JPH0319531B2 - - Google Patents

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JPH0319531B2
JPH0319531B2 JP56152334A JP15233481A JPH0319531B2 JP H0319531 B2 JPH0319531 B2 JP H0319531B2 JP 56152334 A JP56152334 A JP 56152334A JP 15233481 A JP15233481 A JP 15233481A JP H0319531 B2 JPH0319531 B2 JP H0319531B2
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JP
Japan
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circuit
signal
shutter
level
lock
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JPS5854326A (ja
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Masabumi Kawasaki
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5854326A publication Critical patent/JPS5854326A/ja
Publication of JPH0319531B2 publication Critical patent/JPH0319531B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits
    • G03B7/093Digital circuits for control of exposure time

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カメラの露出制御装置、更に詳しく
は、露光条件の記憶機能を有し、同一の露光条件
で複数駒に亘つて写真撮影が行なえるようにした
カメラの露出制御装置に関する。
周知のように、記憶式の自動露出カメラでは、
一度測光回路によつて決定されたのと同じ露光条
件、例えば同一のシヤツター秒時で、複数駒に亘
つて繰り返し写真撮影ができるようにしたもの
が、既に提供されている。一方、フイルム面反射
測光式の自動露出カメラにおいても、同様な目的
を達成するためのものが、本出願人によつて既に
提案されている(特願昭55−105689号参照)。
しかし、上記特願昭55−105689号において提案
された自動露出カメラは、切換スイツチによつて
測光回路またはシヤツター秒時の記憶手段をシヤ
ツター制御回路に選択的に接続するようにしたも
のであつて、撮影後に、次回の撮影を前回の撮影
と同一の露光条件で行なうように切換スイツチを
切換操作する必要があつた。このため、動きの早
い被写体を同一の露光条件で連写したいような場
合でも、一旦撮影を中止して切換スイツチを切り
換えなければならず、この切換操作の間にシヤツ
ターチヤンスを逃してしまうという不都合があつ
た。
また、一般の操作スイツチは、一連の撮影動作
を行なう前に設定するのが普通であり、このた
め、撮影者が次回以降の撮影が次回の撮影と同一
条件で行なわれるよう切換スイツチを操作したに
も拘らず、次回以降の撮影が前回の撮影と同一条
件で行なわれてしまうという誤操作のおそれも多
分にあつた。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、撮影開始前
に選択スイツチを切換操作すれば、以降の撮影が
次回の撮影と同一の露光条件で行なわれるように
したカメラの露出制御装置を提供するにある。
本発明によれば、あらかじめ選択スイツチを切
換操作しておけば、次回以降の撮影が次回の撮影
と同一の露光条件で行なわれるので、撮影を一旦
中止して選択スイツチを切り換えるという手間が
省けると共に、誤操作のおそれが少なくなる。
また、動きの速い被写体を撮影する等の速写性
を要求される場合でも、あるいは、パノラマ撮影
等の撮影条件の厳しい同一性が要求される場合で
も、撮影を一旦中止する必要がないので、シヤツ
ターチヤンスを逃したり、撮影条件が途中で変化
してしまつたりするおそれが少なくなる。
以下、本発明を図示の一実施例に基づいて説明
する。
第1図は、本発明に係るカメラの露出制御装置
の電気回路を示している。この露出制御装置は、
自動露出撮影時のシヤツター秒時を記憶保持する
ための自動露出秒時ロツク回路(以下、EEロツ
ク回路と略記する。)1と、カメラのフアインダ
ー内等に記憶測光に基づいてカメラ秒時を表示す
る表示回路2と、自動露出撮影用の測光回路を含
むシヤツター制御回路3とで、その主要部が構成
されている。
上記EEロツク回路1は、電源E1の正負両極間
に第1の電源ホールド回路PH1を介して接続され
ており、電源ホールド回路PH1内に配設された半
導体スイツチSW7がオンすることによつて、電源
E1から動作電圧の供給を受けて動作状態となる
ようになつている。上記電源ホールド回路PH1
保持指令信号入力端は、コンデンサーC1を通じ
て、自動露出秒時ロツクモード選択スイツチ(以
下、EEロツクモード選択スイツチと略記する。)
SW1の一方の固定端子bに接続されており、ま
た、保持解除信号入力端は、上記EEロツクモー
ド選択スイツチSW1の他方の固定端子cに接続さ
れている。上記コンデンサーC1の両端は、抵抗
R1,R2を通じて、それぞれ電源E1の負極に接続
されている。これらのコンデンサC1、抵抗R1
R2によりEEロツク信号発生回路を構成している。
また、上記EEロツクモード選択スイツチSW1
切換接片端子aは、電源E1の正極に接続されて
いる。上記電源ホールド回路PH1、EEロツクモ
