JPH03185674A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気記録媒体に磁気ヘッドのコアを摺接し
て情報の記録または再生を行う磁気記録再生装置、特に
、対向して配置した２つの磁気ヘッドを磁気記録媒体の
表裏両面に圧接させ、前記記録媒体に相対的に摺動させ
て情報の記録・再生を行う磁気記録再生装置に関するも
のである。

（従来の技術〕 従来、この種の磁気記録再生装置には磁気記録媒体（以
下、記録媒体という。）のフレキシブルディスクに情報
の記録・再生を行うフロッピーディスクドライブ装置が
用いられている。このフロッピーディスクドライブ装置
の磁気ヘッドの構造を第５図ないし第８図に示す。

第５図において、１は記録再生用コア、２゜３は消去用
コアであり、それぞれのコア１．２゜３には、例えばフ
レキシブルディスクのような記録媒体１１に摺接するコ
ア１，２．３の表面に記録再生用ギャップＧ１と消去用
ギャップＧ２゜Ｇ３を有しており、ｇ＋、ｇ２．ｇ３は
ギャップＧ、、Ｇ２．Ｇ、のそれぞれのギャップ開口部
である。そして記録再生用コア１の両側を補強板４．４
で挟み、消去用コア２．３の間に補強板５を挟んで、記
録再生用コアｌと、消去用コア２．３とを矢印Ａで示す
記録媒体１１の摺動方向に沿って前後に配置して磁気コ
ア部６が構成されている。そして、この磁気コア部６の
両側を摺動かつ補強部材であるスライダ７．８により挟
持し、この磁気コア部６とスライダ７．８とが磁気ヘッ
ト１０を構成している。この磁気ヘッド１０は弾性板９
上に接着剤などで固定され、このム５ｊ定された磁気ヘ
ラ）８１０を囲んで弾性板９に形成された４つのＬ字形
の長孔９ａを介して弾性的に揺動可能にアーム１２に支
持されている。スライダ７は上面に溝７ｂを有する長方
形のブロック状に形成され、スライダ８は矩形板状に形
成されており、スライダ７．８のそれぞれの平坦な上面
と磁気コア部６４の平坦な上面とが記録媒体１１に均一
に摺動される記録媒体摺動面７ａ、８ａ及び６ａとなっ
ている。なお記録再生用コア１及び消去用コア２．３の
不図示の下端部は弾性板９のｆ側に押通され、それぞれ
のコア１，２．３の下端部には不図示のコイルが呑口さ
れている。

また、第６図において、１３はキャリッジであり、フロ
ッピーディスクドライブ装置全体を支持し、不図示の駆
動手段により記録媒体１１の径方向すなわち、矢印のＢ
、Ｃ方向に駆動される。

キャリッジ１３上にはアーム１２が不図示の支持部材を
介して上下方向に弾性的に変位可能に片持ち支持されて
おり、このアーム１２は押圧スプリング！４により下方
へ付勢されている。そして、キャリッジ１３の先端部上
面と、アーム１２の先端部下面に上述した構造の磁気ヘ
ッド１０．１０がそれぞれ弾性板９．９に接着剤などに
よって固定支持されている。磁気ヘッドｌｏ。

１０は記録媒体１１を挟んで互いの磁気コア部６とスラ
イダ７の記録媒体摺動面６ａ、７ａ同士が対向するよう
じ配置されており、押圧スプリング１４でアーム１２を
下方に押圧することにより、互いに記録媒体１１に圧接
されて、記録媒体１１を押圧し、互いの各ギャップＧ、
、Ｇ２゜Ｇ３と記録媒体ｌ！どの間に空隙が生じないよ
うに構成されている。

以上のような構成において、記録再生時には記録媒体１
１が不図示の駆動手段により回転駆動され、対向する互
いの磁気ヘッド１０．１０の各ギャップＧ　ｒ　、　Ｇ
２　、　Ｇ：ｒの開口部ｇｒ　、ｇ２・ｇ３が記録媒体
１１の上下両面に相対的に摺動して記録・再生が行われ
る。

フロッピーディスクドライブ装置は近年急速社小型化、
大容量化が進んできており、これに応じてフロッピーデ
ィスクドライブ装置の磁気ヘッドには記録の高密度化が
要求されており、このために下記のような方法が考えら
れている。

