JPH03179167A - 車両のスリップ制御装置 - Google Patents
車両のスリップ制御装置Info
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- JPH03179167A JPH03179167A JP1317075A JP31707589A JPH03179167A JP H03179167 A JPH03179167 A JP H03179167A JP 1317075 A JP1317075 A JP 1317075A JP 31707589 A JP31707589 A JP 31707589A JP H03179167 A JPH03179167 A JP H03179167A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車両のスリップ制御装置に関する。
(従来技術)
車両の電子制御システムの一つとして、トラクション制
御システム、すなわちスリップ制御システムがある。車
両のスリップ制御システムは、車両の発進時あるいは走
行中における走行安定性および操縦安定性の確保および
車体加速度の向上を実現するシステムである。即ち、ア
クセルペダルのドライバによる過剰な踏み込みなどによ
り駆動輪に過大なスピンが発生すると、車体安定性や操
縦性が損なわれたり、発進加速度が低下するので車輪に
取付けられた車輪速センセからの情報を基に電子制御装
置で車輪加速度や車両推定速度、加速度を演算し、駆動
輪の過大スピンの発生状況を検知すると、その過大スピ
ンを抑制すべく駆動輪に発生する駆動力を抑制制御する
−ことにより、目的を連成する。
御システム、すなわちスリップ制御システムがある。車
両のスリップ制御システムは、車両の発進時あるいは走
行中における走行安定性および操縦安定性の確保および
車体加速度の向上を実現するシステムである。即ち、ア
クセルペダルのドライバによる過剰な踏み込みなどによ
り駆動輪に過大なスピンが発生すると、車体安定性や操
縦性が損なわれたり、発進加速度が低下するので車輪に
取付けられた車輪速センセからの情報を基に電子制御装
置で車輪加速度や車両推定速度、加速度を演算し、駆動
輪の過大スピンの発生状況を検知すると、その過大スピ
ンを抑制すべく駆動輪に発生する駆動力を抑制制御する
−ことにより、目的を連成する。
この場合、運転者がアクセルペダルを踏み込んでいるに
も拘らず、駆動輪トルクを抑制する方法として2つの方
法がある。1つは、エンジン出力を抑制する方法であり
、もう1つは、スピンの発生している車輪に運転者の操
作とは無関係にブレーキをかける方法である。上記2つ
の方法のうち前者の方法は、さらにスロットル開度を制
御する方法、エンジンの点火時期を制御する方法等に分
類することができる。このエンジン点火時期制御方法を
採るスリップ制御装置として、例えば特開昭62−67
257号公報に開示されている制御装置が挙げられる。
も拘らず、駆動輪トルクを抑制する方法として2つの方
法がある。1つは、エンジン出力を抑制する方法であり
、もう1つは、スピンの発生している車輪に運転者の操
作とは無関係にブレーキをかける方法である。上記2つ
の方法のうち前者の方法は、さらにスロットル開度を制
御する方法、エンジンの点火時期を制御する方法等に分
類することができる。このエンジン点火時期制御方法を
採るスリップ制御装置として、例えば特開昭62−67
257号公報に開示されている制御装置が挙げられる。
該制御装置にあっては、点火時期を遅角方向に制御する
ことによって、駆動輪のスリップを抑制している。
ことによって、駆動輪のスリップを抑制している。
(発明が解決しようとする課題)
車両には、一般に排気浄化装置が設けられている。排気
中に含まれる未燃焼ガスが排気浄化装置によって完全燃
焼され、もって、未燃焼ガスの大気中への放出が防止さ
れる。−この排気浄化装置は排気中に含まれる未燃焼ガ
スを燃焼させるものなので、高温に対して耐性を有する
ように材料選択、構造設計がなされているが、過度の高
温に晒されると劣化して性能が低下し、ひいては、未燃
焼ガスの大気中への放出による大気汚染が引き起こされ
る。
中に含まれる未燃焼ガスが排気浄化装置によって完全燃
焼され、もって、未燃焼ガスの大気中への放出が防止さ
れる。−この排気浄化装置は排気中に含まれる未燃焼ガ
スを燃焼させるものなので、高温に対して耐性を有する
ように材料選択、構造設計がなされているが、過度の高
温に晒されると劣化して性能が低下し、ひいては、未燃
焼ガスの大気中への放出による大気汚染が引き起こされ
る。
しかるに、従来の点火時期を遅角方向に制御するスリッ
プ制御装置では、スリップ制御中に排気に含まれる未燃
焼ガス量が増大し、排気浄化装置での燃焼温度、ひいて
は、排気浄化装置の温度が過度に上昇し、排気浄化装置
の劣化、未燃焼ガスの大気中への放出量増大による大気
汚染を惹起するおそれがあるという問題があった。
プ制御装置では、スリップ制御中に排気に含まれる未燃
焼ガス量が増大し、排気浄化装置での燃焼温度、ひいて
は、排気浄化装置の温度が過度に上昇し、排気浄化装置
の劣化、未燃焼ガスの大気中への放出量増大による大気
汚染を惹起するおそれがあるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、エンジンの点火時期を遅
角方向に制御することによって駆動輪のスリップを制御
ようになった車両のスリップ制御装置であって、排気浄
化装置の高温化による劣化を防止できるスリップ制御装
置を提供することにある。
角方向に制御することによって駆動輪のスリップを制御
ようになった車両のスリップ制御装置であって、排気浄
化装置の高温化による劣化を防止できるスリップ制御装
置を提供することにある。
(発明の構成)
本発明においては、上記の課題を解決するために、エン
ジンの点火時期を遅角方向に制御することによって駆動
輪のスリップを制御する手段を備えた車両のスリップ制
御装置において、排気浄化装置の温度を検知するための
手段と、排気浄化装置の温度が所定値を超えた場合に、
点火時期の遅角方向制御を禁止するための手段とを備え
て威る車両のスリップ制御装置を提供する。
ジンの点火時期を遅角方向に制御することによって駆動
輪のスリップを制御する手段を備えた車両のスリップ制
御装置において、排気浄化装置の温度を検知するための
手段と、排気浄化装置の温度が所定値を超えた場合に、
点火時期の遅角方向制御を禁止するための手段とを備え
て威る車両のスリップ制御装置を提供する。
(作用)
本発明に係る車両のスリップ制御装置にあっては、排気
浄化装置の温度が所定値を超える場合には、点火時期の
遅角方向への制御が禁止されるので、排気浄化装置の高
温化、ひいては排気浄化装置の劣化が防止される。
浄化装置の温度が所定値を超える場合には、点火時期の
遅角方向への制御が禁止されるので、排気浄化装置の高
温化、ひいては排気浄化装置の劣化が防止される。
(実施例)
以下添付図面に基づいて本発明の詳細な説明する。なお
、実施例では、スリップ制御を、■、スリップ制御用の
制御ユニットを用いた、エンジンのスロットル弁開度を
低下させることによるエンジン発生トルク低下と、駆動
輪へのブレーキ力付与と、 ■0点火時期制御用の制御ユニットを用いた、エンジン
の点火時期を遅角方向に制御することによるエンジン発
生トルク低下、 とによって行なうようにしである。
、実施例では、スリップ制御を、■、スリップ制御用の
制御ユニットを用いた、エンジンのスロットル弁開度を
低下させることによるエンジン発生トルク低下と、駆動
輪へのブレーキ力付与と、 ■0点火時期制御用の制御ユニットを用いた、エンジン
の点火時期を遅角方向に制御することによるエンジン発
生トルク低下、 とによって行なうようにしである。
第1図において、Aは本実施例に係るスリップ制御装置
