JPH03187396A - 抗体,抗体産生ハイブリドーマおよび抗体の用途 - Google Patents

抗体,抗体産生ハイブリドーマおよび抗体の用途

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JPH03187396A
JPH03187396A JP2172935A JP17293590A JPH03187396A JP H03187396 A JPH03187396 A JP H03187396A JP 2172935 A JP2172935 A JP 2172935A JP 17293590 A JP17293590 A JP 17293590A JP H03187396 A JPH03187396 A JP H03187396A
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JP
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tpa
antibody
cells
moab
reference example
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JP2172935A
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Susumu Iwasa
岩佐 進
Tomofumi Kurokawa
智文 黒川
Yukio Toyoda
豊田 幸生
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はテイッシュプラスミノーゲンアクチベータ(以
下、TPAと略記することがある)に対するモノクロー
ナル抗体(以下、MoAbと略記することがある)に関
する。
本発明はまた、上記の抗体にTPAを免疫結合させてな
る血栓溶解剤に関する。さらに、上記の抗体を用いてT
PAを高感度かつ特異的に測定する免疫化学的測定法に
関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)血栓
溶解療法は古くから心筋梗塞、動脈塞栓症。
脳梗塞などの血栓性疾患の治療法として用いられ、当初
はストレプトキナーゼやウロキナーゼ(以下、UKと略
記することがある)などが有用な血栓溶解剤として臨床
応用された。特にUKはフィブリン溶解能が高いことか
ら比較的繁用されてきたが、フィブリンに対する選択性
が低く、フィブリノーゲンに対しても作用し、投与患者
に出血傾向を生ぜしめる欠点を有している。かかる欠点
を踏まえて、次に第2世代の血栓溶解剤としてTPAや
グロウロキナーゼが登場した。これらはUKに比べてフ
ィブリン選択性が高いため、UKでみられた出血傾向の
副作用を軽減すると予測され、数多くの研究がなされた
。特に最近では遺伝子組み換え技術を利用することによ
って大量生産の途が開かれたことから、臨床への応用も
盛んである( European  Cooperat
ive  5tudy  Group  forRec
ombinant   Ti5sue−Type   
PIasa+inogenAcLivator :ラン
セット(The  Lancet )、842(198
5))。
しかしこれらの臨床応用の結果、TPAなどにも幾つか
の問題があることが分かってきた。すなわち、[1]T
PAの半減期は非常に短かく(2〜3分)、血栓溶解に
は多量のしかも長時間の投与が必要なこと、■かかる大
量療法では必ずしも出血傾向の低減を期待できないこと
などである。
この原因の1つとして、血中にはいくつかのプラスミノ
ーゲンアクチベータインヒビター(以下、FAIと略記
することがある)が存在しくり、Co11enニスロン
ポーシス・ヘモスターシス(Thromb。
Haemostasis)、56.415(1987)
]、特にFAI−1はTPAやUKの投与後、速やかに
これと結合し不活化させることが知られている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記に示したFA I −1によるTP
Aの不活化を防ぎ、TPAの血中動態を改善し、投与量
の軽減を図り、副作用のない血栓溶解剤を開発すること
を目的とした。まずFA I −1によるTPAの不活
化作用について鋭意検討し、FAI−1がTPAの活性
部位以外に第2の部位と相互作用する可能性[J、 C
hmielewskaら、バイオケミカル・ジャーナル
(Bioche+++、 J、 )、 25±。
327(1988)]を追求した結果、TPAの線溶活
性には影響を与えずに、FA I −1とTPAとの結
合を阻害する形でTPAに結合できるMoAbを作製す
ることに成功した。次にTPAをかかる抗TPAモノク
ローナル抗体に免疫結合させ、PAr−1によるTPA
の不活化を伴わない、あるいは減少させうる抗TPAモ
ノクローナル抗体とTPAとの1=1免疫免疫体を血栓
溶解剤として開発し、さらに研究を進め本発明を完成し
た。
すなわち本発明は、TPAに対してFA I −1と競
争的に結合し、かつTPAの酵素活性を中和しない抗T
PAモノクローナル抗体およびこれを産生ずるハイブリ
ドーマを提供するものである。
また本発明は、上記抗TPAモノクローナル抗体にTP
Aを免疫結合させてなる血栓溶解剤を提供するものであ
る。
さらに本発明は、該抗TPAモノクローナル抗体が遊離
のTPAとは結合するが、TPA−FAI−1複合体と
は結合しない性質を利用して、遊離のTPAのみを高感
度で特異的に検出しうる免疫測定法に関するものである
本発明で用いられる抗TPA抗体産生ハイブリドーマの
作製にあたっては、該ハイブリドーマがTPAに特異的
で、実質的にTPA−FAI−1複合体と結合しない、
いいかえればTPAに対してPAr−1と競争的に結合
するMoAbであって、なおかつTPAの酵素活性を中
和しないMoAbを産生ずるものであればいずれのもの
でもよい。このようなハイブリドーマの作製については
、常法に従って作製することができる。すなわち、TP
Aを動物(例、ウサギ、ラット、マウス、モルモットな
ど)に免疫し抗体産生細胞を得る。次いで免疫動物より
採取したこれらの抗体産生細胞、例えば脾臓細胞やリン
パ節細胞などを骨髄腫細胞(例、MS−1,P3U1.
