JPH03184951A - 有機硫黄化合物の製造法 - Google Patents

有機硫黄化合物の製造法

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JPH03184951A
JPH03184951A JP32268289A JP32268289A JPH03184951A JP H03184951 A JPH03184951 A JP H03184951A JP 32268289 A JP32268289 A JP 32268289A JP 32268289 A JP32268289 A JP 32268289A JP H03184951 A JPH03184951 A JP H03184951A
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compound
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JP32268289A
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Takeshi Miyazaki
剛 宮崎
Naoyuki Amaya
直之 天谷
Keizo Anami
啓三 阿南
Takashige Murata
村田 敬重
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NOF Corp
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、両末端にビニルベンジル基を有し、ラジカル
単独重合性もしくは共重合性を有する有機硫黄化合物の
製造法に関する。
〈従来の技術〉 有機硫黄化合物は自然界に多数存在し、特に生体内にお
ける有機硫黄化合物は生体の構成要素として多量に含ま
れるだけでなく、その生理作用は重要で、硫黄原子の関
与する各種の酸素反応や生理作用が多数知られている。
一方石炭あるいは石油中にも多量の有機硫黄化合物が含
まれているが、これらの物質は工業的に利用する場合、
公害の発生源となる恐れがある。
近年、各種の高性能プラスチックス、いわゆるエンジニ
アリングプラスチックスの構成成分として硫黄化合物が
注目され、例えばポリスルホン、ポリエーテルスルホン
、ポリフェニレンスルフィド等の硫黄原子の特性を十分
に利用した高性能高分子物質を得るための重合性含硫黄
化合物が注目されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、機能性化合物の中間原料として利用可
能な有機硫黄化合物の製造法を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明によれば、ジハロゲン化物と、ビニルベンジルメ
ルカプタンとを脱ハロゲン化水素剤の存在下、溶媒中で
反応させることを特徴とする下記一般式 [式中Rは、(−CH2+n、4cH2すnX(−CH
2す。。
は1〜10の整数を示す。
] で表わされる有機硫 3− 黄化合物の製造法が提供される。
また本発明によれば、ジハロゲン化物と、ビニルベンジ
ルメルカプタンのアルカリ金属塩とを、溶媒中で反応さ
せることを特徴とする前記一般式で表わされる有機硫黄
化合物の製造法が提供される。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の製造法では、ジハロゲン化物と、ビニルベンジ
ルメルカプタンとを脱ハロゲン化水素剤の存在下、溶媒
中で反応させる(以下第1の方法と称す)か、ジハロゲ
ン化物と、ビニルベンジルメルカプタンのアルカリ金属
塩とを溶媒中で反応させる(以下第2の方法と称す)こ
とを特徴とする。
本発明の第1の方法及び第2の方法に用いるジハロゲン
化物としては、例えば、ジブロモメタン。
ジクロロメタン、1,2−ジブロモエタン、1゜2−ジ
クロロエタン、1,3−ジブロモプロパン、1.3−ジ
クロロプロパン、1,4−ジブロモブタン、1,4−ジ
クロロブタン、1,5−ジブロー4− モペンタン、1.5−ジクロロペンタン、1,6−ジブ
ロモヘキサン、1,6−ジクロロヘキサン、1.7−ジ
ブロモへブタン、1,7−ジクロロへブタン、1.8−
ジブロモオクタン、1,8−ジクロロオクタン、1,9
−ジブロモノナン、1゜9−ジクロロノナン、1,10
−ジブロモデカン、1.10−ジクロロデカン、硫化2
−ジクロロエタン、1,3−ジブロモアセトン、1,3
−ジクロロアセトン、α、α′−ジブロモー〇−キシレ
ン、α、α′−ジブロモーm−キシレン、α。
α′−ジブロモーp−キシレン、α、α′−ジクロロー
〇−キシレン、α、α′−シクロローm−キシレン、α
、α′−ジクロローp−キシレン、2.2′−ジブロモ
エチルエーテル、2,2′ジクロロエチルエーテル、β
、β′〜ジクロロエチルホルマール、トリグリコールジ
クロライド等が挙げられる6本発明に用いる前記ビニル
ベンジルメルカプタンは、パラ体のみ、あるいはパラ体
とメタ体の混合物のいずれを用いても良い。一般に、p
