JPH03201548A - 誘電体分離型半導体基板の製造方法 - Google Patents

誘電体分離型半導体基板の製造方法

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JPH03201548A
JPH03201548A JP34356789A JP34356789A JPH03201548A JP H03201548 A JPH03201548 A JP H03201548A JP 34356789 A JP34356789 A JP 34356789A JP 34356789 A JP34356789 A JP 34356789A JP H03201548 A JPH03201548 A JP H03201548A
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正樹 松井
Mitsutaka Katada
満孝 堅田
Kazuhiro Tsuruta
和弘 鶴田
Seiji Fujino
藤野 誠二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、素子分離を絶縁体で行った誘電体分離型半導
体基板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体装置の素子分離技術の一つとして、絶縁体
を用いた誘電体分離技術が知られている。
この誘電体分離方法としては、poly  Siサブボ
ンディング法、SIMOX法、ウェハ接合法等が挙げら
れる。
先ず、poly  Si  サブボンディング法につい
て、第4図を用いて説明する。第4図(a)に示すよう
に、半導体基板41の所定の領域を選択的にエツチング
して、溝42を形成する。次に、表面全体に酸化膜43
を形成し、さらに多結晶シリコン層44を堆積させる。
その後、同図(b)に示すように基板41の裏面側を溝
42に達するまで研磨することで、デバイス活性層45
は、絶縁体で完全に他の領域から分離された島領域とな
る。しかしこの方法では、多結晶シリコンを非常に厚く
成膜する必要があるため、コスト高となる。
次にSrMOX法について、第5図を用いて説明する。
第5図に示すように、半導体基板61にイオン注入によ
り酸素イオン0゛を所定の深さにまで注入した後、熱処
理を行なう。その結果、半導体基板61には、Sin、
層62によって電気的に分離されたデバイス活性層61
°を形成することができる。この方法によれば、厚みの
薄いデバイス活性層61゛を形成することが可能である
が、イオン注入時に発生したダメージが完全には回復し
ないため、デバイス活性層61“には欠陥が多数音まれ
ていて、結晶性に問題がある。
また、ウェハ接合を用いた素子分離技術としては、第6
図(a)、(b)に示すものが知られている。このもの
は、まず、第6図(a)に示すように、絶縁膜72を介
して2枚の半導体基板71aと71bを直接接合した後
、一体化した基板71の一方の面を所望のデバイス活性
層厚になるまで研磨をし、この研磨面を選択的にエツチ
ングして絶縁膜72に達する分離溝73を形成する。そ
の後、熱酸化膜74を形成し、第6図中)に示すように
、多結晶シリコン75を堆積させることで分離溝73を
埋めた後、表面の多結晶シリコン層を除去、平坦化し、
デバイス活性176を絶縁体により他の領域から分離し
て形成する。しかしこの方法では、デバイス活性層厚は
研磨によって薄肉化するため、その厚さを精度よく制御
することは困難であり、また、素子の分離溝を多結晶シ
リコンで埋める溝埋め工程を必要としている。
〔発明が解決しようとする課題] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、素子分
離溝のpoly  Si等の充填による溝埋め工程を必
要とせず、また薄膜とするSOI層の厚みを精度よく制
御することができる誘電体分離型半導体基板の製造方法
を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
上記目的を遠戚するために、本発明による誘電体分離型
半導体基板の製造方法は、 鏡面研磨された第1半導体基板の研磨面に、素子分離領
域形成予定位置が開口したパターンを有する窒化シリコ
