JPH03185266A - 燃料噴射装置および燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関 - Google Patents
燃料噴射装置および燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関Info
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- JPH03185266A JPH03185266A JP1326951A JP32695189A JPH03185266A JP H03185266 A JPH03185266 A JP H03185266A JP 1326951 A JP1326951 A JP 1326951A JP 32695189 A JP32695189 A JP 32695189A JP H03185266 A JPH03185266 A JP H03185266A
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、内燃機関の吸気系に配設されてこの吸気系へ
向け燃料を噴射しうる燃料噴射装置およびかかる燃料噴
射装置を有する成層燃焼内燃機関に関する。 [従来の技術] 従来より、気筒の燃焼室に少なくとも2つの吸気ポート
より空燃比リッチな混合気とリーンな混合気または空気
を層状(不均一)に供給し、全体としては希薄燃焼を行
なわせて、燃費の改善やC○の低減あるいは低ノック性
の向上等を図る成層燃焼内燃機関が提案されている。 このようなものでは、上記2つの吸気ポートより供給さ
れる気筒内温合気流により、気筒内に層状のバレルスワ
ール(タンブル流)が生成され、気筒中央から偏心した
位置にあるいずれかの吸気ポートのみに燃料を噴射し、
その燃料が噴射する吸気ポート側に気筒中心から偏心し
た位置、即ち空燃比リッチな領域において、点火栓を設
けることにより、空燃比をリーンにしても、従来のエン
ジンに比に、比較的安定な燃焼が得られることが判って
いる。 これを第28.29図を用いて、更に詳細に説明すると
1図示の成層燃焼内燃機関(エンジン)は、4気筒ガソ
リンエンジン1であって、各気筒2にはそれぞれ2つの
独立した吸気ポート3,4(吸気弁の図示を省略)が設
けられており、これにより吸気2弁エンジンが構成され
ている。 そして、各吸気ポート3,4は吸気マニホールド5の分
岐管5a、5bに接続されるとともに、吸気マニホール
ド5はサージタンク5cよりスロットルバルブ6を介し
て図示しない1及気管に接続されている。 さらに、吸気ポート3および4はその平面投影軸@X、
Yがいずれもエンジンの中心線CLに沿う気筒の径に対
して酩直交するよう配設されており、吸気は燃焼室7に
向けピストン8の往復動方向に対して斜め一方に吹き込
まれるようになっている。 そして、一方の吸気ポート3には、電磁式燃料噴射弁(
インジェクタ)9が設けられ、更に各気筒2における燃
料が供給される吸気ポート3の開口端近傍のシリンダヘ
ッド2aには、燃焼室7に臨む点火栓10が設けられて
いる。 このように構成された成層燃焼内燃機関での作用を説明
すると、まずエンジンlの吸気行程時にピストン8の下
降に伴い混合気および空気が、各吸気ポート3および4
から吸引され、燃焼室7に導かれる。このとき1点火栓
10に近い一方の吸気ポート(点火栓側1及気ポート)
3には、燃料噴射弁9より燃料が噴射されて空気と燃料
との混合気が燃焼室7に吸引される一方、他方の吸気ポ
ート(非点火栓側吸気ポート)4からは空気のみが吸引
される。 そして、各吸気ポート3,4はその各平面投影軸線X、
Yが気筒の径に対して略直交し、且つ、左右対象位置に
あるので、燃焼室7に吸気される混合気および空気の大
部分は、ピストン8の往復動方向に沿って層状に分離し
て流れる。いわゆるバレルスワールC,Dとなって旋回
する。ここで、Cは混合気のバレルスワール、Dは空気
のバレルスワールである。 こうして、燃焼室7に吸入された吸気は、続く圧縮行程
で圧縮された後、吸気ポート3の開口端近傍に取り付け
た点火栓10によって点火され、しかも、燃焼室7内で
は、混合気と空気の層が分離したまま旋回しているので
、混合気は安定に燃焼する。 つまり、吸気ポート3から燃焼室1に供給される混合気
を空燃比リッチに設定すると、吸気ポート4から供給さ
れる空気と合わせて全体としてはリーンの空燃比を有す
る希薄混合気であっても安定に燃焼が行むわれるのであ
る。 そして、このような希薄燃焼は、抗ノック性に優れ、且
つ、燃費やCOの排出量改善に寄与する。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の成層燃焼内燃エンジン
では、加速運転時等のリーンフィードバック領域以外で
の特に燃料の加速増量が必要な運転条件時には、燃料を
片側の吸気ポートにだけ噴射すると、スモークの発生を
招くおそれがある。 ところで、上記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気
多弁内燃機関において、スワールを形成するために、意
図的に異径の吸気弁と吸気ポートとを持たせたもの等に
おいて、成層燃焼を狙わずに均等な混合気を燃焼室に導
入したい場合もある。 そこで、上記のような場合に、各吸気ポートに燃料噴射
弁を設けてこれに対処することが考えられるが、これで
は複数の燃料噴射弁を必要とするので、取付位置や構造
などが煩雑になり、しかも高価なものになるという問題
点がある。 本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、燃料噴射弁を複数用いなくても、複数の吸気ポートへ
異なった量の燃料を噴射できるようにした、燃料噴射装
置を提供することを目的とする。 また、本発明は、かかる燃料噴射装置を上記の成層燃焼
内燃機関に取り付けて、スモーク発生を抑制できるよう
にした、燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関を提供する
ことを目的とする。 [課題を解決するための手段] このため、本発明の燃料噴射装置(請求項1)は、内燃
機関の吸気系に配設されて該吸気系へ向け燃料を噴射し
うる燃料噴射装置において、該内燃機関における気筒の
燃焼室に開口する少なくとも2つの吸気ポートに対して
燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそなえ、これらの
燃料噴射口を通じて上記2つの吸気ポートに対して噴射
される燃料量が異なるように設定されていることを特徴
としている。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項2)では、請求項
1に記載の燃料噴射装置において、該燃料噴射口が2つ
設けられ、これら2つの燃料噴射口のうちの一方の燃料
噴射口からの燃料が、上記2つの吸気ポートのうちの一
方の吸気ポートへ噴射されるとともに、他方の燃料噴射
口からの燃料が他方の吸気ポートへ噴射されるように、
上記の各燃料噴射口が形成され、且つ、上記の各燃料噴
射口の噴口面積が相互に異なるように形成されているこ
とを特徴としている。 さらに、本発明の燃料噴射装置(請求項3)では、請求
項1に記“載の燃料噴射装置において、該燃料噴射口が
直線状に3つ配置され、上記3つの燃料噴射口のうち2
つの燃料噴射
向け燃料を噴射しうる燃料噴射装置およびかかる燃料噴
射装置を有する成層燃焼内燃機関に関する。 [従来の技術] 従来より、気筒の燃焼室に少なくとも2つの吸気ポート
より空燃比リッチな混合気とリーンな混合気または空気
を層状(不均一)に供給し、全体としては希薄燃焼を行
なわせて、燃費の改善やC○の低減あるいは低ノック性
の向上等を図る成層燃焼内燃機関が提案されている。 このようなものでは、上記2つの吸気ポートより供給さ
れる気筒内温合気流により、気筒内に層状のバレルスワ
ール(タンブル流)が生成され、気筒中央から偏心した
位置にあるいずれかの吸気ポートのみに燃料を噴射し、
その燃料が噴射する吸気ポート側に気筒中心から偏心し
た位置、即ち空燃比リッチな領域において、点火栓を設
けることにより、空燃比をリーンにしても、従来のエン
ジンに比に、比較的安定な燃焼が得られることが判って
いる。 これを第28.29図を用いて、更に詳細に説明すると
1図示の成層燃焼内燃機関(エンジン)は、4気筒ガソ
リンエンジン1であって、各気筒2にはそれぞれ2つの
独立した吸気ポート3,4(吸気弁の図示を省略)が設
けられており、これにより吸気2弁エンジンが構成され
ている。 そして、各吸気ポート3,4は吸気マニホールド5の分
岐管5a、5bに接続されるとともに、吸気マニホール
ド5はサージタンク5cよりスロットルバルブ6を介し
て図示しない1及気管に接続されている。 さらに、吸気ポート3および4はその平面投影軸@X、
Yがいずれもエンジンの中心線CLに沿う気筒の径に対
して酩直交するよう配設されており、吸気は燃焼室7に
向けピストン8の往復動方向に対して斜め一方に吹き込
まれるようになっている。 そして、一方の吸気ポート3には、電磁式燃料噴射弁(
インジェクタ)9が設けられ、更に各気筒2における燃
料が供給される吸気ポート3の開口端近傍のシリンダヘ
ッド2aには、燃焼室7に臨む点火栓10が設けられて
いる。 このように構成された成層燃焼内燃機関での作用を説明
すると、まずエンジンlの吸気行程時にピストン8の下
降に伴い混合気および空気が、各吸気ポート3および4
から吸引され、燃焼室7に導かれる。このとき1点火栓
10に近い一方の吸気ポート(点火栓側1及気ポート)
3には、燃料噴射弁9より燃料が噴射されて空気と燃料
との混合気が燃焼室7に吸引される一方、他方の吸気ポ
ート(非点火栓側吸気ポート)4からは空気のみが吸引
される。 そして、各吸気ポート3,4はその各平面投影軸線X、
Yが気筒の径に対して略直交し、且つ、左右対象位置に
あるので、燃焼室7に吸気される混合気および空気の大
部分は、ピストン8の往復動方向に沿って層状に分離し
て流れる。いわゆるバレルスワールC,Dとなって旋回
する。ここで、Cは混合気のバレルスワール、Dは空気
のバレルスワールである。 こうして、燃焼室7に吸入された吸気は、続く圧縮行程
で圧縮された後、吸気ポート3の開口端近傍に取り付け
た点火栓10によって点火され、しかも、燃焼室7内で
は、混合気と空気の層が分離したまま旋回しているので
、混合気は安定に燃焼する。 つまり、吸気ポート3から燃焼室1に供給される混合気
を空燃比リッチに設定すると、吸気ポート4から供給さ
れる空気と合わせて全体としてはリーンの空燃比を有す
る希薄混合気であっても安定に燃焼が行むわれるのであ
る。 そして、このような希薄燃焼は、抗ノック性に優れ、且
つ、燃費やCOの排出量改善に寄与する。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の成層燃焼内燃エンジン
では、加速運転時等のリーンフィードバック領域以外で
の特に燃料の加速増量が必要な運転条件時には、燃料を
片側の吸気ポートにだけ噴射すると、スモークの発生を
招くおそれがある。 ところで、上記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気
多弁内燃機関において、スワールを形成するために、意
図的に異径の吸気弁と吸気ポートとを持たせたもの等に
おいて、成層燃焼を狙わずに均等な混合気を燃焼室に導
入したい場合もある。 そこで、上記のような場合に、各吸気ポートに燃料噴射
弁を設けてこれに対処することが考えられるが、これで
は複数の燃料噴射弁を必要とするので、取付位置や構造
などが煩雑になり、しかも高価なものになるという問題
点がある。 本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、燃料噴射弁を複数用いなくても、複数の吸気ポートへ
異なった量の燃料を噴射できるようにした、燃料噴射装
置を提供することを目的とする。 また、本発明は、かかる燃料噴射装置を上記の成層燃焼
内燃機関に取り付けて、スモーク発生を抑制できるよう
にした、燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関を提供する
ことを目的とする。 [課題を解決するための手段] このため、本発明の燃料噴射装置(請求項1)は、内燃
機関の吸気系に配設されて該吸気系へ向け燃料を噴射し
うる燃料噴射装置において、該内燃機関における気筒の
燃焼室に開口する少なくとも2つの吸気ポートに対して
燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそなえ、これらの
燃料噴射口を通じて上記2つの吸気ポートに対して噴射
される燃料量が異なるように設定されていることを特徴
としている。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項2)では、請求項
1に記載の燃料噴射装置において、該燃料噴射口が2つ
設けられ、これら2つの燃料噴射口のうちの一方の燃料
噴射口からの燃料が、上記2つの吸気ポートのうちの一
方の吸気ポートへ噴射されるとともに、他方の燃料噴射
口からの燃料が他方の吸気ポートへ噴射されるように、
上記の各燃料噴射口が形成され、且つ、上記の各燃料噴
射口の噴口面積が相互に異なるように形成されているこ
とを特徴としている。 さらに、本発明の燃料噴射装置(請求項3)では、請求
項1に記“載の燃料噴射装置において、該燃料噴射口が
直線状に3つ配置され、上記3つの燃料噴射口のうち2
つの燃料噴射
【コからの燃料が上記一方の吸気ポートへ
噴射されるとともに、上記3つの燃料噴射口のうち1つ
の燃料噴射口からの燃料が上記他方の吸気ポート/\噴
