JP2001059125A - 耐熱マグネシウム合金 - Google Patents

耐熱マグネシウム合金

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JP2001059125A
JP2001059125A JP2000172198A JP2000172198A JP2001059125A JP 2001059125 A JP2001059125 A JP 2001059125A JP 2000172198 A JP2000172198 A JP 2000172198A JP 2000172198 A JP2000172198 A JP 2000172198A JP 2001059125 A JP2001059125 A JP 2001059125A
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calcium
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casting
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Toshio Horie
俊男 堀江
Yoshio Sugiyama
義雄 杉山
Hiroaki Iwabori
弘昭 岩堀
Harumi Ueno
治己 上野
Takamasa Suzuki
孝政 鈴木
Tomoyasu Kitano
智靖 北野
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C23/00Alloys based on magnesium
    • C22C23/06Alloys based on magnesium with a rare earth metal as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C23/00Alloys based on magnesium
    • C22C23/04Alloys based on magnesium with zinc or cadmium as the next major constituent

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性と鋳造性とに優れる耐熱マグネシウム合
金を提供する。 【解決手段】重量%で亜鉛を1.0〜6.0%、ジルコ
ニウムを0.4〜1.0%、希土類元素を1.5〜5.
0%、カルシウムを0.3%以下含み、残部がマグネシ
ウムと不可避不純物とからなることを特徴とする耐熱マ
グネシウム合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱マグネシウム
合金に関するものである。詳しくは、鋳造性に優れる耐
熱マグネシウム合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、材料の軽量化へのニーズが高ま
り、アルミニウム合金よりも軽量なマグネシウム合金が
注目を集めている。マグネシウム合金は、実用金属中最
も軽量であり、航空機用材料の他に、自動車用材料等と
して使用されつつある。例えば、自動車のホイールやエ
ンジンのヘッドカバー材料として、マグネシウム合金は
既に使用されている。ところが、最近、あらゆる部材の
軽量化がより強く求められており、マグネシウム合金の
適用範囲が一層拡大しつつある。例えば、高温になるエ
ンジンブロック等の構造部品やピストン等の機能部品に
まで、マグネシウム合金を適用することが考えられてい
る。例えば、ピストンがアルミニウム合金製からマグネ
シウム合金製になると、その部品自体の軽量化は勿論の
こと、慣性重量等の低減により他部品の更なる軽量化も
図れる。マグネシウム合金製品は、通常、ダイカスト製
品を含む鋳造製品からなることが多いため、マグネシウ
ム合金の普及を図るためには、その鋳造性を改善する必
要もある。つまり、量産コストを低下させるために、鋳
造割れ等の発生を抑制・防止して、歩留りを向上させる