5P210など)と融合し、得られるハイブリドーマの
中から実質的にTPA−FAT−1複合体に反応せず、
遊離のTPAに特異的に結合する抗体産生細胞をスクリ
ニングすることによって作製できる。
免疫動物としては、例えばウサギ、ラット、マウス、モ
ルモットなどが用いられるが、MoAb製造の場合には
マウスが特に好ましく用いられる。接種方法としては、
通常実施される方法に従えばよく、例えばマウスに1回
1−100μg、好ましくは10〜251gのTPAを
等容量(0、1m)の生理食塩水およびフロイントの完
全アジュバントで乳化して、背部、腹部の皮下あるいは
腹腔内に2〜3週毎に3〜6回接種する方法がとられる
これらの免疫動物、例えばマウスから抗体価の高い個体
を選び、最終免疫3〜5日後に脾臓およびあるいはリン
パ節を採取し、それらに含まれる抗体産生細胞を骨髄腫
細胞と融合させる。融合操作は既知の方法に従い実施で
き、融合促進剤としてはポリエチレングリコール(以下
、PEGと略記することがある)やセンダイウィルスな
どが挙げられるが、好ましくはPEGが用いられる。骨
髄腫細胞としてはMS−1,P3Ul、5P210など
、特にP3Ulが好ましく用いられる。例えば脾臓細胞
と骨髄腫細胞との好ましい比率はl:1−10:1で、
これに分子量1.000〜a、oooのPEGが10〜
80%の濃度で添加され、20〜37℃、好ましくは3
0〜37℃で3〜lO分インキュベートするのが良い。
抗TPAモノクローナル抗体産生ハイブリドーマのスク
リーニングには種々の方法が使用できる。
例えば、マイクロプレートにTPAあるいはTPA−F
AI−1複合体を吸着させ抗原感作プレートを作製する
。次いでハイブリドーマ培養上清を抗原感作マイクロプ
レートに添加し、プレートに結合した抗TPA抗体を検
出する酵素免疫測定法(以下、EIAと略記することが
ある)により培養上清中の抗体価を測定する。HAT(
ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジン)添加培地
で選別、育種された抗体活性陽性のハイブリドーマは直
ちにクローニングに供されるが、通常これは限界希釈法
などで容易に実施される。クローン化されたハイブリド
ーマ培養上清の抗体価を上記の方法で測定し、TPA感
作プレートで陽性、TPA−FAI−1複合体感作プレ
ートで陰性となる抗体産生ハイブリドーマを選別し、目
的とするモノクローナルな抗TPA抗体産生ハイブリド
ーマを取得することができる。
以上のような製造法に従って作製した抗TPA抗体産生
ハイブリドーマの例として、後述の実施例1に示したマ
ウスハイブリドーマTPA  214が挙げられる。
上記した本発明のハイブリドーマの培養は通常、液体培
地中、または動物の腹腔内(例えば、マウス等哺乳動物
の腹腔内)で公知の方法により実施できる。培養液およ
び腹水中の抗体の精製については公知の生化学的手法を
組み合わせて用いることによりできる。例えば、細胞培
養液もしくは腹水を遠心分離し、上溝を取り出し、塩析
(通常は硫酸アンモニウムもしくは硫酸ナトリウムを用
いる)を実施する。得られたタンパク沈殿物を適当な溶
液に溶解し、透析後カラムクロマトグラフィー(イオン
交換カラム、ゲルろ過カラム、プロティンAカラム、ヒ
ドロキシアパタイトカラム等)に付し、目的とする抗体
を分離精製することができる。以上のような分離精製操
作により、例えばlQ培養上清からタンパク重量比で9
0%以上の純度のMoAbを約5−20mg得ることが
できる。
また、20−の腹水液からは同様の抗体が20−100
mg得られる。
以上のようにして得られる本発明の抗TPAモノクロー
ナル抗体は、下記の性質を有する。
[1]TPAに対して、プラスミノーゲンアクチベータ
・インヒビターと競争的に結合する。
[2]TPAの酵素活性を中和しない。
本発明の抗TPAモノクローナル抗体としては、例えば
上記の性質を有し、さらにその認識エピトープがTPA
の第2クリングル(K2)領域である抗TPAモノクロ
ーナル抗体などが挙げられ、より具体的には後述の実施
例1に示した抗TPAモノクローナル抗体TPA2−1
4などが挙げられる。
以上のようにして得られたMoAbはタンパク質として
均一であり、蛋白分解酵素(ペプシン、パパインなど)
処理などにより、TPAに対する結合能を保持したまま
、F(ab’)、やFab断片などを得ることができ、
