JPH03194153A - ノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給制御装置 - Google Patents
ノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給制御装置Info
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- JPH03194153A JPH03194153A JP33267189A JP33267189A JPH03194153A JP H03194153 A JPH03194153 A JP H03194153A JP 33267189 A JP33267189 A JP 33267189A JP 33267189 A JP33267189 A JP 33267189A JP H03194153 A JPH03194153 A JP H03194153A
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Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給制御
装置に関し、詳しくは、ノッキング発生検出の有無に基
づいて基本点火時期が補正制御される内燃機関における
前記点火時期補正に応じた燃料供給量の補正制御に関す
る。
装置に関し、詳しくは、ノッキング発生検出の有無に基
づいて基本点火時期が補正制御される内燃機関における
前記点火時期補正に応じた燃料供給量の補正制御に関す
る。
〈従来の技術〉
内燃機関において所定レベル以上のノッキングが発生す
ると、出力を低下させるのみならず、衝撃により吸・排
気バルブやピストンに悪影響を及ぼすため、ノッキング
発生の有無を検出して点火時期を補正することにより、
ノッキング発生を回避しつつ点火時期をより進角させる
ことができるようにしている(特開昭58−10503
6号公報等参照)。
ると、出力を低下させるのみならず、衝撃により吸・排
気バルブやピストンに悪影響を及ぼすため、ノッキング
発生の有無を検出して点火時期を補正することにより、
ノッキング発生を回避しつつ点火時期をより進角させる
ことができるようにしている(特開昭58−10503
6号公報等参照)。
また、使用燃料としてオクタン価の高いガソリン(以下
、ハイオクガソリンという。)を標準としつつ、かかる
標準燃料よりもオクタン価の低いガソリン(以下、レギ
ュラーガソリンという。)が供給されても最適点火時期
に制御できるように、オクタン価の違いによる許容点火
進角値の違いを利用して、前述のようなノッキング発生
有無により点火時期補正をした結果(アンチノック性)
から使用燃料を判別し、該判別結果に基づいて予めハイ
オクガソリンとレギュラーガソリンとにそれぞれ対応し
て設定されている基本点火時期のマツプを切り換えて用
いるようにする場合がある。
、ハイオクガソリンという。)を標準としつつ、かかる
標準燃料よりもオクタン価の低いガソリン(以下、レギ
ュラーガソリンという。)が供給されても最適点火時期
に制御できるように、オクタン価の違いによる許容点火
進角値の違いを利用して、前述のようなノッキング発生
有無により点火時期補正をした結果(アンチノック性)
から使用燃料を判別し、該判別結果に基づいて予めハイ
オクガソリンとレギュラーガソリンとにそれぞれ対応し
て設定されている基本点火時期のマツプを切り換えて用
いるようにする場合がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、上記のようなノッキング制御結果に基づ
く基本点火時期マツプの切り換え制御では、環境条件や
運転条件(定常←→過渡)の変化によってノッキング発
生レベルが変化すると、使用燃料を誤判別して点火制御
性が悪化する可能性がある。このため、例えば第7図に
示すように、ハイオクガソリンで最大トルクが得られる
点火時期(点火進角値)と、レギュラーガソリンでノッ
キング発生がぎりぎり回避できる点火時期との間を点火
時期の制御範囲として設定し、かがる範囲内でノッキン
グが回避できる最大進角値で点火を制御させ、使用燃料
によるマツプ切り換えを行わずに、然も点火時期補正の
範囲を極力狭い範囲として制御性のバラツキを抑止する
ことを勘案した。
く基本点火時期マツプの切り換え制御では、環境条件や
運転条件(定常←→過渡)の変化によってノッキング発
生レベルが変化すると、使用燃料を誤判別して点火制御
性が悪化する可能性がある。このため、例えば第7図に
示すように、ハイオクガソリンで最大トルクが得られる
点火時期(点火進角値)と、レギュラーガソリンでノッ
キング発生がぎりぎり回避できる点火時期との間を点火
時期の制御範囲として設定し、かがる範囲内でノッキン
グが回避できる最大進角値で点火を制御させ、使用燃料
によるマツプ切り換えを行わずに、然も点火時期補正の
範囲を極力狭い範囲として制御性のバラツキを抑止する
ことを勘案した。
ところが、レギュラーガソリン使用時には、点火時期が
ノッキング発生回避のためにハイオクガソリン使用時よ
りも遅角され、然も、燃料供給量の電子制御は当然ハイ
オクガソリンにマツチングした空燃比になるように制御
されるから、大きな遅角補正と、これにマツチングしな
い空燃比制御とによって第8図に示す排気温度の許容値
(例えば850°C)を越える可能性があり、これによ
り排気系に介装される触媒の劣化を早めたり、又は、触
媒を溶損させる惧れがあった。
ノッキング発生回避のためにハイオクガソリン使用時よ
りも遅角され、然も、燃料供給量の電子制御は当然ハイ
オクガソリンにマツチングした空燃比になるように制御
されるから、大きな遅角補正と、これにマツチングしな
い空燃比制御とによって第8図に示す排気温度の許容値
(例えば850°C)を越える可能性があり、これによ
り排気系に介装される触媒の劣化を早めたり、又は、触
媒を溶損させる惧れがあった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ノッキ
ング発生回避のために点火時期が大きく遅角補正される
ような状態でも、排気温度が所定以上の高温となること
を防止できるようにすることを目的とする。
ング発生回避のために点火時期が大きく遅角補正される
ような状態でも、排気温度が所定以上の高温となること
