JPH03183031A - 光ディスクの記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、案内溝を有する光ディスクにピックアップ
から一つのレーザビームを照射してディジタル情報を記
録再生すると共に、フォーカシングおよびトラッキング
サーボ制御を行なう光ディスクの記録再生装置に関する
。

〈従来の技術〉 従来、この種の光ディスクの記録再生装置としては、記
録時においては、記録信号に応じて、ピックアップから
強いパワーのレーザ光と弱いパワーのレーザ光を案内溝
を有する光ディスクに照射して、上記光ディスク上に反
射率の低い部分と反射率の高い部分を形成して、ディジ
タルデータを記録すると共に、上記レーザ光の光ディス
クの反射率の低い部分と高い部分との両方からの反射光
をピックアップで検出して、この反射光を表わす信号に
基づいて、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号
を生成して、フォーカシングおよびトラッキングサーボ
制御を行なう一方、再生時においては、上記ピックアッ
プから弱いパワーのレーザ光を光ディスクに照射して、
このレーザ光の光ディスクの反射率の低い部分と高い部
分とからの反射光を上記ピックアップで検出して、この
反射光を表わす信号に基づいて、ディジタルデータを再
生すると共に、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差
信号を生成して、フォーカシングおよびトラッキングサ
ーボ制御を行なうようにしたもの力（ある。

また、今一つの光ディスクの記録再生装置としては、記
録時には、強いパワーのレーザ光を照射した光ディスク
の反射率の低い部分のみからの反射光を表わす信号に基
づいて、フォーカスおよびトラッキング誤差信号を生成
して、記録時におけるレーザ光のパワーの切換えによる
過渡現象の影響を排除する一方、再生時においては、光
ディスクの反射率の低い部分と高い部分との両方からの
反射光を表わす信号に基づいて、フォーカスおよびトラ
ッキング誤差信号を生成するようにしたものがある。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、前者の光ディスクの記録再生装置では、記録
時において、弱いパワーのレーザ光を照射した反射率の
高い部分から、強いパワーのレーザ光を照射する反射率
の低い部分に移る過渡時に生じる尖鋭な反射光の増大（
第２図（Ｃ）中にＳで示す。）や記録信号に応じて変化
する反射光の変化のために、フォーカシングおよびトラ
ッキングサーボ制御系の安定性が損なわれるという問題
がある。また、記録時に反射率の低い部分を形成するた
めに照射するレーザ光のパワーと、再生時に照射するレ
ーザ光のパワーには、一般に１０倍以上の開きが有るた
め、記録時と再生時でサーボ系のゲインを切り換えなけ
ればならないという問題がある。

また、後者の光ディスクの記録再生装置は、記録時にお
ける記録信号の過渡時の影響をなくすることはできるが
、記録時と再生時とではレーザ光のパワーが大きく異な
るため、記録時と再生時でサーボゲインを切換えねばな
らないという問題がある。また、再生時には、記録信号
を表わす反射率の低い部分と高い部分との反射光の変化
によって、サーボ制御系の安定性が損なわれるという問
題がある。

そこで、この発明は、−様なレベルの反射光を用いるこ
とによって、光ディスクの反射率を低い部分と高い部分
とによって生じる反射光の過渡現象や変化の影響を受け
ないようにしてフォーカシングおよびトラッキングのた
めのサーボ制御系を安定させることができ、しかも、記
録時と再生時とで、サーボゲインを切換える必要がない
光ディスクの記録再生装置を提供することにある。

く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明は、記録時において
は、弱いパワーのレーザ光を照射した高い反射率を有す
る部分からの反射光を表わす信号のみを用い、再生時に
おいては、高い反射率を有する部分からの反射光を表わ
す信号のみを用いて、記録信号の影響を受けることなく
、また、記録時。