これらは本発明のMoAbと同様の目的で用いることが
できる。
またこれらのハイブリドーマがマウスIgGMoAbを
産生する場合には、該抗TPA  MoAbの抗原認識
部位を含む可変領域あるいは超可変領域をコードするD
NAを取得し、これに遺伝子操作技術[Z、 5tep
levskiら:プロシーデインダス・オブ・ナショナ
ル・アカデミ−・サイエンス・ニーニスニー(Proc
、 Na11. Acad、 Sci、 U S A)
85.4852(1988);L、 Riechman
nら:ネーチャー(Nature)、332.323(
1988)]を用いてヒト1gGの定常領域あるいは/
および可変領域7レームワークをコードする遺伝子を結
合させ、マウス−ヒトキメラ抗体を作製することもでき
る。かかるキメラ抗体はヒトへの投与に際し、抗原性が
小さいか、もしくは無いため有利に用いられる。
本発明のMoAbを用いる血栓溶解療法においては、い
くつかの方法が用いられる。たとえば、■本発明のMo
Abを予め血栓性疾患患者に投与したのち、TPAを投
与する。■該MoAbとTPAとを同時に血栓性疾患患
者に投与する。あるいは■予め該MoAbとTPAとを
反応させ、未反応のTPAを分離後、得られたMoAb
−TPA免疫複合体を血栓性疾患患者に投与する、など
の方法が挙げられる。MoAbあるいはMoAb−TP
A免疫複合体は必要により、例えばメンブレンフィルタ
ーなどによるろ過除菌操作ののちに、それ自体あるいは
適宜の薬理学的に許容され得る担体、賦形剤、希釈剤な
どと混合し、注射剤などとして製剤化して、哺乳動物(
マウス、ラット、ネコ、イヌ、ブタ、ウシ、サル、ヒト
など)に投与し、例えば心筋梗塞、末梢動・静脈閉塞症
、網膜動・静脈閉塞症、脳梗塞、肺塞栓症などの血栓・
閉塞性疾患の治療に用いることが可能である。
本発明の血栓溶解剤の投与量は、対象となる疾患、症状
あるいは投与ルートなどによって異なるが、例えば心筋
梗塞の成人患者に静脈内投与する場合、MoAbとして
1日当り約0.1−10mg/kg、好ましくは約0.
5−5mg/kg、TPAとして1日当り約0.02−
1.0+og/kg、好ましくは約0.O4−0−4m
g/kgである。
以上のような方法で、生物学的半減期の短いTPAを、
PAI−1による不活化から保護し、効率良く血栓部位
に作用させることが可能である。
また該抗TPA抗体を産生ずるハイプリドーマを抗フィ
ブリン特異抗体産生ハイブリドーマと融合し、一方の手
でフィブリンに、他方の手でTPAに結合できる二重特
異性抗体を産生するポリドーマを作製することもできる
(特願F@63−243544号、特願昭63−301
925号および特願平1−62940号明細書参照)。
かかるポリドーマにより産生される二重特異性抗体は、
TPAをPA r −1による不活化から保護しつつ、
★)つM的フlプ■ン面鰺採行りご鯨里的lごTPAを
運搬し、作用させることが可能である。
本発明の抗TPA  MoAbはさらに、TPA−FA
 I −重複合体と反応することなく、遊離のTPAと
のみ反応することから、TPAの特異免疫測定法を提供
する。従来は、血中の遊離のTPAを正確に測定する方
法はなく、TPAやTPA−PAI−重複合体などをす
べて含むトータルのTPA濃度を測定していた。しかし
ながらTPA−FAI−重複合体は酵素活性を有さす、
またFAI−1の生理学的意義が明らかになるにつれ、
病態との関連、投与TPAの血中動態の解析などにおい
て、その分離定量が必要となっているが、正確な定量法
がないのが現状である。本発明のTPAの免疫学的測定
法においては、互いに抗原決定部位を重複しない2種の
抗体を用いる、いわゆるサンドインチ(SW)法が用い
られる。その測定原理を説明すると下記の如くである。
サンドイッチ法:未知量の抗原を含む被検液に担体上に
保持された過剰量の抗体を加えて反応さ体の一定量を加
えて反応させる(第2反応)。
担体上に保持された標識剤もしくは担体上に保持されな
かった標識剤の活性を測定する。第1反応、第2反応は
同時に行なってもよいし、時間をずらして行なってもよ
い。
このSW法は一般に競合法に比べて、被検液中のTPA
以外の非特異成分の影響を受けにくく、短時間での測定
が可能である。
本発明では、第1反応で用いる固相抗体と、第2反応で
用いる標識抗体とが互いに抗原決定部位を重複しない2
種の抗TPA抗体である。この時、固相抗体もしくは標
