JPH03204837A - 複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法 - Google Patents

複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法

Info

Publication number
JPH03204837A
JPH03204837A JP1295816A JP29581689A JPH03204837A JP H03204837 A JPH03204837 A JP H03204837A JP 1295816 A JP1295816 A JP 1295816A JP 29581689 A JP29581689 A JP 29581689A JP H03204837 A JPH03204837 A JP H03204837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
formula
group
carbon atoms
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1295816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2852545B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Miyazawa
宮沢 和利
Naoyuki Yoshida
尚之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP1295816A priority Critical patent/JP2852545B2/ja
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to EP97100333A priority patent/EP0774452B1/en
Priority to EP90312390A priority patent/EP0428392B1/en
Priority to DE69032341T priority patent/DE69032341T2/de
Priority to DE69033442T priority patent/DE69033442T2/de
Publication of JPH03204837A publication Critical patent/JPH03204837A/ja
Priority to US08/035,889 priority patent/US5348870A/en
Priority to US08/257,666 priority patent/US5411877A/en
Priority to US08/380,519 priority patent/US5574182A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2852545B2 publication Critical patent/JP2852545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P41/00Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture
    • C12P41/003Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by ester formation, lactone formation or the inverse reactions
    • C12P41/004Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by ester formation, lactone formation or the inverse reactions by esterification of alcohol- or thiol groups in the enantiomers or the inverse reaction
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/62Carboxylic acid esters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/911Microorganisms using fungi

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は生理活性物質、機能性材料などに使用される光
学活性化合物の出発物質となる新規でなおかつ光学純度
の高い光学活性化合物およびそれを得るための簡単な製
造方法に関するものである。
(従来の技術と発明が解決しようとする問題点)光学活
性化合物、特に光学活性な2−置換−3−ヒドロキシカ
ルボン酸エステル類、およびそのエステル類は、医薬、
農薬などの生理活性物質、および機能性材料等の出発物
質またはその中間体として有用であると考えられるが、
2つの不斉点を有するため4つの立体異性体が存在して
おり、そのうちの1つの立体異性体のみを多く含有して
いなければ充分な生理活性あるいは充分な機能性を示さ
ず、したがってこの4つの立体異性体を効率よく分離す
ることが大きな課題となっている。
光学活性体を得るためには、不斉合成を行うが、通常の
合成化学的手法で得られるラセミ体を分割するか、ある
いは光学活性な物質から立体化学的手法で変換して合成
するがしなければならない、特に光学活性な2−置換−
3−ヒドロキシカルボン酸エステルを得る方法としては
、塩にしたのち晶出法によって分割する方法(A、 T
ai and M。
Imaida、 Bull、 Chem、 Soc、 
Jpn、+ 51  + 1114(1978)、)、
リチウムジイソプロピルアミド(以下LDAと略す)を
用いてアルキル化する方法(G、 Fr’ater H
e1v、 Chim、 Acta、、 62 + 28
29(2829) )なとが知られているが、塩にして
の晶出法では、工業的スケールでの実施が困難な上、晶
出法によって分割できる化合物は限定されている。
また、LDAを用いてのアルキル化は、極低温(−78
℃〜−50℃)条件下で反応を行なう必要がある上、原
料の3−ヒドロキシアルカン酸エステルとして光学活性
体であるものを使用する必要がある。さらに、上記反応
では、anti体である化合物のみしか収得することが
できない上、その選択性もanti体:  syn体=
94:6であり、100%の選択性とはいえない。
また、1.3−ジオキサン−4−オン類は、すでにいく
つかが合成されていて、そのcis / trans選
択性を利用して、光学活性な5ec−アルコールなどの
合成についての研究(S、L、 5chreiber 
eta]、 Tetrahedron Lett、、 
27 、2945(1986))D、 5eebach
 et al、 Angew、 Chem、 rnt、
 Ed、 EngL、+25 、178(1986))
がなされている。
しかしながら、5位に置換基をもつ光学活性な化合物に
ついては、はとんど研究がされていない。
しかし、ただ1例、未置換の5位の炭素に、LDAを用
いてアルキル化することが試みられているC D、 5
eebach、 He1v、 Chim、 Acta、
+ 69 + 1147(1986) 〕が、先にも述
べたとおりLDAを使用しなければならないため、−7
5℃という極低温で反応を行なわなければならないこと
と、一方のエナンチオマーのみしか与えないという欠点
がある。
本発明の目的は、新規な複数の不斉点をもつ光学活性化
合物、詳しくは、光学活性な2−置換一3−置換〜カル
ボン酸エステル、および絶対配置ヲモつ2−置換−3−
ヒドロキシ−カルボン酸エステルの製造法を提供するこ
とである。また、ラセミ体である2−置換−3−ヒドロ
キシ−カルボン酸エステルを分割する方法、光学活性な
2−置換−3−ヒドロキシ−カルボン酸の製造における
中間体となり得る新規な光学活性な1.3−ジオキサン
−4−オン類およびその製造法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明第1の複数の不斉点をもつ光学活性化合物は、−
形式 で表わされる光学活性2−置換−3−置換−カルボン酸
エステルである。更に詳しくは、つぎの(2)〜(5)
式で表わされる。
11〜(7)式において、RI、R2は炭素数1〜40
のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、
鎖中にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘ
キサン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、
ピラジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、また
は、それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素
原子、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R3は炭
素数3〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基を示し、Xは水素原子または炭素数2〜40のアルカ
ノイル基を示し、*で付された炭素は不斉炭素を示す。
好ましくは、RI、R2は炭素数1〜40のアルキル基
、アルケニル基、アルキニル基を示し、R3は炭素数3
〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示
し、Xは水素原子または炭素数2〜40のアルカノイル
基であり、より好ましくは、R’ 、R2は炭素数1〜
40のアルキル基、アルケニル基を示し、R3は炭素数
3〜40のアルキル基、Xは水素原子または炭素数2〜
40のアルカノイル基である。また、R1R2は好まし
い炭素数1〜20、より好ましくは1〜10であり、R
3は好ましくは3〜20、より好ましくは3〜10であ
る。
本発明の第2の複数の不斉点をもつ光学活性化合物は、
−形式 %式% つぎの@〜αω式で表わされる。
4 2 @〜α9式において、炭素数1〜40のアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中にハロゲン原
子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサン環、ピリジ
ン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラジン環、ジオ
キサン環、ビシクロオクタン環、または、それらの置換
生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子、硫黄原子の
いずれかを含むことができ、*を付した炭素原子は不斉
炭素であることを示す。好ましくはR4は、トリハロメ
