接合7は幅を2μm
、長さを5μmとした。これらのジョセフソン接合6と
7のジョセフソン電流は、それぞれ23mAと11mA
であった。
ジョセフソン接合6を局部発振部とし、ジョセフソン接
合7を受信部として動作させたところ、実施例1のもの
より大きなパワーで中間周波数の電磁波を取り出すこと
ができるとともに、この点以外では実施例1のものと同
様に良好に動作した。
[実施例3] 第1図Fは、この発明の第3の実施例に係る超伝導電磁
波ミキサーの構成を示す。このミキサーは、基板4の受
信部となるジョセフソン接合7が形成される側の半面に
MgOやZrO2等の薄膜9を蒸着した後、実施例1と
同様の方法でジョセフソン接合6および7を形成したも
のである。
この超伝導電磁波ミキサーは、実施例2のものと同様に
良好に動作した。
[実施例4コ 第2図A−Eは、本発明の第4実施例に係る積層型超伝
導電磁波ミキサーの概略構造および作製工程を示す。
第2図A〜Eに示される工程において、基板4上にクラ
スターイオンビーム法を用いてY、Ba2Cu30y 
−x (X = 0〜0.5 )の下部超伝導体薄膜5
aを形成したく第2図A)。基板4としては5rTiO
8IL結晶基板を用いた。この際の成膜条件は、蒸発源
としてY、Bad、Cuを用い、その加速電圧、イオン
化電流は各元素ともIKV、300mA、基板温度は5
00℃とし、蒸着時は1×10″3Torrの酸素ガス
を導入した。この下部超伝導体薄膜5aは、膜厚が0.
1μmで、1μm程度の大きさの結晶粒をもつ多結晶膜
であり、83に以下の温度で0抵抗となった。
次に、RFスパッタ法を用いてMgO薄膜を堆積し、絶
縁体8を形成した(第2図B)。この際の成膜条件は、
MgOターゲットを用い、Ar;02=1:1、lXl
0””Torrのスパッタガス中で、基板温度200℃
、スパッタパワーを200Wとした。なお、膜厚は0.
08μmであった。
続いて、下部超伝導体薄膜5aと同様にして上部超伝導
体薄[5bを形成した(第2図C)。この上部超伝導体
薄膜5bは81に以下の温度で0抵抗となった。
さらに、フォトリソグラフィによりバターニングを行な
い、2つのジョセフソン接合部6および7を積層された
形で形成した(第2図り、E)。
なお、2つのジョセフソン接合部6および7は、それぞ
れ幅2μm1長さ3μmの大きさとした。
このようにして作製した超伝導電磁波ミキサーは、実施
例1のものと同様に動作した。
また、本実施例の超伝導体薄膜材料の代わりにその材料
YIBa2Cu30y−x (X = 0〜0.5 )
のYをHo、Er、Yb、Eu、La等のランタノイド
系元素に置換した材料を用いたこと以外は本実施例と同
様にして作製した超伝導電磁波ミキサーも本実施例のも
のと同様に動作した。
更に、本実施例の上部超伝導体薄膜と下部超伝導体薄膜
とを、互いに異種の酸化物超伝導材料を用いて構成した
場合においても同様に動作した。
[実施例5] 第3図A、Bは、本発明の第5の実施例に係る超伝導電
磁波ミキサーの概略の構成を示す。同図の超伝導電磁波
ミキサーは、それぞれ局部発振部および受信部を構成す
る6個のジョセフソン接合を設け、局部発振部と受信部
とを絶縁体を介して容量的に結合したもので、第3図A
は平面図、第3図Bは第3図A (F) c −c ’
 における断面図である。この超伝導電磁波ミキサーの
作製工程は、先ず、基板4としてS r T i Os
単結晶基板を用い、その上に下部酸化物超伝導体薄膜5
aを形成した。上記下部酸化物超伝導体薄95 aは、
クラスターイオンビーム法を用い、蒸着源としてはY、
Bad、Cuを用いて基板上でY:Ba:Cu=1 :
2:1.5となるように蒸着した。その加速電圧、イオ
ン化電流は各元素ともIKV。
300mAで、蒸着時はlXl0””Torrの酸素ガ