ード選択スイツチSW1、コンデンサーC1および
抵抗R1,R2は、EEロツク回路1の電源制御回路
を形成していて、EEロツクモード選択スイツチ
SW1の切換接片端子aを一方の固定端子bに切り
換えると、コンデンサーC1に正の単パルスが発
生し、これが保持指令信号入力端を通じて電源ホ
ールド回路PH1に入力されることによつて、スイ
ツチSW7がオンとなり、EEロツク回路1が動作
状態となる。また、EEロツクモード選択スイツ
チSW1の切換接片端子aを他方の固定端子cに切
り換えると、電源ホールド回路PH1の保持解除信
号入力端がハイレベル(以下、“H”レベルと記
す。)になつて、スイツチSW7がオフとなり、EE
ロツク回路1が不作動状態となる。
上記EEロツクモード選択スイツチSW1の切換
接片端子aを一方の固定端子bの初り換えたとき
に、コンデンサーC1に発生する正の単パルスは、
自動露出秒時ロツク信号(以下、EEロツク信号
と略記する。)S1として、EEロツク回路1にも入
力されるようになつている。また、EEロツク回
路1には、後に詳述する、シヤツターレリーズ信
号S2、シヤツター電源信号S3、シヤツター開放信
号S4およびシヤツター閉成信号S6の各信号が入力
されるようになつており、さらに、同回路1から
は、モード切換信号S5およびシヤツター制御信号
S7が出力されるようになつている。
上記表示回路2は、電源E1の正負両極間に第
2の電源ホールド回路PH2を介して接続されてお
り、電源ホールド回路PH2内に配設された半導体
スイツチSW8がオンすることによつて、電源E1
から動作電圧の供給を受けて表示状態となるよう
になつている。上記電源ホールド回路PH2の保持
指令信号入力端は、コンデンサーC2を通じて、
表示回路電源スイツチSW3の一端に接続されてお
り、同スイツチSW3の他端は、電源E1の正極に
接続されている。また、電源ホールド回路PH2
保持解除信号入力端は、表示解除スイツチSW2
通じて電源E1の正極に接続されおり、この表示
解除スイツチSW2を閉成した場合には、上記表示
回路電源スイツチSW3が強制的にオフとされるよ
うになつている。上記コンデンサーC2の両端は、
抵抗R3,R4を通じて、それぞれ電源E1の負極に
接続されている。上記電源ホールド回路PH2、表
示回路電源スイツチSW3、表示解除スイツチ
SW2、コンデンサーC2および抵抗R3,R4は、表
示回路2の電源制御回路を形成していて、表示回
路電源スイツチSW3を閉成すると、コンデンサー
C2に正の単パルスが発生し、これが保持指令信
号入力端を通じて電源ホールド回路PH2に入力さ
れることによつて、スイツチSW8がオンとなり、
表示回路2が表示状態となる。また、表示解除ス
イツチSW2を閉成すると、これに連動して表示回
路電源スイツチSW3が開放されると共に、電源ホ
ールド回路PH2の保持解除信号入力端が“H”レ
ベルとなつて、スイツチSW8がオフとなり、表示
回路2は非表示状態となる。なお、上記電源ホー
ルド回路PH2は、カメラを節電型として、表示回
路2での電源E1の無駄な消耗を抑えるために、
表示解除スイツチSW2が閉成されなくても、表示
回路電源スイツチSW3が投入されてから所定時間
(例えば、数10秒間)が経過すると、自動的にス
イツチSW8を開放させる公知の回路で形成されて
いる。
上記シヤツター制御回路3は、電源E1の正負
両極端間に第3の電源ホールド回路PH3を介して
接続されており、電源ホールド回路PH3内に配設
された半導体スイツチSW9がオンすることによつ
て、電源E1から動作電圧の供給を受けて動作状
態となるようになつている。上記電源ホールド回
路PH3の保持指令信号入力端は、コンデンサーC3
を通じて、シヤツターレリーズ釦(図示せず)の
押下に連動して閉成される常開型のシヤツターレ
リーズスイツチSW5の一端に接続されており、同
スイツチSW5の他端は、電源E1の正極に接続さ
れている。また、電源ホールド回路PH3の保持解
除信号入力端は、フイルムの巻上機構に連動して
開閉する巻上連動スイツチSW4を介して電源E1
の正極に接続されている。この巻上連動スイツチ
SW4は、シヤツターの作動完了時にオンとなり、
フイルムの巻上動作に連動してオフとなるように
なつている。上記コンデンサーC3の両端は、抵
抗R5,R6を通じて、それぞれ電源E1の負極に接
続されている。上記電源ホールド回路PH3、シヤ
ツターレリーズスイツチSW5、巻上連動スイツチ
SW4、コンデンサーC3および抵抗R5,R6は、シ
ヤツター制御回路3の電源制御回路を形成してい
て、シヤツターレリーズスイツチSW5が閉成され
ると、コンデンサーC3に正の単パルスが発生し、
これが保持指令信号入力端を通じて電源ホールド
回路PH3に入力されることによつて、スイツチ
SW9がオンとなり、シヤツター制御回路3が動作
状態となる。また、シヤツターの作動が完了する
と、上記巻上連動スイツチSW4がオンされるの
で、電源ホールド回路PH3の保持解除信号入力端
が“H”レベルとなつて、スイツチSW9がオフと
なり、シヤツター制御回路3は動作状態を解除さ
れる。
上記シヤツターレリーズスイツチSW5が閉成さ
れたとき、コンデンサーC3に発生する正の単パ
ルスは、シヤツターレリーズ信号S2として、EE
ロツク回路1にも入力されるようになつている。
また、シヤツター制御回路3と並列に、シヤツタ
ーの走行開始でオンし、フイルムの巻上動作に連
動してオフするトリガースイツチSW6と抵抗R8
との直列回路が接続されており、上記トリガース
イツチSW6の閉成によつて、同スイツチSW6と抵
抗R8との接続点に発生する“H”レベル信号が、
シヤツター開放信号S4として、シヤツター制御回
路3およびEEロツク回路1にそれぞれ入力され
るようになつている。なお、シヤツター開放信号
S4は、図示しない反転手段によつて、電源ホール
ド回路PH3のスイツチSW9がオフのときには、無
条件に“H”レベルとなるようになつている。さ
らに、シヤツター制御回路3と並列に抵抗R7
