JPH03190653A - 部品搬送装置 - Google Patents

部品搬送装置

Info

Publication number
JPH03190653A
JPH03190653A JP1326729A JP32672989A JPH03190653A JP H03190653 A JPH03190653 A JP H03190653A JP 1326729 A JP1326729 A JP 1326729A JP 32672989 A JP32672989 A JP 32672989A JP H03190653 A JPH03190653 A JP H03190653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
parts
line
standby
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1326729A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Yasufuku
安福 昭次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNION ERETSUKUSU KK
Original Assignee
UNION ERETSUKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNION ERETSUKUSU KK filed Critical UNION ERETSUKUSU KK
Priority to JP1326729A priority Critical patent/JPH03190653A/ja
Publication of JPH03190653A publication Critical patent/JPH03190653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製品の組立、例えば、回路基板の実装加工ラ
イン等において、多数の回路構成部品を部品箱に入れて
、複数の作業台へ順次搬送する部品搬送装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、回路基板の実装加工ラインにおいては、この種の
部品搬送装置を使用せず、基板を複数の作業台へ順次搬
送する基板搬送装置を使用して回路基板を実装加工して
いた。
ちなみに、従来の回路基板の実装加工方法としては、多
点実装方法及び−点実装方法が知られている。何れの方
法による場合も、実装加工ラインに沿ってコンベアが設
置され、そのコンベアにより未装填の基板か複数の作業
台へ順次搬送される。
そして、多点実装方法では、各作業台上にそれぞれ異な
る種類の回路構成部品を収容した複数の部品箱が固定的
に載置され、各作業者は一枚の基板に対し複数点の回路
構成部品を実装する。また、−点実装方法では、各作業
台」二に一種類の回路構成部品を収容した部品箱か固定
的に載置され、各作業者は一枚の基板に対し一点の回路
構成部品を実装する。このように、従来は、何れの方法
による場合も、−枚の回路基板を複数の作業者の共同作
業によって実装加工していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来の回路基板の実装加工方法によると、上
記したように、部品箱を作業台」二に固定し、基板をコ
ンベアにより移動して回路基板を実装加工するので、複
数の作業者による共同作業を余儀なくされ、その結果、
次のような生産管理上の諸問題を招いていた。
a、多点実装方法の場合 ■ 作業者−人当りの持ち点数は約20点が限度である
ため、部品点数が多い場合には作業者を増員する必要が
あった。
■ 各作業者の持ち点数をその人の熟練度及び作業の難
易度を考慮して決定するため、この配分に多大な時間を
要し、しかも、理想的なラインバランスを得難かった。
■ 熟練作業者が休んで、パートタイマーなどの未熟練
者を登用するなど、ラインの人員編成に変動があった場
合、それに応じて作業内容を変更する必要があり、多く
の場合このときに実装ミスが発生した。
■ −枚の回路基板の実装加工に複数の作業者が関わり
、しかも、その人員編成が変動しやすいため、実装ミス
が発生した場合の原因が不明確となり、具体的な作業指
導に結び付けることができなかった。
b、−点実装方法の場合 ■ 複数の作業者が回路構成部品を一点ずつ基板に実装
するため、コンベアのスピードを実装時間が長くかかる
回路構成部品を担当する作業者、に合わせて設定しなけ
ればならず、他の作業者に潜在アイドル時間つまり待ち
時間が発生するという無駄があった。
■ また、この潜在アイドル時間により作業者の集中力
が低下して、実装ミスによる不良品が多発するという傾
向があった。
■ 多点実装方法の場合よりも一枚の回路基板の実装加
工により多数の作業者が関わるため、不良品発生の人的
要因を特定できず、品質向上のための対策を立てること
が困難であった。
そこで、本発明の主要な課題は、部品を各作業台へスム
ーズに搬送でき、もって、各作業者がそれぞれ単独で回
路基板等の製品の組立を完了できる部品搬送装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明の部品搬送装置は
、製品の組立作業を行なう複数の作業台と、その組立作
業に使用する部品を収容した複数の部品箱を各作業台へ
順次搬送する作業部搬送手段と、その作業部搬送手段の
始端と終端との間に接続され、各部品箱を作業台とは異
なる場所で待機させつつ搬送する待機部搬送手段とを具
備するものである。
また、本発明の部品搬送装置は、製品の組立作業を行な
う複数の作業台と、組立作業に使用する部品を収容した
複数の部品箱を後続の作業台へ順次搬送する前記各作業
台毎に独立して設けられた作業部搬送手段と、前記各作