射されるように、該吸気系への取付位置が設定されてい
ることを特徴としている。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項4)では、請求項
1に記載の燃料噴射装置において、該燃料噴射口が三角
形の各頂点部に位置するよう合計3つ配置され、上記3
つの燃料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの燃料が上
記一方の吸気ポートへ噴射されるとともに、上記3つの
燃料噴射口のうち]、つの燃料噴射口からの燃料が]二
層他方の吸気ポートへ噴射されるように、該吸気系への
取付位置が設定されていることを特徴としている。 さらに1本発明の燃料噴射装置(請求項5)では、請求
項4に記載の燃料噴射装置において、−1二記3つの燃
料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの噴射された燃料
が噴射後合流して上記一方の吸気ポートへ噴射されるよ
うに、上記2つの燃料噴射口が形成されたことを特徴と
している。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項6)では、請求項
3〜5のいずれかに記載の燃料噴射装置において、上記
3つの燃料噴射口の各噴口面積が等しくなるように構成
されたことを特徴としている。 さらに1本発明の燃料噴射装置(請求項7)では、請求
項3〜5のいずれかに記載の燃料噴射装置において、上
記3つの燃料噴射口のうち少なくとも工つの燃料噴射口
の噴[」面積が他の燃料噴射口の噴口面積と異なるよう
に構成されたことを特徴としている。 また1本発明の燃料噴射装置(請求項8)では、請求項
3に記載の燃料噴射装置において、上記直線上に配置さ
れた3つの燃料噴射口のうち中間に配置された燃料噴射
口の噴口面積が他の燃料噴射口の噴口面積と異なるよう
に構成されたことを特徴としている。 さらに、本発明の燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関(
請求項9゛)は、気筒の燃焼室に開口する少なくとも2
つの吸気ポートをそなえ、該吸気ポート側へ運転状態に
応じた吸入空気量に応じ燃料を供給しうる燃料噴射装置
を設け、且つ、これら2つの吸気ポートの中間位置から
一方の吸気ポート側に偏倚した該燃焼室に臨む位置に点
火栓を配設し、機関吸気行程時に上記の各吸気ポートか
ら該燃焼室に吸引される吸気により、ピストンの往復朝
方向に流れるタンブル流を生じさせるように構成された
成層燃焼内燃機関において、該燃料噴射装置が、該2つ
の吸気ポートに対して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射
口をそなえて構成され、且つ、該点火栓に近い上記一方
の吸気ポートへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴射
燃料量より多くなるように設定されていることを特徴と
している。 [作 用] 上述の本発明の本発明の燃料噴射装置(請求項])では
、内燃機関の吸気系へ向け、その複数の燃料噴射口から
2つの吸気ポートに対して燃料がが噴射されるが、この
ときこれらの燃料噴射口を通じて2つの吸気ポートに対
して噴射される燃料量が異なる。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項2)では、請求項
1に記載の燃料噴射装置において、2つの燃料噴射口の
うちの一方の燃料噴射口から2つの吸気ポー1−のうち
の一方の吸気ポートへ多くの燃料が噴射されるとともに
、他方の燃料噴射口から他方の吸気ポートへ少ない燃料
が噴射される。 さらに1本発明の燃料噴射装置(請求項3,4)では、
3つの燃料噴射口[これらの燃料噴射口の噴口面積は3
つとも等しいか、3つの燃料噴射[1のうち少なくとも
1つの燃料噴射口の噴口面積が他の燃料噴射口の噴口面
積と異なる(但し、直線上に配置された3つの燃料噴射
口のうち中間に配置された燃料噴射口の噴口面積が他の
燃料噴射口の噴口面積と異なる場合を特に含む)(請求
項6゜7)]のうち2つの燃料噴射口から一方の吸気ポ
ートへ多くの燃料が噴射されるとともに、3つの燃料噴
射口のうち工つの燃料噴射口から他方の吸気ポートへ少
ない燃料が噴射される。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項5)では。 3つの燃料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの噴射さ
れた燃料が噴射後合流して一方の吸気ポートへ噴射され
る。 さらに、本発明の燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関(
請求項9)では、成層燃焼内燃機関に設けられた本燃料
噴射装置の複数の燃料噴射口から、2つの吸気ポートに
対して燃料が噴射されるが、この場合1点火栓に近い一
方の吸気ポートへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴
射燃料量より多くなるように、燃料が噴射される。 [実施例] 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜10図は本発明の第1実施例としての燃料噴射装
置を示すもので、第1図は本装置を有する成層燃焼内燃
機関における燃焼室の透視斜視図、第2図は本装置を有
する成層燃焼内燃機関の全体構成を示す模式的平面図、
第3図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の部分的な模
式的5(1而図、第4図は燃料噴射制御のためのブロッ
ク図、第5図(a)は本装置としての燃料噴射弁の平面
図、第5図(b)は第5図(a)のvb矢視図、第6図
は上記燃料噴射弁の噴口径算出要領を説明するための模
式図、第7図は点火栓側吸気ポートの当量比(空燃比)
とスモーク排出量との関係を説明するためのグラフであ
り、第8,9図は燃料噴射弁の変形例を示すもので、第
8図はその燃料噴射口の配置を説明するための図、第9
図は第8図のIX−IX矢視断面図であり、第10図は
異径の吸気ポートを有するエンジンに本装置を設けた場
合の模式図であり、第11〜18図は本発明の第2実施
例としての燃料噴射装置を示すもので、第1を図は本装
置を有する成層燃焼内燃機関における燃焼室の透視斜視
図、第12図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の全体
構成を示す模式的)V、面図、第13図は本装置を有す
る成層燃焼内燃機関の部分的な模式的平面図、第14図
は本装置としての燃料噴射弁の平面図、第15図は第1
4図のXV矢視図、第16図は上記燃料噴射弁の燃料噴
射口配置の変形例を第15図に対応させて示す図であり
、第17図は点火栓配置が隣接する気筒で異なる成層燃
焼内燃機関に本装置を配置した例を示す模式的平面図で
あり、第18図は異径の吸気ポートを有するエンジンに
本装置を設けた場合の模式図であり、第19〜27図は
本発明の第3実施例としての燃料噴射装置を示すもので
、第19図は本装置を有する成層燃焼内燃機関における
燃焼室の透視斜視図、第20図は本装置を有する成層燃
焼内燃機関の全体構成を示す模式的平面図、第21図は
本装置としての燃料噴射弁の平面図、第22図は第21
図のXX■矢視図、第23図は上記燃料噴射弁の燃料噴
射口配置の変形例を第22図に対応させて示す図であり
、第24図は第19図のXX■矢視方向から見た燃料噴
射の様子を説明するための模式図、第25図は点火栓配
置が隣接する気筒で異なる成層燃焼内燃機関に本装置を
配置した例を示す模式的平面図、第26図(a)および
第26図(b)はそれぞれ第25図のXXVia矢視方
向およびxxvtb矢視方向から見た燃料噴射の様子を
説明するための模式図であり、第27図は異径の吸気ポ
ートを有するエンジンに本装置を設けた場合の模式図で
あり、第1〜27図中、第28.29図と同じ符号はほ
ぼ同様の部分を示している。 まず、第】一実施例について説明する。この第1実施例
にかかる成層燃焼内燃機関(エンジン)は、第1〜3図
に示すように、4気筒ガソリンエンジン1であって、各
気筒2には、基端が合流した等径の吸気ポート3,4(
即ち、これらの吸気ポート3,4は従来例における吸気
ポート3,4のようにそれぞれ独立したポートではない
)が設けられている。なお、各吸気ポートに設けられる
吸気弁はその図示を省略されている。これにより吸気2
弁エンジンが構成されている。 そして、各吸気ポート3,4は吸気マニホールド5の分
岐管5aに接続されるとともに、吸気マニホールド5は
サージタンク5cよりスロットルバルブ6を介して図示
しない吸気管に接続されている。 さらに、吸気ポート3および4はその平面投影軸線X、
Yがいずれもエンジンの中心&@CLに沿う気筒の径に
対して略直交するよう配設されており、吸気は燃焼室7
に向けピストン8の往復動方向に対して斜め一方に吹き
込まれるようになっている。 また、上記2つの吸気ポート3,4へ共に運転状態に応
じた吸入空気量に応じ2条の燃料を供給しうる第5図(
a)、(b)に示すようむマルチスプレー式の燃料噴射
弁あるいはインジェクタ(燃料0(結手段)93が設け
られるとともに、これら2つの吸気ポート3,4の中間
位置から一方の吸気ポート3側に偏倚した燃焼室7に臨
む位置に、点火栓10が配設されている。 ここで、上記の燃料噴射弁93は、第5図(a)に示す
ような外形をしており、その先端部が吸気ポート3,4
の分岐部I)付近へ向くように配設されており(第1〜
3図参照)、更には第5図(b)に示すように、大小2
つの燃料噴射口931,932(これらの燃料噴射口9
3↓、932は円形をしている)をそなえていて、大き
い噴L」面積をイ1する燃料噴射口931からの燃料が
点火栓10に近い一方の吸気ポート3(以下、「点火栓
側吸気ポート3」ということがある)へ噴射されるとと
もに、小さい噴口面積を有する他方の燃料噴射口932
からの燃料が他方の吸気ポート4(以下、「非点火栓側
吸気ポート4」ということがある)へ噴射されるように
なっている。 これにより、これらの燃料噴射口931,932を通じ
て2つの吸気ポート3,4に対して噴射される燃料量が
異なるように設定されていることになる。即ち、点火栓
側吸気ポート3への噴射燃料量が他の吸気ポート4への
噴射燃料量より多くなるのである。すなわち、点火栓側
吸気ポート3がリッチ側ポートとして構成され、非点火
栓側吸気ポート4がリーン側ボー1〜として構成されて
いることになる。 このような構成により、まずエンジン1の吸気行程時に
ピストン8の下降にffい、点火栓側吸気ポート3から
混合気(この点火栓側吸気ポート3から吸引される混合
気を以下必要に応じ「リッチ混合気」という)が吸引さ
れるとともに、非点火栓側ポート4から混合気(この非
点火栓側吸気ポート4から吸引される混合気を以下必要
に応じ「リーン混合気」という)が吸引され、それ゛ぞ
れ燃焼室7に導かれる。このとき1点火栓側吸気ポート
3には、燃料噴射弁93の大径の燃料噴射口931から
の燃料と空気との混合気が燃焼室7に吸引される一方、
非点火栓側吸気ポー1−4からは、燃料噴射弁93の小
径の燃料噴射D 931からの燃料と空気とのリーン混
合気が吸引される。 そして、各吸気ボー1〜3.4はその各平面投影軸線X
、Yが気筒の径に対して略直交し、且つ。 た右対象位置にあるので、燃焼室7に吸気される各混合
気の大部分は、ピストン8の往復動方向に沿って層状に
分離して流れる、いわゆるバレルスワールC,D (第
1図参照)となって旋回する。 ここで、Cはリッチ混合気のバレルスワール、Dはリー
ン混合気のバレルスワールである。 こうして、燃焼室7に吸入された吸気は、続く圧縮行程
で圧縮された後、吸気ボー1〜3の開口端近傍に取り付
けた点火栓10によって点火され、しかも、燃焼室7内
では、リッチ混合気とリーン混合気との層が分離したま
ま旋回し、混合気が安定に燃焼する。 つまり、吸気ポート3から燃焼室1に供給される混合気
を空燃比リッチに設定すると、吸気ポート4から供給さ
れるリーン混合気と合わせて全体としてはリーンの空燃
比を有する希薄混合気であっても安定に燃焼が行なわれ
るのである。 そして、このような希薄燃焼は、抗ノック性に優れ、且
つ、燃費やCOの排出量改善に寄与する。 ところで、本発明者は、着火する側(即ち点火栓側吸気
ポート3側)の混合気の当量比φが濃過ぎると、スモー
ク発生原因の一つになることを実験等を行なうことによ
り知った。即ち、実験により、点火栓側吸気ポート3で
の当量比φ(あるいは空燃比)とスモーク排出量との関
係が第7図のようになることがわかったが、この第7図
から、当量比φが2.1を超えるころからスモーク発生
量が多くなりはじめることがわかり、更には当量比φが
2.9を超えると1発生するスモーク量は肉眼で見える
ほどになるということがわかったのである。 なお、当量比φとは、理論空燃比において必要な燃料量
の何倍であるかを示すもので、吸気過剰率λの逆数情報
をもつ。従って、理論空燃比の場合の当量比φはlで、
空燃比がリッチなほど、大きな値となり、空燃比がリー
ンなほど、小さな値となる。 また、−上記第7図における噴射ポート(点火栓側吸気
ポート)の空燃比および当量比は、それぞれ(井傘径)
2×(弁リフト)×(弁開期間)から吸入ポートの吸入
空気量を求めて算出されたものである。 そこで、このような発明者の知見に基づき、本実施例で
は、はぼ全運転領域(ただし、暖機運転等の特殊条件時
は除いてもよい)で、点火栓側の吸気ポート3へ供給さ
れるローカルな(局部的な)当量比φがスモーク排出量
