JP3666765B2 - スプレー容器 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1009Piston pumps actuated by a lever
    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣料用仕上げ剤、衣料用糊剤等の液状物を噴出するスプレー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスプレー容器は、液を吐出した後に、容器内が負圧になり、ボトルがへこむのを防止するため、吐出中に外気を取り入れる構造になっている。大別すると下記▲1▼、▲2▼である。
【0003】
▲1▼特公昭62-59635号公報では、トリガー回動操作と連動してロッドが負圧孔内に挿入されて、弾性パッキンを押圧することによって空気の流入路を作り、負圧を解除する。
【0004】
▲2▼実開昭64-12668号公報では、トリガー回動操作と連動してシリンダが動き、負圧孔を通過したときに負圧孔から外気を取り入れ負圧を解除している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上述した従来技術▲1▼、▲2▼には、下記の問題点がある。
上記▲1▼では、容器本体内の負圧化を防止するに際し、乾燥空気が流入するため、乾燥固化しやすい内容液の場合、負圧孔と弾性パッキンの間に液が乾燥固化し、外気の取り入れを阻害する。
【0006】
上記▲2▼では、乾燥空気がシリンダの小孔を通り、インテークの小孔を通り、ボトル内に入るため、乾燥固化しやすい内容液の場合、小孔が乾燥固化し、外気の取り入れを阻害する。
【0007】
本発明の課題は、蓄圧式のスプレー容器及び通常のトリガースプレーヤーにおいて、負圧化防止のために取り入れる外気流入近辺の乾燥固化を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、液状物を充填する容器本体の口部に、トリガースプレイヤーが装着され、該トリガースプレイヤーは、互いに連通する水平管路及び垂直管路が設けられれるとともに該水平管路にプランジャポンプが配設されたスプレイヤー本体と、該スプレイヤー本体に回動自在に装着されたトリガーと、上記垂直管路に装着されたインテイクと、該インテイクに装着されたチューブとを備えており、上記スプレイヤー本体並びに上記インテイクに、上記トリガーを引いたときに、外気及び上記小径シリンダ内の残圧を上記容器本体内に導く気液導入路を備え、上記プランジャポンプは、上記水平管路内に配設された小径シリンダと、該小径シリンダに連通しその前方部において往復動自在に配設された大径シリンダと、該小径シリンダ及び大径シリンダ内においてバネを介して往復摺動自在に配設されたプランジャとを備え、上記大径シリンダは、トリガーの回動操作で往復移動するとともに、上記プランジャの先端部で通液が遮断されるノズル部を設けてなり、上記トリガーの回動操作による上記プランジャポンプの蓄圧力により上記プランジャを上記大径シリンダに対して相対移動させることにて上記ノズル部を開き、液状物を噴出せしめるスプレー容器において、上記インテイクの上記気液導入路まわりに、上記小径シリンダ内から残圧とともに洩出した液状物の液溜りを設けてなるようにしたものである。
【0009】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記インテイクの天板部に設けた気液導入孔形成部を上方に突設し、この気液導入孔形成部の上記突設部まわりを前記液溜りとしてなる請求項1記載のスプレー容器。
【0010】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記インテイクに設けた気液導入孔を細孔とし、この気液導入孔の細孔を前記液溜りとしてなるようにしたものである。
【0011】
請求項1に記載の本発明によれば下記▲1▼の作用がある。
▲1▼容器本体内の負圧化防止のために取り入れる外気通路として設けられている、インテイクの気液導入路まわりに液溜りを設けた。この液溜りの存在により、気液導入路〜シリンダまでの空間を飽和水蒸気により満たすことができ、ひいてはシリンダ内液状物の乾燥固化を防止し、結果としてプランジャの摺動性を維持できる。
