JPH03202689A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH03202689A
JPH03202689A JP34084589A JP34084589A JPH03202689A JP H03202689 A JPH03202689 A JP H03202689A JP 34084589 A JP34084589 A JP 34084589A JP 34084589 A JP34084589 A JP 34084589A JP H03202689 A JPH03202689 A JP H03202689A
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fixed
scroll
revolution
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Takashi Ban
伴 孝志
Yuji Izumi
泉 雄二
Tetsuo Yoshida
哲夫 吉田
Tatsushi Mori
達志 森
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 :産業上の利用分野] 本発明はハウジング内に収容された固定スクロールと、
該固定スクロールに対向して自転不能かつ公転可能に設
けられた可動スクロールとの間に可動スクロールの公転
に基ついて容積減少する密閉空間を形成するスクロール
型圧縮機に関するものである。
[従来の技術] 従来、スクロール型圧縮機における可動スクロールの公
転機構としては、例えば第6図に示すもの(特開昭57
−137649号公報)が知られている。この機構では
可動スクロール41の端面とそれに対向するハウジング
42の対向面とに凹部形成板43.44を複数のピン4
5等により固定して、それらの凹部形成板43.44に
設けられた円形透孔により、可動スクロール41の端面
及びハウジング42の対向面にそれぞれ複数の凹部46
,47を円環状に配列形成し、各対向凹部46.47間
には円柱素子48をそれぞれ介装している。そして、こ
の公転機構では、ガス圧縮時において可動スクロール4
1に加えられるスラスト方向の荷重が円柱素子48の両
端面と凹部46゜47底面との接触により受は止められ
るとともに、ランアル方向の荷重が円柱素子48の外周
面と凹部46,47の内周面との接触により受は止めら
れて、可動スクロール41の自転阻止が行われるととも
に、公転か許容される。なお、凹部形成板43.44を
設けずに、可動スクロール41の端面及びハウジング4
2の対向面にそれぞれ複数の凹部を直接形成したり、円
柱素子48に代えてホール素子を使用する構成のものも
知られている。
[発明が解決しようとする課題〕 前記従来の機構の凹部46,47と円柱素子48の位置
関係は第7図に示すようになり、可動スクロール41が
同図の時計方向に回転するとき、A及びBの位置の凹部
46は矢印方向すなわちその内周面が円柱素子48の外
周面を押圧する方向に移動するが、D及びEの位置の凹
部46は矢印方向すなわちその内周面が円柱素子48の
外周面から離間する方向に移動することになる。又、C
及びFの位置の凹部46はその移動に際して円柱素子4
8に作用する力の方向が変更される状態にある。従って
、複数の円柱素子48がそれぞれ独立した状態にある従
来の構成では、圧縮機の運転時に荷重か十分掛からない
ものは凹部46,47の内周面との間に遊びが生し、異
音が発生するという不都合がある。又、円柱素子48あ
るいはボール素子を組付ける場合に手間が掛かるという
問題もある。
特開昭60−111080号公報には組付けを簡単にす
ることを目的として、第8,9図に示すように可動スク
ロールの自転阻止機構を構成する多数のボール素子49
を円環状のボール保持器50に組付けたものが開示され
ている。この構成により組付けが容易になるとともに、
この発明者の意図していなかった異音発生の減少効果も
結果として生じる。ところが、この構成ではボール保持
器50は各ボール素子49を一体的に取り扱い可能にし
ているだけで、第8図に示すようにボール保持器50は
スラスト荷重やラジアル荷重を担うことはなく、これら
の荷重はボール素子49が担っている。そして、スラス
ト荷重が特に大きい二とと、ボール素子との接触が点接
触のため、ボール素子49あるいはホール素子49との
接触部か摩耗し易くなるという問題かある。そのためボ
ール素子49のスラスト荷重を受は止めるレース5(。
52を設けているが、耐久性が低下するという問題かあ
る。この摩耗の問題は軽量化のため可動スクロール等を
アルミニウム製にした場合顕著となるっ 本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は騒音の発生を抑えることができ、しかも組付
けが容易で耐久性に優れた可動スクロールの公転機構を
備えたスクロール型圧縮機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、ハウジン
グ内に収容された固定スクロールと、該固定スクロール
に対向して自転不能かつ公転可能に設けられた可動スク
ロールとの間に可動スクロールの公転に基づいて容積減
少する密閉空間を形成するスクロール型圧縮機において
、可動スクロールのif&巻部の反対側と、それに対向