識抗体として、本発明のTPA−FAI −重複合体と
反応しない抗TPAMoAbを用いるのが本発明の特徴
である。好ましくは固相抗体として該抗TPA  Mo
Abが用いられる。
固相抗体の調製には、公知の常套手段を応用し得るが、
タトエば“代tM” 、8.696(1971)に記載
されているブロムシアン法、グルタルアルデヒド法など
が挙げられる。また、より簡便でかつ好ましい方法とし
て抗体をマイクロプレートやポリスチレン粒子上に物理
的に吸着させる方法などがある。
第2反応で用いる標識抗体における標識剤としては、放
射性同位元素(以下、R1と略す)、酵素、酵素基質、
蛍光物質、発光物質、ビオチンなどが挙げられる。これ
ら抗体と標識剤との結合には、公知の常套手段であるク
ロラミンT法〔ネーチャー(Nature)、 194
.495(1962))、過ヨウ素酸法〔ジャーナル・
オブ・ヒストケミストリー・アンド・サイトケミストリ
ー(J、 Histochem。
Cytochem2)、22 、 l O84(197
4))、マレイミド法〔ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー(J、 Biochem2)、79.233(
1976))、活性化ビオチン法〔ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサイアテイ(J、 Am、 
Chew、 Soc、 )。
100.3585(1978))などが用いられる。
TPAのSW法による特異的免疫化学的測定方法を実施
するには、(1)未知量のTPAを含有する被検試料に
、公知の常套手段で物理的もしくは化学的に抗体を結合
させた固相を加えて反応させる(第1反応)。固相を洗
浄したのち、標識剤で標識した抗体の一定量を加えて反
応させる(第2反応)。次に通常、固相をよく洗浄し、
固相上に結合している標識剤の活性を測定する。標識剤
がRTである場合、ウェルカウンターもしくは液体シン
チレーションカウンターで測定する。標識剤が酵素であ
る場合、基質を加えて放置し、比色法もしくは蛍光法で
酵素活性を測定する。標識剤が蛍光物質、発光物質であ
っても、それぞれ公知の方法に従って測定する。上述の
アッセイ方法において、第1反応と第2反応との間にお
ける洗浄を省略してもよいし、さらに簡略化するために
被検法、抗体結合固相および標識剤で標識した抗体を同
時に加えて反応させてもよい。
本発明で用いられた抗体は互いに抗原決定部位が異なっ
ており、しかも一方の抗体はTPA−FAI−重複合体
と反応しないため、被検液中の遊離のTPAのみを特異
的に定量できる。TPA−FA I −重複合体の定量
は、TPA−FAI−重複合体と反応する抗TPA抗体
と、抗PAll抗体との2種の抗体を用いる、通常のS
W法で、公知技術に従って実施できるので[高田由美子
ら:血液と脈管、第19巻、456頁(1988)]、
本発明の遊離TPA特異免疫測定法と組合せ用いること
により、遊離TPAとTPA−PAI−重複合体との分
離定量が迅速かつ正確にできる。
〔実施例〕
以下に参考例・実施例により本発明を具体的に説明する
が、これらが本発明の範囲を制限するものでないことは
言うまでもない。
なお、実施例で用いられている動物細胞は、以下の表に
示すように寄託が行なわれている。
(rFo)   (FRI) マウスハイブリドーマ   50178   BP−2
0857PA 1−41 マウスハイブリドーマ   50179  8P−20
86TPAI−70 マウスハイブリドーマ 0194 BP−2519 IFO:財団法人発酵研究所(大阪) FRI:通商産業省微生物工業技術研究所参考例1 抗
TPA抗体測定用EIA TPA  5℃g/−溶液を96穴マイクロプレートに
100μαずつ分注し4℃で一夜放置後、2%カゼイン
、O,O1%チメロサール含有PBS150μQを添加
して感作プレートを作製した。
上記の液を除去し0.05%Tween 20含有リン
酸食塩緩衝液(PBS−Tv)で洗浄後、被検ハイブリ
ドーマ培養上清100μQを添加し室温で2時間反応さ
せた。再びP B S −TVでプレートを十分に洗浄
後、ホースラデイツシュペルオキシダーゼ(HRP)標
識ウサギ抗マウスIgG抗体を添加し、さらに室温で2
時間反応させた。
洗浄後、酵素基質としてオルソフェニレンジアミンおよ
びH,O,を含有する0、1Mクエン酸緩衝液を各ウェ
ルに加え、室温で酵素反応を実施した。IN硫酸で反応
