JPH0725243Y2 - 鋼管内面自動塗装機の塗料タンク - Google Patents
鋼管内面自動塗装機の塗料タンクInfo
- Publication number
- JPH0725243Y2 JPH0725243Y2 JP1989026120U JP2612089U JPH0725243Y2 JP H0725243 Y2 JPH0725243 Y2 JP H0725243Y2 JP 1989026120 U JP1989026120 U JP 1989026120U JP 2612089 U JP2612089 U JP 2612089U JP H0725243 Y2 JPH0725243 Y2 JP H0725243Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- storage chamber
- tank
- adapter
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼管内面自動塗装機の塗料タンクに関し、さ
らに詳しくは、鋼管付設工事やパイプライン工事の際、
鋼管等の埋設後にその内面より塗装を行う自動塗装機の
塗料タンクに関する。
らに詳しくは、鋼管付設工事やパイプライン工事の際、
鋼管等の埋設後にその内面より塗装を行う自動塗装機の
塗料タンクに関する。
従来技術を第3図により説明する。第3図は自動塗装機
の塗料タンク1と噴射装置8の一部断面を示した説明図
である。
の塗料タンク1と噴射装置8の一部断面を示した説明図
である。
塗料タンク1は中空円筒形シリンダからなり、その内部
に筒軸方向に移動自在なピストン6を内蔵し、このピス
トン6を隔壁として空気室2と塗料貯槽室3に分れてい
る。また、噴射装置8は、注入タンク9、塗料の逆止弁
13、塗料たまり14、プランジャー12、プランジャー12の
一端に連結したピストン11、塗料噴射ノズル15等から構
成されている。なお、塗料タンク1の塗料は塗料配管21
を介して噴射装置8へ供給されている。
に筒軸方向に移動自在なピストン6を内蔵し、このピス
トン6を隔壁として空気室2と塗料貯槽室3に分れてい
る。また、噴射装置8は、注入タンク9、塗料の逆止弁
13、塗料たまり14、プランジャー12、プランジャー12の
一端に連結したピストン11、塗料噴射ノズル15等から構
成されている。なお、塗料タンク1の塗料は塗料配管21
を介して噴射装置8へ供給されている。
次に、塗料タンク1及び噴射装置8の操作を説明する。
バルブ10は閉じたままエアシリンダ4を作動させて
接手5を右方向に移動させると、ピストン6の作用によ
り塗料貯槽室3は負圧となる。
接手5を右方向に移動させると、ピストン6の作用によ
り塗料貯槽室3は負圧となる。
バルブ10を開とすると注入タンク9の塗料は塗料貯
槽室3に吸入される。
槽室3に吸入される。
バルブ10を閉じ、エア注入口7から加圧空気を注入
して空気室2を加圧すると、ピストン6は左方向に移動
し、塗料貯槽室3の塗料は塗料配管21、逆止弁13を介し
て塗料たまり14へ注入される(この時、ノズル15は塗料
を噴出しないように調圧されている)。
して空気室2を加圧すると、ピストン6は左方向に移動
し、塗料貯槽室3の塗料は塗料配管21、逆止弁13を介し
て塗料たまり14へ注入される(この時、ノズル15は塗料
を噴出しないように調圧されている)。
エア注入口16から加圧空気を注入することにより、
ピストン11を押圧すると塗料たまり14の塗料は、ピスト
ン11の面積とプランジャー12の断面積との比だけ増倍さ
れた圧力を受け、ノズル15から噴出される。この場合、
逆止弁13があるので、塗料は塗料貯槽室3に逆流するこ
とはない。
ピストン11を押圧すると塗料たまり14の塗料は、ピスト
ン11の面積とプランジャー12の断面積との比だけ増倍さ
れた圧力を受け、ノズル15から噴出される。この場合、
逆止弁13があるので、塗料は塗料貯槽室3に逆流するこ
とはない。
塗料がなくなると、の工程に戻る。
従来の塗装作業は、上述の工程を繰り返して実施してい
た。
た。
本出願人は、さらに特開昭60-156579号公報で自動塗装
機を提案した。しかしこの装置は、塗料を塗料貯槽室3
に注入する際、時間を要するという問題があったため、
前述の装置のように塗料貯槽室3を負圧として、塗料の
短時間注入を図ったものである。
機を提案した。しかしこの装置は、塗料を塗料貯槽室3
に注入する際、時間を要するという問題があったため、
前述の装置のように塗料貯槽室3を負圧として、塗料の
短時間注入を図ったものである。
しかし、上述の従来技術では次のような問題があった。
塗料貯槽室への塗料の注入に負圧を用いたが、多少
の空気の混入は免れないため高い負圧が得られず、その
ため、流入時間が掛り作業能率が阻害していた。また、
塗料が塗料貯槽室に残留し無駄となり易い。
の空気の混入は免れないため高い負圧が得られず、その
ため、流入時間が掛り作業能率が阻害していた。また、
塗料が塗料貯槽室に残留し無駄となり易い。
装置内の空気抜きは、ノズル15を取外して行なって
いるが、装置本体が水平に設置されているために、装置
内の完全な空気抜きは不能であり、塗料に空気がかみ込
むため、塗膜に気泡が入り塗装品質が悪化する。
いるが、装置本体が水平に設置されているために、装置
内の完全な空気抜きは不能であり、塗料に空気がかみ込
むため、塗膜に気泡が入り塗装品質が悪化する。
