JPH0317890B2 - - Google Patents
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- JPH0317890B2 JPH0317890B2 JP59121901A JP12190184A JPH0317890B2 JP H0317890 B2 JPH0317890 B2 JP H0317890B2 JP 59121901 A JP59121901 A JP 59121901A JP 12190184 A JP12190184 A JP 12190184A JP H0317890 B2 JPH0317890 B2 JP H0317890B2
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Description
本発明は、成分としてカルシウムと珪素を含有
するダイカスト用マグネシウム基合金に関する。
使用に際して加熱を受けやすい部品の製造に本発
明は有利である。 純マグネシウムおよびAZ61、AZ91等のアルミ
ニウム−亜鉛系マグネシウム基合金にカルシウム
を添加することによつて、それらの引張強度およ
びクリープ抵抗が増加することは公知である。し
かし、珪素を成分として0.50重量%以上含むマグ
ネシウム基合金についてカルシウムを添加し、こ
の元素がクリープ抵抗を増加させる事実を確認し
た報告は本発明が最初である。 本発明のマグネシウム基合金を特徴付ける成分
範囲は次のようにして決定した。 カルシウムは少量添加した場合でも、それなり
にクリープ抵抗を増加させるが、カルシウム含有
量が0.5重量%未満の場合、増加は無視できる程
少ない。カルシウム含有量は更に増加させて行く
とクリープ抵抗もそれに比例して増加するが、カ
ルシウム含有量2〜3重量%の場合に最も望まし
い性質が得られる。しかし、カルシウム含有量1
重量%位から、合金中の珪素の歩留りが低下し始
め、4重量%を超すと、合金として実用性がなく
なる程珪素歩留りが低下し、それと共に引張強度
もかなり低下する。以上の理由からカルシウムの
範囲を0.5〜4重量%とした。 アルミニウムの含有量は、1重量%付近でクリ
ープ抵抗が最大となるが、アルミニウム含有量が
低くなる程引張強度が減少するので、1重量%よ
り下方は望ましくない。アルミニウム含有量が1
重量%から増加するにつれて引張強度は10重量%
過ぎ迄増加し続ける。クリープ抵抗は6重量%迄
は急激に減少するがそれ以後はなだらかな勾配と
なる。従つて、アルミニウムの範囲を1〜6重量
%とした。 珪素含有量は0.5重量%未満ではMg2Siの共
晶々出量が少なく引張強度が低い。珪素含有量が
0.5重量%以上で増加するにつれて、Mg2Siの晶
出量は増加し、引張強度およびクリープ抵抗が増
加する。しかし、珪素含有量が1.5重量%以上に
なると液相線温度が高くなり、溶湯の扱いが難し
くなるとともにMg2Siの一次晶が晶出し、引張強
度の低下が顕著になる。従つて、珪素含有量を
0.5〜1.5重量%とした。 マンガン含有量は、ダイカストの場合、溶湯鋳
造温度によつて大体決定される。また、一定の温
度に保持する場合、アルミニウムまたは珪素含有
量が増加すると溶湯中のマンガン含有量は減少す
る傾向がある。マンガン含有量は、一般的には多
い程望ましいが、一次晶が沢山発生するのは良く
ない。これらのことを考慮すると、マンガン含有
量は0.15〜0.5重量%が適当である。 亜鉛は、一般には耐食性に寄与するが、クリー
プ抵抗には有害である。しかし、0.30重量%以下
の亜鉛が含有されても本発明のマグネシウム基合
金のクリープ強度には殆ど影響がなく、亜鉛含有
量が0.1重量%以上でないと耐食性に寄与しない。 不純物の銅、ニツケルはそれぞれ0.06重量%以
下、0.03重量%以下の場合は無害である。 その他の不純物、例えば、Sn、Pbなどは、そ
の元素単独で0.3重量%迄含まれても有害ではな
いので、その他の不純物含有量合計の許容範囲を
0.3重量%とした。 少量のベリリウムを溶湯燃焼防止のため添加し
てもよい。 本発明の合金の製造においては、従来、マグネ
シウム合金を溶製、ダイカストする場合に使用し
ている一般的技術が使用できるが、カルシウムを
含有するため溶湯が比較的酸化および窒化し易い
ので、保持中の溶湯はその表面の雰囲気ガスを
Ar等の不活性ガスにすることが望ましい。 次の例は、本発明の合金におけるカルシウム含
有量と引張強度およびクリープ破断強度の関係に
ついて調べた結果である。カルシウム含有によ
り、クリープ破断強度が著しく増加し、かつ、引
張強度はカルシウムを含有しない場合と余り変わ
らないことが分かる。なお、比較例1のカルシウ
ムを含有しない合金は、ASTM B93−76におい
て、AS41Aとして知られる合金であり、比較例
3のカルシウムを含有しない合金は、Light
Metal Age誌1980年8月号p22−29記載の論文
“Magnesium in the Volkswagen”の中で述べ
られているAS21合金であり(上記文献中のAS21
よりマンガン含有量が低いが、その違いはクリー
プ抵抗にはほとんど影響を及ぼさない)、いずれ
も良好なクリープ抵抗を有する合金である。カル
シウムを含有する本発明の合金はこれらの合金よ
