JPH0319496Y2 - - Google Patents

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JPH0319496Y2
JPH0319496Y2 JP19620285U JP19620285U JPH0319496Y2 JP H0319496 Y2 JPH0319496 Y2 JP H0319496Y2 JP 19620285 U JP19620285 U JP 19620285U JP 19620285 U JP19620285 U JP 19620285U JP H0319496 Y2 JPH0319496 Y2 JP H0319496Y2
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JP
Japan
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pillar
seat belt
outer panel
reinforcement
extension flange
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JP19620285U
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JPS62102751U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は自動車のセンタピラー構造に係り、
特に、シートベルトが取り付けられるベルトアン
カを備えた自動車のセンタピラー構造の改良に関
する。
【従来の技術】
従来、4ドア車のセンタピラーには、フロント
席乗員用のシートベルトを取り付けるベルトアン
カが設けられている。このため、4ドア車のセン
タピラーには、シートベルトの負荷を考慮して
種々の補強がなされている。 例えば、第3図に示されるように、自動車のセ
ンタピラー1の構造は、ピラーアウタパネル2と
ピラーインナパネル3との車両前後方向端縁2
A,3Aを溶着して、ピラーアウタパネル2とピ
ラーインナパネル3とにより閉じ断面構造とされ
ている。このセンタピラー1の内部には、前記ピ
ラーインナパネル3の車両外側面に沿つてピラー
リインホースメント4が取り付けられており、こ
のピラーリインホースメント4と前記ピラーアウ
タパネル2とにより閉じ断面が形成されている。
また、前記ピラーリインホースメント4にはシー
トベルトに取り付けられるベルトアンカ5が固着
されている。なお、図中の符号6A,6Bはスポ
ツト溶接部を示す。このようなセンタピラー1の
構造は、例えば実開昭56−91167号等に開示され
ている。 また、他のセンタピラー構造としては、特開昭
58−136565号に開示されるように、センタピラー
の内部に配置されるピラーリインホースメントの
一方の側縁にフランジ部を延設し、このフランジ
部をピラーアウタパネルとピラーインナパネルと
の前後端縁の接合フランジ部間に配設させて一体
に溶着するようにしたものが提案されている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記従来のセンタピラー1構造
にあつては、シートベルト負荷(図中矢印Aで示
す)がベルトアンカ5を備えたピラーリインホー
スメント4に作用する場合には、このシートベル
ト負荷Aがピラーアウタパネル2とピラーインナ
パネル3のスポツト溶接6Aを剥離する方向に働
くため、センタピラー1の強度が低下するという
問題点を有する。 しかも、この強度不足を補うために、ピラーリ
インホースメント4をピラーアウタパネル2に個
別に溶着し、このスポツト溶接部6Bによりシー
トベルト負荷Aを剪断荷重として受け止めてシー
トベルト負荷に対処する場合には、センタピラー
1の内側及び外側からスポツト溶接ガンによりピ
ラーアウタパネル2とピラーリインホースメント
4とを溶着しなければならず、このため、溶接設
備も大きくなり、作業工数も増大するという問題
点を有する。
【考案の目的】
この考案は上記従来の問題点にかんがみてなさ
れたものであつて、スポツト溶接を容易に、かつ
その溶接点数を減少して行うことができ、しか
も、シートベルト負荷に対するセンタピラーの強
度を向上することのできる自動車のセンタピラー
構造を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、ピラーアウタパネルと、ピラーイ
ンナパネルと、シートベルトアンカを有するピラ