を防止できるようにすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉
そのため本発明では、第1図に示すように、内燃機関の
運転条件を検出する運転条件検出手段と、これにより検
出された内燃機関の運転条件に基づいて基本点火時期を
設定する基本点火時期設定手段と、内燃機関のノッキン
グ発生を検出するノッキング検出手段と、このノッキン
グ検出手段によるノッキング発生検出の有無に応じて前
記基本点火時期の補正値を増減設定する点火時期補正値
設定手段と、これにより設定された基本点火時期の補正
値に基づいて基本点火時期を補正して最終的な点火時期
を設定する点火時期設定手段と、これにより設定された
最終的な点火時期に基づいて点火装置に点火信号を出力
する点火信号出力手段と、を含んで構成されたノッキン
グ制御機能付内燃機関において、 点火時期補正値設定手段で設定された基本点火時期の補
正値による遅角補正量に応じて機関への燃料供給量を増
量補正する燃料増量補正手段を備えて燃料供給制御装置
を構成するようにした。
運転条件を検出する運転条件検出手段と、これにより検
出された内燃機関の運転条件に基づいて基本点火時期を
設定する基本点火時期設定手段と、内燃機関のノッキン
グ発生を検出するノッキング検出手段と、このノッキン
グ検出手段によるノッキング発生検出の有無に応じて前
記基本点火時期の補正値を増減設定する点火時期補正値
設定手段と、これにより設定された基本点火時期の補正
値に基づいて基本点火時期を補正して最終的な点火時期
を設定する点火時期設定手段と、これにより設定された
最終的な点火時期に基づいて点火装置に点火信号を出力
する点火信号出力手段と、を含んで構成されたノッキン
グ制御機能付内燃機関において、 点火時期補正値設定手段で設定された基本点火時期の補
正値による遅角補正量に応じて機関への燃料供給量を増
量補正する燃料増量補正手段を備えて燃料供給制御装置
を構成するようにした。
ここで、第1図点線示のように、機関回転速度又は機関
温度がそれぞれ所定以下であるときに前記燃料増量補正
手段による燃料供給量の増量補正を禁止する増量補正禁
止手段を設けることが好ましい。
温度がそれぞれ所定以下であるときに前記燃料増量補正
手段による燃料供給量の増量補正を禁止する増量補正禁
止手段を設けることが好ましい。
また、機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手
段と、この空燃比検出手段で検出された空燃比に基づい
て実際の空燃比が目標空燃比になるように燃料供給量を
補正するための空燃比学習補正値を学習設定する空燃比
学習補正値設定手段と、この空燃比学習補正値設定手段
で学習設定された空燃比学習補正値に基づいて機関への
燃料供給量を補正する空燃比学習補正手段と、を備える
構成であるときには、空燃比学習補正値設定手段による
空燃比学習補正値の学習設定を前記燃料増量補正手段に
よる増量補正時に禁止する空燃比学習禁止手段を設ける
ことが好ましい。
段と、この空燃比検出手段で検出された空燃比に基づい
て実際の空燃比が目標空燃比になるように燃料供給量を
補正するための空燃比学習補正値を学習設定する空燃比
学習補正値設定手段と、この空燃比学習補正値設定手段
で学習設定された空燃比学習補正値に基づいて機関への
燃料供給量を補正する空燃比学習補正手段と、を備える
構成であるときには、空燃比学習補正値設定手段による
空燃比学習補正値の学習設定を前記燃料増量補正手段に
よる増量補正時に禁止する空燃比学習禁止手段を設ける
ことが好ましい。
〈作用〉
かかる構成によると、運転条件検出手段で検出された内
燃機関の運転条件に基づき、基本点火時期設定手段が基
本点火時期を設定する。一方、点火時期補正値設定手段
は、ノッキング検出手段で検出されるノッキング発生の
有無に応じて、前記基本点火時期の補正値を増減設定す
る。そして、点火時期設定手段は、機関運転条件に基づ
く基本点火時期を、ノッキング発生有無に基づく補正値
に基づいて補正してノッキング発生を回避し得る最終的
な点火時期を設定する。
燃機関の運転条件に基づき、基本点火時期設定手段が基
本点火時期を設定する。一方、点火時期補正値設定手段
は、ノッキング検出手段で検出されるノッキング発生の
有無に応じて、前記基本点火時期の補正値を増減設定す
る。そして、点火時期設定手段は、機関運転条件に基づ
く基本点火時期を、ノッキング発生有無に基づく補正値
に基づいて補正してノッキング発生を回避し得る最終的
な点火時期を設定する。
このようにしてノッキング発生の有無に応じて最終的な
点火時期が設定されると、点火信号出力手段が前記最終
的な点火時期に基づいて点火装置に点火信号を出力して
、前記点火時期で点火を行わせる。
点火時期が設定されると、点火信号出力手段が前記最終
的な点火時期に基づいて点火装置に点火信号を出力して
、前記点火時期で点火を行わせる。
かかる構成は、従来からのノッキング回避制御を伴う点
火時期制御であるが、ここで、かかる点火時期制御に関
与して、燃料増量補正手段が点火時期補正値設定手段で
設定された基本点火時期の補正値による遅角補正量に応
じて機関への燃料供給量を増量補正する。即ち、大きく
遅角補正されると排気温度が上昇してしまうから、その
分燃料を増量させて排気温度の上昇を抑止しようとする
ものである。
火時期制御であるが、ここで、かかる点火時期制御に関
与して、燃料増量補正手段が点火時期補正値設定手段で
設定された基本点火時期の補正値による遅角補正量に応
じて機関への燃料供給量を増量補正する。即ち、大きく
遅角補正されると排気温度が上昇してしまうから、その
分燃料を増量させて排気温度の上昇を抑止しようとする
ものである。
ここで、増量補正禁止手段は、機関回転速度又は機関温
度がそれぞれ所定以下であるときに前記燃料増量補正手
段による燃料供給量の増量補正を禁止し、機関回転速度
や機関温度が所定以下で異常高排気温度に到達しない場
合に無用な増量が行われないようにする。
度がそれぞれ所定以下であるときに前記燃料増量補正手
段による燃料供給量の増量補正を禁止し、機関回転速度
や機関温度が所定以下で異常高排気温度に到達しない場
合に無用な増量が行われないようにする。
また、空燃比検出手段で検出した空燃比に基づいて実際
の空燃比が目標空燃比になるように、空燃比学習補正値
設定手段が、燃料供給量を補正するための空燃比学習補
正値を学習設定し、空燃比学習補正手段が、前記空燃比