にノにづいて設定される限界値(この例では2.9;好
ましくは2.1)以下とむるように、燃料噴射井93の
各燃料噴射口931,932からそれぞれの吸気ポート
3゜4へ供給される燃料量の比率が所定の一定値(Fl
:F2)となるように設定されている。 ここで、点火栓側吸気ポート3を通じて供給されるロー
カルな当量比φが上記限界値以下となるような燃料量の
比率F工:F2の設定の仕方について説明する。 まず、第7図のスモーク排出量はエンジン機種によって
異なるので、実機試験により第7図のデータを取得し、
これから得られたデータより噴射ポート(点火栓側吸入
ポート3)の許容最大当量比φll1axを決定してか
ら、以下の式を用いて上記の比率を求める。 今、気筒当たりの1・−タルな最高当量比φ7max(
定数)、実機試験により得られたデータから求めた噴射
ポート(点火栓側吸入ポート3)の許容最大当量比φr
nax (定数)、各吸気ポート3,4を流れる空気量
A工、A2[A1は点火栓側の吸気ポート(リッチポー
ト)3のもので、A2は非点火栓側の吸気ポート(リー
ンボー1・)4のものである]、各吸気ポート3,4に
噴射する燃料量F1. F2[F□は点火栓側の吸気ポ
ート(リッチポート)3のものでlF2は非点火栓側の
吸気ポート(リーンポート)4のものであるコ、リーン
側の吸気ポート4の当量比φい許容最大当量比φmax
および各吸気ポー1〜3,4を流れる空気量A1.A2
から求められるトータル燃料ffi F rとして、次
式を計算する。 F2=FT−Fl・・(1) A、=F□(14,7/pmax)”(2)A2=F、
(14,7/すし)・・(3)(1)式と (3)式
より、 A2=(FT−F□)(14,7/すL)・・(4)(
2)式と (4)式より。 F、 (14,7#max)”(A7Az)(FT−F
t)(14,7/ψL)・・(5)また。 (14,7/p7max)=(A、+Az)/ (Fx
”Fz)=(F、 (14,7#max)+(Fr−F
、)(14,7/lt、))/(F1+(FT−Fl)
)・・(6)(6)式を(5)式に代入して、 (14,7/φ7max )= (Fl(14、7/す
n+ax)+(A、/A1)F□(14,7/1max
))/FT” (7)(7)式から F、=(1max/#7max)[F7/(1+(Ax
/At))]・・(8)(8)式と (1)式とから F2=FT(11)・・(9) ここで、*=0Ilax/φ7max)[1/(D(A
z/AW)]である。 以上(8)式、(9)式から。 Fl:F2=質:11 ”Cettrax/ hmax)[1/ (1+ (A
2/A、))]=1−(すmax/すrnax)[1/
(1+(Az/A、))コ・(1,0)以上の如く、出
力性能上必要な最高トータル当量比φ7maXと1点火
栓側吸気ポート3の許容最高当量比φwaxと、各吸気
ポート3,4を流れる吸入空気量の比(A2/Ax)と
で、各吸気ポート3゜4への燃料噴射量比F□:F2(
一定)が求められるのである。 そして、この場合、上記のように各吸気ポート3.4へ
一定比(F−:F2)で燃料を供給するために、各燃料
噴射口径の比は次のように設定されている。 まず、以下の式が成り立つ。 srl”7F□”xr2”/Fz ・・(11)ここで
、r、は燃料噴射口93】の半径、F2は燃料噴射口9
32の半径である。 この(11)式を変形すると、 rx =(Ft /F2)” ” r2m l (12
)したがって、 r、:r2=(F、/F2)””:I=(a/(1−g
))””:1 ・・(13)ここで、a=(1max
/すtmax)[1/(14(A2/A、))]である
。 すなわち、燃料噴射弁93の燃料噴射口径の比(r工:
F2)は上記(13)式のように設定されるのである。 そして、この(13)式からもわかるように、燃料噴射
弁93の燃料噴射口径の比(r□:F2)は、出力性能
り二必要なa高トータル当量比φ7111flXと、一
方の吸気ボー1−3の許容最高当量比φ+++axと、
各吸気ポート3,4を流れる吸入空気量の比(A2/A
1)とから決まる。なお、第6図からもわかるように、
φ7maxはφmaxとφLとの和である。 このように燃料噴射弁93の燃料噴射口径の比をrl:
F2(一定)に設定することにより、吸気ポート3を通
じて供給されるローカルな当量比φを常にスモーク排出
量に基づいて設定される上記の限界値以下にすることが
できる。 したがって、この第1実施例に示すような燃料噴射弁9
3を使用することによって、従来と同様に各気筒につき
工水の燃料噴射弁を使用しながら、しかも複雑な可動機
構を使わずに、全運転域において、バレルストラティフ
ァイによるリーンバーンを成立させて燃費やCO排出量
の低減を図ることができるとともに、リーン燃焼を用い
ない運転条件時(急加速運転等)に発生するおそれのあ
るスモーク排出をも十分に抑制できるのである。 また、この大小の燃料噴射口931,932を有するマ
ルチスプレー式燃料噴射弁93を用いて、各気筒につき
1本の燃料噴射弁による常時両ポート噴射を行なうこと
により、従来のバレルスワール利用式リーンバーンエン
ジン用の独立吸気系(第28.29図参照)を不要にす
ることができる。なお、独立吸気系を不要にできるのは
次の理由による。すなわち、従来はリーン燃焼域で完全
成層を狙っていたので、吸気の吹き返し等による燃料の
非点火側ポート4への回り込みを回避するため、各吸気
ポートを独立吸気系としていたが、その後の研究で、完
全成層にまでしなくても、成層燃焼による十分な効果が
得られることがわかったからである。 また、第8,9図に示すように、燃料噴射[]を三角形
の各頂点部に位置するよう合計3つ(打診941.94
2,943参魚)配置し、3つの燃料噴射口941〜9
43のうち2つの燃料噴射口94]、、942からの燃
料が点火栓側吸気ポート3へ噴射されるとともに、上記
3つの燃料噴射口941〜943のうち1つの燃料噴射
D 943からの燃料が他方の吸気ポート4へ噴射され
るように、燃料噴射弁94の吸気系への取付位置を設定
し、これら3つの燃料噴射口941〜943のうち2つ
の燃料噴射口941,942からの噴射された燃料が噴
射後合流して点火栓側吸気ポート3へ噴射されるように
、上2己の2つの燃料噴射口941.942を形成する
ようにしてもよい。 この場合、2つの燃料噴射口941,942からの合計
の燃料量と、残り1つの燃料噴射口943からの燃料量
との比は、上記のF工:F2に設定されていることはい
うまでもない。 そして、このようにすれば、上述の燃料噴射弁93を用
いたものとほぼ同様の効果ないし利点が得られるほか、
燃料噴射後合流させるので、噴霧の微粒化を図ることが
でき、燃焼性能が向」ニする利点もある。 なお、この燃料噴射弁93.94は、第4図に示すごと
く、エンジン回転数センサ21.エンジン負荷センサ2
2.エンジン温度センサ23.加速センサ24からの検
出信号を受けてこの燃料噴射弁93.94からの燃料噴
射量を制御するECU25[このECU25は、エンジ
ンの運転状態に応じた吸入空気量に応じ燃料が供給され
るように、所要の空燃比となるように、燃料噴射弁93
゜94を制御する手段(いわゆる空燃比制御手段)を有
している]によって制御されており、これによりエンジ
ンの運転状態に応じた燃料を供給する電子燃料制御が施
されるようになっているが、かかる電子制御の要領は従
来同様であるので、その詳細な説明は省略する。 ここで、エンジン回転数センサ21はエンジン回転数を
検出するもので、エンジン負荷センサ22は、エンジン
負荷を検出するもので、このエンジン負荷センサ22と
しては、例えばエアフローセンサやスロットルセンサが
使用される。 また、エンジン温度センサ23は、冷却水温等のエンジ
ン温度を検出するもので、加速センサ24は、加速状態
を検出するもので、例えばスロットル開度変化を検出す
るものが使用される。 なお、1ユ記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気多
弁内燃機関において、スワールを形成するために、第1
0図に示すように、意図的に異径の吸気ポート3’、4
’と吸気弁(吸気弁は図示せず)とを持たせたものに、
本実施例の燃料噴射弁93を用いて、各吸気ポート3’
、4’を流れる吸気流量比に分配して、各吸気ポート3
’、4’へ燃料を噴射するようにしてもよい。この場合
は、吸気ポート4′より吸気ポート3′の方が大径であ
るので、燃料噴射弁93における大径の燃料噴射口93
1からの燃料が大径の吸気ポート4′へ供給され、小径
の燃料噴射口932からの燃料が小径の吸気ポート3′
へ供給されるのである。そして、このようにすれば、均
等な混合気を燃焼室に導入することができる。 次に第2実施例を説明する。この第2実施例にかかる燃
料噴射弁を有する成層燃焼内燃機関(エンジン)も、第
12図に示すように、4気筒ガソリンエンジン1であっ
て、各気筒2には、第1実施例と同様、基端が合流し吸
気マニホールド5の分岐管5aに接続された等径の吸気
ポート3,4(吸気弁の図示を省略)が設けられており
、更にこれら2つの吸気ポート3,4が、これらの吸気
ポート3,4の平面投影軸線を気筒2の径に対していず
れも略直交させるように配設されている。 これにより、機関吸気行程時に各吸気ポート3゜4から
燃焼室7に吸引されろ吸気により、ピストン8の往復動
方向に流れるタンブル流を生じさせることができる。 また、これらの2つの吸気ポート3,4へ共に運転状態
に応じた吸入空気量に応じ合計3条の燃料を供給しうる
第14.15図に示すようなマルチスプレー式の燃料噴
射弁(燃料噴射装置)95が設けられるとともに、これ
ら2つの吸気ポー1〜3.4の中間位置から一方の吸気
ポート3側に偏倚した燃焼室7に臨む位置に、点火栓1
0が配設されているが、上記の燃料噴射弁95は、第1
4図に示すような外形をしており、その先端部が吸気ポ
ート3,4の分岐部P付近へ向くように配設されていて
(第11〜13図参照)、更には第15図に示すように
、等しい噴口面積を有する3つの燃料噴射口951,9
52,953 (これらの燃料噴射口951〜953は
いずれも円形をしている)が直線上に配置されている。 そして、これら3つの燃料噴射口951〜953のうち
2つの燃料噴射1コ951,952からの燃料が点火栓
側吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り1つの燃料
噴射口953からの燃料が他方の吸気ポート4へ噴射さ
れるように、燃料噴射弁95が吸気ポート3,4の分岐
点Pへ向かう方向に対し0だけ振った角度位置で取り付
けられている(第11〜13図参照)。 これにより、燃料噴射弁95の2つの燃料噴射口951
,952からの燃料が点火栓側吸気ポート3へ噴射され
るとともに、残り1つの燃料噴射口953からの燃料が
非点火栓側の吸気ポート4へ噴射されるようになってい
る。その結果、点火栓側吸気ポート3への噴射燃料量が
非点火栓側吸気ポート4への噴射燃料量より多くなる。 そして、この場合、通常は、出力性能上必要な最高トー
タル当量比φ7a+ax、点火栓側吸気ポート3の許容
最高当量比φwax、各吸気ポート3,4を流れる吸入
空気量の比(A、/A□)が所要の関係になっているの
で、吸気ポート3を通じて供給されるローカルな当量比
φがスモーク排出量に基づいて設定される上記の限界値
以下となるように。 燃料噴射弁95から2つの吸気ポート3,4へ燃料を供
給することができる。 また、第16図に示すように、直線状に配置された3つ
の燃料噴射口951,952’、953のうち中間に配
置された燃料噴射口952′の噴口面積を他の燃料噴射
口951,953の噴口面積と異なるように(この例で
は大きくなるようにすれば、出力性能上必要な最高トー
タル当量比φ7maxと、点火栓側吸気ポート3の許容
最高当量比φa+axと、各吸気ポート3,4を流れる
吸入空気量の比(A2/A、)とから決まる一定の比率
F1:F2[この比率については前述の(10)式参照
]で、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給できるよう
にimすることができる。 なお、3つの燃料噴射口951〜953のうち中間に配
置された燃料噴射口952′の噴口面積を他の燃料噴射
口951,953の噴口面積と異なるように構成するも
ののほか、3つの燃料噴射口951〜953のうち両端
の部分に配設されたいずれかの燃料噴射口の噴口面積を
他の燃料噴射口の噴口面積と異なるように構成してもよ
<、3つの燃料噴射口951〜953の噴口面積をそれ
ぞれ異なるように構成してもよい。 このようにすれば、正確に上記一定の比率F工:F2で
、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給することができ
るので、効果的に点火栓側吸気ポート3を通じて供給さ
れるローカルな当量比φを常に上記限界値以下にするこ
とができる。 したがって、この第2実施例に示すような燃料噴射弁9
5を使用することによっても、前述の第1実施例と同様
の効果ないし利点が得られる。 すなわち、従来と同様に各気筒につき1本の燃料噴射弁
を使用しながら、しかも複雑な可動機構を使わずに、全
運転域において、バレルストラティファイによるリーン
バーンを成立させて燃費やCO排出量の低減を図ること
ができるとともに、リーン燃焼を用いない運転条件時(
急加速運転等)に発生するおそれのあるスモーク排出を
も十分に抑制することができる。 また、この3条のマルチスプレー式燃料噴射弁95を用
いて、各気筒につき1本の燃料噴射弁による常時両ポー
ト噴射を行なうことにより、従来のバレルスワール利用
式リーンバーンエンジン用の独立吸気系を不要にするこ
とができる。 なお、この燃料噴射弁95も、前述の第1実施例にかか
る燃料噴射弁93.94と同様に、エンジン回転数セン
