JPH03199497A - 防黴シート - Google Patents

防黴シート

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JPH03199497A
JPH03199497A JP34467089A JP34467089A JPH03199497A JP H03199497 A JPH03199497 A JP H03199497A JP 34467089 A JP34467089 A JP 34467089A JP 34467089 A JP34467089 A JP 34467089A JP H03199497 A JPH03199497 A JP H03199497A
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Katsuo Moriyama
森山 勝男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は黴の発生を嫌うシート、特に床材の裏打ちシー
トや壁材シートに関する。
(従来の技術) 最近の建築様式が洋風化し、また窓も金属サツシの普及
により室内と外気の機密性が良くなり、室内の通気性が
なくなって来て壁や床に結露の問題が発生している。
結露が起こると黴が発生しやすくなり、壁紙や床材シー
トが剥がれてきたり、室内に機具を漂わせたり、人体に
影響を与え健康上書を及ぼすと言った問題が発生する。
そのため種々の防黴対策が取られている。その一つとし
て床材の裏打ちシートや壁紙に使用されるシートに防黴
剤を含ませ、防黴シートを得ることが行われている。
湿式不織布技術や湿式抄紙技術での抄造紙などを使用す
る場合の床材の裏打ちシートや壁紙に使用されるシート
に防黴剤を含ませる方法は一旦出来上がっているシート
に防黴剤の溶液を含浸あるいは噴霧し、その接水、溶剤
などの溶媒を乾燥する方法、ロールコータ−等のコータ
ーで防黴剤の溶液を塗布し、その後溶媒を乾燥する方法
などが取られている。
(発明が解決しようとする課題) 床材の裏打ちシートや壁紙に使用されるシートに防黴剤
を含ませる方法は、−旦出来上がったシートに防黴剤の
溶液を含浸、噴霧あるいは塗布するため、湿式不織布設
備や湿式抄紙設備のほかに別の含浸用等の加工設備が必
要になる。このため原料中に防黴剤を添加し、一つの工
程で製造しようという試みも行われている。
しかし、湿式不織布製造や湿式抄紙での製造では原料の
中に防黴剤を添加しても防黴剤が水中に溶ける、あるい
は分散しているため、紙層形成時、ワイヤーから脱落す
る割合が大きく、紙層に効率良くは留まらず有効な製造
方法にはなり得ない。
(課題を解決するための手段) 本発明は、湿式不織布製造や湿式抄紙での製造で、原料
の中に防黴剤を添加した時も防黴剤を効率良く、紙層に
は留める方法を種々検討の結果、既存の技術であるラテ
ックスの凝集物を使用する方法を応用し、防黴剤をラテ
ックスと共に凝集することにより解決したものである。
即ち、本発明は、防黴剤をラテックスと共に共凝集した
ラテックス凝集物を含む防黴シートであり、好ましくは
そのラテックス凝集物の大きさが100〜500μmの
時である。
また、好ましくはガラス混抄紙であり、床材用裏打ちシ
ートまた壁材用シートに使用される防黴シートである。
特開昭51−105406に記載されているようにアニ
オンラテックスを該ラテックスの最低造膜温度以上に加
熱後、撹拌しつつ水溶性カチオンポリマーまたは多価金
属塩を添加するとこにより粒径100μ〜500μの凝
集物を得た後、これとは別に調成された繊維スラリー中
に該凝集物を添加し、湿式の抄紙機により抄紙、乾燥し
ラテックス含浸紙を得る技術は既に知られているが、単
にラテックスの凝集物をつくる手段にとどまっている。
本発明は上記の技術を更に発展させ、ラテックスと防黴
剤を混合してこの2成分を共凝集し、防黴剤を歩留りを
良くシートに含有させたものである。
即ち、アニオンラテックスと防黴剤を混合し該ラテック
スの最低造膜温度以上に加熱後、撹拌しつつ水溶性カチ
オンポリマーまたは多価金属塩を添加することによって
防黴剤をアニオンラテックスと共に共凝集した粒径10