り優れたクリープ抵抗を有する。 実施例1〜3、比較例1、2 通常の方法で、 カルシウム0.52重量%、アルミニウム4.1重
量%、珪素1.3重量%、マンガン0.24重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(実施例
1)、 カルシウム2.07重量%、アルミニウム4.0重
量%、珪素0.9重量%、マンガン0.26重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(実施例
2)、 カルシウム2.83重量%、アルミニウム3.9重
量%、珪素0.8重量%、マンガン0.27重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(実施例
3)、 カルシウム0重量%、アルミニウム4.0重量
%、珪素1.3重量%、マンガン0.27重量%およ
び残部がマグネシウムからなる合金(比較例
1)、 カルシウム0.38重量%、アルミニウム4.2重
量%、珪素1.2重量%、マンガン0.28重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(比較例
2)、 を溶製し、720℃に保持し、それぞれ溶湯鋳造機
の1種であるスクイズカステイング竪型ダイカス
トマシンにより高さ110mm、外径100mm、肉厚10mm
の鉢状鋳物をダイカストした。この鋳物から試験
片を切出し、常温での引張試験および引張応力
5.5Kg/mm2、250℃でのクリープ破断試験を行つ
た。試験結果は第1表および第2表のとおりであ
る。 実施例4〜6、比較例3、4 通常の方法で、 カルシウム0.92重量%、アルミニウム1.8重
量%、珪素0.9重量%、マンガン0.27重量%、
亜鉛0.18重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(実施例4)、 カルシウム2.08重量%、アルミニウム2.0重
量%、珪素1.0重量%、マンガン0.29重量%、
亜鉛0.17重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(実施例5)、 カルシウム3.30重量%、アルミニウム1.9重
量%、珪素0.8重量%、マンガン0.30重量%、
亜鉛0.17重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(実施例6)、 カルシウム0重量%、アルミニウム1.8重量
%、珪素1.2重量%、マンガン0.28重量%、亜
鉛0.18重量%および残部がマグネシウムからな
る合金(比較例3)、 カルシウム0.40重量%、アルミニウム1.9重
量%、珪素1.1重量%、マンガン0.27重量%、
亜鉛0.18重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(比較例4)、 を溶製し、720℃に保持し、それぞれ溶湯鍛造機
の1種であるスクイズガステイング竪型ダイカス
トマシンにより高さ110mm、外径100mm、肉厚10mm
の鉢状鋳物をダイカストした。この鋳物から試験
片を切出し、常温での引張試験および引張応力
5.5Kg/mm2、250℃でのクリープ破断試験を行つ
た。試験結果は第3表および第4表のとおりであ
る。 第1〜4表からも分かるように、本発明のダイ
カスト鋳物は、カルシウム含有量が0重量%のも
のあるいは0.40重量%のものに比べて、引張試験
における引張強度や伸びは余り変わらないが、ク
リープ破断試験における破断時間は大幅に良くな
る。 従つて、本発明はダイカスト鋳物として適して
おり、良好な引張強度と高いクリープ抵抗を有す
るマグネシウム基合金であることが分かる。
するダイカスト用マグネシウム基合金に関する。
使用に際して加熱を受けやすい部品の製造に本発
明は有利である。 純マグネシウムおよびAZ61、AZ91等のアルミ
ニウム−亜鉛系マグネシウム基合金にカルシウム
を添加することによつて、それらの引張強度およ
びクリープ抵抗が増加することは公知である。し
かし、珪素を成分として0.50重量%以上含むマグ
ネシウム基合金についてカルシウムを添加し、こ
の元素がクリープ抵抗を増加させる事実を確認し
た報告は本発明が最初である。 本発明のマグネシウム基合金を特徴付ける成分
範囲は次のようにして決定した。 カルシウムは少量添加した場合でも、それなり
にクリープ抵抗を増加させるが、カルシウム含有
量が0.5重量%未満の場合、増加は無視できる程
少ない。カルシウム含有量は更に増加させて行く
とクリープ抵抗もそれに比例して増加するが、カ
ルシウム含有量2〜3重量%の場合に最も望まし
い性質が得られる。しかし、カルシウム含有量1
重量%位から、合金中の珪素の歩留りが低下し始
め、4重量%を超すと、合金として実用性がなく
なる程珪素歩留りが低下し、それと共に引張強度
もかなり低下する。以上の理由からカルシウムの
範囲を0.5〜4重量%とした。 アルミニウムの含有量は、1重量%付近でクリ
ープ抵抗が最大となるが、アルミニウム含有量が
低くなる程引張強度が減少するので、1重量%よ
り下方は望ましくない。アルミニウム含有量が1
重量%から増加するにつれて引張強度は10重量%
過ぎ迄増加し続ける。クリープ抵抗は6重量%迄
は急激に減少するがそれ以後はなだらかな勾配と