業部搬送手段を外部操作によりそれぞれ独立して駆動及
び停止させる運転制御手段と、始端の作業部搬送手段と
終端の作業部搬送手段との間に接続され、前記各部品箱
を作業台とは異なる場所で待機搬送する待機部搬送手段
とを具備するものである。
更に、本発明の部品搬送装置においては、作業部搬送手
段が環状の作業ラインを形成するとともに、待機部搬送
手段は前記作業ラインに相似する形状の待機ラインを形
成し、それらの作業ライン及び待機ラインが上下二段に
配置されている。
[作用] 本発明の部品搬送装置においては、組立作業に必要な部
品を入れた複数の部品箱が作業部搬送手段の始端から作
業ラインに供給され、作業部搬送手段により複数の作業
台へ順次搬送される。この場合、各部品箱を組立やすい
順序で供給及び搬送すれば、組立ミスの発生を未然に防
止でき、かつ、作業能率も向」ニする。部品箱が作業台
に到着すると、作業者はその部品箱から取出した部品を
使用して作業台」二で組立作業を行なう。組立が終了し
た部品箱は作業部搬送手段に載せて後続の作業台へ搬送
される。そして、作業者は次に到着した部品箱内の部品
で次の組立作業を行なう。したがって、こうした手順を
繰返すことにより、各作業者はそれぞれ単独で製品の組
立を完了することができる。
一方、各作業台を通過した部品箱は、作業部搬送手段の
終端から待機ラインに導入される。この待機ラインでは
組立作業が行なわれず、各部品箱はそこに待機した状態
で、待機部搬送手段により作業台とは異なる場所を通っ
て、作業ラインの始端、つまり、始端の作業部搬送手段
へ順次搬送される。それ故、組立後の部品箱を作業ライ
ンへ戻す手間を要することなく、待機ライン中に多数の
部品箱を貯蔵して、それらを作業ラインへスムーズに循
環させることができる。
なお、実装加工機種の切替えに際しては、先の機種用の
最終部品箱に続けて新たな機種用の部品箱を供給すると
ともに、先の機種用の部品箱を順次回収すれば、作業者
の組立作業を中断することなく、簡単な外段取りで部品
箱を迅速に交換することができる。
また、本発明の部品搬送装置によれば、各作業台毎に設
けた複数の作業部搬送手段が運転制御手段の手動操作に
よりそれぞれ別個に運転制御される。このため、各作業
者は自己の作業部搬送手段を作業の進捗度に応じた最適
条件で運転でき、かつ、作業者間に設けられた搬送手段
」二のストックスペースによって複数個の部品箱が滞留
し、部品毎に異る実装時間のバラツキを吸収することが
できる。
更に、本発明の部品搬送装置においては、相似する形状
の作業ライン及び待機ラインが上下二段に配置されてい
るので、スペースを有効に使用して、装置全体をコンパ
クトに構成できる。
[実施例] 以下、本発明を回路基板の実装加工ラインで使用される
部品搬送装置に具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図乃至第8図は本発明の部品搬送装置が実施される
回路基板実装加工装置の構成を示すもので、第1図は回
路基板実装加工装置の全体を示す平面図、第2図は第1
図の正面図、第3図は第2図のA、−A線からみた中間
ユニット2の側面図、第4図は実装加工ラインの構成を
示す第1図の概略平面図、第5図は第1図乃至第3図の
可搬支持枠10を拡大して示す斜視図、第6図は第1図
及び第4図の手元スイッチ22を拡大して示す平面図、
第7図は第1図の極性部品検出手段23及びデイスプレ
ィ24を拡大して示す正面図、第8図は回路基板実装加
工装置の電気回路を概略的に示すブロック図である。
第1図、第2図及び第4図に示すように、本実施例の回
路基板の実装加工装置は、供給ユニット1と中間ユニッ
ト2と返送ユニット3とを同列上に接続配置して構成さ
れている。供給ユニット1、中間ユニット2及び返送ユ
ニット3はそれぞれ基本的な共通の構成部分を具備する
ので、まず、その共通部分を中間ユニット2に基づいて
説明する。
第1図、第2図及び第3図に示すように、中間ユニット
2の機枠4は複数本の鋼材フレームにより構成され、そ
の脚部には車輪5が設けられるとともに、頂部には固定
または作業台9上部付近に移動可能な照明6が取付けら
れている。機枠4の」二面には天板7が設けられ、また
、その天板7の上方には幅狭の棚板8が配設されている
。天板7」二にはその対角線方向に一対の作業台9が載
置され、棚板8により傾斜状に支持されている。そして
、各作業台9」−には可搬支持枠1oが載置され、この
可搬支持枠10には適宜枚数の基板11が支持されてい
る。なお、可搬支持枠1oの詳細については後述する。
前記機枠4の前部及び後部には樋状ガイド13が固定さ
れ、それらの内部には作業部搬送ベルト14が収容され
ている。各作業部搬送ベル1へ14は互いに搬送する方
向を逆とするように、モータ]、5によりそれぞれ逆方
向に駆動されて(第4図参照)、多数の回路構成部品(
図示路)を収容した部品箱20を各作業台9へ搬送する
。また、前記作業部搬送ベルト14の下側において機枠
4の内部には、樋状ガイド16を介して前後一対の特機
部搬送ベルト17か設置されている。各特機部搬送ベル
ト]7はモータ18によりそれぞれ逆方向に駆動されて
、待機中の部品箱20を前記供給ユニット1側へ搬送す
る。なお、作業部搬送ベルト14及び特機部搬送ベルト
17の長さは機枠4の全長とほぼ等しくなっている。
第1図に示すように、−台の中間ユニット2には、二人
の作業者Wが前後の作業台9と対座して実装作業を行な
う。各作業者Wの近傍には、複数の可搬支持枠10を積
層状に載置する台車21が停止状態になっている。作業
台9の前方には、作業者Wの操作により作業部搬送ベル
ト14を駆動及び停止する手元スイッチ22が配設され
ている。
各作業部搬送ベルト14の側部には、部品箱20内の回
路構成部品の極性の有無を判別する極性部品検出手段2
3が設置されている。本実施例においては、前記部品箱
20内の回路構成部品の極性の有無を判別する極性部品