塗装終了後は、塗料貯槽室をシンナー等で繰返し洗
浄するが、塗料貯槽室や空気室は密閉されているため
に、手間が掛る上、残留塗料のためにピストンの動作が
不良となり易い。
浄するが、塗料貯槽室や空気室は密閉されているため
に、手間が掛る上、残留塗料のためにピストンの動作が
不良となり易い。
塗装作業実施中に塗料貯槽室に塗料の補給ができな
いので、作業時間が長くなる。
いので、作業時間が長くなる。
本考案はこれらの問題点を解決するための、鋼管内面自
動塗装機の塗料タンクを提供することを課題とする。
動塗装機の塗料タンクを提供することを課題とする。
本考案は上述の問題点を解決するもので、空気圧により
移動する自由ピストンを隔壁とし、一方を空気室、他方
を塗料貯槽室とした中空円筒形塗料タンクと、塗料タン
クから圧送された一定量の塗料を一時貯蔵すると共に塗
料を塗料圧送シリンダによりプランジャーを介して噴射
ノズルから噴出する噴射装置とを備えた鋼管内面自動塗
装機の塗料タンクに適用され、次の技術手段を採った。
すなわち、 塗料タンクと前記噴射装置の間にアダプタを設け、この
アダプタは前記塗料タンクと一体化すると共に前記噴射
装置には着脱自在に取け、更に前記アダプタには前記塗
料貯槽室と噴射装置の塗料配管とに通じる管路を備え、
かつ前記塗料貯槽室のアダプタ側に空気抜きを備えた。
移動する自由ピストンを隔壁とし、一方を空気室、他方
を塗料貯槽室とした中空円筒形塗料タンクと、塗料タン
クから圧送された一定量の塗料を一時貯蔵すると共に塗
料を塗料圧送シリンダによりプランジャーを介して噴射
ノズルから噴出する噴射装置とを備えた鋼管内面自動塗
装機の塗料タンクに適用され、次の技術手段を採った。
すなわち、 塗料タンクと前記噴射装置の間にアダプタを設け、この
アダプタは前記塗料タンクと一体化すると共に前記噴射
装置には着脱自在に取け、更に前記アダプタには前記塗
料貯槽室と噴射装置の塗料配管とに通じる管路を備え、
かつ前記塗料貯槽室のアダプタ側に空気抜きを備えた。
本考案は、上述のように構成したので、 塗料貯槽室が容易に噴射装置から分離でき、塗装作
業中でも塗料を直接塗料貯槽室に注入補給できる。ま
た、塗料貯槽室などの清掃作業が簡単となり、塗料貯槽
室に塗料が残留しないのでピストンの動作が良好とな
る。
業中でも塗料を直接塗料貯槽室に注入補給できる。ま
た、塗料貯槽室などの清掃作業が簡単となり、塗料貯槽
室に塗料が残留しないのでピストンの動作が良好とな
る。
塗料貯槽室に空気抜きを備えたので、空気抜き作業
が簡単となると共に、塗料に空気のかみ込みがなくなり
塗装品質を改善することができる。
が簡単となると共に、塗料に空気のかみ込みがなくなり
塗装品質を改善することができる。
本考案の一実施例を第1図に示す。第3図に示す従来例
と異るのは、 塗料タンク1aと噴射装置8との間にアダプタ17を設
け、塗料タンク1aとアダプタ17、噴射装置8とアダプタ
17それぞれを着脱自在に構成した。
と異るのは、 塗料タンク1aと噴射装置8との間にアダプタ17を設
け、塗料タンク1aとアダプタ17、噴射装置8とアダプタ
17それぞれを着脱自在に構成した。
アダプタ17に塗料貯槽室3の空気抜き18と、塗料配
管21の接手20を備えた。部分である。
管21の接手20を備えた。部分である。
本考案装置の作業手順を第1図により説明する。
アダプタ17の止金具19を外して、燃料タンク1aを噴
射装置8から分離す。次いで燃料タンク1aからアダプタ
17を取外し、燃料タンク1aを上側にしてピストン6のシ
ャフトが垂直となるように設置する。
射装置8から分離す。次いで燃料タンク1aからアダプタ
17を取外し、燃料タンク1aを上側にしてピストン6のシ
ャフトが垂直となるように設置する。
塗料貯槽室3に塗料を注入し(塗料注入タンクは図
示していない)、注入完了後アダプタ17を装着する。
示していない)、注入完了後アダプタ17を装着する。
ピストン6を作動させ、空気抜き18を介して塗料貯
槽室3の空気を抜く。
槽室3の空気を抜く。
燃料タンク1aと噴射装置8とを接手20部分で結合さ
せ、止金具19で固定する。
せ、止金具19で固定する。
エア注入口7から加圧空気を注入して燃料タンク1a
のピストン6を左方向に押圧すると、塗料貯槽室3の塗
料は逆止弁13を介して塗料たまり14へ注入される(この
時、前述したようにノズル15は塗料を噴出しないように
調圧されている)。
のピストン6を左方向に押圧すると、塗料貯槽室3の塗
料は逆止弁13を介して塗料たまり14へ注入される(この
時、前述したようにノズル15は塗料を噴出しないように
調圧されている)。
エア注入口16から加圧空気を注入すると、従来技術
と同様に、塗料たまり14の塗料は、ピストン11の面積と
プランジャー12の断面積との比だけ増倍された圧力を受
け、ノズル15から噴出される。この場合、逆止弁13があ
るので、塗料は塗料貯槽室3に逆流することはない。
と同様に、塗料たまり14の塗料は、ピストン11の面積と
プランジャー12の断面積との比だけ増倍された圧力を受
け、ノズル15から噴出される。この場合、逆止弁13があ
るので、塗料は塗料貯槽室3に逆流することはない。
第2図は、止金具19の一例を示したものであるが、これ
に限るものではなく、カメラにレンズを装着する時のよ
うにネジ込み式、或はバイオネット式等に構成してもよ
い。
に限るものではなく、カメラにレンズを装着する時のよ