スを導入し、基板温度は500℃とした。この下部酸化
物超伝導体薄膜5aは、゛膜厚が0.1μmで、1μm
程度の大きさの結晶粒をもつ多結晶膜であり、83に以
下の温度で超伝導状態となった。
次に、RFスパッタ法を用いてMgO薄膜を堆積し、絶
縁体8を形成した。この際の成膜条件は、MgOターゲ
ットを用い、Ar:02=1:1、lXl0−”Tor
rのスパッタガス中で、基板温度200℃、スパッタパ
ワーを200Wとした。なお、膜厚は0.08μmであ
った。
続いて、下部酸化物超伝導体薄膜5aと同様にして上部
酸化物超伝導体薄@5bを形成した。この上部酸化物超
伝導体薄膜5bは81に以下の温度で超伝導状態となっ
た。
さらに、これらの酸化物超伝導体薄膜5aおよび5bに
対しフォトリソグラフィによるバターニングを施し、局
部発振部となるジョセフソン接合部6a、6b、6cお
よび受信部となるジョセフソン接合部7a、7b、7c
を積層して形成した後、抵抗加熱により、Crを0.0
1am、 A uを0.05μm積層して蒸着し、電極
13.14および15.16を形成した。
このようにして作製した超伝導電磁波ミキサーを、簡単
な冷却装置を用いて40Kまで冷却したところ、100
GHz〜ITHzの領域の電磁波のミキサーとして良好
に動作した。
このとき、局部発振部にバイヤス電流を印加する為に必
要な電圧は、実施例4の電圧よりも3〜4倍大きく、よ
り安定した動作が可能であった。
また、この本実施例に対して超伝導体薄膜材料をNd、
、 asceo、 、、Cub、とする以外は全く同様
にして超伝導電磁波ミキサーを作製した。この超伝導電
磁波ミキサーは、使用した超伝導体薄膜材料の臨界温度
Tcが25にであるので、20Kまで冷却したところ本
実施例のものと同様に動作した。
[実施例6コ 第4図A〜Cは、本発明の第6の実施例に係る超伝導電
磁波ミキサーの概略の構成を示す。同図の超伝導電磁波
ミキサーは、局部発振部となるジョセフソン接合と受信
部となるジョセフソン接合とを導電体で接続したもので
ある。
第4図A−Cに示される工程において基板4としてMg
O単結晶基板を用い、基板4上にRFマグネトロンスパ
ッタでBf2Sr2CazCt13(lx超伝導体薄膜
5を形成した。この時の成膜条件はAr:O□=X:1
、圧力0.5Paの雰囲気中で、ターゲットとしてはB
i25r2Ca2Cu30.焼結体を用い、スパッタパ
ワー100W、基板温度200℃とし、成膜後に酸化雰
囲気中で850℃、1時間の熱処理を行なった。膜厚は
0.8μmであ〕た。この薄膜は2〜3μmの大きさの
結晶粒をもつ多結晶薄膜であった(第4図A)。次に、
フォトリソグラフィによりバターニングを行ない、2つ
のジョセフソン接合部6および7を近接して形成した。
接合部の大きさはいずれも長さ8μm1幅4μmであり
、2つの接合の間隔は1μmであった(′jg4図B)
。次に、その上に抵抗加熱による真空蒸着によりAgを
0.5 μm成膜し、フォトリソグラフィによりバター
ニングを行ない、導電体17を形成した(第4図C)。
ここで、ジョセフソン接合は結晶粒界を利用したもので
ある(第4図D)。
このようにして作製した電磁波ミキサーは100GHz
〜ITHzの領域のヘテロダインミキサーとして良好に
動作した。
このとき、局部発振部に導入した電力は実施例1の電力
より約1桁小さかった。
また、本実施例に対し超伝導体薄膜材料をPb2Sr2
Ca0.5cusoyとした以外は本実施例と同様にし
て作製した超伝導電磁波ミキサーも本実施例のものと同
様に動作した。
[実施例7コ 第4図A〜Cにおいて、基板として5rTi03、超伝
導材料としてYBaCuO系を用い、超伝導体薄膜5形
成法としてクラスターイオンビーム蒸着法を用いた場合
について述べる。まず、基板4上にクラスターイオンビ
ーム蒸着法を用いてY+Ba2CUsOt−x(x =