必要もある。
【0003】このような事情の下、種々のマグネシウム
合金が開発されており、従来のMg−Al−Zn−Mn
系合金に対して耐熱性を向上させたMg−Al−Si−
Mn系合金が特開昭61−3863号公報等に、Mg−
Zn−Ca系合金が特開平6−25791号公報や特開
平7−18364号公報等に開示されている。
【0004】また、これらの合金系とは異なる、Mg−
RE−Zn系合金(RE:希土類元素)が種々開発され
ている。Mg−RE−Zn系合金は、Mg−Zn−Ca
系合金等に比較して、耐熱性および鋳造性に優れると言
われており、GB−P637040号公報、GB−P1
378281号公報、特開平9−256099号公報お
よび特表平10−513225(WO96/2470
1)等に開示されている。そして、GB−P63704
0号公報やGB−P1378281号公報には、結晶粒
微細化元素として、0.1〜0.9重量%のジルコニウ
ムを添加することが好ましい旨も記載がれている。
【0005】さらに、特開平9−256099号公報で
は、カルシウム量を0.5〜3重量%とすることによ
り、従来のMg−Zn−Ca系合金に対して鋳造割れの
発生を抑制できる旨の記載もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者
が特開平9−256099号公報に記載のマグネシウム
合金について更なる調査研究を進めた結果、次のことが
解った。つまり、そのマグネシウム合金の場合、鋳造時
に発生する歪みが小さいときには鋳造割れが発生せず良
好であるが、鋳造時に発生する歪みがより大きいときに
は鋳造割れが発生し得る。ここで、鋳造時に発生する歪
みは次のように考えることができる。鋳造時、凝固収縮
や鋳物の冷却により熱収縮が生じ、この熱収縮が鋳造時
に発生する歪みを生じさせる。冷却過程が同じであれ
ば、その歪み量は形状のみで決まり、例えば、コーナー
などの拘束の大きい場所では、歪み量が大きくなる。し
かし、実際の鋳物の冷却過程では、さらに、肉厚の変化
や方案の影響を受けて鋳物中の冷却過程は場所により異
なる。このため、それらが組み合わさって、凝固の遅い
部分は、凝固の速い周辺部分より一層大きな歪みが生じ
易くなり、鋳造割れの発生し易い部位となる。具体的に
は、肉厚変化の大きいリブやボス部またはコーナー部な
どに鋳造割れが発生し易くなる。
【0007】特表平10−513225(WO96/
24701)には、カルシウムが鋳造性改良剤として作
用する旨の記載があるが、実施例等の具体的な記載は全
く無く、単に、カルシウム0〜1重量%と記載されてい
るに過ぎない。そして、本発明者の認識によれば、カル
シウムは溶湯の難燃化により溶解・鋳造の作業性を向上
させるものの、鋳造割れ等の欠陥を発生させ易くなり、
鋳造品の成形を難しくする。このような本発明者の調査
によれば、カルシウム量を細かく制御してMg−RE−
Zn系合金の耐熱性と鋳造性とを高次元で両立させた従
来技術は、これまでのところ発見されていない。
【0008】本発明の耐熱マグネシウム合金は、このよ
うな事情に鑑みてなされたものである。つまり、Mg−
RE−Zn系合金の耐熱性と鋳造性とを高次元で両立で
きる耐熱マグネシウム合金を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはこ
の問題点を解決すべく、鋭意研究し各種系統的実験を重
ねた結果、マグネシウム合金中のカルシウム量を適切に
制御することにより、耐熱性と鋳造性との向上を図れる
Mg−RE−Zn系合金を得られることを発見し、本発
明の耐熱マグネシウム合金を開発するに至ったものであ
る。
【0010】すなわち、本発明の耐熱マグネシウム合金
は、重量%で亜鉛を1.0〜6.0%、ジルコニウムを
0.4〜1.0%、希土類元素を1.5〜5.0%、カ
ルシウムを0.3%以下含み、残部がマグネシウムと不
可避不純物とからなることを特徴とする。
【0011】本発明の耐熱マグネシウム合金によれば、
亜鉛、希土類元素、ジルコニウムおよびカルシウムを適
切に配合させることにより、従来困難であったマグネシ
