JPH0319660Y2 - - Google Patents

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JPH0319660Y2
JPH0319660Y2 JP1985203519U JP20351985U JPH0319660Y2 JP H0319660 Y2 JPH0319660 Y2 JP H0319660Y2 JP 1985203519 U JP1985203519 U JP 1985203519U JP 20351985 U JP20351985 U JP 20351985U JP H0319660 Y2 JPH0319660 Y2 JP H0319660Y2
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JP
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shaft
valve
housing
stator core
moving core
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JP1985203519U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内燃機関等に使用される電磁バルブ
に係り、特に加工性及び組立性を良好にし、かつ
作動時におけるバルブの心出しを正確に行うよう
にしたものに関する。
[従来の技術] 第3図に一般的な電磁バルブの概念図を示す。
この電磁バルブは単一のハウジング内の一端に、
ソレノイドaを巻装したステータコアbを固定し
てある。このステータコアbの軸心は中空部とさ
れ、これにシヤフトcの一端部を軸方向移動可能
に挿入配置してある。ステータコアb先端部近傍
のシヤフトcにはムービングコアdが固着されて
いる。シヤフトcの他端部はその先端にバルブe
が固着され、シヤフトcの軸方向移動(図示のバ
ルブ部上下動)により、ケースfに形成された連
通孔gを開閉可能となつている。なお、シヤフト
cは調節スプリングh、リターンスプリングi等
によつて弾性的に支持されている。ソレノイドa
に通電したとき、ステータコアbの先端に発生す
る磁力によつてシヤフトcが吸着される。すると
シヤフトcが調節スプリングh、リターンスプリ
ングiに抗して図の上方に移動するので、バルブ
eが開弁し連通孔gを開く。通電を止めると調節
スプリングh、リターンスプリングiの弾力によ
り、シヤフトcが下方に移動して、バレブeが連
通孔gを閉塞する。また、特開昭59−103094号広
報にも類似構造が示されている。
[考案の解決しようとする問題点] ところで、上記第3図の従来例のようにステー
タコアbに中空部を形成すると加工に手間を要す
る。また、リターンスプリングiをコイル状にす
れば、シヤフトcの移動に横揺れが生じ、バルブ
の開閉精度に影響が出るので、一対の板バネでガ
イドするのが好ましい。この点は前記公開公報の
公知例でも同様である。しかし、一対の板バネを
使用すると、部品点数が増加し多数の小部品を組
込まなければならないので組立作業に手間がかか
る。特に、これら多数の構成部品がバラバラであ
れば、作業時の取り扱いが極めて面倒になる。し
かもシヤフトcの移動における心出し精度を上げ
るには高い組立精度を要求されるため、一層作業
時間がかかり生産効率を上げにいく。
そこで本考案はかかる問題点を解決できる電磁
バルブの提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の電磁バルブは、ソレノイドを巻装した
ステータコアと、該ステータコアに電磁的に接離
するよう対面配置されたムービングコアと、該ム
ービングコアと一端で接続するシヤフトと、シヤ
フトの他端に設けられかつハウジングに形成され
た吸入ポートと吐出ポートの連通路を開閉可能な
バルブとを電磁バルブにおいて、前記シヤフトは
その軸方向移動をガイドするべくシヤフト上に間
隔をもつて配設されかつ周囲をハウジング側へ固
定された一対の板バネで支持されるとともに、こ
れら板バネはハウジング内へ組込まれる前に、予
め各中心部をシヤフトに貫通されて前記ムービン
グコアと前記バルブの間に位置することにより、
ムービングコア、バルブ及びシヤフトと一体にな
つて単一のユニツトであるバルブ機構体をなすこ
とを特徴とする。
[考案の作用] 本考案のバルブ関連部品は一体化され、バルブ
機構体として単一のユニツトをなしている。した
がつて電磁バルブを組立てるには、まずハウジン
グ内にバルブ機構体を収納し、次いでソレノイド
を巻装したステータコア等を接続させ締結等によ
り一体化する、このとき、ハウジング内でバルブ
機構体の各構成小部品を組立てる必要がない。
しかも、組立作業時にバルブ機構体を構成する
一対の板バネは予めムービングコアのバルブ間の
シヤフト上に支持されてユニツト化しているの
で、作業中にバラバラにならない。さらに、板バ
ネは周囲をハウジング側へ固定された状態でシヤ
フトを軸方向に間隔をもつて支持するので、シヤ
フトの軸方向移動を不規則な横揺れが少なくなる
ようガイドする。
[実施例] 第1図及び第2図に基づいて本考案の実施例を
説明する。なお、以下の説明において使用する上
