JPH0318454Y2 - - Google Patents

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JPH0318454Y2
JPH0318454Y2 JP735186U JP735186U JPH0318454Y2 JP H0318454 Y2 JPH0318454 Y2 JP H0318454Y2 JP 735186 U JP735186 U JP 735186U JP 735186 U JP735186 U JP 735186U JP H0318454 Y2 JPH0318454 Y2 JP H0318454Y2
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thread
injection
conduit
discharge pipe
injection port
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JP735186U
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JPS62119363U (ja
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、加圧水などの加圧液体によつて糸
条を吸引捕捉し、この糸条を所望箇所に糸掛けす
る際に使用される移動自在な糸掛用吸引器(以
下、「サクシヨンガン」とも呼ぶ。)に関する。
(従来技術とその問題点) 走行糸条を所望の箇所、例えば、ゴデーロー
ラ、ワインダーのボビン、あるいは、糸条ガイド
などに糸掛けするために、走行糸条を吸引捕捉す
る移動自在なサクシヨンガンが用いられている
が、このようなサクシヨンガンにおいては、糸条
を吸引するために圧力空気や加圧液体が作動流体
として用いられている。
このうち、加圧液体たとえば加圧水を使用する
場合には、サクシヨンガンに加圧された作動水を
送り、高速状態に変換して噴射させることによつ
て糸条を吸引捕捉するとともに、このサクシヨン
ガンの排出管と直結する排出ホース終端で屑糸収
納処理槽に排水と糸条とを収納しつつ、糸掛けを
行なつている。
ところで一般に、糸掛作業は断続的に行なわれ
るため、サクシヨンガン内で常に作動水を噴射さ
せておくことは非経済的である。このため、実際
に糸掛作業を行ななう期間だけ作動水を噴射でき
るように、サクシヨンガンの作動水導入口付近に
はバルブが設けられており、このバルブの開閉操
作によつて噴射の開始や停止が行なわれる。
すると、バルブの「閉」操作時において、この
バルブから噴射ノズルまでの間の流体通路に残つ
ていた作動水が圧力低下によつて噴射ノズルから
漏れて、作業場の床面を濡らしてしまうという問
題がある。また、バルブの「開」操作時にも、圧
力が上昇するまでの間に噴射ノズルからの作動水
が周囲に飛散し、やはり床面その他を濡らしてし
まうために作業環境を低下させるという問題があ
る。
(考案の目的) この考案は、従来技術における上述の問題点の
克服を意図しており、作動液体の供給開始および
停止時において、作動液体が床面などに漏れるこ
とのない糸掛用吸引器を提供することを目的とす
る。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この考案にかかる
糸掛用吸引器では、 噴射ノズルの噴射口に連結可能な導糸キヤツプ
がその端部に設けられた導管を排出管中にスライ
ド可能に挿入し、噴射によつて吸引された糸条と
噴射された加圧液体とを、導糸キヤツプ中に設け
られた透孔と上記導管とを通して排出管中に排出
させるとともに、加圧液体の供給開始および停止
時において、導糸キヤツプを噴射ノズルの噴射口
に連結させる。
(実施例) 第1図および第2図はこの考案を加圧水を用い
たサクシヨンガンに適用した実施例の切欠断面図
であり、このうち第1図は、後述する導糸キヤツ
プ6と噴射口5との連結が解除されて糸掛作業を
行なつているときの状態を、また、第2図はこの
連結がなされているときの状態をそれぞれ示して
いる。
まず、第1図を参照すると、このサクシヨンガ
ン1は、第1の噴射ノズル2と排出管3とを備え
ており、この排出管3の開口4は、第1の噴射ノ
ズル2に対して所定の間隔を置いて対向する位置
に設けられている。この排出管3には、導管8が
スライド可能に挿入されており、この導管8の端
部には第1の噴射ノズル2の噴射口5に連結可能
な導糸キヤツプ6がネジ7で固定されている。
この導管8の他端は、複数の噴射口9を同心円
上に設けてなる第2の噴射ノズル10となつてお
り、この第2の噴射ノズル10は、上流の圧液室
11に通じているとともに、内部排出管12と固
着されている。そしてこの内部排出管12は、バ
ネ13によつて図の左側に向つて付勢されてお
り、これによつて、導管8もまた、第1の噴射ノ
ズル2の噴射口5に向つて付勢されている。した
がつて、液体導入口14から導入された加圧水
が、バルブ15を「閉」状態とすることによつて
遮断されているときには、第2図に示すように、
導糸キヤツプ6が噴射口5の周囲に設けられたパ
ツキン19に当接し、導糸キヤツプ6が閉じた状
態となつている。
一方、加圧水の供給開始時においてバルブ15
を「開」状態とすると、加圧水は供給管16を通
してその一部が第1の噴射ノズル2に至り、第2
図の状態において噴射口5から噴射されて導糸キ
ヤツプ6の内壁に衝突する。このため、この圧力
によつて、導管8と内部排出管12とは、第2図
の状態からバネ13の付勢力に逆らつて図の右側
へ後退し、第1図の状態となる。このときの噴射
口5と導糸キヤツプ6との間の間隔dは、たとえ
ば5mmであり、この長さは、第2図の状態におけ