ウム合金の耐熱性と鋳造性とを高次元で両立させること
ができた。特に、カルシウムを適量配合することによ
り、耐熱性を従来より向上させることができ、また、カ
ルシウム量を従来より少なくすることで従来のMg−R
E−Zn系合金等より鋳造割れを抑制することができ
た。
【0012】本発明に係る耐熱マグネシウム合金に含ま
れる希土類元素は、固溶及び粒界への晶出(析出)によ
り耐熱性を向上させることができる元素である。希土類
元素が1.5重量%未満では、耐熱性の向上を十分に図
れない。一方、5.0重量%を超えると、靱性の劣化を
伴い、鋳造割れの発生を誘起する。なお、十分な耐熱性
の向上と靱性の確保を図るために、希土類元素を1.5
〜4.0重量%、さらには、2.0〜4.0重量%とす
ると一層好ましい。なお、希土類元素にはランタン、セ
リウム、プラセオジウム、ネオジム等があるが、含有さ
れる元素は、これら希土類元素の中の1種類の元素でも
良いし、また、2種類以上の元素を混合したものでも良
い。また、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオ
ジム等の希土類元素の混合物であるミッシュメタルを用
いても良い。
【0013】亜鉛は、固溶強化により母相であるα−M
g相を強化し、マグネシウム合金の室温強度を改善する
元素である。亜鉛が1.0重量%未満だと、マグネシウ
ム合金の静的強度が著しく低下して実用的でない。一
方、6.0重量%を超えると、亜鉛の固溶量の増加に伴
う拡散速度の増加により、低強度の低融点粒界化合物が
多く晶出して、クリープ特性の劣化を招く。なお、十分
な室温強度とクリープ特性との確保のために、亜鉛を
1.0〜4.0重量%、さらには、2.0〜4.0重量
%とすると一層好ましい。
【0014】ジルコニウムは、マグネシウム合金の結晶
粒を微細化し、機械的強度を向上させる元素である。ジ
ルコニウムが1.0重量%を超えると、合金の融点が高
くなり、また、均一に分散しなくなる。また、マグネシ
ウム合金の鋳造性の悪化も招来する。一方、0.4重量
%未満だと、結晶粒の微細化が十分ではない。なお、マ
グネシウム合金の結晶粒の微細化を図りつつ融点を低く
抑えるには、ジルコニウムを0.5〜0.8重量%、さ
らには、0.6〜0.7重量%とすると一層好ましい。
【0015】カルシウムは、マグネシウム中に一定量ま
で固溶され、マグネシウム合金の耐熱性と耐力を向上さ
せる元素である。つまり、カルシウムはマグネシウムと
共に微細な析出物や、晶出物を形成する。微細な析出物
により耐熱性を向上させ、粒界に晶出するカルシウム化
合物が耐力を向上させる。但し、カルシウムが0.3重
量%を超えると、鋳造割れの誘因となる。この理由は必
ずしも明らかではないが、強固なカルシウム化合物(粒
界化合物)が粒界に多量に晶出することにより、マグネ
シウム合金の伸びや靱性を低下させるためと考えられ
る。従って、カルシウムを0.3重量%以下とすること
により、マグネシウム合金の耐熱性を向上させつつ、鋳
造割れの発生原因と思われるカルシウム化合物の晶出を
抑制し、鋳造性を向上させられる。カルシウムを0.0
5重量%以上含むと、カルシウムがマグネシウム基地中
に固溶してα−Mgを強化し、析出物を微細化させるた
め、マグネシウム合金の耐熱性を一層向上させることが
できる。また、耐熱マグネシウム合金の鋳造性と耐熱性
とをより向上させるために、カルシウムを0.05〜
0.2重量%、さらには0.1〜0.2重量%とする
と、一層好ましい。
【0016】さらに、耐熱マグネシウム合金が、重量%
で亜鉛を1.0〜6.0%、ジルコニウムを0.4〜
1.0%、希土類元素を1.5〜5.0%、カルシウム
を0.03〜0.3%以下含み、残部がマグネシウムと
不可避不純物とからなると、好適である。この場合も同
様に、ジルコニウムを0.5〜0.8重量%、さらに
は、0.6〜0.7重量%とするとより好ましい。ま
た、カルシウムを0.05〜0.2重量%、さらには
0.1〜0.2重量%とするとより好ましい。また、希
土類元素を1.5〜4.0重量%、さらには、2.0〜
4.0重量%とするとより好ましい。また、亜鉛を1.