チル基を示し、R1,R2が、炭素数1〜20のアルキ
ル基、アルケニル基である。
本発明の複数の不斉点をもつ光学活性化合物の第1の製
造法は、 で表わされろうセミ体である2−置換−3−ヒドロキシ
−カルボン酸エステルを加水分解酵素の存在下、実質的
に水分の存在しない条件下でエステルを作用させて、エ
ステル交換反応を行ない、つぎに示す(6−1)式で示
される化合物と(7−2)式で示される化合物とに分割
するか、もしくは、(6−2)式で示される化合物と(
7−1)式で示される化合物とに分割し、 これらを、 一般式 で示される光学活性な2,6シス2.5.6−置換−1
,3−ジオキサン−4−オンに誘導し、これを再結晶に
より結晶と再結晶母液に分離することにより、−形式 で示される絶対配置をもつ2,5.6−置換−1,3−
ジオキサン−4−オンのそれぞれが得られることを特徴
とする。
ここで、”(9)式で示される光学活性な2,6ンス2
.5.6〜置換−1,3−ジオキサン−4−オンへの誘
導について詳しくのべると、分割して得られた化合物(
6−1)、  (6−2)、  (74)もしくは(7
−2)で示される化合物を加水分解もしくは加アルコー
ル分解と加水分解することにより、−形式 で示される光学活性な2−置換−3−ヒドロキシカルボ
ン酸とし、この酸に一般式 %式%(22) で示されるアルデヒドを反応させて、光学活性な2,6
−シス2,5,6−置換−1,3〜ジオキサン−4−オ
ンに誘導する。
〔ここで、(9)式は、叩および(141弐で示される
化合物の混合物もしくは、03)およびQ5)式の混合
物を示し、R’ 、R2、R’は、炭素数1〜40のア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、II
中にハロゲン原子、シアノ恭、ベンゼン環、シクロヘキ
サン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピ
ラジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または
、それらの置換生成物、酵素原子、窒素原子、ケイ素原
子、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R5は炭素
数1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基
を示し、X′は炭素数2〜40のアルカノイル基、*は
不斉炭素であることを示す。〕 本発明の複数の不斉点をもつ光学活性化合物の第2の製
造法は、(121,(13)、 Q4)もしくはαω式
で示される絶対配置をもつ2,5.6−置換−1,3−
ジオキサン−4−オンを、−形式 %式%(23) で示されるアルコールと反応させることにより、−形式 で示される、絶対配置をもっ2−置換−3−ヒドロキシ
−カルボン酸エステルが得られ、ることを特徴とする。
ここでR1、R2、R5は前述と同じである。
本発明のラセミ体である2−置換−3−ヒドロキシ−カ
ルボン酸エステルを分割する第1の方法は、−形式 で表わされろうセミ体である2−置換−3−ヒドロキシ
−カルボン酸エステルを加水分解酵素の存在下、実質的
に水分の存在しない条件下でエステルを作用させて、エ
ステル変換反応を行ない、つぎに示す(6−1)弐で示
される化合物と(7−2)式で示される化合物とに分割
するか、もしくは、(6−2)式で示される化合物と(
7−1)弐で示される化合物とに分割することを特徴と
する。
「 (上式において、R1、R2は炭素数1〜40のアルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中にハ
ロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサン環
、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラジン
環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または、それ
らの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子、硫
黄原子のいずれかを含むことができ、R5は炭素数1〜
40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示し
、X′は炭素数2〜40のアルカノイル基を示す。) 本発明の2−置換−3−ヒドロキシカルボン酸エステル
を分割する第2の方法は、−形式で表わされるラセミ体
である2−置換−3−ヒドロキシカルボン酸エステルを
加水分解し、−形式で示される2−置換−3−ヒドロキ
シカルボン酸とし、8亥カルボン酸に一般式 %式%(22) で示されるアルデヒドを反応させて、 −形式 で示される2、5.6−置換−1,3−ジオキサン−4
−オンを生成し、該生成物を再結晶により結晶と、再結
晶母液とに分離し、結晶および母液残渣をそれぞれ、−
形式 %式%(23) で示されるアルコールで開環反応を行なうことにより、
式(8)で表わされるラセミ体である化合物を、−形式 で示されるsyn 2−置換−3−ヒドロキシカルボン
酸エステルと、−形式 で示されるanti 2−置換−3−ヒドロキシカルボ
ン酸エステルとに分割することを特徴とする。
(R’ 、R2,R5は前述と同じである。)本発明の
第一の複数の不斉点をもつ光学活性化合物の具体的化合
初冬としては、つぎのちのをあげることができる。
光学活性2−メチル−3−ヒドロキシ−5−トリメチル
シリル−4−ペンチル酸エステル光学活性2−メチル−
3−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニルプロパン酸エ
ステルR’  CHO・・・ (22) で示されるアルデヒドを反応させて、(9“)、および
(9′)式で示される光学活性な2.6−シス2.5.
6−置換−1,3−ジオキサン−4−オンに誘導される
。これの再結晶■により結晶と再結晶母液とに分離され
て@およびα0式もしくはQ31および本発明の製造法
の第1の方法は、つぎに示すスキーム■のごとく、2段
階の部分からなっている。
すなわち、■加水分解酵素を用いた分割 ■2,6シス
1,3−ジオキサンー4−オン体の再結晶によるsyn
体、 anti体の分割である。
■は後述する本発明の第1の分割する方法により (7
−1)、  (6−1)式に分割され、そののち、それ
ぞれは加水分解、もしくは加アルコール分解と加水分解
によって、(19−a)および(19−b)で示される
光学活性な2−置換−3−ヒドロキシカルボン酸となり
、該カルボン酸に一般式 セクール開環反応を行うことによって、(5’)。
(3′)、(4’)、および(2′)式で示される絶対
配置をもつ2−置換−3−ヒドロキシ−カルボン酸エス
テルが得られる。
スキーム 1 8“ (ソ ノ 本発明の分割する第1の方法の加水分解酵素を用いたエ
ステル交換反応は、実質的に水分の存在しない条件下で
、基質であるラセミ体化合物、アシル化剤(エステル)
と加水分解酵素を互いに効率よく接触することにより達
成される。つまり、(8)式で示されるラセミ体化合物
すなわちつぎに示す(6−1)と(7−1)式で示され
る化合物2 のいずれか一方のOHが選択的にエステル化され、他方
のOHがエステル化されずに残ることによって、(8)
式の化合物はアルコールとエステルに分割される。
このエステル交換反応の反応温度は、0ないし100℃
が適当であり、酵素の種類により最適な反応温度は違う
が、特に好ましくは20ないし45℃である。反応時間
は、基質の種類により、5ないし2000時間であるが
、反応温度、酵素の種類、基質濃度を変化させることに
より短縮も可能である。
また、基質がアシル化剤に難溶であるときには、トルエ
ン、ヘプタン、ヘキサン、ジエチルエーテル等の有機溶
媒を加えても何ら問題はない。
基質であるラセミ体−アルコールとアシル化剤の割合は
1:0.5ないし1:2(モル比)、好ましくは1:1
.1ないし1:2 (モル比)が適当である。
このようにしてエステル交換反応を行った後、酵素は通
常の濾過操作で反応系より除去することができ、そのま
ま再使用することができる。濾液である反応物は減圧蒸
留あるいは、カラムクロマトグラフィー等の操作により
光学活性なアルコールと対掌体である光学活性なエステ
ルにそれぞれ分離することができ、さらに得られた光学
活性なエステルは加水分解反応を行うことにより、前述
の光学活性なアルコールと対掌体である光学活性なアル
コールを得ることができる。
本発明の第2の分割法は、つぎのスキーム■で表わすこ
とができる。
ス キ ム ■ (19) anti体 すなわち、2−置換−3−ヒドロキシ酸エステル(8)
の加水分解によって得られた2−置換−3−ヒドロキシ
酸09)と、R’CHOで示されるアルデヒド類とを、
P−)ルエンスルホン酸ピリジウム塩(PPTS) 、
硫酸等の酸触媒下で脱水反応に供することにより1,3
−ジオキサン−4−オン体GOI v:得られる。この
ものが再結晶によって結晶と母液とに分離され、それぞ
れから(21)で示される化合物と(20)で示される
化合物が得られる。
再結晶により分離された(20)、 (21)は、それ
ぞれPPTSTJM酸等の酸触媒の存在下1、種々のア
ルコールを作用させアセクール開環反応によって、(2
0)よりsyn体化金化合物21)よりanti体化合
物化合物られる。
ラセミ体である出発物質(8)を用いた場合は、得られ
る化合物は、syn体およびanti体化合物化合物が
、出発物質(8)に代えて、(6−1)式、(7−1)
式で示される化合物を用いれば得られる化合物は、それ
ぞれ(2′)式の化合物および(4′)弐の化合物もし
くは(3′)式の化合物および(5′)弐の化合物であ
る。
本発明の製造法または分割法における再結晶は、通常行
なわれる操作で結晶と再結晶母液に分離することである
。その操作は、特別な操作、装置等は必要としない。ま
た。1〜3回の再結晶で完全に分離することが可能であ
る。再結晶溶媒としては、化合物を分離する能力を持つ
溶媒であれば市販の有機溶媒で良いが、再結晶の行ない
易さ溶解度1分離の能力などの面から、トルエン、ヘキ
サン、ヘプタン、ベンゼン、石油エーテル、リグロイン
、酢酸エチル、アセトン、エタノール、メタノールある
いはそれらの混合溶媒等が好適である。
本発明の製造法または分割法で使用する式(8)で示さ
れる2−置換−3−ヒドロキシカルボン酸エステルは、
たとえばつぎのような経路によって容易に製造できる。
また、次式で示すように種々のアルデヒド類とα−ブロ
モアルカン酸エステル類α匂とを金属亜鉛の存在下反応
させて(8)式のラセミ体化合物を得ることも可能であ
る。
(8) すなわち、工業的に入手が容易な、00式で示されるケ
ト酸エステル類に、ナトリウムアルコラード、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム等の塩基の存在下、R”!で示さ
れるハロゲン化物を作用させて、2−置換ケト酸エステ
ル0ηを得る。これに水素化ホウ素ナトリウムのような
還元剤を作用させカルボニル基のみを還元することによ
