JPH03190887A - フルオロシリコーン流体生成用極性非プロトン性触媒 - Google Patents

フルオロシリコーン流体生成用極性非プロトン性触媒

Info

Publication number
JPH03190887A
JPH03190887A JP2311706A JP31170690A JPH03190887A JP H03190887 A JPH03190887 A JP H03190887A JP 2311706 A JP2311706 A JP 2311706A JP 31170690 A JP31170690 A JP 31170690A JP H03190887 A JPH03190887 A JP H03190887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
silanol
water
molecular weight
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2311706A
Other languages
English (en)
Inventor
Edwin Robert Evans
エドウィン・ロバート・エバンス
Paul Maitoza
ポール・メイドザ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH03190887A publication Critical patent/JPH03190887A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/06Preparatory processes
    • C08G77/08Preparatory processes characterised by the catalysts used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/21Cyclic compounds having at least one ring containing silicon, but no carbon in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/045Polysiloxanes containing less than 25 silicon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/22Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G77/24Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen halogen-containing groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はシラノールで末端が停止した低分子量のジオル
ガノポリシロキサンの製造に係り、特に本発明は、シラ
ノールで末端が停止した低分子量のジオルガノポリシロ
キサンを、触媒として機能する非プロトン性溶媒を使用
して環状のトリシロキサンから製造することに関する。
ジオルガノシロキシ単位の数が平均して3〜10個であ
りシラノールで停+hされている低分子量のジオルガノ
ポリシロキサンは、高分子量ポリマの製造用中間体とし
て、熱硬化性シリコーンゴム組成物および常温硬化性シ
リコーンゴム組成物の調製用添加剤として、さらにまた
有機ゴムの製造用添加剤として、など多くの用途をもっ
ている。
特に、そのようなシラノールで停止されている低分子量
のジオルガノポリシロキサンは、加工助剤として広範な
用途が見出されている。このような加工助剤は、熱硬化
性シリコーンゴム組成物の製造の際、ジオルガノポリシ
ロキサンガムに添加されて混合されるヒコームドシリカ
および沈降シリカの両充填材に対する添加剤として利用
される。
このようなシラノールで停止した物質は、充填材を高分
子量のジオルガノポリシロキサンガムに配合または混合
する時にこれらの充填材およびガムに添加されて、これ
ら充填材とガム間相互の混合を助長する。
また、これらシラノールで末端が停止したジオルガノポ
リシロキサンは、熱硬化性シリコーンゴム組成物の硬化
(7た状態と未硬化状態のいずれにおいてもその組成物
の最終特性を向モさせる。硬化した状態では、これらシ
ラノールで末端停止したジオルガノポリシロキサンは弾
性を付与する。
未硬化状態では、シラノールで末端停止トしたジオルガ
ノポリシロキサンは貯蔵中の過度の硬化を防止する。
本発明の場合におけるシラノールで停止されている低分
子量のジオルガノポリシロキサンのもうひとつ別の重要
な用途は、高分子量のフルオロシリコーンポリマーなど
のような高分子量ポリマをそのポリマーの最終粘度が正
確にコントロールされるようにして形成するための中間