接続されており、電源ホールド回路PH3のスイツ
チSW9の閉成によつて、電源ホールド回路PH3
抵抗R7との接続点に発生するロウレベル(以下、
“L”レベルと記す。)信号が、シヤツター電源信
号S3として、EEロツク回路1に入力されるよう
になつている。さらにまた、シヤツター制御回路
3には、EEロツク回路1から出力されるモード
切換信号S5およびシヤツター制御信号S7が、それ
ぞれ入力されるようになつている。
第2図は、上記第1図に示した露出制御装置
の、EEロツク回路1、表示回路2およびシヤツ
ター制御回路3の各回路を、電源制御回路部を除
いて更に詳細に示したものである。上記表示回路
2は、記憶測光用およびフイルム面反射測光用を
兼ねる受光素子PD1と、この受光素子PD1の両端
が接続された対数増幅回路4と、この対数増幅回
路4から出力される、上記受光素子PD1に発生す
る光電流の対数圧縮電圧を入力されるA−D変換
回路5と、このA−D変換回路5でA−D変換さ
れた上記対数圧縮電圧に基づいて、フイルム感度
および絞り値を考慮したうえで、適正な露出を与
えるシヤツター秒時を算出する演算回路6と、こ
の演算回路6で得られたシヤツター秒時をカメラ
のフアインダー内等に表示する表示部7とで構成
されている。また、この表示回路2の表示部7を
除く部分は、対数増幅回路4の出力端がダイレク
ト測光回路8に、また演算回路6の出力端がナン
ド回路ND2の一方の入力端に、それぞれ接続さ
れていて、シヤツター制御回路3の一部を兼ねて
いる。上記ダイレクト測光回路8は、対数増幅回
路4からの対数圧縮電圧を、内蔵する積分コンデ
ンサー(図示せず)に積分して、このコンデンサ
ーの積分電圧が所定電圧に達すると、“L”レベ
ルのシヤツター制御信号をナンド回路ND1の一
方の入力端に出力するようになつている。上記積
分コンデンサーへの充電は、上記シヤツター開放
信号S4の入力に同期して開始されるようになつて
いる。また、上記演算回路6は、記憶測光に基づ
いて適正露光を与えるシヤツター秒時を算出する
ばかりでなく、記憶測光に基づく自動露出撮影の
際には、シヤツター秒時の形成回路の役目もす
る。即ち、演算回路6は、上記シヤツター開放信
号S4の入力に同期して、シヤツター秒時の計時を
開始するようになつており、算出されたシヤツタ
ー秒時が経過すると、ナンド回路ND2の一方の
入力端に“L”レベルのシヤツター制御信号を装
置するようになつている。
上記ナンド回路ND1の他方の入力端は、フイ
ルム面反射測光に基づく自動露出撮影と、記憶測
光に基づく自動露出撮影とを手動で切換設定する
撮影モード選択スイツチ(図示せず)に接続され
ていて、フイルム面反射測光撮影モードを選択し
た場合には“H”レベルのモード選択信号S8が、
記憶測光撮影モードを選択した場合には、“L”
レベルのモード選択信号S8が、それぞれ印加され
るようになつている。また、上記ナンド回路
ND2の他方の入力端には、ノツト回路NT1を介
して上記撮影モード選択スイツチが接続されてい
て、上記モード選択信号S8の反転信号が印加され
るようになつている。上記ナンド回路ND1とナ
ンド回路ND2との出力端は、ナンド回路ND3
一方および他方の入力端にそれぞれ接続されてい
る。上記ナンド回路ND1,ND2およびND3は、
上記モード選択信号S8に基づいて、次段のナンド
回路ND4に、ダイレクト測光回路8からのシヤ
ツター制御信号を供給するか、演算回路6からの
シヤツター制御信号を供給するか、の切換を行な
うゲート回路の役目をする。そして、上記ナンド
回路ND3の出力端は、ナンド回路ND4の一方の
入力端に接続されており、ナンド回路ND4の他
方の入力端は、ピルアツプ抵抗R11を通じて動作
電圧Vccの印加を受けていると共に、EEロツク
回路1のノツト回路NT4の出力端に接続されて、
上記モード切換信号S5を印加されるようになつて
いる。このナンド回路ND4の出力端は、ナンド
回路ND6の一方の入力端に接続されており、ナ
ンド回路ND6の他方の入力端には、ナンド回路
ND5の出力端が接続されている。ナンド回路
ND5の一方の入力端は、EEロツク回路1のナン
ド回路ND8の出力端に接続されていて、EEロツ
ク回路1からのシヤツター制御信号S7の印加を受
けるようになつており、他方の入力端は、ノツト
回路NT2を介して、EEロツク回路1のノツト回
路NT4の出力端に接続されている。上記ナンド
回路ND4,ND5およびND6は、上記モード切換
信号S5に基づいて、後段のシヤツター駆動回路
に、上記ダイレクト測光回路8または演算回路6
からのシヤツター制御信号を供給するか、EEロ
ツク回路1からの記憶せられたシヤツター秒時に
基づくシヤツター制御信号S7を供給するか、を切
り換えるゲート回路の役目をする。
上記ナンド回路ND6の出力端は、抵抗R10を通
じて、電磁石制御用トランジスターTr1のベース
に接続されている。電磁石制御用トランジスター
Tr1は、NPN型トランジスターで形成されてい
て、エミツタを接地されていると共に、コレクタ
には、後幕保持用電磁石MG1を通じて、動作電
圧Vccを印加されている。上記トランジスター
Tr1、電磁石MG1および抵抗R10は、シヤツター
駆動回路を形成していて、露光終了時にはナンド
回路ND6の出力端が“L”レベルになると、ト
ランジスターTr1がオフして、電磁石MG1が消磁
され、シヤツター後幕(図示せず)の走行が開始
されるようになつている。また、上記ナンド回路
ND6の出力端はプルアツプ抵抗R12を通じて動作
電圧Vccの印加を受けていると共に、EEロツク
回路1のノツト回路NT8の入力端に接続されて
いて、ナンド回路ND6の出力端から出力される
“L”レベル信号は、シヤツター閉成信号S6とし
てEEロツク回路1に入力されるようになつてい
る。
一方、上記EEロツク回路1は、ノツト回路
NT5,NT6、抵抗R14,R15およびコンデンサー
C4でなるクロツクパルス発生回路と、3個のプ
リセツタブル同期型16進アツプダウンカウンター