サ21.エンジン負荷センサ22゜エンジン温度センサ
23.加速センサ24からの検出信号を受けてこの燃料
噴射弁95からの燃料噴射量を制御するECU25によ
って制御されていることはいうまでもない(第4図参照
)。 ところで、第14〜16図に示す第2実施例にかかる燃
料噴射弁95を用いれば、第17図に示すように、隣り
合う気筒2の形状が左右対称なエンジン(成層燃焼内燃
機関)にも、燃料噴射弁95の取付角度を左右対称に変
更することで、容易に取り付けることができる。すなわ
ち、一方の燃料噴射弁95は右側へ〇だけ振って取り付
けるとともに、他方の燃料噴射弁95は右側へ〇だけ振
って取り付けるのである。 なお、上記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気多弁
内燃機関において、スワールを形成するために、第18
図に示すように、意図的に異径の吸気ポート3’、4’
と吸気弁(吸気弁は図示せず)とを持たせたものに、本
実施例の燃料噴射弁95を用いて、各吸気ポート3’、
4’を流れる吸気流量比に分配して、各吸気ポート3’
、4’へ燃料を噴射するようにしてもよい。この場合は
、吸気ポート4′より吸気ポート3′の方が大径である
ので、燃料噴射弁93における2つの燃料噴射口951
,952 (又は951,952 ’)からの燃料が大
径の吸気ポート4′へ供給され、残り1つの燃料噴射口
953からの燃料が小径の吸気ポート3′へ供給される
ように、燃料噴射弁95が吸気ポート3,4の分岐点P
へ向かう方向に対しθだけ振った角度位置で取り付けら
れる。そして、このようにすれば第10図に示す場合と
同様にして、均等な混合気を燃焼室に導入することがで
きる。 次に第3実施例を説明する。この第3実施例にかかる燃
料噴射弁を有する成層燃焼内燃機関(エンジン)も、第
20図に示すように、4気筒ガソリンエンジン1であっ
て、各気筒2には、第2゜3実施例と同様、基端が合流
し吸気マニホールド5の分岐管5aに接続された等径の
吸気ポート3゜4(吸気弁の図示を省略)が設けられて
おり、更にこれら2つの吸気ポート3,4が、これらの
吸気ポート3,4の平面投影軸線を気筒2の径に対して
いずれも略直交させるように配設されている。 これにより、機関吸気行程時に各吸気ポート3゜4から
燃焼室7に吸引される吸気により、ビス1−ン8の往復
動方向に流れるタンブル流を生しさせることができる。 また、これらの2つの吸気ポート3,4へ共に運転状態
に応じた吸入空気量に応じ合計3条の燃料を供給しうる
第21.22図に示すようなマルチスプレー式の燃料噴
射弁(燃料噴射装置)96が設けられるとともに、これ
ら2つの吸気ポート3.4の中間位置から一方の吸気ポ
ート3側に偏倚した燃焼室7に臨む位置に、点火栓10
が配設されているが、上記の燃料噴射弁96は、第21
図に示すような外形をしており、その先端部が吸気ポー
ト3,4の分岐部P付近へ向くように配設されており(
第19.20図参照)、更には第22図に示すよう、に
、等しい噴口面積を有する3つの燃料噴射口961,9
62.963 (これらの燃料噴射口961〜963は
いずれも円形をしている)が三角形の各頂点部に位置す
るよう配置されている。 そして、これら3つの燃料噴射口961〜963のうち
2つの燃料噴射口961,962からの燃料が点火栓側
吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り1つの燃料噴
射口963からの燃料が他方の吸気ポート4へ噴射され
るように、燃料噴射弁96が正規位置からその中心軸線
の回りにηだけ回動せしめられた位置で取り付けられて
いる(第22図参照)。 これにより、第24図に示すように、燃料噴射弁96の
2つの燃料噴射口961,962からの燃料が点火栓側
吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り1つの燃料噴
射口963からの燃料が非点火栓側の吸気ポート4へ噴
射されるようになっている。その結果、点火栓側吸気ポ
ート3への噴射燃料量が非点火栓側吸気ポート4への噴
射燃料量より多くなる。 そして、この場合も、通常は、出力性能上必要な最高ト
ータル当量比φ7max 、点火栓側吸気ポート3の許
容最高当量比φwax、各吸気ポート3゜4を流れる吸
入空気量の比(Aよ/Aよ)が所要の関係になっている
ので、吸気ポート3を通じて供給されるローカルな当量
比φがスモーク排出量に基づいて設定される限界値以下
とむるように、燃料噴射弁96から2つの吸気ボーh3
,4へ燃料を供給することができる。 また、第23図に示すように、三角形の各頂点部に配置
された3つの燃料噴射口961゜962’、963のう
ちの1つの燃料噴射口962′の噴口面積を他の燃料噴
射口961,963の噴口面積と異なるように(この例
では大きくなるようしこ)すれば、出力性能上必要な最
高トータル当量比φTl1laxと、点火栓側吸気ポー
ト3の許容最高当量比φ■axと、各吸気ポート3,4
を流れる吸入空気量の比(A、/A、)とから決まる一
定の比率F□:F2[この比率については前述の(10
)式参照]で、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給で
きるように調整することができる。 なお、その他、3つの燃料噴射口961〜963のうち
燃料噴射口961または962の噴口面積を他の燃料噴
射口の噴口面積と異なるように構成してもよく、3つの
燃料噴射口961〜963の噴口面積をそれぞれ異なる
ように構成してもよい。 このようにすれば、正確に上記一定の比率F1:F2で
、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給することができ
るので、効果的に吸気ポート3を通じて供給されるロー
カルな当量比φを常に上記限界値以下にすることができ
る。 したがって、この第3実施例に示すような燃料噴射弁9
6を使用゛することによっても、前述の第1.2実施例
と同様の効果ないし利点が得られるものである。 すなわち、従来と同様に各気筒につき1本の燃料噴射弁
を使用しながら、しかも複雑な可動機構を使わずに、全
運転域において、バレルストラティファイによるリーン
バーンを成立させて燃費やCO排出量の低減を図ること
ができるとともに、リーン燃焼を用いない運転条件時(
急加速運転等)に発生するおそれのあるスモーク排出を
も十分に抑制することができる。 また、この3条のマルチスプレー式燃料噴射弁96を用
いて、各気筒につき1本の燃料噴射弁による常時面ポー
ト噴射を行なうことにより、従来のバレルスワール利用
式リーンバーンエンジン用の独立吸気系を不要にするこ
とができる。 なお、この燃料噴射弁96も、前述の第1,2実施例に
かかる燃料噴射弁93,94i95と同様に、エンジン
回転数センサ21.エンジン負荷センサ22.エンジン
温度センサ23.加速センサ24からの検出信号を受け
てこの燃料噴射弁93からの燃料噴射量を制御するE
CU 25によって制御されていることはいうまでもな
い(第4図参照)。 ところで、第21〜23図に示す第3実施例にかかる燃
料噴射弁96を用いた場合でも、第25図に示すように
隣り合う気筒2の形状が左右対称なエンジン(成層燃焼
内燃機関)に、燃料噴射弁96の取付回動角度を左右対
称に変更することで、容易に取り付けることができる。 すなわち、一方の燃料噴射弁96は正規位置から右側へ
ηだけ回動させたところで取り付けるとともに、他方の
燃料噴射弁96は正規位置から左側へηだけ回動させた
ところで取り付けるのである[第22.23゜26図(
a)、(b)参照]。 これにより、隣接する気筒について、一方の気筒では、
燃料噴射弁96の2つの燃料噴射口961.962から
の燃料が点火栓側吸気ポート3へ噴射されるとともに、
残り1つの燃料噴射口963からの燃料が非点火栓側の
吸気ポート4へ噴射されるようにする”ことができる[
第26図(a)参照]とともに、他方の気筒では、燃料
噴射弁96の2つの燃料噴射口962,963からの燃
料が点火栓側吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り
1つの燃料噴射口961からの燃料が非点火栓側の吸気
ポート4へ噴射されるようにすることができる[第26
図(b)参照]。 なお、上記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気多弁
内燃機関において、スワールを形成するために、第27
図に示すように、意図的に異径の吸気ポート3’、4’
と吸気弁(吸気弁は図示せず)とを持たせたものに、本
実施例の燃料噴射弁96を用いて、各吸気ポート3’、
4’を流れる吸気流量比に分配して、各吸気ポート3’
、4’へ燃料を噴射するようにしてもよい。この場合は
。 吸気ポート4′より吸気ポート3′の方が大径であるの
で、燃料噴射弁96における2つの燃料噴射口961,
962 (又は961,962′)からの燃料が大径の
吸気ポート4′へ供給され、残り1つの燃料噴射口95
3からの燃料が小径の吸気ポート3′へ供給されるよう
に、燃料噴射弁96が正規位置からその中心軸線の回り
にηだけ回動せしめられた位置で取り付けられている。 そして、このようにすれば第10.18図に示す場合と
同様にして、均等な混合気を燃焼室に導入することがで
きる。 また、上記の各実施例においては、2吸気ボ一ト内燃機
関(成層燃焼内燃機関を含む)について説明したが、3
つ以上の吸気ポートをもつ火花点火吸気多弁式内燃機関
(成層燃焼内燃機関を含む)についても同様にして適用
することができる。 また、上記の第1〜3実施例においては、燃料噴射口の
数が2ないし3のものについて説明したが、4以上の燃
料噴射口数をもつものついても同様にして本発明を適用
することができる。 [発明の効果] 以上詳述したように、本発明の燃料噴射装置によれば、
内燃機関の吸気系に配設されて該吸気系へ向け燃料を噴
射しうる燃料噴射装置において、該内燃機関における気
筒の燃焼室に開口する少なくとも2つの吸気ポートに対
して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそなえ、これ
らの燃料噴射口を通じて上記2つの吸気ポートに対して
噴射される燃料量が異なるように設定しく請求項1)、
更には燃料噴射口を2つ設け、これら2つの燃料噴射口
のうちの一方の燃料噴射口からの燃料が上記2つの吸気
ポートのうちの一方の吸気ポートへ噴射されるとともに
、他方の燃料噴射口からの燃料が他方の吸気ポートへ噴
射されるように、上記の各燃料噴射口を形威し、且つ、
上記の各燃料噴射口の噴口面積を相互に異ならせたり(
請求項2)、燃料噴射口を直線状にあるいは三角形の各
頂点部に位置するよう3つ配置し[これら3つの燃料噴
射口の各噴口面積は等しくしてもよいしく請求項6)、
3つの燃料噴射口のうち少なくとも1つの燃料噴射口の
噴口面積が他の燃料噴射口の噴11面積と異々るように
してもよい(δa請求項)]、上記3つの燃料噴射口の
うち2つの燃料噴射[」からの燃料が上記一方の吸気ポ
ートへ噴射されるとともに、上記3つの燃料噴射口のう
ち1つの燃料噴射口からの燃料が上記他方の吸気ポート
へ噴射されるように、該吸気系への取付位置を設定した
り(請求項3.4)L、でいるので、次のような効果な
いし利点が得られる。 (1)従来と同様に各気筒につき1個の燃料噴射装置を
使用しながら、しかも複雑な可動機構を使わずに、全運
転域において、バレルストラティファイによるリーンバ
ーンを成立させて燃費やCO排出量の低減を図ることが
できるとともに、り一ン燃焼を用いない運転条件時(急
加速運転等)に発生するおそれのあるスモーク排出をも
十分に抑制することができる。 (2)各気筒につき1本の燃料噴射弁による常時両ポー
ト噴射を行なうことにより、従来のバレルスワール利用
式リーンバーンエンジン用の独立吸気系を不要にするこ
とができる。 (3)隣り合う気筒の形状が左右対称なエンジンにも、
燃料噴射装置の取付角度を左右対称に変更することで、
容易に取り付けることができる。 (4)成層燃焼内燃機関ではない吸気多弁内燃機関にお
いて、スワールを形成するために、意図的に異径の吸気
ポートと吸気弁とを持たせたものに、本燃料噴射装置を
用いて、各吸気ボー1〜を流れる吸気流量比に分配して
、各吸気ポートへ燃料を噴射することができるので、均
等な混合気を燃焼室に導入することができる。 また、3つの燃料噴射口を形成されたものにおいて、そ
のうち2つの燃料噴射口からの噴射された燃料が噴射後
合流して一方の吸気ポートへ噴射されるように、2つの
燃料噴射口が形成されているので(!#請求項)、噴霧
の微粒化を図ることができ、燃焼性能が向上する利点が
ある。 さらに、3つの燃料噴射1コを形成されたものにおいて
、そのうち少なくとも1つの燃料噴射口の噴l」面積が
他の燃料噴射口の噴口面積と異なるように構成したり(
請求項7)、上記直線上に配置された3つの燃料噴射口
のうち中間に配置された燃料噴射口の噴口面積が他の燃
料噴射口の噴口面積と異なるように構成したり(請求項
8)すれば、各吸気ポートへの燃料噴射量比の′iA整
が容易であるという利点がある。 また、本発明の燃料噴射′!A置付き成層燃焼内燃機関
によれば、気筒の燃焼室に開口する少なくとも2つの吸
気ポートをそなえ、該吸気ポート側へ運転状態に応じた
吸入空気量に応じ燃料を供給しうる燃料噴射装置を設け
、且つ、これら2つの吸気ポートの中間位置から一方の
吸気ポート側に偏倚した該燃焼室に臨む位置に点火栓を
配設し1機関吸気行程峙に上記の各吸気ポートから該燃
焼室に吸引される吸気により、ピストンの往復動方向に
流れるタンブル流を生じさせるように構成された成層燃
焼内燃機関において、該燃料噴射装置が、該2つの吸気
