JPH03192121A - イミド系プレポリマーおよびその硬化物 - Google Patents

イミド系プレポリマーおよびその硬化物

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JPH03192121A
JPH03192121A JP33384089A JP33384089A JPH03192121A JP H03192121 A JPH03192121 A JP H03192121A JP 33384089 A JP33384089 A JP 33384089A JP 33384089 A JP33384089 A JP 33384089A JP H03192121 A JPH03192121 A JP H03192121A
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different
bis
prepolymer
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JP33384089A
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Koujirou Suga
広次郎 菅
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はイミド系プレポリマーおよびその硬化物に関し
、加熱硬化させて電気的特性および耐熱性に優れ、低い
吸水性を有する硬化物を得ることができるイミド系プレ
ポリマーおよびその硬化物に関する。
密度化および微細化、並びに演算処理の高速化に対処す
ることがむづかしいため、さらに電気的特性および耐熱
性に優れる熱硬化性樹脂が求められている。
そこで本発明の目的は、硬化して電気的特性および耐熱
性に優れる硬化物を得ることができるイミド系プレポリ
マーおよび該プレポリマーの硬化物を提供することにあ
る。
〈従来の技術〉 従来、N、N’−4,4’−ジフェニルメタンビスマレ
イミドとジアミノジフェニルメタンを共重合させてなる
イミド系熱硬化性樹脂は、成形加工性および耐熱性に優
れるため、多層プリント配線基板等に使用されている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は前記課題を解決するために、 式(I): 〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記従来のイミド系熱硬化性樹脂では、最近の
プリント配線基板における配線の高[式中、Dは炭素−
炭素間二重結合を有する2価の基であり、R+およびR
2は同一でも異なってもよく、炭素原子数1ないし5の
アルキル基またはハロゲン原子であり、 Aは式(A−1): 不飽和ビスイミド化合物と、 式(I+): または式(A−2): で表わされる2価の基であり、mおよびnは同一でも異
なってもよく、0.1または2であり、mが2である場
合、2個のR1は同一でも異なってもよく、nが2であ
る場合、2個のR2は同一でも異なってもよい]で表わ
される[式中、R31t 4  R5R8R?  RB
およびR9は同一でも異な)てもよく、炭素原子数1な
いし5のアルキル基、トリフロロメチル基またはハロゲ
ン原子であり、p%qおよびrは同一でも異なってもよ
く、0.1または2であり、pが2である場合、2個の
R7は同一でも異なってもよく、qが2である場合、2
個のR6は同一でも異なってもよく、rが2である場合
、2個のR9は同一でも異なってもよい] および式(■): (■I) [式中、RIGおよびR11は同一でも異なってもよく
、炭素原子数1ないし5のアルキル基またはハロゲン原
子であり、Bは前記式(A−1)または(A−2)で表
される2価の基であり、Sおよびtは同一でも異なって
もよく、ol 1または2であり、Sが2である場合、
2個のR”は同一でも異なってもよく、tが2である場
合、2個のRl lは同一でも異なってもよい] で表わされる芳香族ジアミン化合物から選ばれる少なく
ともIFiとを反応させて得られるイミド系プレポリマ
ーを提供するものである。
また、本発明は前記イミド系プレポリマーを加熱硬化さ
せてなる硬化物を提供するものである。
本発明のプレポリマーの不飽和ビスイミド化合物を表わ
す前記式(1)において、Dは炭素−炭素間二重結合を
有する基であり、例えば、下記式: などで表わされる基、および などが挙げられ、好ましくは、上記式(D−1)および
(D−2)で表される基である。
R1およびR2は同一でも異なってもよく、炭素原子数
1ないし5のアルキル基またはハロゲン原子である。 
炭素原子数1ないし5の該アルキル基としては、例えば
、メチル基、エチル基、イソプロピル基等が挙げられ、
またハロゲン原子としては、例えば、臭素、塩素、フッ
素等が挙げ、られる。
この不飽和ビスイミド化合物の具体例として、9.9−
ビス(N−4−マレイミドフェニル)フルオレン、9.