体として使用して縮合させることができるということで
ある。
もちろんこれらのフルオロシリコーン含有ポリマは溶剤
耐性のフルオロシリコーンエラストマを製造するのに利
用することができる。
このようなシラノールで停止した低分子量のジオルガノ
ポリシロキサンを製造するための従来方法のひとつは、
99%程度の純度のジオルガノジクロロシランを大量の
極性溶媒の存在下水中で加水分解することであった。こ
の場合、このようなジオルガノジクロロシランを水/極
性溶媒混合物に添加しながら、加水分解溶液の中性を保
つために、大量の重炭酸ナトリウムを常に存在させるか
またはジオルガノジクロロシランの添加と同時に添加し
ていた。シラノールで停止トした低分子量のジオルガノ
ポリシロキサンを調製するためには、重炭酸すl・リウ
ムと過剰の極性溶媒が両方とも必要−r′あった。もし
極性溶媒の使用量が不充分であ−・たり、−重炭酸すト
リウムの添加量が不充分であったすすると、得られるシ
ラノールで停止1−シたジオルガノポリシロキサンのシ
ラノール基が互いに縮合;、て、特に望ましいとは考え
られないシラツルで停止1.た高分子量のジオルガノポ
リシロキサンが形成されるであろう。
上に概略を述べたこの方法はさまざまな理由で望ましく
ない。その理由のひとつは、大量の緩衝剤を加水分解混
合物に添加しなければならず、;7たがって非常に大き
な設備空間が必要になるということである。加えて、加
水分解反応後に形成される塩を含んだ水相は廃棄する前
に浄化しなければならない。さらに、収率は期待し7て
いたより低かった。なぜならば、加水分解反射後極性溶
媒層から水層を分離シ7.なければならないからである
すなわち、この分離工程中に、望ましい目的生成物のい
くらかが水層中に失われるのである。したがって、本発
明のひとつの目的として、この方法を改良することが望
まれる。
この目的を達成するだめのひとつの手段がオミエタンス
キ(Omielaniki)の米国特許第3,309.
390号に開示されている。オミエタンスキ(Omie
tanski)は、イオン交換樹脂を使用することによ
って、環状のトリシロキサンから、シラツルで停止した
低分子量のジオルガノポリシロキサンを製造することを
開示している。このオミエタンスキ(Omietans
ki)の方法の欠点は、イオン交換樹脂を使用すること
である。このようなイオン交換樹脂ははなはだ高価であ
る。そのため、使用後そのまま捨ててしまうことができ
ず、時間と労力をかけて再生しなければならない。この
イオン交換樹脂を再生するのに必要となる余分な時間と
化学薬品のために、当然プロセスの費用がかさむ。さら
に、このようなイオン交換樹脂は樹脂上にい(らかの酸
が残留している可能性があり、このような樹脂をオミエ
タンスキ(Omietanski)の方法に利用できる
ようにするためにはこの残留する酸を洗い落とさなけれ
ばならない。それとは別に、この方法で生成するシラノ
ールで停止した低分子量のジオルガノポリシロキサンは
過剰量の酸を含有している可能性もあり、その場合所望
の生成物のシラノール基の縮合が起こる。
また、酸で活性化されたカーボンブラックがこのような
プロセスでは機能しないことも判明している。そのよう
なカーボンブラックを使用すると望ましい低分子量のジ
オルガノポリシロキサンが得られない。
本発明の目的を達成するための別の手段がラザノ(Ra
uano)の米国特許束3,853,932号に教示さ
れている。それによると、環状トリオルガノポリシロキ
サンは、水と極性有機溶媒の存在下、酸で活性化された
水和ケイ酸アルミニウム粘土によって触媒される。しか
し、このプロセスは上述した問題と同じ問題をいくつか
かかえている。
すなわち、この開環加水分解は部品点数の多い装置を必
要とする多段階プロセスである。さらに、安定性の問題
を回避するためには、得られた生成物から、酸で活性化
された粘土を分離しなければならない。この分離プロセ
スは費用がかかり、追加の装置・設備を必要とし、しか
も生成物の損失が起こり、効率が下がる。
したがって、本発明のひとつの目的は、シラノールで停
止した低分子量のジオルガノポリシロキサンを環状トリ
シロキサンから製造するための安価で効率的な触媒を提
供することである。
本発明の別の目的は、シラノールで停止した低分子量の
ジオルガノポリシロキサンを環状トリシロキサンから製
造して、そのようなシラノールで停止した低分子量のジ
オルガノポリシロキサンを高収率で得るための方法を提
供することである。
本発明のさらに別の目的は、高分子量のフルオロシリコ
ーンポリマーを製造するための中間体として使用するこ
とができるシラノールで停止した低分子量のジオルガノ
ポリシロキサンを製造するための方法を提供するこきで
ある。
本発明のこれらの目的とその他の目的は以下に記載する
手段によって達成される。
発明の概要 本発明の上記目的にしたがって、平均3〜10個のジオ
ルガノシロキシ単位を含有しており、平均して6個のジ
