JPH0320152Y2 - - Google Patents

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JPH0320152Y2
JPH0320152Y2 JP1982075682U JP7568282U JPH0320152Y2 JP H0320152 Y2 JPH0320152 Y2 JP H0320152Y2 JP 1982075682 U JP1982075682 U JP 1982075682U JP 7568282 U JP7568282 U JP 7568282U JP H0320152 Y2 JPH0320152 Y2 JP H0320152Y2
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color
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colored
pigment
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JPS58180067U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、ノート、看板等の下地面の文字、図
案汚れ等の上にこれを訂正し或は覆い隠す等のた
めに貼着して使用する隠蔽性ラベル又はシートに
関する。 従来、上記のような用途に使用される隠蔽性ラ
ベル又はシートとして、不透明度97%以上の隠蔽
性のある紙基材又はプラスチツクフイルム基材の
片面に粘着剤塗層を塗布形成したものがあるが、
基材自体が比較的肉厚となるため、これを前記下
地面に貼着使用した場合、下地面より突出した凸
面状態となるためできるだけ肉薄が好ましい。然
し乍ら、基材を肉薄とすると、基材自体は前記隠
蔽性のないものとなるため、第1図系の如く、例
えば白上質基材Sの片面に、隠蔽性の大きいアル
ミ紛末やカーボンブラツク等の黒色顔料等の顔料
pを混入し着色した粘着剤塗層pを形成して不透
明度97%以上の隠蔽性とする必要がある。この場
合は、製品としての隠蔽性ラベル又はシートの表
面から見た場合、該基材の色とは異系の粘着剤塗
層の色が透けて見え、基材の色との混色となつて
外観され、製品として粘着剤塗層の色によつてラ
ベル又はシート表面の色が変色するので、好まし
くない。第1図でHは剥離紙を示す。 本考案は、かゝる従来の不都合を改善し、それ
自体では隠蔽性のない基材を使用し乍らその裏面
に、基材とは異系列の色から成る隠蔽用顔料で着
色された粘着剤塗層の色が基材の色に左右される
ことなく常に基材の色を維持した隠蔽性ラベル又
はシートを提供するもので、隠蔽性の不完全なラ
ベル又はシート基材1の片面に、該基材1と異色
の顔料3aで着色した粘着剤塗層3を形成して成
る隠蔽性ラベル又はシートに於て、該基材1と該
着色粘着剤塗層3との間に該基材1と同色乃至同
系色の顔料2aで着色した塗層2を形成し、不透
明度97%として成る。 第2図は、本考案実施例を示すもので、1は、
不透明度80%程度の隠蔽性の不充分な基材を示
し、例えば40〜100g/m2の上質紙、50〜100g/
m2のアート紙、キヤストコート紙等から成る紙基
材、又は肉薄の20〜100μ程度の着色塩ビ、ポリ
エステル、アセテート等から成る。このような基
材、例えば80g/m2程度の上質紙から成る紙基材
1の片面に、該基材1と同じ白色系の顔料、例え
ば酸化チタン、亜鉛華等の白色顔料2aで着色し
た酢酸ビニル、塩化ビニル等の合成樹脂バインダ
ーから成る塗層2を形成し、その白色塗層2の外
面に、従来の黒色、アルミ紛末等の金属色、その
他の基材1の色と異なる隠蔽性の優れた顔料3a
を1種又はそれ以上で着色した粘着剤から成る黒
色等の着色粘着剤塗層3を形成して不透明度97%
以上の本考案の隠蔽性ラベル又はシートを構成す
る。4は、その粘着剤塗層3下面の剥離紙を示
す。かくして、該ラベル又はシート製品におい
て、その紙基材1は、これとは色の系列を異にす
る例えば黒色に着色された粘着剤塗層3と、この
間に介在させた白色塗層2により絶縁されるの
で、その粘着剤塗層3の黒色が紙基材1の白色と
混色して製品の表面が外観上灰黒色に変色される
ことなく、その基材1の白色をその白色塗層2に
よつて維持した製品表面の色を常に所定の基材1
色と同一系の色を保持した均質の製品を得ること
が出来る。この場合、白色塗層2に混入する白色
顔料の量は、その下面の黒色が透きとおつて見え
ない程度の充分な量を加える。つまり、白色塗層
2が、その粘着剤塗層3の色に対し隠蔽層となる
ように添加することが好ましい。 本考案による該白色塗層2の介入により、該粘
着剤塗層3に混入する顔料3aの量は減少できる
ので、それに応じ、その粘着剤の粘着力を向上せ
しめられる利点をもたらす。 基材1が80μ程度の例えば青色に着色されたフ
イルム基材の場合は、青色又はこれと同系色の顔
料2aを混入着色されたバインダーから成る塗層
2をその裏面に形成することにより、上記と同様
の効果があり、製品ラベル・シートとして、その