UD1,UD2,UD3が連設されたカウンター回路
と、上記アツプダウンカウンターUD1,UD2
UD3にそれぞれ接続された4ビルトラツチ回路
LT1,LT2,LT3と、上記アツプダウンカウンタ
ーUD1,UD2,UD3のアツプ、ダウンを切り換え
るための、ナンド回路ND9,ND10でなるゲート
回路と、ナンド回路ND7,ND8でなるシヤツタ
ー制御信号出力用のRSフリツプフロツプ回路と、
ナンド回路ND12,ND13でなるモード切換信号出
力用のRSフリツプフロツプ回路とで、その主要
部が構成されている。
上記クロツクパルス発生回路は、既に周知のも
のであつて、ノツト回路NT5の入力端にノツト
回路NT6の出力端が接続され、ノツト回路NT5
にはコンデンサーC4,抵抗R14の直列回路でなる
帰還ループが、ノツト回路TN6には抵抗R14
R15の直列回路でなる帰還ループが、それぞれ設
けられて形成されており、ノツト回路NT5の出
力端に一定時間幅のクロツクパルスが得られるよ
うになつている。このクロツクパルス発生回路の
出力端となるノツト回路NT5の出力端は、上記
ゲート回路を形成するナンド回路ND9の他方の
入力端およびナンド回路ND10の一方の入力端に
それぞれ接続されている。ナンド回路ND9の一
方の入力端は、ノツト回路NT4を介してRSフリ
ツプフロツプ回路を形成する一方のナンド回路
ND12の出力端に接続されており、ナンド回路
ND10の他方の入力端は、直接ナンド回路ND12
出力端に接続されている。ナンド回路ND9
ND10の出力端は、初段のアツプダウンカウンタ
ーUD1のアツプカウント入力端子Uおよびダウン
カウント入力端子Dに、それぞれ接続されてい
る。このナンド回路ND9,ND10でなるゲート回
路は、ナンド回路ND12の出力が“L”レベルの
ときには、ナンド回路ND9のゲートを開いて、
上記クロツクパルスをアツプダウンカウンター
UD1のアツプカウント入力端子Uに供給し、ま
た、ナンド回路ND12の出力が“H”レベルのと
きには、ナンド回路ND10のゲートを開いて、上
記クロツクパルスをアツプダウンカウンターUD1
のダウンカウント入力端子Dに供給する役目をす
る。これらのナンド回路ND9,ND10,ND11
ND12,ND13とノツト回路NT4,NT7,NT8
より切換回路を構成している。
上記初段のアツプダウンカウンターUD1はキヤ
リー出力端子Cおよびボロー出力端子Bを、中段
のアツプダウンカウンターUD2のアツプカウント
入力端子Uおよびダウンカウント入力端子Dにそ
れぞれ接続されており、中段のアツプダウンカウ
ンターUD2は、キヤリー出力端子Cおよびボロー
出力端子Bを、後段のアツプダウンカウンター
UD3のアツプカウント入力端子Uおよびダウンカ
ウント入力端子Dにそれぞれ接続されている。ま
た、各段のアツプダウンカウンターUD1,UD2
UD3は、データー出力端子Q1〜Q4をラツチ回路
LT1,LT2,LT3のデーター入力端子D1〜D4にそ
れぞれ接続され、データー入力端子D1〜D4をラ
ツチ回路LT1,LT2,LT3のデーター出力端子Q1
〜Q4にそれぞれ接続されている。さらに、各段
のアツプダウンカウンターUD1,UD2,UD3のク
リア端子CLには、上記EEロツク信号S1が印加さ
れるようになつており、また、ロード端子LDに
は、上記シヤツター開放信号S4の反転信号がノツ
ト回路NT12を通じて印加されるようになつてい
る。さらにまた、各段のアツプダウンカウンター
UD1,UD2,UD3のボロー出力端子Bは、オア回
路OR1の入力端にそれぞれ接続されている。な
お、上記各ラツチ回路LT1,LT2,LT3のイネー
ブル端子Eは、ノツト回路NT4の出力端にそれ
ぞれ接続されていて、上記モード切換信号S5の印
加を受けるようになつている。
上記オア回路OR1の出力端は、ナンド回路ND7
の一方の入力端に接続されていて、このナンド回
路ND7は、ナンド回路ND8と共にRSフリツプフ
ロツプ回路を形成している。即ち、ナンド回路
ND7の出力端はナンド回路ND8の一方の入力端
に、ナンド回路ND8の出力端はナンド回路ND7
の他方の入力端にそれぞれ接続されている。ま
た、ナンド回路ND8の他方の入力端には、上記
シヤツターレリーズ信号S2の反転信号が、ノツト
回路NT3を通じて印加されるようになつている。
RSフリツプフロツプ回路の出力端となるナンド
回路ND8の出力端は、上記シヤツター制御信号
3のナンド回路ND5の一方の入力端に接続され
ていて、初回以降の自動露出秒時ロツク撮影モー
ド(以下、EEロツクモードと略記する。)の撮影
時には、シヤツター制御信号S7を出力するように
なつている。
他方、EEロツク回路1に入力された上記シヤ
ツター電源信号S3は、ノツト回路NT9,NT10
NT11の直列接続を通じて、その反転信号がナン
ド回路ND11の一方の入力端に印加されるように
なつている。ナンド回路ND11の他方の入力端は、
ノツト回路NT8の出力端に接続されていて、上
記シヤツター閉成信号S6の反転信号が印加される
ようになつている。また、ナンド回路ND11の出
力端は、ナンド回路ND12の一方の入力端に接続
されており、ナンド回路ND12はナンド回路ND13
と共に、RSフリツプフロツプ回路を形成してい
る。即ち、ナンド回路ND12の出力端は、ナンド
回路ND13の一方の入力端に、ナンド回路ND13
出力端は、ナンド回路ND12の他方の入力端にそ
れぞれ接続されている。ナンド回路ND13の他方
の入力端には、ノツト回路NT7を通じて、上記
EEロツク信号S1の反転信号が印加されるように
なつている。また、RSフリツプフロツプ回路の
出力端となるナンド回路ND12の出力端は、前述
したように、ノツト回路NT4の入力端に接続さ
れていて、このノツト回路NT4の出力端からは、
RSフリツプフロツプ回路の出力の反転信号が、
上記モード切換信号S5として出力されるようにな
つている。上記ナンド回路ND12,ND13からなる
フリツプフロツプ回路は、EEロツク信号S1の入