する固定部材側とにそれぞれ複数個の円形状の凹部を円
環状に形威し、各凹部に挿入される規制突部を両面に突
設した円環状の規制板を前記可動スクロール及び固定部
材の両対向面間に挟持して前記可動スクロールの自転を
阻止して公転を許容する機構を構成した。
[作用] 本発明のスクロール型圧縮機において、−可動スクロー
ルが公転作動されて圧縮が行われると、可動スクロール
は規制板の両面に突設された規制突部が凹部の内周面に
係合することにより固定部材に受は止められ、公転を許
容されながら自転が規制される。規制突部は対向する凹
部の内周面間に挟み込まれつつ公転動作に追随して相対
的に周回する。各規制突部は一体的に形成されているた
め、可動スクロール側の凹部内周面からの荷重が掛から
ない状態にある規制突部も常に固定部材側の凹部内周面
に当接した状態に保持され、固定部材側の凹部内周面に
対して接離することによる異音(騒音)の発生が低減さ
れる。又、規制板は可動スクロール及び固定部材の両対
向面間に挟持され、スラスト荷重を規制板か担うととも
に、広い面積で面接触した状態にあるため応力集中が起
こらず摩耗し難くなる。
[実施例1] 以下、本発明を具体化した第1実施例を第1〜3図に従
って説明する。
第1図に示すようにフロントハウジング1とリヤハウジ
ング2とはハウジングの一部を構成する環状の固定部材
としての固定基板3を挟んで接合固定され、フロントハ
ウジングl内に収容された回転軸4の大径部4aには偏
心軸5がリヤハウジング2内に突設されている。偏心軸
5にはバランスウェイト6及びブツシュ7が回動可能に
支持され、ブツシュ7には可動スクロール8が回動可能
に支持されている。リヤハウジング2内には固定スクロ
ール9が可動スクロール8と対向する状態で収容固定さ
れ、両スクロール8,9の基端壁8a。
9a及び渦巻部8b、9bにより密閉空間(圧縮空間)
Pが形成されるようになっている。
可動スクロール8の基端壁8aの裏面すなわち渦巻部8
bの反対側には円形状の凹部としての公転位置規制孔l
Oが複数個円環状に配置形成されている。又、可動スク
ロール8と対向する固定基板3の可動スクロール8と対
向する面には前記公転位置規制孔10と同じ大きさの円
形状の公転位置規制孔11が同数形成されている。可動
スクロール8と固定基板3の両対向面間には規制板12
が挟持されている。
規制板12は第3図に示すように円環状に形成されると
ともに、前記両袋転位置規制孔10.11と同数の円柱
部材13がその両端部が規制板12の両側に突出して規
制突部13a、13bを形成する状態で等間隔位置に嵌
着固定されている。両規制突部13a、13bの突出長
さは各公転位置規制孔10,1.1の深さより小さく形
成されている。そして、第2図に鎖線で示すように全て
の規制突部13a、13bが偏心軸5の公転によって公
転位置規制孔10.11間に挟み込まれながら同一方向
に公転位置規制孔10.]、1の周縁を周回し、可動ス
クロール8が自転することなく公転するようになってい
る。
フロントハウジング1には冷媒ガス導入用の吸入通路1
4が形成され、固定基板3には吸入通路14から吸入室
1aに導入された冷媒ガスを両スクロール8,9間へ導
く通路3aが形成されている。固定スクロール9の基端
壁9aの中心部には、基端壁9aの背面側に設けられた
吐出室15に連通ずるとともに吐出弁16により開放可
能に閉塞される吐出口9cが形成されている。
次に前記のように構成された圧縮機の作用を説明する。
回転軸4の回転に伴い偏心軸5が偏心回転され、これに
よって規制板12に突設された規制突部13a、13b
が公転位置規制孔10.11の内周面に接触した状態で
、可動スクロール8が自転を阻止されつつ公転する。可
動スクロール8の公転により可動スクロール8の?fa
巻部8bが固定スクロール9の渦巻部9bに局部的に接
触しながら第2図の時計方向に公転されると、両温巻部
8b。
9bの接触部が渦巻部9bの内周面上を中心に向かって
移動し、二つの接触部間に形成される密閉空間Pが吸入
通路14から圧縮機に導入された冷媒ガスを圧縮しなが
ら徐々に中心側へ移動され、圧縮された冷媒ガスは吐出
弁16により開放可能に閉塞されている吐出口9Cから
吐出室15内へ吐出される。
可動スクロール8が公転する際、全ての規制突部13a
に対して可動スクロール8側の公転位置規制孔10の内
周面からの荷重が常に掛かるのではなく、公転位置規制
孔lOの内周面からの荷重が掛からない状態となる規制
突部13aが常に存在する。この公転位置規制孔10の
内周面からの荷重が掛からない状態となる規制突部13
aは可動スクロール8の公転に伴い順次交代する。その
ため、各規制突部13aが独立した状態であると、公転
位置規制孔10の内周面からの荷重が掛からない状態の
とき当該円柱部材13を固定基板3側の公転位置規制孔
11の内周面に押圧する作用がなくなり、該円柱部材1
3が公転位置規制孔11の内周面から離間するようにな
る。そして、再び当該規制突部1.3 aに公転位置規
制孔10の内周面からの荷重か掛かったときに、再度当
該円柱部材13か公転位置規制孔11の内周面に当接す
るということか繰り返されて異音(騒音)の原因となる
。しかし、各規制突部13a、13bは規制板12を介
して一体的に形成されているため、可動スクロール8側
の公転位置規制孔10の内周面からの荷重が掛からない
状態にある規制突部13aと対応する規制突部13bも
常に固定基板3側の公転位置規制孔11の内周面に当接