停止後、マルチスキャン(フロー社製)を用いて波長4
92nmで発色色素量を測定した。
参考例2 抗TPA−PAI−1複合体抗体測定用EI
A TPA−FAI −1複合体lOμg/−溶液を用いて
、参考例1と同様の方法でTPA−PAl−1複合体感
作グレートを作製した。次いでこの感作プレートを用い
て、参考例1と同じEIA操作法で抗TPA−FAI−
1抗体価を測定した。
参考例3 フィブリン溶解反応中和試験TPA溶液(最
終濃度20μs/1l12)に被検MoAb溶液を添加
し、37℃で1時間反応後、反応混液をフィブリンアガ
ロースプレートのlウェル当り5μQ注入した。37℃
で2−6時間後にフィブリンの溶液環(直径)を測定し
、TPAの酵素活性に対するMoAbの中和能を測定し
た。
参考例4  TPA測定用EIA 抗TPAモノクローナル抗体TPA−7010℃g/−
溶液を用いて参考例1と同様の方法で抗TPA抗体感作
プレートを作製した。次いでこのプレートにTPA含有
検液100μQを添加し、室温で2時間反応させた。P
BS−Twでプレートを十分に洗浄後、HRP標識した
ウサギ抗TPAポリクローナル抗体Fab’ フラグメ
ントを添加し、さらに室温で2時間反応させた。以下参
考例IJこ記載の反応でプレートに結合したHRP酵素
活性を測定し、検液中のTPAを定量した。
参考例5  TPA−抗TPA抗体免疫複合測定用IA 市販のヤギ抗マウスIgG抗体1 gG7ラクシヨンl
Oμg/−溶液を参考例1と同様の方法でマイクロプレ
ートに感作した。次いでこのプレートにTPA−抗TP
A抗体免疫複合体含有検液100μaを添加し、室温で
2時間反応させた。以下、参考例4と同様にHRPII
i識ウサギ抗TつAポリクローナル抗体Fab’ フラ
グメントを用いる方法で検液中のTPA−抗TPA抗体
免疫複合体を定量した。
参考例6 マウスIgG測定用EIA 参考例5に記載の抗マウスIgG抗体感作プレートにマ
ウス抗TPAモノクローナル抗体含有検液100μQを
添加し、室温で2時間反応させた。
PBS−Twでプレートを十分に洗浄後、市販のHRP
標識抗マウスIgG抗体を添加し、以下参考例4と同様
の方法でプレートに結合したHRP酵素活性を測定し、
検液中のマウス抗TPAモノクローナル抗体を定量した
参考例7 総TPA測定用EIA ヤギ抗TPAポリクローナル抗体5μg/di溶液を用
いて参考例1と同様の方法で抗TPA抗体感作プレート
を作製した。次いでこのプレートにTPA産生細胞培養
上清を添加し室温で2時間反応させた。PBS−Twで
プレートを洗浄後、HRP標識したウサギ抗TPAポリ
クローナル抗体Fab’フラグメントを添加し、さらに
室温で2時間反応させた。以下、参考例1に記載の反応
でプレートに結合したHRP酵素活性を測定し、培養上
溝中の総TPAを定量した。
参考例8  PAI−1測定用EIA 固相抗体としてマウス抗FAI−1モノクローナル抗体
を、二次抗体として異なった抗原特異性ヲモつHRP標
識マウス抗FA I −1モノクロ一ナル抗体を用いる
サンドイッチ−EIA(バイオプール社の市販EIAキ
ット)により検液中のPAl−1を定量した。
参考例9  TPA−B鎖の作製 公知の方法[1、Doddらニスロンポーシス・アンド
・ヘモスターシス(Thromb−Hae+mosta
sis )。
55.94 (1986)]に従い、二本鎖TPAを1
0−ジチオスレイトール(DTT)の存在下、4℃で2
時間還元した。次いで3mMDTT含有0.1Mリン酸
緩衝液(pH7,4)で平衡化したりジン−セファロー
スカラムに供した。
リジン結合能を有するTPA−A鎖および未反応二本@
TPAはカラムに吸着・結合したが、リジン結合能のな
いTPA−B鎖は素通り画分として得られた。
参考例10  N末端欠損TPAの作製常法の遺伝子組
換え実験により[T、 Maniatisら:モレキュ
ラー・クローニング(MoleculaeClonin
g)、 Co1d Spring Harbor La
boratory刊(米国)参照]、TPAのN末端領
域(フィンガ一部位、上皮細胞成長因子部位および第1
クリングル部位)を欠失し、酵素活性部位を有するB鎖
および第2クリングル部位(K2)のみを有するTPA
ムティン(K!  B)を作製した[ K、Wikst
ramらニスロンボーシス・アンド・ヘモスターシス(
Thromb、 Haemostasis)、 62.