 0.1〜0.4)超伝導体薄膜5を形成した。
この時の成膜条件としては蒸発源としてY、BaO,C
uを用い、その加速電圧、イオン化電流はYで2KV、
100mA、BaOで4KV、200mA、Cuで4K
V、200mAであり、基板温度は600℃とし、蒸着
時は1xlO”2Torrの02ガスを導入した。また
、膜厚は0.5μmであった。この薄膜は2μm程度の
大きさの結晶粒をもつ多結晶薄膜で、熱処理なしで超伝
導となった(第4図A)。これを実施例6と同様にバタ
ーニングを行ない、2つのジョセフソン接合6,7を形
成した(第4図B)。さらに、同様に電極5を形成した
(第4図C)。
このようにして作製した電磁波ミキサーは実施例6のも
のと同様の良好な動作を行なった。
[実施例8] 第5図Aは、本発明の第8の実施例に係る超伝導電磁波
ミキサーの概略の構造を示す。同図に示す超伝導電磁波
ミキサーは以下の工程により作製した。先ず、基板4と
してMgO単結晶基板を用い、その上に酸化物超伝導体
薄膜5を形成した。
上記酸化物超伝導体薄膜5は、Bi25r2CazCu
30+。
ターゲットを、RFマグネトロンスパッタ法により、ス
パッタパワー150W、スパッタガスAr、ガス圧2X
10−3Torr、基板温度150℃の条件下で0.2
5μmの膜厚に成膜した後、0230%十N270%の
雰囲気中で860℃の熱処理を行なって形成した。この
薄膜は粒径2μm程度の多結晶膜となり、95に以下の
温度で超伝導状態となった。
この酸化物超伝導体薄膜5をフォトリソグラフィにより
バターニングし、局部発振部となるジョセフソン接合部
6a、6b、6cおよび受信部となるジョセフソン接合
部7a、7b、7cをいずれも幅、長さとも4μmの大
きさに形成した。
次に、抵抗加熱により、Crを0.01μm、 A u
を0.05μm積層して成膜し、導電体I7ならびに電
極13.14および15.16を形成した。
このようにして作製した超伝導電磁波ミキサーを、簡単
な冷却装置を用いて40Kまで冷却したところ、100
GHz〜ITHzの領域の電磁波のミキサーとして良好
に動作した。
また、本実施例に対して超伝導体薄膜材料をそれぞれ丁
U2Ba2CanCL11+6しくn=1.2.3)ま
たはTUBa2CanCu++nOy  (n = 1
 、 2 、 3 )とした以外は本実施例と同様にし
て作製した超伝導電磁波ミキサーも本実施例のものと同
様に動作した。
C実施例9コ 第5図Bは、本発明の第9の実施例に係る超伝導電磁波
ミキサーの概略の構成を示す。同図の超伝導電磁波ミキ
サーは、以下の工程により作製した。
先ず、基板4としてMgO単結晶基板を用い、その上に
半分だけZrO,薄膜9を20人形成した。次に、RF
マグネトロンスパッタ法を使用し、ターゲットはysz
 (イツトリウムスタビライズドジルコニア)を用い、
 Ar :02 =1 :1、lXl0−2Torrの
スパッタガス中で、基板温度200℃、スパッタパワー
を150Wで成膜した。その後、実施例8と同様の作製
方法により、局部発振部となるジョセフソン接合部6a
6b、6cおよび受信部となるジョセフソン接合部7a
、7b、7cをいずれも幅、長さとも4μmの大きさと
なるように形成した。ここで、局部発振部6a、6b、
6cのジョセフソン電流値は3.5mAであり、受信部
7a、7b、7cのジョセフソン電流値は0.7mAで
あった。このようにして作製された超伝導電磁波ミキサ
ーは、実施例8のものより大きなパワーの中間周波数の
電磁波を取り出せるとともに、他の点では実施例8のも
のに遜色なく良好に動作した。
[実施例10] 第6図A、Bは、トンネル型ジョセフソン接合を用いた
超伝導電磁波ミキサーの作製工程および構造の例を示す
第6図A、Bに示される工程において、基板4としてM
