JPH03178928A - パップ剤 - Google Patents

パップ剤

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JPH03178928A
JPH03178928A JP31664789A JP31664789A JPH03178928A JP H03178928 A JPH03178928 A JP H03178928A JP 31664789 A JP31664789 A JP 31664789A JP 31664789 A JP31664789 A JP 31664789A JP H03178928 A JPH03178928 A JP H03178928A
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Toru Motoda
徹 元田
Takehiro Tani
威広 谷
Masao Motoki
本木 正雄
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NIPPI ZERACHIN KOGYO KK
Ajinomoto Co Inc
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NIPPI ZERACHIN KOGYO KK
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 &漿り体列」0月4 本発明は、トランスグルタミナーゼをゼラチンに作用さ
せることにより、′#4熱性及び凝集性を改善したパッ
プ剤に関する。またl・ランスグルタミナーゼを用いる
ことにより皮膚への刺激性も改善されている。
従」Uえ街= 従来より、捻挫、打撲等の消炎鎮痛を目的として、シー
ト状にして貼布するパップ剤が市販されている。パップ
剤は、フィルムをはがして患部に貼布するだけと言う使
用上の簡便さにより繁用されている。また近年経皮吸収
は、局所のみてなく全身への薬物投与の手段として注目
されている。
経皮吸収では、薬物の吸収は、比較的長時間、持続的に
行なわれ注射投与のような急激な血中薬物濃度の上昇か
ない。また経口投与にみられる肝臓や消化管での薬物の
代謝の影響が血液の初回循環時にはなく多量の薬物損失
がない、また注射投与での注射時の痛みによる患者の肉
体的、及び精神的苦痛の心配もない。経皮吸収において
吸収促進剤などと共に基剤も重要な要素である。パップ
剤は、経皮吸収の手段のひとつでありその基剤もまた重
要である。
本発明の基剤は、パップ剤基剤のみでなく含水量を増減
させることにより、広く貼布剤基剤として用いることが
できる。
パップ剤の薬剤としては、ザリチル酸メチル、1−メン
ト−ル、ハツカ油、インドメタシン等が用いられる。基
剤には、粉末基剤として、カオリン、ベントナイト、酸
化亜鉛等が、湿潤剤として、グリセリン、プロピレング
リコール、ソルビトール等が、高分子増粘剤として、ア
ラビアゴム、ゼラテン、カルボキ゛シメチルセルロース
ナ1ヘリウム、アルギン酸すl〜ツリウムポリアクリル
酸す1〜リウl\、ポリビニルアルコール等が、それぞ
れ用いられている。これt)必要な成分と水とを、加熱
混な17、シー1−状に、展延し冷却し7たパップ剤が
、繁用されている。
ゼラチンは、加温時、冷却時のゾル−ゲル変換を利用す
ることによる、展延の簡便さ等から、グリセロゼラチン
基剤とし、7広く用いられてきた。
しかしながら、ゼラチンは、体温イ」近ては軟化してし
まい夏期においてはダレが生し剥離時に皮膚に残留する
欠点があった。
」1記欠点を改善する目的或いは粘着力を増す等の他の
目的で、各種アルデヒド類等の架橋剤でゼラチンを架橋
したもの、ポリアクリル酸塩を用いたちのく特開昭52
 38016 ) 、ポリアクリル酸塩とアルデヒド類
とを組合せたちのく特公昭62−21.766)、ポリ
アクリル酸塩とミョウバン群を用いたもの〈特公昭62
 126>がある。
が ゛ しようと る ゼラチンは、ゾル−ゲル変換を利用してパップ剤に繁用
されてきたが、体温11近ては軟化してしまい、気温が
」1昇する夏にはダレを生し、へどつき及び皮膚l\の
残留等、使用上望ましくなく不快感を与えるnl囚とな
っていた。
上記欠点を、グルタルアルデヒ)・、ホルマリンを代表
とする各種架橋剤、あるいは高分子粘着剤であるポリア
クリル酸塩を用いることで改善が試7ノられてきた。
しかしながら、各種アルデヒド類においては、ゲルを完
全に不溶化してしまったリジンを形成し、均一に反応さ
せることに困難があり、また変色を起こす等、品質管理
上望ましくない点もあった。
また皮膚への刺激性にも問題があった。ポリアクリル酸
塩を用いた場なは、他に粘着力を強化する利点もあり、
利用価値の高いも力と思われるが耐熱性の改善にはまだ
不足があり夏ダレが生じてしまうものてあった。また粘
