JPH0319993B2 - - Google Patents

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JPH0319993B2
JPH0319993B2 JP57186615A JP18661582A JPH0319993B2 JP H0319993 B2 JPH0319993 B2 JP H0319993B2 JP 57186615 A JP57186615 A JP 57186615A JP 18661582 A JP18661582 A JP 18661582A JP H0319993 B2 JPH0319993 B2 JP H0319993B2
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Noboru Masuda
Shuichi Pponda
Tadao Oomori
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は秘匿性が要求される情報媒体の磁気情
報検出方法に関する。
<従来の技術> 一般に、紙幣とかセキユリテイカード等の紙葉
状媒体には、磁気インクや磁性ペイント等を用い
て文字、図形、記号等の磁性パターンを印刷、複
写、転写等の手法で全面或は部分的に形成し、紙
葉状媒体の秘匿性を高める方法が採用されてい
る。このため、これら紙葉状媒体の真偽を識別す
るために磁気センサが使用されるが、偽媒体に形
成された偽情報を誤つて真の紙葉状媒体と読取る
場合がある。例えば、偽の紙葉状媒体に鉄粉をふ
りかけたり、又、真の紙葉状媒体を磁気インクや
磁性トナーを用いて複写したり、更には偽の紙葉
状媒体に磁気テープ片等を貼付したものを真の紙
葉状媒体と誤判別する可能性がある。これらの偽
媒体を紙葉状媒体識別装置が誤つて識別すること
は社会的に大きな問題を提起することとなり好ま
しくない。
偽の紙葉状媒体として磁気テープ片を用いた例
について説明する。第1図は偽の紙葉状媒体を一
対の磁気抵抗素子MR1,MR2を用いた磁気セン
サ3で読取る例で、紙葉状媒体は所定の大きさの
紙1に録音用の磁気テープを所定長に切断したテ
ープ片2を貼着したものである。永久磁石等で磁
気的にバイアスされた2つの磁気抵抗素子MR1
MR2直列接続され、その両端aとcに直流電圧
が印加され、中間点bと一端cから出力電圧変化
を得る。磁気センサ3に対し媒体を矢印方向に移
動すると、第2図に示す如く、磁気テープ片2の
前端2aと後端2bで磁気抵抗素子MR1,MR2
は交互に抵抗値を変え磁気センサの出力は大きな
変化e1,e2を示す。
この様な出力波形だけでは紙葉状媒体識別装置
は誤つた判定を下すことはない。しかし、実際に
は磁気テープ片2を接着剤4を介して紙1の上に
貼着するため、第3図Aに示す如く、磁気テープ
の凹凸が生じる。従つて、磁気センサ3と磁気テ
ープ片2の相対的位置が変つたとき、磁気センサ
と対向する磁気テープ面との距離が変化すること
になり、磁気センサ3からは、第3図B示す如
く、磁気テープの凹凸強度に従つた出力電圧波形
a,b,c,d,e,f,gが発生する。斯くし
て、この出力波形が、偶然にも真の紙葉状媒体が
有する個有性ある磁気パターンの読取り出力波形
と一致すれば、偽媒体を真の媒体と誤認すること
になる。
<発明が解決しようとする問題点> このように紙葉状媒体、例えば紙幣に何らかの
偽装が施された場合、紙幣識別装置が偽券を真券
と読取ることがあり、社会的影響が大きい。
本発明は上述の様な点に鑑み紙葉状識別装置に
偽の磁気情報が入力されても応答せず真の磁気情
報のみを確実に判別する磁気情報検出方法を提供
するものである。
<課題を解決するための手段> 本発明の検出方法について述べる。即ち、複数
の磁気センサと紙葉状媒体を相対的に移動させ、
各々の磁気センサが読取る帯状領域を予め紙葉状
媒体上に想定して仮想トラツクとし、前記トラツ
クをその移動方向に複数個に分割して読取仮想区
分を設け、該仮想区分内のトラツクが有する磁気
情報を磁気センサで読取つて電気信号に変換し、
各磁気センサの読取出力を各信号増幅回路で増幅
し、少なくとも1つの信号増幅回路に異常信号が
入力したとき、残りの信号増幅回路を動作させて
その信号に応じた出力信号を送出する如く他の信
号増幅回路の基準電圧を変える結線を有する混合