0〜4.0重量%、さらには、2.0〜4.0重量%と
するとより好ましい。
【0017】なお、前記各元素の組成範囲を「x〜y重
量%」という形式で示したが、これは特に断らない限
り、下限値(x重量%)および上限値(y重量%)も含
む。前述してきた「鋳造性」は、例えば、合金溶湯を冷
却凝固させた際の鋳造割れの発生の有無で評価できる。
ここでいう鋳造性は、特定の鋳造方法を対象としている
ものではなく、あらゆる鋳造を対象としている。もっと
も、ダイカスト等の冷却速度が速い鋳造方法に本発明の
耐熱マグネシウム合金を用いると、特に有効である。ま
た、「耐熱性」は、例えば、高温雰囲気中におけるマグ
ネシウム合金の機械的性質(後述の軸力保持率、クリー
プ特性または高温強度等)で評価できる。
【0018】
【発明の実施の形態】マグネシウム合金は、宇宙、軍
事、航空の分野を初めとして、自動車、家庭電気機器
等、各種分野で使われている。軽薄短小の風潮が進む現
在において、マグネシウム合金は、製品の軽量コンパク
ト化に欠かせない材料となっている。本発明の耐熱マグ
ネシウム合金は、鋳造割れ等を起こさずに歩留まりを高
めることができるため、例えば、量産されるダイカスト
製品等に用いると、好適である。
【0019】また、本発明の耐熱マグネシウム合金は、
常温特性はもとより高温特性にも優れるため、高温環境
下で使用される製品、例えば自動車のエンジンルーム内
に配置されるエンジン、トランスミッション又はそれら
の関連製品に使用されると、一層好適である。勿論、本
発明の耐熱マグネシウム合金をテレビやパソコンの筐体
等に使用しても良い。
【0020】
【実施例】本発明に係る耐熱マグネシウム合金の鋳造性
と耐熱性とについて具体的に評価するために、マグネシ
ウム合金中のカルシウムまたはジルコニウムの配合量を
変えた種々の試験片を製作し、各種試験を行った。以下
に、その試験方法と試験結果とについて説明する。
【0021】(カルシウム量の影響) (1)鋳造性 試験片No.M1〜M5 先ず、電気炉中で予熱した高クロム合金鋼(SUS43
0)製るつぼの内面に、塩化マグネシウム系のフラック
スを塗布し、その中に純マグネシウム地金を投入して溶
解した。700℃に保持した溶湯中に、亜鉛(Zn)、
ミッシュメタル(Mm)を添加した。更に、その溶湯を
780℃に昇温後、Mg−Zr合金を添加した。それら
を充分に攪拌して完全に溶解させた後、その溶湯を78
0℃に保持した。このとき、亜鉛が2.0重量%、ミッ
シュメタルが2.0重量%、ジルコニウム(Zr)が
0.6重量%で残部がマグネシウムとなるように配合し
た。なお、使用したミッシュメタルは、セリウム(C
e)52.2重量%、ランタン(La)25.47重量
%、プラセオジム(Pr)16.1重量%、ネオジム
(Nd)5.4重量%、サマリウム(Sm)0.1重量
%の組成割合であった。溶解作業中の燃焼を防止するた
め、溶湯表面に炭酸ガスとSF6ガスとの混合ガスを流
速0.2L/分で吹き付け、適宜、フラックスを溶湯表
面に散布した。
【0022】こうして得た合金溶湯を図1に示す試験片
形状にダイカストした。このとき、表1に示すように、
拘束長さを100mm、80mm、60mm、40m
m、20mmと順次変化させて、試験片No.M1〜M
5を製作した。これら各試験片について、ダイカストし
たときの鋳造割れの発生を目視若しくはX線探傷試験で
確認し、合金の鋳造割れの有無を○、×で定性評価し、
その結果を表1に併せて示した。○は鋳造割れの発生が
確認されなかったことを示し、×は鋳造割れの発生が確
認されたことを示す(以下、同様である)。
【0023】ここで、図1に示す試験片のその形状およ
び製造方法について詳説する。試験片の形状は、I型を
した厚さt=10mmの柱状であり、I型の上辺部及び
下辺部の幅を20mmとし、中央柱部の幅を7mmとし
た。そして、上辺部と下辺部間の平行部の高さ”l”を
20mm、40mm、60mm、80mm、100mm
の5段階に変化させた。この平行部の高さを前述の拘束
長さとした。試験片の製作は、図1に示す試験片形状の
金型を備える竪型鋳造機を使用して、上述の5種類の拘
束長さをもつ試験片をダイカスト製造した。このとき、
ゲート部の形状は7mm×10mm、シリンダ内径はφ
40mm、プランジャ速度は0.65m/s、射出圧力
は64MPa、射出温度は(液相線温度)+20℃と
し、ダイカスト型の温度は室温(25〜70℃)とし
た。なお、拘束長さと鋳造歪みとの間に相関をもたせる
ために、各試験片の平行部の中央に断熱材を付して、鋳