まず、記録高密度化に対応する手段の一つとしては、ト
ラック幅を小さくしてトラック密度を向上させることが
考えられる。トラック密度が２００ＴＰＩ程度の場合は
前述したように記録再生コアの両側に消去コアを配置し
たトンネル消去方式でよいが、４０５ＴＰＩとトラック
密度をあげた場合はトラックピッチが０．０６２５ｍｍ
とたいへんせまくなるので、サーボ方式を取り入れてト
ラッキングを機域的に行うようになる。この場合に使用
する磁気ヘッドは前述したトンネル消去型の磁気ヘッド
ｌＯとは異なり消去コア２．３を必要としない。このよ
うに消去コア２．３を持たない磁気ヘッドの構造を第７
図ないし第９図に示す。なお、図中前記従来例と同一ま
たは相当部分は同一符号で表わす。

第７図ないし第９図において、記録再生用コア！５には
コイルボビン１６が装着され、バックコア１７が添設さ
れており、この記録再生用コア１５は、その両側をスラ
イダ１８と１９によって挟持されて弾性板９上に接着固
定されている。そして、記録再生用コア１５．コイルボ
ビン１６、バックコア１７ならびにスライダ１８．１９
が磁気ヘッド２０を構成している。１８ａと１９ａはス
ライダ１８と１９の上面に形成された摺動面であり、１
８ｂはスライダ１８に設けられた溝、２１は磁気ヘッド
２０と記録再生回路を結ぶフレキシブル配線板である。

以上の構成において、その動作は前記従来例に準するの
で詳細の説明は省略する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし乍ら、前述の従来例の磁気記録再生装置によると
、２つの対向した磁気ヘッド２０゜２０の互いの磁気記
録再生用コア１５の記録媒体摺動面１９ａに記録媒体１
１を押圧するスライダ１８の記録媒体摺動面１８ａが平
面であるために、その押圧力が記録媒体摺動面１９ａの
ギヤツブ開口部ｇ１以外の部分まで分散してかけられて
しまう。このためギャップＧ、と記録媒体１１を密着さ
せる押圧力が弱くなり、両者の間に空隙の変動が発生す
る場合があった。この空隙が大きくなると周知のように
スペーシングロスにより磁気ヘッド２０の記録・再生な
いし消去特性が劣化してしまう。また、この空隙を小さ
くするため押圧力を強くすると、記録媒体１１を損傷し
て、記録・再生が不可能な状態となってしまうという問
題点があった。

この発明は以上のような従来例の間遅点を解消するため
になされたもので、磁気ヘッドに掛かる押圧力をコアの
ギャップ開口部に記録媒体を介して集中的に掛けること
ができる磁気記録再生装置の提供を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

このため、この発明に係る磁気記録再生装置は、対向し
て配置した２つの磁気ヘッドを磁気記録媒体の表裏両面
に圧接させ、前記磁気記録媒体に相対的に摺動させて情
報の記録または再生を行う磁気記録再生装置において、
互いの前記磁気ヘッドのコアギャップに対向する位置に
、前記磁気記録媒体を介して押圧するローラ状回転体を
設けることにより前記の目的を達成しようとするもので
ある。

Ｃ作用〕 以上のような構成としたこの発明に係る磁気再生装置は
、磁気記録媒体と摺動する互いの磁気ヘッドのコアのギ
ャップに対向した位置に前記記録媒体を介してローラ状
回転体が設けられており、このローラ状回転体によって
押圧力がギャップの周辺に局部的に集中して掛けられる
。そのために互いのギャップの周辺に慟〈押圧力が増大
し、ギャップと記録媒体の摺動時の密接追従性が従来例
に比して格段に向上して、ギャップと記録媒体間の空隙
の変動が防止される。

〔実施例〕

以下に、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する
。

（＃Ｉ成） 第１図はこの発明の一実施例である磁気記録再生装置の
磁気ヘッドの取付部斜視図、第２図は同しく−ｈ記実施
例の磁気ヘッド支持部の要部側面図、第３図は同じく磁
気ヘッドの分解斜視図、第４図は同じく磁気ヘッドの斜
視図である。

なお、従来例と同一または相当部分は同一符号で表わす
。

第３図および第４図において、ｌｌａは記録媒体１１の
表裏の摺動面、２２はスライダであり、このスライダ２
２の上面に記録媒体１１と摺接する摺動面２２ａと溝２
２ｂとを有し、更にコア１５のギャップＧ、の中心線Ｃ
−Ｃ上にローラ状回転体２３０回転ローラ（以下ローラ
と１７％う。）２３ａを収納する収納溝２２ｂと、ロー
ラ２３ａの回転軸２３ｂを取付保持する取付溝２２ｃと
力く前記中心線Ｃ−Ｃに中心を合わせて設番すられてお
り、回転軸２３ｂは取付溝２２ｃに接着剤２４で接着固
定されている。そして、ローラ２３ａが記録媒体１１と
接触する回転接触面２３ｃはゴム弾性を有する材質によ
って形成されている。