9−ビス(N−4−マレイミド−3−メチルフェニル)
フルオレン、9.9−ビス(N−4−マレイミド−3−
ブロモフェニル)フルオレン、9.9−ビス(N−4−
マレイミド−3,5−ジメチルフェニル)フルオレン、
9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル)−10−
ヒドロアントラセン、9.9−ビス(N−4−マレイミ
ド−3−メチルフェニル)−10−ヒドロアントラセン
、9.9−ビス(N−4−マレイミド−3−ブロモフェ
ニル)−10−ヒドロアントラセン、9.9−ビス(N
−4−マレイミド−3,5−ジメチルフェニル)−10
−ヒドロアントラセンなどが挙げられる。 これらのう
ちで、9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル)フ
ルオレン、9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル
)−10−ヒドロアントラセンが特に好ましい。
本発明において、以上の前記式(1)で表わされる不飽
和ビスイミド化合物は、1種単独でも2種以上を組合せ
ても用いられる。
本発明のプレポリマーの芳香族ジアミン化合物は前記式
(II)および式(III )で表される化合物から選
ばれる少なくとも1種である。
前記式(II )において、R3R4R5R6R?  
RaおよびR9は同一でも異なってもよく、炭素原子数
1ないし5のアルキル基、トリフロロメチル基またはハ
ロゲン原子である。 アルキル基としては、例えばメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基等が挙げられ、ハロゲ
ン原子としては、例えば臭素、塩素、フッ素等が挙げら
れる。 好ましくは臭素である。 またp、qおよびr
は同一でも異なってもよく、0,1または2であり、p
が2である場合、2個のR7は同一でも異なってもよく
、qが2である場合%2個のR6は同一でも異なっても
よく、rが2である場合、2個のR9は同一でも異なフ
てもよい。
また、前記式(■■)において、RIGおよびR11は
同一でも異なってもよく、炭素原子数1ないし5のアル
キル基またはハロゲン原子である。 炭素原子数1ない
し5のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、イソプロピル基等が挙げられ、ハロゲン原子として
は、例えば、臭素、塩素、フッ素等が挙げられる。
Bは前記式(A−1)または(A−2)で表される2価
の基であり、Sおよびtは同一でも異なってもよく0.
1または2であり、Sが2である場合、2個のRIGは
同一でも異なってもよく、tが2である場合、2個のR
目は同一でも異なってもよい。
これらの式(II )または式(III )で表される
芳香族ジアミン化合物の具体例として、α、α −ビス
(4−アミノフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン
、α、α −ビス(4−アミノフェニル)−p−ジイソ
プロピルベンゼン、α、α −ビス(4−アミノ−3,
5−ジブロそフェニル)−m−ジイソプロピルベンゼン
、α、α −ビス(4−アミノ−3,5−ジブロモフェ
ニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、α、α −ビス
(4−アミノフェニル)−1,3−ジイソプロピル−5
−メチルベンゼン、α、α −ビス(4−アミノ−3,
5−ジブロモフェニル)−13−ジイソプロピルベンゼ
ン、9.’9−ビス(4−アミノフェニル)−10−ヒ
ドロアントラセン、9.9−ビス(4−アミノ−3−メ
チルフェニル)−10−ヒドロアントラセン、9.9−
ビス(4−アミノ−3−ブロモフェニル)−10−ヒド
ロアントラセン、9.9−ビス(4−アミノ−3,5−
ジメチルフェニル)−10−ヒドロアントラセン、9.