gO単結晶基板を用い、基板4上にイオンビームスパッ
タでB i2S r2c a2Cuso Xの下部超伝
導体薄11t@5aを形成した。この時の成膜条件は、
ターゲットB i2S r2c a2Cu、、O焼結体
、バックグラウンド圧2 x 10−6Torr、 A
 r圧3×10−3Torr、イオン電流100μA、
加速電圧7KV、基板温度SOO℃で、膜厚は0.05
μmであった。次に、RFスパッタ法によりMgOター
ゲット、Ar電圧、5Pa、スパッタパワー100W、
基板温度150℃の条件でMgO薄膜(トンネルバリア
層)8′をo、ooiμm形成し、ざらにその上に前述
の条件でBt2Sr。
Ca2 Cu30の上部超伝導体薄膜5bを0.05μ
m成膜した(第6図A)。次に、フォトリソグラフィー
によりバターニングを行ない、第6図Bのジョセフソン
接合20および21を形成した。接合面積は、ジョセフ
ソン接合2oが10μmX8μm、ジョセフソン接合2
1が5μmX8μmであり、溝18の幅は1μm、結合
部19の膜厚は0.015μmであった。
この時、ジョセフソン接合20の下部薄g 5 aとジ
ョセフソン接合21の下部薄膜との間の電流・電圧特性
を液体窒素温度で測定したところ、マイクロブリッジ型
ジョセフソン接合の特性を示した。つまり結合部19は
弱結合型ジョセフソン接合になっていた。ジョセフソン
電流は80μAであった。
このようにして作成した電磁波ミキサーは、液体窒素冷
却中の導波管内にセットして評価したところ、100G
Hz 〜800GHzの領域のヘテロダインミキサーと
して良好に動作した。
[実施例11コ 第6図A、Cに示される工程において基板4としてS 
r T i Os単結晶基板を用い、超伝導体としてY
BaCuO系を用い、超伝導体薄膜5形成法としてクラ
イスターイオンビーム蒸着法を用いた場合について述べ
る。まず、基板4上にクライスターイオンビーム蒸着法
を用いてYBa。
Cu30t−x  (X=0.1〜0.4) の下部!
伝導体薄膜5 aを形成した。この時の成膜条件として
は蒸発源としてY、BaOおよびCuを用い、その加速
電圧、イオン化電流はYで3KV、100mA、BaO
で5KV、200mA、Cuで5KV、200mAであ
り、基板温度は700℃とし、蒸着時5 X 10−’
torrの02ガスを導入した。薄膜は0.06μmで
あった。次に、抵抗加熱法によりAgを0.002μm
蒸着し、その上に、RFスパッタ法によりZrO7をo
、ooiμm形成した。この時、ターゲットはYSZ、
Ar圧は7 X 1O−3torr、スパッタパワーは
toow、基板温度は100℃であった。さらにその上
に前述クライスターイオンビーム法で基板温度を550
℃としてYBaCuOの上部薄膜5bを0.08μm形
成した(第6図A)。次に、フォトリソグラフィーと集
束イオン打ち込みによってジョセフソン接合20および
21を形成した(第6図C)、イオン打ち込みは5Ke
VのArイオンで行なった。接合面積は、ジョセフソン
接合20が12μm×10μm、ジョセフソン接合21
が6μm×10μmであり、イオン打ち込み部22の幅
は0.8μmであった。
結合部19の電気特性を実施例10と同様にして測定し
たところ、半導体的であった。液体窒素温度での抵抗率
は約103Ω・cmであった。
このようにして作成した電磁波ミキサーは液体窒素温度
で実施例10と同様の良好な動作を行なった。
[実施例12] 第7図A−Hに第12の実施例を示す。まず、実施例1
0のプロセスと同様にして5rTiO。
基板4上にY系薄膜0.06μm%Ag膜0.002μ
mとからなる下部薄@5aとzro2M(トンネルバリ
ア層)8’  0.001μmとをこの順に積層形成し
、フォトリソグラフィーによりバターニングを行なった
(第7図A)。次に、その上にY系上部薄膜5bを0.