ポートに対して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそ
なえて構l戊され、且つ、該点火栓に近い上記一方の吸
気ポートへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴射燃料
量より多くなるように設定されているので(請求項9)
、バレルストラティファイによるリーンバーンを成立さ
せて。 燃費やCO排出量を低減することができるほか、リーン
燃焼域以外で発生するおそれのあるスモークの排出も十
分に抑制できる利点がある。
噴射されるとともに、上記3つの燃料噴射口のうち1つ
の燃料噴射口からの燃料が上記他方の吸気ポート/\噴
射されるように、該吸気系への取付位置が設定されてい
ることを特徴としている。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項4)では、請求項
1に記載の燃料噴射装置において、該燃料噴射口が三角
形の各頂点部に位置するよう合計3つ配置され、上記3
つの燃料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの燃料が上
記一方の吸気ポートへ噴射されるとともに、上記3つの
燃料噴射口のうち]、つの燃料噴射口からの燃料が]二
層他方の吸気ポートへ噴射されるように、該吸気系への
取付位置が設定されていることを特徴としている。 さらに1本発明の燃料噴射装置(請求項5)では、請求
項4に記載の燃料噴射装置において、−1二記3つの燃
料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの噴射された燃料
が噴射後合流して上記一方の吸気ポートへ噴射されるよ
うに、上記2つの燃料噴射口が形成されたことを特徴と
している。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項6)では、請求項
3〜5のいずれかに記載の燃料噴射装置において、上記
3つの燃料噴射口の各噴口面積が等しくなるように構成
されたことを特徴としている。 さらに1本発明の燃料噴射装置(請求項7)では、請求
項3〜5のいずれかに記載の燃料噴射装置において、上
記3つの燃料噴射口のうち少なくとも工つの燃料噴射口
の噴[」面積が他の燃料噴射口の噴口面積と異なるよう
に構成されたことを特徴としている。 また1本発明の燃料噴射装置(請求項8)では、請求項
3に記載の燃料噴射装置において、上記直線上に配置さ
れた3つの燃料噴射口のうち中間に配置された燃料噴射
口の噴口面積が他の燃料噴射口の噴口面積と異なるよう
に構成されたことを特徴としている。 さらに、本発明の燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関(
請求項9゛)は、気筒の燃焼室に開口する少なくとも2
つの吸気ポートをそなえ、該吸気ポート側へ運転状態に
応じた吸入空気量に応じ燃料を供給しうる燃料噴射装置
を設け、且つ、これら2つの吸気ポートの中間位置から
一方の吸気ポート側に偏倚した該燃焼室に臨む位置に点
火栓を配設し、機関吸気行程時に上記の各吸気ポートか
ら該燃焼室に吸引される吸気により、ピストンの往復朝
方向に流れるタンブル流を生じさせるように構成された
成層燃焼内燃機関において、該燃料噴射装置が、該2つ
の吸気ポートに対して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射
口をそなえて構成され、且つ、該点火栓に近い上記一方
の吸気ポートへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴射
燃料量より多くなるように設定されていることを特徴と
している。 [作 用] 上述の本発明の本発明の燃料噴射装置(請求項])では
、内燃機関の吸気系へ向け、その複数の燃料噴射口から
2つの吸気ポートに対して燃料がが噴射されるが、この
ときこれらの燃料噴射口を通じて2つの吸気ポートに対
して噴射される燃料量が異なる。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項2)では、請求項
1に記載の燃料噴射装置において、2つの燃料噴射口の
うちの一方の燃料噴射口から2つの吸気ポー1−のうち
の一方の吸気ポートへ多くの燃料が噴射されるとともに
、他方の燃料噴射口から他方の吸気ポートへ少ない燃料
が噴射される。 さらに1本発明の燃料噴射装置(請求項3,4)では、
3つの燃料噴射口[これらの燃料噴射口の噴口面積は3
つとも等しいか、3つの燃料噴射[1のうち少なくとも
1つの燃料噴射口の噴口面積が他の燃料噴射口の噴口面
積と異なる(但し、直線上に配置された3つの燃料噴射
口のうち中間に配置された燃料噴射口の噴口面積が他の
燃料噴射口の噴口面積と異なる場合を特に含む)(請求
項6゜7)]のうち2つの燃料噴射口から一方の吸気ポ
ートへ多くの燃料が噴射されるとともに、3つの燃料噴
射口のうち工つの燃料噴射口から他方の吸気ポートへ少
ない燃料が噴射される。 また、本発明の燃料噴射装置(請求項5)では。 3つの燃料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの噴射さ
れた燃料が噴射後合流して一方の吸気ポートへ噴射され
る。 さらに、本発明の燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関(
請求項9)では、成層燃焼内燃機関に設けられた本燃料
噴射装置の複数の燃料噴射口から、2つの吸気ポートに
対して燃料が噴射されるが、この場合1点火栓に近い一
方の吸気ポートへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴
射燃料量より多くなるように、燃料が噴射される。 [実施例] 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜10図は本発明の第1実施例としての燃料噴射装
置を示すもので、第1図は本装置を有する成層燃焼内燃
機関における燃焼室の透視斜視図、第2図は本装置を有
する成層燃焼内燃機関の全体構成を示す模式的平面図、
第3図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の部分的な模
式的5(1而図、第4図は燃料噴射制御のためのブロッ
ク図、第5図(a)は本装置としての燃料噴射弁の平面
図、第5図(b)は第5図(a)のvb矢視図、第6図
は上記燃料噴射弁の噴口径算出要領を説明するための模
式図、第7図は点火栓側吸気ポートの当量比(空燃比)
とスモーク排出量との関係を説明するためのグラフであ
り、第8,9図は燃料噴射弁の変形例を示すもので、第
8図はその燃料噴射口の配置を説明するための図、第9
図は第8図のIX−IX矢視断面図であり、第10図は
異径の吸気ポートを有するエンジンに本装置を設けた場
合の模式図であり、第11〜18図は本発明の第2実施
例としての燃料噴射装置を示すもので、第1を図は本装
置を有する成層燃焼内燃機関における燃焼室の透視斜視
図、第12図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の全体
構成を示す模式的)V、面図、第13図は本装置を有す
る成層燃焼内燃機関の部分的な模式的平面図、第14図
は本装置としての燃料噴射弁の平面図、第15図は第1
4図のXV矢視図、第16図は上記燃料噴射弁の燃料噴
射口配置の変形例を第15図に対応させて示す図であり
、第17図は点火栓配置が隣接する気筒で異なる成層燃
焼内燃機関に本装置を配置した例を示す模式的平面図で
あり、第18図は異径の吸気ポートを有するエンジンに
本装置を設けた場合の模式図であり、第19〜27図は
本発明の第3実施例としての燃料噴射装置を示すもので
、第19図は本装置を有する成層燃焼内燃機関における
燃焼室の透視斜視図、第20図は本装置を有する成層燃
焼内燃機関の全体構成を示す模式的平面図、第21図は
本装置としての燃料噴射弁の平面図、第22図は第21
図のXX■矢視図、第23図は上記燃料噴射弁の燃料噴
射口配置の変形例を第22図に対応させて示す図であり
、第24図は第19図のXX■矢視方向から見た燃料噴
射の様子を説明するための模式図、第25図は点火栓配
置が隣接する気筒で異なる成層燃焼内燃機関に本装置を
配置した例を示す模式的平面図、第26図(a)および
第26図(b)はそれぞれ第25図のXXVia矢視方
向およびxxvtb矢視方向から見た燃料噴射の様子を
説明するための模式図であり、第27図は異径の吸気ポ
ートを有するエンジンに本装置を設けた場合の模式図で
あり、第1〜27図中、第28.29図と同じ符号はほ
ぼ同様の部分を示している。 まず、第】一実施例について説明する。この第1実施例
にかかる成層燃焼内燃機関(エンジン)は、第1〜3図
に示すように、4気筒ガソリンエンジン1であって、各
気筒2には、基端が合流した等径の吸気ポート3,4(
即ち、これらの吸気ポート3,4は従来例における吸気
ポート3,4のようにそれぞれ独立したポートではない
)が設けられている。なお、各吸気ポートに設けられる
吸気弁はその図示を省略されている。これにより吸気2
弁エンジンが構成されている。 そして、各吸気ポート3,4は吸気マニホールド5の分
岐管5aに接続されるとともに、吸気マニホールド5は
サージタンク5cよりスロットルバルブ6を介して図示
しない吸気管に接続されている。 さらに、吸気ポート3および4はその平面投影軸線X、
Yがいずれもエンジンの中心&@CLに沿う気筒の径に
対して略直交するよう配設されており、吸気は燃焼室7
に向けピストン8の往復動方向に対して斜め一方に吹き
込まれるようになっている。 また、上記2つの吸気ポート3,4へ共に運転状態に応
じた吸入空気量に応じ2条の燃料を供給しうる第5図(
a)、(b)に示すようむマルチスプレー式の燃料噴射
弁あるいはインジェクタ(燃料0(結手段)93が設け
られるとともに、これら2つの吸気ポート3,4の中間
位置から一方の吸気ポート3側に偏倚した燃焼室7に臨
む位置に、点火栓10が配設されている。 ここで、上記の燃料噴射弁93は、第5図(a)に示す
ような外形をしており、その先端部が吸気ポート3,4
の分岐部I)付近へ向くように配設されており(第1〜
3図参照)、更には第5図(b)に示すように、大小2
つの燃料噴射口931,932(これらの燃料噴射口9
3↓、932は円形をしている)をそなえていて、大き
い噴L」面積をイ1する燃料噴射口931からの燃料が
点火栓10に近い一方の吸気ポート3(以下、「点火栓
側吸気ポート3」ということがある)へ噴射されるとと
もに、小さい噴口面積を有する他方の燃料噴射口932
からの燃料が他方の吸気ポート4(以下、「非点火栓側
吸気ポート4」ということがある)へ噴射されるように
なっている。 これにより、これらの燃料噴射口931,932を通じ
て2つの吸気ポート3,4に対して噴射される燃料量が
異なるように設定されていることになる。即ち、点火栓
側吸気ポート3への噴射燃料量が他の吸気ポート4への
噴射燃料量より多くなるのである。すなわち、点火栓側
吸気ポート3がリッチ側ポートとして構成され、非点火
栓側吸気ポート4がリーン側ボー1〜として構成されて
いることになる。 このような構成により、まずエンジン1の吸気行程時に
ピストン8の下降にffい、点火栓側吸気ポート3から
混合気(この点火栓側吸気ポート3から吸引される混合
気を以下必要に応じ「リッチ混合気」という)が吸引さ
れるとともに、非点火栓側ポート4から混合気(この非
点火栓側吸気ポート4から吸引される混合気を以下必要
に応じ「リーン混合気」という)が吸引され、それ゛ぞ
れ燃焼室7に導かれる。このとき1点火栓側吸気ポート
3には、燃料噴射弁93の大径の燃料噴射口931から
の燃料と空気との混合気が燃焼室7に吸引される一方、
非点火栓側吸気ポー1−4からは、燃料噴射弁93の小
径の燃料噴射D 931からの燃料と空気とのリーン混
合気が吸引される。 そして、各吸気ボー1〜3.4はその各平面投影軸線X
、Yが気筒の径に対して略直交し、且つ。 た右対象位置にあるので、燃焼室7に吸気される各混合
気の大部分は、ピストン8の往復動方向に沿って層状に
分離して流れる、いわゆるバレルスワールC,D (第
1図参照)となって旋回する。 ここで、Cはリッチ混合気のバレルスワール、Dはリー
ン混合気のバレルスワールである。 こうして、燃焼室7に吸入された吸気は、続く圧縮行程
で圧縮された後、吸気ボー1〜3の開口端近傍に取り付
けた点火栓10によって点火され、しかも、燃焼室7内
では、リッチ混合気とリーン混合気との層が分離したま
ま旋回し、混合気が安定に燃焼する。 つまり、吸気ポート3から燃焼室1に供給される混合気
を空燃比リッチに設定すると、吸気ポート4から供給さ
れるリーン混合気と合わせて全体としてはリーンの空燃
比を有する希薄混合気であっても安定に燃焼が行なわれ
るのである。 そして、このような希薄燃焼は、抗ノック性に優れ、且
つ、燃費やCOの排出量改善に寄与する。 ところで、本発明者は、着火する側(即ち点火栓側吸気
ポート3側)の混合気の当量比φが濃過ぎると、スモー
ク発生原因の一つになることを実験等を行なうことによ
り知った。即ち、実験により、点火栓側吸気ポート3で
の当量比φ(あるいは空燃比)とスモーク排出量との関
係が第7図のようになることがわかったが、この第7図
から、当量比φが2.1を超えるころからスモーク発生
量が多くなりはじめることがわかり、更には当量比φが
2.9を超えると1発生するスモーク量は肉眼で見える
ほどになるということがわかったのである。 なお、当量比φとは、理論空燃比において必要な燃料量
の何倍であるかを示すもので、吸気過剰率λの逆数情報