ン(S i x Na )膜を被着し、前記第1半導体
基板の研磨面を選択酸化し、この第1半導体基板の研磨
面の前記素子分離領域形成予定位置において深さ方向に
所定の膜厚を有する酸化膜を形成する工程と、 鏡面研磨された第2半導体基板の研磨面に、熱軟化性を
有するシリケートガラスを被着する工程と、 前記酸化膜を形成された前記第1半導体基板の研磨面と
、前記シリケートガラスを被着された前記第2半導体基
板の研磨面とを、少なくとも前記シリケートガラスを介
して接合し、前記シリケートガラスによって基板間を絶
縁分離した接合基板を構成する工程と、 前記接合基板に熱処理を加え、前記シリケートガラスの
有する熱軟化性により前記接合基板の接合面の凹凸を前
記シリケートガラスによって埋め込む工程と、 前記第1半導体基板の前記接合面に対向する面より、前
記酸化膜が表面に露出するまで選択研磨し、前記酸化膜
により素子分離された素子領域を形成する工程と を有することを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図(a)〜(濁は、本発明第1実施例の説明に供す
る断面図である。
まず第1図(a)に示すように、少なくとも一方の面を
鏡面研磨した第1半導体基板10の鏡面研磨面に、熱酸
化、化学的気相成長法、スパッタ、蒸着等により酸化n
mttを形成する。そして、この酸化膜Il上に、5i
sN4膜12を化学的気相成長法等により成膜する。
この後、第1図(b)に示すように、酸化膜11゜Si
3N4膜12を成膜した面の一部を反応性イオンエツチ
ング等により選択的にエツチングし、基板10面を面出
させる溝13を形成する。この時、エツチングは少なく
とも、基板10のSi面が現われるまで行うが、Si基
板10をこのエツチングにより所定深さまで蝕刻すれば
、その深さにより後述するSOI層の厚みは決定される
次に、第1図(C)に示すように、Si、N、膜12を
マスクとして選択酸化(いわゆるLOGO3酸化)を行
なう。この酸化は、ドライ02.  ウェット02ある
いはH2102混合燃焼気体中等の酸化雰囲気中にて、
900°C以上の熱処理を施すことにより行われる。ま
た、その熱処理時間は、LOGO3酸化により成長する
酸化膜14(以下、分離酸化膜という)が、エツチング
されていない酸化膜11の界面と同じ高さか、あるいは
酸化膜11界面よりも少しく例えば0.2μm以下)高
くあるいは低くなる位までに要する時間であればよい。
次に、第1図(d)に示すように、5izN、膜12を
、熱リン酸によるウェットエッチ、あるいは反応性イオ
ンエツチング(RIE)により完全にエツチング除去す
る。なお、ここでRIEによりエツチングを行う場合、
分離酸化v!14も同時に工・ノチングされてしまうた
め、S i:+ N4 Mt 2が完全に除去された時
に基板10の表面(酸化膜面)の凹凸が0.2μm以下
になるように、Sin。
膜と5iiN、膜の選択性を考慮した上で、第1図(C
)に示す前工程のLOGO3酸化の熱処理時間を決めて
おく必要がある。また、5iiN4膜12の除去後、基
板10の表面(酸化膜面)にBPSC膜を化学的気相成
長法等により成膜した後、リフローすることで表面の凹
凸を緩和してもよい。
ここで、第1図(e)に示すように、少なくとも一方の
面を鏡面研磨した第2半導体基板20の鏡面上に、BP
SG膜21膜化1的気相成長法により成膜しておく。
そして、この第2半導体基板20と第1半導体基板10
を、例えばトリクレン煮沸し、アセトン超音波洗浄し、
NH,○H:H20□ :HzO=1:l:4の混合液
によって有機物の除去を行い、H(1:Hz○2 :H
20=1:1:4の混合液によって金属汚染の除去をし
た後、純水洗浄により十分に洗浄する。次に両基板10
.20表面に親水性を持たせるため、例えば、H2SO
4:H2O2=371の混合液に浸漬して側基板表面に
シラノール基(−OH)を形成し、さらに純水中に浸漬
して水分子を吸着させる。そして、乾燥ブローによって
表面の水分量を制御した後、第1半導体基板10のSi
n、膜面側と第2半導体基板20のBPSG膜21面側
とを密着させる。これにより、表面のシラノール基と水
分子の水素結合によって、2枚の基板10.20は絶縁
層である、Si○2膜11とBPSC;膜21を介して
接着される。