0μ〜500μアニオンラテツクス共凝集物を得ること
ができる。この場合、炭酸カルシウム、カオリン、等の
無機填料を添加しても良い。
またカチオン性ラテックス防黴剤を混合し、該ラテック
スの最低造膜温度以上に加熱後、撹拌しつつ水溶性アニ
オンポリマーを添加することによって防黴剤をカチオン
ラテックスと共に共凝集した粒径100μ〜500μカ
チオンラテツクス凝集物を得る方法でもよい。この場合
も炭酸カルシウム、カオリン等の無機填料を添加して良
い。
防黴剤は微粉末になるものであれば、どのようなタイプ
のものでも可能であるが、特に水分散型が望ましい。親
油性の強いタイプでは防黴剤の分散状態が不安定で分散
にむらが生じる。水溶性タイプでは共凝集する防黴剤の
比が小さくあまり効果的でない。
本発明においてラテックス凝集物の大きさは100〜5
00μmが望ましい。
100μm未満ではワイヤーからの脱落する割合が大き
く、シートへの留まりが少ない。500μmを超える凝
集物ではシートへの歩留りは良いが、得られるシートに
みにくい斑点がみられ、またドライヤーの表面への粘着
等のトラブルが起こりやすい。
なお、凝集物の粒径は顕微鏡下に凝集物をおき、凝集物
の中心を通る最大径として測定する。
また、本発明において防黴剤の量はシートの0゜02%
以上(重量比)が望ましく、更に好ましくは0.2%以
上である。0.02%未満では防黴の効果が小さい。
本発明においては、NBKP、LBKPなどの植物繊維
を主とした洋紙にも適応できるが、ラテックス粒子を含
浸することから不織布に使用するのが適当であり、その
うちでもガラス混抄紙は原料の中に防黴剤を添加しても
紙層に留まる割合が特に少ないので、特に有効である。
ガラス混抄紙の場合、ガラスの比率は50%以上が適当
であり、50%未満てはガラス混抄紙の特徴である外気
湿度に対する伸縮の安定が大きくなってしまい適当でな
い。
このように防黴剤を含んだシートは、室内に使用される
結露のため黴の発生が問題となるシートに有効に適用で
きる。即ち、塩化ビニルシート等と貼り合わせて床材を
製造する場合の裏打ち材としてまた単独に壁材用シート
としであるいは塩化ビニルシート等と貼り合わせて壁材
を製造する場合の裏打ち材として使用できる。壁材用シ
ートや裏打ち材として使用する場合に水酸化アルミニウ
ムその他の難燃剤を含浸し、難燃処理することは付加価
値が向上し有益である。
(作用) 水分散型の防黴剤をラテックスと共凝集することにより
防黴剤を含有したラテックス凝集物が得られる。凝集物
を得た後、これとは別に調成された繊維スラリー中に該
凝集物を添加して湿式の抄紙機により抄紙することによ
り該凝集物は紙層の繊維に邪魔されて水と一緒に落下す
ることなく、紙層に効率良く留り、乾燥することにより
防黴効果をもったラテックス含有紙が得られる。
(実施例) 以下実施例で本発明の詳細な説明する。
実施例1 アニオン系スチレンブタジェンラテックス(SBラテッ
クス620 旭化威■製)の3%希釈液に水分散型の防
黴剤(ネオシントールEP  神東塗料■製)を重量比
で4部(ラテックス100部に対して)を混合し泡だた
ない程度に撹拌しつつ60℃に加温した。これにポリア
ミド ポリアミンエピクロヒドリン系樹脂(ポリフィッ
クス201昭和高分子■製)を対ラテックス8部(ラテ
ックス100部に対して)添加し平均粒径200μmの
ラテックス凝集物を得た。
別に調成したガラス繊維(系9μm 太さ13II1m
  富士ファイバー(掬製)60部、天然繊維 NBK
P  20部、PVA繊維(フィブリボンド105−I
X3  クラレ■製)20部のスラリーの中にラテック
ス凝集物を重量比20部(対繊維工00部)混合し円網
抄紙機で90g/rrfのシートを製造した。
このシートを下記の試験方法により黴菌培養試験を行っ
た。防黴効果の評価結果は表1の通りであった。
「黴菌培養試験方法」 ASTM  G21−70  無機塩寒天培地の上に上
記の方法で作ったシート(5cIII四方大)を載せ、
2種混合菌(^speBillum mige+とPe
nicillum Cil+ium )を均一に散布し
た後、28℃で培養し28日間観察した。
防黴効果の判定基準は、 0 試験片上に黴の発生を認めない。