オルガノシロキシ単位を有する、シラノールで末端が停
止した低分子量のジオルガノポリシロキサンを製造する
ための方法が提供される。この方法は、式 (R2SiO)3 [式中、Rは、一価の炭化水素基およびハロゲン化され
た一価の炭化水素基より成る群の中から選択される]の
環状トリマーを非プロトン性溶媒と水からなる混合物に
接触させ、加水分解後所望の生成物を分離することから
なる。
発明の詳細な説明 本発明により、平均3〜10個のジオルガノシロキシ単
位を含有しており、平均して6個のジオルガノシロキシ
単位を有する、シラノールで末端が停止した低分子量の
ジオルガノポリシロキサンを製造するための方法が提供
される。この方法は、式         (R251
0)3[式中、各R基は、一価の炭化水素基およびハロ
ゲン化された一価の炭化水素基より成る群の中から選択
される]の環状トリマーを非プロトン性溶媒と水からな
る混合物に接触させ、加水分解後所−0 望の生成物を分離することからなる。
環状トリマー中の各R基は、炭素原子1〜8個のアルキ
ル基、炭素原子1〜8個のハロアルキル基、および炭素
原子1〜8個のシクロアルキル基の中から選択されるの
が好ましい。そのような基としては、メチル、エチル、
プロピル、ブチル、モノクロロメチル、モノクロロエチ
ル、モノクロロプロピル、モノフルオロメチル、ジフル
オロエチル、トリフルオロプロピルおよびシクロヘプチ
ルがあるがこれらに限られることはない。
また、各R基は、炭素原子1〜8個のアルキル基、およ
び次式で表わされる一価の基の中から選択されるのが好
ましい。
ここで、R1はパーフルオロアルキル基である。
さらに、各R基はメチルおよびトリフルオロプロピルよ
り成る群の中から選択されるのが最も好ましい。
本発明の方法で使用する出発物質の環状トリマを得るに
は、まず、式RS IX2  (ただし、Rはすでに定
義した通りであり、Xはハロゲン、好ましくは塩素であ
る)のジオルガノジハロゲンシランを用意する。このジ
オルガノハロゲンシランを室温程度の温度で水に加える
。この際シランは、加水分解温度が室温以下に保たれる
ように、ゆっくりと水に加えるのが好ましい。これは、
沸騰するシランが加水分解混合物から漏出するのを防ぐ
ためである。反応温度が室温より高くなったら、反応容
器にシランを戻すためにその容器に凝縮器を取付ける必
要がある。
このような加水分解の際には、ジオールに加えて、多少
の環状シロキサンが形成される。この環状シロキサンは
、環状トリシロキサン、環状テトラシロキサン、環状ペ
ンタシロキサンなど、環構造中にシロキシ基を10個有
する環状シロキサンまでのいろいろな環状シロキサンの
混合物からなる。
環状トリシロキサンを精製してその収量を最大にするた
めに、従来、上記の反応で形成したシロ1 」。2 キシ加水分解混合物を水から分離している。加水分解生
成物であるシロキシ含有混合物に、沸点の高い炭化水素
油などのような水不混和性の有機溶媒を加えて、シロキ
シ加水分解生成物をその溶媒に溶かす。次に、この加水
分解生成物を炭化水素中に溶かした溶液を減圧下で1〜
5時間加熱する。
水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムのようなアルカ
リ金属触媒を添加することも好ましいであろう。
塔頂の環状トリシロキサンを優先的に黒部することによ
って、全シロキシ加水分解混合物を基準にして96%の
収量を99%の純度で得ることが可能である。本発明の
ハロゲン化されたトリマを製造するためのこの方法は、
ラザノ(Razzano)の米国特許第3,853,9
32号(引用により本明細書中に含ませる)に記載され
ている。
本発明に有用な非プロトン性溶媒はプロトンを供給も受
容もしない極性の溶媒である。このような溶媒がハロゲ
ン化された環状トリマーの開環加水分解を触媒すること
が見出された。これらの溶媒の例としては、アセトニト
リル、ジメチルアセトイミド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、n−メチルピロリドンおよびプ
ロピレンカーボネートがあるがこれらに限定されること
はない。このような溶媒は市販品から容易に入手できる
。上に挙げたもののうち、アセトニトリルは反応がより
容易に進行するという点て好ましいことが判明している
これらの非プロトン性溶媒は、ハロゲン化トリマーの歪
みの大きい環の開環に必要な活性化エネルギーを低下さ
せるものと思われる。しかし、注目すべき重要なことは
、非プロトン性溶媒による反応が、加熱を長時間続けた
後でも、ハロゲン化されているトリマーを優先的に開環
し、ハロゲン化されてない環状シロキサンには影響しな
いという点で特異的であるということである。この原因
はおそらく次の2点であろう。第一に、ハロゲン化され
たトリマーの環は歪みが極めて大きくて非プロトン性溶
媒の極性の影響を受ける。第二に、上に挙げた非プロト