続いて、l OTo r r以下の真空中で乾燥させる
が、このとき基板の反りを補償するため30g重/ c
a1以上の荷重を加えるようにしてもよい。あるいは、
第2図に示すように、半導体基板10及び20の密着し
ていない面15と25に各々電極32.33を接続し、
直流電源31により発生した電圧を印加しながら真空乾
燥を行なってもよい。
これにより静電界によるクーロン力が基板間で均一に発
生するため、加重によって補償できなかった基板の反り
の影響を減少することができ、接合の均一性を確保する
ことが可能となる。
この後、Nz、Ar等の不活性ガス雰囲気中あるいは酸
化性ガス雰囲気中で、s o o ’c以上、■時間以
上の熱処理を施す。それにより、基板接合面において脱
水縮合反応が起こり、水素結合からSiとOの共有結合
にかわり、基板10と基板20とは、第1図(f)に示
すように、強固に直接接合される。このとき、前述した
真空乾燥工程と同様に、接合の均一性を上げるために3
0g重/ctA以上の荷重、あるいは電圧の印加をしな
がら熱処理を行なってもよい。
なお、ここで、基板10側の接合面は第1図(C)の工
程でLOGO3酸化された領域14を含むS i O2
膜面であるため、その表面には凹凸(面粗度0.2μm
以下)があり、もう一方の基板20のBPSGiJQ2
1面と接合した場合、その接合面には凹凸によって接合
することのできない領域が存在することも考察されるが
、第1図(f)に示す基板接合工程時には800°C以
上という高温での熱処理が含まれているため、BPSG
が有する流動性(熱軟化性)が現われ、そして未接合領
域はこのBPSGの流動によって埋められることになり
、接合面全面において均質な接合を得ることができる。
次に、第1半導体基板10の接合面に対向する面15を
、接合面からの厚さが30am以下になるまでラッピン
グを行い、続いて第1図(Oに示すように、分離酸化膜
14が露出するまで選択ポリッシングを行う。この選択
ポリッシングは、ア〔ン液(ピペラジン)とポリエステ
ル製の平板パッドを使い、分離酸化膜14をエッチング
ストンバとしで機能させることで、酸化膜で囲まれた素
子分離領域16をその層厚の制御性よく形成することが
でき・る。なお、この素子分離領域16の層厚はLOC
O3による分離酸化膜14の厚さで決定され、0.3μ
m以下の厚みとすることもできる。
また、素子分離領域16の層厚はLOCO3酸化前の基
板10のSi面出位置、すなわち溝13深さによっても
決定される。
以上の様に誘電体骨#型半導体基板を製造すれば、従来
のように、poly  Si等の充填による溝埋め工程
を必要としなくても絶縁体によって素子分離されたSO
I領域が容易に形成でき、またそのSol膜厚もLOC
OS酸化工程で形成される素子分離用の酸化膜厚で制御
性よく与えることができる。
次に、本発明第2実施例を第3図を用いて説明する。第
3図(a)〜(g)は本発明第2実施例の説明に供する
製造工程順の断面図である。
上記第1実施例では、第1半導体基板の鏡面上にまず酸
化膜を形成し、さらにS+xN−膜の2層膜を形成する
ものであったが、本第2実施例ではこの酸化膜は形成せ
ず、第3図(a)に示すように、5iiNt膜91だけ
を第1半導体基板90の鏡面に形成する。次いで、第3
図(b)に示すように、Si、N、膜面91の一部をエ
ツチングし、上記第1実施例と同様にして、LOGO3
酸化を行なった後(第3図(C)参照)、第3図(d)
に示すように、5izNa膜91を除去する。この後、
基板90の表面にBPSG膜を底膜した後、リフローす
ることで基板90の表面の凹凸を緩和してもよい。
次いで、第3図(e)に示すBPSC膜96を一方の鏡
面研磨面に形成した第2半導体基板95と第1半導体基
板90とを、第3図(f)に示すように上記第1実施例
と同様にして直接接合し、第1半導体基板90の接合面
に対向する面93を、第3図(C)に示す工程でLOG
O3酸化により形成した分離酸化膜92が露出するまで
選択研磨することにより、第3図(樽に示すように、酸
化膜で囲まれた素子分離領域94を構成する誘電体分離
型半導体基板が製造される。
なお、この第2実施例によっては、第1半導体基板90
にS 1x N4膜91を形成する前工程で酸化膜を形
成する工程がないために、上記第1実施例に比して工程