回路を設け、少なくとも1つの仮想トラツクにお
ける各仮想区分の有する情報と本来の固有情報を
判別回路で比較して紙葉状媒体の真偽を識別する
ことを特徴とする磁気情報検出方法である。
<作用> 紙葉状媒体の上に予め仮想トラツクを想定する
とそのトラツクにある磁気情報は特定される。ま
た、仮想トラツクを複数個に分割して仮想区分を
設けると、仮想区分内の本来の磁気情報、例えば
磁気信号の数とか大きさは、各区分ごとに特異性
を持つたものとなる。
磁気センサは各仮想トラツクごとに仮想区分の
磁気情報を読取つて出力を発生するが、偽の紙葉
状媒体では各仮想区分の磁気情報は本来のものと
異なつた内容となる。仮に1つの仮想区分の磁気
情報は同一となつても全部の仮想区分の磁気情報
が同一となる確率は極めて小さく無視できる。
磁気センサの読取つた本来の出力信号と偽の磁
気情報による異常信号は、信号増幅回路で増幅さ
れる。この場合、異常信号は、磁気信号が紙葉状
媒体上の本来あるべき位置に無かつたり、逆に本
来何もない位置に存在することや、本来の磁気信
号の数を増加させたり、磁気センサからピーク値
の高い出力信号等を発生させるものである。
この様な異常信号が発生すると、本来の信号と
共に後段の判別回路に入力され、仮想区分全体の
本来の固有な磁気情報と比較され、紙葉状媒体の
真偽が識別される。
しかし、異常信号の中には、例えば磁気信号の
数が本来の数と同じであるが信号のピーク値が異
なる場合が考えられる。この場合は、1つの仮想
トラツク側の判別回路だけでは真偽の識別ができ
ないので、異常ピーク信号を他の仮想トラツクの
判別回路でも識別させるべく、信号増幅回路間を
混合回路で連結する。
混合回路は、異常信号のうち異常に幅の広い信
号とか異常に波高値の高い信号のとき他の増幅回
路を動作させて、その信号に応じた出力を送出す
るもので、例えば増幅回路の基準電圧を変える結
線とするものである。
以下本発明検出方法の実施例を図面を用いて詳
細に説明する。一般に紙葉状媒体、例えば紙幣は
短手方向の所定位置を長手方向へ磁気センサ3で
走査すると、長手方向の所定位置に存在する磁気
信号を検出することができる。従つて、磁気セン
サ3で紙幣上の磁気情報を読取る場合、紙幣上に
磁気センサ3で読取る帯状の領域、即ち仮想上の
トラツクを想定できる。
第6図は、2個の磁気センサを用いて紙幣の表
面に存在する磁気情報を読取る場合を示してい
る。紙幣上には、磁気センサが実際に相対移動す
る仮想トラツクA,Bを長手方向に延在して設け
る。この場合、短手方向の位置は任意でよい。こ
のように、紙幣上に仮想トラツクA,Bを想定す
ると、トラツク内に存在する磁気情報の内容、即
ち、個数とか性質が特定する。
本発明方法においては、更に、仮想トラツク
A,Bは各トラツクごとに複数個に分割され仮想
上の区分が想定される。この様に紙幣上に想像上
の区分を設けると各区分内に存在する磁気情報の
内容は各々異なり固有性有るものとなる。これは
仮想トラツクAとBで異なるし、紙幣が相違すれ
ば、換言すれば、1万円券と千円券では異なるこ
とになる。
第6図では、紙幣27を長手方向を2分する中
心線28に対して左右対称となる如く仮想区分2
9,30,30′,31,31′,32,32′を
設けている。仮想区分におけるトラツクA,Bの
長さLa,Lb,Lc,Ld,L′c,L′b,L′aは、相互
に相違しているが、これは紙幣の移動速度に同期
したクロツクパルスの数によつて設定される。
上述のクロツクパルスは紙幣識別装置のクロツ
ク回路が発生するもので、光センサが紙幣の進入
先端を感知してからその末端を感知するまでN個
のクロツクパルスがあるとすると、このパルス数
Nを各仮想区分に割りあて仮想区分の長さを決め
る。例えば、仮想トラツクの全長をL、クロツク
パルスの総数を33とすると、仮想区分29の長さ
はLd=L/33、区分30,30′はLc=Lc=
4L/33、区分31,31′はLb=L′b=5L/33、
区分32,32′はLa=L′a=7L/33の長さとな
る如くである。
上述の構成において、紙幣が人為的に加工され
た偽の紙幣である場合、紙幣本の磁気情報と比較
すると、本来あるべき位置に磁気信号が無かつた
り、逆に本来あるべきでない位置に磁気信号が有
るのを磁気センサが検出して本来存在すべきでな
い出力信号を発生し、また本来の出力信号に比較
し、異常に幅の広い信号や異常に波高値の高い信