って、(8)で示されるラセミ体化合物を製造すること
ができる。
(I8) (81 (上式において、R1、R2、R5は、前述と同一の意
味を示す。) 本発明の製造法および分割法における(8)式で示され
る化合物の具体例としては、 2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸 メチル、2−メ
チル−3−ヒドロキシブタン酸 エチル、2−メチル−
3−ヒドロキシブタンvi、tブチル、2−エチル−3
−ヒドロキシブタン酸 メチル、2−エチル−3−ヒド
ロキシブタン酸 tブチル、2−プロピル−3−ヒドロ
キシブタン#、 tメチル、 2−アリル−3−ヒドロキシブタン酸 メチル、2−ア
リル−3−ヒドロキシブタン酸 tブチル、2−ビニル
−3−ヒドロキシブタン酸 tブチル、2−アセチル−
3−ヒドロキシブタン酸 tブチル、 2−フェニル−3−ヒドロキシブタンiltブチル、 2−ベンジル−3−ヒドロキシブタン酸 tブチル、 2−メチル−3−ヒドロキシペンクン酸 メチル、2−
メチル−3−ヒドロキシペンクン酸 イソプロピル、 2−メチル−3−ヒドロキシペンクン酸 tブチル、 2−アリル−3−ヒドロキシペンクン酸 を−ブチル、 2−フェニル−3−ヒドロキシベンクン酸t−ブチル、 2−クロロ−3−ヒドロキシペンクン酸 メチル、2−
クロロ−3−ヒドロキシペンクン酸 エチル、2−クロ
ロ−3〜ヒドロキシペンクン酸フロビル、 2−クロロ−3−ヒドロキシペンクン酸 t−ブチル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−クロロ−ブタン酸 
t−ブチル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ペンテン酸メチル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ペンテン酸エチル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ペンテン酸t−ブチ
ル、 2−ビニル−3−ヒドロキシ−4−ペンテン酸t−ブチ
ル、 2−アリル−3−ヒドロキシ−4−ペンテン酸t−ブチ
ル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ヘキセン酸メチル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ヘキセン酸エチル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ヘキセン酸t−ブチ
ル、 2−ビニル−3−ヒドロキシ−4−ヘキセン酸t−ブチ
ル、 2−アリル−3−ヒドロキシ−4−ヘキセン酸t−ブチ
ル、 2−クロロ−3−ヒドロキシブタン酸 エステル、2−
フルオロ−3−ヒドロキシブタン酸 エステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−クロロブタン酸 エ
ステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−シアノブタン酸 エ
ステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−5−フェニル−4−ペン
テン酸 エステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−ヘンシルオキシブタ
ン酸 エステル、 2−ベンジル−3−ビロキシブタン酸 エステル、2−
メチル−3−ヒドロキシ−4−(4−メトキシフェニル
)−プロパン酸 エステル、2−メチル−3−ヒドロキ
シ−4−(2−ピリジル)−ブタン酸 エステル、 2−メチル−3〜ヒドロキシ−4−(3−ピリジル)−
ブタン酸 エステル、 2−メチル−3〜ヒドロキシ−4−(3−ピリミジル)
−ブタン酸 エステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−4−(2−ジオキシル)
−ブタン酸 エステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−5−トリメチルシリル−
4−ペンチン酸 エステル、 2−メチル−3−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル
プロパン酸 エステル、 をあげることができる。
本発明の製造法または分割法において用いられる加水分
解酵素としては、特に、リパーゼ、リポプロティンリパ
ーゼ、エステラーゼと呼ばれているもの等が好ましい。
しかし、(8)式で示されろうセミ化合物に作用して(
3R)体、  (3S)体のいずれか一方と優先的にエ
ステル交換反応をさせる能力を有するものであれば、そ
の種類を間わない。
たとえば、市販されている酵素として次長に示したもの
があげられる。
また、これらの酵素の外に、上述のエステル交換反応を
行う加水分解酵素を生産する微生物であれば、その種類
を問わずに、その酵素を取り出し使用することができる
。かかる微生物の例として、アルスロバクタ−(Art
hrobacter)属、アクロモバクタ−(Acro
mobacter)属、アルカリゲフス(Alcali
genes)属、アスペルギルス(Aspergill
us)属、クロモバクテリウム(Chromobact
erium)属、カンディダ(Candida)属、ム
コール(Mucor)属、シュウトモナス(Pseud
omonas)属、リヅプス(Rhizopus)属等
に属するものがあげられるが、特に好ましくはシュウド
ウモナス属に属するものである。
本発明の製造法または分割法に使用するエステルは、容
易に入手できる市販品で充分であり、プロピオン酸メチ
ル、酪酸エチル、ステアリン酸エチル、ラウリン酸トリ
クロロエチル、ラウリン酸ブチル、エチレングリコール
ジアセテート等が使用できるが、中でもビニルエステル
およびトリグリセリドが好ましく、たとえば酢酸ビニル
、カプロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、トリアセチン
、トリプロピオニン、トリブチリン、トリカプロイン、
トリステアリン、トリラウリン、トリミリスチン、トリ
オレインなどがあげられる。
本発明の製造法におけるR’CFIOで示されるアルデ
ヒドとしては、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒ
ド、ブチルアルデヒド、ペンチルアルデヒド、ベンズア
ルデヒド、ビバルアルデヒド、クロラールなどがあげら
れるが、本発明の製造法において、アルデヒドとの反応
で得られる(9)式またはαω式で示される1、3−ジ
オキサン−4−オン体の融点が高く、また再結晶性が良
くなるものの方が好ましいのでピハルアルデヒド、クロ
ラールが好適である。
本発明の製造法または分割法におけるアセタール開環反
応におけるアルコールは、アルキルアルコール、アルケ
ニルアルコール、アルキニルアルコール類など種々のア
ルコールを使用できる。アルコールで種々変えることに
より本発明の所望の光学活性化合物を得ることができる
(実施例) 以下、さらに本発明を代表的な実施例により具体的に説
明する。
実施例1゜ 2−メチル−3−ヒドロキシブタン51t−ブチル((
8)式においてR+=Rz・−CH+ 、 R5=−C
(C)b)sであるもの)の光学分割 +1)  ラセミ体である2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタンa21−ブチル30g、ラウリン酸ビニル40g
、リパーゼP(天野製薬>8.0gの混合物を35℃に
おいて7日環撹拌した。反応停止後、濾過により酵素を
除き、酵素をn−へブタンにより濾紙上で洗浄した。濾
液よりn−へブタンを留去し、残渣を減圧蒸留に付し、
次式で示される(3S) −2−メチル−3−ヒドロキ
シブタン酸 tブチル13gと、 2 次式で示される(3R) イルオキシブタン酸 t メチル−3−ドデカン ブチル23gを得た。
/″″″CI 182:1 +21  (11で得られた(3R) −2−メチル−
3−ドデカノイルオキシブタン酸 t−ブチル23g、
メタノール60mn、濃硫酸1.Om6の混合物を30
時間還流したのち、水100mfを加えエーテル抽出を
行なった。エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥
したのちエーテルを留去し、残渣を減圧蒸留に付しく3
R) −2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸 メチル
 5,1gを得た。
p、p、 62〜65°C(6,OimHg) 。
〔α)o=24.4° (C=1.27. Ct(Cj
23 )であった。
この(3R) −2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸
 メチル4.7g、20%水酸化ナトリウム15m1.
の混合物を室温において1時間撹拌したのち、濃塩酸を
徐々に加えて酸性としたのちエーテル抽出を行なった。
エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥したのちエ
ーテルを留去し、(3R) −2メチル−3−ヒドロキ
シブタン酸3.6gを得た。
+31  (2+で得られた(3R) −2−メチル−
3−ヒドロキシブタン酸3.6g、クロラール8.3 
g 、 PPTSO,7g、ジクロロメタン20mnの
混合物を脱水条件下25時間還流した。飽和炭酸水素ナ
トリウム水40m7!を加えたのち、分離した有機層を
無水硫酸マグネシウムにより乾燥し、溶媒を留去し残渣
として(2R,6R)−2−トリクロロメチル−5,6
ジメチルー1,3−ジオキサン−4−オン 6.3gを
得た。
+41  (31で得られた(2R,61?)−2−)
ジクロロメチル−5,6−シメチルー1,3−ジオキサ
ン−4−オン6.3gをn−へブタン45mAより再結
晶したのち濾過し、濾さいより次式で示される(2R,
5R,6R)−2−トリクロロメチル−5,6−シメチ
ルー1.3−ジオキサン−4−オン 1.1gが得られ
た。
(1 m、p、  128.4〜130.4  ℃。
〔α〕:’−−27.2°(C= 1.00. CH[
J!:+ )であった。また、NMRチャートを第5図
に示す。
また、濾液より次式で示される(2R,5R,6R) 
−2トリクロロメチル−5,6−シメチルー1,3−ジ
オキサン−4−オン 0.6gが得られた。
l +5)  (41で得られた(2R,5R,6R) −
2−)ジクロロメチル−5,6−シメチルー1.3−ジ
オキサン−4−オン 1.1g、メタノール10m1’
、fN硫酸0.1mAの混合物を室温で1時間撹拌した
のち水20m7!を加えてエーテル抽出を行なった。エ
ーテル層を硫酸ナトリウムにより乾燥したのちエーテル
を留去し、残渣を減圧蒸留に付しく2R,3R)−2−
メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチル0.5gを得た
〔α) b =  28.8 ”  (C=1.12.
