JPH03185574A - 多値画像フィルタ処理装置 - Google Patents

多値画像フィルタ処理装置

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JPH03185574A
JPH03185574A JP1323879A JP32387989A JPH03185574A JP H03185574 A JPH03185574 A JP H03185574A JP 1323879 A JP1323879 A JP 1323879A JP 32387989 A JP32387989 A JP 32387989A JP H03185574 A JPH03185574 A JP H03185574A
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JP
Japan
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image data
value
filter processing
value image
noise
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JP1323879A
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Masato Suzuki
正人 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば画像の濃度を多値で読み取るイメージ
スキャナに使用される多値画像フィルタ処理装置に係わ
り、詳細には多値画像データ中に存在するノイズを除去
するようにした多値画像フィルタ処理装置に関する。
「従来の技術」 写真等の濃淡を再現するために、原稿上の画像情報を多
値画像データとして読み取る読取装置が用いられている
。このような読取装置のイメージセンサが出力する多値
画像データをそのまま記録装置に供給して記録をしたり
、表示装置に供給して画面上に表示を行うと、第27図
の領域11に示すように画像の一部に“ゴマ塩”を振り
かけたような黒の点や白の点が現われてしまうことがあ
る。このようなノイズは、イメージセンサの各ピクセル
自体の出力が変動したり、露光装置の露光が局部的に不
均一となったり、あるいは原稿のスキャナの移動速度が
不均一となったような各種の要因が複雑にからんで発生
する。
このような“ゴマ塩”状のノイズが発生すると、例えば
テレビジョンの画、面に雪が降ったようなノイズが発生
したときと同様に、画像の品位を著しく低下させること
になる。
第28図は、従来におけるこのようなノイズを除去する
ための多値画像フィルタ処理装置の構成を表わしたもの
である。この装置は線形ローパスフィルタ13を備えて
おり、その入力側に多値画像データ14を入力するよう
になっている。線形ローパスフィルタ13は、入力され
た各画素ごとの多値画像データを順次比較していき、ノ
イズの発生した部分のように濃度差が急激に変化するよ
うな部分、すなわち周波数の高い部分の通過を遮断する
。したがって、線形ローパスフィルタ13の出力側から
はノイズの除去された多値画像データ15が得られるこ
とになる。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、このような多値画像フィルタ処理装置で線形
ローパスフィルタ11のカットオフ周波数をかなり高く
設定しておくと、ノイズとしての画素の濃度レベルが周
辺のそれよりかなり高かったり低かったりしても、これ
をそのまま正常な多値画像データとして通過させてしま
う。すなわち、ノイズの除去が不完全に行われることに
なる。カットオフ周波数をより低く設定すればする程、
周辺の画素との間の濃度差が小さなノイズまでもその通
過を阻止して除去することができる。そこで、ノイズの
除去という観点からはカットオフ周波数はできるだけ低
い方が良いということになる。
ところが、カットオフ周波数が低くなればなる程、本来
の画像濃度の変化分までもノイズと同様に除去されてし
まうことになる。この結果、例えば白地の部分から黒色
の文字に変化するような部分やその逆の部分で画像に切
れがなくなり、鈍った画像が得られることになった。
第29図および第30図を用いて、これを説明する。
このうち第29図は、ある原稿の画像部分を1ライン走
査した場合におけるスキャナから出力される64階調の
多値画像データ、の様子を表わしたものである。縦軸で
濃度“0”は最も黒い状態であり、濃度“63″が最も
白い状態である。横軸は主走査方向を示し、読み取りを
行った1次元イメージセンサの主走査幅を100等分し
た場合の位置目盛りを付している。縦軸および横軸の関
係は第30図についても同様である。
第29図に示した多値画像データを第28図に示した線
形ローパスフィルタで処理すると、−例として第30図
に示すようになる。すなわち、高周波成分が除去される
結果として全体に濃度波形が平坦化され、特に濃度変化
の著しい箇所の画像情報がノイズであるか否かを問わず
除去されるか、その部分の濃度が隣接部分の濃度に近く
なって濃度差が目立たなくなってしまう。この結果、画
像の輪郭がシャープでなくなり、また濃淡も全体的には
っきりしなくなってしまう。
そこで本発明の第1の目的は、ノイズを効率良く除去す
ることができ、しかも画像のシャープさを保つことので
きる多値画像フィルタ処理装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、原稿の状態等に応じてノイズの
除去特性を変えることのできる多値画像フィルタ処理装