−ビニルベ・ンジルメルカプタンを用いて製造する場合
には、高融点を有する単結晶物であり、又パラ体メタ体
の混合物を用いる場合には、常温で液体またはワセリン
状の形状を与える。又、溶媒としては、水、アセトニ1
〜リル、酢酸エチル、エタノール、メタノール、テ1−
ラヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルム、ジクロロ
メタン、1−プロパツール、2−プロパツール、n−ヘ
キサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等から成
る群の1種又は2種以上より選択して用いることができ
、例えば水とトルエンのような2層系の混合溶媒を用い
る場合には、必要に応じてヘキサデシルトリブチルホス
ホニウムブロマイドのような相間移動触媒を用いること
もできる。
更に第1の方法に用いる脱ハロゲン化水素剤としては、
トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリノルマルプ
ロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリノルマル
ブチルアミン、1〜リイソオクチルアミン、トリオクチ
ルアミン、トリエタノールアミン、トリベンジルアミン
、ベンジルジメチルアミン、ベンジルジメチルアミン、
ジベンジルメチルアミン、ベンジルジエチルアミン、ジ
ベンジルエチルアミン、ベンジルジノルマルブチルアミ
ン、トリフェニルアミン、各種す1〜リウムアルコキシ
ド等からなる群の1種または2種以上より選択される化
合物を挙げることができる。
更にまた、第2の方法に用いるビニルベンジルメルカプ
タンのアルカリ金属塩としては、ナトリウム塩あるいは
カリウム塩を好ましく用いることができる。
本発明において、′前記各成分を反応させるには、例え
ば反応温度を、−60℃以上の低温で反応させることが
できるが、特に好ましくは、20〜40℃であるのが望
ましい。又、反応時間は、仕込み量にもよるが、30分
以上、特に6〜24時間であるのが望ましい。またこれ
らの操作は、メルカプタンの酸化を防止するために、窒
素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行うことが好ま
しい。
以上により得られた反応生成物は、抽出、減圧、濃縮、
蒸留、カラム等により精製し、目的物を得一 ることかできる。
本発明の前記各製造法により得られる有機硫黄化合物は
、下記一般式で表わすことがことができ、[式中Rは、
+CH2+n、+CH2+nX+cI(z+ □は1〜
10の整数を示す。前記一般式で表わされる有機硫黄化
合物としては、例えば1,2−ビス(p−ビニルベンジ
ルチオ)エタン、1,2−ビス(m−ビニルベンジルチ
オ)エタン、ビス(p−ビニルベンジルチオメチル)ス
ルフィド、ビス(m−ビニルベンジルチオメチル)スル
フィド、(m−ビニルベンジルチオメチル ベンジルチオメチル)スルフィド等を好ましく挙げるこ
とができる。
〈発明の効果〉 本発明の製造法では、両末端にビニルベンジル基を有す
る有機硫黄化合物を高収率で容易に合成8− することができる。さらにこの化合物を重合して得た樹
脂は高屈折率などの光学特性に優れており、プラスチッ
クレンズなどの光学用樹脂に利用できる。
〈実施例〉 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、これら
は本発明の範囲を限定するものではない。
失巖奥上 脱塩化水素剤を用いた1,2−ビス(p−ビニルベンジ
ルチオ)エタンの製造 滴下ロート、窒素導入管及び撹拌機を付した1此の3つ
ロフラスコに窒素気流下で,トルエン500mQ、1,
2−ジクロロエタン98.69g(1moQ)、脱ハロ
ゲン化水素剤としてトリエチルアミン202g (2m
o氾)を加え、一方、滴下ロートよりp−ビニルベンジ
ルメルカプタン300、0g (2moQ)を徐々に加
え、室温で6時間撹拌した。生成したトリエチルアミン
塩酸塩を濾過した後、濾液を1リツトルの分液ロートに
移し替え、5重量%水酸化すI・リウム溶液300−で
3回、蒸留水300−で3回洗浄し、有機層を硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をn−ヘ
キサンより再結晶し、l,2−ビス(p−ビニルベンジ
ルチオ)エタン、277、1g(収率85%)を得た。
得られた生成物の融点、IR.NMR及び元素分析を行
った。その結果を下記に示す。
・mp;100〜1. 0 5℃ 白色針状結晶・I 
R (an−”) ; 2 9 0 0 、14 2 
0 、9 8 0 ( CH =CHz)・NMR(δ
; P Pm) ニア、↓〜’1.5 (m, 8H)
 。
6、5〜6− 9 (q,2H)。
5、1−5.9 (m,4.H)。
3、65 (s,4H)、2.50 (s,4H) ・元素分析( C 2。H22S2) 計算値 C;73.57,H;6.80,S;19。6
4測定値 C;73.52,H;6.78,S;19.