06μm形成し、フォトリソグラフィーによりバターニ
ングを行なってトンネル型ジョセフソン接合の直列アレ
イを形成した(第7図B)。続いて、エキシマレーザ−
を用い、左端の接合をエツチングし、溝18を形成した
(第7図C)。第7図りおよびEは、それぞれ第7図C
のaa’ およびbb’ における断面図を示す、第7
図Cの溝18は幅が05μmであった。実施例10と同
様にして結合1fJ19の電気特性を測定したところ、
抵抗率は106Ω・cm以上であり、電気容量は約1n
Fであった。
この素子の等価回路を第8図に示す。
つまり、局部発振部23と受信部24が共に10個の直
列アレイになっているわけである。このようにすること
により、局部発振部にバイアス電流を流す際の動作電圧
が10倍、受信部での動作電圧も10倍にすることがで
きる。これは、実際に素子を動かす際の安定性および耐
ノイズ性を有利にする。
このようにして作成した電磁波ミキサーは、液体窒素温
度において100GHz 〜800GHzの領域のヘテ
ロダインミキサーとして良好に動作した。
[実施例13] 第9図A−Dは、この発明の第13の実施例に係る超伝
導電磁波ミキサーの構成および概略工程を示す。このミ
キサーはジョセフソン接合の形成に基板に形成した段差
を利用して作製したものである。
初めに、MgO単結晶基板4上に、フォトリソグラフィ
により0.5μmの段差を形成した(第9図A)。次に
、段差をつけた基板4上に、RFマグネトロンスパッタ
を用いてEr+Ba2Cu、07−x(x=0.1〜0
.4)超伝導体薄膜5を形成した。成膜条件は、Arガ
ス圧カフ x 1O−3torrの雰囲気中でターゲッ
トとしてEr+BazCu30y−x  (x = 0
.1〜0.41焼結体を用い、スパッタパワー150W
、基板温度100℃とし、成膜後に酸化雰囲気中で90
0℃1時間の熱処理を行なった。膜厚は0.5μmであ
った。この薄膜は4〜6μmの大きさの結晶粒をもつ多
結晶薄膜であった(第9図B)。
次に、実施例6と同様にバターニングを行ない、2つの
ジョセフソン接合部6.7を形成した。たたし、、接合
部の大きさは長さ16μm、幅8μmとした(第9図C
)。さらに、実施例6と同様に電極17を形成した(第
9図D)。
このようにし・て作製した電磁波ミキサーは、実施例6
と同様の良好な動作を行なった。
[実施例14コ 第10図Aは、この発明の第14の実施例に係る超伝導
電磁波ミキシング装置の概略の構成を示す平面図である
同図において、30は前記実施例1〜13のいずれかに
従って作製された超伝導電磁波ミキサー、31は超伝導
電磁波ミキサー30を冷却するためのクライオスタット
、33は外来電磁波32を超伝導電磁波ミキサー30の
受信部へ導入するための導入部33である。導入部33
は導波管あるいはホーン型アンテナ等により構成されて
いる。また、34は超伝導電磁波ミキサー30の局部発
振部にバイアス電流を供給するための直流電源、36は
超伝導電磁波ミキサー30から出力される信号35を増
幅しヘテロダイン出力37として送出するための増幅器
である。
なお、ここでは、超伝導電磁波ミキサー30、導入部3
3および増幅器36がクライオスタット31内に設置さ
れており、直流電源34のみがクライオスタット31外
に設置されているが、この限りてはなく、少なくとも超
伝導電磁波ミキサー30がクライオスタット31内で冷
却されていれはよい。
第10図Aの超伝導電磁波ミキサー30は、直流電源3
4から局部発振部にバイアス電流を供給されると、その
バイアス電流の応じた周波数で発振する。この局部発振
出力は超伝導電磁波ミキサー30の受信部に供給される
。これにより、受信部においては、導入部33より導入
された外来型tin波32と前記局部発振出力とがミキ
シングされ、外来電磁波32の周波数と前記局部発振出
力の周波数との差の周波数を有する中間周波数(iF)
の電磁波出力35が得られる。増幅器36はこのIF波
出力35を増幅し、ヘテロダインミキシングされた出力
37を発生する。
[実施例15] 第10図Bは、この発明の第15の実施例に係る超伝導
電磁波ミキシング装置の概略の構成を示す側断面図であ
る。
図示のように、前記実施例1の方法により作製された超
伝導電磁波ミキサー30を、内寸1mmX0.5mrn
の断面を有する矩形導波管38内の一端に設置し、この
一端をHeガスの循環冷凍機(クライオスタット)31
のコールドヘッド31′に固定し、15Kまで冷却した
。なお、導波管38の他端とクライオスタット31外波
管38′ との結合部は厚さ0.2mmのテフロン板3
9で区切り、クライオスタット31の内側が真空に保た
れるようにした。また、超伝導電磁波ミキサー30の局