度の−L昇が急速であるために粘度の調整にやや困難が
ありまた均一なゲルにすることもやや困難があり製造上
望ましくない面もあった。
本発明は、トランスグルタミナーゼをゼラチンに作用さ
せる事により上記欠点を改善し熱に強く、凝集性にすぐ
れ、皮膚への刺激性の少ない1<・ンフ。
剤を提供することを目的とする。
阻延り腸炎t4逼粗αL邊 トランスグルタミナーゼは、蛋白質中のグルタミン残基
のγ−カルボキシアミド基とりジン残基のε−アミノ基
の間でε−(7・−グルタミル)リジン結合により蛋白
質を架橋重合する酵素である。
トランスグルタミナーゼはその起源によりモルモ・ソト
由来のもの、微生物由来のものく特開平127471)
、タラ由来のもの等があるが、トランスグルタミナーゼ
作用を有する限りその起源は特に問わず、本発明で用い
ることができる。しかしながら、好ましくは微生物、若
しくはモルモ・ン1へ由来のものを用いるのが良い。ト
ランスグルタミナーゼにより蛋白質のゲルfヒ物を製造
したものには(特開昭58−149645 、特開平↓
27471)がある。1〜ランスグルタミナーゼをゼラ
チンに作用させたものにはく特願昭63236966)
がある。トランスグルタミナーゼを作用させ人工皮膚に
利用したものとして番よ〈特開昭62−74360>が
あり蛋白質を、固まらせる酵素として注目されている。
トランスグルタミナーゼをゼラチンに作用させることに
より、ゼラチンを架橋重合し融点を上昇−させかつ凝集
性を高めることができ、こitをツマ・ンプ剤に利用し
、欠点である夏ダレを防ぐことができた。また本発明で
は、天然の酵素により架橋され、その失活も熱によるた
め他の化学的架橋剤、増粘剤を用いる必要がないか、或
いはその量を減らすことで皮膚への刺激性を減少させる
ことができた。この場合トランスグルタミナーゼは、ゼ
ラチン1gに対して0.1ユニット以上、好ましくは、
02〜3ユニツトを用いることができる。0.1ユニ・
ント以下では有効な架橋はなされない。また上限は特に
ないが、あまり多くても酵素の濃度に相応する効果の」
1昇が認められず、経済性等の観点からあまり意味がな
い。
本発明におけるパップ剤で(、よ、従来のゼラチン系パ
ップ剤に用い^れている成分を併用することが可能であ
る。また本発明てはあr、かしめトランスグルタミナー
ゼで架橋重みさせたゼラチンを用いても、パップ剤成分
の1部又は全部を混身撹打j−た後に1−ランスグルタ
ミナーゼを作用2さQ架橋重なさせてパップ剤と12で
もよい。
以下実施例に従って説明する。
実施通−L ゼラチンはJ I S法てゼリー強度196フルーム、
粘度54.31111)の酸性法ゼラチンを用いた。実
施例1では、ゼラチン109C溶液をI)H6,Oに調
察し、ゼラチンIgに対して微生物起源のトランスグル
タミナーゼ■ユニツl−(天野製薬製、2.5ユニツI
〜7/Inj9)の割なで加え50°Cで120分間反
応後、80’Cで40秒間欠失活理し、その後乾燥しト
ランスグルタミナーゼを作用させたゼラチンを得た。
下記配今割斤にてI・ランスグルタミナーゼを作用させ
たゼラチン、酸fヒ亜鉛及びポリビニルアルコール(P
VA)に水を加え30分放置後60℃で溶解、撹1゛I
′混きした。これにグリセリンを加え、さ^にサリチル
酸メチル、1−メント−ルの混り物を加え80℃て混な
撹打後すント布に展延し]」約物を?))た。試薬は局
方試薬及び試薬特級のものをもちいた。
トう〉スクルタミナーゼを      2部作用させた
ゼラチン グリセリン            1.h酸化亜l:
:               2 gPVA   
             2gザリチル酸メチル  
         1g1−メントール       
     1!?6 00J 実−施払1−2一 実施例1−と同し原料ゼラチンの202S溶液を1)I
−(6,0に調整した。この溶液にゼラチン1gに対し
て実施例1と同じl・ランスグルタミナーゼを0,5ユ
ニツI・の割きで加え、50℃で110分間反応させ、
酵素を失活させた後乾燥した。
実施例1と同様にしてパップ剤を調製した。f旦しカリ
ミョウバンは少量の水に溶解してから加えた。
トランスグルタミナーゼを      20g作用させ
たゼラチン グリセリン              tsgカオリ
ン                2sPVA   
             2gカリミョウバン   
       0.63サリチル酸、メチル     
     1g1−メントール           
 1g55.4 100.0g (比較例〉 実施例1と同じ原料セラチンでトランスグルタミナーゼ
を作用させていないものを用いて実施例1と同様に調製
し比較例とした。