力状態をシヤツター閉成信号S6の入力後も記憶保
持する保持回路の役目をする。
なお、シヤツター電源信号S3をノツト回路
NT9,NT10,NT11を介してナンド回路ND11
入力せしめるようにしたのは、レリーズスイツチ
SW5の投入時の不安定な状態でナンド回路ND6
の出力が一瞬“L”レベルになることがあるの
で、このノイズが、ノツト回路NT9,NT10
NT11の遅延時間により、RSフリツプフロツプ回
路を形成するナンド回路ND12の入力に流入する
のを阻止し、同回路ND12の出力が反転するのを
防止するためである。即ち、ナンド回路ND12
出力は、後述するように、EEロツクモード選択
スイツチSW1の固定端子bがわへの投入によつて
“L”レベルにセツトされるが、シヤツターレリ
ーズスイツチSW5の閉成時にナンド回路ND6
出力が一瞬でも“L”レベルになると、ほぼ同時
に入力されることになるシヤツター電源信号S3
よつて、ナンド回路ND11の出力が“L”レベル
に反転して、ナンド回路ND12の出力も“H”レ
ベルに反転して、誤動作を生ずるおそれがあるの
で、これを防止するためである。
上記アツプダウンカウンターUD1,UD2,UD3
は、前述したように、プリセツタブル同期型16進
アツプダウンカウンターでそれぞれ形成されてい
て、例えば、TTL74193または74LS193と呼ばれ
るTTLICが用いられる。このアツプダウンカウ
ンターの内部等価回路は、第3図に示すように、
ナンド回路ND21〜ND34、アンド回路AD21
AD26、オア回路OR21〜OR24、ノツト回路NT21
〜NT24およびT型フリツプフロツプ回路TF1
TF4が、図の如く接続された回路によつて表わさ
れる。また、このアツプダウンカウンターの動作
は、第4図の動作表に示す如く表わされる。
また、上記ラツチ回路LT1,LT2,LT3は、前
述したように、4ビツトラツチ回路で形成されて
いて、例えば、TTL7477と呼ばれるTTLICが用
いられる。このラツチ回路の1ビツト分の等価回
路は、第5図に示すように、アンド回路AD31
AD34、ノツト回路NT31およびノア回路NR31
NR32が接続された回路で表わされ、イネーブル
端子Eが“H”レベルのときには、データー入力
端子Dに印加された入力信号がつつぬけ状態でデ
ーター出力端子Qに出力され、イネーブル端子E
が“L”レベルのときには、データー入力端子D
に印加された入力信号がホールドされるようにな
つている。
以上のように、本発明のカメラの露出制御装置
は構成されている。
次に、この露出制御装置の動作について説明す
る。
まず、カメラのフイルム巻上ノブ(図示せず)
を操作して、カメラをフイルムの巻上完了状態に
すると、シヤツターがチヤージされ、これに伴つ
て巻上連動スイツチSW4がオフ、トリガースイツ
チSW6がオンとなる。この状態から、EEロツク
モード選択スイツチSW1を切り換えて切換接片端
子aを固定端子bがわに接続し、EEロツクモー
ドを選択すると、第6図aに示すように、コンデ
ンサーC1に正の単パルスが発生し、電源ホール
ド回路PH1のスイツチSW7が閉じてEEロツク回
路1に電源E1からの動作電圧が供給され、同回
路1が動作状態になる。また、これと同時に、第
2図において、各アツプダウンカウンターUD1
UD2,UD3のクリアー端子CLに上記正の単パル
スでなるEEロツク信号S1が印加され、各アツプ
ダウンカウンターUD1,UD2,UD3の内容がクリ
アーされて、データー出力端子Q1〜Q4の出力が
全て“L”レベルとなる。さらに、EEロツク信
号S1の反転信号が、ノツト回路NT7を通じてナ
ンド回路ND13の他方の入力端に印加され、ナン
ド回路ND12,ND13でなるRSフリツプフロツプ
回路が、その出力端であるナンド回路ND12の出
力端が“L”レベルとなるようにセツトされる。
即ち、EEロツク信号S1の発生時には、シヤツタ
ー制御回路3には動作電圧が供給されておらず、
ノツト回路NT8の入力端は、プルアツプ抵抗R12
を通じて動作電圧Vccを印加されることにより
“H”レベルとなつており、従つて、この“H”
レベル信号がノツト回路NT8で反転され、ナン
ド回路ND11で再反転されてナンド回路ND12の一
方の入力端に印加されているので、信号S1がノツ
ト回路NT7の入力端に印加されると、ノツト回
路NT7の出力は一瞬“L”レベルとなり、これ
によつてナンド回路ND12の出力が“L”レベル
となる。このため、ナンド回路ND10の他方の入
力端が“L”レベル、ナンド回路ND9の一方の
入力端がノツト回路NT4を通じて“H”レベル
となるので、ナンド回路ND10のゲートが閉じ、
ナンド回路ND9のゲートが開いて、ナンド回路
ND10の出力が“H”レベルとなると共に、ナン
ド回路ND9の出力端にはノツト回路NT5,NT6
等でなるクロツクパルス発生回路のクロツクパル
スが出力される。よつて、初段のアツプダウンカ
ウンターUD1のダウンカウント入力端子Dが
“H”レベルとなり、アツプカウント入力端子U
にクロツクパルスが印加されるので、第4図の動
作表からも判るように、アツプダウンカウンター
UD1がアツプカウントモードに設定される。ま
た、初段のアツプダウンカウンターUD1のキヤリ
ー出力端子Cをアツプカウント入力端子Uに、ボ
ロー出力端子Bをダウンカウント入力端子Dにそ
れぞれ接続された中段のアツプダウンカウンター
UD2もキヤリー出力端子Cからアツプカウント入
力端子Uに入力されるパルスをカウントアツプす
るアツプカウントモードに設定される。さらに、
後段のアツプダウンカウンターUD3も、同様にし
て、アツプカウントモードに設定される。なお、
このときには、トリガースイツチSW6がオンして
いて、シヤツター開放信号S4が“H”レベルとな
つているので、各アツプダウンカウンターUD1
UD2,UD3のロード端子LDは“L”レベルであ
り、第4図の動作表からも判る通り、実際のカウ
ントはいまだ開始されない。
また、上記ナンド回路ND12の出力が“L”レ