数を削減することができる。
なお、上記種々の実施例では接着層にBPSG膜を用い
るものであったが、熱軟化性を有するシリケートガラス
(SC)ならなんでもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、従来の誘電体分離方法、特に直接接
合法による薄膜Sol形戊形成では研磨工程での加工精
度の問題で困難であったデバイス活性層の厚みを精度よ
く制御することが、本発明ではLOGO3によって形成
された素子分離用の酸化膜をエツチングストッパとする
ことにより可能としている。また、研磨後に、素子形成
面に素子分離溝が露出する、あるいは素子分離溝を形成
する必要もないため、溝埋め工程も必要としない。
従って、本発明の誘電体分離型半導体基板の製造方法に
よれば、素子分離溝のpoly  Si等の充填による
溝埋め工程を必要とせず、また薄膜とする300層の厚
みを精度よく制御することができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(g)は本発明第1実施例の説明に供す
る図、第2図は基板接合時の電界印加の例を説明する図
、第3図(a)〜(8)は本発明第2実施例の説明に供
する図、第4図(a)、 (b)、第5図、第6図(a
)(b)は従来技術による誘電体分離型半導体基板の製
造方法を示す図である。 10・・・第1半導体基板、11・・・酸化膜、12・
・・Si3N4膜、13・・・エツチング溝部、14・
・・分離酸化膜(LOGO3酸化膜)、15・・・第1
半導体基板の接合面に対向する面、16・・・素子分離
領域、20・・・第2半導体基板、21・・・BPSC
膜。 25・・・第2半導体基板の接合面に対向する面、90
・・・第1半導体基板、91・・・Si3N4膜、92
・・・分離酸化膜(LOGO3酸化膜)、93・・・第
1半導体基板の接合面に対向する面、94・・・素子分
離領域、95・・・第2半導体基板、96・・・BPS
G膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  鏡面研磨された第1半導体基板の研磨面に、素子分離
    領域形成予定位置が開口したパターンを有する窒化シリ
    コン(Si_3N_4)膜を被着し、前記第1半導体基
    板の研磨面を選択酸化し、この第1半導体基板の研磨面
    の前記素子分離領域形成予定位置において深さ方向に所
    定の膜厚を有する酸化膜を形成する工程と、 鏡面研磨された第2半導体基板の研磨面に、熱軟化性を
    有するシリケートガラスを被着する工程と、 前記酸化膜を形成された前記第1半導体基板の研磨面と
    、前記シリケートガラスを被着された前記第2半導体基
    板の研磨面とを、少なくとも前記シリケートガラスを介
    して接合し、前記シリケートガラスによって基板間を絶
    縁分離した接合基板を構成する工程と、 前記接合基板に熱処理を加え、前記シリケートガラスの
    有する熱軟化性により前記接合基板の接合面の凹凸を前
    記シリケートガラスによって埋め込む工程と、 前記第1半導体基板の前記接合面に対向する面より、前
    記酸化膜が表面に露出するまで選択研磨し、前記酸化膜
    により素子分離された素子領域を形成する工程と を有することを特徴とする誘電体分離型半導体基板の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07263541A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Nec Corp 誘電体分離基板およびその製造方法
JPH1050824A (ja) * 1995-12-30 1998-02-20 Hyundai Electron Ind Co Ltd Soi基板の製造方法

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JPH07263541A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Nec Corp 誘電体分離基板およびその製造方法
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