号が発生する。
この様な異常信号があると、仮想区分内の本来
の信号の数に差が生じ、或は本来存在すべきでな
い区分内で信号が発生する等の異常状態となり、
後段の回路に送られる。第4図は磁気センサ出力
の増幅回路の一例であり、磁気センサ5a及び5
bの2個の場合について示している。磁気センサ
5a,5bは、2個の磁気抵抗素子6a,7a,
6b,7bを有し、分圧回路を構成する如く直流
電源8に接続されている。磁気センサの分圧端子
8a,8bには、対となつている磁気抵抗素子6
a,7a及び6b,7bに加わる磁界が交番的に
変化したとき出力変化が現われる。分圧端子8
a,8bはデカツプリングコンデンサ9a,8
b、ダイオード10a,10b、抵抗11a,1
1bを直列に接続して演算増幅器12a,12b
の負の入力端子に接続される。コンデンサ9a,
9bとダイオード10a,10bの間は、並列接
続のダイオード13a,13bと抵抗14a,1
4b及び並列接続のコンデンサ15a,15bと
抵抗16a,16bを介して接地されている。
一方、演算増幅器12a,12bの正の入力端
子は基準抵抗17a,18a,17b,17bを
介して接地され、そして、抵抗17aと18aの
接続点はダイオード19bを介して抵抗14bと
16bの接続点に順方向接続され、又、抵抗17
bと18bの接続点にはダイオード19aのアノ
ードが接続され抵抗14aと16bの接続点には
ダイオード19aのカソードが接続される。
なお、20a,20bは増幅回路の出力端子で
ある。
上述の回路構成に於て、点線で囲んだ部分21
a,21bは、異常信号を他の増幅回路に分流す
る混合回路で、異常に幅の広いパルスや異常に波
高値の高パルスが一方の磁気センサ、例えば5a
が検出したとき、演算増幅器12aからと共に磁
気センサ5bの信号増幅回路の演算増幅器12b
から異常信号による出力を送出する。一方、正し
い信号はダイオード10aを通つて演算増幅器1
2aに入力され増幅される。
混合回路21a,21bは、ローパスフイルタ
を含んだクランプ回路として構成され、正しい信
号に比べ異常に幅の広いパルスや異常に高いパル
スが一方の増幅回路に入るとクランプ回路の働き
により他方の増幅回路の演算増幅器を動作させ偽
出力を生じる。
例えば、分圧端子8aに第2図に示す様な出力
信号が現われたとすると、正の波形e1は演算増幅
器12aから出力されると共に、抵抗14aを介
してコンデンサ15aを充電する。即ち、ダイオ
ード13aのカソードをコンデンサ15aの充電
電圧でクランプする。次に、負の波型e2ではダイ
オード10aによつて演算増幅器12aは動作せ
ず、電流はダイオード19aから13aへと流れ
ダイオード19aのアノード電位、即ち演算増幅
器12bの基準電圧を引下げ信号入力があつたと
同様になつて出力端子20bに出力信号を送出す
る。これは、磁気センサ5bが偽信号を読取つた
場合でも同様に出力端子20aに出力信号が現わ
れる。
又、第3図に示す如き積分波形a〜gが磁気テ
ープ片2の凹凸によつて発生しても、正しい信号
電圧よりも低いのが普通であるから、クランピン
グ電圧より低くコンデンサ15a,15bの働き
によつて除去される。
上述の様に、混合回路21a,21bにより、
例えば仮想トラツクAで発生した異常信号は、本
来の信号を有する仮想トラツクBの読取信号の中
に混入することになり、これは偽信号の識別を確
実なものとする。
磁気センサの増幅回路の他の例を述べる。第5
図に示す様に、磁気センサ5a,5bの出力端子
8a,8bをデカツプリングコンデンサ9a,9
bを介して各々の演算増幅器22a,22bの負
の入力端子と接続し、正の入力端子には基準電圧
を与える分圧回路、即ち抵抗23aと24a及び
23bと24bの直列回路の分圧点を接続する。
演算増幅器22a,22bは正の電力端子25
a,25bを共通の抵抗26を介して正電源に接
続されている。分圧回路は各々の電力端子25
a,25bに接続される。
このような構成にすると、一方の演算増幅器、
例えば22aが動作したとき抵抗26の電圧降下
によつて他方の増幅器22bの基準電圧が下り、
信号が入力したと同様の状態になる。
第7図は紙葉状媒体の仮想区分を示す他の実施
例で、第8図のブロツク図で示す判別回路を簡略
にするため、トラツクA,Bに対し読取仮想区分
を第7図に示す如く各々XA,XB,XC,YA,