 CHC7!、3)であった。
(61(41で得られた(2R,5R,6R) −2−
)ジクロロメチル−5,6−シメチルー1.3−ジオキ
サン−4−オン 0.6gを(5)と同様の方法でメタ
ノール、濃硫酸系での開環反応を実行したところ、(2
R,3R)−2メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチル
0.3gが得られた。
上で得られた(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロ
キシブタン酸メチル光学純度をつぎの操作で決定した。
(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸
メチル 0.3g、R−(4)−メトキシトリフルオロ
メチルフェニル酸#(以下(+)−MTPAと略す)0
.53g、ジシクロへキシルカルボジイミド0.47g
ジクロロメタン7 mlの混合物を室温において1時間
撹拌したのち、生成した結晶を濾別し濾液よりジクロロ
メタンを留去し残渣をカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶媒 n−へブタン。
酢酸エチル 9:1)に付し精製しく2R,3R)−2
−メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチルの R−(÷
)−MTPAエステル(以下、(÷)−MTP^エステ
ルと略す。)を得た。このものを270M)lzのIH
−NMRで測定し第1図に示した。対掌体由来のピーク
はほとんど見られず、光学的に純粋であることが判明し
た。
また、比較のためにラセミ化合物の(+)−MTPAエ
ステルの’H−NMRを第2図に示す。
(71(11で得られた(3S) −2−メチル−3−
ヒドロキシブタン酸 t−ブチル10gよりf21. 
(31と同様な方法で次式で示される(2R,5R,6
R) −2−)ジクロロメチル−5,6−シメチルー1
.3−ジオキサン4−オン、 (1 7I C−CI! 3、1 g  (m、p、  122.6〜130.2
  ℃。
CCX〕D  =+23.0 ’  (C=1.31.
  CHCj!*)) 、および次式で示される(2R
,5R,6R) −2−トリクロロメチル−5,6−シ
メチルー1.3−ジオキサン−4=オン 2.2gを得
た。
n cI! −C−cz (8)更に、メタノール、! gea系でアセタール開
環したところ、(2R,3R)−2−メチル−3−ヒド
ロキシブタン酸メチル 1.1g 〔〔α) D =+27.5 ’  (C=1.09.
 CI(Cjl!3))、および(2R,3R)−2−
メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチル 0.9gを得
た。
実施例2゜ (1)実施例1の(1)〜(3)と同一な方法で得られ
た(2R,5R,6R) −2−トリクロロメチル−5
,6−シメチルー1.3−ジオキサン−4−オン 1.
0gに濃硫酸0.1mlおよび2−プロパツール10m
1を加え室温で一時間撹拌したのち水20IIllを加
えてエーテル抽出を行った。エーテル層を無水硫酸ナト
リウムにより乾燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸
留に付し、次式で示される(2R,3R)−2−メチル
−3−ヒドロキシブタン酸 イソプロピル0.4gを得
た。またNMRチャートを第6図に示す。
(2)実施例2−<11において、2−プロパツールを
ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示される
(2R,3,R) −2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 1−メチルプロピル 0.5gを得た。
(3)実施例2−(11において、2−プロパツールを
1−プロバトンに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2R,3R) −2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 プロピル 0.5gを得た。
(4)実施例2−(11において、2−プロパツールを
1−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 ブチル 0.5gを得た。
(5)実施例2−111において、2−プロパツールを
1−ペンタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ペンチル 0.5gを得た。
(6)実施例2〜(1)において、2−プロパツールを
1−ヘキサノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ヘキシル 0.5gを得た。
(7)  実施例2−111において、2−プロパツー
ルをt−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で
示される(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸 t−ブチル 0.5gを得た。NMRチャー
トを第7図に示す。
(8)実施例2−<11において、2−プロパツールを
アリルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,31?)−2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸 アリル 0.5gを得た。
(9)実施例2−(11において、2−プロパツールを
ベンジルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で
示される(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸 ベンジル 0.6gを得た。
0ω 実施例2−(1)において、2−プロパツールを
ビニルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ビニル 0.4gを得た。
実施例3゜ (1)実施例1の(3)と同一な方法で得られた(2R
35S、6R) −2−)ジクロロメチル−5,6−シ
メチルー1.3−ジオキサン−4−オン 1.0gに濃
硫酸0.1m1.および2−プロパツール10m1を加
え室温で一時間撹拌したのち水20mβを加えてエーテ
ル抽出を行った。エーテル層を無水硫酸ナトリウムによ
り乾燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留に付し、
次式で示される(2S、3R)−2−メチル3−ヒドロ
キシブタン酸 イソプロピル0.4 gを得た。
(2)実施例3−(11において、2−プロパツールを
2−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2S、3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 1−メチルプロピル0.5gを得た。
(3)実施例3−(1)において、2−プロパツールを
1−プロパツールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 プロピル0.5gを得た。
(4)実施例3−(11において、2−プロパツールを
1−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2S、3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 ブチル0.5gを得た。
式で示される(2S、 3R) −2−メチル−3−ヒ
ドロキシブタン酸 t−ブチル0.5gを得た。
(5)実施例3−(1)において、2−プロパツールを
1−ペンタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ペンチル0.5gを得た。
(8)実施例3−(1)において、2−プロパツールを
アリルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、 3R) −2−メチル−3−ヒドロキ
シブタン酸 アリル0.5gを得た。
(6)実施例3−(11において、2−プロパツールを
1−ヘキサノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ヘキシル0.5gを得た。
(9)実施例3−(1)において、2−プロパツールを
ベンジルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で
示される(2S、 3R) −2−メチル−3−ヒドロ
キシブタン酸 ベンジル0.6gを得た。
(7)実施例3−(1)において、2−プロパツールを
t−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次αω 実
施例311)において、2−プロパツールをビニルアル
コールに代え、他は同様に行ない、次式で示される(2
S、3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸 ビ
ニル0,4gを得た。
(2)実施例4−11において、2−プロパツールを2
−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示され
る(2S、 3S) −2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 1−メチルプロピル0.5gを得た。
実施例4゜ (1)実施例1の(3)と同一の方法で得られた(2S
5S、6S) −2−)ジクロロメチル−5,6−シメ
チルー1.3−ジオキサン−4−オン 1.0gに濃硫
酸0.1m7!および2−プロパツール10mj2を加
え室温で一時間撹拌したのち水20m6を加えてエーテ
ル抽出を行った。エーテル層を無水硫酸ナトリウムによ
り乾燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留に付し、
次式で示される(2S、3S)−2−メチル3−ヒドロ
キシブタン酸 イソプロピル0.4gを得た。
(3)実施例4−(1)において、2−プロパツールを
1−プロパツールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 プロピル0.5gを得た。
(4)実施例4i11において、2−プロパツールを1
−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示され
る(2S、 3S) −2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ブチル0.5gを得た。
シブタン酸 t−ブチル0.5gを得た。
(5)実施例4−11)において、2−プロパツールを
1−ペンタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ペンチル0.5gを得た。
(8)実施例4−(1)において、2−プロパツールを
アリルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 アリル0.5gを得た。
(6)実施例4−<11において、2−プロパツールを
1−ヘキサノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2S、 3S) −2−メチル−3−ヒドロキ
シブタン酸 ヘキシル0.5gを得た。
(9)実施例4−(1)において、2−プロパツールを
ベンジルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で
示される(2S、3S)−2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸 ベンジル0.6gを得た。
(7)実施例4−(11において、2−プロパツールを
t−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2S、 3S) −2−メチル−3−ヒドロキα
O)実施例4−(1)において、2−プロパツールをビ
ニルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2S、3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 ビニル0.4gを得た。
実施例5゜ (1)実施例1−(3)と同一な方法で得られた(2S
5S、6S) −2−トリクロロメチル−5,6−シメ
チルー1.3−ジオキサン−4−オン 1.0gに濃硫
酸0.1mj2および2−プロパツール10mj!を加
え室温で一時間撹拌したのち水20m1を加えてエーテ
ル抽出を行った。エーテル層を無水硫酸ナトリウムによ
り乾燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留に付し、
次式で示される(2R,3S)−2−メチル3−ヒドロ
キシブタン酸 イソプロピル0.4gを得た。
(2)実施例5−(llにおいて、2−プロパツールを
2−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 1−メチルプロピル0.5を得た。
(3)実施例5−(11において、2−プロパツールを
1−プロパツールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3S) −2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸 プロピル0.5を得た。
(4)実施例5−(1)において、2−プロパツールを
1−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブタ
ン酸 ブチル0.5を得た。
(5)  実施例5−(11において、2−プロパツー
ルを1−ペンタノールに代え、他は同様に行ない、次式
で示される(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロキ
シブタン酸 ペンチル0.5を得た。
キシブタン酸 アリル0.5を得た。
(6)実施例5−+11において、2−プロパツールを
1−ヘキサノールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ヘキシル0.5を得た。
(9)実施例5−(11において、2−プロパツールを
ベンジルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で
示される(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸 ベンジル0.6を得た。
(7)実施例5−(1)において、2−プロパツールを
t−ブタノールに代え、他は同様に行ない、次式で示さ
れる(2R,3S) −2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 t−ブチル0.5を得た。
α0)実施例5−(11において、2−プロパツールを
ビニルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロキシブ
タン酸 ビニル0.4を得た。
(8)実施例5−(11において、2−プロパツールを
アリルアルコールに代え、他は同様に行ない、次式で示
される(2R,3S)−2−メチル−3−ヒドロ実施例
6゜ 2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチル((8)弐
において R’=R2=R5・−CHffであるもの)
の光学分割 (1)  ラセミ体である2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸メチル84g、20%水酸化ナトリウム11の
混合物を室温において1時撹拌したのち、濃塩酸を徐々
に加えて酸性としたのちエーテル抽出を行なった。エー
テル層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥したのちエーテ
ルを留去し、2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸74
gを得た。
この2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸74g、クロ
ラール204g PPT518g、ジクロロメタン48
0m1の混合物を脱水条件下30時間還流した。飽和炭
酸水素ナトリウム水11を加えたのち、分離した有機層
を無水硫酸マグネシウムにより乾燥し、溶媒を留去し、
残渣として2−トリクロロメチル−5,6−シメチルー
1,3−ジオキサン−4−オンを得た。
上記残渣をn−ヘプタン300I111、トルエン15
0mAにより再結晶を行なった後濾過し、結晶43.7
 gと濾液に分離した。濾液の溶媒を留去すると27.