9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9.9−
ビス(4−アミノ−3−メチルフェニル)フルオレン、
9.9−ビス(4−アミノ−3−ブロモフェニル)フル
オレン、9.9−ビス(4−アミノ−3,5−ジメチル
フェニル)フルオレンなどが挙げられる。
これらのうちで、α、α −ビス(4−アミノフェニル
)−m−ジイソプロピルベンゼン、α、α −ビス(4
−アミノフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、9
,9−ビス(4−アミノフェニル)−10−ヒドロアン
トラセン、9.9−ビス(4−アミノフェニル)フルオ
レンが好ましい。
本発明において、前記式(!■)または式(III )
で表される芳香族ジアミン化合物は、1種単独でも2 
f1以上を組合せても用いられる。
本発明のプレポリマーにおける前記不飽和ビスイミド化
合物/芳香族ジアミン化合物の含有割合は、通常、モル
比で1〜10であり、加熱硬化させて得られる硬化物の
Tg、熱分解開始温度等の耐熱性が高く、銅張積層板に
した場合、銅箔剥離強度、眉間剥離強度が高く、誘電率
も低くなる点で、1〜5であるのが好ましく、特に1.
5〜3.5であるのが好ましい。
本発明のプレポリマーの数平均分子量(扁1)は550
ないし1500、好ましくは600ないし1000であ
り、重量平均分子量(πW)は1000ないし3500
好ましくは1200ないし3000である。
また、本発明のプレポリマーには、その基本的性質を変
えない範囲で前記不飽和ビスイミド化合物および芳香族
ジアミン化合物の他に、第三の成分として、ビニル系モ
ノマー例えばトリアリルイソシアヌレート、トリアリル
トリメリティト、mまたはp−アミノイソプロペニルベ
ンゼン、スチレン、アリルグリシジルエーテル、メタア
クリル酸グリシジルエステルあるいはエチレングリコー
ルジグリシジルエーテルなどのエポキシ化合物等の反応
性子ツマ−をも含むことができる。 さらに、エポキシ
樹脂、アミン末端ブタジェンアクリロニトリルゴム(A
TBN)、カルボキシ末端ブタジェンアクリロニトリル
ゴム、エポキシ化ポリブタジェンゴムなどの反応性ゴム
成分、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アニリン樹脂、フェ
ノール樹脂等を含むことができる。
これらの第三成分の含有量は、通常、不飽和ビスイミド
化合物と芳香族ジアミン化合物の合計重量に対して5〜
100重量%、好ましくは10〜50重量%程度である
本発明のプレポリマーは、例えば、前記の不飽和ビスイ
ミド化合物および芳香族ジアミン化合物、並びに必要に
応じて第三成分を、加熱溶融状態で、例えば100〜2
00℃で、数分〜数時間反応させて製造することができ
る。 また、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドン等の不活性極性溶媒中で溶液状態で加熱反応させて
製造することもできる。
このとぎ、反応速度をコントロールするため、必要に応
じて、ラジカル捕捉剤、アニオン重合触媒、ラジカル発
生剤等を触媒として使用してもよい。
ラジカル捕捉剤としては、例えば、1.1−ジフェニル
−2−ピクリルヒドラジル、1゜3.5−トリフェニル
ダジル、2.6−シーt−プチルーα−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−オキソ−2,5−シクロへキサジエン
−1−イリデン−p−トリルオキシ)等の安定ラジカル
;ハイドロキノン、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキ
ノン、t−ブチルカテコール、1−ブチルハイドロキノ
ン、2.5−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールな
どのフェノール8′導体;ベンゾキノン、2−メチルベ
ンゾキノン、2−クロルベンゾキノン等のベンゾキノン
誘導体;ニトロソベンゼンおよびその訪導体:ニトロベ
ンゼンおよびm−ジニトロベンゼン等のニトロベンゼン
話導体:イオウ;塩化鉄(!■)等の高原子価金属塩な
どが挙げられ、特にハイドロキノン、2.5−ジ−t−
ブチルハイドロキノン、1.1−ジフェニル−2−ビク
リルヒドラジルが好ましい。
これらのラジカル捕捉剤を用いる場合は、不飽和ビスイ
