JPH03178443A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、イタクジエツト記録装置の記録シート搬送手
段の構造に関する。

〔従来の技術〕

プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、転送
されてくる画像情報に基づいて、記録ヘッドのエネルギ
ー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄板
等の記録シート上にドツトパターンから成る画像を記録
していくように構成されている。

前記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドツト式、サーマル式、レーザービーム式等に分
けることができ、そのうちのインクジェット式（インク
ジェット記録装置）は、記録ヘッドの吐出口から液体（
インク等の記録液）を吐出飛翔させ、これを記録シート
に付着させて記録するように構成されている。

このインクジェット記録装置は、ノンインパクト型の記
録装置であり、騒音が少ないこと、高速記録が容易であ
ること、記録に要するエネルギーが小さいこと、ドツト
が均一で高密度化が容易であること、さらには、多色イ
ンクを使うことによってカラー画像記録も容易であるこ
と等の多くの特長を有している。

第３図は、従来のライン記録ヘッドを有するインクジェ
ット記録装置の記録シーＶｔ送系の記録部近傍の構成を
示す側面図である。

第３図において、ｌは不図示のモータ等の駆動手段で駆
動される搬送ローラ、２は矢印Ｆ方向に供給される記録
シート（用紙やプラスチック薄板等の被記録材）、３は
前記記録シート２を介して搬送ローラ１に押圧される従
動コロ、ｌＯは記録部での記録シート搬送経路を規制す
るための記録シートガイド、１１は前記搬送ローラ１と
同期駆動される排紙ローラ、１２は記録シート２を介し
て前記排紙ローラ１１に押圧される従動コロ、をそれぞ
れ示す。

前記搬送ローラ１と前記排紙ローラ１１との間の記録部
には、前記記録シートガイド１０に対向してライン記録
ヘッド（ライン型のインクジェットヘッド）６が配置さ
れている。

前記記録ヘッド６の記録シート２と対面する面（図示の
例では下面）は、複数の吐出口（インク吐出開口）６ａ
が配列された吐出口面になっている。

前記ライン記録ヘッド６は、シート幅（紙幅）方向に延
びており、その前面（吐出口面）６ａには、シート幅方
向に並んだ多数のインク吐出口が配列されている。

記録時には、前記排紙ローラ１１は前記搬送ローラ１よ
り若干速い周速で回転駆動される。

前記記録シート２は、搬送ローラ１と排紙ローラ１１と
の間で張力を保ち、かつ記録ヘッド６の吐出口面６ａと
所定の間隔を保った状態で搬送され、その間に吐出口６
ａから吐出飛翔されるインク滴によりドツトパターンか
ら戊る画像が記録されていく。

〔発明が解決しようとする技術的課題〕このようなイン
クジェット記録装置では、記録ヘッド６の吐出口面６ａ
と記録シート（被記録材）２との間隔について、高い精
度の微小隙間を安定的に確保する必要がある。

しかし、従来のインクジェット記録装置にあっては、記
録シート２の先頭部が記録部（特に記録ヘッド６の吐出
口面６ａの前方）を通過する際の記録シート搬送経路が
安定せず、そのため、吐出口面６ａとの接触無しに、前
記記録シート２との隙間を適正値まで微細にするのが困
難であるという技術的課題があった。

本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされ
たものであり、記録部における記録シート２の搬送経路
（シートバス）を所定の正確な位置に安定させることが
でき、吐出口面６ａと記録シート２との間隔を高精度で
小さい値に設定し得るシート搬送系を備えたインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。

〔課題解決のための手段〕

本発明のインクジェット記録装置は、モータ等の駆動源
により回転駆動される搬送ローラと、該搬送ローラに押
圧力をもって圧接される従動コロと、前記搬送ローラと
前記従動コロとの圧接位置より搬送方向下流側に設けら
れ、かつ該搬送ローラに弾性接触するとともに、該接触
位置またはそれより下流側まで伸びる弾性薄板のガイド
板と、を備え、前記搬送ローラの駆動により、該搬送ロ
ーラと前記従動コロおよび前記ガイド板との接触部を通
して記録シートを搬送し、前記ガイド板先端の下流側近
傍の記録シート通過位置に、ライン記録ヘッドからのイ
ンク吐出記録位置を設定する構成により、記録部におけ
る記録シートの搬送経路を所定の正値な位置に安定させ
ることができ、吐出口面と記録シートとの間隔を高精度
で小さい値に設定しｊするシート殴込系を備えたインク
ジェット記録装置を提供するものである。