再生時とも基本的には−様なレベルの反射光によってフ
ォーカシングおよびトラッキングのサーボ制御を行なう
ことを特徴としている。より詳しくは、この発明は、記
録時においては、記録信号に応じて、ピックアップから
強いパワーのレーザ光と弱いパワーのレーザ光を案内溝
を有する光ディスクに照射して、上記光ディスクの案内
溝上に反射率の低い部分と反射率の高い部分を形成して
、ディジタルデータを記録すると共に、上記レーザ光の
光ディスクからの反射光をピックアップで検出して、こ
の反射光を表わす信号に基づいて、フォーカス誤差信号
とトラッキング誤差信号を生成して、フォーカシングお
よびトラッキングサーボ制御を行なう一方、再生時にお
いては、上記ピックアップから弱いパワーのレーザ光を
光ディスクに照射して、このレーザ光の光ディスクから
の反射光を上記ピックアップで検出して、この反射光を
表わす信号に基づいて、ディジタルデータを再生すると
共に、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を生
成して、フォーカシングおよびトラッキングサーボ制御
を行なう光ディスク記録再生装置において、サンプルホ
ールド回路と、記録時において、弱いパワーのレーザ光
を照射した上記反射率の高い部分からの反射光を表わす
信号のみを上記サンプルホールド回路にホールドさせる
一方、再生時において、上記反射率の高い部分からの反
射光を表わす信号のみを上記サンプルホールド回路にホ
ールドさせる制御手段を備えて、上記サンプルホールド
回路の出力に基づいて、フォーカス誤差信号とトラッキ
ング誤差信号を生成するようにしたことを特徴としてい
る。

また、上記制御手段は、再生時においては、再生された
上記ディジタルデータを選択して出力する一方、記録時
においては、上記記録信号を選択して出力するスイッチ
と、上記スイッチから受けた信号を所定時間遅延させて
上記サンプルホールド回路に出力して、上記サンプルホ
ールド回路のホールドするタイミングを定める遅延回路
とからなるのが望ましい。

〈作用〉 記録時には、光ディスクにピックアップから記録信号に
応じて強いパワーのレーザ光と弱いパワーのレーザ光と
が照射されて、光ディスクに反射率の低い部分と反射率
の高い部分とが形成され、ディジタルデータが記録され
る。それと同時に、上記ピックアップは光ディスクの反
射率の低い部、分および高い部分からの反射光を表わす
信号を出力する。この反射光を表わす信号のうち、弱い
パワーのレーザ光を照射した反射率の高い部分からの反
射光を表わす信号のみをホールドするように、サンプル
ホールド回路が制御手段によって制御される。このサン
プルホールド回路から出力される弱いパワーのレーザ光
の高い反射率を有する部分からの反射光を表わす信号に
基づいて、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号
が生成され、フォーカシングおよびトラッキングのサー
ボ制御が行なわれる。このように、記録時には、弱いパ
ワーのレーザ光の反射光のみを用いて、サーボ系の制御
を行なうので、記録信号に応じてレーザ光のパワーを切
り換えることに起因する光ディスクからみ反射光の過渡
現象や反射光のパワー変化の影響を排除して、サーボ制
御系を安定にできる。

再生時には、ピックアップは光ディスクに弱いパワーの
レーザ光を照射して、光ディスクからの反射光を検出し
て、この反射光を表わす信号を出力する。サンプルホー
ルド回路は、制御手段によって、上記反射光を表わす信
号のうち、反射率の高い部分からの反射光を表わす信号
のみをホールドさせられる。このサンプルホールド回路
がホールドした反射率の高い部分からの弱いパワーのレ
ーザ光に基づいて、フォーカス誤差信号とトラッキング
誤差信号が生成され、フォーカシングおよびトラッキン
グのサーボ制御が行なわれる。このように、再生時には
、反射光のうち、反射率の高い部分からの反射光のみを
用いて、サーボ系の制御を行なうので、制御系の安定性
が向上する。しかも、記録時にも再生時にも、反射率の
高い部分からの弱いパワーのレーザ光の反射光を用いて
、フォーカシングおよびトラッキングサーボ制御を行な
うので、記録時と再生時の条件が同とになり、記録時と
再生時とで、サーボ系のゲインを切り換える必要がなく
なる。

また、上記制御手段をスイッチと遅延回路により構成し
た場合は、記録時には、記録信号がスイッチを介して遅
延回路に入力され、所定時間遅延した記録信号に基づい
て、サンプルホールド回路は、ピックアップか検出した
反射光を表わす信号のうち、弱いパワーのレーザ光が照
射された反射率の高い部分からの反射光を表わす信号と
ホールドする。再生時には、ピックアップを経て再生さ
れたディジタル信号がスイッチを経て遅延回路に入力さ
れ、遅延回路から所定時間遅延したディジタル信号がサ
ンプルホールド回路に入力されて、反射率の高い部分か
らの反射光を表わす信号がホールドされる。

〈実施例〉 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説明する。

第１図は、この発明の一実施例のブロック図であり、記
録時には、記録再生切換信号Ｍが“Ｈ”になり、レーザ
パワーコントロール回路１は記録モードの制御を行ない
、記録信号Ａ（第２図（Ａ）に示す。）に応じて、ピッ
クアップ２から出射するレーザ光のパワーを制御する。

すなわち、上記レーザパワーコントロール回路ｌは、記
録信号Ａが“Ｈ”のときは、記録可能な強いパワーＲＩ
ＩＩＷのレーザ光３を出射させ、記録信号Ａが“Ｌ”の
ときは、記録不可能な弱いパワーＰｍＷのレーザ光３を
出射するように、ピックアップ２を制御する。この記録
信号Ａの“Ｈ″または“Ｌ”に応じた強いパワーＲｍＷ
または弱いパワーＰｍＷのレーザ光３によって、回転す
る光ディスク４の第２図（Ｄ）に示す溝Ｇ上に信号が記
録される。強いパワーＲｍＷのレーザ光３が照射された
部分Ｐは反射率が低くなり、弱いパワーＰｍＷのレーザ
光３が照射された部分ｑは反射率が高くなる。光ディス
ク４から戻ってくる反射光６は、ピックアップ２に取り
付けである４分割の光検出器７で検出されて電流に変換
されて、ヘッドアンプＩＯに入力される。このヘッドア
ンプ１０では電流−電圧変換を行なって、第２図（Ｃ）
に示すような電圧信号Ｃをサンプルボールド回路１１に
出力する。

一方、スイッチ１２は、記録再生切換信号Ｍが“Ｈ”レ
ベルのときにはＨ側に接続され、記録信号Ａが遅延回路
１３に入力される。このスイッチ１２と遅延回路Ｉ３で
制御手段を構成する。上記遅延回路１３は、第２図（Ｂ
）に示すように、記録信号Ａの最小パルス幅の半分Δｔ
だけ、記録信号Ａを遅延させた遅延信号Ｂをサンプルホ
ールド回路１１に出力する。このサンプルホールド回路
１１は、遅延信号Ｂの立ち下がり時の電圧信号Ｃの値を
次の遅延信号Ｂの立ち下がり時までホールドする。すな
わち、このサンプルホールド回路ＩＩは、弱いパワーＰ
ｍＷのレーザ光６を照射した反射率の高い部分ｑからの
反射光６を表わす電圧信号Ｃをホールドする。このサン
プルホールド回路１１にホールドされた信号は、フォー
カシングおよびトラッキングに必要な帯域よりも十分高
い遮断周波数を有するローパスフィルタ１５を通して、
フォーカス誤差生成回路１６およびトラッキング誤差生
成回路１７に入力されて、フォーカス誤差およびトラッ
キング誤差が生成される。フォーカス駆動回路１８は、
フォーカス誤差生成回路Ｉ６からフォーカス誤差を表わ
す信号を受けて、ピックアップ２のフォーカス用のアク
チュエータ（図示せず。）を制御する信号を出力する。

また、トラッキング駆動回路１９は、トラッキング誤差
生成回路１７からトラッキング誤差を表わす信号を受け
て、ピックアップ２のトラッキング用のアクチュエータ
（図示せず。）を制御する信号を出力する。

このように、記録時に、レーザ光３のパワーを記録信号
Ａに応じて切り換えてもフォーカシングおよびトラッキ
ングサーボ用に用いる光ディスク４からの反射光は、弱
いパワーで照射された反射率の高い部分からの反射光の
みであるので、レーザ光のパワーの切り換えに起因する
過渡現象（第２図（Ｃ）中のＳ）や反射光のパワーの変
化の影響を受けず、フォーカスおよびトラッキングサー
ボ制御系を安定にできる。

一方、再生時には、記録再生切換信号Ｍは“Ｌ”になり
、この信号Ｍを受けて、レーザパワーコントロール回路
ｌは再生モードになり、ピックアップ２から出射される
レーザ光３を弱いパワーＰｍＷになるように制御する。

また、スイッチ！２は“Ｌ”レベルの記録再生切換信号
Ｍを受けて、Ｌ側に接続される。ピックアップ２の光検
出器７は、光ディスク４から反射光６を受けて、その反
射光６を表わす電流をヘッドアンプｌＯに出力する。