検出手段23は、手元スイッチ22の上部に配置し、手
元スイッチ22て停止させられた部品箱20から情報を
得て、その回路構成部品、例えば、コンデンサ等の極性
の有無を判別しているが、本発明を実施する場合には、
その配設箇所を特定する必要はない。
そして、第1図において、24はデイスプレィであり、
第2図及び第3図において、25は中間ユニット2を制
御する電気回路を内蔵した制御盤である。第4図におい
て、PS3及びPS20等は各特機部搬送ベルト17−
Jlの部品箱20を検出する非接触型の部品箱検出器で
ある。なお、前記手元スイッチ22、極性部品検出手段
23、及び、デイスプレィ24の詳細については後述す
る。
続いて、供給ユニット1及び返送ユニット3の構成を、
1−記中間ユニット2との相違点について説明する。中
間ユニット2と共通する部分は第1図及び第2図に同一
の符号が付されている。
供給ユニット1は後方の特機部搬送ベルト17及び前方
の作業部搬送ベルト14を連結する供給ベルト27を具
備している。この供給ベルト27の両端連結部分には、
部品箱20を直角に方向変換して搬送案内する彎曲ガイ
ド28が配設されている。そして、供給ベルト27はモ
ータ29(第4図参照)により駆動され、作業開始時ま
たは実装加工機種の切替時には、この供給ベルト27」
二に、それぞれ異なる回路構成部品を収容した複数の部
品箱20が所定の順序で供給される。また、供給ベルト
27は、同一の機種を継続して実装加工する場合に、前
記部品箱20のストック容量を大きくするために設けた
待機ラインの終端である後方の特機部搬送ベルト17か
ら搬送された部品箱20を、作業ラインの始端である前
方の作業部搬送ベルト14に再供給するように構成され
ている。
供給ユニット1は、更に、後方の作業部搬送ベルト14
及び前方の特機部搬送ベルト17を連結する転送ベルト
30を具備している。この転送ベルト30の両端連結部
分には、前記彎曲ガイド28と同様に機能する彎曲ガイ
ド31が配設されている。そして、転送ベルト30はモ
ータ32(第4図参照)により駆動され、作業ラインの
終端である後方の作業部搬送ベルト14から搬送された
部品箱20を待機ラインの始端である前方の特機部搬送
ベルト17に転送するように構成されている。なお、第
4図に示すように、供給ユニット1の前方の作業部搬送
ベルト14、供給ベルト27及び転送ベルト30には、
部品箱検出器PS23゜PS22.Psiがそれぞれ配
設されている。
一方、返送ユニット3は、前方及び後方の作業部搬送ベ
ルト14を彎曲ガイド34を介して相互に連結する返送
ベルト35を具備している。返送ベルト35はモータ3
6(第4図参照)により駆動され、この返送ベルト35
により、部品箱20が前方の作業ラインから後方の作業
ラインへ折返して返送される。また、返送ユニット3は
、前方及び後方の特機部搬送ベルト17を彎曲ガイド3
7を介して相互に連結する折返ベルト38を具備してい
る。この折返ベルト38はモータ39(第4図参照)に
より駆動され、待機ライン上の部品箱20を前方から後
方へ折返して搬送するように構成されている。
本実施例の回路基板の実装加工装置においては、第4図
に示すように、供給ユニット1と返送ユニット3との間
に複数台の中間ユニット2を接続配置することにより、
実装加工ラインが生産規模に応じた適宜長さに延長され
る。供給ユニット1の供給ベルト27は供給部として機
能し、ここに、それぞれ異なる種類の回路構成部品を収
容した複数の部品箱20が所定の順序で供給される。供
給ユニット1、中間ユニット2及び返送ユニット3の各
作業部搬送ベルト14は、全作業台9に沿って延びる略
長四角環状の作業ラインLl(第4図の実線矢印)を構
成するとともに、前記供給ベルト27から供給された複
数の部品箱20を各作業台9へ順次搬送する搬送手段を
構成している。そして、各部品箱20内の回路構成部品
は、前記作業ラインL1を移動する過程で各作業者Wに
より可搬支持枠10上の基板11に順次実装される。
また、供給ユニット1、中間ユニット2及び返送ユニッ
ト3の各特機部搬送ベルト17は、全作業台9の下側を
延びる略長四角環状の待機ラインL2(第4図の破線矢
印)を構成している。そして、この待機ラインL2を通
過中の部品箱20は、そこから回路構成部品が取出され
ることのない待機状態で、そこに所定の期間貯蔵される
ようになっている。
なお、前記作業ラインL1と待機ラインL2との高低差
を解消するために、第2図に示すように、供給ユニット
1の前方の作業部搬送ベルト14はI一方へ傾斜し、ま
た、前方の特機部搬送ベルト17は下方へ傾斜している
前記可搬支持枠10は第5図に示すように構成されてい
る。可搬支持枠10のフレーム本体41は−L下両面が
開放した四角枠状に形成され、そのI一部には相対向し
て延びる一対のガイド縁42が内方−\突設されている
。フレーム本体41−1−には]−―而に段部43を有
する複数本の支持桟44が、それらの両端に形成した掛
止溝45を前記ガイド縁42に掛止することにより、相
互間隔を調整可能に支持されている。そして、各支持桟
44の相対向する段部43間には、作業者Wの熟練度に
応じた適宜枚数の基板11が着脱可能に支持され、その
状態で、可搬支持枠10が作業台9上に載置されて、所
要点数の回路構成部品が作業者Wにより各基板11に実
装されるようになっている。なお、フレーム本体41の
下部には、複数の可搬支持枠10を前記台車21」二に
積層状に載置するための脚部46が設けられている。
前記手元スイッチ22は第6図に示すように構成されて
いる。前記手元スイッチ22の本体48は天板7の前縁
部に固定されている。部品箱20内の回路構成部品の極
性の有無を判別する極性部品検出手段23は、前記手元
スイッチ22の本体48のに部に配設されている。本体
48のに面には、支軸4つを介しレバー50がその中間