造歪みを平行部の中央に集中させた。つまり、断熱材を
付した部分の凝固を意図的に遅くし、平行部(拘束長
さ)の歪みをこの部分に集中させることにより、平行部
である拘束長さが長いほど、その部分に集中する歪み量
が大きくなるようにした。
【0024】試験片No.M6〜M10 試験片No.M6〜M10のマグネシウム合金は、試験
片No.M1〜M5のマグネシウム合金に、さらにカル
シウムを添加したものである。つまり、カルシウム(C
a)を前述の亜鉛およびミッシュメタルと共に添加し、
亜鉛が2.0重量%、カルシウム0.17重量%、ミッ
シュメタルが2.0重量%、ジルコニウムが0.6重量
%で残部がマグネシウムとなるように合金溶湯を配合し
た。次に、このマグネシウム合金溶湯を用いて、試験片
No.M1〜M6と同様に、拘束長さを100mm、8
0mm、60mm、40mm、20mmと順次変化させ
てダイカストを行い、試験片No.M6〜M10を製作
し、鋳造割れの有無を確認すると共に、その結果を表1
に示した。
【0025】試験片No.M11〜M13 試験片No.M11〜M13は、試験片No.M6〜M
10のマグネシウム合金中のカルシウム量を0.27重
量%に変更したものである。そして、試験片No.M1
〜M5と同様に、拘束長さを60mm、40mm、20
mmと順次変化させて試験片No.M11〜M13を製
作し、鋳造割れの有無を確認すると共に、その結果を表
1に示した。
【0026】試験片No.M14、M15 試験片No.M14、M15は、試験片No.M11〜
M13とカルシウム量のみ異なり、カルシウムを0.3
1重量%含有する。そして、試験片No.M11〜M1
3と同様に、拘束長さが40mm、20mmの試験片N
o.M14、M15を製作して、鋳造割れの有無を確認
すると共に、その結果を表1に示した。
【0027】試験片No.M16、M17 試験片No.M16、M17は、試験片No.M14、
M15とカルシウム量のみ異なり、カルシウムを0.5
重量%含有する。そして、試験片No.M11〜M13
と同様に、拘束長さが40mm、20mmの試験片N
o.M16、M17を製作して、鋳造割れの有無を確認
すると共に、その結果を表1に示した。
【0028】試験片No.M18、M19 試験片No.M18、M19は、試験片No.M16、
M17とカルシウム量のみ異なり、カルシウムを0.8
重量%含有する。そして、試験片No.M11〜M13
と同様に、拘束長さが40mm、20mmの試験片N
o.M18、M19を製作して、鋳造割れの有無を確認
すると共に、その結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】(2)耐熱性 試験片No.H1〜H7 前述の試験片No.M1〜M19と同様に、表2に示す
ようにカルシウム量を種々変更したマグネシウム合金溶
湯を調製し、図5に示す外径φ15mm、内径φ7m
m、長さ25mmの円筒状試験片をダイカストにて製作
した。そして、カルシウム量の相違により、試験片N
o.H1〜H7とした。なお、これらの各試験片につい
ても、目視若しくはX線探傷試験で鋳造割れの発生の有
無を確認したが、いずれの試験片についても、鋳造割れ
は無かった。これら試験片No.H1〜H7について、
図5に示すボルト緩み試験法にて、耐熱性の試験を行っ
た。この試験法は、ワッシャ(外径φ15mm、内径φ
7mm)を介在させて、各試験片の各両端をボルトとナ
ット(M6)で締付け、ボルト長の変化を測定する方法
である。そして、測定した各ボルト長から軸力保持率を
算出するものである。
【0031】具体的には、次のように行った。先ず、各
試験(片)毎に、締付前の使用するボルト長(L0)を
マイクロメータで測定しておいた。次に、初期面圧が6
4MPaとなるように各試験片の両端面をボルトで締付
け、締付直後のボルト長(L 1)をマイクロメータで測
定した。そして、そのボルトにより締付られた各試験片
を150℃の大気雰囲気中で300時間保持した後、さ
らにボルト長(L2)をマイクロメータで測定した。こ
れら測定したボルト長から、次式により各試験片につい
て軸力保持率を求めた。この結果を、表2に併せて示
す。 軸力保持率(%)=(L2−L0)/(L1−L0) ×1
00
【0032】
【表2】
【0033】(ジルコニウムの影響)次に、ジルコニウ
ムが鋳造性と耐熱性とに及す影響について調べるため
に、ジルコニウムを含まない(Zr:0重量%)マグネ
シウム合金溶湯を、試験片No.M1〜M19や試験片
No.H1〜H7と同様に調製した。このときのカルシ