下の各方向は図面を基準とする。
第2図は電磁バルブの断面を示し、電磁バルブ
はそれぞれ別体に構成されたソレノイド部A及び
バルブ部Bからなる。
ソレノイド部Aは、筒状のケース1を有し、こ
の内部にソレノイド2を巻装したステータコア3
が収納されている。ステータコア3な尖頭を有
し、かつ図の上方端部はケース1の端部に固定さ
れているプレート4の中央部においてカシメ止め
されている。ケース1の一端部には、樹脂製のキ
ヤツプ5が取付けられ、その一部はカプラーソケ
ツト6をなし、ここにカプラー端子7が一部を露
出するようキヤツプ5と一体化されている。カプ
ラー端子7はリード線8によりソレノイド2と導
通している。ケース1の他端部には大径の基部9
が取付けられ、バルブ部Bとの接合部をなしてい
る。
バルブ部Bはケース1とほぼ同径のハウジング
10とその内部に挿入配置される単一構成部品の
バルブ機構体Vからなる。なお、バルブ機構体V
についての詳細は後述する。ハウジング10の一
端部にはフランジ11が形成されて、ソレノイド
部Aとの接合部をなしている。バルブ機構体はガ
イド筒13、シヤフト17、板バネ20,26及
びリターンスプリング25等よりなる。ガイド筒
13は有底筒状体であり、ハウジング10の中程
に形成された段部12上に倒立配置され、底部1
4を上方に向け、かつ外周よりさらに上方へ延出
する縁部15が設けられている。なお、ガイド筒
13の外周壁面の一部には通気孔16が形成さ
れ、後述する吸入ポート36と連通している。ガ
イド筒13の中心を上下に貫通してシヤフト17
が設けられており、シヤフト17の上部には有底
筒状のムービングコア18が一体に設けられてい
る。ムービングコア18にはワツシヤ19によつ
て円形の板バネ20が取付けられており、その周
囲は波形ワツシヤ21を介して基部9及び縁部1
5の先端で挟持されるようになつている。またム
ービングコア18の筒部はステータコア3の尖頭
部を収納できるようになつており、その底部中央
にはスペーサー22が設けられている。ガイド筒
13内にはシヤフト17を囲んでベローズ23が
配設され、その上面は底部14に支持され、下面
はシヤフト17の上動時にシヤフト17に形成さ
れた大径部24と係合可能となつている。またベ
ローズ23内にはシヤフト17の周囲にコイル状
のリターンスプリング25が配設されている。ガ
イド筒13の下端には板バネ26が設けられ、そ
の中心を貫くシヤフト17にフランジ27で圧着
支持されている。板バネ26の周囲は波形ワツシ
ヤ31を介してガイド筒13の下端と段部12に
より挟持されている。シヤフト17の下端にはカ
ラー18が外嵌され、これと一体にバルブ30が
取付けられている。バルブ30はカラー28と一
体のインサート29周囲にプラスチツクなどの弾
性体を積層してなるものである。バレブ30はシ
ヤフト17先端のカシメ32によつてカラー28
を介し、シヤフト17に固定されている。したが
つて、バレブ30、シヤフト17及びガイド筒1
3等は一体化された部品であり、単にハウジング
10内へこれを収納するだけで、バルブ部Bが組
立てられる。
なお、バルブ30はハウジング10底部に設け
られた連通路33の上部を開口閉塞し、連通路3
3内に配置されたコイル状のアジヤストスプリン
グ34より開弁時の初期荷重を与えられている。
この初期荷重は調整ネジ35により調整可能とな
つている。連通路33はハウジング10の側部に
開口する吸入ポート36と吐出ポート37を連通
するものであり、吸入ポート36は例えば外気等
に連通し、吐出ポート37は例えば内燃機関のキ
ヤブレター等に連通する、なお、吸入ポート36
及び吐出ポート37は図示のように別体のジヨイ
ント38を接続させて使用できるが、ジヨイント
38を用いず直接キヤブレター等に取付けること
もできる。また別体のソレノイド部A、バルブ部
Bは基部9及びフランジ11を接合させ、連結ボ
ルト39等で固着することにより、容易に一体化
される。
第1図はバルブ機構体Vの構成を分解して示す
ものである、バルブ機構体Vは一体化されたユニ
ツトを構成しており、ガイド筒13内にベローズ
23を入れ、ベローズ23内にリターンスプリン
グ25を入れ、かつガイド筒13の両端部に板バ
ネ20と26を当接し、これらの中心にシヤフト
17を通し、波形ワツシヤ21の中心部をムービ
ングコア18とシヤフト17の接合部に形成され
た溝に嵌め、波形ワツシヤ19で固定(第2図参
照)し、シヤフト17の先端17a側からフラン
ジ27を圧入して、大径部24との間で板バネ2
6を挟持することにより、これらを一体化したも
のである。シヤフト17aにはさらにバルブ30
を有するカラー28が外嵌され、シヤフト17a
の先端をカシメることにより、シヤフト17とバ
ルブ30が一体化されている。なお、波形ワツシ
ヤ21及び31は直接バルブ機構体Vを構成する
ものではないが、板バネ20及び26に圧接して
使用することにより、板バネ20,26の作動を
確実にしている。
次に本実施例における電磁バルブの作動を説明
する。第2図の状態は閉弁時であり、ソレノイド
2に通電すると、ステータコア3に磁力が発生
し、ムービングコア18を吸着する。すると板バ
ネ20、リターンスプリング25、板バネ26に
抗してシヤフト17が上動しバレブ30が開弁
し、連通路33により吸入ポート36と吐出ポー
ト37が連通する。その結果、外気が吸入ポート
36から連通路33を経て吐出ポート37を通
り、装置外へ送気される。通電が停止されると、
ステータコア3とムービングコア18とが直に分
離し、板バネ20、リターンスプリング25、板
バネ26によりシヤフト17が下動しバルブ30
が閉弁して、連通路33を閉塞し吸入ポート36
から吐出ポート37の外気の流入を断つ。このと
き板バネ26及びリターンスプリング25等がバ
ルブ30近くにあるから、バルブ30の中心は常
時連通路33の中心と一致し、閉弁を確実にす
る。
なお、シヤフト17の移動に対するガイド板バ
ネ20,26によつて行うので、シヤフト17の
上下動における横方向への不規則な揺動が防止さ
れる。特に、本実施例における板バネ20,26
は、シヤフト17の軸心線方向へ弾性変形するの
で、いわばシヤフト17を両持ち支持した状態に
なり、シヤフト17の軸方向移動における心出し
精度が向上してバルブの開閉精度が高くなる。そ
のうえ、ムービングコア18を小型化しかつシヤ
フト17を短くできるので、バルブ機構体V全体
の慣性質量を小さくできる。ゆえに、この点でも
バルブの開閉精度を相乗的に高めることができ
る。さらに、バルブ機構体Vは予め板バネ20,
26の中心にシヤフト17を通し、先端へバルブ
30を取付けることにより、一対の板バネ20,
26をムービングコア18とバレブ30で挟んだ
状態でシヤフト17上へ支持する単一のユニツト
構造をなす。このため、組立作業中にバラバラに
分解するおそれがなく、取扱いが容易となる。し
かも、組立作業は予め別工程で組立てられたバル
ブ機構体Vをハウジング10内へ収容するだけで
よいから、狭い場所で個々の小部品を組立てる必
要がなく、組立性がよくかつ組立精度を高めるこ
とができる。
[考案の効果] 本考案はシヤフトの移動を一対の板バネでガイ
ドすることによつてシヤフトの軸方向移動におけ
る不規則な横揺れを防止し、心出し精度を上げる
ことにより、バルブの開閉精度を高めることがで
きる。しかも、一対の板バネをムービングコアと
バルブの間に配設してシヤフト上へ支持させるこ
とにより、バルブ機構体を予め独立したユニツト
部品として構成したので、組立時における取扱性
がよく、電磁バルブの組立又は分解が極めて簡単
にできる。また、ハウジング内のような狭い空間
でスプリング等の各種小部品を組立てる作業を不
要とする。
そのうえ、シヤフトを短くでき、ステータコア
に中空部を形成する必要もないので、加工性及び
組立性をともに向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は要部の分解斜視図、第2図は断面図であ
る。第3図は従来例の概念図である。 符号の説明、A……ソレノイド部、B……バル
ブ部、V……バルブ機構体、1……ケース、2…
…ソレノイド、3……ステータコア、10……ハ
ウジング、13……ガイド筒、17……シヤフ
ト、18……ムービングコア、30……バルブ、
33……連通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイドを巻装したステータコアと、該ステ
    ータコアに電磁的に接離するよう対面配置された
    ムービングコアと、該ムービングコアと一端で接
    続するシヤフトと、シヤフトの他端に設けられか
    つハウジングに形成された吸入ポートと吐出ポー
    トの連通路を開閉可能なバルブとを備えた電磁バ
    ルブにおいて、前記シヤフトはその軸方向移動を
    ガイドするべくシヤフト上に間隔をもつて配設さ
    れかつ周囲をハウジング側へ固定された一対の板
    バネで支持されるとともに、これら板バネはハウ
    ジング内へ組込まれる前に、予め各中心部をシヤ
    フトに貫通されて前記ムービングコアと前記バル
    ブの間に位置することにより、ムービングコア、
    バルブ及びシヤフトと一体になつて単一のユニツ
    トであるバルブ機構体をなすことを特徴とする電
    磁バルブ。
JP1985203519U 1985-12-31 1985-12-31 Expired JPH0319660Y2 (ja)

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JPS62112371U JPS62112371U (ja) 1987-07-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103094A (ja) * 1982-11-30 1984-06-14 Ckd Controls Ltd プランジヤ−型電磁弁

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103094A (ja) * 1982-11-30 1984-06-14 Ckd Controls Ltd プランジヤ−型電磁弁

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JPS62112371U (ja) 1987-07-17

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