基材1と異系列の色で着色された粘着剤塗層3の
色が左右されず、常に表面の色が基材と同じ青色
を保持した製品が構成される。 該介在塗層2の厚さは1〜15μ、接着剤層3の
厚さは20〜40μ程度が一般である。 次に、本考案隠蔽性ラベル又はシートの効果
を、従来のものと実験により比較し更に明らかに
する。 本考案品 A 基材として不透明度81.1%の白上質紙72g/m2
円用い該基材の裏面に、酸化チタン25重量部をポ
リ酢酸ビニル有機溶剤液(固形分25%)100重量
部中にボールミル、ロール練り機等で均一に分散
せしめた後、ロールコーター等で塗層を10μ形成
し、次に有機溶剤型のポリアクリル酸エステル系
粘着剤(固形分40%)100重量部に対しカーボン
ブラツク0.6重量部、酸化チタン1.2重量部を加
え、ロール練り機等で均一に分散せしめたもの
を、前記塗層上にロールコーター等で塗布し乾燥
して全体として灰黒色の粘着剤層を25μ厚に形成
した隠蔽性ラベル又はシート。 従来品 B 上記と同じ不透明度の白上質紙72g/m2の基材
の裏面に直接、前記と同じ25μ厚の灰黒色の粘着
剤層を形成した隠蔽性ラベル又はシート。 上記のこれらのサンプルA,Bにつき、次のよ
うに隠蔽性テスト、白色度(色調の変化)を測定
した。 隠蔽性テストは、上記のサンプルA,B及びそ
の基材につき、JIS、P8138に基づきその夫々の
不透明度を測定し、一方白上質紙に黒色、赤色及
び青色のフエルトペンで線を引き、これを下地と
しこれにサンプルA,Bを夫々貼着し、目視によ
り夫々の基材を透してこれらのフエルトペンの線
が見えるか否かを判定した。 基材表面の白色度と色調変化は、JIS P8123に
基づき白色度の測定と目視により判定した。その
結果や下記表の通りであつた。
【表】 上記表から明らかなように、本考案品は、基材
表面の白色が、従来品のようにその裏面の灰黒色
の粘着剤塗層により黒ずむ如き色調変化がなく、
白色を保持していた。又その隠蔽性は、99.8%と
最高の不透明度をもたらし、その白色塗膜2の介
在の効果が確認された。この場合、白色度が85%
以上であれば、外観上白く見えることが確認され
た。 本考案の変形例として、不透明度83%、厚さ
60μの淡黄色塩化ビニル基材に、これと同色の淡
黄色顔料50重量部をポリ酢酸ビニルエマルジヨン
(固形分40%)100重量部に均一に混合したものを
塗布乾燥した10μ厚の淡黄色塗層を形成し、前記
と同じ灰黒色の粘着剤塗層を重層形成したものを
上記の試験測定を行なつた所、不透明度は、99.9
%を示し、フエルトペンの記載線は全く見えない
充分な隠蔽性を有し、その表面の色は、基材と同
じ淡黄色を維持していた。 このように本考案によるときは、隠蔽性を欠く
基材1面に、これと同色に着色の塗層2を介して
基材1と異色に着色の隠蔽性粘着剤層3を形成せ
しめた隠蔽性ラベル又はシートに構成したので、
その製品表面の色は、これとは異色の粘着剤層3
の色の影響を受けることなく、常に所定の基材1
と同色又は同系色の外観と、著しい大きい隠蔽性
とをもたらす等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来品の1部の拡大断面図、第2図は
本考案実施の1例の1部の拡大断面図を示す。 1……基材、2……基材と同色又は同系色の塗
層、2a……顔料、3……基材と異色の粘着剤塗
層、3a……隠蔽性顔料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隠蔽性の不完全なラベル又はシート基材1の片
    面に、該基材1と異色の顔料3aで着色した粘着
    剤塗層3を形成して成る隠蔽性ラベル又はシート
    に於て、該基材1と該着色粘着剤塗層3との間に
    該基材1と同色乃至同系色の顔料2aで着色した
    塗層2を形成し、不透明度97%として成る隠蔽性
    ラベル又はシート。
JP7568282U 1982-05-25 1982-05-25 隠蔽性ラベル又はシ−ト Granted JPS58180067U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7568282U JPS58180067U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 隠蔽性ラベル又はシ−ト

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JP7568282U JPS58180067U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 隠蔽性ラベル又はシ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS58180067U JPS58180067U (ja) 1983-12-01
JPH0320152Y2 true JPH0320152Y2 (ja) 1991-04-30

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