【0012】
請求項2に記載の本発明によれば下記▲2▼の作用がある。
▲2▼インテイクの天板部に設けた気液導入孔形成部を上方に突設し、この気液導入孔形成部の突設部まわりを液溜りとすることにより、液溜りを簡易且つ確実に形成できる。
【0013】
請求項3に記載の本発明によれば下記▲3▼の作用がある。
▲3▼インテイクに設けた気液導入孔を細孔とし、この気液導入孔の細孔を液溜りとすることにより、液溜りを簡易且つ確実に形成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はスプレー容器を示す断面図、図2はトリガースプレイヤーの液吸引過程を示す断面図、図3はトリガースプレイヤーの液噴出過程を示す断面図、図4はトリガースプレイヤーの液噴出停止過程を示す断面図、図5はプランジャの外気シール部を示す模式図、図6は小径シリンダの外気導入用リブと残圧導入用リブを示す模式図、図7はインテイクを示す模式図、図8はインテイクの他の例を示す模式図、図9はトリガーとトリガー装着部材を示す模式図、図10はトリガーの予組立状態を示す側面図、図11はトリガーの予組立状態を示す平面図である。
【0015】
スプレー容器1は、図1に示す如く、液状物が充填された有底の容器本体2の口部に、該液状物を噴出するトリガースプレイヤー(以下、単に「スプレイヤー」という)3が装着された構成とされている。
【0016】
スプレイヤー3は、互いに連通する水平管路4及び垂直管路5が設けられるとともに、水平管路4にプランジャポンプ6が配設されたスプレイヤー本体7と、スプレイヤー本体7に回動自在に装着されたトリガー8と、垂直管路5に装着されたインテイク9と、インテイク9に装着されたチューブ10とを備えている。
【0017】
プランジャポンプ6は、上記水平管路4内に配設された小径シリンダ11と、小径シリンダ11の前方部にプランジャ12を介して配設され且つ上記トリガー8の回動操作で液状物の噴出方向に往復移動する大径シリンダ13とを備えている。
【0018】
上記小径シリンダ11、上記スプレイヤー本体7、並びにインテイク9には、小径シリンダ11内の液状物及び外気を容器本体2内に導く気液導入路14が設けられている。
【0019】
上記スプレー容器1を更に詳しく説明すると、上記小径シリンダ11は、開口部11aを前方に向けて上記水平管路4内に嵌着固定されており、その開口縁部にはフランジ部11bが設けられている。この小径シリンダ11の上面部及び下面部には、外気及び該小径シリンダ11内の残圧を上記気液導入路14に導く気液導入孔11cが形成されており、また、その奥面部11fには、当該小径シリンダ11内と上記垂直管路5とを連通させる連通孔11gが形成されている。更に小径シリンダ11における、上記下面部に形成された気液導入孔11cの前方に位置する部分の内面には外気導入用リブ11dが形成され、気液導入孔11cの後方に位置する部分の内面には残圧導入用リブ11eが形成されている(図6)。そして、トリガー8の回動操作によって、後述するプランジャ12の外方外気シール部121d、内方外気シール部120dが当該外気導入用リブ11dに到達したときに、外気が小径シリンダ11の内面と主プランジャ120のシール部120d及び副プランジャ121のシール部121dとの隙間が形成する外気導入経路を通じて気液導入孔11c内に流入し得るようになっている。また、プランジャ12の残圧シール部120eが、当該残圧導入用リブ11eに到達したときに、内方外気シール部120dとシール部121dにより外気導入経路を閉じ小径シリンダ11内の残圧及び残液を副プランジャ121の残圧シール部120eとシール部120dの間で形成する隙間を通り気液導入孔11cから気液導入孔76を通り容器本体2内に導く。このとき、液は小径シリンダ11の内面と主プランジャ120のシール部120d及び副プランジャ121のシール部121dによりシールされるため、残圧残液除去がスムーズに行われると同時に容器を傾けて使用しても液漏れを防止することができる。
【0020】
