JPH03179080A - 発熱組成物 - Google Patents

発熱組成物

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JPH03179080A
JPH03179080A JP1317470A JP31747089A JPH03179080A JP H03179080 A JPH03179080 A JP H03179080A JP 1317470 A JP1317470 A JP 1317470A JP 31747089 A JP31747089 A JP 31747089A JP H03179080 A JPH03179080 A JP H03179080A
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JP
Japan
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heat
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exothermic
water
calcium oxide
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JP1317470A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Sakai
利幸 坂井
Yoshihiro Tomizuka
冨塚 吉弘
Tatsuya Yoshino
竜也 吉野
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PAUDAATEC KK
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PAUDAATEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は弁当、珍味、酒缶あるいはヌードル類等の飲食
物簡易加熱装置に装着してこれらの飲食物の加熱あるい
は保温に使用される発熱組成物に関する。
[従来の技術] 飲食物の簡易加熱器具としては、最近、燗の出来る酒罐
や加熱式弁当等が市場で販売され好評を博している。こ
れらの加熱装置に使用されている発熱組成物の主成分は
酸化カルシウムで、特定容器内に充填された発熱組成物
と隔離して収納された水を、必要に応じて所定量だけ発
熱組成物に添加し、酸化カルシウムの水和反応に伴う発
熱を利用する方式を採用している。この方法は被加熱体
の種類によっては一応の効果を上げている。
この他、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム等の粉末状ないし
粒状の金属単体や合金に過硫酸塩を混合しこの混合物に
水を添加して発熱させる方法が提案されている(特公昭
53−23782号公報)。
また、本発明者等によって、高い発熱を長期にわたって
維持でき、しかも安全性も高く、さらに取扱いが容易な
飲食物の加熱または保温に用いられる発熱組成物として
、金属粉と過硫酸塩とカルシウム化合物および/または
マグネシウム化合物を含有するものが提案されている(
特願平1−228230号)。例えば金属粉として市販
の還元鉄粉(60メツシユ篩下)、過硫酸塩としてNa
2 S20gを使用し、これに酸化カルシウムの適量を
配合し、20%塩化ナトリウム水溶液を添加すると最高
温友釣400℃、100℃以上の持続時間約30分とい
ったた発熱特性を示し、充分な効果が得られる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの発熱組成物は一般に水との反応によっ
て発熱するものであるから、反応に際して体積膨張が起
こる。このため加熱容器の容積を膨張を見込んで大きく
作る必要があるが、実際の使用に当っては加熱容器を出
来るだけ小さくしても充分な機能を果すことが要求され
る、しかるに、これらの発熱組成物はこのような要求を
充分に満足するものではなかった。
また、飲食物によっては、例えば酒類等はごく微量の鉄
分の混入があっても貯蔵中に酒の変色が起こるため、酒
の加熱用発熱組成物中に鉄粉等の金属粉を使用すると、
実際には酒の中に鉄粉が混入しないよう製造しても心理
的に嫌われて使用されない等の欠点がある。
従って、本発明の第1の目的は、発熱時の体積膨張を抑
制し、加熱容器の小形化を図れる発熱組成物を提供する
ことにあり、本発明の第2の目的は、発熱が充分に確保
でき、しかも使用時に使用者に嫌悪感や忌避感を与えな
い発熱組成物を提供することにある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者等は上記目的を達成すべく、鋭意検討した結果
、上記第1の目的は明春を用いることによって解決され
、また第2の目的は金属粉を用いなくても一定の組合せ
の発熱m酸物においては有効な発熱を示すことを知見し
、本発明に到達した。
すなわち、本発明の一態様は、水を添加することにより
発熱する物質と明春とを層状または同心円状に重ね合わ