部にて回動可能に支持され、その」二面には把手51が
固定されている。レバー50の一端には係合片52が作
業部搬送ベルト14側へ突設されるとともに、レバー5
0の他端部下面には突片53が垂下されている。また、
本体48には前記突片53を検出するホトセンサ54が
設置されている。
そして、前記把手51の操作によりレバー50が第6図
の実線位置に回動されたときには、その突片53により
ホトセンサ54の光路が開放され、作業部搬送ベルト1
4を駆動するモータ15が停止状態に保持されるととも
に、レバー50の他端が前記樋状ガイド13の切欠部5
5を介して部品箱20の前面と係合可能な位置に突出配
置される。
一方、レバー50が第6図の鎖線位置に回動されたとき
には、突片53によりホトセンサ54の光路が遮断され
、モータ15が起動されて、作業部搬送ベルト14が所
定時間駆動される。このとき、レバー50の係合片52
は樋状ガイド13内に突出しているので、一つの部品箱
20の通過に伴い、その部品箱20と係合片52との係
合によってレバー50が前記実線位置へ復帰回動される
前記極性部品検出手段23及びデイスプレィ24は第7
図に示すように構成されている。ホトセンサまたは磁気
センサ等からなる極性部品検出装置23は、前記手元ス
イッチ22の本体48の上部にブラケット57を介して
取付けられている。
例えば、極性を有する回路構成部品を収容した部品箱2
0の前面には、前記極性部品検出手段23により検出さ
れる反射テープまたは磁気テープ、特定の色彩のカード
等からなる被検出片58が付着されている。即ち、極性
部品検出装置23は公知の近接スイッチ等からなり、部
品箱20の前面の被検出片58の情報を検出する。一方
、デイスプレィ24には報知ランプ59、及び、各種の
データを数値表示する表示部60が配設されている。
そして、極性部品検出手段23が検出動作したときには
、それに応答して報知ランプ59が点灯され、特定の回
路構成部品の極性を誤って実装しないように、作業者W
に対して注意が喚起される。
なお、本実施例のデイスプレィ24の配設箇所としては
、樋状ガイド13としたが、本発明を実施する場合のデ
イスプレィ24の配設箇所は、作業者Wに対して注意が
喚起される箇所であれば何れでもよく、例えば、棚板8
に立設してもよい。
第8図に従い、本実施例の回路基板の実装加工装置の電
気的制御回路について説明する。
供給ユニット1、中間ユニット2、及び返送ユニット3
にそれぞれ設けた前記制御盤25は、コネクタ(図示路
)を介して相互に接続される。供給ユニット1の制御盤
25には、装置全体を制御する制御手段としての中央演
算処理装置(CPU)62と、リードオンリメモリ (
ROM)66と、作業用メモリとしてのランダムアクセ
スメモリ(RAM)67とが内蔵されている。
ROM66には、第9図及び第11図に示す制御プログ
ラム、並びに、第10図及び第12図に示すタイムテー
ブルA及びタイムテーブルB等が記憶されている。
前記CPU62には、入出力インターフェイス63を介
し、前記手元スイッチ22、極性部品検出手段23、及
び各特機部搬送ベルト17等に関連して設けた部品箱検
出器PSが接続されている。
また、CPU62にはモータ駆動回路64を介して前記
各種のベルト駆動用モータ15,18,29.32,3
6.39が接続されるとともに、デイスプレィ駆動回路
65を介して前記報知ランプ59及び表示部60が接続
されている。なお、第8図には一台の中間ユニット2の
電気的制御回路のみが図示されている。
次に、本実施例の部品搬送装置を第4図、並びに、第9
図乃至第12図に従って説明する。
第4図は作業ラインL1及び待機ラインL2からなる実
装加工ラインの全体を示す概略平面図であり、ここでは
、説明を容易にするために、前記各モータ15.18,
29.32,36.39が搬送方向順にM1〜M44で
、前記各手元スイ・ノチ22がH1〜H20で、また、
部品箱検出器がPS1〜P823で示されている。第9
図は第4図の作業ラインL1において前記CPU62が
実行する制御プログラムを示すフローチャートである。
第10図は第9図のステップS2で読出されるタイムテ
ーブルAのデータを示すタイムチャートであり、手元ス
イッチH1〜H20がONしたときのモータM1〜M2
2.M44の駆動時間が例示されている。第11図は第
4図の待機ラインL2においてCPU62が実行する制
御プログラムを示すフローチャートである。第12図は
第11図のステップS5で読出されるタイムテーブルB
のデータを示すタイムチャートであり、部品箱検出器P
S1〜P823が動作したときのモータMl、M22〜
M44の駆動時間が例示されている。
さて、本実施例の部品搬送装置においては、まず、実装
加工ラインの外部で、回路基板の実装加工に必要な複数
種の回路構成部品が、それぞれ部品毎に異なる部品箱2
0に収容される。この場合、極性を有する回路構成部品
は側面に被検出片58が付着された部品箱20(第7図
参照)に収容される。そして、用意された各部品箱20
は供給ユニット1の供給ベルト27上に実装しやすい所
定の順序で供給される。次いで、供給された各部品箱2
0は、その供給順序のまま、各作業部搬送ベルト14に
より略長四角環状の作業ラインL1に沿って複数の作業
台9へ順次搬送される。
この作業ラインL1における搬送工程を第9図のフロー
チャートに基づいて説明する。
まず、CPU62は第9図に示す作業ラインL1を制御
する制御プログラム及び第11図に示す待機ラインL2
を制御する制御プログラムを繰返し実行し、手元スイッ
チH1〜H20及び部品箱検出器PS1〜P823の動
作を図示しないメインルーチンで監視している。
ステップS1では各作業台9に対応して設けた手元スイ
ッチH1〜H20のON信号が判断される。第6図に示
すように、作業者Wが手元スイッチ22の把手51を操
作して、レバー50を同図の鎖線位置に回動すると、突