なる。従つて、アルミニウムの範囲を1〜6重量
%とした。 珪素含有量は0.5重量%未満ではMg2Siの共
晶々出量が少なく引張強度が低い。珪素含有量が
0.5重量%以上で増加するにつれて、Mg2Siの晶
出量は増加し、引張強度およびクリープ抵抗が増
加する。しかし、珪素含有量が1.5重量%以上に
なると液相線温度が高くなり、溶湯の扱いが難し
くなるとともにMg2Siの一次晶が晶出し、引張強
度の低下が顕著になる。従つて、珪素含有量を
0.5〜1.5重量%とした。 マンガン含有量は、ダイカストの場合、溶湯鋳
造温度によつて大体決定される。また、一定の温
度に保持する場合、アルミニウムまたは珪素含有
量が増加すると溶湯中のマンガン含有量は減少す
る傾向がある。マンガン含有量は、一般的には多
い程望ましいが、一次晶が沢山発生するのは良く
ない。これらのことを考慮すると、マンガン含有
量は0.15〜0.5重量%が適当である。 亜鉛は、一般には耐食性に寄与するが、クリー
プ抵抗には有害である。しかし、0.30重量%以下
の亜鉛が含有されても本発明のマグネシウム基合
金のクリープ強度には殆ど影響がなく、亜鉛含有
量が0.1重量%以上でないと耐食性に寄与しない。 不純物の銅、ニツケルはそれぞれ0.06重量%以
下、0.03重量%以下の場合は無害である。 その他の不純物、例えば、Sn、Pbなどは、そ
の元素単独で0.3重量%迄含まれても有害ではな
いので、その他の不純物含有量合計の許容範囲を
0.3重量%とした。 少量のベリリウムを溶湯燃焼防止のため添加し
てもよい。 本発明の合金の製造においては、従来、マグネ
シウム合金を溶製、ダイカストする場合に使用し
ている一般的技術が使用できるが、カルシウムを
含有するため溶湯が比較的酸化および窒化し易い
ので、保持中の溶湯はその表面の雰囲気ガスを
Ar等の不活性ガスにすることが望ましい。 次の例は、本発明の合金におけるカルシウム含
有量と引張強度およびクリープ破断強度の関係に
ついて調べた結果である。カルシウム含有によ
り、クリープ破断強度が著しく増加し、かつ、引
張強度はカルシウムを含有しない場合と余り変わ
らないことが分かる。なお、比較例1のカルシウ
ムを含有しない合金は、ASTM B93−76におい
て、AS41Aとして知られる合金であり、比較例
3のカルシウムを含有しない合金は、Light
Metal Age誌1980年8月号p22−29記載の論文
“Magnesium in the Volkswagen”の中で述べ
られているAS21合金であり(上記文献中のAS21
よりマンガン含有量が低いが、その違いはクリー
プ抵抗にはほとんど影響を及ぼさない)、いずれ
も良好なクリープ抵抗を有する合金である。カル
シウムを含有する本発明の合金はこれらの合金よ
り優れたクリープ抵抗を有する。 実施例1〜3、比較例1、2 通常の方法で、 カルシウム0.52重量%、アルミニウム4.1重
量%、珪素1.3重量%、マンガン0.24重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(実施例
1)、 カルシウム2.07重量%、アルミニウム4.0重
量%、珪素0.9重量%、マンガン0.26重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(実施例
2)、 カルシウム2.83重量%、アルミニウム3.9重
量%、珪素0.8重量%、マンガン0.27重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(実施例
3)、 カルシウム0重量%、アルミニウム4.0重量
%、珪素1.3重量%、マンガン0.27重量%およ
び残部がマグネシウムからなる合金(比較例
1)、 カルシウム0.38重量%、アルミニウム4.2重
量%、珪素1.2重量%、マンガン0.28重量%お
よび残部がマグネシウムからなる合金(比較例
2)、 を溶製し、720℃に保持し、それぞれ溶湯鋳造機
の1種であるスクイズカステイング竪型ダイカス
トマシンにより高さ110mm、外径100mm、肉厚10mm
の鉢状鋳物をダイカストした。この鋳物から試験
片を切出し、常温での引張試験および引張応力
5.5Kg/mm2、250℃でのクリープ破断試験を行つ
た。試験結果は第1表および第2表のとおりであ
る。 実施例4〜6、比較例3、4 通常の方法で、 カルシウム0.92重量%、アルミニウム1.8重
量%、珪素0.9重量%、マンガン0.27重量%、
亜鉛0.18重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(実施例4)、 カルシウム2.08重量%、アルミニウム2.0重
量%、珪素1.0重量%、マンガン0.29重量%、
亜鉛0.17重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(実施例5)、 カルシウム3.30重量%、アルミニウム1.9重
量%、珪素0.8重量%、マンガン0.30重量%、
亜鉛0.17重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(実施例6)、 カルシウム0重量%、アルミニウム1.8重量
%、珪素1.2重量%、マンガン0.28重量%、亜
鉛0.18重量%および残部がマグネシウムからな