置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載の発明では、所定のクロックに同期して画
素単位で入力される多値画像データとこれを1クロック
だけ遅延させて得られる遅延多値画像データとの双方を
入力して隣接した画素間の濃度差を求める濃度差演算手
段と、この濃度差演算手段によって求められた濃度差を
所定の閾値と比較する比較手段と、多値画像データをノ
イズ除去のためにフィルタ処理するフィルタ処理手段と
、このフィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値
画像データを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延
手段と、多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させ
る第2の遅延手段と、比較手段が閾値よりも濃度差が大
きいと判断したとき第2の遅延手段の出力を選択し、こ
れ以外の場合には第1の遅延手段の出力を選択してノイ
ズ除去後の多値画像データとする選択手段とを多値画像
フィルタ処理装置に具備させる。
すなわち、請求項1記載の発明では1.イメージセンサ
の感度の変動等によってノイズが発生した場合、ノイズ
の生じなかった部分との間で原稿の濃度が相違していな
いと仮定すると、両者の濃度レベル差はある範囲内に収
まることがほとんどであるという事実に基づいている。
そして、この範囲を越えるか否かを比較手段で判別し、
越えるような大きな濃度差が生じていた場合にはノイズ
除去を行わないようにして、画像のシャープさを保つよ
うにしている。
請求項2記載の発明では、所定のクロックに同期して画
素単位で入力される多値画像データを所定範囲の判断基
準値と比較する比較手段と、多値画像データをノイズ除
去のためにフィルタ処理するフィルタ処理手段と、この
フィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画像デ
ータを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手段と
、多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第2
の遅延手段と、比較手段が判断基準値の範囲内と判断し
たとき第2の遅延手段の出力を選択し、範囲外と判断し
た場合には第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除去
後の多値画像データとする選択手段とを多値画像フィル
タ処理装置に具備させる。
そして、多値画像データの階調範囲に応じてフィルタ処
理を行う範囲を定めることによって、ノイズの発生しや
すい比較的濃度の低い部分や高い部分等の所定部分に対
してのみフィルタ処理を行うことができるようにしてい
る。
請求項3記載の発明では、所定のクロックに同期して画
素単位で入力される多値画像データを所定の値の判断基
準値と比較する比較手段と、多値画像データをノイズ除
去のためにフィルタ処理するフィルタ処理手段と、この
フィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画像デ
ータを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手段と
、多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第2
の遅延手段と、比較手段が判断基準値以上と判断したと
き第2の遅延手段の出力を選択し、これ以外と判断した
場合には第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除去後
の多値画像データとする選択手段とを多値画像フィルタ
処理装置に具備させる。
そして、多値画像データが所定の値に到達しない範囲に
ついてのみフィルタ処理を行うことができるようにして
いる。
請求項4記載の発明では、所定のクロックに同期して画
素単位で入力される多値画像データを所定の値の判断基
準値と比較する比較手段と、多値画像データをノイズ除
去のためにフィルタ処理するフィルタ処理手段と、この
フィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画像デ
ータを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手段と
、多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第2
の遅延手段と、比較手段が判断基準値以下と判断したと
き第2の遅延手段の出力を選択し、これ以外と判断した
場合には第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除去後
の多値画像データとする選択手段とを多値画像フィルタ
処理装置に具備させる。
そして、多値画像データが所定を越える範囲についての
みフィルタ処理を行うことができるようにしている。
「実施例」 以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
第1の実施例 第1図は本発明の第1の実施例における多値画像フィル
タ処理装置が多値画像入力装置に接続された状態の回路
構成を表わしたものである。
この実施例で用いられる多値画像入力装置21は例えば
1次元イメージセンサを備えており、図示しない原稿を
走査してラインごとに画像データを読み取るようになっ