上記大径シリンダ13は、水平方向中間部に設けられた肩部13aを境として、後方部に大径のシリンダ部13b、前方部にノズル部13cが設けられている。このシリンダ部13bの開口外縁部には、係止フランジ13dが設けられている。ノズル部13cの内部には、スピンエレメント部13eが設けられており、このスピンエレメント部13eの後方部には、後述するプランジャ12の先端部が当接する当接部13fが設けられている。また、スピンエレメント部13eの先端部には、ノズル孔を有するノズルチップ13gが嵌着されている。更に、ノズル部13cの外側部には、上記肩部13aから延設された突出部13hが設けられており、この突出部13hを後述するトリガー8の背面に設けられた押圧部8bで押圧することにより、当該大径シリンダ13を後方に移動できるようになっている。
【0021】
上記プランジャ12は、前方部が中実で且つ後方部が中空に設けられた主プランジャ120と、この主プランジャ120の外側に嵌着固定された筒状の副プランジャ121とから構成されている。
【0022】
上記主プランジャ120は、前方部が縮径し且つ後方部が拡径した形態を有しており、その前端部には、小径シリンダ11から大径シリンダ13へ液状物を通液させる通液孔120aが形成されている。
【0023】
上記副プランジャ121は、主プランジャ120の外側に嵌着固定され、その長さ方向中間部で主プランジャ120の前端部に相対する部分には、主プランジャ120の通液孔120aを通じて大径シリンダ13側へ液状物が流入できるようにした通液孔121aが形成されている。副プランジャ121の長さ方向中間部の外周面には上記大径シリンダ13の内周面に液密摺接する大径シール部121bが設けられており、また、後方部内周面には上記主プランジャ120の外周に無理嵌合する嵌合部121cが設けられている。また、上記主プランジャ120の後方部には、小径シリンダ11の内周面に沿って摺接する前述の残圧シール部120eが設けられている。尚、副プランジャ121の後方部には、小径シリンダ11の内周面に沿って摺接する前述の外方外気シール部121dが設けられ、主プランジャ120の中間部には、小径シリンダ11の内周面に沿って摺接する前述の内方外気シール部120dが設けられ、トリガー8を引いた際に主プランジャ120、副プランジャ121が僅かでも移動すると、小径シリンダ11の外気導入用リブ11dがそれらの外気シール部120d、121dを小径シリンダ11の内面から押し開いて小径シリンダ11の内面に沿う外気導入経路を開き、この外気導入経路から気液導入孔11c、気液導入路14を通じて外気が流入する構成となっているため、トリガー8を狭い角度で繰り返し操作しても容器本体2内が負圧状態とならずに済むようになってある。
【0024】
上記スプレイヤー本体7における上記水平管路4の先端部には、当該水平管路4を囲むように嵌着壁部7aが設けられている。この嵌着壁部7aの先端部には、上記大径シリンダ13の往復移動をガイドするとともに、上記小径シリンダ11をスプレイヤー本体7に緊締嵌合させる筒状カバー16が嵌着固定されている。嵌着壁部7aの後方部の下方には、上下方向の気液導入孔7bが形成されており、外気及び上記小径シリンダ11内の残圧及び残液を、この気液導入孔7bを通じて容器本体2内に流入できるようになっている。
【0025】
また、主プランジャ120の内端部には、バネ15が配設されており、このバネ15の付勢力によって、副プランジャ121の先端部121eが、上記大径シリンダ13の上記ノズル部13cの当接部13fを当接し、その前方のスピンエレメント部13eへの液状物の通液を遮断するようになってある。
【0026】
上記スプレイヤー本体7の先端部上方にはトリガー装着部材80が嵌着されており、このトリガー装着部材80の側面部に、上記トリガー8が回動自在に嵌着されている。トリガー8の上下方向中間部には前後方向の挿通孔8aが形成されており、この挿通孔8aを通して上記大径シリンダ13のノズル部13cが前方を臨むようになしてある。また、トリガー8には、上記大径シリンダ13の上記突出部13hに対応した形態の押圧部8bが形成されており、トリガー8を回動操作することによって、上記押圧部8bが上記突出部13hを押圧し、上記大径シリンダ13が水平移動できるようになってある。