学習補正値に基づいて機関への燃料供給量を補正するよ
う構成される所謂空燃比学習補正機能を備える場合には
、空燃比学習禁止手段は、空燃比学習補正値設定手段に
よる空燃比学習値の学習設定を前記燃料増量補正手段に
よる増量補正時に禁止し、排気温度上昇を抑止するため
の燃料増量によって空燃比学習の精度が悪化することを
防止する。
の空燃比が目標空燃比になるように、空燃比学習補正値
設定手段が、燃料供給量を補正するための空燃比学習補
正値を学習設定し、空燃比学習補正手段が、前記空燃比
学習補正値に基づいて機関への燃料供給量を補正するよ
う構成される所謂空燃比学習補正機能を備える場合には
、空燃比学習禁止手段は、空燃比学習補正値設定手段に
よる空燃比学習値の学習設定を前記燃料増量補正手段に
よる増量補正時に禁止し、排気温度上昇を抑止するため
の燃料増量によって空燃比学習の精度が悪化することを
防止する。
〈実施例〉
以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1には、エア
クリーナ2.吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
クリーナ2.吸気ダクト3.スロットルチャンバ4及び
吸気マニホールド5を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3には、エアフローメータ6が設けられてい
て、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4
には、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル
弁7が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。前
記スロットル弁7には、その開度TVOを検出するスロ
ットルセンサ15が付設されている。吸気マニホールド
5には、各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁8が設けられて
いて、図示しない燃料ポンプから圧送されプレッシャレ
ギュレータにより所定の圧力に制御される燃料を機関1
に噴射供給する。
て、吸入空気流量Qを検出する。スロットルチャンバ4
には、図示しないアクセルペダルと連動するスロットル
弁7が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。前
記スロットル弁7には、その開度TVOを検出するスロ
ットルセンサ15が付設されている。吸気マニホールド
5には、各気筒毎に電磁式の燃料噴射弁8が設けられて
いて、図示しない燃料ポンプから圧送されプレッシャレ
ギュレータにより所定の圧力に制御される燃料を機関1
に噴射供給する。
0
前記燃料噴射弁8による燃料噴射量の制御は、標準燃料
であるハイオクガソリン使用に適合するようになってお
り、マイクロコンピュータ内蔵のコントロールユニット
9において、エアフローメータ6により検出される吸入
空気流量Qと、ディストリビュータ13に内蔵されたク
ランク角センサ10からの信号に基づいて算出される機
関回転速度Nと、から基本燃料噴射量Tp=KXQ/N
(Kは定数)を演算し、かかる基本燃料噴射量TPに対
して各種の補正を施すことで最終的な燃料噴射量Tiを
設定し、この燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動
パルス信号を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力す
ることにより、燃料噴射弁8を所定時間だけ開弁させて
機関1に所定量の燃料が噴射供給されるようになってい
る。
であるハイオクガソリン使用に適合するようになってお
り、マイクロコンピュータ内蔵のコントロールユニット
9において、エアフローメータ6により検出される吸入
空気流量Qと、ディストリビュータ13に内蔵されたク
ランク角センサ10からの信号に基づいて算出される機
関回転速度Nと、から基本燃料噴射量Tp=KXQ/N
(Kは定数)を演算し、かかる基本燃料噴射量TPに対
して各種の補正を施すことで最終的な燃料噴射量Tiを
設定し、この燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動
パルス信号を機関回転に同期して燃料噴射弁8に出力す
ることにより、燃料噴射弁8を所定時間だけ開弁させて
機関1に所定量の燃料が噴射供給されるようになってい
る。
ここで、前記基本燃料噴射量Tpを補正する補正値とし
ては、機関温度を代表する冷却水温度TWに基づく始動
時増量補正等を含む各種補正係数C0EF、実際の空燃
比を目標空燃比(例えば理論空燃比)にフィードバック
補正するための空燃1 比フィードバック補正係数α、この空燃比フィードバッ
ク補正係数αの基準値に対する偏差を運転条件別に学習
して設定される空燃比学習補正係数(空燃比学習補正値
) KBLRC、更に、バッテリ電圧による燃料噴射弁
8の有効噴射時間の変化を補正するための補正分子sな
どがある。
ては、機関温度を代表する冷却水温度TWに基づく始動
時増量補正等を含む各種補正係数C0EF、実際の空燃
比を目標空燃比(例えば理論空燃比)にフィードバック
補正するための空燃1 比フィードバック補正係数α、この空燃比フィードバッ
ク補正係数αの基準値に対する偏差を運転条件別に学習
して設定される空燃比学習補正係数(空燃比学習補正値
) KBLRC、更に、バッテリ電圧による燃料噴射弁
8の有効噴射時間の変化を補正するための補正分子sな
どがある。
前記空燃比フィードバック補正係数αは、排気系に介装
された空燃比検出手段としての酸素センサ16によって
検出される排気中の酸素濃度に基づき、実際の機関吸入
混合気の目標空燃比に対するリッチ・リーンを判別し、
実際の空燃比が目標空燃比に近づくように例えば比例積
分制御によって設定制御される。また、空燃比学習補正
手段旧3LRCは、例えば基本燃料噴射量Tpと機関回
転速度Nとにより複数に区分される運転領域毎に、前記
空燃比フィードバック補正係数αの基準値(1,0)に
対する偏差を学習したものであり、かかる空燃比学習補
正係数KBLRCによって運転条件の違いによる空燃比
フィードバック補正係数αの要求値変化に対応して、補
正係数αによる補正無しで得られ2 るベース空燃比が略目標空燃比になるようにしている。