ている。そして、図示しないクロック信号に同期して、
64階調の多値画像データ22をシリアルデータとして
出力する。この多値画像データ22は、本実施例の多値
画像フィルタ処理装置23に入力されてノイズの除去が
行われる。
多値画像フィルタ処理装置23は、64階調の多値画像
データ22をその一方の入力端子に入力する演算回路2
4と、クロック信号に同期して1画素分ずつ記憶するフ
リップフロップ回路25と、第1および第2の遅延時間
だけ遅延させる第1および第2の遅延回路26.27の
それぞれに並行して入力されるようになっている。この
うちフリップフロップ回路25は、その出力側から17
072分だけ遅延した遅延多値画像データ29を出力す
るようになっている。ただし、フリッププロップ回路2
5は64階調を表現するための6ビツトの多値画像デー
タ22のそれぞれのビットに対応させて全部で6回路用
意されており、これらを1ビツトずつ格納するようにな
っている。
6ビツト分の遅延多値画像データ29と同じく6ビツト
分の多値画像データ22は、演算回路24に入力され、
ここで両釜値画像データの差の絶対値が演算される。演
算結果31は、lクロックずれて入力された隣接する画
素の濃度差を表わすことになる。この演算結果31は、
コンパレータ33の比較側入力端子りに供給される。コ
ンパレータ33の基準電圧側端子I、には、図示しない
基準電圧源から閾値を表わした閾値信号34が供給され
るようになっている。コンパレータ33では、これらを
比較し、演算結果31が閾値信号34の信号レベルと等
しいかこれよりも太きいときには第1の出力端子01か
ら第1のゲート閉信号36を出力する。第1のゲート閉
信号36は、第1のゲート37のゲート制御端子に供給
される。これに対して、演算結果31が閾値信号34の
信号レベル以下であった場合、コンパレータ33はその
第2の出力端子02 から第2のゲート閉信号38を出
力する。第2のゲート閉信号38は、第2のゲート39
のゲート制御端子に供給される。第1および第2のゲー
)37.38は、例えば3ステートバツフアによって構
成されている。
多値画像データ22は、前記したように第1および第2
の遅延回路26.27にも供給されている。第1の遅延
回路26は、コンパレータ33から出力される第1のゲ
ート閉信号36と第1のゲート37の箇所で同期がとら
れるように多値画像データ22を遅延させ、この遅延出
力41をフィルタ処理部42に供給する。フィルタ処理
部42では、入力されたディジタルデータを所定の線形
ローパスフィルタでフィルタ処理を行う。そして、この
処理結果43を第1のゲート37に入力する。
一方、第2の遅延回路27は、コンパレータ33から出
力される第2のゲート閉信号38と第2のゲート39の
箇所で同期がとられるように多値画像データ22を遅延
させ、その遅延出力44を第2のゲート39に入力する
。第1および第2のゲート37.39は択一的にデータ
を出力するようになっており、これらはまとめられてフ
ィルタ処理後の多値画像データ45として多値画像フィ
ルタ処理装置23から出力されるようになって′いる。
次に、以上のような構成の多値画像フィルタ処理装置の
動作を説明する。
多値画像フィルタ処理装置23に接続された多値画像入
力装置21が図示しない原稿を走査し、その結果として
第29図に示すような多値画像データをクロック信号に
同期して出力するものとする。多値画像フィルタ処理装
置23にlラインのn番目(nは1ラインを構成する画
素数の範囲内での任意の整数〉の多値画像データが供給
されてくると、フリップフロップ回路25はこれを保持
し、次のクロック信号と同期して遅延多値画像データ2
9として演算回路24に出力する。演算回路24は、こ
のn番目の多値画像データと(n+l〉番目の多値画像
データを入力し、これらの差の絶対値を演算結果31と
して出力する。コンパレータ33は、この演算結果31
を閾値信号34の信号レベルと比較する。この信号レベ
ルをdとする。
第2図〜第4図は、闇値の信号レベルdとフィルタ処理
との関係を説明するためのものである。
このうち第2図は、ある画像部分について多値画像フィ
ルタ処理装置23に入力された理想的な読取状態での多
値画像データの一部を表わしたものであり、フィルタ処
理前の信号状態を表わしている。画像の濃度は主走査位
置の左側部分51が比較的黒く、濃度が急激に変化する
部分52を経て右側部分53は比較的白くなっている。
左側部分51および右側部分53ではそれぞれ濃度レベ
ルが一定しており、ノイズが発生していない。
これに対して第3図は、同一画像部分が劣化した状態で
多値画像フィルタ処理装置23から出力された状態を表
わしている。同図で左側部分51および右側部分53の
双方の濃度レベルが大きく変動しており、これらの局所
的な濃度変化が“ゴマ塩”状のノイズとして記録面上等
に現われる可能性がある。
ここで、第2図および第3図における隣接する各画素の
濃度変化を順に調べていくと、左側部分51または右側
部分53における濃度差よりも、文字や罫線の境界部分
における場合のような濃度が急激に変化する部分52の
方が隣接する各画素の濃度差が一般に大きいことがわか
る。したがって、濃度が急激に変化する部分52におけ
る一般的な濃度差り、よりも小さく、かつ濃度が一定し
ている部分における一般的な濃度差D2 よりも大きな
値を閾値の信号レベルdとして選択すれば、画像のシャ
ープさを損なわずに画像のフィルタ処理を行えることに
なる。
第4図は、このような範囲に閾値の信号レベルdを選択
したときのフィルタ処理される範囲を表わしたものであ
る。この例では、左側部分51あるいは右側部分53に