をもつ。従って、理論空燃比の場合の当量比φはlで、
空燃比がリッチなほど、大きな値となり、空燃比がリー
ンなほど、小さな値となる。 また、−上記第7図における噴射ポート(点火栓側吸気
ポート)の空燃比および当量比は、それぞれ(井傘径)
2×(弁リフト)×(弁開期間)から吸入ポートの吸入
空気量を求めて算出されたものである。 そこで、このような発明者の知見に基づき、本実施例で
は、はぼ全運転領域(ただし、暖機運転等の特殊条件時
は除いてもよい)で、点火栓側の吸気ポート3へ供給さ
れるローカルな(局部的な)当量比φがスモーク排出量
にノにづいて設定される限界値(この例では2.9;好
ましくは2.1)以下とむるように、燃料噴射井93の
各燃料噴射口931,932からそれぞれの吸気ポート
3゜4へ供給される燃料量の比率が所定の一定値(Fl
:F2)となるように設定されている。 ここで、点火栓側吸気ポート3を通じて供給されるロー
カルな当量比φが上記限界値以下となるような燃料量の
比率F工:F2の設定の仕方について説明する。 まず、第7図のスモーク排出量はエンジン機種によって
異なるので、実機試験により第7図のデータを取得し、
これから得られたデータより噴射ポート(点火栓側吸入
ポート3)の許容最大当量比φll1axを決定してか
ら、以下の式を用いて上記の比率を求める。 今、気筒当たりの1・−タルな最高当量比φ7max(
定数)、実機試験により得られたデータから求めた噴射
ポート(点火栓側吸入ポート3)の許容最大当量比φr
nax (定数)、各吸気ポート3,4を流れる空気量
A工、A2[A1は点火栓側の吸気ポート(リッチポー
ト)3のもので、A2は非点火栓側の吸気ポート(リー
ンボー1・)4のものである]、各吸気ポート3,4に
噴射する燃料量F1. F2[F□は点火栓側の吸気ポ
ート(リッチポート)3のものでlF2は非点火栓側の
吸気ポート(リーンポート)4のものであるコ、リーン
側の吸気ポート4の当量比φい許容最大当量比φmax
および各吸気ポー1〜3,4を流れる空気量A1.A2
から求められるトータル燃料ffi F rとして、次
式を計算する。 F2=FT−Fl・・(1) A、=F□(14,7/pmax)”(2)A2=F、
(14,7/すし)・・(3)(1)式と (3)式
より、 A2=(FT−F□)(14,7/すL)・・(4)(
2)式と (4)式より。 F、 (14,7#max)”(A7Az)(FT−F
t)(14,7/ψL)・・(5)また。 (14,7/p7max)=(A、+Az)/ (Fx
”Fz)=(F、 (14,7#max)+(Fr−F
、)(14,7/lt、))/(F1+(FT−Fl)
)・・(6)(6)式を(5)式に代入して、 (14,7/φ7max )= (Fl(14、7/す
n+ax)+(A、/A1)F□(14,7/1max
))/FT” (7)(7)式から F、=(1max/#7max)[F7/(1+(Ax
/At))]・・(8)(8)式と (1)式とから F2=FT(11)・・(9) ここで、*=0Ilax/φ7max)[1/(D(A
z/AW)]である。 以上(8)式、(9)式から。 Fl:F2=質:11 ”Cettrax/ hmax)[1/ (1+ (A
2/A、))]=1−(すmax/すrnax)[1/
(1+(Az/A、))コ・(1,0)以上の如く、出
力性能上必要な最高トータル当量比φ7maXと1点火
栓側吸気ポート3の許容最高当量比φwaxと、各吸気
ポート3,4を流れる吸入空気量の比(A2/Ax)と
で、各吸気ポート3゜4への燃料噴射量比F□:F2(
一定)が求められるのである。 そして、この場合、上記のように各吸気ポート3.4へ
一定比(F−:F2)で燃料を供給するために、各燃料
噴射口径の比は次のように設定されている。 まず、以下の式が成り立つ。 srl”7F□”xr2”/Fz ・・(11)ここで
、r、は燃料噴射口93】の半径、F2は燃料噴射口9
32の半径である。 この(11)式を変形すると、 rx =(Ft /F2)” ” r2m l (12
)したがって、 r、:r2=(F、/F2)””:I=(a/(1−g
))””:1 ・・(13)ここで、a=(1max
/すtmax)[1/(14(A2/A、))]である
。 すなわち、燃料噴射弁93の燃料噴射口径の比(r工:
F2)は上記(13)式のように設定されるのである。 そして、この(13)式からもわかるように、燃料噴射
弁93の燃料噴射口径の比(r□:F2)は、出力性能
り二必要なa高トータル当量比φ7111flXと、一
方の吸気ボー1−3の許容最高当量比φ+++axと、
各吸気ポート3,4を流れる吸入空気量の比(A2/A
1)とから決まる。なお、第6図からもわかるように、
φ7maxはφmaxとφLとの和である。 このように燃料噴射弁93の燃料噴射口径の比をrl:
F2(一定)に設定することにより、吸気ポート3を通
じて供給されるローカルな当量比φを常にスモーク排出
量に基づいて設定される上記の限界値以下にすることが
できる。 したがって、この第1実施例に示すような燃料噴射弁9
3を使用することによって、従来と同様に各気筒につき
工水の燃料噴射弁を使用しながら、しかも複雑な可動機
構を使わずに、全運転域において、バレルストラティフ
ァイによるリーンバーンを成立させて燃費やCO排出量
の低減を図ることができるとともに、リーン燃焼を用い
ない運転条件時(急加速運転等)に発生するおそれのあ
るスモーク排出をも十分に抑制できるのである。 また、この大小の燃料噴射口931,932を有するマ
ルチスプレー式燃料噴射弁93を用いて、各気筒につき
1本の燃料噴射弁による常時両ポート噴射を行なうこと
により、従来のバレルスワール利用式リーンバーンエン
ジン用の独立吸気系(第28.29図参照)を不要にす
ることができる。なお、独立吸気系を不要にできるのは
次の理由による。すなわち、従来はリーン燃焼域で完全
成層を狙っていたので、吸気の吹き返し等による燃料の
非点火側ポート4への回り込みを回避するため、各吸気
ポートを独立吸気系としていたが、その後の研究で、完
全成層にまでしなくても、成層燃焼による十分な効果が
得られることがわかったからである。 また、第8,9図に示すように、燃料噴射[]を三角形
の各頂点部に位置するよう合計3つ(打診941.94
2,943参魚)配置し、3つの燃料噴射口941〜9
43のうち2つの燃料噴射口94]、、942からの燃
料が点火栓側吸気ポート3へ噴射されるとともに、上記
3つの燃料噴射口941〜943のうち1つの燃料噴射
D 943からの燃料が他方の吸気ポート4へ噴射され
るように、燃料噴射弁94の吸気系への取付位置を設定
し、これら3つの燃料噴射口941〜943のうち2つ
の燃料噴射口941,942からの噴射された燃料が噴
射後合流して点火栓側吸気ポート3へ噴射されるように
、上2己の2つの燃料噴射口941.942を形成する
ようにしてもよい。 この場合、2つの燃料噴射口941,942からの合計
の燃料量と、残り1つの燃料噴射口943からの燃料量
との比は、上記のF工:F2に設定されていることはい
うまでもない。 そして、このようにすれば、上述の燃料噴射弁93を用
いたものとほぼ同様の効果ないし利点が得られるほか、
燃料噴射後合流させるので、噴霧の微粒化を図ることが
でき、燃焼性能が向」ニする利点もある。 なお、この燃料噴射弁93.94は、第4図に示すごと
く、エンジン回転数センサ21.エンジン負荷センサ2
2.エンジン温度センサ23.加速センサ24からの検
出信号を受けてこの燃料噴射弁93.94からの燃料噴
射量を制御するECU25[このECU25は、エンジ
ンの運転状態に応じた吸入空気量に応じ燃料が供給され
るように、所要の空燃比となるように、燃料噴射弁93
゜94を制御する手段(いわゆる空燃比制御手段)を有
している]によって制御されており、これによりエンジ
ンの運転状態に応じた燃料を供給する電子燃料制御が施
されるようになっているが、かかる電子制御の要領は従
来同様であるので、その詳細な説明は省略する。 ここで、エンジン回転数センサ21はエンジン回転数を
検出するもので、エンジン負荷センサ22は、エンジン
負荷を検出するもので、このエンジン負荷センサ22と
しては、例えばエアフローセンサやスロットルセンサが
使用される。 また、エンジン温度センサ23は、冷却水温等のエンジ
ン温度を検出するもので、加速センサ24は、加速状態
を検出するもので、例えばスロットル開度変化を検出す
るものが使用される。 なお、1ユ記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気多
弁内燃機関において、スワールを形成するために、第1
0図に示すように、意図的に異径の吸気ポート3’、4
’と吸気弁(吸気弁は図示せず)とを持たせたものに、
本実施例の燃料噴射弁93を用いて、各吸気ポート3’
、4’を流れる吸気流量比に分配して、各吸気ポート3
’、4’へ燃料を噴射するようにしてもよい。この場合
は、吸気ポート4′より吸気ポート3′の方が大径であ
るので、燃料噴射弁93における大径の燃料噴射口93
1からの燃料が大径の吸気ポート4′へ供給され、小径
の燃料噴射口932からの燃料が小径の吸気ポート3′
へ供給されるのである。そして、このようにすれば、均
等な混合気を燃焼室に導入することができる。 次に第2実施例を説明する。この第2実施例にかかる燃
料噴射弁を有する成層燃焼内燃機関(エンジン)も、第
12図に示すように、4気筒ガソリンエンジン1であっ
て、各気筒2には、第1実施例と同様、基端が合流し吸
気マニホールド5の分岐管5aに接続された等径の吸気
ポート3,4(吸気弁の図示を省略)が設けられており
、更にこれら2つの吸気ポート3,4が、これらの吸気
ポート3,4の平面投影軸線を気筒2の径に対していず
れも略直交させるように配設されている。 これにより、機関吸気行程時に各吸気ポート3゜4から
燃焼室7に吸引されろ吸気により、ピストン8の往復動
方向に流れるタンブル流を生じさせることができる。 また、これらの2つの吸気ポート3,4へ共に運転状態
に応じた吸入空気量に応じ合計3条の燃料を供給しうる
第14.15図に示すようなマルチスプレー式の燃料噴
射弁(燃料噴射装置)95が設けられるとともに、これ
ら2つの吸気ポー1〜3.4の中間位置から一方の吸気
ポート3側に偏倚した燃焼室7に臨む位置に、点火栓1
0が配設されているが、上記の燃料噴射弁95は、第1
4図に示すような外形をしており、その先端部が吸気ポ
ート3,4の分岐部P付近へ向くように配設されていて
(第11〜13図参照)、更には第15図に示すように
、等しい噴口面積を有する3つの燃料噴射口951,9
52,953 (これらの燃料噴射口951〜953は
いずれも円形をしている)が直線上に配置されている。 そして、これら3つの燃料噴射口951〜953のうち
2つの燃料噴射1コ951,952からの燃料が点火栓
側吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り1つの燃料
噴射口953からの燃料が他方の吸気ポート4へ噴射さ
れるように、燃料噴射弁95が吸気ポート3,4の分岐
点Pへ向かう方向に対し0だけ振った角度位置で取り付
けられている(第11〜13図参照)。 これにより、燃料噴射弁95の2つの燃料噴射口951
,952からの燃料が点火栓側吸気ポート3へ噴射され
るとともに、残り1つの燃料噴射口953からの燃料が
非点火栓側の吸気ポート4へ噴射されるようになってい
る。その結果、点火栓側吸気ポート3への噴射燃料量が
非点火栓側吸気ポート4への噴射燃料量より多くなる。 そして、この場合、通常は、出力性能上必要な最高トー
タル当量比φ7a+ax、点火栓側吸気ポート3の許容
最高当量比φwax、各吸気ポート3,4を流れる吸入
空気量の比(A、/A□)が所要の関係になっているの
で、吸気ポート3を通じて供給されるローカルな当量比
φがスモーク排出量に基づいて設定される上記の限界値
以下となるように。 燃料噴射弁95から2つの吸気ポート3,4へ燃料を供
給することができる。 また、第16図に示すように、直線状に配置された3つ
の燃料噴射口951,952’、953のうち中間に配
置された燃料噴射口952′の噴口面積を他の燃料噴射
口951,953の噴口面積と異なるように(この例で
は大きくなるようにすれば、出力性能上必要な最高トー
タル当量比φ7maxと、点火栓側吸気ポート3の許容
最高当量比φa+axと、各吸気ポート3,4を流れる
吸入空気量の比(A2/A、)とから決まる一定の比率
F1:F2[この比率については前述の(10)式参照
]で、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給できるよう
にimすることができる。 なお、3つの燃料噴射口951〜953のうち中間に配
置された燃料噴射口952′の噴口面積を他の燃料噴射
口951,953の噴口面積と異なるように構成するも
ののほか、3つの燃料噴射口951〜953のうち両端
の部分に配設されたいずれかの燃料噴射口の噴口面積を
他の燃料噴射口の噴口面積と異なるように構成してもよ
<、3つの燃料噴射口951〜953の噴口面積をそれ
ぞれ異なるように構成してもよい。 このようにすれば、正確に上記一定の比率F工:F2で
、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給することができ
るので、効果的に点火栓側吸気ポート3を通じて供給さ
れるローカルな当量比φを常に上記限界値以下にするこ
とができる。 したがって、この第2実施例に示すような燃料噴射弁9
5を使用することによっても、前述の第1実施例と同様
の効果ないし利点が得られる。 すなわち、従来と同様に各気筒につき1本の燃料噴射弁
を使用しながら、しかも複雑な可動機構を使わずに、全
