JPH0320309Y2 - - Google Patents

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JPH0320309Y2
JPH0320309Y2 JP8780585U JP8780585U JPH0320309Y2 JP H0320309 Y2 JPH0320309 Y2 JP H0320309Y2 JP 8780585 U JP8780585 U JP 8780585U JP 8780585 U JP8780585 U JP 8780585U JP H0320309 Y2 JPH0320309 Y2 JP H0320309Y2
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JP
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film
colored varnish
based ink
ink
opened
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は開封を表示する箱に関し、更に詳しく
は、一担開封した後、悪意等によりこれを開封し
ていないものに見せかけることを防止して、一目
で開封状態が判別できる箱に関する。
〔従来の技術〕
開封状態を一目で判別できる箱には、従来、開
封部分にラベルを貼着したものがある。このラベ
ルは、部分的に剥離層を設けたもので、開封に際
してラベルを剥離すると、この剥離層の部分が箱
にとられ、これによつて開封状態が判別できるも
のである。
しかしながら、これはラベルを用いているため
に、通常の包装方法の外にラベルの貼着工程が必
要であるという欠点を持つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、菓子、キヤラメル等の箱が、通常ラ
ツプフイルムにより包装されていることに着目
し、通常の包装工程の外に何等特別な工程を必要
とすることなく、開封状態が判別できる箱を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案は、少なくと
も一部分をアクリル系水性インキ、環化ゴム系イ
ンキ又はポリアミド系インキで下地印刷した上に
樹脂分として塩酢ビ50〜70%、ポリエステル50〜
30%の混合物を含むヒートシール性着色ニスを印
刷して成るカートンを製函後、熱可塑性フイルム
でオーバーラツプ包装し、上記着色ニスとフイル
ムを熱により接着したことを特徴とする開封を表
示する箱を提供する。
〔作用〕
本考案によれば、ラツプフイルムを引き剥がす
時に、着色ニスと下地印刷層の間から剥離して、
着色ニスがラツプフイルム側にとられるので、そ
の開封状態が判別できる。しかも、着色ニスと下
地印刷層との接着強度は3.0〜60g/15mmとなり、
不用意に剥離することがなく、しかも開封が容易
である。
〔実施例の説明〕
本考案に係る箱は、紙によるカートンをオーバ
ーラツプ包装したものである。図面の第1図はこ
の例を示す斜視図で、1はカートン、2の1点鎖
線はオーバーラツプフイルムを示している。本考
案はそのいずれの部分に適用されても良いが、オ
ーバーラツプフイルム2の端部の存在する面、例
えば第1図のA面に適用するのが望ましい。
このA面は、以下のように構造となつている。
すなわち、第2図a〜cはこの構造を説明するた
めの説明用断面図であり、3は最内面のボール紙
であり、2はオーバーラツプフイルムである。こ
こで、ボール紙3には、その外面に下地用インキ
4による下地印刷が施されており、かつこの上に
ヒートシール性着色ニス5が施されている。
この下地用インキ4は、アクリル系水性イン
キ、環化ゴム系インキ、ポリアミド系インキのい
ずれかから成るものであるが、下地印刷なので、
全面ベタに印刷する必要がある。なお、このイン
キには、開封の際の剥離性を改良するため、5%
以下のワツクスを混合することができる。
ヒートシール性着色ニス5は塩酢ビ70〜50%、
ポリエステル30〜50%を樹脂分とするもので例え
ば樹脂分15〜40%、着色顔料4〜25%、ワツクス
1〜5%、溶剤(メチルエチルケトン、トルエ
ン、メチルイソブチルケトン等)50〜80%の混合
物が使用できる。
このカートンは製函した後、第1図に示すよう
にオーバーラツプフイルム2でオーバーラツプ包
装される。第2図bはこの時のA面を説明するた
めの説明用断面図である。なお、A面はオーバー
ラツプ包装時に熱圧されており、このため、オー
バーラツプフイルム2は着色ニス5と接着してい
る。
第2図cは開封時を示すものであるが、図から
分るように、開封時には着色ニス5はオーバーラ
ツプフイルム2に接着して、着色ニス5と下地用
インキ4の間で剥離する。オーバーラツプフイル
ム2としては任意の熱可塑性フイルムが使用でき
るが、塩化ビニリデンをコートした延伸ポリプロ
ピレンフイルムが好適である。
なお、下地用インキ4としてアクリル系水性イ
ンキ、着色ニス5として塩酢ビ60%とポリエステ
ル40%の混合樹脂分20%、顔料6%、ワツクス3
%に溶剤を混合したものを用いた時、両者の剥離
強度は30〜60g/15mmであつた。
このアクリル系水性インキの代わりに環化ゴム
系インキやポリアミド系インキを用いた時も、ほ
ぼ同程度の剥離強度が得られた。なお、このイン
キの代わりにニトロセルロースを用いると、剥離
せず、オーバーラツプフイルムが破れた。また、
塩化ゴム、塩素化ポリオレフインを用いると、下
地用インキ4ごとオーバーラツプフイルムに転移
した。
本考案は以上のようなもので、開封時に着色ニ
ス5がオーバーラツプフイルム5と共に剥離され
るから、その開封状態が判別できるが、第2図に
示すほか、第3図のように、下地用インキ4上
に、別の色に着色した下地用インキ6を柄状に印
刷しておいたり、第4図に示すように着色ニス5
を全面ベタではなく、柄状に印刷しておくことも
でき、これもその開封状態を表示する点で有用で
ある。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案はカートンに印刷された
着色ニスがオーバーラツプフイルムに転移するこ
とを利用するので、従来の包装工程に何ら別工程
を設ける必要がなく、しかも開封状態を表示し得
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は箱の斜
視図、第2図a〜cは本考案を説明するための説
明用要部断面図、第3図及び第4図は他の実施例
の説明用要部断面図である。 1……カートン、2……オーバーラツプフイル
ム、3……ボール紙、4……下地用インキ、5…
…着色ニス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも1部分をアクリル系水性インキ、環
    化ゴム系インキ又はポリアミド系インキで下地印
    刷した上に、樹脂分として塩酢ビ50〜70%、ポリ
    エステル50〜30%の混合物を含むヒートシール性
    着色ニスを印刷して成るカートンを製函後、熱可
    塑性フイルムでオーバーラツプ包装し、上記着色
    ニスとフイルムを熱により接着したことを特徴と
    する開封状態を表示する箱。
JP8780585U 1985-06-11 1985-06-11 Expired JPH0320309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8780585U JPH0320309Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

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JP8780585U JPH0320309Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

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Publication Number Publication Date
JPS61202365U JPS61202365U (ja) 1986-12-19
JPH0320309Y2 true JPH0320309Y2 (ja) 1991-05-01

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