された空燃比検出手段としての酸素センサ16によって
検出される排気中の酸素濃度に基づき、実際の機関吸入
混合気の目標空燃比に対するリッチ・リーンを判別し、
実際の空燃比が目標空燃比に近づくように例えば比例積
分制御によって設定制御される。また、空燃比学習補正
手段旧3LRCは、例えば基本燃料噴射量Tpと機関回
転速度Nとにより複数に区分される運転領域毎に、前記
空燃比フィードバック補正係数αの基準値(1,0)に
対する偏差を学習したものであり、かかる空燃比学習補
正係数KBLRCによって運転条件の違いによる空燃比
フィードバック補正係数αの要求値変化に対応して、補
正係数αによる補正無しで得られ2 るベース空燃比が略目標空燃比になるようにしている。
上記のように本実施例において、コントロールユニット
9は、空燃比学習補正値設定手段、空燃比学習補正手段
としての機能を備えている。
9は、空燃比学習補正値設定手段、空燃比学習補正手段
としての機能を備えている。
尚、酸素センサ16の下流側には、排気中のC0HC,
NOxを酸化・還元して浄化するための三元触媒17が
設けられると共に、この三元触媒17の下流側にマフラ
ー18が備えられている。
NOxを酸化・還元して浄化するための三元触媒17が
設けられると共に、この三元触媒17の下流側にマフラ
ー18が備えられている。
また、機関1の各気筒には点火栓11が設けられていて
、これらには点火コイル12にて発生する高電圧がディ
ストリビュータ13を介して順次印加され、これにより
火花点火して混合気を着火燃焼させる。ここで、点火コ
イル12はそれに付設されたパワートランシタ12aを
介して高電圧の発生時期を制御される。従って、点火時
期(点火進角値)ADVの制御は、パワートランシタ1
2aのオン・オフ時期をコントロールユニット9からの
点火信号で制御することにより行う。本実施例において
、点火装置は上記の点火栓115点火コイル12.パワ
ートランシタ12a及びディストリビュータ13によっ
て構成される。尚、点火装置としては、各気筒毎に点火
コイル12.パワートランシタ12aをそれぞれ備えて
、ディストリビュータ13による配電を行わないもので
あっても良い。
、これらには点火コイル12にて発生する高電圧がディ
ストリビュータ13を介して順次印加され、これにより
火花点火して混合気を着火燃焼させる。ここで、点火コ
イル12はそれに付設されたパワートランシタ12aを
介して高電圧の発生時期を制御される。従って、点火時
期(点火進角値)ADVの制御は、パワートランシタ1
2aのオン・オフ時期をコントロールユニット9からの
点火信号で制御することにより行う。本実施例において
、点火装置は上記の点火栓115点火コイル12.パワ
ートランシタ12a及びディストリビュータ13によっ
て構成される。尚、点火装置としては、各気筒毎に点火
コイル12.パワートランシタ12aをそれぞれ備えて
、ディストリビュータ13による配電を行わないもので
あっても良い。
基本点火時期設定手段2点火時期補正値設定手段1点火
時期設定手段2点火信号出力手段としての機能を備える
コントロールユニット9において、各種の入力信号に基
づいて演算処理して最適な点火時期(点火進角値)AD
Vを決定し、かがる点火時期ADVで点火が行われるよ
うに点火信号を点火コイル12駆動用のパワートランシ
タ12aに送る。
時期設定手段2点火信号出力手段としての機能を備える
コントロールユニット9において、各種の入力信号に基
づいて演算処理して最適な点火時期(点火進角値)AD
Vを決定し、かがる点火時期ADVで点火が行われるよ
うに点火信号を点火コイル12駆動用のパワートランシ
タ12aに送る。
詳しくは、予め機関回転速度Nと機関負荷を代表する基
本燃料噴射量TPとの運転条件に応じて設定されている
ハイオクガソリンに適合した基本点火時期ADVBのマ
ツプがら、該当する運転条件の基本点火時期A、 D
VBを検索して求める一方、機関1のシリンダブロック
に取付けられてノッキング発生による振動を検出するノ
ッキング検出手3 4 段としてのノッキングセンサ14からの信号に基づいて
前記基本点火時期ADV、lの補正値ADV□o3を増
減設定して、この補正値A D V 、Io sで前記
基本点火時期ADV、lを補正して最終的な点火時期A
DVを設定する。尚、上記のように基本点火時期A、D
VIが、機関回転速度Nと基本燃料噴射量Tpとに基づ
き設定されるから、本実施例における運転条件検出手段
は、クランク角センサ10.エアフローメータ6が相当
する。
本燃料噴射量TPとの運転条件に応じて設定されている
ハイオクガソリンに適合した基本点火時期ADVBのマ
ツプがら、該当する運転条件の基本点火時期A、 D
VBを検索して求める一方、機関1のシリンダブロック
に取付けられてノッキング発生による振動を検出するノ
ッキング検出手3 4 段としてのノッキングセンサ14からの信号に基づいて
前記基本点火時期ADV、lの補正値ADV□o3を増
減設定して、この補正値A D V 、Io sで前記
基本点火時期ADV、lを補正して最終的な点火時期A
DVを設定する。尚、上記のように基本点火時期A、D
VIが、機関回転速度Nと基本燃料噴射量Tpとに基づ
き設定されるから、本実施例における運転条件検出手段
は、クランク角センサ10.エアフローメータ6が相当
する。
そして、この点火時期ADVまでに充分な点火エネルギ
ーが得られるように点火コイル12の一次側への通電を
開始し、クランク角センサ10の検出信号に基づき点火
時期ADVが検出されたときに通電を遮断することで二
次側に高電圧を発生させ、点火栓11に高電圧を供給し
火花点火させる。
ーが得られるように点火コイル12の一次側への通電を
開始し、クランク角センサ10の検出信号に基づき点火
時期ADVが検出されたときに通電を遮断することで二
次側に高電圧を発生させ、点火栓11に高電圧を供給し
火花点火させる。
前記補正値ADV)IQsは、初期値をゼロとして基本
点火時期ADV、に加算される補正項であり、ノッキン
グセンサ14によってノッキング発生が検出されないと
、所定値ずつ増大設定され(進角補正され)、逆にノッ
キング発生が検出されると所5 定植だけ減少設定され(遅角補正され)、ノッキングが
発生しないぎりぎりの進角値で点火が行われるようにす
る。
点火時期ADV、に加算される補正項であり、ノッキン
グセンサ14によってノッキング発生が検出されないと