ミド化合物と芳香族ジアミン化合物の合計重量に対して
、通常、o、oot〜5重量%の量で用いられる。
アニオン重合触媒としては、例えば2−メチルイミダゾ
ール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−ウン
デシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1−
ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル
−2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾー
ル類;トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン等の
第三級アミン類などが挙げられる。
これらのなかでもイミダゾール類が好ましく、2−フェ
ニル−4−メチルイミダゾールや1−ベンジル−2−メ
チルイミダゾールが特に好ましい。
ラジカル発生剤としては、例えば、クメンヒドロベルオ
午シト、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジクミルペル
オキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド等のペルオキシ
ド類;α、αアゾビスイソブチロ゛ニトリル、アゾビス
シクロヘキサンカルボニトリルなどのアゾ化合物などが
挙げられる。
以上のようにして得られる本発明のプレポリマーは、加
熱溶融状態で反応させた場合には、得られる反応生成物
を、そのまま、あるいは適当な溶媒に溶解または懸濁さ
せてワニスとして、さらに粉砕して粉末状として各種の
用途に適用できる。 また、溶液状態で反応させた場合
には、得られる反応生成物から溶媒を除去せずにそのま
ま溶液または懸濁液の状態でワニスとして、あるいは溶
媒を除去して得られる生成物を粉砕して粉末状として溶
媒に溶解してワニスとしたり、そのまま粉末として利用
して各種用途に適用できる。 用いられる溶媒としては
、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等
の不活性極性溶媒などが挙げられる。
本発明のプレポリマーの硬化は、180〜250℃程度
で10〜180分間程度加熱開栓必要に応じて加圧する
ことによって行うことができる。 得られる硬化物は、
不溶融性で不溶解性である。 また熱歪に対する抵抗が
大きく、良好な電気特性を持ち吸水性も低く、化学薬品
に対しても安定である。
また、本発明のプレポリマーには、必要に応じて滑剤、
離型剤、カップリング剤、無機あるいは有機の充填剤を
添加することもできる。
滑剤、離型剤としては、例えば、カルナバワックス、蜜
ロウ、ステアリン酸、ブチルエステル等の脂肪酸エステ
ル類:エチレン、ビスステアロアミド等の脂肪酸アミド
類;モンタン酸、ステアリン酸等の脂肪酸およびその金
属塩;石油ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックスおよびその酸化生成物;ポリメチルシロ
キサン、ポリメチルフエニルジdキサンなとのシリコー
ンオイルなどが挙げられ、また、カップリング剤として
は、例えばγ−グリシドキシプロピルメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン等が挙げられる。 この滑剤、離型剤または
カップリング剤を添加する場合、その添加量は、通常、
前記不飽和ビスイミド化合物と芳香族ジアミン化合物の
合計重量に対して0.1〜5重量%程度である。
無機あるいは有機充填剤としては、例えば、シリカ粉末
、アルミナ粉末、ガラス粉末、雲母、タルク、硫酸バリ
ウム、酸化チタン、二硫化そリブデン、アルミ粉末、鉄
粉、銅粉、また水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ムなどの金属水酸化物;シリカ、アルミナ、ガラスあ・
るいはフェノール樹脂の中空体ニガラス繊維、炭素化繊
維、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、ア
ルミニウム繊維、銅繊維等の強化繊維などが挙げられる
この無機あるいは有機充填剤を添加する場合、その添加
量は、通常、前記不飽和ビスイミド化合物と芳香族ジア
ミン化合物の合計重量に対して50〜500重量%程度
