JPH0319784Y2 - - Google Patents

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JPH0319784Y2
JPH0319784Y2 JP5957486U JP5957486U JPH0319784Y2 JP H0319784 Y2 JPH0319784 Y2 JP H0319784Y2 JP 5957486 U JP5957486 U JP 5957486U JP 5957486 U JP5957486 U JP 5957486U JP H0319784 Y2 JPH0319784 Y2 JP H0319784Y2
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fiber cloth
resin film
heat
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fusible resin
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Priority to DE87301036T priority patent/DE3787295T2/de
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、その表面で荷重を受ける繊維布を棒
状支持部材に係止させる構造に係り、例えば、緩
衝構造の座席(寝台等の類似品をも含む)で使用
される弾性に富む繊維布(高弾性繊維布)を、座
席枠要素である金属棒に係止させるが如き繊維布
の係止構造に関するものである。
従来技術 自動車用座席としては、例えば第1図に示す如
く、枠01にジグザグ・スプリング02を張設
し、その上に詰め物03を載せ、該詰め物03の
表面を覆つて表皮04を張設した構造のものが知
られている。
それに対し、第2図に示したものでは、枠05
に、複数本のワイヤ06、金属棒07を介して、
高弾性繊維布08を張設し、その上に詰め物01
1を載せ、該詰め物011の表面を覆つて表皮0
12を張設した構造になされており、金属製スプ
リングを使用していないため、前者の座席に比し
て軽量である。
後者において、繊維布08を張設するには、通
常、繊維布08の両端末部を折り返して、金属棒
07の周囲に沿わせ、折り返しによつて二重にな
された部分の間に熱融着性樹脂フイルム011を
介在させ、かつ該熱融着性樹脂膜を高周波加熱誘
導溶融させて二重の繊維布08を接合することに
より、金属棒07に繊維布08を係止させて、こ
れを実施している。
また、繊維布08は、その張設方向(矢印A)
に沿う横糸09と、これに直角に交差する縦糸0
10とで形成され、通常、縦糸010としては非
弾性繊維(例、ポリエステル繊維)が使用され、
横糸09としては、縦糸010に比して伸縮性に
富む高弾性繊維(例、ポリエステルエラストマー
繊維)が使用されている(第3図)。
考案が解決しようとする問題点 斯かる繊維布係止構造では、繊維布08に荷重
が作用した場合、金属棒07による支持部近傍の
幅側辺部(矢印B)に荷重が進中し易く、B部分
に繰り返して荷重が作用する間に、横糸09が縦
糸010から離脱し始め(ほつれ現象)、B部分
が破断し易くなり、繊維布08の耐久性が損われ
るという不具合がある。
問題点を解決するための手段および作用 本考案の目的は、繊維布係止部における“ほつ
れ”の発生を防ぎ、もつて繊維布の耐久性を向上
させる点にある。
この目的は、繊維布の端末部を、棒状支持部材
を抱き込む形態で折り返し、この折返し操作によ
つて二重になされた部分の間に熱融着性樹脂フイ
ルムを介在させ、該熱融着性樹脂フイルムを溶融
させて二重の繊維布を接合することにより、棒状
支持部材に繊維布を係止させる構造であつて、前
記溶着前の熱融着性樹脂フイルムの長さが繊維布
の幅長よりも長く、該幅長を越えた部分で、少な
くとも折り返し側でない本体側繊維布の両幅側辺
部を包み込む様に熱融着性樹脂フイルムが折曲さ
れた状態で該熱融着性樹脂フイルムが溶融され、
もつて二重の繊維布が接合されている繊維布の係
止構造を提供することによつて達成される。
実施例 以下、本考案の一実施例について説明する(第
4図ないし第7図参照)。
横糸2および縦糸3より成る繊維布1がその両
端末部において、金属棒5を抱き込む形態で折り
返され、かつ二重に重ね合された折り返し側1B
と本体側1Aとが、該両者間に介挿され、溶融処
理された樹脂フイルム(例、塩化ビニル樹脂製)
4によつて一体に接合せしめられている。この樹
脂フイルム4は、繊維布1の折り返し側1Bと本
体側1Aとの間に存するだけでなく、長さ方向の
両端部4aが、本体側1Aの幅側辺部を包み込む
形態で、裏面Cに対応する表面Dの一部を覆つて
繊維布1に融着されている(第4図、第5図、第
6図)。
斯様な金属棒5に対する繊維布1の係止構造
は、第7図に示す操作でこれを得ることができ
る。すなわち、繊維布1の幅長Wに比して長尺の
樹脂フイルム4Aを用い、これを繊維布1の裏面
Cに宛てがつた後、両端部4aを折り返し、本体