部発振部にバイアス電流を供給するための直流電源34
をクライオスタット31外に配設した。
この構成において、不図示のガン発振器および2逓倍器
を用いて200GHzの電磁波を導波管38内に導入し
、バイアス電流を15〜30mA流したところ、周波数
1〜0.7GH2のミキシング(中間周波数)出力35
を得ることができた。このミキシング出力35は、Ga
AsFETアンプからなる増幅器36により増幅され、
中間周波出力37としてクライオスタット31の外部に
取り出すことができた。
[発明の効果コ 以上のように、本発明のi磁波ミキサーは、前J己従来
例であるヘテロダイン検波装置に対し、1つの素子内に
局部発振部とヘテロダインミキサー部の両方を備えてい
るために外部の局部発振器やそれと受信部とを接続する
ための導波管が不要となり、このような1を磁波ミキサ
ーを用いるミキシング装置を非常に小型化することがで
きた。また、外部局部発振器を用いた場合は局部発振出
力として10nW〜100nW必要であったものが、本
発明に係る素子では0.1nW〜1nW程度となり、消
費電力を大幅に低減することができた。
さらに、本発明によれば比較的臨界温度Tcの高い酸化
物超伝導体を用いて比較的高温(液体窒素温度付近)で
も動作する電磁波ミキサーを作製することができ、冷却
装置を簡略化した小型で安価なシステムを構成すること
ができた、さらに、本発明のミキサーは、Nb等を用い
た従来のミキサーに比べて、より高い周波数帯用として
使用することができた。すなわち、使用可能な周波数の
上限がNbを用いたミキサーでは約700GHzであっ
たのに対し、本発明のY系ミキサーでは約107Hzで
あった。これは、本発明のミキサーを用いた場合、情報
伝達速度が従来の10倍以上、帯域も約10倍となり、
同一時間で伝送できる情報が2桁近くに増加することを
意味する。このように、本発明のミキサーがより高い周
波数帯で使用可能な理由は、本発明ではNb等に比べて
バンドギャップの大きい酸化物超伝導体を用いているた
めと考えられる。例えば、Nbのエネルギーギャップは
約3meVであるのに対し、Y系酸化物超伝導体はそれ
より1桁大きい また、本発明によれば、電気特性が組成変化によって大
きく変化するという酸化物超伝導体の性質によって局部
発振部と受信部をうまく結合させることができた、2さ
らにトンネル型のジョセフソン接合にしたことにより、
所望のジョセフソン電流値を得ることが容易となった。
以上のことにより歩留りよく一体型超伝導電磁波ミキサ
ーを作成することが可能となった。
また、ミキサーの局部発振部と受信部とは、間隙または
空間により結合するよりは、絶縁体あるいは導電体など
により結合する方が好ましい。例えは、局部発振部と受
信部とを絶縁体により結合した場合、ミキシングの効率
(局部発振部からの電6n波の伝搬効率)は、真空によ
り結合した場合より上がった。また、絶縁体に代え導電
体により結合し・た場合、ミキシング効率はより一層向
上した。
これは、絶縁体により結合した場合においても絶縁体の
誘電率は真空の誘電率ε。よりも約〜桁大きく、局部発
振部と受信部間に介在する電気容量は間隙の時よりも大
きくなって、2つの部分の間の結合がより強くなってい
るためと考えられる。さらに、絶縁体に代え導電体によ
り結合し、た場合にはさらに結合が強くなるからより一
層のミキシング効率の向上が認められたものと考えられ
る。
また、数100GHz以上の周波数においては、使用周
波数とミキシング効率の点において弱結合である粒界型
ジョセフソン結合の方がトンネル型ジョセフソン接合よ
りも好ましかった。このことは、先述した高周波数帯域
に適用可能な高温酸化物超伝導体を用いたメリットを充
分活かす意味においても望ましい。
また、局部発振部を構成するジョセフソン接合を複数個
とすることで、局部発振部に印加する電圧をより大きな
ものとすることかでき、局部発徹周波数をより安定なも
のとすることができた。
また、受信部を構成するジョセフソン接合を複数個とす
ることで、検出効率を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図A、B、Cは、本発明の一実施例に係る超伝導電
磁波ミキサーの概略の構造および製造丁程を示す平面図
、 第1図りは、第1図Cのa−a’ における断面図、 第1図Eは、本発明の第2の実施例に係る超伝導電磁波
ミキサーの概略の構造を示す平面図、第1図Fは、本発
明の第3の実施例に係る超伝導電磁波ミキサーの概略の
構造を示す断面図、第2図A、B、C,Dは、本発明の
第4の実施例に係る超伝導電磁波ミキサーの概略の構造