【0027】
一方、上記スプレイヤー本体7の下方部には、上記垂直管路5の下端部を囲む二重の挿嵌壁部7c、7dが設けられており、垂直管路5及び挿嵌壁部7c、7dに、上記インテイク9が嵌着されている。そして、このインテイク9に、チューブ10の上端部が嵌着固定される。
【0028】
インテイク9には、基板部9aを境として、上方部に、上記挿嵌壁部7dに嵌着される嵌合部9bと、上記垂直管路5及び挿嵌壁部7cに嵌着される管部9cとが設けられており、また、下方部に、スプレイヤー本体7を容器本体2の口部に装着したときに当該口部にパッキンを介して密嵌する嵌着部9dと、上記管部9cに連通し且つ上記チューブ10の上端部が嵌着される管部9eとが設けられている。
【0029】
上記管部9cの内部上方には、当該管部9c内における液状物の逆流を防ぐボール弁体状逆止弁17が弁座9fで支持される状態で配設されている。また、管部9c上端部にリブを設け、逆止弁17の上昇を制御している。
【0030】
上記嵌合部9bの天板部9gには、上記気液導入孔7bとともに容器本体2内の通気を行なう気液導入孔9hが形成されており、これら気液導入孔7b及び9hによって、前記気液導入路14が、スプレイヤー本体7からインテイク9に亘って連通するようになっている。
【0031】
尚、インテイク9には、その基板部9aの上方に、上下方向の挿通孔18aを挿通させたキャップ体18が装着されており、このキャップ体18の雌ねじ18bと、容器本体2の口部外周の雄ねじ(不図示)とを螺合させることによって、上記スプレイヤー3を容器本体2に装着できるようになっている。
【0032】
以下、スプレー容器1の使用手順について説明する(図1〜図4)。尚、図中のLは液状物を示す。
(1) 液状物を充填した容器本体2の口部に、スプレイヤー3を装着する。そして、容器本体2を持ってトリガー8を片手で繰り返し回動操作し、大径シリンダ13を前後に往復動させて容器本体2内の液状物を次第にチューブ10を通じて上昇させ、更にインテイク9の逆止弁17を押し上げさせて小径シリンダ11内に吸引する。
【0033】
上記トリガー8の回動操作過程で、トリガー8を引いたとき、小径シリンダ11に設けてある外気導入用リブ11dによりプランジャ12の外気シール部120d、121dを小径シリンダ11の内面から押し開き、小径シリンダ11の内面に沿う外気導入経路、気液導入孔11c、気液導入路14、気液導入孔7b、9hを介して、外気を容器本体2の内部の上部空間に導入し、容器本体2の内部の負圧化を解除する。
【0034】
また、トリガー8の回動操作過程で、トリガー8を引ききったとき、小径シリンダ11に設けてある残圧導入用リブ11eによりプランジャ12の残圧シール部120eを小径シリンダ11の内面から押し開き、小径シリンダ11の内面に沿う残圧導入経路、気液導入孔11c、気液導入路14、気液導入孔7b、9hを介して、小径シリンダ11の残圧をプランジャ2の内部に導入し、これに続く液吸引工程で必要とされる十分な吸引圧を小径シリンダ11の内部に形成する。
【0035】
尚、上述の外気導入用リブ11dによる外気シール部120d、121dの開きタイミング(外気導入)と、残圧導入用リブ11eによる残圧シール部120eの開きタイミング(残圧導入)は例えば下記(a) 〜(c) の順でなされる。
(a) 外気シール部120d、121dが外気導入用リブ11dに到達して開かれ、外気導入する。
【0036】
(b) 外気シール部120d、121dが外気導入用リブ11dを通過して閉じ、外気導入を停止する。
【0037】
(c) 残圧シール部120eが残圧導入用リブ11eに到達して開かれ、残圧導入する。
【0038】
(2) トリガー8の回動操作を更に繰り返し、図2に示す如く、小径シリンダ11内に導いた液状物Lを、上記通液孔120a、121aを通じて大径シリンダ13側に通液させる。そして、更にトリガー8の回動操作を行なうと、小径シリンダ11及び大径シリンダ13内が液状物Lで満たされ、次第に液圧が高められるが、バネ15の付勢力に比べて液圧が低い場合には、バネ15の付勢力によって、副プランジャ121の先端部121eが大径シリンダ13のノズル部13cの当接部13fに当接し、その前方のスピンエレメント部13eへの通液は遮断される。