 122 (1989)および62.338 (198
9)参照]。
■亀−量 市販の1木調TPA(中央科学工業に、に、販売)20
0μg/−生理食塩水溶液に等量の70インド完全アジ
ユバントを添加し十分乳濁後、BALB / cマウス
(早、20pg10.2d/マウス)!:=腹腔および
背部皮下投与し、2〜3週間隔で追加免疫を実施した。
3回の追加免疫後、10日で最大の血清抗体価を示した
個体について、TPA抗原液(50μg10.l−生理
食塩水/マウス)を静脈内注射した。
■細胞融合 最終免疫後3日で脾臓を摘出し、脾臓細胞懸濁液を常法
により調製した(約10’個)。次いでマウス骨髄mm
胞(P3U1)2X10’個を添加し、PEG  60
00を用いてケーラーとミルスタインの方法〔ネーチャ
ー(Nature)、 256 、495(1975)
)に準じて細胞融合に供した。
融合終了後、細胞混液をヒボキサンチン・アミノプテリ
ンおよびチミジンを含む、いわゆるHAT培地中に懸濁
し、lO日間培養した。以後は、親細胞の選択が終了次
第、HAT培地からアミノプテリンを除いたHT培地に
代え培養を続けた。
■ハイブリドーマの選択およびクローニング融合10−
20日後にハイブリドーマの出現を認めたので、TPA
結合マイクロプレートを用いる参考例1記載のEIAで
ハイプリドーマ培養上清の抗体価を測定した。特に強い
抗体活性を示したハイブリドーマについては、限界希釈
法によるクローニングに供した。
クローン化したハイブリドーマの培養上清を同様に参考
例1のEIAのスクリーニングに供し、TPA結合能の
強い3種の抗TPA抗体産生マウスハイブリドーマTP
A  1−41.1−70および2−14が得られた。
これらの免疫グロブリンクラス、サブクラスはオフタロ
ニー法による測定で、それぞれIgG*b、IgG+お
よびIgG、であった。
■モノクローナル抗体の作製 予め0.5m鉱油を腹腔内投与したBALB/cマウス
に5XlO’個の抗TPA  MoAb産生ハイブリド
ーマを腹腔内接種した。約10−15日後に腹水の貯溜
が見られた。
抗体の精製は常法により、45−50%飽和硫酸アンモ
ニウムで分画後、DEAE−セルロースおよびプロティ
ンAカラムクロマトグラフィーに供し実施し、マウスハ
イプリドーマTPA、1−41.7PA  l−708
よびTPA  2−14からそれぞれ抗TPAモノクロ
ーナル抗体TPA1−41.TPA  1−70および
TPA  214を得た。
実施例2 抗TPAモノクローナル抗体のTPA実施例
1−■で作製した抗TPA  MoAbを、参考例3に
記載のフィブリンアガロースプレートを用いるフィブリ
ン溶解反応中和試験に供し、TPAに対する中和活性を
測定した。結果−は第1表に示した通りであった。
抗体TPA  1−14は弱い中和活性を、抗体TPA
  1−70は強い中和活性を示したが、抗体TPA 
 2−14は全く中和活性を示さなかった。
第1表 抗体濃度     %フィブリン溶解活性(ng/d)