ン性溶媒は水素結合を介して3 4 水とイオン対型の錯体を形成するように思われるという
ことである。したがって、トリマー環が非プロトン性溶
媒によって破壊されるとすぐに水が鎖末端に容易に挿入
される。
この理論を用いると、非プロトン性のすべての溶媒のう
ちでアセトニトリルが最も良好に作用すると思われる理
由を説明できよう。すなわち、アセトニトリルは水とか
なり容易に水素結合するので開環反応が促進されるので
ある。また、この理論によれば、アセトニトリルと同様
な極性をもつアセトンがこの反応を触媒しない理由も説
明できよう。すなわち、アセトンは水とイオン対型の錯
体を形成しないので、水が連鎖末端に挿入される際の障
害ができて反応が進行しないのである。
開環加水分解を実施するのに必要な非プロトン性溶媒の
量は少なくとも50ppmである。したがって、非プロ
トン性溶媒は溶媒混合物中に含ませてもよく、50pp
mの濃度が保たれている限り開環加水分解を触媒する。
そのような溶媒混合物の一例として、後述の実施例では
アセトン中でアセトニトリルを使用する際の有効性を立
証する。
全体が非プロトン性溶媒で構成される溶媒を使用するこ
とも可能であるが、そのような溶媒は通常能の普通に使
われている溶媒より何倍も高価である。したがって、混
合物を使用することによって、反応に影響を及ぼすこと
なくプロセスを経済的に実施することが可能である。
また、1種以上の非プロトン性溶媒の混合物、または1
種以上の非プロトン性溶媒と1種以上の非プロトン性で
はない溶媒との混合物を使用することも可能である。記
憶しておくべき重要なことは、反応を触媒するには少な
くとも50ppmの非プロトン性溶媒が存在しなければ
ならないということである。
本発明を実施するのに必要な非プロトン性溶媒の量は、
また、反応が行なわれる温度にも依存する。50ppm
の場合、普通、反応はおよそ80℃で起こる。溶媒の量
を150ppmまで増やすと反応は室温で起こる。この
ことから、非プロトン性溶媒の量にかかわらず加熱によ
り反応が促進5 されることも容易に分かる。
非プロトン性溶媒(1種以上)と非プロトン性でない溶
媒(1種以上)との混合物を使用する場合、必要なこと
は、異なる溶媒がお互いに混和可能であるということだ
けである。上に挙げたアセトン中のアセトニトリルの組
合せの場合、アセトンを選択したのはアセトニトリルの
極性に類似の極性をもっているからである。この極性が
類似していると、混合物中の均質性をより良好にできる
本発明において水は、ハロゲン化トリマーの開環の際に
トリシロキサン鎖末端を加水分解して、シロキサン単位
が約3個のシロキサンを形成する働きをする。このシラ
ノール鎖末端は、次に、縮合反応機構の反応部位として
機能し得る。
最も良い結果を得るためには、化学量論量より過剰の量
の水を使用するべきである。理論的には、水が非プロト
ン性溶媒と錯体を形成し、非プロトン性溶媒がトリマー
環を破壊するにつれてこれらの水分子が鎖末端に挿入さ
れると考えられる。
水が唯一の有用な加水分解性成分であることを6 留意しておくことも重要である。シラノール(たとえば
Me3SiOH)もアルコール(たとえばM e 3C
OH)も、環が壊れたとき、トリマーの鎖末端を加水分
解する機能をもっていない。
この反応のもうひとつ別の興味ある特徴は、平均して約
6の重合度のシラノールが生成するという事実である。
トリマーは加水分解されるにつれて、隣接するシラノー
ルと縮合反応も起こす。この縮合反応は、トリマーが加
水分解されるとほとんどすぐに起こり、それを防止する
のは極めて難しいことが判明している。したがって、反
応が完了した後の重合度は約3から約10までの範囲で
あり、その平均値は約6である。
最後に、非プロトン性溶媒触媒の除去は、後に分かるよ
うに、非常に簡単な工程である。線状の生成物を環状物
から分離するために通常黒部を行なうが、この工程の間
に揮発性の非プロトン性溶媒も除かれる。したがって、
触媒を除去するためによけいな中和または分離装置は必
要としない。
以下の実施例は本発明を例示する目的で挙げる7 8 ものであり、本発明の範囲を限定するものと考えてはな
らない。
実施例1 アセトニトリルと水の中で、メチル−3,3゜3−トリ
フルオロプロピルシロキサン環状トリマが関与する反応
を室温で実施した。この反応は次のように記載される。
ここで、RはCF3CH2CH2−であり、Xは重合度
である。組成物中に見える曇りは水が反応するにしたが
って消失した。この反応の結果、平均重合度(DP)が
約6であってシラノールで末端が停止した流体が形成さ
れた。この反応では最初トリマージオールが生成したが
、縮合が起こり、シラノールで末端が停止した流体と環
状物が生成した。環状物の量は通常5%未満である。
実施例2 メチル−3,3,3−1−リフルオロプロピルシロキサ
ン環状トリマーの代わりに1..3.5−ヘキサメチル
シクロトリシロキサンと1. 3. 5゜7−オクタメ