を備えた自動車である。自動車Aは、左右の前輪IFL
とIFRとが従動輪とされ、左右の後輪IRLとIRR
とが駆動輪とされている。
を備えた自動車である。自動車Aは、左右の前輪IFL
とIFRとが従動輪とされ、左右の後輪IRLとIRR
とが駆動輪とされている。
すなわち、車体前部に搭載されたエンジン2の発生トル
クが、自動変速機3、プロペラシャフト4、デファレン
シャルギア5を経た後、左駆動輪6Lを介して左後輪I
RLへ伝達される一方、右駆動軸6Rを介して右後輪I
RRへ伝達される。
クが、自動変速機3、プロペラシャフト4、デファレン
シャルギア5を経た後、左駆動輪6Lを介して左後輪I
RLへ伝達される一方、右駆動軸6Rを介して右後輪I
RRへ伝達される。
狂監又盈盗二旦菫
上記自動変速機3は、トルクコンバータ11と多段変速
歯車機構12とから構成されている。変速は、変速歯車
機構12の油圧回路に組込まれた複数のソレノイド13
aの励磁と消磁との組合わせを変更することにより行な
われる。また、トルクコンバータ11は、油圧作動式の
ロックアツプクラッチIIAを有しており、該クラッチ
の油圧回路に組込まれたソレノイド13bの励磁と消磁
とを切換えることにより、ロックアツプクラッチ11A
の締結と締結解除が行われる。
歯車機構12とから構成されている。変速は、変速歯車
機構12の油圧回路に組込まれた複数のソレノイド13
aの励磁と消磁との組合わせを変更することにより行な
われる。また、トルクコンバータ11は、油圧作動式の
ロックアツプクラッチIIAを有しており、該クラッチ
の油圧回路に組込まれたソレノイド13bの励磁と消磁
とを切換えることにより、ロックアツプクラッチ11A
の締結と締結解除が行われる。
上記ソレノイド13a113bは、自動変速機用の制御
ユニットUATによって制御される。この制御ユニッ)
UATは、既知のように変速特性とロックアツプ特性を
あらかじめ記憶しており、この特性に基づいて変速制御
とロックアツプ制御とを行なう。この制御のため、制御
ユニットUATは、センサ61.62からのスロットル
開度信号、車速信号(実施例ではプロペラシャフト4の
回転数信号)からの入力を受ける。
ユニットUATによって制御される。この制御ユニッ)
UATは、既知のように変速特性とロックアツプ特性を
あらかじめ記憶しており、この特性に基づいて変速制御
とロックアツプ制御とを行なう。この制御のため、制御
ユニットUATは、センサ61.62からのスロットル
開度信号、車速信号(実施例ではプロペラシャフト4の
回転数信号)からの入力を受ける。
ブレーキ液圧 整機 の 成
各車輪IFR−IRRには、ブレーキ21FR〜21R
Rが設けられている。この各ブレーキ21FR〜21R
Rのキャリパ(ブレーキシリンダ)22FR〜22RR
は、配管23FR〜23RRを介して、ブレーキ液圧が
供給される。
Rが設けられている。この各ブレーキ21FR〜21R
Rのキャリパ(ブレーキシリンダ)22FR〜22RR
は、配管23FR〜23RRを介して、ブレーキ液圧が
供給される。
各ブレーキ21FR,21RR対するブレーキ液圧の供
給のための構成は、次のようになっている。先ず、ブレ
ーキペダル25の踏込力が、ハイトルリックブースタを
用いた倍力装置26によって倍力されて、タンデム型の
マスクシリンダ27に伝達される。このマスクシリンダ
27に伝達された液圧は、マスクシリンダ27の第1の
吐出口27aに接続されたブレーキ配管23FLを介し
て左前輪用ブレーキ21FLに、マスクシリンダ27の
第2の吐出口27bに接続されたブレーキ配管23FR
を介して右前輪用ブレーキ21FRに、それぞれ伝達さ
れる。
給のための構成は、次のようになっている。先ず、ブレ
ーキペダル25の踏込力が、ハイトルリックブースタを
用いた倍力装置26によって倍力されて、タンデム型の
マスクシリンダ27に伝達される。このマスクシリンダ
27に伝達された液圧は、マスクシリンダ27の第1の
吐出口27aに接続されたブレーキ配管23FLを介し
て左前輪用ブレーキ21FLに、マスクシリンダ27の
第2の吐出口27bに接続されたブレーキ配管23FR
を介して右前輪用ブレーキ21FRに、それぞれ伝達さ
れる。
倍力装置26には、配管28を介してポンプ29からの
作動液圧が供給され、余剰の作動液はリターン用配管3
0を介してリザーバタンク31へ戻される。上記配管2
8から分岐管28aが分岐しており、分岐管28aには
電磁式の開閉弁32が接続されている。また、倍力装置
26から配管33が分岐しており、配管33には電磁式
の開閉弁34と、開・閉弁34と並列に配置された一方
向弁35が接続されている。
作動液圧が供給され、余剰の作動液はリターン用配管3
0を介してリザーバタンク31へ戻される。上記配管2
8から分岐管28aが分岐しており、分岐管28aには
電磁式の開閉弁32が接続されている。また、倍力装置
26から配管33が分岐しており、配管33には電磁式
の開閉弁34と、開・閉弁34と並列に配置された一方
向弁35が接続されている。
分岐管28aと配管33とは合流部aで合流しており、
該合流部aに対して、左右後輪用のブレーキ配管23R
R,23RLが接続されている。
該合流部aに対して、左右後輪用のブレーキ配管23R
R,23RLが接続されている。
この配管23RR,23RLには、それぞれ電磁開閉弁
36A、37Aが接続され、該弁36A137Aの下流
にそれぞれ接続されたリリーフ通路38L、38Rに対
して、それぞれアンチロックブレーキシステム(ABS
)のアウトレットバルブとして電磁開閉弁36B、37
Bが接続されている。
36A、37Aが接続され、該弁36A137Aの下流
にそれぞれ接続されたリリーフ通路38L、38Rに対
して、それぞれアンチロックブレーキシステム(ABS
)のアウトレットバルブとして電磁開閉弁36B、37
Bが接続されている。
上述した各弁32.34.36A、37A136B、、
37Bは、スリップ制御用の制御ユニットUTRによっ
て制御される。すなわち、スリップ制御を行わないとき
は、図示のように弁32が閉じ、弁34が開かれ、かつ
弁36B、37Bが閉じ、弁36A、37Aが開かれる
。これにより、ブレーキペダル25が踏込まれると、前
輪用ブレーキ21FR121FLに対してはマスクシリ
ンダ27を介してブレーキ液圧が供給される。また、後
輪用ブレーキ21RR,21RL対しては、液圧倍力装
置26の作動液圧が配管33を介してブレーキ液圧とし
て供給される。
37Bは、スリップ制御用の制御ユニットUTRによっ
て制御される。すなわち、スリップ制御を行わないとき
は、図示のように弁32が閉じ、弁34が開かれ、かつ
弁36B、37Bが閉じ、弁36A、37Aが開かれる
。これにより、ブレーキペダル25が踏込まれると、前
輪用ブレーキ21FR121FLに対してはマスクシリ
ンダ27を介してブレーキ液圧が供給される。また、後
輪用ブレーキ21RR,21RL対しては、液圧倍力装
置26の作動液圧が配管33を介してブレーキ液圧とし
て供給される。
後述するように、駆動輪としての後輪IRR1IRLの
路面に対するスリップ値が大きくなってスリップ制御を
行うときは、弁34が閉じられ、弁32が開かれる。そ
して、弁36A、36B37A、38B、のデユーティ
制御によって、ブレーキ液圧の保持と昇圧と降圧とが行
なわれる。
路面に対するスリップ値が大きくなってスリップ制御を
行うときは、弁34が閉じられ、弁32が開かれる。そ
して、弁36A、36B37A、38B、のデユーティ
制御によって、ブレーキ液圧の保持と昇圧と降圧とが行
なわれる。
より具体的には、弁32が開いていることを前提として
、各弁36A、36B、37A、38Bが閉じていると
きがブレーキ液圧の保持となり、弁36A、37Aが開
き、弁36B、37Bが閉じているときが昇圧となり、
弁36A、37Aが閉じ、弁36B、37Bが開いてい
るときが降圧となる。分岐管28aを経たブレーキ液圧
は、一方向弁35の作用によって、ブレーキペダル25
に対する反力として作用しないようにされている。
、各弁36A、36B、37A、38Bが閉じていると
きがブレーキ液圧の保持となり、弁36A、37Aが開
き、弁36B、37Bが閉じているときが昇圧となり、
弁36A、37Aが閉じ、弁36B、37Bが開いてい
るときが降圧となる。分岐管28aを経たブレーキ液圧
は、一方向弁35の作用によって、ブレーキペダル25
に対する反力として作用しないようにされている。
このようなスリップ制御を行っているときにブレーキペ
ダル25が踏込まれると、−この踏込みに応じた倍力装
置26の作動液圧がブレーキ液圧として一方向弁35を
介して後輪用ブレーキ21RR,21RLに供給される
。
ダル25が踏込まれると、−この踏込みに応じた倍力装
置26の作動液圧がブレーキ液圧として一方向弁35を
介して後輪用ブレーキ21RR,21RLに供給される
。
トラクション制御用の制御ユニットUTRは、駆動輪I
FL、IRRへの付与トルクを低減するため、駆動輪I
FL、IRRへのブレーキ付与を行なうと共に、エンシ
フ20発生トルクの低減をも行なう。このため、エンジ
ンの吸気通路41に配設されたスロットル弁42とアク
セルペダル43との連係機構中に、スロットル開度調整
機構44が介在されている。
FL、IRRへの付与トルクを低減するため、駆動輪I
FL、IRRへのブレーキ付与を行なうと共に、エンシ
フ20発生トルクの低減をも行なう。このため、エンジ
ンの吸気通路41に配設されたスロットル弁42とアク
セルペダル43との連係機構中に、スロットル開度調整
機構44が介在されている。
スロットル開度調整機構44について、第2図をも参照
しつつ説明する。部材112.113.114は図中左
右方向にスライド可能とされた3つのレバーである。レ
バー112は、アクセルワイヤ112aを介してアクセ
ルペダル43と連結されている。レバー113は、スロ
ットルワイヤ112t・を介してスロットル弁41と連
結されると共に、リターンスプリング121によって、
図中右方すなわちスロットル弁41が閉じる方向に付勢
されている。
しつつ説明する。部材112.113.114は図中左
右方向にスライド可能とされた3つのレバーである。レ
バー112は、アクセルワイヤ112aを介してアクセ
ルペダル43と連結されている。レバー113は、スロ
ットルワイヤ112t・を介してスロットル弁41と連
結されると共に、リターンスプリング121によって、
図中右方すなわちスロットル弁41が閉じる方向に付勢
されている。
レバー114は、レバー112に対して図中右方から当
接可能な係止部114aと、レバー113に対して図中
右方から当接可能な係止部114bとを有する。そして
、レバー112とレバー114との間には、上記係止部
114aがレバー112に当接する方向に付勢するスプ
リング116が張設されている。また、レバー113と
レバー114との間には、係止部114bがレバー11
3と当接する方向に付勢するスプリング122が張設さ
れている。上記スプリングl ]、 6の付勢力は、ス
プリング!22およびリターンスプリング121の付勢
力よりも大きく設定されている。
接可能な係止部114aと、レバー113に対して図中
右方から当接可能な係止部114bとを有する。そして
、レバー112とレバー114との間には、上記係止部
114aがレバー112に当接する方向に付勢するスプ
リング116が張設されている。また、レバー113と
レバー114との間には、係止部114bがレバー11
3と当接する方向に付勢するスプリング122が張設さ
れている。上記スプリングl ]、 6の付勢力は、ス
プリング!22およびリターンスプリング121の付勢
力よりも大きく設定されている。
レバー112には、図中右方位置において係止部112
bが形成され、これによりレバー113がレバー112
に対して所定以上図中右方へ変位するのを規制している
。
bが形成され、これによりレバー113がレバー112
に対して所定以上図中右方へ変位するのを規制している
。
し/<−114の図中左方には、レバーlitが配設さ
れている。このレバー111は、モータ106によって
図中左右方向へ駆動されるようになっており、所定以上
の左方動は、ストッパ123に当接することによって規
制される。
れている。このレバー111は、モータ106によって
図中左右方向へ駆動されるようになっており、所定以上
の左方動は、ストッパ123に当接することによって規
制される。
上述の如くに構成されたスロットル開度調整機構44は
以下のように作動する。
以下のように作動する。
先ず、レバー111がストッパ123に当接した状態を
有する。このときは、レバー112と113と114と
はスプリング116.122の付勢力の下で第2図(a
)、(blに示すように常に一体化され、その結果アク
セル開度に応じたスロットル開度が得られる。すなわち
、アクセル開度の0〜lOO%の変化に応じてスロット
ル開度が0〜100%変化する。第2図(a)はスロッ
トル開度O%、従ってアクセル開度も0%の状態を、ま
た第2図(b)はスロットル開度が75%、従ってアク
セル開度も75%の状態を示している。この第2図(b
lのときは、レバー111とレバー114との間にまだ
間隙を残しており、この間隙が、スロットル開度75%
から100%へ変化させるための余裕間隙であり、スロ
ットル開度が丁度100%となったとき、従ってアクセ
ル開度が100%になったときに、レバー111に対し
てレバー114が軽く当接する。
有する。このときは、レバー112と113と114と
はスプリング116.122の付勢力の下で第2図(a
)、(blに示すように常に一体化され、その結果アク
セル開度に応じたスロットル開度が得られる。すなわち
、アクセル開度の0〜lOO%の変化に応じてスロット
ル開度が0〜100%変化する。第2図(a)はスロッ
トル開度O%、従ってアクセル開度も0%の状態を、ま
た第2図(b)はスロットル開度が75%、従ってアク
セル開度も75%の状態を示している。この第2図(b
lのときは、レバー111とレバー114との間にまだ
間隙を残しており、この間隙が、スロットル開度75%
から100%へ変化させるための余裕間隙であり、スロ
ットル開度が丁度100%となったとき、従ってアクセ
ル開度が100%になったときに、レバー111に対し
てレバー114が軽く当接する。
第2図(b)の状態から、モータ】06によってレバー
111を図中方向へ駆動すると、第2図fc)に示すよ
うに、スプリング116に抗してレバー114が強制的
に右方に動かされる。これにより、アクセル開度は同じ
であっても、スロットル開度は閉じ方向へ戻される。第
2rA(CIは、アクセル開度が75%のときに、スロ
ットル開度が全閉となるまで戻された状態を示しており
、このときレバー112の係止部112bがレバー11
3に当接する。
111を図中方向へ駆動すると、第2図fc)に示すよ
うに、スプリング116に抗してレバー114が強制的
に右方に動かされる。これにより、アクセル開度は同じ
であっても、スロットル開度は閉じ方向へ戻される。第
2rA(CIは、アクセル開度が75%のときに、スロ
ットル開度が全閉となるまで戻された状態を示しており
、このときレバー112の係止部112bがレバー11
3に当接する。
第2図fc)の状態から、第2図(d)に示すように、
アクセル開度を100%にする。このときは、レバー1
12が図中左方向に動かされ、これに伴って、係止部1
12bがレバー113を図中左方に動かす。これにより
、スロットル開度が第2図fc)の0%の状態から、第
2図(dlの25%の状態へと変化する。
アクセル開度を100%にする。このときは、レバー1
12が図中左方向に動かされ、これに伴って、係止部1
12bがレバー113を図中左方に動かす。これにより
、スロットル開度が第2図fc)の0%の状態から、第
2図(dlの25%の状態へと変化する。
このように、アクセル全開操作によって、少なくともス
ロットル弁42を25%まで開くことができるので、第
2図(C)に示すような状態でレバー111が固着して
しまったような場合でも、修理工場へ向かうための最小
限の自刃走行が可能とされる。換言すれば、アクセル開
度75%以上の領域が、モータ106では制御不能とな
る不感帯領域、すなわちスリップ制御によるスロットル
開度低減が不可能となる領域となる。
ロットル弁42を25%まで開くことができるので、第
2図(C)に示すような状態でレバー111が固着して
しまったような場合でも、修理工場へ向かうための最小
限の自刃走行が可能とされる。換言すれば、アクセル開
度75%以上の領域が、モータ106では制御不能とな
る不感帯領域、すなわちスリップ制御によるスロットル
開度低減が不可能となる領域となる。
スリップ制御の読口
以下に、
■、スリップ制御用の制御ユニットを用いた、エンジン
のスロットル弁開度を低下させることによるエンジン発
生トルク低下と、駆動輪へのブレーキ力付与と、 ■9点火時期制御用の制御ユニットを用いた、エンジン
の点火時期を遅角方向に制御することによるエンジン発
生トルク低下、 とに項を分けて、本実施例に係る制御装置にょるスップ
制御を説明する。
のスロットル弁開度を低下させることによるエンジン発
生トルク低下と、駆動輪へのブレーキ力付与と、 ■9点火時期制御用の制御ユニットを用いた、エンジン
の点火時期を遅角方向に制御することによるエンジン発
生トルク低下、 とに項を分けて、本実施例に係る制御装置にょるスップ
制御を説明する。
■、スリ プ の制 ユニットUTRによるスリッ
プ制御用の制御ユニットUTRは、スリップ制御に際し
て、ブレーキ制御と、スロットル開度調整機構44のモ
ータ106を制御することによるエンジン制御とを行な
う。制御ユニットUTRには、各車輪速を検出するセン
サ63〜66からの信号が入力される他、センサ61か
らのスロットル開度信号、センサ62からの車速信号、
センサ67からのアクセル開度信号、センサ68からの
モータ106の開度信号、センサ69からのハンドル舵
角信号、マニュアル操作されるスイッチ70からのモー
ド信号、ブレーキペダル25が踏込まれたときにオンと
なるブレーキスイッチ71からのブレーキ信号が入力さ
れる。
プ制御用の制御ユニットUTRは、スリップ制御に際し
て、ブレーキ制御と、スロットル開度調整機構44のモ
ータ106を制御することによるエンジン制御とを行な
う。制御ユニットUTRには、各車輪速を検出するセン
サ63〜66からの信号が入力される他、センサ61か
らのスロットル開度信号、センサ62からの車速信号、
センサ67からのアクセル開度信号、センサ68からの
モータ106の開度信号、センサ69からのハンドル舵
角信号、マニュアル操作されるスイッチ70からのモー
ド信号、ブレーキペダル25が踏込まれたときにオンと
なるブレーキスイッチ71からのブレーキ信号が入力さ
れる。
制御ユニットUTRは上記各センサからの各信号を受は
入れる入力インターフェイースと、CPUとROMとR
AMとから成るマイクロコンピュータと、出力インター
フェイスと、弁32.34.36A、37A、36B、
37B及びモータ106を駆動する駆動回路とを備えて
おり、ROMにはスリップ制御に必要な制御プログラム
、各種マツプ等が格納され、またRAMには制御を実行
するのに必要な各種メモリが設けられている。
入れる入力インターフェイースと、CPUとROMとR
AMとから成るマイクロコンピュータと、出力インター
フェイスと、弁32.34.36A、37A、36B、
37B及びモータ106を駆動する駆動回路とを備えて
おり、ROMにはスリップ制御に必要な制御プログラム
、各種マツプ等が格納され、またRAMには制御を実行
するのに必要な各種メモリが設けられている。
スリップ制御の内容を、エンジン制御とブレーキ制御と
に着目して示したのが第3図である。この第3図におい
て、エンジン制御用の目標値スリップ値、すなわち駆動
輪の目標スリップ値をSETで示し、ブレーキ制御用の
目標値スリップ値、すなわち駆動輪の目標スリップ値を
SBTで示しである。なお、SETはSETよりも大き
な値に設定しである。
に着目して示したのが第3図である。この第3図におい
て、エンジン制御用の目標値スリップ値、すなわち駆動
輪の目標スリップ値をSETで示し、ブレーキ制御用の
目標値スリップ値、すなわち駆動輪の目標スリップ値を
SBTで示しである。なお、SETはSETよりも大き
な値に設定しである。
いま、41時点前までは、駆動輪に大きなスリップが生
じていないので、スロットル開度はアクセル開度に対応
したものとなる。すなわち、第9図に示し基本スロット
ル特性に照らして得られる基本スロットル稠度TH−B
とされる。
じていないので、スロットル開度はアクセル開度に対応
したものとなる。すなわち、第9図に示し基本スロット
ル特性に照らして得られる基本スロットル稠度TH−B
とされる。
15時点で、駆動輪のスリップ値が、エンジン制御用目
標値SETとなった時にスリップ制御が開始され、スロ
ットル開度が下限制御値SMにまで一挙に低下される。
標値SETとなった時にスリップ制御が開始され、スロ
ットル開度が下限制御値SMにまで一挙に低下される。
そして、スロットル開度を一旦SMとした後、駆動輪の
スリップ値がエンジン制御用目標値SETとなるように
、スロットル弁の開度がフィードバック制御される。こ
のとき、スロットル開度はTH−M、すなわちモータ1
06により制御される開度とされる。前述のごと<TH
−MはTH・B以下の値をとる。
スリップ値がエンジン制御用目標値SETとなるように
、スロットル弁の開度がフィードバック制御される。こ
のとき、スロットル開度はTH−M、すなわちモータ1
06により制御される開度とされる。前述のごと<TH
−MはTH・B以下の値をとる。
12時点で、駆動輪のスリップ値がブレーキ制御用目標
値SBT以上になると、駆動輪のブレーキ21RR,2
1RLに対してブレーキ液圧が供給され、エンジン制御
とブレーキ制御の両方によるスリップ制御が開始される
。ブレーキ液圧は、駆動輪のスリップ値がブレーキ用目
標値SBTとなるようにフィードバック制御される。
値SBT以上になると、駆動輪のブレーキ21RR,2
1RLに対してブレーキ液圧が供給され、エンジン制御
とブレーキ制御の両方によるスリップ制御が開始される
。ブレーキ液圧は、駆動輪のスリップ値がブレーキ用目
標値SBTとなるようにフィードバック制御される。
6時点で、駆動輪のスリップ値がブレーキ制御用目標値
887未満になると、ブレーキ液圧が減圧され、やがて
ブレーキ液圧が零となってブレーキ制御によるスリップ
制御が終了する。ただし、エンジン制御によるスリップ
制御は、なおも継続される。
887未満になると、ブレーキ液圧が減圧され、やがて
ブレーキ液圧が零となってブレーキ制御によるスリップ
制御が終了する。ただし、エンジン制御によるスリップ
制御は、なおも継続される。
なお、スリップ制御の終了条件は、実施例では、アクセ
ルが全閉となったときとしである。
ルが全閉となったときとしである。
2スリツプ制′の詳
次に、制御ユニットUTRによるスリップ制御の詳細に
ついて、第4図〜第6図のフローチャートを参照しつつ
説明する。なお、以下の説明で用いるPは制御のステッ
プを示す。
ついて、第4図〜第6図のフローチャートを参照しつつ
説明する。なお、以下の説明で用いるPは制御のステッ
プを示す。
ムーLヱ之皇1
第4図に基づいて説明する。
アクセルが踏み込まれると同時にスリップ制御が開始さ
れる。
れる。
先ず、各センサあるいはスイッチからの信号が読込まれ
る(Pl)。
る(Pl)。
次いで、スリップ制御用の制御ユニットUTRが故障し
たか否かが判別される(P2)。制御ユニットUTRの
故障態様としては制御ユニットUTRが内蔵している記
憶手段が異常である場合すなわちROMからの読出し不
能や読出した値が異常である場合、RAMへの読み書き
不能あるいは読み出した値が異常である場合が等がある
。
たか否かが判別される(P2)。制御ユニットUTRの
故障態様としては制御ユニットUTRが内蔵している記
憶手段が異常である場合すなわちROMからの読出し不
能や読出した値が異常である場合、RAMへの読み書き
不能あるいは読み出した値が異常である場合が等がある
。
制御ユニットUTRが故障している場合には、スリップ
制御が中止され、ついで故障信号が発せられる(PIO
−pH)。すなわち、スリップ制御中である場合は、ス
リップ制御用のブレーキ液圧が零とされ、またスロット
ル開度はアクセル開度に依存したものとされ、更に、ラ
ンプ、ブザー等により故障信号が発せられる。
制御が中止され、ついで故障信号が発せられる(PIO
−pH)。すなわち、スリップ制御中である場合は、ス
リップ制御用のブレーキ液圧が零とされ、またスロット
ル開度はアクセル開度に依存したものとされ、更に、ラ
ンプ、ブザー等により故障信号が発せられる。
UTRが故障していない時には、センサ63〜66から
の車輪速度信号に基づき、駆動輪の回転速度VKから従
動輪の回転速度VJを差し引くことにより、駆動輪の実
際のスリップ値Sが算出される(P3)。なお、このス
リップ値Sの算出に際しては、例えばエンジン制御用と
しては、VJとして左右従動輪の回転速度の平均値を用
い、VKとして左右駆動輪の回転速度のうち大きい方が
選択される。また、ブレーキ制御用としては、VJは前
記と同様であり、VKとしては、左右駆動輪へのブレー
キ力を個々に独立して制御する場合には、左右の駆動輪
の個々の回転速度が選択される。
の車輪速度信号に基づき、駆動輪の回転速度VKから従
動輪の回転速度VJを差し引くことにより、駆動輪の実
際のスリップ値Sが算出される(P3)。なお、このス
リップ値Sの算出に際しては、例えばエンジン制御用と
しては、VJとして左右従動輪の回転速度の平均値を用
い、VKとして左右駆動輪の回転速度のうち大きい方が
選択される。また、ブレーキ制御用としては、VJは前
記と同様であり、VKとしては、左右駆動輪へのブレー
キ力を個々に独立して制御する場合には、左右の駆動輪
の個々の回転速度が選択される。
ついで、センサ67からのアクセル開度信号に基づいて
現在アクセルが全閉であるか否かが判別され(P4)、
アクセルが全閉でない場合にはスリップ制御中であるか
否かが判別され(P5)、スリップ制御中であれば次に
ブレーキ制御に移行する(P8)。スリップ制御中でな
い場合には駆動輪のスリップ値Sがエンジン制御用目標
値SET以上であるか否かが判別され(P6)、駆動輪
のスリップ値SがSET以上であれば、後述するように
してスロットル開度の下限制御値SMの設定を行ない(
P7)、次いでブレーキ制御に移行する(P8)。
現在アクセルが全閉であるか否かが判別され(P4)、
アクセルが全閉でない場合にはスリップ制御中であるか
否かが判別され(P5)、スリップ制御中であれば次に
ブレーキ制御に移行する(P8)。スリップ制御中でな
い場合には駆動輪のスリップ値Sがエンジン制御用目標
値SET以上であるか否かが判別され(P6)、駆動輪
のスリップ値SがSET以上であれば、後述するように
してスロットル開度の下限制御値SMの設定を行ない(
P7)、次いでブレーキ制御に移行する(P8)。
ブレーキ制御の内容は、後述するブレーキ制御用目標値
SBTの決定とその実現である。
SBTの決定とその実現である。
ブレーキ制御の後、エンジン制御が行われる(P9)。
エンジン制御の内容は、後述するエンジン制御用目標ス
リップ値SETの決定と、SETを実現するのに要求さ
れるスロットル開度、ひいてはモータ106の開度、T
H−Mの決定と、SETの実現すなわちTH−Mの出力
である。TH−Mの出力は後述するスロットル制御のた
めの割込み処理によって行なわれる。
リップ値SETの決定と、SETを実現するのに要求さ
れるスロットル開度、ひいてはモータ106の開度、T
H−Mの決定と、SETの実現すなわちTH−Mの出力
である。TH−Mの出力は後述するスロットル制御のた
めの割込み処理によって行なわれる。
アクセルが全閉ときは、スリップ制御は終了する(Pl
2)。
2)。
l−工旦二上11
第5図に基づいて説明する。
先ず後述するようにしてブレーキ用の目標スリップ値S
BTが決定された後(P21)、駆動輪のスリップ値S
がSET以上であるか否かが判別される(P22)。駆
動輪のスリップ値SがSET以上のときは、スリップ値
を目標値SBTとするのに必要なブレーキ力Pn(弁3
6A、36Bあるいは37A、37Bの操作量)が決定
され(P23)、決定されたブレーキ力Pnに対応した
信号が上記弁に出力される(P24)。駆動輪のスリッ
プ値SがSBT未満のときは、ブレーキ制御によるスリ
ップ制御を終了する(P2′5)。
BTが決定された後(P21)、駆動輪のスリップ値S
がSET以上であるか否かが判別される(P22)。駆
動輪のスリップ値SがSET以上のときは、スリップ値
を目標値SBTとするのに必要なブレーキ力Pn(弁3
6A、36Bあるいは37A、37Bの操作量)が決定
され(P23)、決定されたブレーキ力Pnに対応した
信号が上記弁に出力される(P24)。駆動輪のスリッ
プ値SがSBT未満のときは、ブレーキ制御によるスリ
ップ制御を終了する(P2′5)。
すなわち第1図に示すように、弁32.36B、37B
を閉じ、弁34.36A、37Aを開く。
を閉じ、弁34.36A、37Aを開く。
これにより、通常のブレーキ操作が行われる状態になる
。
。
C,スロットル制御
第6図に基づいて説明する。
スロットル制御は第4図に示したメインの制御に所定時
間毎に割込むことによって行われる。先ず、第3図の1
7時点であるか否かが判断され(P31)、第3図の4
1時点であるときは、スロットル開度、ひいてはモータ
開度Tnが、後述のようにして決定される下限制御値S
Mとして設定される(P32)。
間毎に割込むことによって行われる。先ず、第3図の1
7時点であるか否かが判断され(P31)、第3図の4
1時点であるときは、スロットル開度、ひいてはモータ
開度Tnが、後述のようにして決定される下限制御値S
Mとして設定される(P32)。
第3図の11時点でないときは、スリップ制御中か否か
が判断される(P33)。スリップ制御中の場合は、ス
ロットル開度Tnが、メイン制御で決定されたスロット
ル開度TH−Mとして設定される(P34)。スリップ
制御が行われていない場合は、スロットル開度TnがT
H−Bに設定される(P3!y)。すなわち、スロット
ル開度Tnはアクセル開度に依存した第9図に示す値と
なる。
が判断される(P33)。スリップ制御中の場合は、ス
ロットル開度Tnが、メイン制御で決定されたスロット
ル開度TH−Mとして設定される(P34)。スリップ
制御が行われていない場合は、スロットル開度TnがT
H−Bに設定される(P3!y)。すなわち、スロット
ル開度Tnはアクセル開度に依存した第9図に示す値と
なる。
上記の各制御の後、目標スロットル開度Tnとなるよう
にモータ106が駆動される(P36)。
にモータ106が駆動される(P36)。
次に、前述したスリップ制御を行う場合のエンジン用目
標スリップ値SETと、ブレーキ用目標スリップ値SB
Tと、スロットル開度下限制御値SMの決定について説
明する。
標スリップ値SETと、ブレーキ用目標スリップ値SB
Tと、スロットル開度下限制御値SMの決定について説
明する。
先ず、第7図は、SETとSBTとを決定する回路をブ
ロック図的に示してあり、決定パラメータとしては、車
速と、アクセル開度と、ハンドル舵角と、モードスイッ
チ70の操作状態と、路面の最大摩擦係数μmaXとし
である。この第7図において、SETの基本値5TAO
と、SBTの基本値5BTOとが。路面の最大摩擦係数
をパラメータとして、マツプ81に記憶されている。5
TBOは5TAOよりも大きな値に設定しである。
ロック図的に示してあり、決定パラメータとしては、車
速と、アクセル開度と、ハンドル舵角と、モードスイッ
チ70の操作状態と、路面の最大摩擦係数μmaXとし
である。この第7図において、SETの基本値5TAO
と、SBTの基本値5BTOとが。路面の最大摩擦係数
をパラメータとして、マツプ81に記憶されている。5
TBOは5TAOよりも大きな値に設定しである。
そして、この基本値5TBOSSTAOに、それぞれ補
正ゲイン係数KDを掛は合わせることにより、SETお
よびSBTが得られる。
正ゲイン係数KDを掛は合わせることにより、SETお
よびSBTが得られる。
上記補正ゲイン係数KDが、ゲイン係数VGとACPG
と5TRGとMODEGとを掛は合わせることにより得
られる。上記ゲイン係数VGは、車速をパラメータとす
るもので、マツプ82として記憶されている。ゲイン係
数ACPGは、アクセル開度をパラメータとするもので
、マツプ83として記憶されている。ゲイン係数5TR
Gは、ハンドル舵角をパラメータとするもので、マツプ
84として記憶されている。ゲイン係数MODECは、
運転者にマニュアル選択されるもので、テーブル85と
して記憶されている。なお、テーブル85では、スポー
ツモード、ノーマルモードの二種類が設定されている。
と5TRGとMODEGとを掛は合わせることにより得
られる。上記ゲイン係数VGは、車速をパラメータとす
るもので、マツプ82として記憶されている。ゲイン係
数ACPGは、アクセル開度をパラメータとするもので
、マツプ83として記憶されている。ゲイン係数5TR
Gは、ハンドル舵角をパラメータとするもので、マツプ
84として記憶されている。ゲイン係数MODECは、
運転者にマニュアル選択されるもので、テーブル85と
して記憶されている。なお、テーブル85では、スポー
ツモード、ノーマルモードの二種類が設定されている。
アクセル開度下限制御値SMは、第8図に示すように。
車速と路面の最大摩擦係数とをパラメータとして、マツ
プ91として記憶されている。なお、第8図において、
μIIIax = 1が摩擦係数がもっとも小さく、μ
max = 5が摩擦係数が−もっとも大きい。
プ91として記憶されている。なお、第8図において、
μIIIax = 1が摩擦係数がもっとも小さく、μ
max = 5が摩擦係数が−もっとも大きい。
路面の最大摩擦係数は、運転者によりマニュアル設定さ
せるようにしてもよいが、例えば次のようにして推定し
てもよい。すなわち、第3図の41時点における従動輪
の回転速度から、tlより所定時間経過後の従動輪の回
転速度を差し引いて得られる加速度の大小に応じて、最
大摩擦係数を推定するようにしてもよい。また、前回の
スリップ制御中の全期間に渡って上記回転速度の変化に
基づいて加速度をモニタしておき、そのなかの最大加速
度に基づいて最大摩擦係数を推定してもよい。
せるようにしてもよいが、例えば次のようにして推定し
てもよい。すなわち、第3図の41時点における従動輪
の回転速度から、tlより所定時間経過後の従動輪の回
転速度を差し引いて得られる加速度の大小に応じて、最
大摩擦係数を推定するようにしてもよい。また、前回の
スリップ制御中の全期間に渡って上記回転速度の変化に
基づいて加速度をモニタしておき、そのなかの最大加速
度に基づいて最大摩擦係数を推定してもよい。
■、 火 制 ユニ トによる 火時 制エンジンの
点火時期制御のため、制御ユニットUIGが設けられて
いる。このUIGは、基本的には、センサ61からのス
ロットル開度信号と、センサ72からのエンジン回転数
信号とに基づいて、点火時期を決定する。そして、決定
された点火時期がイグナイタ51に出力されることによ
り、この点火時期のタイーミングで点火コイル52の一
次電流が遮断される。そして、この−次電流の遮断によ
って発生した高圧の二次電流が、デストリピユータ53
を介して点火プラグ54へ供給されることになる。
点火時期制御のため、制御ユニットUIGが設けられて
いる。このUIGは、基本的には、センサ61からのス
ロットル開度信号と、センサ72からのエンジン回転数
信号とに基づいて、点火時期を決定する。そして、決定
された点火時期がイグナイタ51に出力されることによ
り、この点火時期のタイーミングで点火コイル52の一
次電流が遮断される。そして、この−次電流の遮断によ
って発生した高圧の二次電流が、デストリピユータ53
を介して点火プラグ54へ供給されることになる。
この制御ユニットUIGは、スリップ制御のために、ス
リップ制御用の制御ユニットUTRからの種々の信号を
受ける。この受信信号としては、スリップ制御中である
か否かを示すスリップフラグ、故障信号の有無(第4図
のpH)、モータ106の位置信号、アクセル開度、駆
動輪速(VK)、従動輪速(VJ)等がある。故障信号
とスリップフラグを除いて、これ等の信号をUTRを経
由することなく直接UIGへ入力してもよい。
リップ制御用の制御ユニットUTRからの種々の信号を
受ける。この受信信号としては、スリップ制御中である
か否かを示すスリップフラグ、故障信号の有無(第4図
のpH)、モータ106の位置信号、アクセル開度、駆
動輪速(VK)、従動輪速(VJ)等がある。故障信号
とスリップフラグを除いて、これ等の信号をUTRを経
由することなく直接UIGへ入力してもよい。
また、制御ユニットUIGには、排気管200の下流に
配設された排気浄化装置201に取付けられた温度セン
サー202からの温度信号が入力されている。
配設された排気浄化装置201に取付けられた温度セン
サー202からの温度信号が入力されている。
制御ユニットUIGは、制御ユニットUTRと同様に入
出力インターフェイスとマイクロコンピュータとを備え
、またイグナイタ51に点火時期を出力するための駆動
回路をそなえている。
出力インターフェイスとマイクロコンピュータとを備え
、またイグナイタ51に点火時期を出力するための駆動
回路をそなえている。
制御ユニットUrGは、スリップ制御のために、次の4
種類の点火時期の補正量を設定する。第1の補正量は、
スリップ制御用の制御ユニットUTRが故障したときの
ためのものである。このときは、故障に起因するスリッ
プ制御の中止時から所定時間だけ、点火時期が遅角補正
され、この遅角量が第1の補正量θlとされる。第2の
補正量は、スリップ制御中の駆動輪のスリップ値Sの大
きさに応じた点火時期の遅角補正量θ2である。第3の
補正量は、スリップ制御によるスロットル開度の変化量
(減少量)が大きい時の点火時期の遅角補正量θ3であ
る。第4の補正量は、スロットル開度調整機構44が不
感帯領域(第2図(d)参照)、すなわちスリップ制御
によるスロットル開度の低減をなし得ない領域、にある
ときに、この不感帯領域を補償するための点火時期の遅
角補正量θ4である。
種類の点火時期の補正量を設定する。第1の補正量は、
スリップ制御用の制御ユニットUTRが故障したときの
ためのものである。このときは、故障に起因するスリッ
プ制御の中止時から所定時間だけ、点火時期が遅角補正
され、この遅角量が第1の補正量θlとされる。第2の
補正量は、スリップ制御中の駆動輪のスリップ値Sの大
きさに応じた点火時期の遅角補正量θ2である。第3の
補正量は、スリップ制御によるスロットル開度の変化量
(減少量)が大きい時の点火時期の遅角補正量θ3であ
る。第4の補正量は、スロットル開度調整機構44が不
感帯領域(第2図(d)参照)、すなわちスリップ制御
によるスロットル開度の低減をなし得ない領域、にある
ときに、この不感帯領域を補償するための点火時期の遅
角補正量θ4である。