対応する2つの領域55.56がフィルタ処理の対象と
なることがわかる。
第1図におけるコンパレータ33から排他的に出力され
る2種類のゲート閉信号36.37がこれらフィルタ処
理の有無を決定する。すなわち、第4図に示した領域5
5のように隣接する各画素の濃度差が閾値の信号レベル
dよりも小さな部分では、フィルタ処理部42の処理結
果43が第1のゲート閉信号37によって選択され、多
値画像データ45として多値画像フィルタ処理装置23
から出力される。また、第4図で2つの領域55.56
以外の領域では、第2の遅延回路27を経てフィルタ処
理が行われていない遅延出力44が第2のゲート閉信号
36によって選択され、多値画像データ45として多値
画像フィルタ処理装置23から出力されることになる。
第5図〜第8図は、閾値の信号レベルdとこの多値画像
フィルタ処理装置のフィルタ特性の関係を第29図と対
比させて表わしたものである。第5図はd=5の場合で
あり、第6図はd=10の場合であり、第7図はd=1
5の場合であり、第8図はd=20の場合である。フィ
ルタ処理部42のフィルタとしては、第281!lで示
した従来の線形ローパスフィルタ13と同一のものを使
用している。
以上の処理結果のうち例えば第5図を、原画としての第
29図および従来のフィルタ処理による第30図と比較
すると、主走査方向の相対位置“16”近傍の白点や、
相対位置“46”近傍の黒点が共に原画と同様に再現さ
れていることがわかる。このように、閾値の信号レベル
dが“5″のように小さな値である程、フィルタのかけ
られる範囲が少なくなるので、画像のシャープさを保持
することができる。しかしながら、この信号レベル6以
上の変動幅で生じたノイズを除去することができない。
これとは逆に、第8図に示したように閾値の信号レベル
dが“20”のように比較的大きな値になると、ノイズ
の除去は効果的に行われるが、全体に画像のシャープさ
は劣ってくる。例えば、この第8図で相対位置646”
近傍の黒点についてはその周囲で比較的緩やかに濃度変
化を示しているので、フィルタ処理が行われてしまい、
むしろ灰色として再現されてしまう。これに対して主走
査方向の相対位置“16”近傍の白点については、この
信号レベルd“20”よりも大きな濃度変化を生じさせ
ているので、そのまま再現されており、シャープさが保
持されている。
以上、閾値の信号レベルdを各種木したが、主走査方向
における読取画素数や読取装置の特性によって最適の値
を求め、これを閾値信号34の信号レベルとして設定し
ておけば良い。本実施例では、閾値の信号レベルdを“
10”に設定して多値画像フィルタ処理装置を横絞した
第9図は、この多値画像フィルタ処理装置と従来の装置
との特性の比較を表わしたものである。
図で縦軸は64段階の階調を、また横軸は主走査方向の
位置を表わしている。第4図で2つの領域55.56が
フィルタ処理された結果として、点線で示した従来の多
値画像データの変化に比べて本実施例のそれはより原画
に忠実にフィルタ処理が行われていることがわかる。
次に、本実施例の多値画像フィルタ処理装置に入力され
た画像の一例を図解してその処理結果を説明する。
第10図は、解像度検査用のチャートの一部の多値画像
データをフィルタ処理せずにそのまま記録した画像を拡
大して表わしたものである。放射状の細線からなるチャ
ート610周辺には“ゴマ塩”状のノイズ62.63が
発生している。これを従来の多値画像フィルタ処理装置
で処理すると、“ゴマ塩”状のノイズ62.63が除去
されるが、チャート61の先端部分64がフィルタ処理
によって潰れてしまう。すなわち、細線が区別できなく
なり、全体的に灰色−色の画像として再現されてしまう
第11図に示したように、本実施例によればこれらの細
線がそのまま再現される他、第1O図に現われていたよ
うな“ゴマ塩”状のノイズがきれいに除去されているこ
とがわかる。
以上説明した第1の実施例では64階調の多値画像デー
タについて扱ったが、階調数はこれに限らない。また、
フィルタ処理部のフィルタもローパスフィルタであれば
各種のものが使用できることはいうまでもない。これら
の点については、以下に説明する他の実施例についても
同様である。
第2の実施例 第12図は、本発明の第2の実施例としての多値画像フ
ィルタ処理装置が多値画像入力装置に接続された状態を
表わしたものである。第■図と同一部分には同一の符号
を付しており、それらの説明を適宜省略する。
この第2の実施例の多値画像フィルタ処理装置71のコ
ンパレータ33は、第1の実施例における多値画像フィ
ルタ処理装置23と同様に比較側入力端子■、と基準電
圧側端手工2 の2つの入力端子を備えている。比較側
入力端子h には、演算回路24から出力される演算結
果31が入力される。基準電圧側端子I2 には、閾値
選択回路72から閾値信号73が供給されるようになっ
ている。ここで閾値信号73とは、フィルタ処理の行わ
れる信号レベルの境界を表わした信号である。
本実施例の場合には、閾値選択回路72に用意されたn
個(nは2以上の整数)の信号レベルd1d2、・・・
・・・d、、のうちの1つが選択される。ここで、信号
レベルd、 、d、  ・・・・・・d9 は次の第1
表のように設定されている。
第1表 コンパレータ33は、入力された閾値信号73の信号レ
ベルdと演算結果31を比較し、演算結果31が信号レ
ベルdと等しいかこれよりも大きいときには第1の出力
端子01から第1のゲート閉信号36を出力する。第1
のゲート閉信号36は、第1のゲート37のゲート制御
端子に供給され、第1のゲート37を閉じることになる
。すなわち、この場合にはフィルタ処理部42によって