る内部排出管12の後端17と排出管3内部の当
接面18との間の間隔を調整しておくことによつ
て規制しておく。
そして、この加圧水によつて吸引された糸条Y
は、この加圧水とともに導管8内を通り、内部排
出管12に入つた時点で、供給管16および圧液
室11を通つて第2の噴射ノズル10から噴射さ
れる加圧水によつてさらに吸引される。その後、
糸条Yと加圧水とは、このサクシヨンガン1から
排水ホース(図示せず)を通つて屑糸収納処理装
置などへ排出される。このような状態下での糸条
との引き回しや糸掛作業の手順は従来と同様であ
る。
加圧水の供給停止時においては、バルブ15を
「閉」状態とすることによつて上記と逆の動作が
行なわれる。すなわち、噴射圧が低下するに従つ
て、バネ13の付勢力が噴射圧に打勝つようにな
り、この付勢力が導管8を図の左側へとスライド
させて第2図の状態に戻る。
このように、上述の構成によれば、噴射口5か
らの加圧水の噴射が定常状態となつているとき
に、その噴射圧によつて導糸キヤツプ6と噴射口
5との連結が解除され、それ以外では自動的に連
結が行なわれるため、噴射の開始や停止時におけ
る水漏れが解消される。
ところで、上記のようなバネ13などの付勢部
材を用いた場合には、そのバネ定数などを、使用
する加圧水の圧力に応じて選択する必要がある。
すなわち、導糸キヤツプ6が閉じているときにお
いて、バネ13の弾性力のほか、導管8と排出管
3との間に介挿されたOリングなどのスライド抵
抗なとの総計よりも、定常噴射時における噴射圧
による力が大きくなるようにしておく。また、導
糸キヤツプ6が開いているときには、バネの弾性
力からスライド抵抗を差し引いたものよりも噴射
圧による力が大きくなるという条件が必要であ
る。さらに、水漏れを生ずる程度の低圧では導糸
キヤツプ6が閉じる必要もある。
したがつて、この条件は、 F1=水漏れが生じてしまうような弱い噴射圧に
おいて、この噴射によつて導糸キヤツプ6
に与えられる力の最大値、 F2=定常噴射状態において、噴射によ導糸キヤ
ツプ6に与えられる力、 S1=導糸キヤツプ6が閉じた状態におけるバネ1
3の弾性力、 S2=導糸キヤツプ6が開いた状態におけるバネ1
13の弾性力、 R =スライド抵抗、 としたとき、 F1=S1+R ……(1) F2=S2−R ……(2) と書くことができる。そして、この条件を満足す
るように諸部材の特性、形状を定めればよい。
ところで、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、付勢部材を用いずに導糸キヤツプ
6の開閉をマニユアルで行なうようにするなどの
変形も可能である。この場合には、開閉作業の手
数が残るが、水漏れ防止という効果は同様に得ら
れる。第2の噴射ノズル10が設けられていない
サクシヨンガンや、バルブ15がサクシヨンガン
1自体には設けられておらず、加圧ポンプ側で加
圧水の供給および停止を行なうような場合にも適
用可能である。また、加圧液体として水以外のも
のを用いた場合にももちろん適用できる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、加圧
液体の供給開始および停止時において導糸キヤツ
プを噴射ノズルの噴射口に連結させているため、
作動液体が床面などに漏れることがない糸掛用吸
引器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例の部
分断面図であり、このうち、第1図は導糸キヤツ
プが連結した状態を、また、第2図は導糸キヤツ
プの連結が解除された状態をそれぞれ示す。 1……サクシヨンガン(糸掛用吸引器)、2…
…第1の噴射ノズル、3……排出管、5……噴射
口、6……導糸キヤツプ、8……導管、13……
バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外部から導入された加圧液体を噴射するため
    の噴射ノズルと、前記加圧液体の噴射によつて
    吸引された糸条を当該液体とともに排出する排
    出管とを備え、前記吸引によつて捕捉された糸
    条を所望の箇所に糸掛けするための糸掛用吸引
    器において、 前記噴射ノズルの噴射口に連結可能な導糸キ
    ヤツプがその端部に設けられた導管を前記排出
    管中にスライド可能に挿入し、前記噴射によつ
    て吸引された糸条と噴射された加圧液体とを、
    前記導糸キヤツプ中に設けられた透孔と前記導
    管とを通して前記排出管中に排出させるととも
    に、 前記加圧液体の供給開始および停止時におい
    て、前記導糸キヤツプを前記噴射ノズルの噴射
    口に連結させることを特徴とする糸掛用吸引
    器。 (2) 前記導管は、前記排出管内に設けられた付勢
    部材によつて前記噴射口に向つて付勢されてお
    り、前記導糸キヤツプは前記付勢によつて前記
    噴射口に連結されているとともに、前記噴射口
    からの加圧液体の噴射圧が所定の圧力以上とな
    つたときに、前記噴射圧によつて、前記導糸キ
    ヤツプおよび前記導管を前記付勢に逆らつて後
    退させる、実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の糸掛用吸引器。
JP735186U 1986-01-21 1986-01-21 Expired JPH0318454Y2 (ja)

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JPS62119363U JPS62119363U (ja) 1987-07-29
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