せるか、もしくは上記発熱する物質に明春を添加するこ
とを特徴とする発熱組成物にある。
また、本発明の別の態様は、過硫酸塩と酸化カルシウム
および/または酸化マグネシウム、必要に応じてアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化物をさらに
含有することを特徴とする発熱組成物にある。
本発明では、水との反応によって体積が増加するが、こ
れを抑制するため明春を用いる。明春を使用する方法は
、水L ”I−、’Illすることにより発熱する物質
に明春を層状ま/L +j 、同心円状を重ね合わせる
か、この水を添加することにより発熱する物質に明春を
添加することにより行なわれるが、層状または同心円状
を重ね合わせた21!構造としたほうが発熱時の体積を
より抑制する効果が顕著である。なお、明春の添加量は
、発熱組成物100重量部に対し、5〜301!量部が
望ましい。
ここでいう水を添加することにより発熱する物質(以下
、発熱する物質という)とは、特に制限はなく、一般に
用いられる酸化カルシウムでもよいが、好ましくは特願
平1−228230号に開示されている金属粉と過硫酸
塩とカルシウム化合物および/またはマグネシウム化合
物を含有するもの、もしくは後述する過硫酸塩と酸化カ
ルシウムおよび/または酸化マグネシウムを含有し、必
要に応じてアルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロ
ゲン化物をさらに含有するものである。
本発明は、上述のように過硫酸塩と酸化カルシウムおよ
び/または酸化マグネシウムを含有するコトを特徴とす
るが、必要に応じてアルカリ金属、アルカリ土類金属の
ハロゲン化物を少量を併用すれ、ば初期の発熱特性が一
層改善される。
本発明の発熱組成物の主剤上なる過硫酸塩としてはアル
カリ類金属塩、例えばに2 S2 osまたはNa2 
S20B等が好ましく用いられる。アンモニウム塩でも
充分な発熱特性が得られるが、アンモニウム臭があるた
め使用は避けることが望ましい。
本発明において、脱硫反応を効率よく行なうために用い
られる酸化カルシウムまたは酸化マグネシウムは反応性
のよい細粉が好ましいが、あまり細粉になると空気中の
湿気を吸収して一部水酸化カルシウムに変化して効果が
減少する恐れがある。
このため4鯛程度に粉砕されたものが最も有効に作用す
る。
酸化カルシウムまたは酸化マグネシウムをそれぞれ単独
で用いてもよいし、この2つを併用してもよい。また、
酸化バリウム等を使用しても同様の効果がある。
本発明の発熱組成物における過硫酸塩と脱硫反応剤とな
る酸化カルシウムおよび/または酸化マグネシウムとの
配合割合は、過硫酸塩100重量部に対し酸化カルシウ
ムおよび/または酸化マグネシウム50〜250重量部
が好ましく、これより少なくても多くても最高温度は低
下する。
また、所望により含有する反応促進剤としてのNaCJ
またはKCJ等のアルカリ金属のハロゲン化物が最も効
果があるが、アルカリ土類金属のハロゲン化物、例えば
Ca Cu2 、Mg C12等でも効果が認められる
。これらの金属のハロゲン化物は上記の主原料中に含有
させてもよく、発熱に使用する水に溶解して水溶液とし
て用いてもよい。使用量は発熱組成物に対して1〜lO
重量%が好ましく、これ未満では添加効果が少なく、こ
れを超えて添加してもかえって最高温度が低下する。
次に、本発明の発熱組成物の発熱方法はすでに述べたご
とく、発熱組成物に水または上記金属のハロゲン化物の
水溶液を添加することによって為されるが、水あるいは
上記金属のハロゲン化物の水溶液の添加量は、発熱組成
物100重量部に対し20〜100重量部が好ましく、
この範囲で最高温度150℃以上の高温となる。
[作用] 明春を発熱する物質と層状または同心円状に重ね合わせ
たり、発熱する物質に添加すると、明春は膨張抑制剤と
して作用する。明春は溶融点が約90℃と低いため反応
過程の途中で溶融液化し、発熱する物質の膨張を抑制す
るものと考えられる。
また、公知のごとく酸化カルシウムまたは酸化マグネシ
ウムは水と反応して発熱するが、過硫酸塩が共存すると
酸化カルシウム等により脱硫による発熱も加算されるた
め、金属粉を用いなくとも高い発熱温度が長時間に亘っ
て得られる。また過硫酸塩の分解により発生するSO2
は酸化カルシウム等と結合してCa5O<等となるため
有害ガスの発生は殆どない。
上記金属のハロゲン化物の作用機構は明らかではないが
、主反応の触媒として作用するため効果が一層表われる
ものと考えられる。
[実施例] 次に、本発明を実施例および比較例によりさらに具体的
に説明する。
実施例1 過硫酸カリ(K2 S20B 、試薬1級)25g。
酸化カルシウム35gからなる発熱組成物を得た。
この発熱組成、物に水10gを加えた場合の発熱温度曲
線を第1図に示す。
第1図に示されるように、!&高温度450℃、100
℃以上の保持時間約35分となった。また、反応完了後
の体積膨張率は約40%であった。
比較例1 酸化カルシウム60gに水logを加えた場合の発熱温
度曲線を第1図に示す。
