JP3005736B2 - 送受信装置 - Google Patents

送受信装置

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JP3005736B2
JP3005736B2 JP6056419A JP5641994A JP3005736B2 JP 3005736 B2 JP3005736 B2 JP 3005736B2 JP 6056419 A JP6056419 A JP 6056419A JP 5641994 A JP5641994 A JP 5641994A JP 3005736 B2 JP3005736 B2 JP 3005736B2
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transformer
transmission
signal
transmitting
reception
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勉 藤井
庸満 富田
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日本電気エンジニアリング株式会社
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送受信装置に関し、特に
水中に音波を放射しかつ水中からの音波を受波する送受
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソーナ(SONAR,soun
d navigation andranging)に
は、圧電型の振動子を含む送波器及び受波器が用いられ
ている。そして、送波器を用いて水中に対して音波を放
射し、また受波器を用いて水中の音波を受波していた。
これにより、海底測深や魚群探知を行っている。
【0003】従来、アクティブソーナ装置では、水中に
音波を放射する送波器と水中の音を受波する受波器とが
兼用される場合が多く、送受波器として使用されてい
る。この送受波器では、送信時の信号と受信時の信号と
を切換える制御が必要である。
【0004】この切換制御について図3を参照して説明
する。図3において、送波は場合は、送信信号の20を
入力とする送信器2の出力を整合用トランス3の一次側
に入力する。そして、整合用トランス3の二次側インダ
クタンス成分と送受波器4の容量成分41とを共振さ
せ、電力損失を少なくして送受波器4へ伝送することに
より効率良い送波が行われる。なお、送信時には、整合
用トランス3の二次側に大きな電圧が表われるが、信号
線に並列接続されている保護ダイオード1が送信信号に
より導通し、受信器5が保護される。
【0005】また、受波時の受信信号は送受波器4に直
列に接続されている整合用トランス3の二次側を通過す
る。このため、高周波の受信信号は整合用トランス3の
二次側からみたインダクタンスとダイオード1のPN接
合による浮遊容量とによって減衰されて受信器5に入力
されることになる。なお、50は受信信号である。
【0006】すなわち、図3に示されているようにダイ
オード1は、2つのダイオードが互いに逆向きに、かつ
信号線に並列接続されているため、PN接合による浮遊
容量は2倍となる。したがって、このダイオード1とト
ランス3の二次側からみたインダクタンスとによって、
受信信号は減衰されることになる。
【0007】ここで、送受波器4による受信電圧をei
、受信器5の入力インピーダンスをZi 、受信器5の
入力電圧をV0 、トランス3の二次側からみたインダク
タンスをLとすると、 V0 =ei ×Zi /(Z+Zi ) …(1) である。ただし、インピーダンスZ=2πfL(fは受
信信号の周波数)である。したがって、式(1)より減
衰量ei −V0 は、 ei −V0 =ei ×{1−Zi /(Z+Zi )} …(2) となる。
【0008】よって、式(2)より、Zi を一定とすれ
ば、インピーダンスZが大きいほど減衰量は大きくな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】トランス3の二次側か
らみたインダクタンスは、受信器に直列接続されてお
り、一次側に接続されている送信器2がそのまま負荷と
してみえるために大きな値となる。したがって、インダ
クタンスLと信号線に並列接続されているダイオード1
のPN接合による浮遊容量とにより受信時における高周
波の受信信号には、大きな減衰が生じるという欠点があ
った。
【0010】ところで、トランスの特性を改善する技術
が特開昭62―293892号公報に開示されている
が、かかる技術を用いても減衰量を小さくすることはで
きない。
【0011】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は受信信号の減
衰量の小さい送受信装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による送受信装置
は、送信手段から出力されて一次側に入力される送信信
号を送受波器に伝達するトランスと、前記送信信号を外
部に送信しかつ外部からの受信信号を前記トランスの二
次側を介して受信手段に入力せしめる送受波器と、前記
受信手段による受信時に前記トランスの一次側を短絡す
る短絡手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】送受波器による受信時にトランスの一次側を短
絡する。これにより、トランスの二次側からみたインダ
クタンスを零にし、高周波の受信信号の減衰をなくす。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明による送受信装置の一実施例
の構成を示すブロック図であり、図3と同等部分は同一
符号により示されている。図において、本発明の一実施
例による送信装置が従来のものと異なる点は、ダイオー
ド1を含む切替回路7が追加された点である。そして、
この切替回路7内には送信器2の出力とトランス3の一
次側とを結ぶ信号線を短絡するための切替スイッチ6が
設けられている。
【0016】切替スイッチ6は、図2に示されているよ
うに、受信動作時にはON(閉状態)、送信動作時には
OFF(開状態)になるように図示せぬCPUで制御さ
れる。この切替スイッチ6には例えば周知のリレースイ
ッチが用いられ、図示せぬCPUの制御により所定電圧
が与えられて受信動作時にはON、送信動作時にはOF
Fに制御されるのである。つまり、スイッチ6は受信動
作時に短絡され、送信動作時に短絡解除されるのであ
る。
【0017】図1に戻りかかる構成において、送信時に
本装置に入力される送信信号は送信器2によつて電力増
幅され、整合用トランス3の一次側に入力される。整合
用トランス3の一次側に入力された信号は、整合用トラ
ンス3の二次側インダクタンス成分と送受波器4の容量
成分とによつて並列共振することにより、送受波器4に
効率良く電力を加える。この電気信号を送受波器4で音
響信号に変換し、外部に送信するのである。
【0018】一方、受波時の受信信号は、送受波器4に
直列に接続されている整合用トランス3の二次側を通
る。整合用トランス3の二次側インダクタンスは、切換
スイッチ6でトランス3の一次側が短絡されているため
零になる。このため、整合用トランス3の二次側を通っ
た受信信号は、ダイオード1のPN接合による浮遊容量
により高周波分の信号が減衰されることなく受信器5に
入力されるのである。また、送信器2の出力を切替スイ
ッチ6により短絡することで、送信器2内の電源の高周
波ノイズや送信信号入力からの外来ノイズも低減でき
る。
【0019】ここで、ダイオード1の代わりに他の切替
スイッチを設け、受信時にON、送信時にOFFになる
ように制御する構成も考えられる。すなわち、図1中の
切替スイッチ6の他、ダイオード1の部分にも切替スイ
ッチを設け、これら2つのスイッチの一方をON、他方
をOFFにするのである。
【0020】以上のように構成された本実施例の送受波
装置は、送信信号に応じた音波を水中に送信できると共
に、水中からの音波に応じた受信信号を得ることがで
き、しかも受信信号の減衰がなく効率良く受信できるの
である。なお、ソーナに用いられる送受信装置に限ら
ず、トランスを有する送受信装置について本発明が広く
適用できることは明白である。また、切替スイッチに
は、上述のリレースイッチに限らず、各種のスイッチを
用いることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、整合用ト
ランスの一次側を受信動作時に短絡することにより、そ
のトランスの二次側のインダクタンスを零にすることが
でき、高周波の信号を減衰することなく受信できるとい
う効果がある。また、送信器の出力を短絡することによ
り、送信電源の高周波ノイズや送信信号入力からの外来
ノイズによる受信信号出力端のSN比劣化を防止できる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による送受信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1中の切替スイッチの動作を示すタイムチャ
ートである。
【図3】従来の送受信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 保護ダイオード 2 送信器 3 トランス 4 送受波器 5 受信器 6 切替スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−194717(JP,A) 特開 昭58−139085(JP,A) 特開 昭58−28676(JP,A) 特開 昭55−140338(JP,A) 特開 昭52−34779(JP,A) 実開 昭62−163782(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/80 - 7/64 G01S 13/00 - 15/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信手段から出力されて一次側に入力さ
    れる送信信号を送受波器に伝達するトランスと、前記送
    信信号を外部に送信しかつ外部からの受信信号を前記ト
    ランスの二次側を介して受信手段に入力せしめる送受波
    器と、前記受信手段による受信時に前記トランスの一次
    側を短絡する短絡手段とを有することを特徴とする送受
    信装置。
  2. 【請求項2】 前記送受波器は、前記送信信号に応じた
    音波を水中に送信しかつ水中からの音波に応じた受信信
    号を前記トランスの二次側を介して受信手段に入力せし
    めることを特徴とする請求項1記載の送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記短絡手段は、前記送信手段による送
    信信号の出力時に短絡解除されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記短絡手段は、リレースイッチである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の送受
    信装置。
JP6056419A 1994-03-28 1994-03-28 送受信装置 Expired - Lifetime JP3005736B2 (ja)

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JP7365705B2 (ja) * 2020-03-06 2023-10-20 本多電子株式会社 魚群探知機用送受信器ユニット及びその振動子駆動回路
WO2023234168A1 (ja) * 2022-06-01 2023-12-07 ローム株式会社 圧電素子制御装置及び超音波センサ

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