以上のことを前提として、第10図のフローチャートを
参照しつつ制御ユニットUIGによる点火時期制御の内
容を説明する。尚、以下の説明でRは制御のステップを
示す。
参照しつつ制御ユニットUIGによる点火時期制御の内
容を説明する。尚、以下の説明でRは制御のステップを
示す。
先ず、各センサあるいはスリップ制御用の制御ユニット
UTRからの信号が入力される(R1)。
UTRからの信号が入力される(R1)。
その後、既知のように、スロットル開度とエンジン回転
とに基づいて、基本点火時期θBが決定される(R2)
。なお、この基本点火時期には、吸気温補正、水温補正
、加速補正等の補正量も含むが、これ等は従来から良く
知られているので、その詳細な説明は省略する。このよ
うに、R2では、スリップ制御のための補正量を除いた
点火時期が決定される。
とに基づいて、基本点火時期θBが決定される(R2)
。なお、この基本点火時期には、吸気温補正、水温補正
、加速補正等の補正量も含むが、これ等は従来から良く
知られているので、その詳細な説明は省略する。このよ
うに、R2では、スリップ制御のための補正量を除いた
点火時期が決定される。
次いで、本実施例に係る制御装置にあっては、排気浄化
装置201の温度が所定値T、を超えているか否かが判
定され(R3)、排気浄化装置201の温度が所定値T
1を超える場合と、所定値T1以下の場合とによって、
以下に説明するように、異なる制御が行われ、もって、
排気浄化装置201が過度の高温に晒される事態の出来
が防止されている。
装置201の温度が所定値T、を超えているか否かが判
定され(R3)、排気浄化装置201の温度が所定値T
1を超える場合と、所定値T1以下の場合とによって、
以下に説明するように、異なる制御が行われ、もって、
排気浄化装置201が過度の高温に晒される事態の出来
が防止されている。
1 装 の温 が 定値T1以 の場合この場合
、ステップR4で前述した第1補正量θ1による遅角補
正が行われているか否か判別され、該補正が行われてい
ない時は、更にスリップ制御中であるか否かが判別され
(R5)、スリップ制御中であれば、更に、制御ユニッ
トUTRから故障信号が発信されているか否かを見て、
制御ユニットUTRが故障であるか否かが判別される(
R6)。制御ユニットUTRが故障のときは、故障時の
遅角補正が行われる。すなわち、第1補正量θlによる
点火時期の補正を行う旨表示した後(R7)、第1補正
量θlによる補正を行う所定時間がタイマセットされる
(R8)。この後、第1補正量θ1の初期値設定がなさ
れる(R9)。
、ステップR4で前述した第1補正量θ1による遅角補
正が行われているか否か判別され、該補正が行われてい
ない時は、更にスリップ制御中であるか否かが判別され
(R5)、スリップ制御中であれば、更に、制御ユニッ
トUTRから故障信号が発信されているか否かを見て、
制御ユニットUTRが故障であるか否かが判別される(
R6)。制御ユニットUTRが故障のときは、故障時の
遅角補正が行われる。すなわち、第1補正量θlによる
点火時期の補正を行う旨表示した後(R7)、第1補正
量θlによる補正を行う所定時間がタイマセットされる
(R8)。この後、第1補正量θ1の初期値設定がなさ
れる(R9)。
なお、この初期値は、例えば、故障発生時のスリップ値
S(駆動輪速と従動輪速との差)に基づいて設定するこ
とができる(スリップ値Sが大きいほどθlが大)。次
いで、前記点火時期θBから第1補正量θ1を差し引く
ことにより、最終点火時期θFが算出さ・れ(RlO)
、θFのタイミングで点火が実行される(R11)。
S(駆動輪速と従動輪速との差)に基づいて設定するこ
とができる(スリップ値Sが大きいほどθlが大)。次
いで、前記点火時期θBから第1補正量θ1を差し引く
ことにより、最終点火時期θFが算出さ・れ(RlO)
、θFのタイミングで点火が実行される(R11)。
上記のステップR7を経た後は、第1補正量θ1による
遅角補正が行われているので、ステップR4での判別が
YESとなる。このときはステップR8でセットされた
タイマ値が0になっているか否かすなわち故障時の遅角
補正を開始してから所定時間経過したか否かが判別され
(RI2)、まだ所定時間経過していない場合には、タ
イマをカウントダウンしくR]3)、第1補正量θlが
所定分減らされた後(R14)、ステップR9へ移行す
る。このようにして、第1補正量θlは、初期値から徐
々に低減される。
遅角補正が行われているので、ステップR4での判別が
YESとなる。このときはステップR8でセットされた
タイマ値が0になっているか否かすなわち故障時の遅角
補正を開始してから所定時間経過したか否かが判別され
(RI2)、まだ所定時間経過していない場合には、タ
イマをカウントダウンしくR]3)、第1補正量θlが
所定分減らされた後(R14)、ステップR9へ移行す
る。このようにして、第1補正量θlは、初期値から徐
々に低減される。
故障時の遅角補正を開始してから所定時間経過した場合
は、第1補正量θ1による遅角補正が行われていない旨
の表示を行った後(R15)、基本点火時期θBを最終
点火時期θFとして設定しくR16)、ステップR11
に移行する。
は、第1補正量θ1による遅角補正が行われていない旨
の表示を行った後(R15)、基本点火時期θBを最終
点火時期θFとして設定しくR16)、ステップR11
に移行する。
前記ステップR6の判別で制御ユニットUTRが故障し
ていない時は、アクセル開度が3/4開度(75%開度
)以上であるか否かが、即ちスロットル開度調整機構4
4が第21Z (cl)に示す不感帯領域にあるか否か
が判別される(R21)。
ていない時は、アクセル開度が3/4開度(75%開度
)以上であるか否かが、即ちスロットル開度調整機構4
4が第21Z (cl)に示す不感帯領域にあるか否か
が判別される(R21)。
スロットル開度調整機構が不感帯領域にあるときは、制
御不能量、すなわちモータ106の開度(第6図のP3
4参照)とするのに不足分のスロットル開度がΔSとし
て決定され(R22)、ΔSに応じて第4補正量θ4が
決定される(R23)。補正量θ4は、不足分のスロッ
トル開度ΔSが大きいほど大きな値とされる。スロット
ル開度調整機構44が不感帯領域にないときは、第4補
正量θ4が0とされる(R24)。
御不能量、すなわちモータ106の開度(第6図のP3
4参照)とするのに不足分のスロットル開度がΔSとし
て決定され(R22)、ΔSに応じて第4補正量θ4が
決定される(R23)。補正量θ4は、不足分のスロッ
トル開度ΔSが大きいほど大きな値とされる。スロット
ル開度調整機構44が不感帯領域にないときは、第4補
正量θ4が0とされる(R24)。
上記ステップR23、R24の後、駆動輪のスリップ値
Sに基づいて、第2補正量θ2が決定される(R25)
。第2補正量θ2はスリップ値Sが大きいほどが大きな
値とされる。
Sに基づいて、第2補正量θ2が決定される(R25)
。第2補正量θ2はスリップ値Sが大きいほどが大きな
値とされる。
ステップR25に次いで、モータ106の現在の目標開
度Tnと前回の目標開度(制御サイクル1回前の目標T
nとなる)Toとの差が敷居値61以上であるか否かが
判別され(R26、R27)、前記差が敷居値61以上
のと−きはToとTnの差に応じて第3補正量θ3が決
定される(R28)。補正量θ3はTnとToとの差が
大きいほど大きな値とされる。一方TnとToとの差が
敷居値ΔT未満のときは、第3補正量θ3はOとされる
(R29)。
度Tnと前回の目標開度(制御サイクル1回前の目標T
nとなる)Toとの差が敷居値61以上であるか否かが
判別され(R26、R27)、前記差が敷居値61以上
のと−きはToとTnの差に応じて第3補正量θ3が決
定される(R28)。補正量θ3はTnとToとの差が
大きいほど大きな値とされる。一方TnとToとの差が