【0039】
(3) 小径シリンダ11、大径シリンダ13の内圧が所定の圧力に蓄圧された後、更にトリガー8を引くと、図3に示す如く、小径シリンダ11と大径シリンダ13(シリンダ部13b)との断面積の差によって加圧力が生じ、トリガー8の回動操作に伴う大径シリンダ13の後方への移動量に比べ、プランジャ12の後方への移動量が上回り、上記大径シリンダ13の当接部13fと上記副プランジャ121の先端部121eとが離間した状態となる。これにより、液状物Lがノズル部13c内のスピンエレメント部13e側に供給され、ノズルチップ13gのノズル孔を通じて、液状物Lが高い液圧で外部に均一に噴出される。
【0040】
(4) 大径シリンダ13のノズル部13cからの液噴出過程で、トリガー8を終点まで引くと、上記主プランジャ120の残圧シール部120eが、小径シリンダ11の残圧導入用リブ11e上に到達し、上記主プランジャ120の外周面と小径シリンダ11の内周面との隙間を形成する残圧導入経路を通じて小径シリンダ11の残圧、残液が流出し、気液導入孔11cに流入する。そして、気液導入路14、気液導入孔7b、9hを通じて、小径シリンダ11内の残圧及び残液が容器本体2内に流入するため、小径シリンダ11及び大径シリンダ13内の液圧が低下する。その後バネ15の弾性力により、副プランジャ121の先端部121eが大径シリンダ13の当接部13fを密閉し、ノズル部13cからの噴出を停止するものとなるため、噴出圧力が低い状態での噴出を抑えることができるものとなる。
【0041】
然るに、スプレー容器1は、下記(A) 〜(F) の特徴的構成を具備する。
(A) プランジャ12の外気シール部120d、121dの複数段構造(図5)プランジャ12は、軸方向(長手方向)に複数段(本実施形態では 2段)をなす複数の外気シール部120d、121dを設けてある。
【0042】
外方外気シール部121dは、図5(A)に示す如く、副プランジャ121の後方部に設けられて、小径シリンダ11の外方側に位置する。そして、外方外気シール部121dは、小径シリンダ11の内方側に向けて拡開スカート状(テーパ状)をなして、小径シリンダ11の内面に摺接する。外方外気シール部121dの好適拡開角度θo は 6〜12度、小径シリンダ11の内面との好適摺接長さAは 0.1〜 1.0mmである。
【0043】
内方外気シール部120dは、図5(B)に示す如く、主プランジャ120の中間部に設けられて、小径シリンダ11の内方側に位置する。そして、内方外気シール部120dは、小径シリンダ11の外方側に向けて拡開スカート状(テーパ状)をなして、小径シリンダ11の内面に摺接する。内方外気シール部120dの好適拡開角度θi は10〜16度、小径シリンダ11の内面との好適摺接長さBは 0.1〜 1.0mmである。
【0044】
従って、スプレー容器1にあっては、この(A) の構成により下記▲1▼〜▲3▼の作用がある。
▲1▼トリガー8を引いたときに小径シリンダ11内の残圧とともに排出され、シリンダ11内面の気液導入孔11cまわりで、プランジャ12の外気シール部120d、121dと残圧シール部120eに挟まれる残液は、複数段をなすように多重配置される複数の外気シール部120d、121dにより確実にシールされ、それらの外気シール部120d、121dをこえて外部空間に液漏れすることがない。従って、残液の全てを気液導入孔11cから気液導入路14を経て容器本体2側に導くことができる。
【0045】
▲2▼外方外気シール部121dが小径シリンダ11の内方側に向けて拡開スカート状をなして小径シリンダ11内面に摺接し、内方外気シール部120dは小径シリンダ11の外方側に向けて拡開スカート状をなして小径シリンダ11内面に摺接する。従って、両外気シール部120d、121dによる上記▲1▼の液漏れ防止性能を向上できる。
【0046】
▲3▼外方外気シール部121dが拡開角度を 6〜12度、小径シリンダ11内面との摺接長さを 0.1〜 1.0mmとされ、内方外気シール部120dが拡開角度を10〜16度、小径シリンダ11内面との摺接長さを 0.1〜 1.0mmとされることにより、両外気シール部120d、121dによる上記▲1▼の液漏れ防止性能をより向上できる。
