JPH074007Y2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JPH074007Y2 JPH074007Y2 JP1985108387U JP10838785U JPH074007Y2 JP H074007 Y2 JPH074007 Y2 JP H074007Y2 JP 1985108387 U JP1985108387 U JP 1985108387U JP 10838785 U JP10838785 U JP 10838785U JP H074007 Y2 JPH074007 Y2 JP H074007Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transducer
- multiplexer
- impedance matching
- matching circuit
- pulser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本考案は、超音波ビームをリニア走査やセクタ走査する
場合に、トランスジューサの各振動子エレメントの接続
をマルチプレクサで切り換えるように構成された電子走
査型の超音波診断装置に関する。
場合に、トランスジューサの各振動子エレメントの接続
をマルチプレクサで切り換えるように構成された電子走
査型の超音波診断装置に関する。
（ロ）従来技術とその問題点 電子走査型のトランスジューサを備えた超音波診断装置
には、トランスジューサ内に該トランスジューサを構成
する各振動子エレメントの接続を切り換えるマルチプレ
クサを設け、このマルチプレクサをトランスジューサケ
ーブルを介して装置本体側に設けられた振動子エレメン
ト駆動用のパルサに接続した構成のものがある。そし
て、パルサから発生された駆動パルスをトランスジュー
サケーブル、マルチプレクサを順次介してマルチプレク
サで選択された振動子エレメントに加えることにより各
振動子エレメントを励振し、超音波ビームが放射され
る。
には、トランスジューサ内に該トランスジューサを構成
する各振動子エレメントの接続を切り換えるマルチプレ
クサを設け、このマルチプレクサをトランスジューサケ
ーブルを介して装置本体側に設けられた振動子エレメン
ト駆動用のパルサに接続した構成のものがある。そし
て、パルサから発生された駆動パルスをトランスジュー
サケーブル、マルチプレクサを順次介してマルチプレク
サで選択された振動子エレメントに加えることにより各
振動子エレメントを励振し、超音波ビームが放射され
る。
ところで、上記マルチプレクサの振動子エレメントの選
択切り換えにおいてマルチプレクサの接続抵抗が大きい
場合には、トランスジューサケーブルのマルチプレクサ
側終端部におけるインピーダンスが高くなり、トランス
ジューサ側とトランスジューサケーブルを含めた装置本
体側との間でインピーダンス不整合を起こす。このた
め、パルサから第３図（ａ）に示すような波形の駆動パ
ルスが出力されると、第３図（ｂ）に示すように、マル
チプレクサの入力電圧にリンギングが発生し、その結
果、マルチプレクサの耐圧以上となって耐圧破壊を起こ
すことがある。しかも、振動子エレメントから放射され
る超音波ビームの周波数スペクトルに歪を生じるなどの
悪影響を及ぼすことになる。
択切り換えにおいてマルチプレクサの接続抵抗が大きい
場合には、トランスジューサケーブルのマルチプレクサ
側終端部におけるインピーダンスが高くなり、トランス
ジューサ側とトランスジューサケーブルを含めた装置本
体側との間でインピーダンス不整合を起こす。このた
め、パルサから第３図（ａ）に示すような波形の駆動パ
ルスが出力されると、第３図（ｂ）に示すように、マル
チプレクサの入力電圧にリンギングが発生し、その結
果、マルチプレクサの耐圧以上となって耐圧破壊を起こ
すことがある。しかも、振動子エレメントから放射され
る超音波ビームの周波数スペクトルに歪を生じるなどの
悪影響を及ぼすことになる。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたのであっ
て、簡単な回路構成でもって、超音波ビームの送波時に
パルサから加わる駆動パルスにリンギングが発生しない
ようにすることを目的とする。
て、簡単な回路構成でもって、超音波ビームの送波時に
パルサから加わる駆動パルスにリンギングが発生しない
ようにすることを目的とする。
（ハ）問題点を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するために、トランスジュ
ーサを構成する各振動子エレメントの接続を切り換える
マルチプレクサと前記各振動子エレメントを励振するた
めの駆動パルスを発生するパルサとを接続するトランス
ジューサケーブルの前記マルチプレクサ側の終端部に、
インピーダンス整合回路を設け、前記インピーダンス整
合回路は、パルサからの駆動パルスには能動し、エコー
信号には不能動となるような特性を持ち、互いに逆極性
で並列接続された２個のダイオードの一方の接続部を前
記トランジューサケーブルに接続し、他方の接続部を、
一端が接地された抵抗の他端に接続してなるものであ
る。
ーサを構成する各振動子エレメントの接続を切り換える
マルチプレクサと前記各振動子エレメントを励振するた
めの駆動パルスを発生するパルサとを接続するトランス
ジューサケーブルの前記マルチプレクサ側の終端部に、
インピーダンス整合回路を設け、前記インピーダンス整
合回路は、パルサからの駆動パルスには能動し、エコー