、所定値ずつ増大設定され(進角補正され)、逆にノッ
キング発生が検出されると所5 定植だけ減少設定され(遅角補正され)、ノッキングが
発生しないぎりぎりの進角値で点火が行われるようにす
る。
ここで、マツプの基本点火時期ADV、lは前述のよう
にハイオクガソリンに適合されているから、よりノッキ
ングが発生し易いレギュラーガソリンを使用している場
合には、ハイオクガソリンに適合した点火時期ADVで
はノッキングが発生するから、かかるノッキング発生の
検出結果を受けて前記補正値ADV、o、が減少設定さ
れ、該補正値ADVHosがマイナスの値となって基本
点火時期ADV、が遅角補正されることになる。従って
、補正値ADV□o3による遅各補正量が大きいときに
は、燃料として標準のハイオクガソリンではなく、より
オクタン価の低いレギュラーガソリンが使用されている
ものと推定でき、換言すれば、遅角補正量の増大に応じ
てオクタン価の低下(アンチノック性の低下)を間接的
に検知することができる。
にハイオクガソリンに適合されているから、よりノッキ
ングが発生し易いレギュラーガソリンを使用している場
合には、ハイオクガソリンに適合した点火時期ADVで
はノッキングが発生するから、かかるノッキング発生の
検出結果を受けて前記補正値ADV、o、が減少設定さ
れ、該補正値ADVHosがマイナスの値となって基本
点火時期ADV、が遅角補正されることになる。従って
、補正値ADV□o3による遅各補正量が大きいときに
は、燃料として標準のハイオクガソリンではなく、より
オクタン価の低いレギュラーガソリンが使用されている
ものと推定でき、換言すれば、遅角補正量の増大に応じ
てオクタン価の低下(アンチノック性の低下)を間接的
に検知することができる。
ここで、第3図〜第6図のフローチャートにそ6
れぞれ示すプログラムに従ってコントロールユニット9
による点火時期制御及び燃料供給制御を説明する。
による点火時期制御及び燃料供給制御を説明する。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、点火時期
A、 D Vの制御プログラムであり、まず、ステップ
1(図中ではSlとしである。以下同様)では、予めハ
イオクガソリンに対応した基本点火時期ADV、を、基
本燃料噴射量Tpと機関回転速度Nとにより区分される
運転領域毎に記憶したマツプから、現状の運転条件に見
合った基本点火時期ADV8を検索して求める。
A、 D Vの制御プログラムであり、まず、ステップ
1(図中ではSlとしである。以下同様)では、予めハ
イオクガソリンに対応した基本点火時期ADV、を、基
本燃料噴射量Tpと機関回転速度Nとにより区分される
運転領域毎に記憶したマツプから、現状の運転条件に見
合った基本点火時期ADV8を検索して求める。
次のステップ2では、ノッキングセンサ14からの信号
に基づいてノッキングが発生しているか否かを判別し、
ノッキングが発生していないときにはより進角させるこ
とができるからステップ3へ進み、補正値ADVHoS
に所定値を加算してより進角補正されるようにする。一
方、ノッキングの発生が検出されたときには、かかるノ
ッキングを速やかに解消すべく遅角させる必要があるか
ら、ステップ4へ進み、補正値A D V HOsから
所定値を減算して現状の点火時期ADVよりも遅角補正
されるようにする。
に基づいてノッキングが発生しているか否かを判別し、
ノッキングが発生していないときにはより進角させるこ
とができるからステップ3へ進み、補正値ADVHoS
に所定値を加算してより進角補正されるようにする。一
方、ノッキングの発生が検出されたときには、かかるノ
ッキングを速やかに解消すべく遅角させる必要があるか
ら、ステップ4へ進み、補正値A D V HOsから
所定値を減算して現状の点火時期ADVよりも遅角補正
されるようにする。
このようにして、ノッキング発生の有無によって補正値
ADV)103を増減設定すると、次のステップ5では
ステップ1でマツプから検索して求めた基本点火時期A
D V Bに前記補正4WA D V 80 Sを加
算して補正し、最終的な点火時期ADVを設定する。こ
こで、補正(iADVoosがプラスであれば基本点火
時期ADV、は進角補正され、マイナスであれば基本点
火時期ADV、は遅角補正されることになる。
ADV)103を増減設定すると、次のステップ5では
ステップ1でマツプから検索して求めた基本点火時期A
D V Bに前記補正4WA D V 80 Sを加
算して補正し、最終的な点火時期ADVを設定する。こ
こで、補正(iADVoosがプラスであれば基本点火
時期ADV、は進角補正され、マイナスであれば基本点
火時期ADV、は遅角補正されることになる。
ステップ6では、ステップ5で設定された点火時期AD
Vが予め設定されている最小進角値ADVMINよりも
小さいか否かを判別し、補正fff A DVHO3に
よる過剰な遅角補正によって点火時期ADVが最小進角
値ADVMINよりも小さいなっているときには、ステ
ップ7で最小進角値ADVMINを最終的な点火時期A
DVとして、最小進角値AD Vs+sよりも小さな進
角値で点火されないようにする。
Vが予め設定されている最小進角値ADVMINよりも
小さいか否かを判別し、補正fff A DVHO3に
よる過剰な遅角補正によって点火時期ADVが最小進角
値ADVMINよりも小さいなっているときには、ステ
ップ7で最小進角値ADVMINを最終的な点火時期A
DVとして、最小進角値AD Vs+sよりも小さな進
角値で点火されないようにする。
7
8
このようにして最終設定された点火時期ADVは、ステ
ップ8で実際の点火制御に用いるべくセットされ、点火
コイル12への通電がこの点火時期ADVに基づいて制
御される。
ップ8で実際の点火制御に用いるべくセットされ、点火
コイル12への通電がこの点火時期ADVに基づいて制
御される。
第4図のフローチャートに示すプログラムは、前記補正
値A D V No Sに応じて燃料供給量に補正を施
すためのプログラムであり、まず、ステップ11では、
補正値ADVHO3がマイナスの値であるか否かを判別
する。補正値ADVHO3がマイナスの値であるという
ことは、ハイオクガソリンに対応した基本点火時期AD
VBでは、ノッキングが発生するから、点火時期ADV
を遅角補正している状態であり、前記遅角補正量が所定
以上であるときにはレギュラーガソリンが使用されてい