YB,YCの3区分に減じている。各々に於ける
トラツクの長さは、XA=La+Lb+Lc,XB=
Ld+L′c++L′b,XC=L′a,YA=La+Lb,YB
=Lc+Ld+L′c,YC=L′b+L′aである。この読
取仮想区分の設定もクロツクの数、即ち第6図の
仮想区分の加算によつて行われる。
第7図から明らかな様に、トラツクA及びBの
相互に於て、読取仮想区分の境界が一致しないよ
うに定められている。例えばトラツクAの区分
XAとXBの境界はトラツクBの区分YBの範囲に
位置する如く定められている。この様に区分する
ことによつて、2つの磁気センサの内の一方が第
3図Bの如き偽信号を出力したとき、偶然にも例
えばトラツクAの区分XAの読取信号と合致した
としても、区分XB,XCの出力は得られない。
従つて、区分XB,XCの磁気信号を合わせ用い
ることで紙葉状媒体の真偽を識別することができ
る。これは又、トラツクA,Bの仮想区分の磁気
信号を組合せ利用すれば、媒体の真偽識別はより
一層完全なものとなる。
第8図は判別回路の一例をブロツク図で示す。
クロツク33は紙葉状識別装置に投入された紙葉
状媒体の移動速度に同期してパルスを発生する。
同期は公知の法、例えば2つの光センサ間を媒体
の先端が通過する時間を計測する方法等で得られ
る。クロツクパルスはカウンタ34に与えられ
る。カウンタ34は、クロツクパルスを計数して
累計し所定のパルス数Niに達したときにデコー
ダ35を介してフリツプフロツプ36〜42をセ
ツト或はリセツトする。即ち、カウンタ34は仮
想区分の幅を決める。フリツプフロツプはトラツ
クを区分する仮想区分の数に対応した個数設けら
れており、本例は第6図に示すトラツク、例えば
Aに対応して7個設けられている。この場合を詳
述すると、カウンタ34が区分32の幅Laに対
応するパルス数を累計すると、媒体27の移動先
端を示すパルスでセツトされているフリツプフロ
ツプ36をリセツトし、同時にフリツプフロツプ
37をセツトする。次に区分31の幅Lbに相当
するパルス数を累計すると、カウンタ34はフリ
ツプフロツプ37をリセツトし、同時にフリツプ
フロツプ38をセツトする。以下同様に媒体の移
動に伴つて次々とフリツプフロツプを動作させ、
最後に、カウンタ34はフリツプフロツプ42を
リセツトする。即ち、紙葉状媒体27に設けた仮
想トラツクA,Bを所定数の仮想区分に分けたこ
とになる。
フリツプフロツプ36〜42の出力は、磁気セ
ンサの増幅回路の出力と共にアンド回路43〜4
9でアンドをとられたカウンタ50〜56に入力
される。これは、例えば第4図に示す出力端子2
0aをアンド回路43〜49の共通の入力端子5
7に接続することによつて行われる。カウンタ5
0〜56は、紙葉状媒体に設けた読取仮想区分内
で磁気センサが何個の磁気情報を読取つたかを計
数する。各々のカウンタが所定のパルス数を計数
すると、加算器58〜69に信号を送り累算され
る。加算器58〜69は12個設けられる。これは
第7図に示す如く実用的に設けられた読取仮想区
分XA,XB,XC若しくはYA,YB,YCを裏表
方向の別なく読取る場合の個数に対応している。
カウンタ50〜56と加算器58〜69の接続
は、第7に示す媒体27が矢印方向に移動する場
合について実線で示している。即ち、媒体が表か
裏か或は矢印方向か反対方向かの組合せに従つて
接続される。図に於ては、加算器58はカウンタ
50,51,52のパルス数を累算し、加算器5
9はカウンタ53,54,55のパルス数を累算
し、加算器60はカウンタ56のパルス数を累計
する。加算器58〜69の出力は各々に対応する
比較器70〜81に送られ、予じめ定められたパ
ルス数と比較される。比較されたパルス数が等し
ければ或は許容誤差内にあれば正しいと判定した
信号を各組合せごとのアンド回路82〜85に送
出する。即ち、アンド回路82から信号があれ
ば、第7図に示す媒体27の矢印方向の読取りは
真信号であることを意味する。
上述では判別回路を1つの磁気センサに対応す
る場合ついて説明したが、同様の回路は他の磁気
センサに対しても設ける。この場合、フリツプフ
ロツプ36〜42までを併用することが出来る。
又、小型電子計算機の処理回路を判別回路として
利用することも出来、判別回路は他に実施例が多
数存在することを理解すべきである。
又、上述では磁気センサ2個使用した場合につ