フィルタ処理が行われない状態の遅延出力44が第2の
ゲート39を通過し、多値画像データ75として多値画
像フィルタ処理装置71から出力されることになる。
これに対して、演算結果31が信号レベル6未満の場合
には、コンパレータ33はその第2の出力端子02から
第2のゲート閉信号38を出力する。第2のゲート閉信
号38は、第2のゲート39のゲート制御端子に供給さ
れる。すなわち、この場合にはフィルタ処理部42によ
ってフィルり処理が行われた処理結果43が第1のゲー
ト37を通過し、多値画像データ75として多値画像フ
ィルタ処理装置71から出力されることになる。
第13図は、−例として判断基準値d3 が選択された
場合におけるフィルタ処理の行われる範囲を表わしたも
のであり、第3図に対応するものである。信号レベルが
“10”に設定された結果として、2つの領域78.7
9についてフィルタ処理が選択的に行われ、第1の実施
例で示した第4図のフィルタ特性と同様の画像処理結果
を得ることができた。また、判断基準値dを各種変化さ
せることで、フィルタ処理の行われる範囲を変更し、そ
れぞれの状況に応じたフィルタ特性を与えることができ
る。
第3の実施例 第14図は、本発明の第3の実施例としての多値画像フ
ィルタ処理装置が多値画像入力装置に接続された状態を
表わしたものである。第1図あるいは12図と同一部分
には同一の符号を付しており、それらの説明を適宜省略
する。
この多値画像フィルタ処理装置81のコンパレータ82
は、第1の実施例における多値画像フィルタ処理装置2
3と同様に比較側入力端子h と基準電圧側端子I2 
の2つの入力端子を備えている。比較側入力端子h に
は、多値画像入力装置21から出力される多値画像デー
タ22が図示しないクロック信号に同期して入力される
ようになっている。基準電圧側端子I2 には、判断基
準選択回路83から判断基準信号84が供給されるよう
になっている。ここで判断基準信号84とは、フィルタ
処理の行われる上下限の判断基準値を表わした信号であ
る。本実施例の場合には、判断基準選択回路83に用意
されたn個(nは2以上の整数)の判断基準値dl 、
d2 、・・・・・・dゎのうちの1つが選択される。
ここで、判断基準値dlsd2 ・・・・・・dイは次
の第2表のように設定されている。
第2表 コ ンパレータ 82は、 入力された閾値信号8 の判断基準値dと多値画像データ22の信号レベルを比
較し、この信号レベルが最大値り11.と最小値D R
i hの範囲内に存在する場合には第1の出力端子O2
から第1のゲート閉信号86を出力する。第1のゲート
閉信号86は、第1のゲート37のゲート制御端子に供
給され、第1のゲート37を閉じることになる。すなわ
ち、この場合にはフィルタ処理部42によってフィルタ
処理が行われない状態の遅延出力44が第2のゲート3
9を通過し、多値画像データ87として多値画像フィル
タ処理装置81から出力されることになる。
これに対して、多値画像データ22の信号レベルが最大
値D□、と最小値D m t waの範囲外に存在する
場合、コンパレータ82はその第2の出力端子O3から
第2のゲート閉信号88を出力する。
第2のゲート閉信号88は、第2のゲート39のゲート
制御端子に供給される。すなわち、この場合にはフィル
タ処理部42によってフィルタ処理が行われた処理結果
43が第1のゲート37を通過し、多値画像データ87
として多値画像フィルタ処理装置81から出力されるこ
とになる。
第15図は、−例として判断基準値d2が選択された場
合におけるフィルタ処理の行われる範囲を表わしたもの
である。破線91.92で示すように最大値り11.が
“55”で最小値D wr 1 mが“15″に設定さ
れた結果として、これらの範囲内でフィルタ処理が行わ
れず、範囲外の各階調についてのみフィルタ処理部42
によるフィルタ処理が行われることになる。
第161!lは他の例として判断基準値d、が選択され
た場合におけるフィルタ処理の行われる範囲を表わした
ものである。破線93.94で示すように最大値り11
.が50”で最小値Dwr 1 waが“15”に設定
され、これらの範囲外でのみフィルタ処理部42による
フィルタ処理が行われる。
第17図および第18図は、第29図に示した原画とし
ての多値画像データをそれぞれ判断基準値d2あるいは
判断基準値d3で処理した場合の多値画像データ87を
表わしたものである。これらの場合、フィルタ処理部4
2のフィルタ特性は、第28図に示した線形ローパスフ
ィルタ13と同一のものを使用している。
この第3の実施例におけるフィルタ処理では、原稿の状
態等に応じて手動により、あるいは自動的に判断基準選
択回路83に用意された判断基準値d、   d、、・
・・・・・d、を変更することで、常に適切なフィルタ
特性を得ることができる。
第4の実施例 第19図は、本発明の第4の実施例としての多値画像フ
ィルタ処理装置が多値画像入力装置に接続された状態を
表わしたものである。第1図あるいは14図と同一部分
には同一の符号を付しており、それらの説明を適宜省略
する。
この多値画像フィルタ処理1utioiのコンパレータ
102は、第3の実施例における多値画像フィルタ処理
装置81(第14図)と同様に比較側入力端子■1  
と基準電圧側端子■、の2つの入力端子を備えている。
比較側入力端子■、には、多値画像入力装置21から出
力される多値画像データ22が図示しないクロック信号
に同期して入カされるようになっている。基準電圧側端
子I2には、判断基準選択回路103から暗部フィルタ
処理基準信号104が供給されるようになっている。こ
こで暗部フィルタ処理基準信号104とは、フィルタ処