である。
本発明のプレポリマーは、その硬化物が優れた電気的特
性、耐熱性を有し、および吸水性が低い特徴を活かして
プリント配線基板等の積層材、IC封止材、接着剤、絶
縁ワニス等の各種の用途に通用可能である。
本発明のプレポリマーを用いて、積層板を作製するには
、繊維状、布状の補強材、あるいは多孔質シートにプレ
ポリマーの溶液を含浸させた後乾燥してプリプレグを作
製する。 例 えば、本発明のプレポリマーを含むワニ
スを、ガラスクロスに含浸乾燥させてプリプレグを作製
する。
次に、得られたプリプレグを必要枚数重ね、180〜2
50℃、10〜40にgf/cm”で、20〜180分
間加圧して、電気的特性および耐熱性に優れ、低い吸水
性を有する積層板を得ることができる。
また、微粉状の充填剤(例えばシリカ)、離型材、硬化
促進剤等を配合してトランスファー成形により耐熱性、
吸水性、電気的特性に優れた封止剤を得ることもできる
〈実施例〉 以下、本発明の実施例および比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
(実施例1) 内容量1j2のフラスコに、9゜9−ビス(N−4−マ
レイミドフェニル)−10−ヒドロアントラセン316
.6g、α、α −ビス(4−アミノフェニル)−m−
ジイソプロピルベンゼン83.4gおよびN−メチルピ
ロリドン400gを仕込み、120℃で5時間反応させ
てイミド系プレポリマーを得た。
得られたイミド系フッポリマーを用いて、下記の方法に
従って銅張積層板を作製し、その銅箔剥離強度、層間剥
離強度、Tgおよび吸水率を測定し、また樹脂硬化物を
作製し、その誘電率を測定した。 結果を表1に示す。
 またイミド系プレポリマーのGPC分析を下記の方法
に従って行った。 結果を表2に示す。
銅張積層板の作製 イミド系プレポリマーの溶液をガラスクロス(日東紡社
製、WE18K  BZ−2)に含浸させて160℃で
9分間乾燥してプリプレグを作製した(樹脂含有率 5
0%)。
このプリプレグ9枚を積層し、さらにその上下に銅箔(
三井金属 3EC1オンス/フィート2)を重ねて加熱
プレスで、200℃で10にgf/c+a2の圧力を掛
けて60分間圧縮成形し、さらに200℃で24時間加
熱硬化させて銅張積層板を得た。
この銅張積層板を使用して、銅箔剥離強度、層間剥離強
度、Tg、および吸水率を測定した。
硬化物の作製 イミド系ブレーポリマーの溶液を撹拌下多量の水中に投
入し、析出物を濾過して集めた。
析出物を減圧乾燥機に入れ、60℃で8時間、次いで8
0℃で8時間減圧乾燥して樹脂を得た。 この樹脂を2
00℃のプレスで60分間圧縮成形して厚さ2mmの平
板に成形した後、200℃で24時間加熱して硬化させ
、試料を作製した。 この試料について誘電率を測定し
た。
更1五退 (1)銅箔剥離強度 JIS  C6481に準じて銅張積層板の銅箔剥離強
度を測定した。
(2)層間剥離強度 (1)に準じて銅張積層板のガラスクロス層間剥離強度
を測定した。
(3)Tg セイコー電子社製の測定機(TM^−100)を用いて
昇温速度10℃/で測定した。
(4)誘電率 樹脂硬化物を用いてJIS K−6911に準じてIM
Hzで測定を行なった。
(5)GPC分析 下記の条件で行った カラム: AD−800D◆^D−80M+AD−80
315x 2(昭和電工■製) 展開液:LiBr0.01モル含有のジメチルホルムア
ミド 検出器: 280nm (UV) 標準物質:ポリエチレングリコール (実施例2) 9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル)−10−
ヒドロアントラセンの使用量を3t3.tgとし、α、
α −ビス(4−アミノフェニル)−m−ジイソプロピ
ルベンゼンの代りに9.9−ビス(4−アミノフェニル
)10−ヒドロアントラセン86.9gを使用した以外
は実施例1と同様にしてイミド系プレポリマーを製造し
、銅箔剥離強度、眉間剥離強度、7g吸水率および誘電
率を測定した。 結果を表1に示す、 またイミド系プ
レポリマーのGPC分析を行った。 その結果を表2に
示す。
(実施例3) 9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル)−10−
ヒドロアントラセンの代りに9.9′−ビス(N−4−
マレイミドフェニル)フルオレン314.8gを使用し
、α。