いて説明してきたが、磁気センサを3個以上使用
して紙葉状媒体上の仮想トラツクを3本以上と
し、仮想区分の数を多くしてそれらの磁気情報を
組合せて用いれば紙葉状媒体の真偽識別精度は更
に向上するが、実用的には磁気センサ2個の場合
で十分である。
<効果> 本発明の磁気情報検出方法は、複数の磁気セン
サからの読取出力を混合回路で処理し、併せて読
取るべきトラツクを分割した複数の仮想区分内に
含まれる磁気情報を個有化して各区分ごとに判別
回路で判断するものであるから、真偽の紙葉状媒
体を峻別することが出来る。例えば、紙葉状媒体
を紙幣とするときは、紙幣を前後裏表の別なく投
入しても真偽の識別を確実に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は偽の紙葉状媒体を磁気センサで読取る
説明図、第2図は磁気センサで磁気テープ片を検
出した場合の出力波形図、第3図Aは偽の紙葉状
媒体の断面構成、同図BはAに示す偽の紙葉状媒
体を磁気センサで検出した出力波形図、第4図は
本発明方法に使用するセンサ信号処理回路の一実
施例を示す結線図、第5図は処理回路の他の一実
施例を示す結線図、第6図は本発明方法で使用す
る紙葉状媒体上に設けられた仮想トラツクと仮想
区分の説明図、第7図は第6図に於ける紙葉状媒
体上に設けた読取仮想区分の説明図、第8図は本
発明方法に使用する判別回路の一実施例を示すブ
ロツク回路図である。 図中の5a,5bは磁気センサ、9a,9bは
コンデンサ、12a,12bは演算増幅器、21
a,21bは分離回路、27は紙葉状媒体、2
9,30,31,32,30,31,32は仮想
区分、33はクロツク、34,42,43,4は
カウンタ、35はデユーダ、36,37,38は
フリツプフロツプ、39,40,41,48,4
9はアンド回路、45,46,47は比較器であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の磁気センサと紙葉状媒体を相対的に移
    動させ、各々の磁気センサが読取る帯状領域を予
    め紙葉状媒体上に想定して仮想トラツクとし、前
    記トラツクをその移動方向に複数個に分割して読
    取仮想区分を設け、該仮想区分内のトラツクが有
    する磁気情報を磁気センサで読取つて電気信号に
    変換し、各磁気センサの読取出力を各信号増幅回
    路で増幅し、少なくとも1つの信号増幅回路に異
    常信号が入力したとき、残りの信号増幅回路を動
    作させてその信号に応じた出力信号を送出する如
    く他の信号増幅回路の基準電圧を変える結線を有
    する混合回路を設け、少なくとも1つの仮想トラ
    ツクにおける各仮想区分の有する情報と本来の固
    有情報を判別回路で比較して紙葉状媒体の真偽を
    識別することを特徴とする磁気情報検出方法。 2 混合回路はクランプ回路とローパスフイルタ
    を有することを特徴とする特許とする特許請求の
    範囲第1項記載の磁気情報検出方法。 3 各仮想トラツクを分割する各仮想区分の境界
    は、隣接する仮想トラツクの仮想区分の境界と一
    致しない位置に設けられることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の磁気情報検出方法。 4 読取仮想区分は紙葉状媒体上に設けられた仮
    想トラツクをその長手方向に2分する線に対称に
    設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の磁気情報検出方法。
JP57186615A 1982-10-22 1982-10-22 磁気情報検出方法 Granted JPS5975386A (ja)

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JPS5429528A (en) * 1977-08-10 1979-03-05 Hitachi Ltd Magnetic pattern detector

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JPS5975386A (ja) 1984-04-28

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