るものと推定できる。
値A D V No Sに応じて燃料供給量に補正を施
すためのプログラムであり、まず、ステップ11では、
補正値ADVHO3がマイナスの値であるか否かを判別
する。補正値ADVHO3がマイナスの値であるという
ことは、ハイオクガソリンに対応した基本点火時期AD
VBでは、ノッキングが発生するから、点火時期ADV
を遅角補正している状態であり、前記遅角補正量が所定
以上であるときにはレギュラーガソリンが使用されてい
るものと推定できる。
ステップ11で補正値ADV、、Sがマイナスであると
判別されると、次のステップ12では、機関回転速度N
が所定速度Ns以上であるか否かを判別し、排気温度が
許容レベルを越える可能性があるかを判断する。機関回
転速度Nが所定速度Ns以9 上であり、排気温度が上昇する回転速度条件であるとき
には、次のステップエ3で機関温度を代表する冷却水温
度Twが所定温度Tws以上であるかを判別する。
判別されると、次のステップ12では、機関回転速度N
が所定速度Ns以上であるか否かを判別し、排気温度が
許容レベルを越える可能性があるかを判断する。機関回
転速度Nが所定速度Ns以9 上であり、排気温度が上昇する回転速度条件であるとき
には、次のステップエ3で機関温度を代表する冷却水温
度Twが所定温度Tws以上であるかを判別する。
冷却水温度Twが所定温度Tws以上であり、機関回転
速度Nが高い条件下では、排気温度が許容レベルを越え
る惧れがあるときには、ステップ14へ進み、前記補正
値ADVHosに基づいて燃料噴射量の補正係数KRE
Tを予め設定されているマツプから検索して求める。
速度Nが高い条件下では、排気温度が許容レベルを越え
る惧れがあるときには、ステップ14へ進み、前記補正
値ADVHosに基づいて燃料噴射量の補正係数KRE
Tを予め設定されているマツプから検索して求める。
前記補正係数KRETは、大きくなるに従って燃料噴射
量をより増大補正するものであり、マイナスである補正
値A D V )10 Sの絶対値が大きくなるほど大
きな補正係数KRETが設定され、点火時期ADVが大
きく遅角補正されているときほど大きな割合(但し、遅
角補正量が僅かであるときに補正係数KRETはゼロと
なるようにしである。)で燃料の増量補正が施されるよ
うにしである。
量をより増大補正するものであり、マイナスである補正
値A D V )10 Sの絶対値が大きくなるほど大
きな補正係数KRETが設定され、点火時期ADVが大
きく遅角補正されているときほど大きな割合(但し、遅
角補正量が僅かであるときに補正係数KRETはゼロと
なるようにしである。)で燃料の増量補正が施されるよ
うにしである。
即ち、補正値ADVHosにより大きく遅角補正されて
いるときには、基本点火時期ADV、lが適0 合しているハイオクガソリンよりもオクタン価の低いレ
ギュラーガソリンが使用されているものと推測され、こ
の場合にはノッキング回避のための遅角補正によって排
気温度が上昇する(第8図参照)が、ハイオクガソリン
に適合させた燃料供給制御がそのまま適用されるから、
遅角による排気温度の上昇に燃料制御が追従せず、排気
温度を異常上昇させることになる。
いるときには、基本点火時期ADV、lが適0 合しているハイオクガソリンよりもオクタン価の低いレ
ギュラーガソリンが使用されているものと推測され、こ
の場合にはノッキング回避のための遅角補正によって排
気温度が上昇する(第8図参照)が、ハイオクガソリン
に適合させた燃料供給制御がそのまま適用されるから、
遅角による排気温度の上昇に燃料制御が追従せず、排気
温度を異常上昇させることになる。
かかる排気温度の上昇を抑止すべく、本実施例では、前
記補正値ADVHO3による遅角補正量が大きいとき、
特に排気温度の上昇が見込まれる運転条件のときに燃料
供給量を増大補正することで、空燃比をリッチ側に修正
して排気温度の上昇を抑止し、三元触媒17の異常排気
温度による劣化や溶損を防止するものである。
記補正値ADVHO3による遅角補正量が大きいとき、
特に排気温度の上昇が見込まれる運転条件のときに燃料
供給量を増大補正することで、空燃比をリッチ側に修正
して排気温度の上昇を抑止し、三元触媒17の異常排気
温度による劣化や溶損を防止するものである。
一方、ステップ11で補正値A D V no sがゼ
ロ未満でないと判別される非遅角補正時や、補正値AD
V□。、によって遅角補正されている状態であっても、
機関回転速度N又は冷却水温度Twがそれぞれ所定以下
であって、排気温度が許容レベルを越えて上昇する条件
下にないときには、ステップ15へ進んで前記補正係数
KRETにゼロをセットし、前記補正係数KRETによ
る補正をキャンセルする。上記制御内容が、本実施例に
おける燃料増量補正手段及び増量補正禁止手段に相当す
る。
ロ未満でないと判別される非遅角補正時や、補正値AD
V□。、によって遅角補正されている状態であっても、
機関回転速度N又は冷却水温度Twがそれぞれ所定以下
であって、排気温度が許容レベルを越えて上昇する条件
下にないときには、ステップ15へ進んで前記補正係数
KRETにゼロをセットし、前記補正係数KRETによ
る補正をキャンセルする。上記制御内容が、本実施例に
おける燃料増量補正手段及び増量補正禁止手段に相当す
る。
次に第5図のフローチャートに示すプログラムに従って
、燃料噴射量Tjの設定制御を説明する。
、燃料噴射量Tjの設定制御を説明する。
このプログラムは所定微小時間毎に実行され、まず、ス
テップ21ではハイオクガソリン使用時に適合した基本
燃料噴射量Tpを、吸入空気流量Qと機関回転速度Nと
、更に、ハイオクガソリンの燃料性状及び燃料噴射弁8
の噴射特性に合致した定数にとを用い演算する(Tp←
K X Q/N )。
テップ21ではハイオクガソリン使用時に適合した基本
燃料噴射量Tpを、吸入空気流量Qと機関回転速度Nと
、更に、ハイオクガソリンの燃料性状及び燃料噴射弁8
の噴射特性に合致した定数にとを用い演算する(Tp←
K X Q/N )。
次のステップ22では、前記第4図のフローチャートで
設定された補正係数KRETを含めて、各種補正係数C
0FFを設定する。この各種補正係数C0EFは、冷却
水温度Twに基づく基本増量係数KTw、運転条件別の
空燃比を補正するための空燃比補正係数KMPなどの他
、前記補正係数KRETを加算した結果に更に1を加算
して設定1 2 され、■よりも大となることによって基本燃料噴射量’