    抗TPAモノクローナル抗体TPA  1−4
1   TPA 1−70   TPA 2−140.
012      86      86      
1000.12       63      30 
     861.2       47      
8     10012         47   
   0      116実施例3 抗TPAモノク
ローナル抗体のTPA抗PA I −I  MoAb溶
液(5μg/−)を用いて、参考例1と同様の方法で抗
PAI−IMoAb感作プレートを作製した。
一方、8Mグアニジン−塩酸溶液で37℃。
30分間処理して活性化したFAI−1(アメリカン・
ダイアグノステイクス販売)にTPAを添加しく重量比
l:2)、37℃、30分間インキュベートして複合体
を調製した。この複合体液を上記の抗PAI  I  
MoAb惑作プレートに添加し室温で3時間反応後、P
BS−Twで洗浄した。
次に実施例1−■で得た抗TPA  MoAbを常法に
従い、N−ヒドロキシスクシミドビオチン(フナコシ薬
品に、に、販売)を用いてビオチニル化し、上記のTP
A−FAI−1複合体結合固相グレートに添加した。室
温で2時間反応後、PBSTwで洗浄、ざらにHRpH
l[識したアビジンDを添加して室温で1時間反応させ
た。PBS−Tvで十分に洗浄後、参考例1に記載の方
法で固相プレートに結合したHRP活性を測定した。結
果は第1図に示した通りであった。
TPA  2−14抗体はTPA  1−41および1
−70抗体と異なり、FAI−1と複合体を形成したT
PAには反応しなかった。
実施例1−■で得た抗TPA  MoAb溶液(5μg
/d)を用いて、参考例1と同様の方法で抗TPA  
MoAb感作プレートを作製した。
ついで0.25℃g/−のTPAに異なる量のFAI−
1を加え室温で20分間反応させたのち、上記の抗TP
A  MoAb感作プレートに添加した。
室温で3時間反応後プレートを洗浄し、さらにHRP標
識したウサギ抗TPAポリクローナル抗体を添加した。
室温で2時間反応後PBS−Twでプレートを十分に洗
浄し、参考例1に記載の方法でプレートに結合したHR
P活性を測定した。
結果は第2表に示した通りであった。
TPA  1−41.1−70あるいは2−14抗体の
中、TPA みがTPA−PA 固定しなかった。
第2表 FA I −1 濃度 (μg/−) 0.3 TPA 1−41   TPA 1−70   TPA
 2−1414抗体感作プレートの ■ lを複合体固相プレートに %固相結合TPA 抗TPΔモノクローナル抗体 響 TPAを予め抗TPA  MoAbと37℃、1時間反
応後、TPAの2倍量のFAI−1を加えて、さらに室
温で20分間反応させた。この混合液を、参考例3に記
載のフィブリンアガロースプレートを用いるフィブリン
溶解能試験に供し、残存するTPAのフィブリン溶解能
を測定した。結果は第3表に示した通りであった。
TPA  l−418よび1−70抗体はそれ自体TP
Aの中和活性を有しており、抗体非添加時(コントロー
ル、FAI−1による不活化のみ)よりもさらにTPA
活性を減少させたが、TPA2−14抗体は明らかにF
AI−1による不活化をブロックし、コントロールの2
倍以上のフィブリン溶解能を示した。
第3表 抗TPAモノクローナル    %フィブリン溶解能 
  l−41 TPA   1−70 TPA   2−14 00 6 1 44 ■ 実施例4で作製した抗TPA  MoAb  TPA2
−14感作プレートに遊離のTPAあるいは実施例3で
作製したTPA−FAI−1複合体を添加し室温で3時
間反応させた。PBS−Twで洗浄後、N−ヒドロキシ
スクシミドビオチンで標識化した抗TPA  MoAb
  TPA  1−70を加えて室温で2時間反応、さ
らにPBS−Twで洗浄し、HRP標識アビジンDを添
加した。室温で1時間反応後PBS−Twで十分にプレ
ートを洗浄し、ついで参考例1に記載の方法でプレート
に結合したHRP活性を測定した。結果は第2図に示し
た通りであった。
遊離のTPA(−〇−)のみが測定可能で、最小検出感
度は0.5部g/mg以下であった。なおTPA−FA
I−1複合体(−・−)の交差反応性は約6%以下であ
った。
50ng/−のTPAに00−60n/−の異なった量
のFA I −1を添加し室温で20分間反応させたの
ち、これらの混液を実施例6記載のEIAおよび参考例
3記載のフィブリン溶解能試験に供し、両法で得られた
TPA量を比較した。
得られ た結果は第3図に示した通りであった。
両法で得られたTPA濃度は良好な相関を示し、本発明
のEIAがフィブリン溶解能活性を反映していることが
明らかとなった。
聾 TPA(ローロ: 0.15mg/kg、  n −3
)およびTPA−抗TPAモノクローナル抗体TPA2
14免疫複合体(−一■: TPAO,15mg/kg
抗体0.69a+g/kg、 n −4)をウサギに静
脈投与し、経時的に採血した。次いでウサギの血漿中の
TPA、TPA−抗体免疫複合体および抗体濃度をそれ
ぞれ参考例4.5および6に記載のEIAで測定した。
結果は第4.5および6図に示した通りであった。
TPAは単独で投与するより、TPA2−14抗体と同
時投与することにより2〜4倍の高い血漿中濃度を保持
した(第4図参照)。また血漿中でTPAは、はぼ全量
がTPA2−14抗体との免疫複合体として存在した(
第4図および第5図参照)。ざらにTPA2−14抗体
は血漿中で高い持続性を有していた(第6図参照)。