3 gであった。つぎの(2)で示す結晶5.6−an
ti −2)ジクロロメチルー5,6−ジメチル1.3
−ジオキサン−4−オン、濾液には5.6−syn2−
トリクロロメチル−5,6−シメチルー1,3−ジオキ
サン−4−オンが含まれていることがわかった。
(21(1)で得られた結晶20g1メタノール100
IIll、濃硫酸1 mllの混合物を室温で1時間撹
拌したのち水200mj2を加えてエーテル抽出を行な
った。エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥した
のちエーテルを留去し、残渣を減圧蒸留に付し、b、p
、 53℃ (3,5mHg)のanti−2−メチル
−3−ヒドロキシブタン酸メチル11.4gを得た。
得られたanti−2−メチル−3−ヒドロキシブタン
酸メチル11.4g、ラウリン酸ビニル11.7g、リ
パーゼP 5. Ogの混合物を35℃において2日間
撹拌した。反応停止後濾過により酵素を除き、酵素をn
−へブタンにより濾紙上で洗浄した。
濾液を蒸留によりn−へブタンを留去し、(2S、3S
)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチル5、1
 g  (b、p、 48.0〜49.5℃/ 7.0
 flHg〔α〕ゎ=+11.7 ’  (C=1.2
3. CHI、))、および(2R,3R)−2−メチ
ル−3−ドデカノイルオキシブタン酸メチル11.0g
(残渣として)を得た。このものは、実施例1−(2)
と同様な方法で加アルコール分解を行なうことにより(
2R,3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸メ
チル4.5gに変換された。Cα) 、 =−24,1
’ (C=2.20゜CHCl z)であった。
(31(11の濾液より得られたもの20gを用いて、
(2)と同様に酵素反応を実行することにより、(2S
3R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチル4
.2g、および(2R,3S)−2−メチル−3−ヒド
ロキシブタン酸メチル5.3gが得られた。
実施例7゜ 2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸エチル((8)式
において R’=R”=−CH* IR5=−CH2C
H3のもの)の光学分割 (1)  ラセミ体である2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸エチル15.0g、ラウリン酸ビニル14、4
 g、リパーセP(アマノ製薬)12.7gの混合物を
35℃において7日間撹拌した。反応停止後濾過により
酵素を除き、酵素をn−へブタンにより濾紙上で洗浄し
た。濾液よりn−へブタンを留去し残渣を減圧蒸留に付
し、次式で示される(3S) −2−メチル−3−ヒド
ロキシブタン酸エチル7.0gを得た。b、p、 66
〜67℃(6,5n+Hg)、〔α〕。= + 12.
8°(C=1.12. CHC7!、)であった。
また、(3R) −2−メチル−3−ドデカノイルオキ
シブタン酸 エチル5.0gを得た。
得られた(3S)体を実施例1−(51と同様な方法で
(+)−MTPAエステルに誘導し、’H−NMRによ
って光学純度を検定したところ64%eeであった。
+2)  filで得られた(3R) −2−メチル−
3−ドデカノイルオキシブタン酸 エチル5.0g、メ
タノール50m1、濃硫酸0.5mj!の混合物を20
時間還流したのち、水50m1lを加えエーテル抽出を
行なった。エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥
したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留することによっ
て次式で示される(3R) −2−メチル−3−ヒドロ
キシブタン酸 メチル1.1gを得た。
ニル 9.95 g、リバーセP(アマノ製薬)8.8
gの混合物を35℃において6日間撹拌した。反応停止
後濾過により酵素を除き、酵素をn−へブタンにより濾
紙上で洗浄した。濾液よりn−ヘプタンを留去し残渣を
減圧蒸留に付し、(3S) −2−メチル−3−ヒドロ
キシブタン酸 イソプロピル8.5gを得た。b、p、
 78℃(6mHg)。
〔α) n =+9.0 @(c=1.20. CHC
j!s)であった。
このものは、実施例1−(51と同様な方法で(+)−
?1TRAエステルに誘導し’H−NMRによって光学
純度を検定したところ77%eeであった。
実施例8゜ 2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸イソプロピル((
8)式に於いて R’=R”=−CH3、R5=−CI
(Cth)zのもの)の光学分割 (1)  ラセミ体である2−メチル−3−ヒドロキシ
ブタン酸イソプロピル14.0 g、ラウリン酸ビまた
、(3R) −2−メチル−3−ドデカノイルオキシブ
タン酸 イソプロピル12.5 gを得た。
得られた(3S)体を実施例1−(5)と同様な方法で
(+)−MTPAエステルに誘導し、’H−NMRによ
って光学純度を検定したところ40%eeであった。
(2)  (11で得られた(3R) −2−メチル−
3−ドデカノイルオキシブタン酸 12.5g、メタノ
ール100m7!、濃硫酸l nuの混合物を40時間
遠流したのち、水100mj!を加えエーテル抽出を行
なった。エーテル層を無水g酸ナトリウムにより乾燥し
たのちエーテルを留去し、残渣を蒸留することによって
次式で示される(3R) −2−メチル−3−ヒドロキ
シブタン酸 メチル1.6gを得た。
b、p、 61°c (14118g)であった。
止後濾過により酵素を除き、酵素をn−へブタンにより
濾紙上で洗浄した。濾液よりn−へブタンを留去し残渣
を減圧蒸留に付し、次式で示される(3S) −2−エ
チル−3−ヒドロキシブタン酸 tブチル9.9gを得
た。b、p、73.5〜75℃(4,5+nHg)、〔
α)D=+1.5° (C= 1.22 、 CHCi
!3)であった。NMRチャートを第8図に示す。
このものは実施例11V)と同様な方法で(+)−MT
PAエステルに誘導し、’H−NMRによって光学純度
を検定したところ83,3%eeであった。
実施例9゜ 2−エチル−3−ヒドロキシブタン酸tブチル((8)
弐に於いて R’=−CHs 、 R2−−CHzCH
:+ 1R5−C(CL) sのもの)の光学分割(1
)  ラセミ体である2−エチル−3−ヒドロキシブタ
ンMtブチル15.Og、ラウリン酸ビニル 9.0g
、リバーセP(アマノ製薬)8.0gの混合物を35℃
に於いて2日間撹拌した。反応停また、(3R) −2
−エチル−3−ドデカノイルオキシブタン酸 tブチル
7.7gを得た。
(2)  (1)で得られた(3R) −2−エチル−
3−ドデカノイルオキシブタン酸 tブチル7.7g、
メタノール60n/!、濃硫酸1 mllの混合物を4
0時間還流したのち、水60mffを加えエーテル抽出
を行なった。エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾
燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留することによ
って次式で示される(3R) −2−エチル−3−ヒド
ロキシブタン酸 メチル1.8gを得た。b、p、 6
0.5〜65°C(5,OIIHg)、〔α〕ゎ= −
4,5° (C=1.30. C)I(1,)であった
実施例10゜ 2−プロピル−3−ヒドロキシブタンatブチル((8
)式に於いて R1・−CH3、R”=−CH2CI2
CH:l 。
R5・−C(CH:l)3のもの)の光学分割(1) 
 ラセミ体である2−プロピル−3−ヒドロキシブタン
酸 tブチル15. Og、ラウリン酸ビニル 8.4
g、リパーセP(アマノ製薬)7.4gの混合物を35
℃において2日間撹拌した。反応停止後濾過により酵素
を除き、酵素をn−へブタンにより濾紙上で洗浄した。
濾液よりn−へブタンを留去し残渣を減圧蒸留に付し、
次式で示される(3S) −2−プロピル−3−ヒドロ
キシブタン酸tブチル11.1gを得た。b、p、 8
4〜86℃(4,IIHg)であった。
また、(3R) −2−プロピル−3−ドデカノイルオ
キシブタン酸 tブチル4.5gを得た。
+21  (11で得られた(3R)、−2−プロピル
−3−ドデカノイルオキシブタン酸 tブチル4.5g
、メタノール45m1.濃硫酸0.5mlの混合物を4
0時間還流したのち、水50mj2を加えエーテル抽出
を行なった。エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾
燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留することによ
って次式で示される(3R) −2プロピル−3−ヒド
ロキシブタン酸 メチル1.2gを得た。b、p、 7
6〜81℃(5,0mHg)、〔α)、=−2,9° 
(C=1.37. CHfJ!3)であった。
このものは実施例1161と同様な方法で(+)−MT
PAエステルに誘導し’H−NMRによって光学純度を
決定したところ76%eeであった。
実施例11゜ 2−アリル−3−ヒドロキシブタン酸tブチル((8)
式において R’=−CH+ 、 R2=−CH2CH
=CH2。
R5−C(CHx) 3のもの)の光学骨υ1(1) 
 ラセミ体である2−アリル−3−ヒドロキシブタン#
 tブチル15. Og、ラウリン酸ビニル13.7 
g、リパーセP(アマノ製薬)8.0gの混合物を35
℃に於いて9日間撹拌した。反応停止後濾過により酵素
を除き、酵素をn−へブタンにより濾紙上で洗浄した。
濾液よりn−へブタンを留去し残渣を減圧蒸留に付し、
次式で示される(3S) −2−プロピル−3−ヒドロ
キシブタン酸tブチル6.8gを得た。b、p、 79
〜85“C(5,ONHg)  、 (z)  D  
=+5.0  ° (C=1.35.  C)IC7!