1 試験片の1/4以下に黴の発生が認められる。
2 試験片の1/4〜1/2に黴の発生が認められる。
3 試験片の1/2〜3/4に黴の発生が認められる。
4 試験片の3部4以上に黴の発生が認められる。
実施例2 アニオン系ラテックスを塩化ビニルラテックス(ゼオン
576 日本ゼオン■製)に変更した以外実施例1と同
様の方法でシートを製造し黴菌培養試験を行い、防黴評
価をおこなった。結果は表1の通りであった。
実施例3 テトロン繊維(緯度1.5デニール 長さ5mm帝人■
製)50部ビニロン繊維(繊度0. 5デニール 長さ
3mm  クラレ製)30部 PVA繊維 フィブリボ
ンド 105−IX3  クラレ製)20部のスラリー
に実施例1と同様の凝集ラテックスを同量混合し、実施
例1と同様の方法でシートを製造し、黴菌培養試験を行
い、防黴評価を行った。結果は表1の通りであった。
実施例4 スラリーをNBKP  5部(濾水度350m1)、(
LBKP濾水度2800m1)95部、沈降性炭酸カル
シウムを対パルプ12部、アルキルケテンダイマー系サ
イズ剤、サイズ剤用定着剤(カチオン化澱粉)に変更し
た以外、実施例1と同様の方法でシートを製造し、防黴
評価を行った。結果は表1の通りであった。
比較例1 防黴剤を添加しない以外実施例1と同様の方法でラテッ
クス凝集物を作成し、実施例1と同様の方法でシートを
製造し防黴評価を行った。結果は表■の通りであった。
比較例2 防黴剤を添加しない以外実施例1と同様の方法でラテッ
クス凝集物を作成した。その後実施例1と同等の量の防
黴剤を添加して混合し防黴剤を混合したラテックス凝集
物を得た。この防黴剤を混合したラテックス凝集物を使
用し、実施例1と同様の方法でシートを製造し防黴評価
を行った。結果は表1の通りであった。
比較例3 実施例1と同様の方法でラテックス凝集物を得たが、実
施例1の場合より撹拌を強くしたためラテックス凝集物
の平均粒径は50μmだった。このラテックス凝集物を
実施例1と同様に添加しシートを得、防黴評価を行った
。結果は表1の通りであった。
比較例4 実施例1と同様の方法でラテックス凝集物を得たが、実
施例1の場合より撹拌を弱くしたためラテックス凝集物
の平均粒径は700μmだった。
このラテッス凝集物を実施例1と同様に添加し、シート
を得、防黴評価を行った。結果は表1の通りであった。
(以下余白) 表 (発明の効果) 本発明のように防黴剤をラテックスとともに共凝集した
ラテックス凝集物を含む防黴シートは一工程で製造でき
る防黴シートであり、防黴剤のシートへの留まりに優れ
た防黴シートであって、従来の二次加工により含浸した
防黴シートに比べて極めて優れたものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)防黴剤をラテックスと共に共凝集したラテックス
    凝集物を含む防黴シート。
  2. (2)ラテックス凝集物の大きさが100〜500μm
    である請求項1記載の防黴シート。
  3. (3)防黴シートがガラス混抄紙である請求項1または
    2記載の防黴シート。
  4. (4)床材用裏打ちシートである請求項1、2または3
    記載の防黴シート。
  5. (5)壁材用シートである請求項1、2または3記載の
    防黴シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527191A (ja) * 2005-01-05 2008-07-24 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 紙及び板紙中の殺菌剤の効力の強化
US7780816B2 (en) 2004-10-12 2010-08-24 Certainteed Corporation Fibrous insulation with fungicide
JP2015205942A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 リケンテクノス株式会社 抗菌性樹脂組成物、及びそのフィルム

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