【0047】
(B) プランジャ12の外気シール部120d、121dと残圧シール部120eの開き構造(図6)
小径シリンダ11の下面部に形成された気液導入孔11cの前方内面には外気導入用リブ11dが、気液導入孔11cの後方内面には残圧導入用リブ11eが設けられている。
【0048】
そして、プランジャ12の外気シール部120d、121dは、トリガー8の回動操作過程でトリガー8を引いたとき、小径シリンダ11の外気導入用リブ11dにより小径シリンダ11の内面から押し開かれ、小径シリンダ11の内面に沿う外気導入経路を小径シリンダ11の気液導入孔11cに連通可能とする。これにより、プランジャポンプ6の加圧工程で、これに先行する液吸引工程での容器本体内上部空間の負圧化解除を行なうべく、容器本体2内に外気を導入可能とする。
【0049】
また、プランジャ12の残圧シール部120eは、トリガー8の回動操作過程でトリガー8を引ききったとき、小径シリンダ11の残圧導入用リブ11eにより小径シリンダ11の内面から押し開かれ、小径シリンダ11の内面に沿う残圧導入経路を小径シリンダ11の気液導入孔11cに連通可能とする。これにより、プランジャポンプ6の加圧工程終了時に、小径シリンダ11内の所定の液圧によるプランジャ12の移動により開始された液状物の噴出を停止させるべく小径シリンダ11内の残圧を除去可能とする。
【0050】
従って、スプレー容器1にあっては、この(B) の構成により、下記▲1▼、▲2▼の作用がある。
▲1▼トリガー8を引いている途中(残圧除去が始まる前)、プランジャ12の外気シール部120d、121dを小径シリンダ11内面から押し開いて外気導入経路を開く外気導入用リブ11dを小径シリンダ11内面に設けた。従って、トリガー容器を傾けて使った場合、トリガー8を引いたと同時に空気置換が行われ、トリガー8を引き終った状態においては、外気導入経路が閉鎖されるため、液漏れがなく確実に空気置換が行われる。
【0051】
▲2▼トリガー8を引き切った状態で、プランジャ12の残圧シール部120eを小径シリンダ11内面から押し開いて残圧導入経路を開く残圧導入用リブ11eを小径シリンダ11内面に設けた。従って、蓄圧式のスプレー容器1であるがために、シリンダ11の内圧が高くなるものであっても、プランジャ12の残圧シール部120eが残圧導入用リブ11eにより積極的に押し開かれるものとなり、容器本体2への残圧導入動作を確実化する。
【0052】
(C) 大径シリンダ13のノズル部13cからの噴出量均等化構造
大径シリンダ13のシリンダ部13bの開口内縁部に、プランジャ12(副プランジャ121)の移動を制限するプランジャストッパ13iを設けている。プランジャストッパ13iは、液状物を噴出せしめるプランジャ12の大径シリンダ13に対する相対移動によっては、主プランジャ120に設けてある残圧シール部120eを前記残圧導入経路の開き動作位置外(小径シリンダ11の残圧導入用リブ11eに到達しない位置)に保持可能とするものである。具体的には、プランジャ12は、副プランジャ121の大径シール部121bを上述のプランジャストッパ13iに衝合してその移動を制限せしめられる。
【0053】
従って、スプレー容器1にあっては、この(C) の構成により、下記▲1▼、▲2▼の作用がある。
▲1▼トリガー8を引いて液状物を噴出せしめるとき、トリガー8を早く引くとシリンダ11、13内の液圧が必要以上に上がるものの、大径シリンダ13に対するプランジャ12の相対ストロークはプランジャストッパ13iに規制されて一定化される。そして、このプランジャストッパ13iが規制するプランジャストロークは、プランジャ12の大径シリンダ13に対する相対移動に対し、プランジャ12の残圧シール部120eを残圧導入経路の開き動作位置外に保持するものである。
【0054】
▲2▼従って、トリガー8の引き速度にかかわらず、プランジャ12の残圧シール部120eが残圧導入経路を早期に開くことを排除し、シリンダ11、13内の残圧が早期に除去されることを回避する。これにより、液状物の噴出が早期に停止せしめられることがなく、噴出開始からの噴出量の低下を防止し、噴出量の一定化をもたらす。