片53によりホトセンサ54の光路が遮断され、手元ス
イッチ22からON信号が出力される。すると、ステッ
プS2で、ROM66に格納された操作された手元スイ
ッチH1〜H20に対応したタイムテーブルAのデータ
が読出される。ステップS3では前記データに従って、
作業ラインL1の各モータM1〜M22、M44が所定
時間(約10秒)だけ駆動されて、それに対応する作業
部搬送ベルト14が運転される。
ここで、例えば、作業ラインL1の始端の作業台9に対
座する作業者Wが手元スイッチH1をONすると、第1
0図に示すように、三台のモータMl、M2.M44が
10秒間ずつ駆動され、供給ベルト27上の部品箱20
が始端の作業部搬送ベルト14に、その始端の作業部搬
送ベルト14上の部品箱20が第2の作業部搬送ベルト
14に、第2の作業部搬送ベルト14上の部品箱20が
第3の作業部搬送ベルト14に順次搬送される。また、
例えば、作業者Wか中間ユニット2の手元スイッチH5
をONLだ場合は、三台のモータM5゜M6が10秒間
ずつ駆動され、その作業者Wに対応する作業部搬送ベル
ト14と、それに後続する作業部搬送ベルト14とが運
転される。作業ラインL1の中間折返し地点の手元スイ
ッチH10がONされた場合には、三台のモータMIO
,M11、M12が10秒間ずつ駆動され、部品箱20
は返送ベルト35を介して後方の作業ラインL1へ返送
される。
なお、部品箱20は各作業部搬送ベルト14の極性部品
検出手段23を通過する際に、極性を有する回路構成部
品を入れた部品箱20が通過すると、その側面に付着さ
れた被検出片58が極性部品検出手段23により検出さ
れ、それに応答してデイスプレィ24の報知ランプ5つ
が点灯される。
こうして、複数の部品箱20が作業ラインL1に沿って
搬送される過程で、各作業者Wは部品箱20内の回路構
成部品を作業台9上の基板1.1に実装する。この場合
、予め、各作業台9」二には、各作業者Wの熟練度に応
じた適宜枚数の未装填の基板11が可搬支持枠10を介
して載置される。
そして、各作業者Wは手元に到着した部品箱20から同
一種の回路構成部品を複数個取出して、それらを各基板
11に順次実装する。前記報知ランプ59が点灯してい
る場合には、作業者Wの注意が喚起され、極性を有する
回路構成部品が正しく実装される。
一種類の回路構成部品の実装作業が終了すると、作業者
Wは、手元スイッチ22をONL、自己及び後続の作業
部搬送ベルト14を所定時間(10秒)駆動して、その
部品箱20を次の作業台9へ搬送する。すると、次の部
品箱20が、自己の作業部搬送ベルト14の回動に伴っ
て手元へ到着するため、作業者Wは前記と同様にして次
の回路構成部品を基板11に実装することができる。な
お、部品箱20の通過時には、手元スイッチ22のレバ
ー50が、部品箱20と係合片52との係合を介して、
第6図の実線位置へ復帰回動されるので、先の作業者W
が後続の作業部搬送ベルト14を駆動した場合でも、部
品箱20はレバー50の他端によって作業者Wの手元に
停止保持される。
こうして、所要点数の回路構成部品が基板11に実装さ
れる4、作彎考Wは実装加工の完了した回路基板が支持
された可搬支持枠10を作業台9から取去り、作業ライ
ンL1の外部に配置された台車21」二に積層状に載置
して回収する。したがって、上記した各手順を繰返すこ
とにより、各作業者Wはそれぞれ単独で多数枚の回路基
板 迅速に完成することができる。なお、回路基板の機
種、或いは、ライン運行上の都合により1、全回路構成
部品が実装されていない状態の未完成品を回収する場合
もある。
一方、作業ラインL1を通過し終えた部品箱20は、供
給ユニット1の転送ベルト30を介し、同ユニット1の
前方の特機部搬送ベルト17から待機ラインL2に導入
される。
この待機ラインL2における搬送工程を第11図のフロ
ーチャートに基づいて説明すると、ステップS4では、
各特機部搬送ベルト17等に対応して設けた部品箱検出
器PS1〜P823からのON信号が判断される。部品
箱20が部品箱検出器PS1〜P823によって検出さ
れると、ステップS5で、ROM66に格納された部品
箱検出器PS1〜P823に対応したタイムテーブルB
のデータが読出される。ステップS6では、前記データ
に従い、待機ラインL2の各モータM22〜M44、及
び、作業ラインL1の始端のモータM1が所定時間(約
25秒)だけ駆動されて、それに対応する特機部搬送ベ
ルト17が運転される。
ここで、前記転送ベルト30の部品箱検出器PS1が動
作すると、第12図に示すように、待機ラインL2の始
端部の三台のモータM22.M2Sが、作業ラインL1
の各モータM1〜M21よりも長い所定の時間、例えば
、25秒間ずつ駆動され、転送ベルト30上の部品箱2
0が後続の特機部搬送ベルト17に搬送される。また、
待機ラインL2の中間折返し地点に位置する返送ユニッ
ト3の部品箱検出器PS11が動作した場合には、王台
のモータM32.MB2.MB2が25秒間ずつ駆動さ
れ、部品箱20は折返ベルト38を介して後方の待機ラ
インL2へ搬送される。したがって、待機ライン運行上
の部品箱20は、各特機部搬送ベルト17等が前記作業
部搬送ベルト14よりも長い所定の時間(25秒)駆動
されることにより、作業ラインL1よりも早い速度で供
給ベルト27に向けて順次搬送される。
ところで、供給ベルト27の近傍では部品箱20の渋滞
が予想されるので、そこに位置する部品箱検出器PS2
2が動作した場合には、部品箱20を供給ベルト27に
無理に押込まないように、モータM43が3秒間のみ駆
動される。また、作業ラインL1の始端に位置する部品
箱検出器PS23が作業部搬送ベルト14上の部品箱2
0を検出している場合には、先頭の作業者Wにより手元
スイッチH1がONされても、モータM44及びMlは
3秒間しか駆動されない。これによって、作業部搬送ベ
ルト14の長時間の空転、つまり、部品箱20の不必要