チルシクロチトラシロキサンを使用して、実施例1に記
載した反応を繰返した。いずれの場合も、80°Cへの
加熱を長くした後でさえ反応は観察されなかった。
実施例3 アセトニトリルの代わりにアセトンと酢酸350ppm
(HPLC級のアセトニI・クル中に存在する量と同等
)の混合物を使用して、実施例1−に記載した反応を再
び繰返した。ここでも反応は観察されなかった。しかし
、150 p p mのアセトニトリルを添加したとこ
ろ、1時間60℃に加熱した後に開環反応が観察された
実施例4 メチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサン
環状トリマー(150g)を黒部水6゜1gと共にアセ
トニトリル152.0gに溶かし9 0 た。この混合物を、水に起因する初期の曇りが次第に消
失するまで、室温(RT)で掻き混ぜた。
次にこの混合物を微量のN a HCOaを含有する水
中に注いだ。生成物層(底)を分離し、水でさらに数回
洗った後、シリカゲル上で乾燥させた。
この物質を濾過し、フーリエ変換赤外分光法(FT I
 R)でMeCNが存在しないことが指示されるまで窒
素でスパージした。25℃で675cpSの粘度を有す
る透明な流体(133,0g、収率85.4%)を回収
した。分析によると、含水量は575ppm、シラノー
ル値は2.51重量%であった。8020のM e C
N : H20の溶剤ブレンドを用いた逆相HP L 
Cによると環状物の含量は4重量%未満である。DPが
約6の線状シラノールが生成する(シラノール生成物基
準)。
実施例5 アセトンとアセトニトリルと水の混合物中で、1−時間
60℃に加熱して、フルオロシロキサン環状トリマーの
反応を行なった。N a f(COaを使用しない以外
は前の実施例と同様の手順によって生成物を単離した。
結果をまとめて下記表に示す。
特に断わらない限り、量はすべてダラムで表わしである

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均3〜10個のジオルガノシロキシ単位を含有
    しており、平均して6個のジオルガノシロキシ単位を有
    する、シラノールで末端が停止した低分子量のジオルガ
    ノポリシロキサンを製造するための方法であって、式 (R_2SiO)_3 [式中、Rは、一価の炭化水素基およびハロゲン化され
    た一価の炭化水素基より成る群の中から選択される]の
    環状トリマーを非プロトン性溶媒と水からなる混合物に
    接触させ、加水分解後所望の生成物を分離することから
    なる方法。
  2. (2)RがC_1_−_8のアルキル基、C_1_−_
    8のハロアルキル基およびC_1_−_8のシクロアル
    キル基より成る群の中から選択される、請求項1記載の
    方法。
  3. (3)各Rが、C_1_−_8のアルキル基、および式
    R^1CH_2CH_2− [式中、R^1はパーフルオロアルキル基である]の一
    価の基より成る群の中から選択される、請求項1記載の
    方法。
  4. (4)環状トリマーが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる、請求項1記載の方法。
  5. (5)非プロトン性溶媒が、アセトニトリル、ジメチル
    アセトイミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
    キシド、n−メチルピロリドンおよびプロピレンカーボ
    ネートより成る群の中から選択される、請求項1記載の
    方法。
  6. (6)非プロトン性溶媒がアセトニトリルである、請求
    項1記載の方法。
JP2311706A 1989-11-20 1990-11-19 フルオロシリコーン流体生成用極性非プロトン性触媒 Pending JPH03190887A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/439,968 US4977290A (en) 1989-11-20 1989-11-20 Polar aprotic catalysts for formation of fluorosilicone fluids
US439,968 1989-11-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03190887A true JPH03190887A (ja) 1991-08-20

Family

ID=23746873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2311706A Pending JPH03190887A (ja) 1989-11-20 1990-11-19 フルオロシリコーン流体生成用極性非プロトン性触媒