運転域において、バレルストラティファイによるリーン
バーンを成立させて燃費やCO排出量の低減を図ること
ができるとともに、リーン燃焼を用いない運転条件時(
急加速運転等)に発生するおそれのあるスモーク排出を
も十分に抑制することができる。 また、この3条のマルチスプレー式燃料噴射弁95を用
いて、各気筒につき1本の燃料噴射弁による常時両ポー
ト噴射を行なうことにより、従来のバレルスワール利用
式リーンバーンエンジン用の独立吸気系を不要にするこ
とができる。 なお、この燃料噴射弁95も、前述の第1実施例にかか
る燃料噴射弁93.94と同様に、エンジン回転数セン
サ21.エンジン負荷センサ22゜エンジン温度センサ
23.加速センサ24からの検出信号を受けてこの燃料
噴射弁95からの燃料噴射量を制御するECU25によ
って制御されていることはいうまでもない(第4図参照
)。 ところで、第14〜16図に示す第2実施例にかかる燃
料噴射弁95を用いれば、第17図に示すように、隣り
合う気筒2の形状が左右対称なエンジン(成層燃焼内燃
機関)にも、燃料噴射弁95の取付角度を左右対称に変
更することで、容易に取り付けることができる。すなわ
ち、一方の燃料噴射弁95は右側へ〇だけ振って取り付
けるとともに、他方の燃料噴射弁95は右側へ〇だけ振
って取り付けるのである。 なお、上記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気多弁
内燃機関において、スワールを形成するために、第18
図に示すように、意図的に異径の吸気ポート3’、4’
と吸気弁(吸気弁は図示せず)とを持たせたものに、本
実施例の燃料噴射弁95を用いて、各吸気ポート3’、
4’を流れる吸気流量比に分配して、各吸気ポート3’
、4’へ燃料を噴射するようにしてもよい。この場合は
、吸気ポート4′より吸気ポート3′の方が大径である
ので、燃料噴射弁93における2つの燃料噴射口951
,952 (又は951,952 ’)からの燃料が大
径の吸気ポート4′へ供給され、残り1つの燃料噴射口
953からの燃料が小径の吸気ポート3′へ供給される
ように、燃料噴射弁95が吸気ポート3,4の分岐点P
へ向かう方向に対しθだけ振った角度位置で取り付けら
れる。そして、このようにすれば第10図に示す場合と
同様にして、均等な混合気を燃焼室に導入することがで
きる。 次に第3実施例を説明する。この第3実施例にかかる燃
料噴射弁を有する成層燃焼内燃機関(エンジン)も、第
20図に示すように、4気筒ガソリンエンジン1であっ
て、各気筒2には、第2゜3実施例と同様、基端が合流
し吸気マニホールド5の分岐管5aに接続された等径の
吸気ポート3゜4(吸気弁の図示を省略)が設けられて
おり、更にこれら2つの吸気ポート3,4が、これらの
吸気ポート3,4の平面投影軸線を気筒2の径に対して
いずれも略直交させるように配設されている。 これにより、機関吸気行程時に各吸気ポート3゜4から
燃焼室7に吸引される吸気により、ビス1−ン8の往復
動方向に流れるタンブル流を生しさせることができる。 また、これらの2つの吸気ポート3,4へ共に運転状態
に応じた吸入空気量に応じ合計3条の燃料を供給しうる
第21.22図に示すようなマルチスプレー式の燃料噴
射弁(燃料噴射装置)96が設けられるとともに、これ
ら2つの吸気ポート3.4の中間位置から一方の吸気ポ
ート3側に偏倚した燃焼室7に臨む位置に、点火栓10
が配設されているが、上記の燃料噴射弁96は、第21
図に示すような外形をしており、その先端部が吸気ポー
ト3,4の分岐部P付近へ向くように配設されており(
第19.20図参照)、更には第22図に示すよう、に
、等しい噴口面積を有する3つの燃料噴射口961,9
62.963 (これらの燃料噴射口961〜963は
いずれも円形をしている)が三角形の各頂点部に位置す
るよう配置されている。 そして、これら3つの燃料噴射口961〜963のうち
2つの燃料噴射口961,962からの燃料が点火栓側
吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り1つの燃料噴
射口963からの燃料が他方の吸気ポート4へ噴射され
るように、燃料噴射弁96が正規位置からその中心軸線
の回りにηだけ回動せしめられた位置で取り付けられて
いる(第22図参照)。 これにより、第24図に示すように、燃料噴射弁96の
2つの燃料噴射口961,962からの燃料が点火栓側
吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り1つの燃料噴
射口963からの燃料が非点火栓側の吸気ポート4へ噴
射されるようになっている。その結果、点火栓側吸気ポ
ート3への噴射燃料量が非点火栓側吸気ポート4への噴
射燃料量より多くなる。 そして、この場合も、通常は、出力性能上必要な最高ト
ータル当量比φ7max 、点火栓側吸気ポート3の許
容最高当量比φwax、各吸気ポート3゜4を流れる吸
入空気量の比(Aよ/Aよ)が所要の関係になっている
ので、吸気ポート3を通じて供給されるローカルな当量
比φがスモーク排出量に基づいて設定される限界値以下
とむるように、燃料噴射弁96から2つの吸気ボーh3
,4へ燃料を供給することができる。 また、第23図に示すように、三角形の各頂点部に配置
された3つの燃料噴射口961゜962’、963のう
ちの1つの燃料噴射口962′の噴口面積を他の燃料噴
射口961,963の噴口面積と異なるように(この例
では大きくなるようしこ)すれば、出力性能上必要な最
高トータル当量比φTl1laxと、点火栓側吸気ポー
ト3の許容最高当量比φ■axと、各吸気ポート3,4
を流れる吸入空気量の比(A、/A、)とから決まる一
定の比率F□:F2[この比率については前述の(10
)式参照]で、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給で
きるように調整することができる。 なお、その他、3つの燃料噴射口961〜963のうち
燃料噴射口961または962の噴口面積を他の燃料噴
射口の噴口面積と異なるように構成してもよく、3つの
燃料噴射口961〜963の噴口面積をそれぞれ異なる
ように構成してもよい。 このようにすれば、正確に上記一定の比率F1:F2で
、2つの吸気ポート3,4へ燃料を供給することができ
るので、効果的に吸気ポート3を通じて供給されるロー
カルな当量比φを常に上記限界値以下にすることができ
る。 したがって、この第3実施例に示すような燃料噴射弁9
6を使用゛することによっても、前述の第1.2実施例
と同様の効果ないし利点が得られるものである。 すなわち、従来と同様に各気筒につき1本の燃料噴射弁
を使用しながら、しかも複雑な可動機構を使わずに、全
運転域において、バレルストラティファイによるリーン
バーンを成立させて燃費やCO排出量の低減を図ること
ができるとともに、リーン燃焼を用いない運転条件時(
急加速運転等)に発生するおそれのあるスモーク排出を
も十分に抑制することができる。 また、この3条のマルチスプレー式燃料噴射弁96を用
いて、各気筒につき1本の燃料噴射弁による常時面ポー
ト噴射を行なうことにより、従来のバレルスワール利用
式リーンバーンエンジン用の独立吸気系を不要にするこ
とができる。 なお、この燃料噴射弁96も、前述の第1,2実施例に
かかる燃料噴射弁93,94i95と同様に、エンジン
回転数センサ21.エンジン負荷センサ22.エンジン
温度センサ23.加速センサ24からの検出信号を受け
てこの燃料噴射弁93からの燃料噴射量を制御するE
CU 25によって制御されていることはいうまでもな
い(第4図参照)。 ところで、第21〜23図に示す第3実施例にかかる燃
料噴射弁96を用いた場合でも、第25図に示すように
隣り合う気筒2の形状が左右対称なエンジン(成層燃焼
内燃機関)に、燃料噴射弁96の取付回動角度を左右対
称に変更することで、容易に取り付けることができる。 すなわち、一方の燃料噴射弁96は正規位置から右側へ
ηだけ回動させたところで取り付けるとともに、他方の
燃料噴射弁96は正規位置から左側へηだけ回動させた
ところで取り付けるのである[第22.23゜26図(
a)、(b)参照]。 これにより、隣接する気筒について、一方の気筒では、
燃料噴射弁96の2つの燃料噴射口961.962から
の燃料が点火栓側吸気ポート3へ噴射されるとともに、
残り1つの燃料噴射口963からの燃料が非点火栓側の
吸気ポート4へ噴射されるようにする”ことができる[
第26図(a)参照]とともに、他方の気筒では、燃料
噴射弁96の2つの燃料噴射口962,963からの燃
料が点火栓側吸気ポート3へ噴射されるとともに、残り
1つの燃料噴射口961からの燃料が非点火栓側の吸気
ポート4へ噴射されるようにすることができる[第26
図(b)参照]。 なお、上記のような成層燃焼内燃機関ではない吸気多弁
内燃機関において、スワールを形成するために、第27
図に示すように、意図的に異径の吸気ポート3’、4’
と吸気弁(吸気弁は図示せず)とを持たせたものに、本
実施例の燃料噴射弁96を用いて、各吸気ポート3’、
4’を流れる吸気流量比に分配して、各吸気ポート3’
、4’へ燃料を噴射するようにしてもよい。この場合は
。 吸気ポート4′より吸気ポート3′の方が大径であるの
で、燃料噴射弁96における2つの燃料噴射口961,
962 (又は961,962′)からの燃料が大径の
吸気ポート4′へ供給され、残り1つの燃料噴射口95
3からの燃料が小径の吸気ポート3′へ供給されるよう
に、燃料噴射弁96が正規位置からその中心軸線の回り
にηだけ回動せしめられた位置で取り付けられている。 そして、このようにすれば第10.18図に示す場合と
同様にして、均等な混合気を燃焼室に導入することがで
きる。 また、上記の各実施例においては、2吸気ボ一ト内燃機
関(成層燃焼内燃機関を含む)について説明したが、3
つ以上の吸気ポートをもつ火花点火吸気多弁式内燃機関
(成層燃焼内燃機関を含む)についても同様にして適用
することができる。 また、上記の第1〜3実施例においては、燃料噴射口の
数が2ないし3のものについて説明したが、4以上の燃
料噴射口数をもつものついても同様にして本発明を適用
することができる。 [発明の効果] 以上詳述したように、本発明の燃料噴射装置によれば、
内燃機関の吸気系に配設されて該吸気系へ向け燃料を噴
射しうる燃料噴射装置において、該内燃機関における気
筒の燃焼室に開口する少なくとも2つの吸気ポートに対
して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそなえ、これ
らの燃料噴射口を通じて上記2つの吸気ポートに対して
噴射される燃料量が異なるように設定しく請求項1)、
更には燃料噴射口を2つ設け、これら2つの燃料噴射口
のうちの一方の燃料噴射口からの燃料が上記2つの吸気
ポートのうちの一方の吸気ポートへ噴射されるとともに
、他方の燃料噴射口からの燃料が他方の吸気ポートへ噴
射されるように、上記の各燃料噴射口を形威し、且つ、
上記の各燃料噴射口の噴口面積を相互に異ならせたり(
請求項2)、燃料噴射口を直線状にあるいは三角形の各
頂点部に位置するよう3つ配置し[これら3つの燃料噴
射口の各噴口面積は等しくしてもよいしく請求項6)、
3つの燃料噴射口のうち少なくとも1つの燃料噴射口の
噴口面積が他の燃料噴射口の噴11面積と異々るように
してもよい(δa請求項)]、上記3つの燃料噴射口の
うち2つの燃料噴射[」からの燃料が上記一方の吸気ポ
ートへ噴射されるとともに、上記3つの燃料噴射口のう
ち1つの燃料噴射口からの燃料が上記他方の吸気ポート
へ噴射されるように、該吸気系への取付位置を設定した
り(請求項3.4)L、でいるので、次のような効果な
いし利点が得られる。 (1)従来と同様に各気筒につき1個の燃料噴射装置を
使用しながら、しかも複雑な可動機構を使わずに、全運
転域において、バレルストラティファイによるリーンバ
ーンを成立させて燃費やCO排出量の低減を図ることが
できるとともに、り一ン燃焼を用いない運転条件時(急
加速運転等)に発生するおそれのあるスモーク排出をも
十分に抑制することができる。 (2)各気筒につき1本の燃料噴射弁による常時両ポー
ト噴射を行なうことにより、従来のバレルスワール利用
式リーンバーンエンジン用の独立吸気系を不要にするこ
とができる。 (3)隣り合う気筒の形状が左右対称なエンジンにも、
燃料噴射装置の取付角度を左右対称に変更することで、
容易に取り付けることができる。 (4)成層燃焼内燃機関ではない吸気多弁内燃機関にお
いて、スワールを形成するために、意図的に異径の吸気
ポートと吸気弁とを持たせたものに、本燃料噴射装置を
用いて、各吸気ボー1〜を流れる吸気流量比に分配して
、各吸気ポートへ燃料を噴射することができるので、均
等な混合気を燃焼室に導入することができる。 また、3つの燃料噴射口を形成されたものにおいて、そ
のうち2つの燃料噴射口からの噴射された燃料が噴射後
合流して一方の吸気ポートへ噴射されるように、2つの
燃料噴射口が形成されているので(!#請求項)、噴霧
の微粒化を図ることができ、燃焼性能が向上する利点が
ある。 さらに、3つの燃料噴射1コを形成されたものにおいて
、そのうち少なくとも1つの燃料噴射口の噴l」面積が
他の燃料噴射口の噴口面積と異なるように構成したり(
請求項7)、上記直線上に配置された3つの燃料噴射口
のうち中間に配置された燃料噴射口の噴口面積が他の燃
料噴射口の噴口面積と異なるように構成したり(請求項
8)すれば、各吸気ポートへの燃料噴射量比の′iA整
が容易であるという利点がある。 また、本発明の燃料噴射′!A置付き成層燃焼内燃機関
によれば、気筒の燃焼室に開口する少なくとも2つの吸
気ポートをそなえ、該吸気ポート側へ運転状態に応じた
吸入空気量に応じ燃料を供給しうる燃料噴射装置を設け