〔実施例］ 以下ξ第１図および第２図を参照して本発明を具体的に
説明する。

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例の要部を示す模式的側面図である。

第１図において、搬送ローラ１は、不図示の駆動源（シ
ート搬送モータ）により所定のピンチで回転駆動され、
その周面に圧接された記録シート２を搬送する。

記録シート２は、従動コロ３を搬送ローラｌに対し該記
録シート２を介して押圧することにより、搬送ローラ１
に圧接され摩擦力によって搬送される。

搬送ローラ１と従動コロ３との接触点よりシート搬送方
向下流側に、ガイド支持部材４が設置され、該ガイド支
持部材４には、記録シート２の紙幅方向に延びる弾性薄
板のガイド板５が取付けられている。

なお、前記ガイド支持部材４には、搬送ローラｌと従動
コロ３との接触部から出て来る記録シート２を案内する
ための案内部４ａが設けられている。

前記ガイド板５は、記録シート２を介してその弾性力で
搬送ローラ１に押圧され、その先端は、該押圧位置ある
いは該押圧位置よりシートＲ送方向下流側の位置まで延
びている。

前記ガイドＦｉ５の先端の下流側近傍において、記録シ
ート２と所定の隙間をもって、ライン記録ヘッド（ライ
ン型のインクジェットヘッド）６が配置されている。

前記記録ヘッド６の記録シート２と対面する面（図示の
例では下面）は、？！数の吐出口（インク吐出開口）６
ａが配列された吐出口面になっている。

前記ライン記録ヘッド６は、シート幅（紙幅）方向に延
びており、その前面（吐出口面）６ａには、シート幅方
向に並んだ多数のインク吐出口が配列されている。

こうして、本発明によるインクシエンド記録装置、すな
わち、モータ等の駆動源により回転駆動される搬送ロー
ラｌと、咳は送ローラに押圧力をもって圧接される従動
コロ２と、前記搬送ローラと１前記従動コロ３との圧接
位置より搬送方向下流側に設けられ、かつ該搬送ローラ
ｌに弾性接触するとともに、該接触位置またはそれより
下流側まで伸びる弾性薄板のガイド板５と、を備え、前
記殴込ローラ１の駆動により、該搬送ローラｌと前記従
動コロ３および前記ガイド板５との接触部を通して記録
シート２を搬送し、前記ガイド＋ｆｆ１５先端の下流側
近傍の記録シート通過位置に、ライン記録へノド６から
のインク吐出記録位置を設定することを特徴とするイン
クジェット記録装置が構成されている。

以上のような構成によれば、記録動作時には、記録シー
ト２は、搬送ローラｌの周面の従動コロ３からガイド板
５まで範囲で挟持された状態で、搬送モータ（不図示）
で搬送ローラ１を時計方向に回転駆動することにより、
従動コロ３との摩擦力による搬送力で、シート送りされ
る。

この場合、記録シート２は、記録へノド６の直前まで延
びるガイド板５によっても、その流れを規制されて、ｔ
ｌＦ紙方向（図示の例では下方）へ排出されていく。

また、ガイド板５は搬送ローラｌの接線方向に延びてお
り、両者の接触点をわずかに越えた位置に先端がある。

さらに、ガイド板５の前記先端の微小量先方（シート１
１１９送方向下流側近傍）が、記録シート２のライン記
録ヘッド６からのインク吐出記録位置、すなわち、記録
シートの記録ラインとなっているので、記録へノド６の
吐出口６ａからのインク滴の飛翔方向はここに向かうこ
とになる。

一方、記録シート２の先端がガイド板５の接線方向に送
り出され、該記録シート２の記録領域が前記記録ライン
に達した時から、記録へノド６に記録情報が伝送されて
各吐出口６ａよりインク滴が吐出飛翔され、記録が開始
されることになる。

以後、記録が終了するまで、記録ヘッド６からのインク
吐出と記録シート２のピッチ送り動作が同期して継続さ
れる。

以上説明した実施例によれば、駆送ローラ１の下流側に
、該搬送ローラｌの周面に弾性接触するとともにライン
記録ヘッド６による記録ラインの直前まで延びるガイド
板５を設けたので、次のような効果が得られた。

ｉ）所定の搬送パスに沿って安定した記録シート２の搬
送を行なうことができた。

ｉｉ）記録ヘッド６と記録シート２を接近させて高精度
で適正な隙間（例えば、０．５＋Ｏ，ｌａｗ）を容易に
維持することができ、高密度で高品位の画像を高速で記
録し得るインクジェット記録装置が得られた。

１１１）従来の排紙用のローラ対１１．１２（第３図）
を省略することができ、搬送手段の構造の簡単化と部品
点数の削減を図ることができた。

ｉｖ）排紙用のローラ対１１．１２およびその駆動系を
省略できるので、記録装置のコンパクト化を図ることが
できた。

■）記録ヘッド６の周辺の構造が簡単になり、記録ライ
ン付近に設計の自由度の高いスペーシングを実現させる
ことができた。

ｖｉ）記録時記録シート２の先端に近接した位置から記
録することができ、記録シート２の上下の余白を殆ど無
くすことが可能になった。

ｖｌＩ）連続シートのみならず、カットシートを使用す
る場合でも、ガイド板５によって排紙用の瞳送力が充分
に得られ、いずれの記録シートでも安定した供給排出を
行なうことができた。

第２図は、本発明によるインクジェット記録装置の別の
実施例の模式的側面図である。

本実施例においては、第１図中の従動コロ３の代わりに
、固定コロ３ａと、リンク３ｂと、該リンク３ｂの他端
に軸支された従動コロ３ｃと、前記固定コロ３ａおよび
前記従動コロ３ｃに所定の張力で装着されたベルト３ｄ
と、から戒るシート押圧手段が設けられている。

前記リンク３ｂは、前記固定コロ３ａの軸心を中心に回
動可能であり、ばね等の弾性力で第２図中時計回り方向
に付勢されている。

こうして、搬送ローラ１の周面に、従動走行可能なベル
ト３ｄを弾性力で押し付けることにより、記録シート２
を該搬送ローラ１の周面に密着させるシート押し手段が
構成されている。

また、本実施例では、第１図中のガイド支持部材４の代
わりに、案内部４ａ（第１図）が無く、単に前記従動コ
ロ３ｃの搬送方向下流側で垂直に設置されたガイド支持
部材７ガ使用されている。

本実施例は、以上述べた点でのみ第１図の実施例と相違
し、その他の部分では実質上同じ構造をしており、それ
ぞれ対応する部分を同一符号で表示し、それらの詳細説
明は省略する。

この第２図の実施例によっても、前述した第１図の実施
例の場合と同様な効果を達成することができた。

以上の各実施例における、搬送ローラｌ、従動コロ３．
３ｃ、ベル１−３ｄ、ガイド板５等の材質は、所望の機
能を発揮し得るものであれば、金属、プラスチック、ゴ
ムなどＴｉ々のものから選１尺することもできる。

また、これらの各部材の形状も、記録部での記録シート
２の搬送経路を適正に維持できるものであれば、自由に
形状を決めることができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明のインクジェッ
ト記録装置によれば、モータ等の駆動源により回転駆動
される搬送ローラと、該搬送ローラに押圧力をもって圧
接される従動コロと、前記搬送ローラと前記従動コロと
の圧接位置より搬送方向下流側に設けられ、かつ該搬送
ローラに弾性接触するとともに、該接触位置またはそれ
より下流側まで伸びる弾性薄板のガイド板と、を備え、
前記搬送ローラの駆動により、該搬送ローラと前記従動
コロおよび前記ガイド板との接触部を通して記録シート
を搬送し、前記ガイド板先端の下流側近傍の記録シート
通過位置に、ライン記録ヘッドからのインク吐出記録位
置を設定する構成にしたので、記録部における記録シー
トの搬送経路を所定の正確な位置に安定させることがで
き、吐出口面と記録シートとの間隔を高精度で適正な微
小隙間に設定することができ、高品位の画像を記録し得
る記録シート１１送系を備えたインクジェット記録装置
が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例の要部を示す模式的側面図、第２図は本発明によるイ
ンクシエンド記録装置の別の実施例の要部を示す模式的
側面図、第３図は従来のインクジェット記録装置の要部
を示す模式的側面図である。 以下に、図面中の主要部分を表す符号を列挙する。 ｌ−・−・駆送ローラ、２−・−・−記録シート、３従
動コロ、３　ａ−−−−−一固定コロ、３ｂ−・−リン
ク、３ｃｍ〜−−−従動コロ、３ｄ−・・−ベルト、５
−−〜−−ガイド板、６−−−−−記録ヘッド、６ａ・
−・・−吐出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータ等の駆動源により回転駆動される搬送ロー
   ラと、該搬送ローラに押圧力をもって圧接される従動コ
   ロと、前記搬送ローラと前記従動コロとの圧接位置より
   搬送方向下流側に設けられ、かつ該搬送ローラに弾性接
   触するとともに、該接触位置またはそれより下流側まで
   伸びる弾性薄板のガイド板と、を備え、前記搬送ローラ
   の駆動により、該搬送ローラと前記従動コロおよび前記
   ガイド板との接触部を通して記録シートを搬送し、前記
   ガイド板先端の下流側近傍の記録シート通過位置に、ラ
   イン記録ヘッドからのインク吐出記録位置を設定するこ
   とを特徴とするインクジェット記録装置。