、)であった。NMRチャートを第9図に示す。
また、(3R) −2−アリル−3−ドデカノイルオキ
シブタン酸 tブチル14.1 gを得た。
(2)  (11で得られた(3R) −2−アリル−
3−ドデカノイルオキシブタン酸 tブチル14.1g
、メタノール60mj!、濃硫酸2.0nj2の混合物
を30時間還流したのち、水60rrlβを加えエーテ
ル抽出を行なった。エーテル層を無水硫酸ナトリウムに
より乾燥したのちエーテルを留去し、残渣を蒸留するこ
とによって次式で示される(3R) −2アリル−3−
ヒドロキシブタン酸 メチル2.9gを得た。b、p、
 59.5〜61℃(2,0111Hg)、〔α)I、
=−5,4°(C= 1.24. C)ICjl’3)
であった。
このものは実施例1−(61と同様な方法で(+)−?
ITPAエステルに誘導し’H−NMRによって光学純
度を決定したところ81%eeであった。
NMRのチャートを第3図に示す。
実施例12゜ 2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸 メチル((8)
弐において R’=−CH3CH3,R2=R’=−C
H3(7)もの)の光学分割 (1)  ラセミ体である2−メチル−3−ヒドロキシ
ペンクン酸 メチル7.2g、ラウリン酸ビニル11、
1 g、リパーセP(アマノ製薬)4.0gの混合物を
35°Cにおいて5日間撹拌した。反応停止後濾過によ
り酵素を除き、酵素をn−へブタンにより濾紙上で洗浄
した。濾液よりn−へブタンを留去し残渣を減圧蒸留に
付し、次式で示される(3S) −2−メチル−3−ヒ
ドロキシペンクン酸メチル5.6gを得た。
〔α〕 ゎ = + 3.8  ° (C=1.26.
  C)IC7!ユ)であった。
また、(3R) −2−メチル−3−ドデカノイルオキ
シペンクン酸 メチル3.6gを得た。α、−0゜(2
1(1)で得られた(3R) −2−メチル−3−ドデ
カノイルオキシペンクン酸 メチル3.5g、メタノー
ル12m1、濃硫酸0.5mjl!の混合物を8時間還
流したのち、水20+nj!を加えエーテル抽出を行な
った。エーテル層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥した
のちエーテルを留去し、残渣を蒸留することによって次
式で示される(3R) −2−メチル−3−ヒドロキシ
ペンクン酸 メチル0.6gを得た。b、p、 52.
5℃ (2,5mHg)、〔α)D=10.7° (C
=0.61. CH(1,)であった。
このものは実施例115)と同様な方法で(+)−MT
PAエステルに誘導し’H−NMRによって光学純度を
検定したところ95%eeであった。
NMRのチャートを第4図に示す。
(発明の効果) 本発明の化合物は、複数の不斉点を有するため、種々の
有用化合物に変換される。
本発明の(1)式、αD弐等に代表される複数の不斉点
をもつ光学活性化合物は、容易に酸アミド化合物をへて
β−ラクタム系化合物にmN−できる。これは抗生物質
として特に注目されているカルバペネル系化合物の出発
原料として有用である。たとえば、次式で示されるよう
に、本発明の化合物から誘導されるβ〜ラクタム系化合
物は、下式R′R2を任、tに変換できるので容易に所
望のカルバペネム系化合物に誘導することが可能である
Re′ al) 本発明の製造法による効果をつぎに示す。
■ エステル変換反応については実質的に水分の存在し
ない条件で反応を行うことがら、不必要なエステルの加
水分解が殆ど起こらない。
■ 酵素の回収、再使用が容易に行なえる。
■ 反応が比較的低温で、なおかつ開放系で行えるため
、特別の装置、材料を必要としない。
■ −段階の反応で高純度の光学活性体を得ることがで
きる。
■ 緩衝溶液などを必要としないため、生化学反応にも
かかわらず基質濃度を高くでき、基質に対して大容量の
反応容器を必要としない。
■ 1,3−ジオキサン−4−オン体に誘導したのち再
結晶によってsyn体、anti体に分割する場合、再
結晶の効率がきわめてよ(,1〜3回の再結晶でsyn
体、anti体の分割が達成できる。
■ 光学活性な1,3−ジオキサン−4−オン体は、種
々のアルコールを作用して開環することにより、それぞ
れのアルコールに対応する所望のエステル類を容易に得
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、実施例1”−(61中で得られた(2R,3
R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸メチルの(
+)〜MTPAエステルの”H−NMRスペクトノνを
、第2図は、そのラセミ化合物の(+)−1’1TPA
エステルの’H−NMRスペクトルを示す。 第3図は、実施例1l−(2)で得られた(3R) −
2−アリル−3−ヒドロキシブタン酸メタン、第4図は
実施例12−(21で得られた(3R) −2−メチル
−3−ヒドロキシペンクン酸メチンのNMRスペクトル
を示す。 第5図は(2R,5R,6R) −2’ −)リクロロ
メチル−5,6−シメチルー1,3−ジオキサン−4−
オン、第6図は、(2g、3R)−2−メチル−3−ヒ
ドロキシブタン酸イソプロピル、第7図は、(2R,3
R)−2−メチル−3−ヒドロキシブタン酸t−ブチル
、第8図は、(3S)−2−エチル−3−ヒドロキシブ
タン酸t−ブチル、第9図は、(3S) −2−アリル
−3ヒドロキシブクンat−ブチルのNMRスペクトル
を示す。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(1) (ここで、(1)式は、つぎに示す(2),(3),(
    4)、もしくは(5)式を表わし、 ▲数式、化学式、表等があります▼…(2) ▲数式、化学式、表等があります▼…(3) ▲数式、化学式、表等があります▼…(4) ▲数式、化学式、表等があります▼…(5) R^1、R^2は炭素数1〜40のアルキル基、アルケ
    ニル基、アルキニル基を示すが、鎖中にハロゲン原子、
    シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサン環、ピリジン環
    、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラジン環、ジオキサ
    ン環、ビシクロオクタン環、または、それらの置換生成
    物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子、硫黄原子のいず
    れかを含むことができ、R^3は炭素数3〜40のアル
    キル基、アルケニル基、アルキニル基を示し、Xは水素
    原子または炭素数2〜40のアルカノイル基を示し、*
    で付された炭素は不斉炭素を示す。)で表わされる複数
    の不斉点を持つ光学活性化合物。
  2. (2)請求項(1)において、R^1、R^2は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を
    示し、R^3は炭素数3〜40のアルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基を示し、Xは水素原子または炭素数
    2〜40のアルカノイル基で表わされる光学活性化合物
  3. (3)請求項(2)において、R^1、R^2は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基を示し、R^3は
    炭素数3〜40のアルキル基、Xは水素原子または炭素
    数2〜40のアルカノイル基で表わされる光学活性化合
    物。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(6) (上式において、R^1、R^2は炭素数1〜40のア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中
    にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサ
    ン環、ピリジン環、ピリミジン環、ビリダジン環、ピラ
    ジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または、
    それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子
    、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R^3は炭素
    数3〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基
    を示し、Xは水素原子または、炭素数2〜40のアルカ
    ノイル基を示す。)で表わされる光学活性化合物。
  5. (5)請求項(4)において、R^1、R^2は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を
    示し、R^3は炭素数3〜40のアルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基を示し、Xは水素原子または炭素数
    2〜40のアルカノイル基で表わされる光学活性化合物
  6. (6)請求項(5)において、R^1、R^2は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基を示し、R^3は
    炭素数3〜40のアルキル基、Xは水素原子または炭素
    数2〜40のアルカノイル基で表わされる光学活性化合
    物。
  7. (7)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(7) (上式において、R^1、R^2は炭素数1〜40のア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中
    にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサ
    ン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラ
    ジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または、
    それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子
    、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R^3は炭素
    数3〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基
    を示し、Xは水素原子または、炭素数2〜40のアルカ
    ノイル基を示す。)で表わされる光学活性化合物。
  8. (8)請求項(7)において、R^1、R^2は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を
    示し、R^3は炭素数3〜40のアルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基を示し、Xは水素原子または炭素数
    2〜40のアルカノイル基で表わされる光学活性化合物
  9. (9)請求項(8)において、R^1、R^2は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基を示し、R^3は
    炭素数3〜40のアルキル基、Xは水素原子または炭素
    数2〜40のアルカノイル基で表わされる光学活性化合
    物。
  10. (10)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(8) で表わされる2−置換−3−ヒドロキシ−カルボン酸エ
    ステルを加水分解酵素の存在下、実質的に水分の存在し
    ない条件下でエステルを作用させて、エステル変換反応
    を行ない、つぎに示す(6−1)式で示される化合物と
    (7−2)式で示される化合物とに分割するか、もしく
    は(6−2)式で示される化合物と(7−1)式で示さ
    れる化合物とに分割する方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼…(6−1) ▲数式、化学式、表等があります▼…(6−2) ▲数式、化学式、表等があります▼…(7−1) ▲数式、化学式、表等があります▼…(7−2) (上式において、R^1、R^2は炭素数1〜40のア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中
    にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサ
    ン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラ
    ジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または、
    それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子
    、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R^5は炭素
    数1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基
    を示し、X′は炭素数2〜40のアルカノイル基を示す
    。)。
  11. (11)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(8) で表わされるラセミ体である2−置換−3−ヒドロキシ
    −カルボン酸エステルを加水分解酵素の存在下、実質的
    に水分の存在しない条件下でエステルを作用させエステ
    ル変換反応をおこない、つぎに示す(6−1)式で示さ
    れる化合物と(7−2)式で示される化合物とに分割す
    るか、もしくは(6−2)式で示される化合物と(7−
    1))式で示される化合物とに分割し、 ▲数式、化学式、表等があります▼…(6−1) ▲数式、化学式、表等があります▼…(6−2) ▲数式、化学式、表等があります▼…(7−1) ▲数式、化学式、表等があります▼…(7−2) これらを一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(9) で示される化学活性な2,6シス2,5,6−置換−1
    ,3−ジオキサン−4−オンに誘導し、これの再結晶を
    行なうことにより、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(12) および ▲数式、化学式、表等があります▼…(14) もしくは、 ▲数式、化学式、表等があります▼…(13) および ▲数式、化学式、表等があります▼…(15) で示される絶対配置をもつ2,5,6−置換−1,3−
    ジオキサン−4−オンを得ることを特徴とする複数の不
    斉点をもつ光学活性化合物の製造法。 〔ここで、(9)式は(12)および(14)式で示さ
    れる化合物の混合物、もくしは、(13)および(15
    )式の混合物を示し、R^1,R^2,R^4は炭素数
    1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を
    示すが、鎖中にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、
    シクロヘキサン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダ
    ジン環、ピラジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン
    環、または、それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子
    、ケイ素原子、硫黄原子のいずれかを含むことができ、
    R^5は炭素数1〜40のアルキル基、アルケニル基、
    アルキニル基を示し、X′は炭素数2〜40のアルカノ
    イル基、*は不斉炭素であることを示す。〕
  12. (12)請求項(11)の2,6−シス2,5,6−置
    換−1,3−ジオキサン−4−オンの誘導において、分
    割して得られた化合物を加水分解もしくは加アルコール
    分解と加水分解することにより、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(19−a) および ▲数式、化学式、表等があります▼…(19−b) で示される光学活性な2−置換−3−ヒドロキシカルボ
    ン酸とし、この酸に一般式 R^4CHO…(22) で示されるアルデヒドを反応させて(9)式で示される
    光学活性な2,6−シス2,5,6−置換−1,3−ジ
    オキサン−4−オンに誘導する請求項(11)記載の光
    学活性化合物の製造法。
  13. (13)請求項(11)の(12),(13),(14
    )もしくは(15)式で示される絶対配置をもつ2,5
    ,6−置換−1,3−ジオキサン−4−オンを、一般式 R^SOH…(23) で示されるアルコールと反応させることにより、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(2’) ▲数式、化学式、表等があります▼…(3′) ▲数式、化学式、表等があります▼…(4′) もしくは、 ▲数式、化学式、表等があります▼…(5′) で示される絶対配置をもつ2−置換−3−ヒドロキシ−
    カルボン酸エステルが得られることを特徴とする複数の
    不斉点をもつ光学活性化合物の製造法。 (上式において、R^1、R^2は炭素数1〜40のア
    ルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中
    にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサ
    ン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラ
    ジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または、
    それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子
    、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R^5は炭素
    数1〜40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基
    を示す、また、*は不斉炭素を示す。)
  14. (14)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(8) で表わされるラセミ体である2−置換−3−ヒドロキシ
    カルボン酸エステルを加水分解し、一般式▲数式、化学
    式、表等があります▼…(19) で示される2−置換−3−ヒドロキシカルボン酸とし、
    該カルボン酸に、一般式 R^4CHO…(22) で示されるアルデヒドを反応させて、一般式▲数式、化
    学式、表等があります▼…(10) で示される2,5,6−置換−1,3−ジオキサン−4
    −オンを生成し、該生成物を再結晶により結晶と、再結
    晶母液とに分離し、結晶および母液残渣をそれぞれ一般
    式 R^5OH…(23) で示されるアルコールで開環反応を行なうことにより、
    式(8)で表わされるラセミ体である化合物を、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(5′) および ▲数式、化学式、表等があります▼…(4′) で示されるsyn2−置換−3−ヒドロキシカルボン酸
    エステルと、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(3′) および ▲数式、化学式、表等があります▼…(2′) で示されるanti2−置換−3−ヒドロキシカルボン
    酸エステルとに分割する方法。 (上式において、R^1、R^2、R^4は炭素数1〜
    40のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を示す
    が、鎖中にハロゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シク
    ロヘキサン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン
    環、ピラジン環、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、
    または、それらの置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケ
    イ素原子、硫黄原子のいずれかを含むことができ、R^
    5は炭素数1〜40のアルキル基、アルケニル基、アル
    キニル基を示す。)
  15. (15)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…(11) (ここで、(11)式はつぎの(12),(13),(
    14)、もしくは(15)式を示し、 ▲数式、化学式、表等があります▼…(12) ▲数式、化学式、表等があります▼…(13) ▲数式、化学式、表等があります▼…(14) ▲数式、化学式、表等があります▼…(15) R^1、R^2、R^4は、炭素数1〜40のアルキル
    基、アルケニル基、アルキニル基を示すが、鎖中にハロ
    ゲン原子、シアノ基、ベンゼン環、シクロヘキサン環、
    ピリジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピラジン環
    、ジオキサン環、ビシクロオクタン環、または、それら
    の置換生成物、酸素原子、窒素原子、ケイ素原子、硫黄
    原子のいずれかを含むことができ、*を付した炭素原子
    は不斉炭素であることを示す。) で表わされる複数の不斉点をもつ光学活性化合物。
  16. (16)請求項(15)において、R^4は、トリハロ
    メチル基を示し、R^1、R^2が炭素数1〜20のア
    ルキル基、アルケニル基で表わされる光学活性化合物。
JP1295816A 1989-11-14 1989-11-14 複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法 Expired - Fee Related JP2852545B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1295816A JP2852545B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法
EP90312390A EP0428392B1 (en) 1989-11-14 1990-11-13 Processes for the preparation of optically active compounds having plural chiral centers
DE69032341T DE69032341T2 (de) 1989-11-14 1990-11-13 Verfahren zur Herstellung von optisch aktiven Verbindungen mit mehrfachen chiralen Mittelpunkten
DE69033442T DE69033442T2 (de) 1989-11-14 1990-11-13 Optisch aktive Verbindungen mit mehreren chiralen Zentren und ihre Herstellung
EP97100333A EP0774452B1 (en) 1989-11-14 1990-11-13 Optically active compounds having plural chiral centers and the production thereof
US08/035,889 US5348870A (en) 1989-11-14 1993-03-23 Optically active compounds having plural chiral centers and production thereof
US08/257,666 US5411877A (en) 1989-11-14 1994-06-08 Optically active compounding having plural chiral centers and production thereof
US08/380,519 US5574182A (en) 1989-11-14 1995-01-30 Optically active compounds having plural chiral centers and production thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1295816A JP2852545B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03204837A true JPH03204837A (ja) 1991-09-06