、且つ、これら2つの吸気ポートの中間位置から一方の
吸気ポート側に偏倚した該燃焼室に臨む位置に点火栓を
配設し1機関吸気行程峙に上記の各吸気ポートから該燃
焼室に吸引される吸気により、ピストンの往復動方向に
流れるタンブル流を生じさせるように構成された成層燃
焼内燃機関において、該燃料噴射装置が、該2つの吸気
ポートに対して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそ
なえて構l戊され、且つ、該点火栓に近い上記一方の吸
気ポートへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴射燃料
量より多くなるように設定されているので(請求項9)
、バレルストラティファイによるリーンバーンを成立さ
せて。 燃費やCO排出量を低減することができるほか、リーン
燃焼域以外で発生するおそれのあるスモークの排出も十
分に抑制できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図は本発明の第1実施例としての燃料噴射装
置を示すもので、第1図は本%匿を有する成層燃焼内燃
機関における燃焼室の透視斜視図、第2図は本装置を有
する成層燃焼内燃機関の全体構成を示す模式的平面図、
第3図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の部分的な模
式的平面図、第4図は燃料噴射制御のためのブロック図
、第5図(a)は本装置としての燃料噴射弁の平面図、
第5図(b)は第5図(a)のvb矢視図、第6図は上
記燃料噴射弁の噴口径算出要領を説明するための模式図
、第7図は点火栓側吸気ポートの当量比(空燃比)とス
モーク排出量との関係を説明するためのグラフであり、
第8,9図は燃料噴射弁の変形例を示すもので、第8図
はその燃料噴射口の配置を説明するための図、第9図は
第8図の■−■矢視断面図であり、第10図は異径の吸
気ポートを有するエンジンに本装置Il′Lを設けた場
合の模式図であり、第11〜18図は本発明の第2実施
例としての燃料噴射装置を示すもので、第11図は本装
置を有する成層燃焼内燃機関における燃焼室の透視斜視
図、第12図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の全体
構成を示す模式的平面図、第13図は本装置を有する成
層燃焼内燃機関の部分的な模式的平面図、第↓4図は本
装置としての燃料噴射弁の平面図、第15図は第14図
のx■矢視図、第16図は上記燃料噴射弁の燃料噴射口
配置の変形例を第15図に対応させて示す図であり、第
17図は点火栓配置が隣接する気筒で異なる成層燃焼内
燃機関に本装置を配置した例を示す模式的平面図であり
、第18図は異径の吸気ポートを有するエンジンに本装
置を設けた場合の模式図であり、第19〜27図は本発
明の第3実施例としての燃料噴射装置を示すもので、第
19図は本装置を有する成層燃焼内燃機関における燃焼
室の透視斜視図、第20図は本装置を有する成層燃焼内
燃機関の全体構成を示す模式的平面図、第21図は本装
置としての燃料噴射弁の平面図、第22図は第21図の
XX■矢視図、第23図は上記燃料噴射弁の燃料噴射口
配置の変形例を第22図に対応させて示す図であり、第
24図は第19図のXXIV矢視方向から見た燃料噴射
の様子を説明するための模式図、第25図は点火栓配置
が隣接する気筒で異なる成層燃焼内燃機関に本装置を配
置した例を示す模式的平面図、第26図(a)および第
26図(b)はそれぞれ第25図のX X Vl a矢
視方向およびxxvtb矢視方向から見た燃料噴射の様
子を説明するための模式図であり、第27図は異径の吸
気ポートを有するエンジンに本装置を設けた場合の模式
図であり、第28.29図は従来の成層燃焼内燃機関を
示すもので、第28図はその全体構成を示す模式的平面
図、第29図はその燃焼室の透視斜視図である。 1・−エンジン、2−気筒、20−シリンダヘット、3
・−点火栓側吸気ポート(一方の吸気ポート)4・−非
点火栓側吸気ポート(他方の吸気ポート)、3′、4′
−吸気ポート、5−・吸気マニホールド、5a、5b−
一分岐管、5 c−サージタンク、6・−スロットルバ
ルブ、7−・・燃焼室、8・−ピストン、9・−・燃料
噴射弁、10・・・点火栓、21・・・エンジン回転数
センサ、22・・−エンジン負荷センサ、23・−エン
ジン温度センサ、24−・加1 t’アンサ25・−E
CU、91〜96−・〜燃料噴射弁(燃料噴射装置)、
931,932,941〜943,951〜953,9
52’。 961〜963゜ 962 ′ −燃料噴射口、 X。 Y−一吸気ポートの平面投影軸 線。
置を示すもので、第1図は本%匿を有する成層燃焼内燃
機関における燃焼室の透視斜視図、第2図は本装置を有
する成層燃焼内燃機関の全体構成を示す模式的平面図、
第3図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の部分的な模
式的平面図、第4図は燃料噴射制御のためのブロック図
、第5図(a)は本装置としての燃料噴射弁の平面図、
第5図(b)は第5図(a)のvb矢視図、第6図は上
記燃料噴射弁の噴口径算出要領を説明するための模式図
、第7図は点火栓側吸気ポートの当量比(空燃比)とス
モーク排出量との関係を説明するためのグラフであり、
第8,9図は燃料噴射弁の変形例を示すもので、第8図
はその燃料噴射口の配置を説明するための図、第9図は
第8図の■−■矢視断面図であり、第10図は異径の吸
気ポートを有するエンジンに本装置Il′Lを設けた場
合の模式図であり、第11〜18図は本発明の第2実施
例としての燃料噴射装置を示すもので、第11図は本装
置を有する成層燃焼内燃機関における燃焼室の透視斜視
図、第12図は本装置を有する成層燃焼内燃機関の全体
構成を示す模式的平面図、第13図は本装置を有する成
層燃焼内燃機関の部分的な模式的平面図、第↓4図は本
装置としての燃料噴射弁の平面図、第15図は第14図
のx■矢視図、第16図は上記燃料噴射弁の燃料噴射口
配置の変形例を第15図に対応させて示す図であり、第
17図は点火栓配置が隣接する気筒で異なる成層燃焼内
燃機関に本装置を配置した例を示す模式的平面図であり
、第18図は異径の吸気ポートを有するエンジンに本装
置を設けた場合の模式図であり、第19〜27図は本発
明の第3実施例としての燃料噴射装置を示すもので、第
19図は本装置を有する成層燃焼内燃機関における燃焼
室の透視斜視図、第20図は本装置を有する成層燃焼内
燃機関の全体構成を示す模式的平面図、第21図は本装
置としての燃料噴射弁の平面図、第22図は第21図の
XX■矢視図、第23図は上記燃料噴射弁の燃料噴射口
配置の変形例を第22図に対応させて示す図であり、第
24図は第19図のXXIV矢視方向から見た燃料噴射
の様子を説明するための模式図、第25図は点火栓配置
が隣接する気筒で異なる成層燃焼内燃機関に本装置を配
置した例を示す模式的平面図、第26図(a)および第
26図(b)はそれぞれ第25図のX X Vl a矢
視方向およびxxvtb矢視方向から見た燃料噴射の様
子を説明するための模式図であり、第27図は異径の吸
気ポートを有するエンジンに本装置を設けた場合の模式
図であり、第28.29図は従来の成層燃焼内燃機関を
示すもので、第28図はその全体構成を示す模式的平面
図、第29図はその燃焼室の透視斜視図である。 1・−エンジン、2−気筒、20−シリンダヘット、3
・−点火栓側吸気ポート(一方の吸気ポート)4・−非
点火栓側吸気ポート(他方の吸気ポート)、3′、4′
−吸気ポート、5−・吸気マニホールド、5a、5b−
一分岐管、5 c−サージタンク、6・−スロットルバ
ルブ、7−・・燃焼室、8・−ピストン、9・−・燃料
噴射弁、10・・・点火栓、21・・・エンジン回転数
センサ、22・・−エンジン負荷センサ、23・−エン
ジン温度センサ、24−・加1 t’アンサ25・−E
CU、91〜96−・〜燃料噴射弁(燃料噴射装置)、
931,932,941〜943,951〜953,9
52’。 961〜963゜ 962 ′ −燃料噴射口、 X。 Y−一吸気ポートの平面投影軸 線。
Claims (9)
- (1)内燃機関の吸気系に配設されて該吸気系へ向け燃
料を噴射しうる燃料噴射装置において、該内燃機関にお
ける気筒の燃焼室に開口する少なくとも2つの吸気ポー
トに対して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそなえ
、これらの燃料噴射口を通じて上記2つの吸気ポートに
対して噴射される燃料量が異なるように設定されている
ことを特徴とする、燃料噴射装置。 - (2)該燃料噴射口が2つ設けられ、これら2つの燃料
噴射口のうちの一方の燃料噴射口からの燃料が上記2つ
の吸気ポートのうちの一方の吸気ポートへ噴射されると
ともに、他方の燃料噴射口からの燃料が他方の吸気ポー
トへ噴射されるように、上記の各燃料噴射口が形成され
、且つ、上記の各燃料噴射口の噴口面積が相互に異なる
ように形成されていることを特徴する、請求項1記載の
燃料噴射装置。 - (3)該燃料噴射口が直線状に3つ配置され、上記3つ
の燃料噴射口のうち2つの燃料噴射口からの燃料が上記
一方の吸気ポートへ噴射されるとともに、上記3つの燃
料噴射口のうち1つの燃料噴射口からの燃料が上記他方
の吸気ポートへ噴射されるように、該吸気系への取付位
置が設定されていることを特徴する、請求項1記載の燃
料噴射装置。 - (4)該燃料噴射口が三角形の各頂点部に位置するよう
合計3つ配置され、上記3つの燃料噴射口のうち2つの
燃料噴射口からの燃料が上記一方の吸気ポートへ噴射さ
れるとともに、上記3つの燃料噴射口のうち1つの燃料
噴射口からの燃料が上記他方の吸気ポートへ噴射される
ように、該吸気系への取付位置が設定されていることを
特徴する、請求項1記載の燃料噴射装置。 - (5)上記3つの燃料噴射口のうち2つの燃料噴射口か
らの噴射された燃料が噴射後合流して上記一方の吸気ポ
ートへ噴射されるように、上記2つの燃料噴射口が形成
されたことを特徴とする、請求項4記載の燃料噴射装置
。 - (6)上記3つの燃料噴射口の各噴口面積が等しくなる
ように構成されていることを特徴とする、請求項3から
請求項5のいずれかに記載の燃料噴射装置。 - (7)上記3つの燃料噴射口のうち少なくとも1つの燃
料噴射口の噴口面積が他の燃料噴射口の噴口面積と異な
るように構成されていることを特徴とする、請求項3か
ら請求項5のいずれかに記載の燃料噴射装置。 - (8)上記直線上に配置された3つの燃料噴射口のうち
中間に配置された燃料噴射口の噴口面積が他の燃料噴射
口の噴口面積と異なるように構成されていることを特徴
とする、請求項3記載の燃料噴射装置。 - (9)気筒の燃焼室に開口する少なくとも2つの吸気ポ
ートをそなえ、該吸気ポート側へ運転状態に応じた吸入
空気量に応じ燃料を供給しうる燃料噴射装置を設け、且
つ、これら2つの吸気ポートの中間位置から一方の吸気
ポート側に偏倚した該燃焼室に臨む位置に点火栓を配設
し、機関吸気行程時に上記の各吸気ポートから該燃焼室
に吸引される吸気により、ピストンの往復動方向に流れ
るタンブル流を生じさせるように構成された成層燃焼内
燃機関において、該燃料噴射装置が、該2つの吸気ポー
トに対して燃料を噴射すべく複数の燃料噴射口をそなえ
て構成され、且つ、該点火栓に近い上記一方の吸気ポー
トへの噴射燃料量が他の吸気ポートへの噴射燃料量より
多くなるように設定されていることを特徴とする、燃料
噴射装置付き成層燃焼内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1326951A JP2760115B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 燃料噴射装置および燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関 |
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JP1326951A JP2760115B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 燃料噴射装置および燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03185266A true JPH03185266A (ja) | 1991-08-13 |
JP2760115B2 JP2760115B2 (ja) | 1998-05-28 |
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ID=18193600
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1326951A Expired - Fee Related JP2760115B2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 燃料噴射装置および燃料噴射装置付き成層燃焼内燃機関 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2760115B2 (ja) |
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- 1989-12-14 JP JP1326951A patent/JP2760115B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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