rpを増量補正する。
設定された補正係数KRETを含めて、各種補正係数C
0FFを設定する。この各種補正係数C0EFは、冷却
水温度Twに基づく基本増量係数KTw、運転条件別の
空燃比を補正するための空燃比補正係数KMPなどの他
、前記補正係数KRETを加算した結果に更に1を加算
して設定1 2 され、■よりも大となることによって基本燃料噴射量’
rpを増量補正する。
次のステップ23では、前述のように酸素センサ16の
検出結果に基づいて設定制御され、実際の空燃比を目標
空燃比にフィードバック補正するための空燃比フィード
バック補正係数αを、図示しない別のプログラムで設定
された結果として読み込む。
検出結果に基づいて設定制御され、実際の空燃比を目標
空燃比にフィードバック補正するための空燃比フィード
バック補正係数αを、図示しない別のプログラムで設定
された結果として読み込む。
次のステップ24では、やはり図示しない別のプログラ
ムで前記空燃比フィードバック補正係数αの基準値に対
する偏差を運転条件別に学習して得られる空燃比学習補
正係数KBLRCを読み込む。
ムで前記空燃比フィードバック補正係数αの基準値に対
する偏差を運転条件別に学習して得られる空燃比学習補
正係数KBLRCを読み込む。
ステップ25では、バッテリ電圧による燃料噴射弁8の
有効噴射時間の変化を補正するための補正分子sを設定
する。
有効噴射時間の変化を補正するための補正分子sを設定
する。
そして、ステップ26では、最終的な燃料噴射量Tiを
、以下の式に従って演算する。
、以下の式に従って演算する。
Ti←TpXCOEFXαXKBLRC+Tsここで、
演算された燃料噴射量Tiは、次のステップ27でセッ
トされ、この燃料噴射量Tiに相3 当するパルス巾の駆動パルス信号を所定タイミングで燃
料噴射弁8に出力する。
演算された燃料噴射量Tiは、次のステップ27でセッ
トされ、この燃料噴射量Tiに相3 当するパルス巾の駆動パルス信号を所定タイミングで燃
料噴射弁8に出力する。
ところで、前述のように標準燃料であるAイオクガソリ
ンよりも低いオクタン価のレギュラーガソリンを用いた
ことによるノッキング発生で点火時期ADVが遅角補正
され、これに伴う排気温度の上昇を抑止するために燃料
噴射量Tiを前記補正係数KRETで増量補正している
ときに、空燃比学習を実行すると、標準燃料であるノ\
イオクガソリン使用時には適用できない学習がなされる
ことになるから、第6図のフローチャートに示すように
空燃比学習を禁止することが好ましい。
ンよりも低いオクタン価のレギュラーガソリンを用いた
ことによるノッキング発生で点火時期ADVが遅角補正
され、これに伴う排気温度の上昇を抑止するために燃料
噴射量Tiを前記補正係数KRETで増量補正している
ときに、空燃比学習を実行すると、標準燃料であるノ\
イオクガソリン使用時には適用できない学習がなされる
ことになるから、第6図のフローチャートに示すように
空燃比学習を禁止することが好ましい。
即ち、第6図のフローチャートに示すプログラムでは、
まず、ステップ31で空燃比学習を行う運転条件が揃っ
ているか否かを判別し、学習条件成立時には次のステッ
プ32で補正係数KRETがゼロであるか否かを判別す
る。
まず、ステップ31で空燃比学習を行う運転条件が揃っ
ているか否かを判別し、学習条件成立時には次のステッ
プ32で補正係数KRETがゼロであるか否かを判別す
る。
補正係数KRETがゼロでないときには、レギュラーガ
ソリン使用に伴う排気温度上昇を防止すべく、燃料が増
量補正されている状態であるから、4 かかる状態では空燃比学習は行わずにそのまま終了させ
、学習条件が成立していて然も補正係数KRETがゼロ
であるとき(ハイオクガソリン使用時)にのみステップ
33で学習補正係数KBLRCの学習更新を行わせる。
ソリン使用に伴う排気温度上昇を防止すべく、燃料が増
量補正されている状態であるから、4 かかる状態では空燃比学習は行わずにそのまま終了させ
、学習条件が成立していて然も補正係数KRETがゼロ
であるとき(ハイオクガソリン使用時)にのみステップ
33で学習補正係数KBLRCの学習更新を行わせる。
かかる制御が本実施例における空燃比学習禁止手段に相
当する。
当する。
〈発明の効果〉
以上説明したように、本発明によると、例えばハイオク
ガソリンを標準燃料とする機関にレギュラーガソリンが
使用したときに、ノッキング回避のために点火時期が補
正され、然も、標準燃料に適合した燃料供給制御によっ
て空燃比がリーン化し、かかる点火時期の遅角と空燃比
のリーン化とによって排気温度が上昇する傾向を示すと
きに、上記のような傾向をノッキング回避のための遅角
補正量によって間接的に知って、かかる遅角補正量に応
じて燃料供給量を増量補正するようにしたので、空燃比
をリッチ側に修正して排気温度の上昇を抑止でき、排気
温度の異常上昇による三元触媒の溶損等を防1Fできる
。
ガソリンを標準燃料とする機関にレギュラーガソリンが
使用したときに、ノッキング回避のために点火時期が補
正され、然も、標準燃料に適合した燃料供給制御によっ
て空燃比がリーン化し、かかる点火時期の遅角と空燃比
のリーン化とによって排気温度が上昇する傾向を示すと
きに、上記のような傾向をノッキング回避のための遅角
補正量によって間接的に知って、かかる遅角補正量に応
じて燃料供給量を増量補正するようにしたので、空燃比
をリッチ側に修正して排気温度の上昇を抑止でき、排気
温度の異常上昇による三元触媒の溶損等を防1Fできる
。
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図〜第6図は
それぞれ同上実施例における点火時期制御及び燃料供給
制御に関わる制御内容を示すフローチャート、第7図は
従来の点火時期制御特性を示す線図、第8図は点火時期
と排気温度との関係を示す線図である。
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図〜第6図は
それぞれ同上実施例における点火時期制御及び燃料供給
制御に関わる制御内容を示すフローチャート、第7図は
従来の点火時期制御特性を示す線図、第8図は点火時期
と排気温度との関係を示す線図である。
Claims (3)
- (1)内燃機関の運転条件を検出する運転条件検出手段
と、前記検出された内燃機関の運転条件に基づいて基本
点火時期を設定する基本点火時期設定手段と、内燃機関