なスリップが防止される。
こうして、各部品箱20は待機ラインL2から作業ライ
ンL1へ循環され、しかも、各部品箱20は待機ライン
L2の作業ライン運行上にストックされ、各部品箱20
内の回路構成部品は前記したと同様な手順で新たな基板
11に実装される。
一方、実装加工機種の切替えに際しては、先の機種用の
最終部品箱20に続けて、新たな機種用の部品箱20が
供給ベルト27から作業ラインL1に供給されるととも
に、待機ラインL2から送られてきた先の機種用の部品
箱20が同じ場所で順次回収される。この切替作業は、
実装作業を継続した状態で、それとは別の作業者により
外段取り工程の一つとして行なわれる。また、実装加工
機種の切替えに際し、新たな機種用の部品箱20を転送
ベルト30から待機ラインL2へ供給するようにしても
よい。なお、これと同様、実装加工開始に際しても、部
品箱20を、まず、転送ベルト30から待機ラインL2
へ供給し、その待機ラインL2を循環させたのちに、供
給ベルト27を介して作業ラインL2へ搬送することも
可能である。
このように、本実施例の部品搬送装置は、製品としての
回路基板の組立作業を行なう複数の作業台9と、環状の
作業ラインL1を形成するように各作業台9毎に設置さ
れ、組立作業に使用する回路構成部品を収容した複数の
部品箱20を各作業台9へ順次搬送する作業部搬送手段
としての複数の作業部搬送ベルト14と、各作業台9毎
に設けられ、各作業部搬送ベルト14を手動操作により
それぞれ別個に駆動及び停止する運転制御手段としての
複数の手元スイッチ22と、作業ラインL1に相似する
形状の待機ラインL2を形成するように始端の作業部搬
送ベルト14と終端の作業部搬送ベルト14との間に接
続され、各部品箱20を作業台9の下側で待機させつつ
搬送する待機部搬送手段としての複数の特機部搬送ベル
ト17とを具備し、前記作業ラインL1及び待機ライン
L2を」ユニ二段に配置したものである。
したがって、本実施例の部品搬送装置によれば、作業部
搬送ベルト14により部品箱2oを実装しやすい順序で
作業台9へ搬送することにより、実装ミスの発生を未然
に防止でき、かつ、作業能率も向上する。また、各作業
者Wは、各部品箱20から取出した回路構成部品を基板
11に順次実装することにより、それぞれ単独作業で回
路基板の実装加工を完了することができる。
各作業台9を通過した部品箱20は、作業ラインL1の
終端から待機ラインL2に自動的に導入されるので、実
装後の部品箱20を作業ラインL1へ戻す手間を要する
ことなく、待機ラインL2中に多数の部品箱20を貯蔵
して、それらを作業ラインL1ヘスムーズに循環させる
ことができる。
一方、実装加工機種の切替えに際しては、作業者Wの実
装作業を中断することなく、簡単な外段取りで部品箱2
0を迅速に交換することができる。
また、本実施例の部品搬送装置によれば、各作業台9毎
に設けた複数の作業部搬送ベルト14が手元スイッチ2
2の手動操作によりそれぞれ別個に運転制御されるため
、各作業者Wは自己の作業部搬送ベルト14を作業の進
捗度に応じた最適条件で運転でき、かつ、作業者間に設
けられた搬送手段上のストックスペースによって複数個
の部品箱が滞留し、部品毎に異る実装時間のバラツキを
吸収することができる。更に、相似する形状の作業ライ
ンL1及び待機ラインL2が一ト下二段に配置されてい
るので、機枠4内のスペースを有効に使用して、装置全
体をコンパクトに構成できる。
その結果、本実施例の部品搬送装置によれば、次のよう
な生産管理上の効果を期待することができる。
(1)編成人員を自由に選定できる。
a、生産量を度外視すれば、編成人員は多数人から一人
まで自由に選定できる。
b、従来方法では、部品点数に合せて人員を決定してい
たのに対し、本実施例の方法によれば、生産量に合せて
人員を任意に決定できる。
C0その結果、パートタイマーや残業に対し柔軟に対応
きる。
(2)品質を向上できる。
a、従来とは異なり、各作業者の作業内容が一定してい
るので、実装ミスを防止して、品質を向上できる。
b、この効果は、特に、多数の回路構成部品を実装する
場合に顕著である。
(3)仕事に対する責任感と達成感とが向上する。
a、完成品に押印すれば、製作者が明確に特定されるた
め、作業者の仕事に対する責任感が増大する。
b、−枚の回路基板を一人の作業者が実装加工の完了す
る方法であるため、仕事に対する達成感も大きい。
(4)作業者別の特性を把握できる。
a、実装忘れ、実装ミス、極性間違いなどの不良内容を
作業者別に把握して、その人の作業特性を明確にできる
b、その結果、作業者の特性に応じた教育が可能となる
(5)未熟練者を含めて編成できる。
a、未熟練者が実装加工ラインに参人した場合には、そ
の人に熟練者よりも少数の基板を配分することにより、
ライン全体の能率低下を容易に回避できる。
b、熟練度が増せば、基板11の枚数を逐次増加する。
こうすれば、部品点数が多い場合でも、基板の配分及び
人員の編成に煩わされるおそれがない。
(6)ミスを防止できる。
a0部品箱20に実装位置を示すマウントガイドを載せ
ておけば、回路構成部品を間違いな(正確に実装できる
b、極性部品検出手段23で回路構成部品毎に極性の有
無を判別して、報知ランプ59により作業者の注意を喚
起できる。
C0作業者の回路構成部品の装填違い、生産効率を作業
者個人別に管理でき、個人別の品質管理が可能である。
(7)機種切替を容易にできる。
a、前述したように、実装加工機種の切替えを外段取り
で迅速に行なうことができる。
b、このため、特に、多機種小ロツト生産時の製造能率
を飛躍的に向上できる。
次に、本発明による部品搬送装置の別の実施例を説明す
る。
第13図はそれぞれ一列の作業ラインL1及び待機ライ
ンL2から構成された部品搬送装置の別の実施例を示す
平面図、第14図は一列の作業ラインL1と三列の待機
ラインL2から構成された部品搬送装置の他の実施例を