JP2852545B2 JP2852545B2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=17825538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1295816A Expired - Fee Related JP2852545B2 (ja) 1989-11-14 1989-11-14 複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法

Country Status (4)

Country Link
US (3) US5348870A (ja)
EP (2) EP0428392B1 (ja)
JP (1) JP2852545B2 (ja)
DE (2) DE69032341T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303494A (ja) * 1994-03-15 1995-11-21 Nisshin Oil Mills Ltd:The 光学活性アルコールの製造法
KR19990059023A (ko) * 1997-12-30 1999-07-26 안용찬 2-분지쇄-3-히드록시지방산 및 그 염의 제조방법

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993006235A1 (en) * 1991-09-20 1993-04-01 Zeneca Limited Process for the preparation of enantiomerically pure 4-hydroxytetrahydro-2-pyranone derivatives
JPH07507200A (ja) * 1991-09-20 1995-08-10 ゼネカ リミテッド ピラノン
FR2732679B1 (fr) * 1995-04-07 1997-04-30 Synthelabo Procede de preparation enzymatique d'un intermediaire de synthese de la befloxatone
FR2781494B1 (fr) 1998-07-22 2000-10-06 Colas Sa Accelerateur de temps de sechage d'une peinture aqueuse et peinture et procede d'application correspondants
DE10013507A1 (de) * 2000-03-20 2001-09-27 Basf Ag Chirale 1,3-Dioxanverbindungen
DE10147653A1 (de) * 2001-09-27 2003-04-24 Consortium Elektrochem Ind Verfahren zur Herstellung von enantiomerenreinen tertiären beta-Hydroxycarbonsäuren bzw. deren Estern
CN103936584B (zh) * 2014-04-28 2015-09-30 江苏诚信药业有限公司 一种制备羟基酯工艺改进系统
AU2018360502B2 (en) 2017-11-01 2024-05-02 Melinta Therapeutics, Inc. Synthesis of boronate ester derivatives and uses thereof

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2854460A (en) * 1957-08-01 1958-09-30 Dow Chemical Co 1,3-dioxan-6-ones
US3503993A (en) * 1965-06-08 1970-03-31 Du Pont 4-keto-1,3-dioxanes
US4692634A (en) * 1986-04-28 1987-09-08 Advanced Micro Devices, Inc. Selectable multi-input CMOS data register
EP0244143A3 (en) * 1986-05-02 1989-05-24 Imperial Chemical Industries Plc Substituted dioxanones and dioxinones
DE3624912A1 (de) * 1986-07-23 1988-02-04 Studiengesellschaft Kohle Mbh Optisch reine 1,3-dioxenone, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
JPS6363398A (ja) * 1986-09-05 1988-03-19 Rikagaku Kenkyusho 光学活性α−メチル−β−ヒドロキシエステル及びその誘導体の新規な製造法
US4916074A (en) * 1986-10-30 1990-04-10 Chisso Corporation Process for producing optically active compounds
US4996158A (en) * 1987-12-26 1991-02-26 Junichi Oda Optical resolution of racemic alcohols
US5371014A (en) * 1988-02-12 1994-12-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. Process for the production of optically active 2-hydroxy acid esters using microbes to reduce the 2-oxo precursor
US5319107A (en) * 1990-09-18 1994-06-07 Biopak Technology, Ltd. Method to produce cyclic esters
JP2578658B2 (ja) * 1989-02-21 1997-02-05 チッソ株式会社 光学活性化合物及びその製造法
JP2542941B2 (ja) * 1990-02-02 1996-10-09 チッソ株式会社 光学活性ヒドロキシラクトン類の製造方法
US5138074A (en) * 1990-06-28 1992-08-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Continuous catalyzed vapor phase dimeric cyclic ester process
US5326887A (en) * 1991-02-27 1994-07-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for the preparation of 1,4-dioxane-2,5-diones

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303494A (ja) * 1994-03-15 1995-11-21 Nisshin Oil Mills Ltd:The 光学活性アルコールの製造法
KR19990059023A (ko) * 1997-12-30 1999-07-26 안용찬 2-분지쇄-3-히드록시지방산 및 그 염의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
US5348870A (en) 1994-09-20
DE69033442D1 (de) 2000-03-02
EP0428392B1 (en) 1998-05-27
US5411877A (en) 1995-05-02
EP0428392A3 (en) 1992-05-20
DE69033442T2 (de) 2000-08-03
DE69032341T2 (de) 1998-10-15
EP0774452A1 (en) 1997-05-21
DE69032341D1 (de) 1998-07-02
JP2852545B2 (ja) 1999-02-03
EP0774452B1 (en) 2000-01-26
EP0428392A2 (en) 1991-05-22
US5574182A (en) 1996-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1657310B1 (en) Process for the preparation of dihydroxy esters and derivatives thereof
JP2707076B2 (ja) 光学活性化合物の製造法
JPH03204837A (ja) 複数の不斉点を持つ光学活性化合物および製造法
JPH0436195A (ja) 光学活性α―ヒドロキシエステル類の製造方法
JPS63284184A (ja) 光学活性化合物およびその製造方法
US4980291A (en) Process for the enzymatic separation of the optical isomers of racemic α-alkyl-substituted primary alcohols
EP0494203B1 (en) Synthesis of aryl alkanediols having high optical purity
EP0765857A1 (en) Optically active alpha-substituted carboxylic acid derivative and process for producing the same
EP0474250A2 (en) Enzymatic process for separating the optical isomers of racemic 1,2-diols
US5395983A (en) Process for producing 1-phenyl-1,3-propanediols having high optical purtiy
US5047346A (en) Optically active 3-(2-trifluoro-1-hydroxyethyl)propenyl benzyl ether, derivatives thereof, method for preparing the same and use thereof for liquid crystal compound
EP0414453B1 (en) Optically active cyclopentenols and process for preparing the same
JP2838527B2 (ja) 光学活性化合物の製造法
JP2808544B2 (ja) 光学活性化合物およびその製法
EP0372891B1 (en) Optically active compounds and a process for producing these compounds
JP2542838B2 (ja) 光学活性な2級アルコ−ルとエステルの製造法
US5189204A (en) Optical active 3-(2-trifluoro-1-hydroxyethyl) propenyl benzyl ether, derivatives thereof, method for preparing the same and use thereof for liquid crystal compound
EP0472336A1 (en) Process for preparing optically active 3-hydroxybutane derivatives
JPS63237792A (ja) モノアセテートの製造方法
JP3122767B2 (ja) 光学活性ハロヒドリン誘導体の製造方法
JPS63123399A (ja) 光学活性なアルコ−ルおよびエステルの製造法
CA2066689A1 (en) Enantioselective, enzymatic synthesis of s(-) and r(+)esters of 4-hydroxy-cyclopentene-1-one and its 2'-2'-dimethylpropane-1,3'-diol-ketal
JPH0755157B2 (ja) 生化学的手法による光学活性なアルコ−ルとエステルの製造法
JPH04197197A (ja) 光学活性ハロヒドリン誘導体の製造方法
JPH10248593A (ja) ω−アルコキシ−1,1,1−トリフルオロ−2−アルカノールの光学分割方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees