JPH031818Y2 - - Google Patents

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JPH031818Y2
JPH031818Y2 JP2854484U JP2854484U JPH031818Y2 JP H031818 Y2 JPH031818 Y2 JP H031818Y2 JP 2854484 U JP2854484 U JP 2854484U JP 2854484 U JP2854484 U JP 2854484U JP H031818 Y2 JPH031818 Y2 JP H031818Y2
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JP
Japan
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transformer
coil
emat
electromagnetic ultrasonic
receiving device
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JP2854484U
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JPS60141553U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁超音波装置に係り、特に電磁超音
波探傷装置等に適用し得る電磁超音波装置に関す
る。
一般に電磁超音波装置(以下EMATと略す)
は、例えば第1図に示すように、磁石1とコイル
2により構成されている。コイル2に高周波電流
を流すとき、金属等が近傍にあればその表面に渦
電流Jを発生する。さらに磁石1により磁界Bが
発生しており、これと渦電流Jの相互作用により
ローレンツ力Fが発生し、この力Fにより超音波
が発生する。しかしながら従来のEMATは電気
−音響変換効率が低いため、コイル2に大電流を
流さなければならず、またコイル2で検出した信
号は極めて低いため大増幅する必要がある。さら
にまた送信と受信を1個のEMATでおこなう場
合には、例えば第2図に示すように送信用コイル
と受信用コイルは共有コイルLとなり、送信装置
10にも受信装置20にも接続されている。この
ため大電流ItをコイルLに流すと、コイルL両端
に高電圧が発生して受信装置20の増幅器を破壊
したり、または第3図に示すように増幅器を飽和
させ、これが回復するためにしばらく時間がかか
り、そのためコイルLに微小信号が誘起されて
も、受信装置20の増幅器にはその信号が出力さ
れないことがあり、さらに共有コイルLで検出し
た信号Irが送信装置10を通つて短絡し、その出
力レベルが低下する場合がある等の欠点があつ
た。
本考案は上記の事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、上記のような受信
装置の増幅器の破壊や飽和状態が生ずるのを防止
して、従来の欠点を解消し得るEMATを提供す
るにある。
本考案によるEMATは1個の電磁超音波トラ
ンスデユーサを用いて送受信を行なうEMATに
おいて、送信装置と電磁超音波トランスデユーサ
のコイルとの間に直列に接続された逆方向並列接
続のダイオードおよびトランスの1次側巻線と、
1端が前記トランスの1次側巻線に逆位相となる
ように接続され、他端が受信装置に接続された前
記トランスの2次側巻線とを具備してなることを
特徴とし、トランスやダイオードをEMATの中
に組込むことにより前記従来の欠点を解消し得る
ようにしたものである。
本考案の一実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
第4図は本考案の一実施例の構成を示す概略
図、第5図は第4図におけるダイオードの特性図
である。
第4図において、10は送信装置、20は受信
装置、LはEMATのコイル、Dは逆方向並列接
続のダイオード、T1,T2は各トランス、n11
n21は各1次側巻線、n12,n22は各2次側巻線であ
る。
第4図に示す一実施例は、従来の送信装置10
と受信装置20とEMATのコイルLの他に、例
えば大電流高速スイツチング用ダイオードを並列
に逆方向接続したダイオードDと巻数比n11:n12
のトランスT1と巻数比n21:n22のトランスT2
り構成されている。このときトランスT1の1次
側巻線n11の巻数はコイルLに比べ小さくし、そ
のインダクタンスがコイルLのインダクタンスの
n11/n12倍となるようにする。(但しn12>n11)。
またトランスT1の各巻線の巻く方向は1次側と
2次側は反対となるようにする。またトランス
T2の巻数比は、受信装置20の増幅器側からみ
たインピーダンスが増幅器のノイズフイギヤNF
を最小にするようにするか、又はトランスT2
増幅器の間にケーブルを用いるときには、そのケ
ーブルの特性インピーダンスと等しくなるように
する。
上記本考案の一実施例の作用について説明す
る。
第4図において送信時、送信装置10を作動さ
せるとコイルLに大電流Itが流れる。この電流It
によりEMATのコイルLにはVlの電圧が発生す
る。他方トランスT1の1次側巻線n11には電圧
(Vl×n11/n12)が発生し、2次側巻線n12には−
Vlの電圧が発生する。この両電圧は相殺し、ト
ランスT2の1次側の電圧は理想状態では0Vとな
り、受信装置20の増幅器に過大な電圧が入力さ
れることはなく、従つて増幅器の破壊や飽和状態
は生じない。
また、コイルLによつて検出された超音波の微
小信号は、トランスT1の2次側を通つてトラン
スT2に入力され、トランスT2でn22/n21倍とな
つて受信装置20の増幅器に入る。このときトラ
ンスT1の1次側に電圧が誘起されるとともに、
コイルLに電圧が発生して、送信装置10に向つ
て電流Irが流れようとするが、その電圧レベルが
低いため、例えば第5図に示すダイオードDの特
性から明らかなように電流Irはほとんど流れない
ため、受信信号レベルが低下することはない。
以上により本考案によれば、EMATの中にト
ランスやダイオードを組込むことにより、受信装
置の増幅器の破壊や飽和状態の発生を防止するこ
とができるとともに、1個のEMATで送受信を
行なうときの受信信号の低下を防止でき、これに
より前記従来の諸欠点を悉く解消できる等の優れ
た効果が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はEMATの構成を示す図、第2図は従
来のEMATの構成を示す概略図、第3図は第2
図における増幅器の飽和現象を説明するための
図、第4図は本考案の一実施例の構成を示す概略
図、第5図は第4図におけるダイオードの特性図
である。 10……送信装置、20……受信装置、L……
EMATのコイル、D……逆方向並列接続のダイ
オード、T1,T2……トランス、n11,n21……1
次側巻線、n12,n22……2次側巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個の電磁超音波トランスデユーサを用いて送
    受信を行なう電磁超音波装置において、送信装置
    と電磁超音波トランスデユーサの送受信共有コイ
    ルとの間に直列に接続された逆方向並列接続のダ
    イオードおよびトランスの1次側巻線と、1端が
    前記トランスの1次側巻線に逆位相となるように
    接続され、他端が受信装置に接続された前記トラ
    ンスの2次側巻線とを具備してなることを特徴と
    する電磁超音波装置。
JP2854484U 1984-02-29 1984-02-29 電磁超音波装置 Granted JPS60141553U (ja)

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JP2854484U JPS60141553U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 電磁超音波装置

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JP2854484U JPS60141553U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 電磁超音波装置

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Publication Number Publication Date
JPS60141553U JPS60141553U (ja) 1985-09-19
JPH031818Y2 true JPH031818Y2 (ja) 1991-01-18

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