ーリインホースメントと、により構成される自動
車のセンタピラー構造において、前記ピラーアウ
タパネル、ピラーインナパネル、ピラーリインホ
ースメントの前後端縁の少なくとも一方は三枚重
ねとして重ね合わされ、且つこの重ね合わされた
端縁には、車両幅方向に突出する延長フランジが
延設され、この延長フランジの車両幅方向におけ
る突出方向は、前記シートベルトの負荷がピラー
リインホースメントに作用するとき、このシート
ベルトの負荷により、前記ピラーリインホースメ
ントの延長フランジが前記ピラーアウタパネルの
延長フランジに押圧されるような方向とされ、前
記三枚重ねの延長フランジは、一体的に溶着され
ることにより、上記目的を達成するものである。
【作用】
この考案において、ピラーアウタパネル、ピラ
ーインナパネル、ピラーリインホースメントの前
後端縁の少なくとも一方は三枚重ねとして重ね合
わされ、且つこの重ね合わされた端縁には、車両
幅方向に突出する延長フランジが延設され、この
延長フランジの車両幅方向における突出方向は、
前記シートベルトの負荷がピラーリインホースメ
ントに作用するとき、このシートベルトの負荷に
より、前記ピラーリインホースメントの延長フラ
ンジが前記ピラーアウタパネルの延長フランジに
押圧されるような方向とされ、前記三枚重ねの延
長フランジは、一体的に溶着されることにより、
シートベルトの負荷がピラーリインホースメント
の延長フランジをピラーアウタパネルの延長フラ
ンジに押圧するよう作用する。このため、延長フ
ランジの溶着部にはシートベルトの負荷が剥離方
向ではなく押圧方向に作用されるため、この溶着
部がシートベルトの負荷により剥離されるおそれ
がなくなる。これにより、シートベルトの負荷に
対するセンタピラーの強度を向上することができ
る。
【実施例】
以下この考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 この実施例は、第1図及び第2図に示されるよ
うに、ピラーアウタパネル10と、ピラーインナ
パネル12と、シートベルトアンカ15を有する
ピラーリインホースメント14と、により構成さ
れる自動車のセンタピラーP構造において、前記
ピラーアウタパネル10、ピラーインナパネル1
2、ピラーリインホースメント14の前端縁10
A,12A,14A、後端縁10B,12B,1
4Bはそれぞれ三枚重ねとして重ね合わされ、こ
の重ね合わされた前端縁10A,12A,14
A、後端縁10B,12B,14Bのうち後端縁
10B,12B,14Bには、車両幅方向に突出
する延長フランジ10C,12C,14Cが延設
され、この延長フランジ10C,12C,14C
の車両幅方向における突出方向は、前記シートベ
ルトの負荷(図中矢印Aで示す)がピラーリイン
ホースメント14に作用するとき、このシートベ
ルトの負荷Aにより、前記ピラーリインホースメ
ント14の延長フランジ14Cが前記ピラーアウ
タパネル10の延長フランジ10Cに押圧される
ような方向とされ、前記三枚重ねの延長フランジ
10C,12C,14C及び三枚重ねの前端縁1
0A,12A,14Aは、一体的にスポツト溶接
により溶着されるよう構成されるものである。な
お、図中の符号16A,16Bはスポツト溶接部
を示す。 前記延長フランジ10C,12C,14Cは、
車両幅方向外側に突出するよう折曲形成されてい
る。 本実施例によれば、シートベルト負荷Aがベル
トアンカ15を介しピラーリインホースメント1
4に作用する時は、前端縁10A,12A,14
Aにおけるスポツト溶接部16Aに対しては前記
シートベルト負荷Aは剥離方向に作用するもの
の、延長フランジ10C,12C,14Cのスポ
ツト溶接部16Bにおいてはピラーアウタパネル
10の延長フランジ10Cに対しピラーリインホ
ースメント14の延長フランジ14Cが押圧され
るように作用するため、スポツト溶接部16Bに
は剥離方向にシートベルト負荷Aが作用すること
がないため、スポツト溶接部16Bを保護するこ
とができる。しかも、この延長フランジ10C,
12C,14Cの全面においてシートベルト負荷
Aを受けるため、シートベルト負荷Aに対するセ
ンタピラーPの強度を向上することができる。 また、前端縁10A,12A,14A及び延長
フランジ10C,12C,14Cそれぞれを一体
的にスポツト溶接により溶着することにより、セ
ンタピラーPから外側に突出されるこれらフラン
ジに対しスポツト溶接が行なえるものとなる。従
つて、従来の如く、センタピラーPの内側及び外
側にスポツト溶接ガンを位置させて溶接を行う必