ウム量は表3および表4に示すように変化させた。これ
らの合金溶湯を用いて、上述の試験片と同様に、図1に
示す形状の試験片をダイカストにて製作した。カルシウ
ム量と拘束長さとを変化させることにより得られた各試
験片を、試験片No.M20〜M25とし、試験片N
o.M1〜M19と同様に、鋳造割れの有無を確認し、
その結果を表3に示した。また、それらの合金溶湯を用
いて、上述の試験片と同様に、図5に示す形状の試験片
をダイカストにて製作した。カルシウム量を変化させる
ことにより得られた各試験片を、試験片No.H8〜H
10とし、試験片No.H1〜H7と同様に、軸力保持
率を求め、その結果を表4に示した。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】(評価) (1)試験片No.M1〜M19について 表1の各試験片について、カルシウムの含有量(重量
%)を横軸に表し、各試験片の拘束長さ(mm)を縦軸
に表したときの鋳造割れの有無を○、×で、図2に示し
た。○は鋳造割れの発生が確認されなかったことを示
し、×は鋳造割れの発生が確認できたことを示す。図2
及び表1から、カルシウム量が0.3重量%を超える試
験片No.M14〜M19では、拘束長さが20mmを
超えると鋳造割れが発生することが解った。一方、カル
シウム量が0.3重量%以下の試験片No.M1〜M1
3(試験片No.M11を除く)では、拘束長さが20
mmを超えても鋳造割れが発生しないことが解った。従
って、マグネシウム合金中のカルシウム量を0.3重量
%以下とすることが、鋳造割れの発生を抑制する上で、
非常に有効性である。
【0037】(2)試験片No.H1〜H7について 表2の各試験片について、カルシウムの含有量(重量
%)を横軸に表し、各試験片の軸力保持率(%)を縦軸
に表したグラフを図6に示す。なお、図6では、上述の
図2から求めた、鋳造割れが発生する拘束長さについて
も、併せて示した。図5及び表2から、カルシウム量を
少しでも含有することにより軸力保持率が急激に増加す
ることが解った。そして、カルシウム量が0.03重量
%、0.05重量%、1.0重量%と増えるにつれて軸
力保持率が増加する。但し、0.1重量%程度を超える
と、軸力保持率の増加割合が急激に少なくなることも解
った。従って、軸力保持率の向上を図る上で、カルシウ
ムの存在は非常に有効であるが、略0.1重量%を超え
ると、軸力保持率は飽和状態に近づくため、鋳造割れと
の関係から、カルシウム量を0.1〜0.3重量%とす
ると、非常に有効である。
【0038】(3)試験片No.M20〜M25と試験
片No.H8〜H10について 表3の各試験片について、カルシウム量(重量%)を横
軸に表し、各試験片の拘束長さ(mm)を縦軸に表した
ときの鋳造割れの有無を図7に示した。図7中、×は鋳
造割れの発生が確認できたことを示す。また、表4の各
試験片について、カルシウム量(重量%)を横軸に表
し、各試験片の軸力保持率(%)を縦軸に●印で表した
グラフを図7に併せて示した。図7及び表3から、マグ
ネシウム合金は、ジルコニウムを含有しないと、カルシ
ウム量に拘らず、拘束長さが20mmを超えると鋳造割
れが発生することが解った。また、図7および表4か
ら、マグネシウム合金がジルコニウムを含有しないと、
軸力保持率が低下し、カルシウム量を増加させても、軸
力保持率が殆ど増加しないことも解った。従って、マグ
ネシウム合金の鋳造性と耐熱性との両立を図る際に、適
量のカルシウムに加えて、ジルコニウムを含むことが非
常に重要である。
【0039】(4)クリープ特性について 試験片No.M6等と同条件で鋳造した厚さ10mmの
板から切出したφ4mm、平行部長さ20mmの試験片
を用いて、引張りクリープ試験を行った。このクリープ
試験は、Mg−2%Zn−2%Mm−0.2%Ca−
0.6%Zr(試験片No.M6と同様:「0.2%C
a」と表示する。)と、Mg−2%Zn−2%Mm−
0.8%Ca−0.6%Zr(試験片No.M18と同
様:「0.8%Ca」と表示する。)とについて行い、
その結果を図3に示した。図3では、各試験片に作用す
る応力(MPa)を横軸に、最小クリープ速度(1/
秒)を縦軸にとり、両軸を対数表示とした。図3から、
カルシウム量が0.2重量%程度でも、良好なクリープ
特性を示すことが解る。
【0040】(5)耐力 試験片No.M6等と同条件で鋳造した厚さ10mmの
板から切出した断面6mm×3mm、平行部の長さ20
mmの試験片を用いて、耐力を測定した。この耐力の測
定は、Mg−2%Zn−2%Mm−0.2%Ca−0.