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4977290A (ja)
EP (1) EP0428958B1 (ja)
JP (1) JPH03190887A (ja)
KR (1) KR910009738A (ja)
CA (1) CA2025242A1 (ja)
DE (1) DE69019108D1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5079291A (en) * 1989-11-20 1992-01-07 General Electric Company Polar aprotic catalysts for formation of fluorosilicone fluids
JP3453431B2 (ja) * 1994-07-21 2003-10-06 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 オルガノポリシロキサンの製造方法
JP3453430B2 (ja) * 1994-07-21 2003-10-06 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体の製造方法
JP3079939B2 (ja) * 1994-08-25 2000-08-21 信越化学工業株式会社 シラノール基を有する低分子量のオルガノシロキサンの製造方法
JPWO2015115664A1 (ja) * 2014-02-03 2017-03-23 国立研究開発法人産業技術総合研究所 シラノール化合物、組成物、及びシラノール化合物の製造方法
CN107936252B (zh) * 2017-12-13 2021-03-12 江西蓝星星火有机硅有限公司 一种制备硅油的反应系统及利用该系统制备硅油的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02311705A (ja) * 1989-05-29 1990-12-27 Okada:Kk 走査式3次元形状測定装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2634284A (en) * 1951-12-29 1953-04-07 Dow Corning Polymerization of organosiloxanes
US2863897A (en) * 1955-06-23 1958-12-09 Dow Corning Method of preparing hydroxyl endblocked organopolysiloxane fluids
US3268570A (en) * 1962-03-29 1966-08-23 Dow Corning Preparation of cyclic hydroxylated siloxanes
FR1535211A (fr) * 1966-08-26 1968-08-02 Dow Corning Procédé de préparation de polymères organosiliciques présentant une distribution étroite de masses moléculaires et polymères ainsi obtenus
GB1212421A (en) * 1967-04-21 1970-11-18 Tokyo Shibaura Electric Co Method of manufacturing organopolysiloxane diols
US3853932A (en) * 1973-12-28 1974-12-10 Gen Electric Process for producing silanol end-stopped polymers of low molecular weight
US3974120A (en) * 1975-05-05 1976-08-10 General Electric Company Fluorosilicone copolymers and process for the preparation thereof
US4317899A (en) * 1978-11-13 1982-03-02 General Electric Company Process for producing fluorosilicone polymers
US4282353A (en) * 1978-11-30 1981-08-04 Ciba-Geigy Corporation Process for the preparation of unsaturated ketones containing glycidyl groups
US4287353A (en) * 1979-11-09 1981-09-01 General Electric Company Process for synthesizing silanol chain-stopped fluorosiloxane fluids