および製造工程を示す平面図、 第2図Eは、第2図りのb−b’ における断面図、 第3図A、Bは、本発明の第5の実施例に係る超伝導電
磁波ミキサーの概略の構成を示す図で、第4図Aは平面
図、第4図Bは第4図AのC−C゛における断面図、 第4図A、B、Cは、本発明の第6および第7の実施例
に係る超伝導電磁波ミキサーの概略の製造工程を示す斜
視図、 第4図りは、該超伝導電磁波ミキサーのジョセフソン接
合部の構造を示す拡大断面図、第5図Aは、本発明の第
8の実施例に係る超伝導電磁波ミキサーの概略の構成を
示す平面図、第5図Bは、本発明の第9の実施例に係る
超伝導電磁波ミキサーの概略の構造を示す断面図、第6
図A、Bは、本発明の第10および第11の実施例に係
る超伝導電磁波ミキサーの概略の製造工程を示す断面図
、 第7図A、B、Cは、本発明の第12の実施例に係る超
伝導電磁波ミキサーの平面図、第7図りは、第7図Cの
aa’断面図、第7図Eは、第7図Cのbb’断面図、
第8図は、第7図A−Hの超伝導電磁波ミキサーの等価
回路図、 第9図A、B、C,Dは、本発明の第13の実施例に係
る超伝導電磁波ミキサーの概略の製造工程を示す斜視図
、 第10図Aは、この発明の第14の実施例に係る超伝導
電磁波ミキシング装置の概略の構成を示す平面図、 第10図Bは、この発明の第15の実施例に係る超伝導
電磁波ミキシング装置の概略の構成を示す側断面図、 第11図Aは、従来におけるジョセフソントライオード
の概略の構造を示す斜視図、そして第ii図sは、第1
1図Aのジョセフソントライオードの電気等価回路図で
ある。 4:基板 5.5a、5b:酸化物超伝導体薄膜 5° :くびれ 8:絶縁体、 8′:絶縁層(トンネルバリア層) 6.6a、6b、6e:結晶粒界型ジョセフソン接合(
局部発振部) 7 7a  7b、7C:結晶粒界型ジョセフソン接合
(受信部) 9:ジョセフソン電流制御用の膜 13.14.15.16:電極 17:導電体 18:溝 19:結合部(溝の底部) 20.2にトンネル型ジョセフソン接合23二局部発振
部 24:受信部 30:超伝導電磁波ミキサー 31;冷却機 32:外来電磁波 33:導入部 36:増幅器 37:ヘテロダインミキシング出力

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)局部発振部と、該局部発振部と電気的に結合され
    ており該局部発振部からの電磁波と外来の電磁波とをミ
    キシングする受信部とを有する超伝導電磁波ミキサーで
    あって、 前記局部発振部と受信部とが共に酸化物超伝導体を用い
    たジョセフソン接合によって形成されていることを特徴
    とする超伝導電磁波ミキサー。
  2. (2)前記ジョセフソン接合が、酸化物超伝導薄膜の結
    晶粒界を用いたジョセフソン接合である前記請求項1記
    載の超伝導電磁波ミキサー。
  3. (3)前記ジョセフソン接合が、トンネル型ジョセフソ
    ン接合である前記請求項1記載の超伝導電磁波ミキサー
  4. (4)前記局部発振部と受信部とが絶縁体を介して結合
    されている前記請求項1記載の超伝導電磁波ミキサー。
  5. (5)前記局部発振部と受信部とが導電体により結合さ
    れている前記請求項1記載の超伝導電磁波ミキサー。
  6. (6)局部発振部および該局部発振部に電気的に結合さ
    れて該局部発振部からの電磁波と外来の電磁波とをミキ
    シングする受信部を有し、前記局部発振部と受信部とが
    共に酸化物超伝導体を用いたジョセフソン接合によって
    形成されている超伝導電磁波ミキサーと、 前記電磁波ミキサーの受信部に外来の電磁波を導入する
    導入部と、 前記電磁波ミキサーにおけるミキシング作用により得ら
    れる中間周波数帯の電磁波を増幅する増幅器と、 少なくとも前記電磁波ミキサーを冷却する冷却機と を具備することを特徴とする超伝導電磁波ミキシング装
    置。
  7. (7)前記電磁波ミキサーの局部発振部と受信部とが絶
    縁体を介して結合されている前記請求項6記載の超伝導
    電磁波ミキシング装置。
  8. (8)前記電磁波ミキサーの局部発振部と受信部とが導
    電体により結合されている前記請求項6記載の超伝導電
    磁波ミキシング装置。
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JP2008177835A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 超伝導トンネル型ミキサ

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