る合金(比較例3)、 カルシウム0.40重量%、アルミニウム1.9重
量%、珪素1.1重量%、マンガン0.27重量%、
亜鉛0.18重量%および残部がマグネシウムから
なる合金(比較例4)、 を溶製し、720℃に保持し、それぞれ溶湯鍛造機
の1種であるスクイズガステイング竪型ダイカス
トマシンにより高さ110mm、外径100mm、肉厚10mm
の鉢状鋳物をダイカストした。この鋳物から試験
片を切出し、常温での引張試験および引張応力
5.5Kg/mm2、250℃でのクリープ破断試験を行つ
た。試験結果は第3表および第4表のとおりであ
る。 第1〜4表からも分かるように、本発明のダイ
カスト鋳物は、カルシウム含有量が0重量%のも
のあるいは0.40重量%のものに比べて、引張試験
における引張強度や伸びは余り変わらないが、ク
リープ破断試験における破断時間は大幅に良くな
る。 従つて、本発明はダイカスト鋳物として適して
おり、良好な引張強度と高いクリープ抵抗を有す
るマグネシウム基合金であることが分かる。
【表】
【表】
*:破断後の測定値
【表】
【表】
*:破断後の測定値
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム、珪素、カルシウムおよびマン
ガンを含有するマグネシウム基合金であつて、上
記成分の重量%がカルシウム0.5〜4%、アルミ
ニウム1〜6%、珪素0.5〜1.5%、マンガン0.15
〜0.5%、残りマグネシウムである高いクリープ
抵抗を有するダイカスト用マグネシウム基合金。 2 アルミニウム、珪素、カルシウム、マンガン
および亜鉛を含有するマグネシウム基合金であつ
て、上記成分の重量%がカルシウム0.5〜4%、
アルミニウム1〜6%、珪素0.5〜1.5%、マンガ
ン0.15〜0.5%、亜鉛0.1〜0.3%、残りマグネシウ
ムである高いクリープ抵抗を有するダイカスト用
マグネシウム基合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12190184A JPS613863A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | ダイカスト用マグネシウム基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12190184A JPS613863A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | ダイカスト用マグネシウム基合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613863A JPS613863A (ja) | 1986-01-09 |
JPH0317890B2 true JPH0317890B2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=14822708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12190184A Granted JPS613863A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | ダイカスト用マグネシウム基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613863A (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2642439B2 (ja) * | 1988-02-26 | 1993-04-16 | Pechiney Electrometallurgie | |
AU3463293A (en) * | 1992-02-04 | 1993-09-01 | Japan As Represented By Director General Of Agency Of Industrial Science And Technology | Method of flameproofing molten magnesium material, and alloy thereof |
JP2741642B2 (ja) * | 1992-03-25 | 1998-04-22 | 三井金属鉱業株式会社 | 高強度マグネシウム合金 |
JPH07331375A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-12-19 | Toyota Motor Corp | 鋳造用耐熱マグネシウム合金 |
US6264763B1 (en) * | 1999-04-30 | 2001-07-24 | General Motors Corporation | Creep-resistant magnesium alloy die castings |
JP2001059125A (ja) | 1999-06-17 | 2001-03-06 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 耐熱マグネシウム合金 |
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