ベルとなると、この信号がノツト回路NT4で反
転されて、“H”レベルのモード切換信号S5とし
て各ラツチ回路LT1,LT2,LT3のイネーブル端
子Eにそれぞれ印加される。従つて、ラツチ回路
LT1,LT2,LT3は、カウンターUD1,UD2
UD3のデーター出力端子Q1〜Q4に発生している
“L”レベル信号をデーター入力端子D1〜D4に受
けて、これをそのままデーター出力端子Q1〜Q4
に出力するつつぬけ状態になる。そして、アツプ
ダウンカウンターUD1,UD2,UD3は、前述した
ように、ロード端子LDが“L”レベルになつて
いて、第4図の動作表からも判るように、ロード
状態となつているので、ラツチ回路LT1,LT2
LT3からの“L”レベル信号をロードしており、
結局、カウンターUD1,UD2,UD3およびラツチ
回路LT1,LT2,LT3とも、すべてのデーター出
力端子Q1〜Q4が“L”レベルとなるクリアー状
態となる。
さらに、ノツト回路NT4から出力される“H”
レベルのモード切換信号S5は、シヤツター制御回
路3のナンド回路ND4の他方の入力端に印加さ
れると共に、インバーターNT2で反転されて、
ナンド回路ND5の他方の入力端に印加される。
このため、ナンド回路ND4のゲートが開かれ、
ナンド回路ND5のゲートが閉じられるので、シ
ヤツター駆動回路は、ナンド回路ND3を通じて
供給されるシヤツター制御信号で制御されるよう
になる。即ち、モード選択信号S8が“H”レベル
のときには、ナンド回路ND1のゲートが開き、
ナンド回路ND2のゲートが閉じているので、シ
ヤツター駆動回路はダイレクト測光回路8からの
シヤツター制御信号によつて制御されるようにな
り、モード選択信号S8が“L”レベルのときに
は、ナンド回路ND1のゲートが閉じ、ナンド回
路ND2のゲートが開くので、演算回路6からの
シヤツター制御信号によつて制御されるようにな
る。
次に、カメラを被写体に向けてシヤツターレリ
ーズ釦を押下すると、これに伴つてシヤツターレ
リーズスイツチSW5が閉成され、第6図bに示す
ように、コンデンサーC3に正の単パルスが発生
し、電源ホールド回路PH3のスイツチSW9が閉じ
て、シヤツター制御回路3に動作電圧が供給さ
れ、同回路3が動作状態となる。また、上記正の
単パルスでなるシヤツターレリーズ信号S2がEE
ロツク回路1に入力され、ノツト回路NT3で反
転されて、ナンド回路ND8の他方の入力端に印
加される。これにより、ナンド回路ND7,ND8
でなるRSフリツプフロツプ回路の出力端となる
ナンド回路ND8の出力端は、オア回路OR1の出力
が“H”レベルであれば、“H”レベルに、“L”
レベルであれば、一瞬“H”レベルになり、再び
“L”レベルになるが、前述したように、ナンド
回路ND5でなるゲートが閉じているので、ナン
ド回路ND8の出力状態は、今回の撮影動作には
影響を与えることはない。
一方、電源ホールド回路PH3のスイツチSW9
オンすると、第6図cに示すように、同回路PH3
と抵抗R7との接続点の電位が“L”レベルとな
り、これがシヤツター電源信号S3としてEEロツ
ク回路1に入力される。このシヤツター電源信号
S3は、ノツト回路NT9,NT10,NT11を通じてナ
ンド回路ND11の一方の入力端を“H”レベルに
する。しかし、ナンド回路ND11の他方の入力端
は“L”レベルとなつているので、ナンド回路
ND11の出力は反転せず、ナンド回路ND12
ND13でなるRSフリツプフロツプ回路の出力は
“L”レベルから変化しない。
シヤツターレリーズ釦の押下後、一眼レフレツ
クスカメラの可動反射ミラー(図示せず)が撮影
光路外に跳ね上げられ、シヤツターの先幕が走行
を開始すると、トリガースイツチSW6が開いて、
第6図dに示すように、“L”レベルのシヤツタ
ー開放信号S4が発生する。このシヤツター開放信
号S4は、シヤツター制御回路3に入力されて、ダ
イレクト測光回路8に積分コンデンサーへの積分
を開始させると共に、演算回路6にシヤツター秒
時の計時を開始させる。また、シヤツター開放信
号S4は、EEロツク回路1に入力されて、ノツト
回路NT12を通じて、各アツプダウンカウンター
UD1,UD2,UD3の各ロード端子LDを“H”レ
ベルにする。このため、カウンターUD1,UD2
UD3は、第4図の動作表からも判る通り、カウン
ターUD1のアツプカウント入力端子Uに印加され
るクロツクパルスのカウントアツプを開始する。
また、各ラツチ回路LT1,LT2,LT3は、イネー
ブル端子Eが“H”レベルでつつぬけ状態にある
ので、各カウンターUD1,UD2,UD3のカウント
内容と同一の出力を出力するように、カウンター
UD1,UD2,UD3のカウント動作に応じての出力
を刻々と変化させる。
撮影フイルム面に適正光量が露光されるか、ま
たは記憶測光に基づくシヤツター秒時が経過する
と、ダイレクト測光回路8または演算回路6の出
力端が“H”レベルから“L”レベルに反転し
て、これがシヤツター制御信号として、モード選
択信号S8の“H”レベルまたは“L”レベルに応
じてナンド回路ND3の出力端に出力され、ナン
ド回路ND4の一方の入力端に入力される。いま、
ナンド回路ND4の他方の入力端がモード切換信
号S5により“H”レベルなので、シヤツター制御
信号は、同回路ND4で反転され、同じく他方の
入力端が“H”レベルのナンド回路ND6で再度
反転されて、電磁石制御用トランジスターTr1
ベースに印加される。よつて、トランジスター
Tr1はオフし、電磁石MG1が消磁されて、シヤツ
ター後幕の走行が開始される。また、これと同時
に、ナンド回路ND6の出力端に発生した“L”
レベルのシヤツター制御信号は、第6図fに示す
ように、シヤツター閉成信号S6として、EEロツ
ク回路1のノツト回路NT8の入力端に印加され
る。このため、他方の入力端が“H”レベルとな
つたナンド回路ND11は、出力を“L”レベルに
反転させ、これを受けて、ナンド回路ND12
ND13でなるRSフリツプフロツプ回路が状態を反