のノッキング発生を検出するノッキング検出手段と、該
ノッキング検出手段によるノッキング発生検出の有無に
応じて前記基本点火時期の補正値を増減設定する点火時
期補正値設定手段と、前記設定された基本点火時期の補
正値に基づいて前記設定された基本点火時期を補正して
最終的な点火時期を設定する点火時期設定手段、と、前
記設定された最終的な点火時期に基づいて点火装置に点
火信号を出力する点火信号出力手段と、を含んで構成さ
れたノッキング制御機能付内燃機関において、 前記点火時期補正値設定手段で設定された基本点火時期
の補正値による遅角補正量に応じて機関への燃料供給量
を増量補正する燃料増量補正手段を備えて構成したこと
を特徴とするノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給
制御装置。 - (2)機関回転速度又は機関温度がそれぞれ所定以下で
あるときに前記燃料増量補正手段による燃料供給量の増
量補正を禁止する増量補正禁止手段を設けたことを特徴
とする請求項1記載のノッキング制御機能付内燃機関の
燃料供給制御装置。 - (3)機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手
段と、 該空燃比検出手段で検出された空燃比に基づいて実際の
空燃比が目標空燃比になるように燃料供給量を補正する
ための空燃比学習補正値を学習設定する空燃比学習補正
値設定手段と、 該空燃比学習補正値設定手段で学習設定された空燃比学
習補正値に基づいて機関への燃料供給量を補正する空燃
比学習補正手段と、 を備える構成であって、 前記空燃比学習補正値設定手段による空燃比学習補正値
の学習設定を前記燃料増量補正手段による増量補正時に
禁止する空燃比学習禁止手段を設けたことを特徴とする
請求項1又は2のいずれかに記載のノッキング制御機能
付内燃機関の燃料供給制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1332671A JP2514446B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | ノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1332671A JP2514446B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | ノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03194153A true JPH03194153A (ja) | 1991-08-23 |
JP2514446B2 JP2514446B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=18257574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1332671A Expired - Fee Related JP2514446B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | ノッキング制御機能付内燃機関の燃料供給制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514446B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995030827A1 (de) * | 1994-05-06 | 1995-11-16 | Robert Bosch Gmbh | Steuersystem für eine brennkraftmaschine |
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JP4420024B2 (ja) * | 2004-10-01 | 2010-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置および内燃機関の制御方法 |
KR100830655B1 (ko) | 2007-03-30 | 2008-05-20 | 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 | 내연기관의 제어장치 및 제어방법 |
KR100877363B1 (ko) * | 2008-03-24 | 2009-01-07 | 도요타 지도샤(주) | 내연기관의 제어장치 및 제어방법 |
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JPS63193750U (ja) * | 1987-06-01 | 1988-12-13 | ||
JPH02283841A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | Toyota Motor Corp | エンジンの燃料供給量制御装置 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1332671A patent/JP2514446B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS63193750U (ja) * | 1987-06-01 | 1988-12-13 | ||
JPH02283841A (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | Toyota Motor Corp | エンジンの燃料供給量制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995030827A1 (de) * | 1994-05-06 | 1995-11-16 | Robert Bosch Gmbh | Steuersystem für eine brennkraftmaschine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2514446B2 (ja) | 1996-07-10 |
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