信号には不能動となるような特性を持ち、互いに逆極性
で並列接続された２個のダイオードの一方の接続部を前
記トランジューサケーブルに接続し、他方の接続部を、
一端が接地された抵抗の他端に接続してなるものであ
る。
（ニ）作用 本考案の構成によれば、パルサから駆動パルスが出力さ
れた場合、その駆動パルスの信号レベルは大きいので、
インピーダンス整合回路のダイオードが導通し、同回路
の抵抗がインピーダンス整合用の負荷抵抗として動作す
る。このため、トランスジューサ側とトランスジューサ
ケーブルを含めた装置本体側との間でインピーダンスが
整合するので、リンギングの発生が抑制される。
れた場合、その駆動パルスの信号レベルは大きいので、
インピーダンス整合回路のダイオードが導通し、同回路
の抵抗がインピーダンス整合用の負荷抵抗として動作す
る。このため、トランスジューサ側とトランスジューサ
ケーブルを含めた装置本体側との間でインピーダンスが
整合するので、リンギングの発生が抑制される。
一方、超音波エコーを受波した場合、得られるエコー信
号の信号レベルは小さいので、インピーダンス整合回路
のダイオードはカットオフ領域にあり、したがって、イ
ンピーダンス整合回路はオフ状態のままで受波したエコ
ー信号には何等影響を及ぼさない。
号の信号レベルは小さいので、インピーダンス整合回路
のダイオードはカットオフ領域にあり、したがって、イ
ンピーダンス整合回路はオフ状態のままで受波したエコ
ー信号には何等影響を及ぼさない。
（ホ）実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第１図は、本考案の実施例に係る超音波診断装置の概略
を示すブロック図である。同図において、符号１は超音
波診断装置全体を示し、２は電子走査型のトランスジュ
ーサ、４は装置本体である。
を示すブロック図である。同図において、符号１は超音
波診断装置全体を示し、２は電子走査型のトランスジュ
ーサ、４は装置本体である。
トランスジューサ２には、超音波を送受波する振動子エ
レメント６、これらの振動子エレメント６の接続を選択
して切り換えるマルチプレクサ８および後述のインピー
ダンス整合回路10が内蔵されている。
レメント６、これらの振動子エレメント６の接続を選択
して切り換えるマルチプレクサ８および後述のインピー
ダンス整合回路10が内蔵されている。
一方、装置本体４は、前記振動子エレメント６を励振す
るための駆動パルスを発生するパルサ12およびその電源
14を備える。そして、上記パルサ12とマルチプレクサ８
とがトランスジューサケーブル16を介して互いに接続さ
れており、該トランスジューサケーブル16のマルチプレ
クサ８側の終端部にインピーダンス整合回路10が接続さ
れている。
るための駆動パルスを発生するパルサ12およびその電源
14を備える。そして、上記パルサ12とマルチプレクサ８
とがトランスジューサケーブル16を介して互いに接続さ
れており、該トランスジューサケーブル16のマルチプレ
クサ８側の終端部にインピーダンス整合回路10が接続さ
れている。
インピーダンス整合回路10は、パルサ12からの駆動パル
スには能動し、エコー信号には不能動となるような特性
を持ち、第２図に示すように、互いに極性を逆にして並
列接続された２つのダイオード18、20と、これに直結さ
れた抵抗22とから構成される。
スには能動し、エコー信号には不能動となるような特性
を持ち、第２図に示すように、互いに極性を逆にして並
列接続された２つのダイオード18、20と、これに直結さ
れた抵抗22とから構成される。
したがって、この構成の超音波診断装置１では、マルチ
プレクサ８で振動子エレメント６を選択接続した後、パ
ルサ12から駆動パルスを発生させると、該駆動パルスは
トランスジューサケーブル16、マルチプレクサ８を順次
介してマルチプレクサで選択された振動子エレメント６
に加わるので、各振動子エレメント６が励振されて超音
波ビームが放射される。
プレクサ８で振動子エレメント６を選択接続した後、パ
ルサ12から駆動パルスを発生させると、該駆動パルスは
トランスジューサケーブル16、マルチプレクサ８を順次
介してマルチプレクサで選択された振動子エレメント６
に加わるので、各振動子エレメント６が励振されて超音
波ビームが放射される。
パルサ12から駆動パルスが出力された際、その駆動パル
スの信号レベルは大きいので、インピーダンス整合回路
10のダイオード18、20が導通し、同回路の抵抗22がイン
ピーダンス整合用の負荷抵抗として動作する。このた
め、トランスジューサ２側とトランスジューサケーブル
16を含めた装置本体４側との間でインピーダンスが整合
するので、リンギングの発生が抑制され、第３図（ｃ）
に示すように、パルサ12から出力された駆動パルスＡが
その波形を保ってトランスジューサ８に忠実に加えられ
ることになる。
スの信号レベルは大きいので、インピーダンス整合回路
10のダイオード18、20が導通し、同回路の抵抗22がイン
ピーダンス整合用の負荷抵抗として動作する。このた
め、トランスジューサ２側とトランスジューサケーブル
16を含めた装置本体４側との間でインピーダンスが整合
するので、リンギングの発生が抑制され、第３図（ｃ）
に示すように、パルサ12から出力された駆動パルスＡが
その波形を保ってトランスジューサ８に忠実に加えられ
ることになる。
一方、各振動子エレメント６が超音波エコーを受波した
場合、各振動子エレメント６から得られるエコー信号の
信号レベルは小さいので、インピーダンス整合回路10の