３０は磁気ヘッドで、この磁気ヘッド３０はコア１５．
バックコア１７．スライダ１９．２２とローラ状回転体
２３によって構成されている。

また、Ｔはローラ２３の記録媒体１１との接触部である
。そして、互いの磁気ヘッド３０゜３０のコア１５のギ
ャップ開口部ｇ＋は記録媒体１１を介して互いの磁気ヘ
ッド３０．３０のローラ２３の接触部下によって押圧さ
れ、記録媒体１１の表裏の摺動面１１ａ、ｌｌａに圧接
される構成となっている。

（動作） 以上のような構成に基づいて動作を説明する。

第２図において、記録・再生時に記録媒体１１は磁気ヘ
ッド３０．３０の互いの記録媒体摺動面１９ａ、２２ａ
の平面部分によって、記録媒体１１が有している大きな
撓みを取り除かれ、ざらにローラ２３ａの接触部Ｔによ
り互いに対向するギャップ開口部ｇ＋に押圧される。従
って、記録媒体１１とギャップＧ１を密接させる押圧力
は接触部Ｔに集中するので従来例と異なり、局部的に大
きな押圧力となる。このため、磁気ギャップＧ、と記録
媒体１１間の密接性が格段に向上し、この両者間の空隙
の変動を防止できるので、スペーシングロスによる磁気
ヘッド３０の記録・再生特性の劣化を防ｔＥできる。ま
た、接触？Ｉ５丁はローラ２３ａの回転によって摺擦す
ることなく記録媒体１１と、転接して記録媒体１１を介
してギャップ開口部ｇ１を押圧する。従って、磁気ヘッ
ト３０．３０と記録媒体１１の摺動部位はギャップ開口
部ｇ１のみとなる。このために、記録媒体１１の損耗を
著しく減少することができる。更に、回転接触面２３ｃ
はゴム弾性を有する材質で形成することにより、その接
触追従性を高めるのみらず、記録媒体１１の損耗を一層
減少することができる。

なお、ローラ軸２３ｂの固定は接着剤に限るものでなく
、圧入嵌合など適宜な方法を用いればよし１ また、この発明は、実施例に示したフロッピーディスク
ドライブ装置に限定されるものでなく、あらゆる柔軟な
記録媒体を用いる磁気記録再生装置に通用して、同様の
作用と効果を挙げることが可能であることは言うまでも
ない。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明によれば、磁気記録再生
装置の互いの磁気ヘッドのコアのギャップに対向する位
置に、前記磁気記録媒体を介して押圧するローラ状回転
体を設け、磁気記録媒体の表裏両面から互いに圧接させ
る構成としたので、互いのギャップに押圧力が効率よく
集中的に働き、ギャップと記録媒体の摺動時の密接追従
性が著し向上する。これによってギャップと記録媒体間
の空隙が常に小さく押えられ、スペーシングロスによる
磁気ヘッドの記録・再生・消去特性の劣化を防止すると
ともに、磁気記録媒体の摺動によるＩｎ耗を著しく減少
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である磁気記録再生装置の
磁気ヘッドの取付部斜視図、第２図は同しく上記実施例
の磁気ヘッド支持部の要部側面図、第３図は同じく磁気
ヘッドの分解斜視図、第４図は同じく磁気ヘッドの斜視
図、第５図は従来例の磁気ヘッドの取付部斜視図、第６
図は同じ〈従来例の磁気ヘッド支持部の要部側面図、第
７図は他の従来例の磁気ヘッドの取付部斜視図、第８図
は同じく他の従来例の磁気ヘッドの分解斜視図、第９図
は同じく他の従来例の磁気ヘッドの斜視図である。 １、！５はコア、７，８，１８，１９，２２はスライダ
、１０，２０．３０は磁気ヘッド、１１は記録媒体、２
３はローラ状回転体、Ｇ、はギャップ、ｇ、はギャップ
Ｇ１の開口部、Ｔはローラ状回転体２３の記録媒体１１
との接触部である。 なお、各図中間−または相当部分は同一符号で表わす。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　対向して配置した２つの磁気ヘッドを磁気記録媒体の
   表裏両面に圧接させ、前記磁気記録媒体に相対的に摺動
   させて情報の記録または再生を行う磁気記録再生装置に
   おいて、互いの前記磁気ヘッドのコアギャップに対向す
   る位置に、前記磁気記録媒体を介して押圧するローラ状
   回転体を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。