理の行われる上限の基準値を表わした信号である。本実
施例の場合には、判断基準選択回路103に用意された
n個(nは2以上の整数〉の判断基準値a、 、a、 
、・・・・・・d、のうちの1つが選択される。ここで
、判断基準値d、 、 d2・・・・・・d、は次の第
3表のように設定されている。
第3表 コンパレータ102は、入力された暗部フィルタ処理基
準信号104の判断基準値dと多値画像データ22の信
号レベルを比較し、多値画像データ22がこれと等しい
かこれよりも大きい場合には、第1の出力端子01から
第1のゲート閉信号106を出力する。第1のゲート閉
信号106は、第1のゲート37のゲート制御端子に供
給され、第1のゲート37を閉じることになる。すなわ
ち、この場合にはフィルタ処理部42によってフィルタ
処理が行われない状態の遅延出力44が第2のゲート3
9を通過し、多値画像データ107として多値画像フィ
ルタ処理装置101から出力されることになる。
これに対して、多値画像データ22の信号レベルがこれ
以外の場合には、コンパレータ102はその第2の出力
端子02から第2のゲート閉信号108を出力する。第
2のゲート閉信号108は、第2のゲート39のゲート
制御端子に供給される。
すなわち、この場合にはフィルタ処理部42によってフ
ィルタ処理が行われた処理結果43が第1のゲート37
を通過し、多値画像データ107として多値画像フィル
タ処理装置101から出力されることになる。
第20図は、−例として判断基準値d3が選択された場
合におけるフィルタ処理の行われる範囲を表わしたもの
である。破線111の信号レベルがフィルタ処理の行わ
れる上限の基準値として設定された結果として、これよ
りも下の範囲でフィルタ処理が行われ、これ以上の範囲
でフィルタ処理が行われないことになる。
第21図は、この判断基準値d3が選択された場合のフ
ィルタ特性を従来の特性と比較して表わしたものである
。この場合、階調の高い白の部分112で画像のシャー
プさが保持されたことがわかる。
第22図は、同様にこの判断基準値d3 が選択された
場合に第29図に示した原画としての多値画像データを
処理した結果としての多値画像データ107を表わした
ものである。この場合、フィルタ処理部42のフィルタ
特性は、第28図に示した線形ローパスフィルタ13と
同一のものを使用している。階調の比較的低い黒に近い
部分でノイズの除去が効果的に行われる一方、階調の高
い白に近い部分で画像のシャープさが保持されることが
わかる。
この第4の実施例におけるフィルタ処理では、原稿の状
態等に応じて手動により、あるいは自動的に判断基準選
択回路103に用意された判断基準値d、   d2、
・・・・・・dRを変更することで、常に適切なフィル
タ特性を得ることができる。
第5の実施例 第23図は、本発明の第5の実施例としての多値画像フ
ィルタ処理装置が多値画像入力装置に接続された状態を
表わしたものである。第1図あるいは19図と同一部分
には同一の符号を付しており、それらの説明を適宜省略
する。
この多値画像フィルタ処理装置121のコンパレータ1
22は、第4の実施例における多値画像フィルタ処理装
置101 (第19図)と同様に比較側入力端子h と
基準電圧側端子I2 の2つの入力端子を備えている。
比較側入力端子I+ には、多値画像入力装置21から
出力される多値画像データ22が図示しないクロプク信
号に同期して入力されるようになっている。基準電圧側
端子■2には、判断基準選択回路123から明部フィル
タ処理基準信号124が供給されるようになっている。
ここで明部フィルタ処理基準信号124とは、フィルタ
処理の行われる下限の基準値を表わした信号である。本
実施例の場合には、判断基準選択回路123に用意され
たn個(nは2以上の整数)の判断基準値d、 、 d
、 、・・・・・・d?、のうちの1つが選択される。
ここで、判断基準値d、 、d。
・・・・・・dlは次の第4表のように設定されている
第4表 コンパレータ122は、入力された明部フィルタ処理基
準信号124の判断基準値dと多値画像データ22の信
号レベルを比較し、多値画像データ22がこれ未満の場
合には、第1の出力端子01から第1のゲート閉信号1
26を出力する。第1のゲート閉信号126は、第1の
ゲート37のゲート制御端子に供給され、第1のゲート
37を閉じることになる。すなわち、この場合にはフィ
ルタ処理部42によってフィルタ処理が行われない状態
の遅延出力44が第2のゲート39を通過し、多値画像
データ127として多値画像フィルタ処理装置121か
ら出力されることになる。
これに対して、多値画像データ22の信号レベルがこれ
以外の場合には、コンパレータ122はその第2の出力
端子02から第2のゲート閉信号128を出力する。第
2のゲート閉信号128は、第2のゲート39のゲート
制御端子に供給される。
すなわち、この場合にはフィルタ処理部42によってフ
ィルタ処理が行われた処理結果43が第1のゲート37
を通過し、多値画像データ127として多値画像フィル
タ処理装置121から出力されることになる。
第24図は、−例として判断基準値d3が選択された場
合におけるフィルタ処理の行われる範囲を表わしたもの
である。破線131の信号レベルがフィルタ処理の行わ
れる下限の基準値として設定された結果として、これ以
上の範囲でフィルタ処理が行われ、これよりも下の範囲
でフィルタ処理が行われないことになる。
第25図は、この判断基準値d、が選択された場合のフ
ィルタ特性を従来の特性と比較して表わしたものである
。この場合、階調の低い黒に近い部分132で画像のシ
ャープさが保持されることがわかる。