側1Aの幅側辺部を包み込んで表面Dに沿わせ、
金属棒5の周囲に沿つて折り返した繊維布1の折
り返し側1Bと、繊維布1の本体側1Aとの間に
樹脂フイルム4Aを挾み込んだ状態で、高周波ウ
エルダーを用いて、両端部4aを含めて樹脂フイ
ルム4A全体を溶融させることにより、繊維布1
の重合部(本体側1Aと折り返し側1B)が一体
に接合される。
本実施例の繊維布係止構造は以上の様になされ
ており、繊維布1の本体側1Aと折り返し側1B
を一体に接合する樹脂フイルム4の両端部4aが
本体側1Aの幅辺部を覆つて該本体側1Aの表面
Dに融着せしめられているため、金属棒5の近傍
における本体側1Aの幅側辺部では、横糸2と縦
糸3が確実に固定され、同部に反復して作用する
集中荷重によつても、横糸2と縦糸3より成る編
み目が乱れることがなく、同部分の樹脂フイルム
4が厚肉であることも相俟つて金属棒5に対する
係止部の強度が著しく向上する。
なお、前記実施例では、本体側1Aの幅側辺部
を覆つて樹脂フイルム4の両端部4aを融着せし
めたが、第8図に示す様に、その両端部4aを二
枚の形成した樹脂フイルム4Bを用い、本体側1
Aのみならず折り返し側1Bの幅側辺部をも覆つ
て樹脂フイルム4Bを融着せしめることならば、
更に繊維布1の耐久性を向上させることができ
る。
考案の効果 以上の説明から明らかな様に、本考案による繊
維布の係止構造では、融着前の熱融着性樹脂フイ
ルムの長さが繊維布の幅長よりも長く、該幅長を
越えた部分で、少なくとも折り返し側でない本体
側繊維布の両幅側辺部を包み込む様に熱融着性樹
脂フイルムが折曲された状態で該熱融着性樹脂フ
イルムが溶融され、もつて二重の繊維布が接合さ
れているため、係止部近傍の繊維布幅側辺部が熱
融着性樹脂フイルムで強化され、編み目の乱れが
生じないため、繰り返し荷重が作用しても繊維布
の損傷が生じ難く、その耐久性が著しく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ公知に係る自動二輪
車用座席を示す要部欠截斜視図、第3図は第2図
に示した繊維布の編み目構造を示す斜視図、第4
図は本考案の一実施例に係る繊維布係止構造を示
す要部斜視図、第5図、第6図はそれぞれの−
線、−線断面図、第7図は該繊維布係止構
造を得るための操作説明図、第8図は他の実施例
に係る繊維布係止構造で用いる熱融着性樹脂フイ
ルムを示す斜視図である。 1……繊維布、2……横糸、3……縦糸、4…
…樹脂フイルム、5……金属棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 その表面で荷重を受ける繊維布を棒状支持部材
    に係止させる構造であつて、繊維布の端末部を、
    棒状支持部材を抱き込む形態で折り返し、この折
    り返し操作によつて二重になされた部分の間に熱
    融着性フイルムを介在させ、該熱融着性樹脂フイ
    ルムを溶融させて二重の繊維布を接合することに
    より、棒状支持部材に繊維布を係止させる構造に
    おいて、 前記融着前の熱融着性樹脂フイルムの長さが繊
    維布の幅長よりも長く、該幅長を越えた部分で、
    少なくとも折り返し側でない本体側繊維布の両幅
    側辺部を包み込む様に熱融着性樹脂フイルムが折
    曲された状態で該熱融着性樹脂フイルムが溶融さ
    れ、もつて二重の繊維布が接合されていることを
    特徴とする繊維布の係止構造。
JP5957486U 1986-02-05 1986-04-22 Expired JPH0319784Y2 (ja)

Priority Applications (6)

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JP5957486U JPH0319784Y2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22
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EP87301036A EP0232177B1 (en) 1986-02-05 1987-02-05 Joint structure for fabric web
DE87301036T DE3787295T2 (de) 1986-02-05 1987-02-05 Verbindungsstruktur für Textilmaterial.
US07/302,094 US4928334A (en) 1986-02-05 1989-01-23 Joint structure for fabric web having high modulus of elasticity
US07/300,781 US4910817A (en) 1986-02-05 1989-06-12 Joint structure for fabric web having high modulus of elasticity

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