要がなくなり、溶接作業を容易化することができ
る。 特に、本実施例においては、ピラーインナパネ
ル12とピラーリインホースメント14との前端
縁12A,14Aが、ピラーインナパネル12及
ピラーリインホースメント14の主要面からその
まま延長されたものとすることにより、ピラーア
ウタパネル10とピラーインナパネル12と、ピ
ラーリインホースメント14とを位置合わせして
重ね合わせる際に、これらピラーアウタパネル1
0,ピラーインナパネル12、ピラーリインホー
スメント14の形状ばらつきを吸収することがで
き、その位置合わせを容易に行なうことができ
る。 なお、上記実施例において、延長フランジ10
C,12C,14Cは後端縁10B,12B,1
4Bのみに形成されたものであるが、この考案は
これに限定されることなく、要するに、延長フラ
ンジはピラーアウタパネル10、ピラーインナパ
ネル12、ピラーリインホースメント14の前端
縁10A,12A,14A,10B,12B,1
4Bの少なくとも一方に形成されたものであれば
よい。この場合の延長フランジの車両幅方向にお
ける突出方向は、シートベルト負荷がピラーリイ
ンホースメントに作用するとき、このシートベル
ト負荷により、前記ピラーリインホースメントの
延長フランジが前記ピラーアウタパネルの延長フ
ランジに押圧されるような方向とされる。 又、ピラーアウタパネル10、ピラーインナパ
ネル12、ピラーリインホースメント14の前後
端縁の双方に延長フランジを形成する場合には、
前後端縁のいずれか一方に、シートベルト負荷が
スポツト溶接部に対し剥離方向で作用することの
ないような延長フランジを形成すればよく、他方
の延長フランジの車両幅方向における突出方向は
限定されず、例えば、前後端縁の延長フランジの
車両幅方向における突出方向を同一方向として、
センタピラーを前後対称形状としたものでもよ
い。
【考案の効果】
この考案は上記のように構成したので、構成簡
素としてシートベルト負荷に対するセンタピラー
の強度を向上することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のセンタピラー
構造の実施例が適用される車両ボデイの側面図、
第2図は同実施例の要部を示す、第1図−線
に沿う断面図、第3図は従来の自動車のセンタピ
ラー構造を示す、第1図−線に相当する断面
図でる。 10……ピラーアウタパネル、12……ピラーイ
ンナパネル、14……ピラーリインホースメン
ト、15……ベルトアンカ、10A,12A,1
4A……前端縁、10B,12B,14B……後
端縁、10C,12C,14C……延長フラン
ジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピラーアウタパネルと、ピラーインナパネル
    と、シートベルトのベルトアンカを有するピラー
    リインホースメントと、により構成される自動車
    のセンタピラー構造において、前記ピラーアウタ
    パネル、ピラーインナパネル、ピラーリインホー
    スメントの前後端縁の少なくとも一方は三枚重ね
    として重ね合わされ、且つこの重ね合わされた端
    縁には、車両幅方向に突出する延長フランジが延
    設され、この延長フランジの車両幅方向における
    突出方向は、前記シートベルトの負荷がピラーリ
    インホースメントに作用するとき、このシートベ
    ルトの負荷により、前記ピラーリインホースメン
    トの延長フランジが前記ピラーアウタパネルの延
    長フランジに押圧されるような方向とされ、前記
    三枚重ねの延長フランジは、一体的に溶着される
    ことを特徴とする自動車のセンタピラー構造。
JP19620285U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0319496Y2 (ja)

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JP19620285U JPH0319496Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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JPS62102751U JPS62102751U (ja) 1987-06-30
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