実施例Q  TPA産生細胞培養上清中のTPA量ヒト
さい帯静脈内皮細胞HUVEC,ヒト繊維芽細胞Wl−
38およびIMR−90,ヒトメラノーマ細胞G−36
1をウシ胎児血清含有培地で培養し、その上清を実施例
6記載の遊離TPA−EIA、参考例7記載の総TPA
−E IAおよび参考例8記載のFAI−1−EIAに
供した。結果は第4表に示した通りであった。
第4表の結果から、各種ヒトTPA産生細胞は同時にF
AI−1をも産生し、TPA抗原のほとんど、あるいは
その1部がTPA−FAI−1複合体として存在するこ
とが明らかである。
第4表 HUVEC1,242,96744 Wl−3811,033,7681 1MR−900,516,41246 cm361  7.9     88.3      
0.5実施例4で作製した抗TPA  MoAb感作プ
レートに、参考例9および10でそれぞれ取得しf:、
 T P A −B鎖およびN末端欠損TPAムティン
(K!−B)を添加し、室温で2時間反応させた。
洗浄後、HRP標識ウサギ・ポリクローナル抗TPA抗
体Fab’フラグメントを添加してさらに室温で2時間
反応させた。参考例1記載の方法に従い、プレートに結
合した酵素活性を定量し、抗TPA  MoAbの抗原
特異性を測定した。
結果は第5表に示した誦りであった。いずれの抗体もN
末端欠損TPAムティン(Kt−B)と反応するが、T
PA−B鎖と反応するのはTPAl−70MoAbのみ
であった。以上の事から、TPA  1−41  Mo
AbおよびTPA 2−14MoAbは共にその認識エ
ピトープが第2クリングル(K2)領域にあり、TPA
  l−70M o A bは酵素活性を担うTPA−
B鎖にあることが判明した。
第5表 TPA  l  41              +
    K!TPAI−70+         十 
    B鎖(発明の効果) 本発明の抗TPA  MoAbはTPAのフィブリン溶
解能を損なうことなくTPAと結合し、しかもFA I
 −1によるTPAの活性の阻害作用をブロックする効
果を有するので、TPAと併用することにより効率的で
かつ副作用の少ない血栓の溶解・除去が可能である。
また本発明の抗TPA  MoAbはTPA−PAI−
1複合体と結合しないことから、体液中の遊離のTPA
のみを特異的に検出する免疫測定法に応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1記載の抗T P A  MoAbTP
A  1−41.1−70および2−14のTPA−P
Af−1複合体に対する結合曲線を表わす(実施例3参
照)。 第2図は実施例1記載の抗TPA  MoAbTPA 
 2−14を同相抗体として用いるEIAで作製した遊
離TPAおよびTPA−PAI−1複合体の検量線を表
わす(実施例6参照)。 第3図は実施例1記載の抗TPA  MoAbTPA 
 2−14を固相抗体として用いるEIAを参考例3記
載のフィブリン溶解能試験と比較したもので、両法で得
られた活性TPA量が良く相関していることを表わす(
!l!施例7参照)。 第4図はウサギにおける静注試験においてTPA単剤と
TPA−抗TPA抗体免疫複合体とを比較したもので、
免疫複合体を投与した場合、より高い血漿中TPA濃度
が保たれることを表す(実施例8参照)。 第5図はTPA−抗TPA抗体免疫複合体をウサギに静
注した時の複合体の血漿中濃度を表す(実施例8参照)
。 第6図はTPA−抗TPA抗体免疫複合体をウサギに静
注した時の抗体の血漿中濃度を表す(実施例8参照)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の性質を有する抗TPA(テイッシュプラス
    ミノーゲンアクチベータ)モノクローナル抗体。 [1]TPAに対して、プラスミノーゲンアクチベータ
    インヒビターと競争的に結合する。 [2]TPAの酵素活性を中和しない。
  2. (2)認識エピトープがTPAの第2クリングル(K_
    2)領域である請求項1記載の抗体。
  3. (3)抗TPAモノクローナル抗体TPA2−14。
  4. (4)TPAで免疫した動物の脾臓細胞もしくはリンパ
    節細胞と骨髄腫細胞とを融合することによって得られ、
    かつ請求項1記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
  5. (5)マウスハイブリドーマTPA2−14。
  6. (6)請求項1記載の抗体に、TPAを免疫結合させて
    なる血栓溶解剤。
  7. (7)被検液と担体上に保持された抗TPA抗体とを反
    応させ、さらに標識剤で標識された抗TPA抗体とを反
    応させたのち、担体上に保持された標識剤または担体上
    に保持されなかった標識剤の活性を測定する、被検液中
    のTPAの免疫化学的測定法であって、担体上に保持さ
    れる抗体と標識剤で標識される抗体とが互いに抗原決定
    部位を重複しない2種の抗体であり、該抗体のうち一方
    が請求項1記載の抗体であることを特徴とする、TPA
    の免疫化学的測定法。
JP2172935A 1989-07-18 1990-06-29 抗体,抗体産生ハイブリドーマおよび抗体の用途 Pending JPH03187396A (ja)

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