示す平面図である。
図中、前記実施例と同−符号及び記号は前記実施例と同
一または相当する構成部分を示すものである。
第13図の実施例においては、前記実施例と同様、部品
搬送装置が供給ユニット1と適宜台数の中間ユニット2
と返送ユニット3とから構成されている。各ユニット1
. 2. 3.における前方の作業部搬送ベルト14は
一列の作業ラインL1(実線矢印)を形成し、また、各
ユニッ)1,2゜3、における後方の特機部搬送ベルト
17は一列の待機ラインL2(破線矢印)を形成してい
る。
そして、作業ラインL1及び待機ラインL2は同一の平
面内に配置され、これにより、実装加工ラインが全体と
して略長四角環状に構成されている。
なお、図中の各矢印は、部品箱20が供給ベルト27か
ら待機ラインL2側へ供給される場合を示している。
第14図の実施例の場合も、部品搬送装置は供給ユニッ
ト1と適宜台数の中間ユニット2と返送ユニット3とか
ら構成されている。各ユニット1゜2.3.における前
方の作業部搬送ベルト14は一列の作業ラインLl(実
線矢印)を形成し、また、各ユニット1. 2. 3.
における中間部の上下二段の特機部搬送ベルト17、及
び、後方の特機部搬送ベルト17は三列の待機ラインL
2(破線矢印)を形成している。そして、作業ラインL
1及び待機ラインL2により、実装加工ラインが全体と
して略二重長四角環状に構成されている。
この場合も、図中の各矢印は、部品箱20が供給ベルト
27から待機ラインL2側へ供給される場合を示してい
る。第14図の部品搬送装置において、後方の各特機部
搬送ベルト17に作業台9を配置すれば、この待機ライ
ンL2を作業ラインL1に転用することも可能である。
なお、上記各実施例では、本発明が回路基板実装加工ラ
インで使用される部品搬送装置に具体化されているが、
本発明の用途はこれに限定されるものではなく、上記実
施例と同様な構成の部品搬送装置を各種の電気製品また
は精密機械製品の組立作業を行なう製造・加工ラインに
設置して使用することもできる。また、上記実施例では
、部品の組立作業が複数の作業者により行なわれるが、
部品をロボットにより組立る実装加工ラインにおいて本
発明を実施することも可能である。
[発明の効果] 以上のように、請求項1に記載した本発明の部高搬送装
置は、製品の組立作業を行なう複数の作業台と、その組
立作業に使用する部品を収容した複数の部品箱を各作業
台へ順次搬送する作業部搬送手段と、その作業部搬送手
段の始端と終端との間に接続され、各部品箱を作業台と
は異なる場所で待機させつつ搬送する待機部搬送手段と
から構成したものであるから、各作業者は部品を適正な
順序で間違いなくかつ能率よく組立ることかできるとと
もに、それぞれ単独で製品を完成でき、しかも、実装加
工機種の切替えを簡単な外段取りで迅速に行なうことが
できるという効果がある。
また、請求項2に記載した本発明の部品搬送装置によれ
ば、各作業台毎に設けた複数の作業部搬送手段が運転制
御手段の手動操作によりそれぞれ別個に運転制御される
ため、各作業者は自己の作業部搬送手段を作業の進捗度
に応じた最適条件で運転でき、かつ、作業者間に設けら
れた搬送手段上のストックスペースによって複数個の部
品箱が滞留し、部品毎に異る実装時間のバラツキを吸収
することができ、もって、実装加工能率を向上できると
いう効果がある。
更に、請求項3に記載した本発明の部品搬送装置におい
ては、相似する形状の作業ライン及び待機ラインが上下
二段に配置されているので、スペースを有効に使用して
、装置全体をコンパクトに構成できるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の部品搬送装置が実施される回路基板実
装加工装置の一実施例を示す全体平面図、第2図は第1
図の正面図、第3図は第2図のA−A線からみた中間ユ
ニットの側面図、第4図は本発明の部品搬送装置が実施
される回路基板実装加工装置の実装加工ラインの構成を
示す第1図の概略平面図、第5図は本発明の部品搬送装
置が実施される回路基板実装加工装置の可搬支持枠を拡
大して示す斜視図、第6図は本発明の部品搬送装置が実
施される回路基板実装加工装置の手元スイッチを拡大し
て示す平面図、第7図は本発明の部品搬送装置が実施さ
れる回路基板実装加工装置の極性部品検出手段及びデイ
スプレィを拡大して示す正面図、第8図は本発明の部品
搬送装置が実施される回路基板実装加工装置の電気的制
御回路を概略的に示すブロック図、第9図は本発明の部
品搬送装置が実施される回路基板実装加工装置の作業ラ
インにおける搬送動作を示すフローチャート、第10図
は本発明の部品搬送装置が実施される回路基板実装加工
装置のタイムテーブルAのデータを示すタイムチャート
、第11図は本発明の部品搬送装置が実施される回路基
板実装加工装置の待機ラインにおける搬送動作を示すフ
ローチャート、第12図は本発明の部品搬送装置が実施
される回路基板実装加工装置のタイムテーブルBのデー
タを示すタイムチャート、第13図及び第14図は本発
明の方法が実施される回路基板実装加工装置の別の実施
例を示す概略平面図である。 図において、 9:作業台 14:作業部搬送ベルト 17:特機部搬送ベルト 20:部品箱 22:手元スイッチ Ll:作業ライン L2:待機ライン である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)製品の組立作業を行なう複数の作業台と、前記組
    立作業に使用する部品を収容した複数の部品箱を、前記
    各作業台へ順次搬送する作業部搬送手段と、 前記作業部搬送手段の始端と終端との間に接続され、前
    記各部品箱を作業台とは異なる場所で待機させ搬送する
    待機部搬送手段と を具備することを特徴とする部品搬送装置。
  2. (2)製品の組立作業を行なう複数の作業台と、組立作
    業に使用する部品を収容した複数の部品箱を後続の作業