【0055】
(D) プランジャ12の摺動性向上構造(図7、図8)
インテイク9の気液導入孔9hまわりに、小径シリンダ11内から残圧とともに漏出する液状物(残液)の液溜り9iを設けた。具体的には、図7に示す如く、インテイク9の天板部9gに設けた気液導入孔形成部9jを上方に突設し、この気液導入孔形成部9jの上記突設部まわりを液溜り9iとした。液溜り9iは、気液導入孔形成部9jとスプレイヤー本体7の挿嵌壁部7dとにより区画形成される。
【0056】
尚、インテイク9に設けた気液導入孔9hを図8に示す如くの細孔とし、この気液導入孔9hの細孔を液溜り9iとするものであってもよい。
【0057】
従って、スプレー容器1にあっては、この(D) の構成により、下記▲1▼〜▲3▼の作用がある。
▲1▼容器本体2内の負圧化防止のために取り入れる外気通路として設けられている、インテイク9の気液導入孔9hまわりに液溜り9iを設けた。この液溜り9iの存在により、気液導入孔9h〜シリンダ11までの空間を飽和水蒸気により満たすことができ、ひいてはシリンダ11内液状物の乾燥固化を防止し、結果としてプランジャ12の摺動性を維持できる。
【0058】
▲2▼インテイク9の天板部9gに設けた気液導入孔形成部9jを上方に突設し、この気液導入孔形成部9jの突設部まわりを液溜り9iとすることにより、液溜り9iを簡易且つ確実に形成できる。
【0059】
▲3▼インテイク9に設けた気液導入孔9hを細孔とし、この気液導入孔9hの細孔を液溜り9iとすることにより、液溜り9iを簡易且つ確実に形成できる。
【0060】
(E) インテイク9の嵌合構造(図7)
スプレイヤー本体7の挿嵌壁部7dに対するインテイク9の嵌合部9bを、その管部9cの逆止弁(17)配設部位より上位に立ち上げた立上げ嵌合部とした。
【0061】
そして、この立上げ嵌合部9bを、逆止弁(17)配設部位まわりで反プランジャポンプ6側の半円状のみとした。
【0062】
従って、スプレー容器1にあっては、この(E) の構成により、下記▲1▼、▲2▼の作用がある。
▲1▼スプレイヤー本体7に対するインテイク9の嵌合部9bを、インテイク9の逆止弁配設部位より上位に立上げた立上げ嵌合部9bとした。これにより、スプレイヤー本体7に対するインテイク9の嵌合力を増し、スプレイヤー本体7の手の当たりに起因する曲げモーメントや、プランジャポンプ6の蓄圧力が、スプレイヤー本体7とインテイク9との嵌合部9bを離脱させようとする作用を安定的に打ち消すことができる。従って、長期使用経過によっても、インテイク9及び容器本体2がスプレイヤー本体7から抜け落ちることを防止できる。
【0063】
▲2▼インテイク9の立上げ嵌合部9bを、逆止弁配設部位まわりで反プランジャポンプ側にのみ設けるものとした。従って、インテイク9の逆止弁配設部位まわりのプランジャポンプ6側に、プランジャポンプ6のシリンダ11、13を配置するためのスペースを形成できる。即ち、トリガースプレイヤー3の全体形状をコンパクトにしながら、上記▲1▼の作用を確保できる。
【0064】
(F) トリガー8の装着構造(図9〜図11)
トリガー8(図9(A))はトリガー装着部材80(図9(B)に回動自在に予組立可能とされる(図10、図11)。即ち、トリガー8の両側回動ピン8cをトリガー装着部材80の両側C字状係着部81に圧入することにて予組立する。これにより、トリガー8はトリガー装着部材80に回動自在に予組立された状態でスプレイヤー本体7に装着されるものとなる。
【0065】
従って、スプレー容器1にあっては、この(F) の構成により、以下の如くの作用がある。即ち、トリガー8はトリガー装着部材80に回動自在に予組立された状態で、スプレイヤー本体7に装着されるものであり、スプレイヤー本体7に対するトリガー8の組立性を向上できる。
【0066】
本発明に係るスプレー容器において噴出可能な液状物は、従来からこの種のトリガー式のスプレー容器にて噴出可能な 1cp〜20cp程度の粘度を有する衣料用仕上げ剤、衣料用糊剤等の液状物はもちろん、従来のスプレー容器では均一に噴出ができなかった21cp〜 100cp程度の粘度を有する衣料用仕上げ剤、衣料用糊剤等の液状物も滴り落ちを抑えて均一に噴出させることができる。