転させ、ナンド回路ND12の出力が“H”レベル
に変化する。従つて、ノツト回路NT4を通じて
一方の入力端が“L”レベルとなるナンド回路
ND9のゲートが閉じられ、他の入力端が“H”
レベルとなるナンド回路ND10のゲートが開かれ
る。よつて、初段のアツプダウンカウンターUD1
のアツプカウント入力端子Uが“H”レベルとな
ると共に、ダウンカウント入力端子Dにクロツク
パルスが印加されるようになるので、第4図の動
作表からも判る通り、各アツプダウンカウンター
UD1,UD2,UD3は、ダウンカウントモードに切
り換えられる。また、これと同時に、ラツチ回路
LT1,LT2,LT3は、第6図eに示すように、
“L”レベルのモード切換信号S5をイネーブル端
子Eに受け、このときの各カウンターUD1
UD2,UD3のカウント内容をホールドする。即
ち、ラツチ回路LT1,LT2,LT3に、次回以降の
撮影のシヤツター秒時となる今回の撮影のシヤツ
ター秒時が記憶されたことになる。また、シヤツ
ター制御回路3のナンド回路ND4は、“L”レベ
ルのモード切換信号S5を値方の入力端に受けてゲ
ートを閉じ、ナンド回路ND5は、モード切換信
号S5の反転信号を受けてゲートを開放する。よつ
て、次回以降の撮影は、ノツト回路ND8を通じ
て出力される、EEロツク回路1内、すなわちラ
ツチ回路LT1,LT2,LT3内に記憶されたシヤツ
ター秒時に基づくシヤツター制御信号S7によつて
制御されるようになる。
そして、シヤツター後幕の走行が完了し、可動
反射ミラーがフアインダー光路形成位置に復帰す
ると、巻上連動スイツチSW4が閉じ、電源ホール
ド回路PH3のスイツチSW9がオフする。従つて、
シヤツター制御回路3が不作動状態になると共
に、第6図c,d,fに示すように、シヤツター
電源信号S3、シヤツター開放信号S4およびシヤツ
ター閉成信号S6が、それぞれ“H”レベルに転じ
て元の状態に復帰する。なお、シヤツター開放信
号S4は、図示しない反転手段を通じて、スイツチ
SW9がオフのときには、かならず“H”レベルに
なるようになつているので、“H”レベルに転じ、
シヤツター閉成信号S6は、プルアツプ抵抗R12
通じて“H”レベルに転じる。このようにして、
同一の露光条件による連続撮影の基礎となる初回
の撮影が完了する。
次に、再びフイルム巻上ノブを操作して、カメ
ラをフイルムの巻上完了状態にする。すると、シ
ヤツターがチヤージされ、巻上連動スイツチSW4
をオフされ、トリガースイツチSW6がオンされ
る。この状態から、再びシヤツターレリーズ釦を
押下すると、これに伴つてシヤツターレリーズス
イツチSW5が閉成され、第6図bに示すように、
正の単パルスでなるシヤツターレリーズ信号S2
得られ、電源ホールド回路PH3が保持状態となつ
てシヤツター制御回路3に動作電圧が供給され
る。また、シヤツター電源信号S3が第6図cに示
すように、“L”レベル信号として得られる。上
記シヤツターレリーズ信号S2は、EEロツク回路
1に入力され、ノツト回路NT3によつて反転さ
れてナンド回路ND8の他方の入力端に印加され
る。このため、ナンド回路ND7,ND8でなるRS
フリツプフロツプ回路がセツトされ、ナンド回路
ND8の出力が“H”レベルになる。また、上記
シヤツター電源信号S3は、ノツト回路NT9
NT10,NT11を通じて、“H”レベル信号として
ナンド回路ND11の一方の入力端に印加されるが、
ナンド回路ND11の他方の入力端が“L”レベル
となつており、ナンド回路ND11の出力は“H”
レベルのまま反転しない。よつて、RSフリツプ
フロツプ回路のナンド回路ND12の出力は“H”
レベルから変化しない。従つて、アツプダウンカ
ウンターUD1,UD2,UD3は、ダウンカウントモ
ードを維持し、ラツチ回路LT1,LT2,LT3はホ
ールド状態を保持する。このとき、シヤツター開
放信号S4が“H”レベルで、カウンターUD1
UD2,UD3のロード端子LDは“L”レベルであ
るので、第4図の動作表からも判る通り、カウン
ターUD1,UD2,UD3は、ラツチ回路LT1
LT2,LT3の出力、即ち前回のシヤツター秒時の
カウントを保持している。
そして、シヤツターレリーズ釦の押下後、可動
反射ミラーが跳ね上げられ、シヤツター先幕が走
行を開始すると、トリガースイツチSW6が開く。
すると、第6図dに示すように、“L”レベルの
シヤツター開放信号S4が発生し、ノツト回路
NT12を通じて、各アツプダウンカウンターUD1
UD2,UD3の各ロード端子LDを“H”レベルに
する。このため、アツプダウンカウンターUD1
UD2,UD3は、第4図の動作表からも判る通り、
初段のカウンターUD1のダウンカウント入力端子
Dに印加されるクロツクパルスのダウンカウント
を開始する。
クロツクパルスを順次ダウンカウントすること
により、カウンターUD1,UD2,UD3のデーター
出力端子Q1〜Q4が全て“L”レベルになると、
即ち、前回の撮影と同一のシヤツター秒時が経過
すると、第4図の動作表から判る通り、各カウン
ターUD1,UD2,UD3のボロー出力端子Bが全て
“L”レベルとなるので、オア回路OR1の出力が
“L”レベルに反転し、RSフリツプフロツプ回路
のナンド回路ND8の出力が“L”レベルに転じ
る。そして、この“L”レベル出力は、シヤツタ
ー制御信号S7としてナンド回路ND5の一方の入
力端に印加され、同回路ND5が反転され、ナン
ド回路ND6で再反転されて、トランジスターTr1
のベースに印加される。よつて、トランジスター
Tr1がオフされて電磁石MG1が消磁され、シヤツ
ター後幕の走行が開始される。また、ナンド回路
ND6の出力端に発生した“L”レベルのシヤツ
ター制御信号S7は、第6図fに示すように、シヤ
ツター閉成信号S6として、EEロツク回路1のノ
ツト回路NT8の入力端に印加され、ナンド回路
ND11の出力を“L”レベルに反転させるが、ナ
ンド回路ND12,ND13でなるRSフリツプフロツ
プ回路は状態を反転させることはなく、ナンド回