第26図は、同様にこの判断基準値d、が選択された場
合に第29図に示した原画としての多値画像データを処
理した結果としての多値画像データ127を表わしたも
のである。この場合、フィルタ処理部42のフィルタ特
性は、第28図に示した線形ローパスフィルタ13と同
一のものを使用している。階調の比較的高い白に近い部
分でノイズの除去が効果的に行われる一方、階調の低い
黒に近い部分で画像のシャープさが保持されることがわ
かる。
この第5の実施例におけるフィルタ処理では、原稿の状
態等に応じて手動により、あるいは自動的に判断基準選
択回路123に用意された判断基準値d、   d、、
・・・・・・d6を変更することで、常に適切なフィル
タ特性を得ることができる。
「発明の効果」・ 以上説明したように請求項1記載の発明によれば、多値
画像データにおける濃度変化の程度をそれぞれ判別して
、これに応じてノイズの範囲を特定し、この範囲につい
てのみフィルタ処理を行うようにしたので、画像を不用
意に鈍らせることなくノイズを効果的に除去することが
できる。また、フィルタのかけられる範囲がある程度限
定されるので、色々なフィルタ特性のものを使用しても
画像のシャープさを損なうことがないという効果もある
請求項2記載の発明によれば、多値画像データの階調範
囲に応じてフィルタ処理を行う範囲を定めることにした
ので、隣接画素間の濃度差を演算する必要がなく、画像
の処理をその分だけ早めることができるという利点があ
る。また、フィルタをかける濃度範囲を特定する一方、
その範囲を変化できるようにしたので、原稿等の状況に
応じた適切なフィルタ処理が可能になるという効果があ
る。
請求項3記載の発明では、多値画像データの階調に応じ
てフィルタ処理を行う上限を定めることにしたので、隣
接画素間の濃度差を演算する必要がなく、画像の処理を
その分だけ早めることができるという利点がある。また
、フィルタをかける上限を特定する一方、これを変化で
きるようにしたので、原稿等の状況に応じた適切なフィ
ルタ処理が可能になるという効果がある。
請求項4記載の発明によれば、多値画像データの階調に
応じてフィルタ処理を行う下限を定めることにしたので
、隣接画素間の濃度差を演算する必要がなく、画像の処
理をその分だけ早めることができるという利点がある。
また、フィルタをかける下限を特定する一方、これを変
化できるようにしたので、原稿等の状況に応じた適切な
フィルタ処理が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の第1の実施例を説明するた
めのもので、このうち第1図は多値画像フィルタ処理装
置が多値画像入力装置に接続された状態の回路構成を表
わしたブロック図、第2図はある画像部分についての理
想的な読取状態での多値画像データの一部を表わしたデ
ータ特性図、第3図は第2図と同一多値画像データが劣
化された状態で入力された状態の一例を示すデータ特性
図、第4図は信号レベルdの場合のフィルタ処理される
範囲を示す説明図、第5図は闇値の信号レベルdが“5
″の場合の処理後の多値画像データを示す特性図、第6
図は閾値の信号レベルdが“10”の場合の処理後の多
値画像データを示す特性図、第7図は閾値の信号レベル
dが“15”の場合の処理後の多値画像データを示す特
性図、第8図は闇値の信号レベルdが“20”の場合の
処理後の多値画像データを示す特性図、第9図は第1の
実施例の装置において従来の装置とのフィルタ特性の比
較を表わした特性図、第10図は解像度検査用のチャー
トの一部の多値画像データをファイル処理せずにそのま
ま記録した画像を示す拡大図、第11図はこの多値画像
データをファイル処理した後の状態を示す拡大平面図、
第12図および第13図は本発明の第2の実施例を説明
するためのもので、このうち第12図は多値画像フィル
タ処理装置が多値画像入力装置に接続された状態の回路
構成を表わしたブロック図、第13図は一例として判断
基準値d、が選択された場合におけるフィルタ処理の行
われる範囲を表わした説明図、第14図〜第18図は本
発明の第3の実施例を説明するためのもので、このうち
第14図は多値画像フィルタ処理装置が多値画像入力装
置に接続された状態の回路構成を表わしたブロック図、
第15図は判断基準値d、が選択された場合におけるフ
ィルタ処理の行われる範囲を表わした説明図、第16図
は判断基準値d3が選択された場合におけるフィルタ処
理の行われる範囲を表わした説明図、第17図は判断基
準値d2で処理した場合の処理後の多値画像データを示
す特性図、第18図は判断基準値d、で処理した場合の
処理後の多値画像データを示す特性図、第19図〜第2
2図は本発明の第4の実施例を説明するためのもので、
このうち第19図は多値画像フィルタ処理装置が多値画
像入力装置に接続された状態の回路構成を表わしたブロ
ック図、第20図は判断基準値d3が選択された場合に
おけるフィルタ処理の行われる範囲を表わした説明図、
第21図は第4の実施例の装置において従来の装置との
フィルタ特性の比較を表わした特性図、第22図は判断
基準値d、で処理した場合の処理後の多値画像データを
示す特性図、第23図〜第26図は本発明の第5の実施
例を説明するためのもので、このうち第23図は多値画
像フィルタ処理装置が多値画像入力装置に接続された状
態の回路構成を表わしたブロック図、第24図は判断基
準値d3 が選択された場合におけるフィルタ処理の行
われる範囲を表わした説明図、第25図は第5の実施例
の装置において従来の装置とのフィルタ特性の比較を表
わした特性図、第26図は判断基準値d、で処理した場
合の処理後の多値画像データを示す特性図、第27図は
