JPH03194886A - 電磁調理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 周知のように、電気的な調理器具の中には、熱源に抵抗
値の高いニッケル拳クローム鋼のような金属線等の発熱
を利用する電熱調理器の外に、電磁誘導作用のジュール
熱を利用して調理材料を調理する電磁調理機がある。電
磁調理機は調理様自体が発熱しないので、安全かつ清浄
に調理を実施できる特徴がある。

本発明は電磁誘導作用によって加熱される調理鍋を回転
させて、御飯や野菜等の調理材料を自動的に掻き混ぜな
がら調理する回転形の電磁調理機の改良に関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来のこの種の電磁調理機として、例えば特開昭８３−
１７５３７５号公報に記載の装置の構成を第２図に示す
。

第２図において、１は調理機の本体、２は調理容器、３
はヒンジである。４は支持部材で、ビン４ａと第１及び
第２の支持レバー４ｂ及び４Ｃからなっている。５は断
熱材、６は誘導加熱コイル、７は調理鍋、８は駆動機構
、９はその回転軸である。また、ｌＯは鍋蓋、１１は小
蓋、１２は調理鍋７のフランジ、１３はスリップリング
、１４は調理材料である。鍋蓋１０は調理容器２の上部
に捩子着され、この鍋蓋１０には更に小蓋１１が捩子着
されている。

１５と１６回転速度及び加熱温度あるいは加熱時間等の
制御部である。

このような構成の従来の電磁調理機では、次のようにし
て炒め調理が行なわれる。調理鍋７に駆動機構８を介し
て回転を与えつつ、誘導加熱コイル６に通電させてその
外周部を加熱する。調理鍋７の加熱後、油を入れる。油
が万遍なく調理鍋７の内部に付着したところを見計らっ
て調理材料１４を入れ、手早く鍋蓋１０で調理鍋７の上
を覆う。続いて、調理鍋７の加熱”状態を維持して駆動
機構８で回転を与えてやると、調理材料１４は調理鍋７
の中で加熱されつつ掻き混ぜられながら油で炒められ始
める。頃合を見て小蓋１１を外して調味料を加えて、必
要に応じて支持部材４で調理Ｍ７を傾斜させて調理材料
１４が調理鍋７の内側部に接触するようにする。そして
、このまま調理鍋７に加熱と回転を持続させることによ
って、自動的に調理材料１４の炒め料理が出来上がるよ
うになっている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の電磁調理機は上記のように、調理容器２の上部に
調理鍋７の上を覆う鍋蓋ＩＯが捩子着され、更に鍋蓋ｌ
Ｏに小蓋１１が捩子着されている。したがって多量の調
理材料１４等を投入するときには、その都度捩子を回し
て鍋Ｍ１０を開けなければならない。このため、投入操
作が繁雑で、取扱が極めて面倒になる。また、鍋蓋ＩＯ
に突出して設けられ小蓋１１に螺合する円筒部の小孔を
利用して食用油や調味料を調理鍋７の中に入れるので、
小蓋１１の回りに零して汚すことがある。また、調理鍋
７のフランジ１２が静止している鍋蓋ｌｏ側に固定した
スリップリング１３に接触して、シールしながら回転す
るようになっている。この結果、シールが固いと摩擦が
増して調理＃ｓ７の回転に支障を与え、緩る過ぎると煮
汁等が隙間から調理容器２の内部に零れることがある等
の問題点がある。

本発明は上記のような従来装置の問題点を解消するため
になされたもので、安全で取扱が便利な電磁調理機を実
現しようとするものである。

［課題を解決するための手段〕 本発明は、調理鍋を鍋蓋と共に回転可能に包囲して、容
器蓋に調理材料の投入ガイドを取り付けた調理容器を備
えた電磁調理機を構成したものである。

［作　　用コ 調理鍋に鍋蓋を閉めて調理容器の中に入れて容器蓋をし
てから、誘導加熱コイルのスイッチを入れて調理が始め
られる。調理鍋が傾斜して加熱されると油や時間の掛か
る調理材料が、容器蓋に設けられた投入ガイドに案内さ
れて調理鍋の中に投入される。回転用モータが駆動され
ると、静止している調理容器の中で調理鍋と鍋蓋が回転
を始める。続いて、次々に調理材料や調味料が、投入ガ
イドから回転中の調理鍋の中に投入されて調理が進めら
れる。調理が終わると、調理鍋の回転が止められて水平
に戻される。食事後、調理鍋が調理容器から取り出され
て、洗浄される。

［発明の実施例］ 第１図は本発明実施例の要部の構成説明図である。第１
図で第２図と同一または相当部分には同一の符号が付さ
れており、一部重複するがここでやや詳しく説明する。

第１図において、調理容器２や誘導加熱コイル６及び調
理鍋７等には第２図と同様の符号が付されているが、部
分的に異なる構成のものもある。

２０は調理容器２の容器蓋、２１はそのヒンジ、２２は
固定片、２３は容器蓋２０の内面に円環状に設けられた
複数個の回転ボールである。容器蓋２０の中央部には摺
動孔２５が設けられ、この摺動孔２５に投入ガイド３０
が厚さ方向に摺動可能に取り付けられている。３１は鍋
蓋１０に穿設された投入口で、摺動孔２５に対向する。