路ND12の出力は“H”レベルに維持される。
シヤツター後幕の走行が完了し、可動反射ミラ
ーがフアインダー光路形成位置に復帰すると、巻
上連動スイツチSW4が閉じ、電源ホールド回路
PH3のスイツチSW9がオフする。よつて、シヤツ
ター制御回路3が不作動状態になると共に、第6
図c,d,fに示すように、シヤツター電源信号
S3、シヤツター開放信号S4およびシヤツター閉成
信号S6が、それぞれ“H”レベルに転じて元の状
態に戻る。このようにして、同一露光条件による
2駒目の撮影が完了する。
従つて、2駒目以降の撮影においても、フイル
ムが巻き上げられ、シヤツターレリーズ釦が押下
されるたびに、2駒目の撮影の場合と同様に、シ
ヤツターレリーズ信号S2によつて、ナンド回路
ND7,ND8でなるRSフリツプフロツプ回路がナ
ンド回路ND8の出力を“H”レベルの状態にセ
ツトされ、これが、ラツチ回路LT1,LT2,LT3
に保持され、アツプダウンカウンターUD1
UD2,UD3にロードされた、初回の撮影と同じシ
ヤツター秒時カウントがカウントされることによ
り反転されるので、繰り返し同一の露光条件で写
真撮影が行なわれる。
なお、この同一の露光条件で撮影が行なわれる
EEロツクモードを解除するには、EEロツクモー
ド選択スイツチSW1の切換接片端子aを切り換え
て、固定端子cがわに接続するようにすればよ
い。かくすれば、EEロツク回路1に動作電圧が
供給されなくなるので、プルアツプ抵抗R11を通
じてモード切換信号S5がかならず“H”レベルと
なり、ナンド回路ND6の出力端には、ナンド回
路ND3を通じて、ダイレクト測光回路8または
演算回路6からのシヤツター制御信号が出力され
るようになる。よつて、EEロツクモードが解除
され、通常のフイルム面反射測光による自動露出
撮影モードまたは記憶測光による自動露出撮影モ
ードとなる。
また、表示回路2の動作については詳しく述べ
なかつたが、表示回路電源スイツチSW3を閉じる
と、コンデンサーC2に正の単パルスが発生し、
電源ホールド回路PH2のスイツチSW8がオンとな
り、表示回路2に動作電圧が供給されて、カメラ
のフアインダー内等にシヤツター秒時の表示が行
なわれる。この表示は、表示解除スイツチSW2
閉成するか、スイツチSW3の閉成後、所定時間が
経過すると、電源ホールド回路PH2のスイツチ
SW8がオフして停止される。
以上述べたように、本発明によれば、撮影開始
前に撮影モードの選択スイツチを切換操作すれ
ば、次回の撮影のシヤツター秒時が記憶され、次
回以降の撮影が次回の撮影と同一の露光条件で行
なわれるようになるので、明細書冒頭に述べた従
来の欠点を解消する、使用上甚だ便利なカメラの
露出制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すカメラの露
出制御装置の電気回路図、第2図は、上記第1図
に示した露出制御装置の電気回路を、電源制御回
路部を除いて更に詳細に示した電気回路図、第3
図は、上記第2図中に示したアツプダウンカウン
ターの内部等価回路図、第4図は、上記第3図に
示したアツプダウンカウンターの動作を示す動作
表、第5図は、第2図中に示したラツチ回路の1
ビツト分の内部等価回路図、第6図a〜fは、上
記第1図および第2図に示した露出制御装置の動
作を示すタイムチヤートである。 6……演算回路(シヤツター秒時形成回路)、
8……ダイレクト測光回路(シヤツター秒時形成
回路)、LT1,LT2,LT3……ラツチ回路(シヤ
ツター秒時記憶手段)、MG1……後幕保持用電磁
石(シヤツター駆動回路)、ND4〜ND6……ナン
ド回路(ゲート回路)、ND12,ND13……ナンド
回路(保持回路)、SW1……自動露出秒時ロツク
モード選択スイツチ、Tr1……電磁石制御用トラ
ンジスター(シヤツター駆動回路)、UD1,UD2
UD3……アツプダウンカウンター(シヤツター秒
時記憶手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影開始前に手動で設定され、自動露出秒時
    ロツクモードを選択する自動露出秒時ロツクモー
    ド選択スイツチと、 この自動露出秒時ロツクモード選択スイツチの
    設定に応答してパルス状のEEロツク信号を発生
    するEEロツク信号発生回路と、 上記EEロツク信号に応答してリセツトされ、
    シヤツター開放信号に応答してクロツクパルスの
    カウント動作を開始するアツプダウンカウンタ
    と、 上記EEロツク信号に応答して第1モード切換
    信号を出力するとともに、上記アツプダウンカウ
    ンタをアツプカウントに切換え、上記第1モード
    切換信号出力後の最初のシヤツター閉成信号に応
    答して第2モード切換信号を出力するとともに、
    上記アツプダウンカウンタをダウンカウントに切
    換える切換回路と、 上記シヤツター開放信号に応答して動作を開始
    し、フイルム面から反射される被写体光の測光に
    基づいて、シヤツター秒時となる遅延時間を発生
    する自動露出用のシヤツター秒時形成回路と、 上記第1モード切換信号から第2モード切換信
    号の切換に応答して上記アツプダウンカウンタの
    カウント値を記憶し、以後この記憶されたカウン
    ト値を上記アツプダウンカウンタに出力する記憶
    手段と、 上記第1モード切換信号に応答して上記シヤツ
    ター秒時形成回路によつて形成される遅延時間信
    号を選択的に出力し、上記第2モード切換信号に
    応答して上記アツプダウンカウンタのダウンカウ
    ント動作によつて形成される遅延時間信号を選択
    的に出力するゲート回路と、 上記ゲート回路から出力される遅延時間信号に
    基づいてシヤツターを駆動制御するシヤツター駆
    動回路と、 を具備したことを特徴とするカメラの露出制御装
    置。
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