6%Zr(試験片No.M6と同様)と、Mg−2%Z
n−2%Mm−0.8%Ca−0.6%Zr(試験片N
o.M18と同様)と、Mg−2%Zn−0.8%Ca
(従来の耐熱マグネシウム合金)とについて行い、その
結果を図4に示した。図4では、温度(℃)を横軸にと
り、各温度における0.2%耐力(MPa)を縦軸にと
った。図4から、適量の亜鉛、希土類元素およびジルコ
ニウムを含むマグネシウム合金は、カルシウム量による
耐力の変化が小さい一方、従来の耐熱マグネシウム合金
と比べると、鋳造性、クリープ特性と共に高温域での耐
力の向上が大きいことが解る。
【0041】
【発明の効果】本発明の耐熱マグネシウム合金によれ
ば、鋳造性と耐熱性とに優れるため、耐熱マグネシウム
合金の利用拡大を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造性を調べるために用いた試験片の形状を表
す断面図である。
【図2】マグネシウム合金中のカルシウム量と拘束長さ
の相違による鋳造割れの有無との関係を示す図である。
【図3】マグネシウム合金中のカルシウム量とクリープ
特性との関係を示す図である。
【図4】本発明の耐熱マグネシウム合金と従来の耐熱マ
グネシウム合金とに関して、耐力と温度との関係を示す
図である。
【図5】耐熱性を調べるために用いた試験片の形状およ
び試験方法の概略を表す断面図である。
【図6】マグネシウム合金中のカルシウム量と軸力保持
率および鋳造性との関係を示す図である。
【図7】ジルコニウムを含まないマグネシウム合金中の
カルシウム量と軸力保持率および鋳造性との関係を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 義雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 岩堀 弘昭 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 上野 治己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝政 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 北野 智靖 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で亜鉛を1.0〜6.0%、ジルコ
    ニウムを0.4〜1.0%、希土類元素を1.5〜5.
    0%、カルシウムを0.3%以下含み、残部がマグネシ
    ウムと不可避不純物とからなることを特徴とする耐熱マ
    グネシウム合金。
  2. 【請求項2】前記ジルコニウムは、0.5〜0.8重量
    %である請求項1に記載の耐熱マグネシウム合金。
  3. 【請求項3】前記ジルコニウムは、0.6〜0.7重量
    %である請求項2に記載の耐熱マグネシウム合金。
  4. 【請求項4】前記カルシウムは、0.03〜0.3重量
    %である請求項1に記載の耐熱マグネシウム合金。
  5. 【請求項5】前記カルシウムは、0.05〜0.2重量
    %である請求項4に記載の耐熱マグネシウム合金。
  6. 【請求項6】前記カルシウムは、0.1〜0.2重量%
    である請求項5に記載の耐熱マグネシウム合金。
  7. 【請求項7】重量%で亜鉛を1.0〜6.0%、ジルコ
    ニウムを0.4〜1.0%、希土類元素を1.5〜5.
    0%、カルシウムを0.03〜0.3%以下含み、残部
    がマグネシウムと不可避不純物とからなることを特徴と
    する耐熱マグネシウム合金。
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