４０は調理鍋７を保持する保持テーブル、４１は上記と
同様の複数個の回転ボールである。保持テーブル４０に
は例えばセラミックスのように非磁性材で熱の伝導率の
低い材料が用いられ、図示のように断面コの字状に形成
されて調理鍋７を同心的に保持する。５０は調理容器２
内に設けられた回転用モータ、５１はその出力軸、５２
と５３はローラである。

ローラ５３は、出力軸５１に固定されたローラ５２と調
理鍋７の側面に摩擦接触する。而して、調理鍋７は鍋蓋
ＩＯと共に両側から複数の回転ボール２３と４１に押圧
されて、調理容器２の内部で回転可能に保持されている
。なお、調理鍋７には磁性材が使用されており、特にマ
ンガンを含有した透磁率の高い鉄系の金属材料が適する
。この外、図示されていないが、調理容器２は傾斜駆動
手段に取り付けられ、傾斜角θが可変に制御されるよう
になっている。

このような構成の本発明装置を用いた調理動作を、チャ
ーハンの調理を例に取り説明する。調理鍋７に鍋蓋１０
を被せて保持テーブル４０に載せ、容器蓋２０を閉じて
固定片２２をロックする。固定片２２をロックしてから
傾斜駆動手段で調理鍋７を傾斜させる。

ここで、誘導加熱コイル６に２０〜５０ＫＨｚ程度の高
周波の励磁電流を流すと、電磁誘導作用によって保持テ
ーブル４０を介して磁界内にある調理鍋７の内部に交番
的な渦電流が流れてジュール熱が発生する。この結果、
電磁誘導作用によって発生上だ熱が、調理鍋７を急速に
加熱し始める。調理鍋７が温められたときに投入ガイド
３０を摺動孔２５に沿って矢印Ａ方向に引き出し、適当
量の食用油を投入口３１から投入して投入ガイド３０を
押し込む。

そして、回転用モータ５０を駆動しローラ５２と５３を
介して、調理容器２の中で調理鍋７を回転させる。

調理鍋７は鍋底側が回転ボール４１に接触し、鍋蓋■０
の表面は回転ボール２３に押圧されて無摩擦状態に保持
されて回転する。この結果、調理鍋７の内部が鍋蓋ｌＯ
で閉止されて、油の飛び出しを防ぐ。

適当に油が行き渡ったところで、調理鍋７を回転させた
まま投入ガイド３０を引き出して肉や野菜類の具を滑り
落とす。その後、同じ要領で予め炊上げられた御飯と調
味料を投入ガイド３０より入れてから、更に加熱と回転
を一定時間継続すると、御飯と具が適当に混ぜ合わされ
て調理を終了する。

調理が済んだら誘導加熱コイル６をオフにして、調理鍋
７の回転と加熱を停止させ調理容器２を水平位置に戻す
。固定片２２を外してから容器蓋２０をヒンジ２１を支
点にＢ方向に回転すると、鍋蓋１０が一体に回転して調
理鍋７を開放する。その後、出来上がったチャーハンが
盛り付けられて、食事が始められることになる。

なお、上述の実施例ではローラ５２と５３の摩擦によっ
て調理容器３の中の回転用モータ５０で調理鍋７を回転
させた場合を例示して説明したが、シールされた回転軸
に固定された歯車を外部から駆動するようにしてもよい
、また、実施例では特に説明されていないが、鍋蓋１０
及び容器蓋２０の一部または全部を強化ガラスのような
透明材で構成すれば、調理状況を観察できて便利になる
。また、鍋蓋１０が容器蓋２０と一体に回転して開放さ
れる構成を例示して説明したが、必ずしもこの実施例に
限定するものではない。また、投入ガイド３０を摺動孔
２５に沿って引き出し・だが、投入角度を可変に構成し
てもよい。

［発明の効果］ 本発明は、容器蓋に調理材料の投入ガイドを取り付けて
、調理鍋を鍋蓋と共に回転可能に包囲した調理容器を備
えた、言わば調理鍋内蔵形の電磁調理機を構成した。

この結果、調理材料や調味料が投入ガイドに案内されて
調理鍋が停止している時は勿論、回転中でも投入できる
ので、調理容器の内外に零れ出るようなことがない。ま
た、鍋蓋を閉めた調理鍋が静止している調理容器の中で
回転しているので、熱や回転で怪我をすることがなく安
全である。

よって、本発明によれば、安全かつ清潔で、しかも取扱
が便利な電磁調理機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の要部の構成説明図、第２図は従
来装置の構成説明図である。 第１図において、２は調理容器、６は誘導加熱コイル、
７は調理鍋、ＩＯは鍋蓋、１４は調理材料、２０は容器
蓋、２１はヒンジ、２２は固定片、２３と４１は回転ボ
ール、２５は摺動孔、３０は投入ガイド、３１は投入口
、４０は保持テーブル、５０は回転用モータ、５１は出
力軸、５２と５３はローラである。 なお、図中の同一符号は同一または相当部品を示すもの
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　調理材料を収容する調理鍋と、該調理鍋を誘導加熱す
   る誘導加熱手段と、前記調理鍋を回転する回転駆動手段
   と、前記調理鍋を角度を可変に傾斜させる傾斜駆動手段
   とを備えた電磁調理機において、 前記調理材料を投入する投入ガイドを容器蓋に取り付け
   て、調理鍋を鍋蓋と共に回転可能に包囲する調理容器を
   備えたことを特徴とする電磁調理機。