第1図に示されるように最高温度205℃、100℃以
上の保持時間は約20分であった。
前記した実施例1と比較すると最高温度、持続時間とも
に著しく低い。また、反応完了後の体積膨張率は約20
%であった。
実施例2 過硫酸カリ35g、酸化マグネシウム20gからなる発
熱組成物を得た。
これに食塩水(20重量%)20gを加えた場合の最高
温度は410℃で、100℃以上の保持時間30分間で
あった。
実施例3 過硫酸カリ20g、酸化カルシウム40g、塩化カリ 
2gからなる発熱組成物を得た。
この発熱組成物に水30gを加えた場合の発熱温度曲線
を第1図に示す。
第1図に示されるように、最高温度は390’Cで、1
00℃以上の保持時間25分であった。
実施例4 実施例1で得られた発熱組成物(発熱する物質)に焼明
礬(K2 so4 ・Al1  (SO4)3)5gを
混合し、ステンレス製ビーカー(100rd)に入れ、
これに水logを加えた。
この最高温度は430℃で、反応完了後の体積膨張率は
約12%であり、実施例1よりも体積膨張率が大幅に減
少した。
実施例5 実施例1で得られた発熱組成物(発熱する物質)をステ
ンレス製ビーカー(100yte)に入れ、その上面を
明春(K2 SO4・Al1  (SO4)324H2
0) Logで被覆して層状構造とし、これに水10g
を加えた。
この最高温度は440℃で、反応完了後の体積膨張率は
約5%であり、実施例1よりも体積膨張率が大幅に減少
した。
実施例6 比較例1で得られた発熱組成物(発熱する物質)をステ
ンレス製ビーカーに入れ、その上面を実施例4と同じよ
うに焼明礬約5gで被覆した層状構造とし、これに水1
0gを加えた。
この最高温度は200℃で、反応完了後の体積膨張率は
約lO%であり、比較例1よりも体積膨張率が大幅に減
少した。
実施例7 還元鉄粉10g1過硫酸ソーダ(Na 2 S2 OB
 )25g、酸化カルシウム35gからなる発熱m酸物
(発熱する物質)の周辺に明春約7gを同心円状にステ
ンレス製ビーカーに挿入し、これに水10gを加えた。
この最高温度は320℃で、反応完了後の体積膨張率は
約8%であった。
なお、明春を用いない場合の体積膨張率は約30%であ
り、体積膨張率が大幅に減少することが判る。
[発明の効果] 明春を用いる本発明の発熱組成物は、発熱時の体積膨張
を抑制し、加熱容器の小形化を図ることができる。
また、過硫酸塩と酸化カルシウムおよび/または酸化マ
グネシウムを含有し、必要に応じてアルカリ金属または
アルカリ土類金属のハロゲン化物をさらに含有する本発
明の発熱組成物によって、使用時に使用者に嫌悪感や忌
避感を与えず、しかも、高い発熱が長時間に亘って維持
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1、比較例1および実施例3における
温度と時間の関係を示すグラフ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水を添加することにより発熱する物質と明礬とを層
    状または同心円状に重ね合わせたことを特徴とする発熱
    組成物。 2、水を添加することにより発熱する物質に明礬を添加
    したことを特徴とする発熱組成物。 3、前記発熱する物質が、金属粉および/または合金粉
    と過硫酸塩とカルシウム化合物および/またはマグネシ
    ウム化合物とからなる請求項1または2に記載の発熱組
    成物。 4、前記発熱する物質が、過硫酸塩と酸化カルシウムお
    よび/または酸化マグネシウムを含有する請求項1また
    は2に記載の発熱組成物。 5、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化
    物をさらに含有する請求項4に記載の発熱組成物。 6、過硫酸塩と酸化カルシウムおよび/または酸化マグ
    ネシウムを含有することを特徴とする発熱組成物。 7、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化
    物をさらに含有する請求項6に記載の発熱組成物。
JP1317470A 1989-12-08 1989-12-08 発熱組成物 Pending JPH03179080A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6200357B1 (en) * 2000-02-17 2001-03-13 Kabushiki Kaisha Kyodo Heating medium and use of the same
WO2008078971A1 (en) * 2006-12-27 2008-07-03 Youngtack Shim Portable heating systems and methods
JP2018510814A (ja) * 2015-04-20 2018-04-19 ヒートジェニー, インコーポレイテッド 熱調節式自己加熱容器

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