70矢1144 p−ビニルベンジルメルカプタン 塩を経る1,2−ビス(p−ビニルベンジルチオ)エタ
ンの製造 滴下ロート、窒素導入管及び撹拌機を付した]息の3つ
目フラスコに、水酸化ナトリウム80g(2mon)、
蒸留水500mQを加え溶解させた後、窒素気流下でp
−ビニルベンジルメルカプタン300.0g (2mo
n)を加え30分間撹拌し、p−ビニルベンジルメルカ
プタンナトリウム塩を調製した。その後、滴下ロートよ
り1,2−ジクロロエタン98.96g (1moQ)
のトルエン溶液500mQを徐々に加え、室温で12時
間撹拌した。次いでIQの分液ロートに移し替え、有機
層を5重量%水酸化ナトリウム溶液300IIIQで3
回、蒸留水300mQで3回洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、n−ヘキサン
に加熱溶解させた後、商品名「ワコーゲルRC−100
J(和光純薬株式会社製)50gを加え50℃で30分
間撹拌し、これを濾過した後,室温まで冷却し析出した
結晶をn−へキサ11− ンより再結晶し、1,2−ビス(p−ビニルベンジルチ
オ)エタンを270.sg (収率83%)得た。
失巖透1 1、2−ビス(p−ビニルベンジルチオ)エタン及び1
.2−ビス(m−ビニルベンジルチオ)エタン及び1−
(m−ビニルベンジルチオ)−2−(p−ビニルベンジ
ルチオ)エタンの混合物の製造を実施例1と同様の操作
で、ただし、ビニルベンジルメルカプタンはパラ体・メ
タ体混合物(パラ体60%,メタ体40%)を用いて行
った。
その結果生成物が270.5g (収率83%)得られ
た。
去迩目艷失 ビス(p−ビニルベンジルチオメチル)スルフィド及び
ビス(m−ビニルベンジルチオメチル)スルフィド及び
(m−ビニルベンジルチオメチル)(p−ビニルベンジ
ルチオメチル)スルフィドの混合物の製造 実施例2と同様の操作で、ただし、ビニルベンジルメル
カプタンにパラ体・メタ体混合物(パラ体60%、メタ
体40%)を、またジハロゲン化物に、硫化2−ジクロ
ロエタンを用いて行った。
その結果、白色ワセリン状物質が308.8g(収率8
0%)得られた。
失見虹且 実施例1においてジハロゲン化物として1,6−ジブロ
モヘキサンを用い、脱ハロゲン化剤としてトリイソプロ
ピルアミンを用いた以外は実施例1と同様にして、1.
2−ビス(p−ビニルベンジルチオ)プロパンを得た。
得られた生成物の収率及び物質状態を下記に示す。
・収量 320.9g (収率84%)・白色針状物質 失巖槻且 実施例1においてジハロゲン化物として2。
2′−ジブロモキシレンを用い、脱ハロゲン化剤として
ベンジルジメチルアミンを用いた以外は実施例1と同様
にして、1,2−ビス(P−ビニルベンジルチオメチル
)ベンゼンを得た。得られた1− 生成物の収率及び物質状態を下記に示す。
・収量 357。9g(収率89%) ・白色針状物質

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ジハロゲン化物とビニルベンジルメルカプタンとを
    脱ハロゲン化水素剤の存在下、溶媒中で反応させること
    を特徴とする下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Rは、■CH_2■_n、■CH_2■_nX■
    CH_2■_n、但しXはS、O、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼を
    示す。またnは1〜10の整数を示す。]で表わされる
    有機硫黄化合物の製造法。 2)ジハロゲン化物とビニルベンジルメルカプタンのア
    ルカリ金属塩とを、溶媒中で反応させることを特徴とす
    る下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Rは、■CH_2■_n、■CH_2■_nX■
    CH_2■_n、但しXはS、O、▲数式、化学式、表
    等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼を
    示す。またnは1〜10の整数を示す。]で表わされる
    有機硫黄化合物の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114759A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビス(メルカプトメチル)ベンゼン誘導体およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114759A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビス(メルカプトメチル)ベンゼン誘導体およびその製造方法

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