【0067】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、プランジャ12の先端部をノズル部13c側に付勢するバネ15を、大径シリンダ13内を摺動するプランジャ12の大径シール部121bの後端部と小径シリンダ11の先端部との間に介装させ、バネ15を液状物と非接触状態とし、バネ15の腐食を防いで液性にかかわらず液状物を噴出できるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、蓄圧式のスプレー容器において、容器本体内の負圧化防止のために取り入れる外気によるシリンダ内液状物の乾燥固化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はスプレー容器を示す断面図である。
【図2】図2はトリガースプレイヤーの液吸引過程を示す断面図である。
【図3】図3はトリガースプレイヤーの液噴出過程を示す断面図である。
【図4】図4はトリガースプレイヤーの液噴出停止過程を示す断面図である。
【図5】図5はプランジャの外気シール部を示す模式図である。
【図6】図6は小径シリンダの外気導入用リブと残圧導入用リブを示す模式図である。
【図7】図7はインテイクを示す模式図である。
【図8】図8はインテイクの他の例を示す模式図である。
【図9】図9はトリガーとトリガー装着部材を示す模式図である。
【図10】図10はトリガーの予組立状態を示す側面図である。
【図11】図11はトリガーの予組立状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 スプレー容器
2 容器本体
3 トリガースプレイヤー
4 水平管路
5 垂直管路
6 プランジャポンプ
7 スプレイヤー本体
8 トリガー
9 インテイク
9h 気液導入孔(気液導入路)
9i 液溜り
9j 気液導入孔形成部
10 チューブ
11 小径シリンダ
11c 気液導入孔
12 プランジャ
120d、内方外気シール部
120e 残圧シール部
121d 外方外気シール部
13 大径シリンダ
13c ノズル部
14 気液導入路

Claims (3)

  1. 液状物を充填する容器本体の口部に、トリガースプレイヤーが装着され、
    該トリガースプレイヤーは、互いに連通する水平管路及び垂直管路が設けられれるとともに該水平管路にプランジャポンプが配設されたスプレイヤー本体と、該スプレイヤー本体に回動自在に装着されたトリガーと、上記垂直管路に装着されたインテイクと、該インテイクに装着されたチューブとを備えており、上記スプレイヤー本体並びに上記インテイクに、上記トリガーを引いたときに、外気及び上記小径シリンダ内の残圧を上記容器本体内に導く気液導入路を備え、
    上記プランジャポンプは、上記水平管路内に配設された小径シリンダと、該小径シリンダに連通しその前方部において往復動自在に配設された大径シリンダと、該小径シリンダ及び大径シリンダ内においてバネを介して往復摺動自在に配設されたプランジャとを備え、
    上記大径シリンダは、トリガーの回動操作で往復移動するとともに、上記プランジャの先端部で通液が遮断されるノズル部を設けてなり、
    上記トリガーの回動操作による上記プランジャポンプの蓄圧力により上記プランジャを上記大径シリンダに対して相対移動させることにて上記ノズル部を開き、液状物を噴出せしめるスプレー容器において、
    上記インテイクの上記気液導入路まわりに、上記小径シリンダ内から残圧とともに洩出した液状物の液溜りを設けてなることを特徴とするスプレー容器。
  2. 前記インテイクの天板部に設けた気液導入孔形成部を上方に突設し、この気液導入孔形成部の上記突設部まわりを前記液溜りとしてなる請求項1記載のスプレー容器。
  3. 前記インテイクに設けた気液導入孔を細孔とし、この気液導入孔の細孔を前記液溜りとしてなる請求項1記載のスプレー容器。
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