このヘッドアンプ１０から出力される電圧は、レーザ光
３が反射率の低い部分ｐまたは高い部分ｑを照射するに
従って、第２図（Ｅ）に示すように変化する。再生信号
生成回路２１は、この第２図（Ｅ）に示す信号から第２
図（Ａ）に示す記録信号を再生する。この再生された信
号Ａは、Ｌ側に接続されているスイッチ１２を介して、
遅延回路１３に入力され、記録時と全く同様に、遅延し
た第２図（Ｂ）に示す信号Ｂが生成され、この信号Ｂの
立ち下がりで、サンプルホールド回路１【はヘッドアン
プ１０からの出力Ｅを信号Ｂの次の立ち下がりまで保持
する。すなわち、サンプルホールド回路１１は記録時と
同一である弱いパワーＰｍＷのレーザ光２が照射された
反射率が高い部分ｑからのレーザ光をホールドする。こ
のホールドされた信号に基づく、フォーカシングおよび
トラッキングのサーボ制御は前述の記録時と全く同様で
あるので省略する。

このように、記録時、再生時とも、同じ弱いパワーＰｎ
＋Ｗのレーザ光が照射された、同じ反射率の高い部分か
らの反射光を表わす信号を用いてフォーカシングおよび
トラッキングサーボ制御を行なうので、記録時と再生時
とでサーボ系のゲインを切り換える必要がなくなる。

上記実施例では、サンプルホールド回路のホールドを行
なうタイミングを定める制御手段を、スイッチ１２と遅
延回路１３により構成したが、制御手段はこれに限らず
、記録信号または再生信号の立ち上がり、立ち下がりか
ら時間をカウンターでカウントして、ホールドのタイミ
ングを定めるようにしてもよい。

〈発明の効果〉 以上より明らかなように、この発明によれば、弱いパワ
ーのレーザ光を照射した反射率の高い部分からの反射光
のみを用いて、フォーカシングおよびトラッキングサー
ボ制御を行なうので、記録時におけるレーザ光のパワー
の切り換えに起因する過渡現象や反射光のパワーの変化
の影響を除去して、フォーカシングおよびトラッキング
サーボ制御を安定に行なうことができ、しかも、記録時
と再生時とで、サーボ系のゲインを切り換える必要もな
くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の光ディスクの記録再生装
置のブロック図、第２図は上記実施例の各部の波形およ
び案内溝を対応付けて示す図である。 ｌ・・・レーザパワーコントロール回路、２・・・ピッ
クアップ、４・・・光ディスク、ＩＯ・・・ヘッドアン
プ、 １１・・・サンプルホールド回路、１２・・・スイッチ
、１３・・・遅延回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録時においては、記録信号に応じて、ピックア
   ップから強いパワーのレーザ光と弱いパワーのレーザ光
   を案内溝を有する光ディスクに照射して、上記光ディス
   クの案内溝上に反射率の低い部分と反射率の高い部分を
   形成して、ディジタルデータを記録すると共に、上記レ
   ーザ光の光ディスクからの反射光をピックアップで検出
   して、この反射光を表わす信号に基づいて、フォーカス
   誤差信号とトラッキング誤差信号を生成して、フォーカ
   シングおよびトラッキングサーボ制御を行なう一方、再
   生時においては、上記ピックアップから弱いパワーのレ
   ーザ光を光ディスクに照射して、このレーザ光の光ディ
   スクからの反射光を上記ピックアップで検出して、この
   反射光を表わす信号に基づいて、ディジタルデータを再
   生すると共に、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差
   信号を生成して、フォーカシングおよびトラッキングサ
   ーボ制御を行なう光ディスク記録再生装置において、サ
   ンプルホールド回路と、 記録時において、弱いパワーのレーザ光を照射した上記
   反射率の高い部分からの反射光を表わす信号のみを上記
   サンプルホールド回路にホールドさせる一方、再生時に
   おいて、上記反射率の高い部分からの反射光を表わす信
   号のみを上記サンプルホールド回路にホールドさせる制
   御手段を備えて、上記サンプルホールド回路の出力に基
   づいて、フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を
   生成するようにしたことを特徴とする光ディスクの記録
   再生装置。
2. （２）上記制御手段は、再生時においては、再生された
   上記ディジタルデータを選択して出力する一方、記録時
   においては、上記記録信号を選択して出力するスイッチ
   と、上記スイッチから受けた信号を所定時間遷延させて
   上記サンプルホールド回路に出力して、上記サンプルホ
   ールド回路のホールドするタイミングを定める遅延回路
   とからなる請求項１に記載の光ディスクの記録再生装置
   。