画像の一部に“ゴマ塩″状のノイズが現われた状態を表
わした平面図、第28図は従来の多値画像フィルタ処理
装置の回路構成を表わしたブロック図、第29図はある
原稿の画像部分を1ライン走査した場合におけるスキャ
ナから出力される64階調の多値画像データの様子を表
わした特性図、第30図は従来の多値画像フィルタ処理
装置で処理した場合の処理後の多値画像データを示す特
性図である。 21・・・・・・多値画像入力装置、 22・・・・・・多値画像データ、 23.71.81.101.121・・・・・・多値画
像フィルタ処理装置、 24・・・・・・演算回路、 25・・・・・・フリップフロップ回路、26・・・・
・・第1の遅延回路、 27・・・・・・第2の遅延回路、 33.82.102.122・・・・・・コンパレータ
、37・・・・・・第1のゲート、39・・・・・・第
2のゲート、42・・・・・・フィルタ処理部、 45.75.87.107.127・・・・・・フィル
タ処理後の多値画像データ、 72・・・・・・閾値選択回路、 83.103.123・・・・・・判断基準選択回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定のクロックに同期して画素単位で入力される多
    値画像データとこれを1クロックだけ遅延させて得られ
    る遅延多値画像データとの双方を入力して隣接した画素
    間の濃度差を求める濃度差演算手段と、 この濃度差演算手段によって求められた濃度差を所定の
    閾値と比較する比較手段と、 前記多値画像データをノイズ除去のためにフィルタ処理
    するフィルタ処理手段と、 このフィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画
    像データを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手
    段と、 前記多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第
    2の遅延手段と、 前記比較手段が前記閾値よりも濃度差が大きいと判断し
    たとき前記第2の遅延手段の出力を選択し、これ以外の
    場合には前記第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除
    去後の多値画像データとする選択手段 とを具備することを特徴とする多値画像フィルタ処理装
    置。 2、所定のクロックに同期して画素単位で入力される多
    値画像データを所定範囲の判断基準値と比較する比較手
    段と、 前記多値画像データをノイズ除去のためにフィルタ処理
    するフィルタ処理手段と、 このフィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画
    像データを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手
    段と、 前記多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第
    2の遅延手段と、 前記比較手段が前記判断基準値の範囲内と判断したとき
    前記第2の遅延手段の出力を選択し、範囲外と判断した
    場合には前記第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除
    去後の多値画像データとする選択手段 とを具備することを特徴とする多値画像フィルタ処理装
    置。 3、所定のクロックに同期して画素単位で入力される多
    値画像データを所定の値の判断基準値と比較する比較手
    段と、 前記多値画像データをノイズ除去のためにフィルタ処理
    するフィルタ処理手段と、 このフィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画
    像データを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手
    段と、 前記多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第
    2の遅延手段と、 前記比較手段が前記判断基準値以上と判断したとき前記
    第2の遅延手段の出力を選択し、これ以外と判断した場
    合には前記第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除去
    後の多値画像データとする選択手段 とを具備することを特徴とする多値画像フィルタ処理装
    置。 4、所定のクロックに同期して画素単位で入力される多
    値画像データを所定の値の判断基準値と比較する比較手
    段と、 前記多値画像データをノイズ除去のためにフィルタ処理
    するフィルタ処理手段と、 このフィルタ処理手段を経て得られるノイズ除去多値画
    像データを第1の遅延時間だけ遅延させる第1の遅延手
    段と、 前記多値画像データを第2の遅延時間だけ遅延させる第
    2の遅延手段と、 前記比較手段が前記判断基準値以下と判断したとき前記
    第2の遅延手段の出力を選択し、これ以外と判断した場
    合には前記第1の遅延手段の出力を選択してノイズ除去
    後の多値画像データとする選択手段 とを具備することを特徴とする多値画像フィルタ処理装
    置。
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