ダイオード18、20はカットオフ領域にある。したがっ
て、インピーダンス整合回路10はオフ状態のままであり
受波したエコー信号には何等影響を及ぼさない。
場合、各振動子エレメント６から得られるエコー信号の
信号レベルは小さいので、インピーダンス整合回路10の
ダイオード18、20はカットオフ領域にある。したがっ
て、インピーダンス整合回路10はオフ状態のままであり
受波したエコー信号には何等影響を及ぼさない。
（ヘ）効果 以上のように本考案によれば、簡単な回路構成にもかか
わらず、超音波ビームを送波する際にインピーダンス整
合が行なわれるので、パルサから与えられる駆動パルス
にはリンギングが生じない。このため、トランスジュー
サに内蔵されたマルチプレクサの耐電圧保護ならびに波
形歪みの発生を有効に防止できるようになる等の実用上
優れた効果が発揮される。
わらず、超音波ビームを送波する際にインピーダンス整
合が行なわれるので、パルサから与えられる駆動パルス
にはリンギングが生じない。このため、トランスジュー
サに内蔵されたマルチプレクサの耐電圧保護ならびに波
形歪みの発生を有効に防止できるようになる等の実用上
優れた効果が発揮される。
第１図は本考案の一実施例を示す超音波診断装置の概略
を示すブロック図、第２図はインピーダンス整合回路の
構成図、第３図は超音波ビームの送波時に発生する駆動
パルスの波形図である。 １……超音波診断装置、２……トランスジューサ、４…
…装置本体、６……振動子エレメント、８……マルチプ
レクサ、10……インピーダンス整合回路、12……パル
サ、16……トランスジューサケーブル、18、20……ダイ
オード、22……抵抗。
を示すブロック図、第２図はインピーダンス整合回路の
構成図、第３図は超音波ビームの送波時に発生する駆動
パルスの波形図である。 １……超音波診断装置、２……トランスジューサ、４…
…装置本体、６……振動子エレメント、８……マルチプ
レクサ、10……インピーダンス整合回路、12……パル
サ、16……トランスジューサケーブル、18、20……ダイ
オード、22……抵抗。
Claims (1)
- 【請求項１】トランスジューサを構成する各振動子エレ
メントの接続を切り換えるマルチプレクサと前記各振動
子エレメントを励振するための駆動パルスを発生するパ
ルサとを接続するトランスジューサケーブルの前記マル
チプレクサ側の終端部に、インピーダンス整合回路を設
け、 前記インピーダンス整合回路は、パルサからの駆動パル
スには能動し、エコー信号には不能動となるような特性
を持ち、互いに逆極性で並列接続された２個のダイオー
ドの一方の接続部を前記トランジューサケーブルに接続
し、他方の接続部を、一端が接地された抵抗の他端に接
続してなることを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985108387U JPH074007Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985108387U JPH074007Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6218110U JPS6218110U (ja) | 1987-02-03 |
| JPH074007Y2 true JPH074007Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=30985535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985108387U Expired - Lifetime JPH074007Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074007Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5570785B2 (ja) * | 2009-11-05 | 2014-08-13 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
| JP6958331B2 (ja) * | 2017-12-20 | 2021-11-02 | コニカミノルタ株式会社 | 超音波プローブ、及び超音波診断装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5234779A (en) * | 1975-09-12 | 1977-03-16 | Tokyo Keiki Co Ltd | Ultrasonic probe |
| JPS6036032B2 (ja) * | 1977-09-19 | 1985-08-17 | 横河・ヒュ−レット・パッカ−ド株式会社 | 超音波測定装置 |
| JPS57120826A (en) * | 1981-01-21 | 1982-07-28 | Toshiba Corp | Detecting circuit for ultrasonic output |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP1985108387U patent/JPH074007Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6218110U (ja) | 1987-02-03 |
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