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02311705A (ja) * 1989-05-29 1990-12-27 Okada:Kk 走査式3次元形状測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0428958A3 (en) 1991-11-21
KR910009738A (ko) 1991-06-28
DE69019108D1 (de) 1995-06-08
US4977290A (en) 1990-12-11
CA2025242A1 (en) 1991-05-21
EP0428958B1 (en) 1995-05-03
EP0428958A2 (en) 1991-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4029629A (en) Solvent resistant room temperature vulcanizable silicone rubber composition
EP0314315B1 (en) Preparation of hydroxy terminated polysiloxanes
US3978104A (en) Process for producing diorganopolysiloxane oils
US5420221A (en) Process for the production of linear organosiloxane polymers by disproportionation
US3937684A (en) Process for producing high molecular weight diorganopolysiloxanes for use in heat vulcanizable silicone rubber compositions
KR100882153B1 (ko) 액상 알콕시실릴-관능성 실리콘 수지, 이의 제조방법 및경화성 실리콘 수지 조성물
US4267298A (en) Process for preparing M-stopped silicone fluids from silanol fluids
GB2152521A (en) Synthesis of zwitterionic siloxane polymers
US4111973A (en) Process for producing a cyclotrisiloxane in a cracking reaction
JPS5910374B2 (ja) フルオロシリコ−ンの製法
JPS6115100B2 (ja)
US2834754A (en) Process for removing volatile organopolysiloxanes from high molecular weight organopolysiloxanes by stripping gas and kneading
JPS5928580B2 (ja) 線状ポリシロキサンの製法
JPH03190887A (ja) フルオロシリコーン流体生成用極性非プロトン性触媒
US4317899A (en) Process for producing fluorosilicone polymers
JPH093196A (ja) オルガノシロキサンの縮合生成物を官能化する方法
JP3079939B2 (ja) シラノール基を有する低分子量のオルガノシロキサンの製造方法
GB2118959A (en) Process for producing fluorosilicone polymers
US6803409B2 (en) Organopolysiloxane copolymer and method of preparing
US4272624A (en) Process for producing high molecular weight diorganopolysiloxanes for use in heat vulcanizable silicone rubber compositions
US4238402A (en) Reactions of chlorosilanes and methoxysilanes with chlorosiloxanes, methoxysiloxanes and siloxanes
JPH0713146B2 (ja) オルガノポリシロキサンの製造方法
EP0314316B1 (en) Preparation of modified polysiloxanes
JPS585928B2 (ja) ジオルガノポリシロキサンの製法
JP3632736B2 (ja) オルガノポリシロキサンガムの製造方法