    台へ順次搬送する前記各作業台毎に独立して設けられた
    作業部搬送手段と、 前記各作業部搬送手段を外部操作によりそれぞれ独立し
    て駆動及び停止させる運転制御手段と、始端の作業部搬
    送手段と終端の作業部搬送手段との間に接続され、前記
    各部品箱を作業台とは異なる場所で待機搬送する待機部
    搬送手段と を具備することを特徴とする部品搬送装置。
  3. (3)前記作業部搬送手段及び前記待機部搬送手段は、
    それぞれ環状の作業ライン及び待機ラインとし、前記作
    業ライン及び待機ラインを上下二段に配設したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の部品搬送装置
JP1326729A 1989-12-17 1989-12-17 部品搬送装置 Pending JPH03190653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1326729A JPH03190653A (ja) 1989-12-17 1989-12-17 部品搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1326729A JPH03190653A (ja) 1989-12-17 1989-12-17 部品搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03190653A true JPH03190653A (ja) 1991-08-20

Family

ID=18191025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1326729A Pending JPH03190653A (ja) 1989-12-17 1989-12-17 部品搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03190653A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008491A1 (ja) * 2011-07-13 2013-01-17 住友電装株式会社 組立作業用コンベア装置
CN103707034A (zh) * 2014-01-17 2014-04-09 中机中联工程有限公司 装配用翻转机及工程机械底座装配装置
CN108174523A (zh) * 2018-02-08 2018-06-15 江西景旺精密电路有限公司 一种pcb外观在线检修设备及检修方法
CN110834898A (zh) * 2019-11-20 2020-02-25 余姚泰速自动化科技有限公司 一种快速切换胎具模组的自动化设备

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008491A1 (ja) * 2011-07-13 2013-01-17 住友電装株式会社 組立作業用コンベア装置
JP2013018626A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd 組立作業用コンベア装置
CN103648711A (zh) * 2011-07-13 2014-03-19 住友电装株式会社 组装作业用输送装置
US8899405B2 (en) 2011-07-13 2014-12-02 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Assembly work conveyor device
CN103707034A (zh) * 2014-01-17 2014-04-09 中机中联工程有限公司 装配用翻转机及工程机械底座装配装置
CN108174523A (zh) * 2018-02-08 2018-06-15 江西景旺精密电路有限公司 一种pcb外观在线检修设备及检修方法
CN110834898A (zh) * 2019-11-20 2020-02-25 余姚泰速自动化科技有限公司 一种快速切换胎具模组的自动化设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000005952A (ja) 組立加工装置
CN101643148B (zh) 输送系统
KR20050000745A (ko) 물품제조시스템
JPH03190653A (ja) 部品搬送装置
JPH0265934A (ja) 組立ラインにおける部品の供給方法
JP2001353627A (ja) 自動車用組み立て品の組み立てライン
JPH03190631A (ja) 製造ライン形成装置
CN110619806A (zh) 模块化教学制造平台
CN210312218U (zh) 模块化输送系统
JPH03186507A (ja) 組立製造装置
JPH03187300A (ja) 回路基板の実装加工方法
JPH03187299A (ja) 回路基板実装加工装置
JP2006078469A (ja) トレー自動盛付装置
JPH0780676A (ja) レーザ加工装置
CN210312217U (zh) 平台模块
JPH09104003A (ja) プレカット木材の加工装置
JP2005007510A (ja) 作業台、部品供給装置、生産システム、及び生産方法
JP2001219322A (ja) 組立装置
CN210260174U (zh) 输送装置
CN213617607U (zh) 自动加工生产线
KR101406032B1 (ko) 로봇을 이용한 모바일 기기의 바디 사상 자동화 시스템
JPS637896B2 (ja)
CN216623580U (zh) 一种非标自动化教学培训装置
TWI719577B (zh) 輸送裝置
CN212355469U (zh) 梯级装配流水线工装