うにネジ込み式、或はバイオネット式等に構成してもよ
い。
なお、本実施例では、燃料タンク1aとアダプタ17との結
合部はネジ込み式を使用した。
合部はネジ込み式を使用した。
また、接手20は、スイベルジョイントを使用している
が、要は塗料が漏れない構造であればよい。
が、要は塗料が漏れない構造であればよい。
本考案は次のような極めて優れた効果を奏する。
ア 塗料の塗料貯槽室への注入が容易となり、塗装作業
中でも補給を可能とすると共に、清掃作業も簡単とな
り、塗料の無駄の防止並びに作業効率の改善を図ること
ができる。
中でも補給を可能とすると共に、清掃作業も簡単とな
り、塗料の無駄の防止並びに作業効率の改善を図ること
ができる。
イ 空気抜きを完全に実施することが可能となるので、
塗装品質の向上を図ることができる。
塗装品質の向上を図ることができる。
第1図は本考案の一実施例の一部断面を示す説明図、第
2図はアダプタに設けた止金具の説明図、第3図は従来
例の一部断面を示す説明図である。 1、1a……塗料タンク、2……空気室 3……塗料貯槽室、4……エアシリンダ 5……接手、6……ピストン 7……エア注入口、8……噴射装置 9……注入タンク、10……バルブ 11……ピストン、12……プランジャー 13……逆止弁、14……塗料たまり 15……ノズル、16……エア注入口 17……アダプタ、18……空気抜き 19……止金具、20……接手 21……塗料配管
2図はアダプタに設けた止金具の説明図、第3図は従来
例の一部断面を示す説明図である。 1、1a……塗料タンク、2……空気室 3……塗料貯槽室、4……エアシリンダ 5……接手、6……ピストン 7……エア注入口、8……噴射装置 9……注入タンク、10……バルブ 11……ピストン、12……プランジャー 13……逆止弁、14……塗料たまり 15……ノズル、16……エア注入口 17……アダプタ、18……空気抜き 19……止金具、20……接手 21……塗料配管
Claims (1)
- 【請求項1】空気圧により移動する自由ピストン(6)
を隔壁とし一方を空気室(2)、他方を塗料貯槽室
(3)とした中空円筒形塗料タンク(1a)と、該塗料タ
ンク(1a)から圧送された一定量の塗料を一時貯蔵する
と共に該塗料を塗料圧送シリンダによりプランジャー
(12)を介して噴射ノズル(15)から噴出する噴射装置
(8)とを備えた鋼管内面自動塗装機の塗料タンク(1
a)において、 前記塗料タンク(1a)と前記噴射装置(8)との間にア
ダプタ(17)を設け、該アダプタ(17)は前記塗料タン
ク(1a)と一体化すると共に前記噴射装置(8)には着
脱自在に取付け、更に前記アダプタ(17)には前記塗料
貯槽室(3)と噴射装置(8)の塗料配管とに通じる管
路(21)を備え、かつ前記塗料貯槽室(3)のアダプタ
側に空気抜き(18)を備えたことを特徴とする鋼管内面
自動塗装機の塗料タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989026120U JPH0725243Y2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 鋼管内面自動塗装機の塗料タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989026120U JPH0725243Y2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 鋼管内面自動塗装機の塗料タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117060U JPH02117060U (ja) | 1990-09-19 |
JPH0725243Y2 true JPH0725243Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31247462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989026120U Expired - Lifetime JPH0725243Y2 (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | 鋼管内面自動塗装機の塗料タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725243Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60156579A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-16 | Kawasaki Steel Corp | 鋼管内面塗装機 |
JPH0410935Y2 (ja) * | 1986-07-04 | 1992-03-18 |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP1989026120U patent/JPH0725243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02117060U (ja) | 1990-09-19 |
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