α −ビス(4−アミノフェニル) −m−ジイソプロ
ピルベンゼンの使用量を85.2gに変更した以外は実
施例1と同様にしてイミド系プレポリマーを製造し、銅
箔剥離強度、眉間剥離強度、Tg、吸水率および誘電率
を測定した。
結果を表1に示す、 またイミド系プレポリマーのGP
C分析を行った。 その結果を表2に示す。
(実施例4) 9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル)−10−
ヒドロアントラセンの代りに9゜9−ビス(N−4−マ
レイミドフェニル)フルオレン313.9gを使用し、
α、α −ビス(4−アミノフェニル)−m−ジイソプ
ロピルベンゼンの代わりα、α −ビス(4−アミノフ
ェニル)−フルオレン86.1gを使用した以外は実施
例1と同様にしてイミド系プレポリマーを製造し、t1
4W3剥離強度、眉間剥離強度、Tg、吸水率および誘
電率を測定した。 結果を表1に示す、 またイミド系
プレポリマーのGPC分析を行った。 その結果を表2
に示す。
(比較例1) 9.9−ビス(N−4−マレイミドフェニル)−10−
ヒドロアントラセンの代わりにN、N’−4,4’ −
ジフェニルメタンビスマレイミド327.6gを使用し
、α、α −ビス(4−アミノフェニル)−m−ジイソ
プロピルベンゼンの代わりに4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン72.4gを使用した以外は実施例1と同様
にプレポリマーを製造し、銅箔剥離強度、眉間剥離強度
、Tg、吸水率および誘電率を測定した。 結果を表1
に示す。 またイミド系プレポリマーのGPC分析を行
った。
その結果を表2に示す。
表    1 *)樹脂硬化物の測定値、これ以外は積層板の測定値表 2 〈発明の効果〉 本発明のイミド系プレポリマーは、硬化して電気的特性
および耐熱性に優れ、吸水性が低い硬化物を得ることが
できる。 また、その硬化物は、プリント配線基板等の
積層材、IC封止剤、また接着剤等として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Dは炭素−炭素間二重結合を有する2価の基で
    あり、R^1およびR^2は同一でも異なってもよく、
    炭素原子数1ないし5のアルキル基またはハロゲン原子
    であり、 Aは式(A−1): ▲数式、化学式、表等があります▼(A−1) または式(A−2): ▲数式、化学式、表等があります▼(A−2) で表わされる2価の基であり、mおよびnは同一でも異
    なってもよく、0、1または2であり、mが2である場
    合、2個のR1は同一でも異なってもよく、nが2であ
    る場合、2個のR^2は同一でも異なってもよい]で表
    わされる不飽和ビスイミド化合物と、 式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、R^3、R^4、R^5、R^6、R^7、R
    ^8およびR^9は同一でも異なってもよく、炭素原子
    数1ないし5のアルキル基、トリフロロメチル基または
    ハロゲン原子であり、p、qおよびrは同一でも異なっ
    てもよく、0、1または2であり、pが2である場合、
    2個のR^7は同一でも異なってもよく、qが2である
    場合、2個のR^8は同一でも異なってもよく、rが2
    である場合、2個のR^9は同一でも異なってもよい] および式(III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中、R^1^0およびR^1^1は同一でも異なっ
    てもよく、炭素原子数1ないし5のアルキル基またはハ
    ロゲン原子であり、Bは前記式(A−1)または(A−
    2)で表される2価の基であり、sおよびtは同一でも
    異なってもよく、0、1または2であり、sが2である
    場合、2個のR^1^0は同一でも異なってもよく、t
    が2である場合、2個のR^1^1は同一でも異なって
    もよい] で表わされる芳香族ジアミン化合物から選ばれる少なく
    とも1種とを反応させて得られるイミド系プレポリマー
  2. (2)請求項1のイミド系プレポリマーを加熱硬化させ
    てなる硬化物。
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