族1U慰1− ゼラチン グリセリン 酸化亜鉛 PVA サリチル酸、メチル 1−メントール 水 止漱紅[t ゼラチン グリセリン カオリン PVA カリミョウバン ザリチル酸メヂル 1−メンI・−ル 0g 8g g 2!?  6g g g 55.4 1oo、og 止邊U年3− ゼラチン グリセリン 酸化亜鉛 VA グルタルアルデヒ サリヂル酸メチル 1−メンI・−ル ド 比1幻例−4− ゼラチン′ グリセリン 酸化亜鉛 VA ポリアクリル酸Na ザリチル酸メチル 1−メン1ヘール 0g 8g 2 g 0.04g 3 g 55.96 100.0g (試験、結果、評価) M連通り一 上記成分のゲル]、OOyにおいて、試験]、として不
動工業(株〉製、N RM−3002D型レオメータ−
て2cm/+ninの速度て2+11111押した時の
応力(g/cIo2)を35℃、37.5℃、40℃で
それぞれ測定した。
単位〈g/c1o2〉 実施例1は比較例1とはトランスグルタミナーゼをゼラ
チンに作用させたか、作用させていないかだけの違いで
あり、他の成分及びその配斤割今は、まったく同じであ
る。
実施例2は、1〜ランスグルタミナーゼを作用させたゼ
ラチンを用いると共に、カリミョウバンを加えたちので
ある。この実施例2は、比較例2と1 ゼラチンが違うのみで、他の成分及びその配き割りは、
まったく同しである。
本試験では、体温付近の軟化を、応力て見たわ()であ
るが、実施例及び比較例のすべてにおいて、常温rマI
近での応力は、同程度の値を示していた。
結果より明らかなように、実施例1は、比較例1に比し
て体温付近での軟化に対する改善効果がみられた、また
、比較例2とは、同程度の改善効果、比較例3、及び比
較例4より、優れた改善効果がみちれた。
実施例2は、明らかに比較例2に比して体温口近での軟
化に対する改善効果がみられた、また本試験中では、も
つとも軟化に対する改善効果がみられた。
放牧2゜ 試験2.としてパップ剤膏体の軟化による剥離時の皮膚
への残留を想定して、上記成分のゲルをプラスチック製
のプレー1−に展延しポリエチレンフィルムでラップし
水分の蒸散による乾燥を抑え恒温の空気洛中で40℃に
保持した。そして指へ2 のイ」着残留を最長6時間まで1時間ごとに官能試験に
よりテストし、6段階て評価した。+3以−Lのものに
ついては、その時点て、試験を終了した。
また40℃に於いて付着残留のなかった実施例]及び2
、比較例4については、48℃で同様にして試験した。
〈40℃) ( 残留なし +5残留) (−残留なし0(5残留〉 試験2の評価は、はぼ、試験1の評価と同じ傾向であっ
た。l・ランスグルタミナーゼを作用させたゼラチ〉′
を用いノこ場合とポリアクリル酸Naを用いた場きは、
他のものより、より凝集性に優れていた、これは、加温
時のいわゆるダレを防ぐと共に保管時の膏体のはみ出し
を防止する保形性のにも、貢献すると思われる。
放置−3−−− 実施例及び比較例の成形したパップ剤について、6時間
、上腕内側へ貼布し、官能試験での皮膚への刺激性を紅
斑の程度として4段階で評価した。
(0紅斑なし03紅斑) 実施例1及び2は、それぞれ比較例1及び2とゼラチン
以外の成分はそれぞれ同じであり、試験3の結果から、
トランスグルタミナーゼは、皮膚ノ\の刺激性を増さな
いことがわかる9また、実施例1及び2は、比較例3及
び4に比して皮膚への刺激性は少ないものであった。
熟−来 1ヘランスクルタミナーセの作用により得られたゼラチ
ン系パップ剤は然に強く、凝集性に優れ、皮膚への刺激
性の少ない優れたものである。
4 [図面の簡Ijtな説明] 図面は、本発明のトランスグルタミナーゼにより架橋さ
れたゼラチンを用いたパップ剤と従来のブ5法によって
つ<r)れたパップ剤との体温付近での温度変化による
ゲルの軟(ヒを数値fヒした試@1の結果を示すグラフ
である。
手 続 補 正 書

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トランスグルタミナーゼにより架橋重合されたゼラチン
    を含有することを特徴とするゼラチン系パップ剤。
JP1316647A 1989-12-06 1989-12-06 パップ剤 Expired - Fee Related JP2843622B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277217A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Fujifilm Corp 薬剤を均一に封入した生分解性マトリックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007277217A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Fujifilm Corp 薬剤を均一に封入した生分解性マトリックス

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