した状態に保持され、規制突部13bが公転位置規制孔
11の内周面に対して接離することによる異音(騒音)
の発生か低減される。
又、規制板I2は可動スクロール8及び固定基板3の対
向面間に挟持され、圧縮作用に伴い可動スクロール8に
作用するスラスト方向荷重が規制板12を介して固定基
板3に受は止められる。規制板12は広い面積で面接触
した状態でスラスト荷重を担い、しかも両規制突部13
a、13bの先端か公転位置規制孔10.11の底面か
ら離間した状態にあるため、円柱素子あるいはホール素
子でスラスト荷重を担う従来装置と異なり応力集中が起
こらず、摩耗し難くなる。
又、圧縮機の組立て時には、規制板12を可動スクロー
ル8及び固定基板3の対向面間に挟持することにより、
可動スクロール8の自転を阻止する円柱部材13が全て
所定位置に組付けられ、公転機構の組付けが容易となる
[実施例2] 次に第2実施例を第4図に従って説明する。この実施例
では規制板12の各規制突部13a、 13bの近傍位
置に、各公転位置規制孔10.11と対応する状態で溝
12a、12bを形成した点が前記実施例と異なってい
る。このように構成した場合は、規制板12と可動スク
ロール8及び固定基板3との対向面との間、あるいは各
公転位置規制孔10.11内面と規制突部13a、13
b間の潤滑等を行うため、吸入冷媒ガスに含まれるミス
ト状の潤滑油の供給が溝12a、12bを介してより円
滑に行われるとともに、規制[12と可動スクロール8
及び固定基板3との接触面積か少なくなって可動スクロ
ール8か公転する際の摺動抵抗か少なくなる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、公転位置規制孔10.11及び規制突部1.3
a、13bの数を変更したり、規制突部13a、i3b
の形状を円柱状に代えて円筒状あるいは半球状としても
よい。又、公転位置規制孔10.11を固定基板3及び
可動スクロール8の対向面に直接形成する代わりに、固
定基板3及び可動スクロール8に円環状の板をそれぞれ
固定するとともに各板に公転位置規制孔10,1.1を
形成してもよい。さらには、第5図に示すように固定基
板3及び基端壁8aに公転位置規制孔10゜11を吸入
圧領域に連通させる通路17a、17bを形成するとと
もに、規制板12には両公転位置規制孔io、zを連通
させる透孔■8を形成して両公転位置規制孔10.11
への潤滑油の供給がより円滑に行われるように構成した
り、通路17aに代えて吐出室J5の底部と公転位置規
制孔10とを連通ずる通路を形成して吐出室15内に溜
まる潤滑油を吐出圧を利用して積極的に両公転位置規制
孔1.0.11へ供給する構成を採用してもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、可動スクロールの
公転機構を構成する各規制突部が一体的に形成されてい
るため、組付けが容易になるとともに、可動スクロール
側の凹部内周面からの荷重が掛からない状態にある規制
突部と対応する固定部材側の規制突部も常に固定部材側
の凹部内周面に当接した状態に保持され、固定部材側の
規制突部が固定部材側の凹部内周面に対して接離するこ
とによる異音(騒音)の発生が低減される。又、圧縮作
用により生じるスラスト荷重を規制板が担うとともに、
広い面積で面接触した状態にあるため応力集中が起こら
ず摩耗し難くなり、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明を具体化した第1実施例を示すもの
であって、第1図は断面図、第2図は第1図の■−■線
断面図、第3図は規制板の斜視図、第4図は第2実施例
の規制板の斜視図、第5図は変更例の要部断面図、第6
図は従来装置の公転機構の部分断面図、第7図は凹部と
円柱素子の関係を示す略図、第8図は別の従来装置の部
分断面図、第9図はホール保持器の部分斜視図である。 フロントハウシング1、吸入室1a、リャハウノンク2
、固定部材としての固定基板3、可動スクロール8、固
定スクロール9、基端壁8a、9a、渦巻部8b、9b
、凹部としての公転位置規制孔]0.lL規制板12、
溝12a、12b、円柱部材13、規制突部13a、1
3b、通路17a。 17b、透孔18、密閉空間P0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ハウジング内に収容された固定スクロールと、該固
    定スクロールに対向して自転不能かつ公転可能に設けら
    れた可動スクロールとの間に可動スクロールの公転に基
    づいて容積減少する密閉空間を形成するスクロール型圧
    縮機において、可動スクロールの渦巻部の反対側と、そ
    れに対向する固定部材側とにそれぞれ複数個の円形状の
    凹部を円環状に形成し、各凹部に挿入される規制突部を
    両面に突設した円環状の規制板を前記可動スクロール及
    び固定部材の両対向面間に挟持して前記可動スクロール
    の自転を阻止して公転を許容する機構を構成したスクロ
    ール型圧縮機。
JP1340845A 1989-12-29 1989-12-29 スクロール型圧縮機 Expired - Lifetime JP2728755B2 (ja)

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