敷居値ΔT未満のときは、第3補正量θ3はOとされる
(R29)。
ステップR29、R29の後、最終点火時期θFが、基
本点火時期θBから各補正量θ2、θ3、θ4を差し引
(ことにより決定され(R30)、その後、ステップR
11に移行する。
本点火時期θBから各補正量θ2、θ3、θ4を差し引
(ことにより決定され(R30)、その後、ステップR
11に移行する。
■ 装 の温 が所定値TIを超える 合この場
合は、排気浄化装置201の温度を所定値T+以下に下
げるべく、点火時期の遅角方向への制御を行うことなく
、基本点火時期θBのタイミングで点火が実行される(
R40)。これにより、排排気中の未燃焼ガスの増加が
抑制され、ひいては排気浄化装置201が過度の高温に
晒される事態の招来が防止される。
合は、排気浄化装置201の温度を所定値T+以下に下
げるべく、点火時期の遅角方向への制御を行うことなく
、基本点火時期θBのタイミングで点火が実行される(
R40)。これにより、排排気中の未燃焼ガスの増加が
抑制され、ひいては排気浄化装置201が過度の高温に
晒される事態の招来が防止される。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明は上記の実施
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載し
た・発明の範囲内で、種々改変が可能なことは言うまで
もない。
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載し
た・発明の範囲内で、種々改変が可能なことは言うまで
もない。
(効果)
以上の説明かられかるように、本発明にあっては、排気
浄化装置の温度が検出され、検出された排気浄化装置の
温度が所定値を超える場合には点火時期の遅角方向への
制御が禁止されるので、排気中の未燃焼ガスの量が過度
に増大して、排気浄化装置の温度が過度に高くなること
は無い。
浄化装置の温度が検出され、検出された排気浄化装置の
温度が所定値を超える場合には点火時期の遅角方向への
制御が禁止されるので、排気中の未燃焼ガスの量が過度
に増大して、排気浄化装置の温度が過度に高くなること
は無い。
従って、本発明により、エンジンの点火時期を遅角方向
に制御することにより駆動輪のスリップ制御を行うよう
になった車両のスリップ制御装置であって、排気浄化装
置の高温化による劣化を防止できる制御装置が提供され
る。
に制御することにより駆動輪のスリップ制御を行うよう
になった車両のスリップ制御装置であって、排気浄化装
置の高温化による劣化を防止できる制御装置が提供され
る。
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図である
第2図はスロットル開度調整機構の作動態様を示す説明
図である。 第3図はスリップ制御の概略を示すタイムチャートであ
る。 第4図〜第6図、第10図は本発明の制御例を示すフロ
ーチャートである。 第7図はエンジン用とブレーキ用との各スリップ目標値
を決定するための回路図である。 第8図はスリップ制御における下限制御値を決定するた
めのマツプを示す図である。 第9図は基本スロットル特性を示す図である。 IFR,IFL・・・従動輪、 IRR,IRL・・・駆動輪、 21FR121FL・・・ブレーキ、 21RR,21RL・・・ブレーキ、 2・・・エンジン、 11・・・トルクコンバータ、 11A・・・ロックアツプクラッチ、 25・・・ブレーキペダル、 26・・・倍力装置、 32・・・電磁開閉弁、 36A、36B・◆・電磁開閉弁、 37A、37B・・・電磁開閉弁、 42・・・スロットル弁、 51・・・イグナイタ、 52・・・点火コイル、 53・9◆デストリピユータ、 54・・・点火プラグ、 43・◆・アクセルペダル、 63〜66−・・車輪速センサ、 106・・・スロットル開度調整用モータ、112◆・
・レバー 202・・・温度センサー 第 2 図 第3 図 ■I T2 3 WI間 第 5 図 第 図
図である。 第3図はスリップ制御の概略を示すタイムチャートであ
る。 第4図〜第6図、第10図は本発明の制御例を示すフロ
ーチャートである。 第7図はエンジン用とブレーキ用との各スリップ目標値
を決定するための回路図である。 第8図はスリップ制御における下限制御値を決定するた
めのマツプを示す図である。 第9図は基本スロットル特性を示す図である。 IFR,IFL・・・従動輪、 IRR,IRL・・・駆動輪、 21FR121FL・・・ブレーキ、 21RR,21RL・・・ブレーキ、 2・・・エンジン、 11・・・トルクコンバータ、 11A・・・ロックアツプクラッチ、 25・・・ブレーキペダル、 26・・・倍力装置、 32・・・電磁開閉弁、 36A、36B・◆・電磁開閉弁、 37A、37B・・・電磁開閉弁、 42・・・スロットル弁、 51・・・イグナイタ、 52・・・点火コイル、 53・9◆デストリピユータ、 54・・・点火プラグ、 43・◆・アクセルペダル、 63〜66−・・車輪速センサ、 106・・・スロットル開度調整用モータ、112◆・
・レバー 202・・・温度センサー 第 2 図 第3 図 ■I T2 3 WI間 第 5 図 第 図
Claims (1)
- エンジンの点火時期を遅角方向に制御することによっ
て駆動輪のスリップを制御する手段を備えた車両のスリ
ップ制御装置において、排気浄化装置の温度を検知する
ための手段と、排気浄化装置の温度が所定値を超えた場
合に、点火時期の遅角方向制御を禁止するための手段と
を備えて成ることを特徴とする車両のスリップ制御装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317075A JPH03179167A (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 車両のスリップ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317075A JPH03179167A (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 車両のスリップ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03179167A true JPH03179167A (ja) | 1991-08-05 |
Family
ID=18084145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1317075A Pending JPH03179167A (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | 車両のスリップ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03179167A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082247A1 (ja) | 2009-01-19 | 2010-07-22 | 東洋鋼鈑株式会社 | 防錆剤皮膜を設けた表面処理鋼板、及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-12-06 JP JP1317075A patent/JPH03179167A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082247A1 (ja) | 2009-01-19 | 2010-07-22 | 東洋鋼鈑株式会社 | 防錆剤皮膜を設けた表面処理鋼板、及びその製造方法 |
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