JPH0317817A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0317817A
JPH0317817A JP15250789A JP15250789A JPH0317817A JP H0317817 A JPH0317817 A JP H0317817A JP 15250789 A JP15250789 A JP 15250789A JP 15250789 A JP15250789 A JP 15250789A JP H0317817 A JPH0317817 A JP H0317817A
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tape
modulus
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JP15250789A
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Yasuo Ando
康夫 安藤
Takao Nishikawa
卓男 西川
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、特に該媒体の物性強度に
関する。
〔従来技術〕
情報処理機器に於る磁気記録媒体(以後、磁気テープと
称する)は、記録・再生素子として甚だ有用でありその
需要は大きいが、同時に記録媒体として、電磁変換特性
が高度、精密であること、記録容量か豊かで高密度であ
ること、走行性、耐久性、耐用性を保証する好適な組或
物性であること、廉価であること更に生産面からは生産
技術上にトラブルかないこと等が要求され、その要求に
沿って様々の技術的努力が佛われて米た。
一般に良好な電磁変換特性をうるためには磁性層中の磁
性粉を高密度に充填させ、また薄層であることが好まし
く、更に磁性層側の購戒層表面を平滑に加工する必要が
あり、磁性体粉末及びフIラー類の粒度の選定及びカレ
ンダ処理が施される。
しかしながら表面が平滑すぎることにより摩擦係数の増
大、走行性不良をもたらし、一方粗面すざるとスベーシ
ングロス、粉落ち、ヘッド摩耗か酷くなる。
ビデオテープに例をとると、その電磁変換特性、特にク
ロマS/N,ルミS/Nは表面性に大きく左右されるか
、表面が平滑にすぎる支持体を使用すると、走行不良、
摺動ノイズの増加を起し、またヘッド面の汚れ(白濁)
による電磁変換の不整、シンチング等の支障を来す。
更に!磁変換特性を、磁気テープ構成条件に基くノイズ
からみると、磁性層欠陥もしくは埃等によるドロップア
ウト、ヘッド近傍における放電による放電ノイズ或は摺
動ノイズ、その他未だ原因不明のノイズがあるが、屡々
問題になる摺動ノイズは磁気ヘッドに基因するノイズで
あり、磁気へンドと磁気テープのトライボロジーに大き
く影響されると考えられる。
即ち支持体の表面粗さ、磁性体粒子の凝集及び面内密度
分布、塗布むら等に起因する磁気テープ表面の凹凸は、
表面摩擦係数と相俟って、ヘッドとの接触むら、走行不
良によるテープの従方向伸縮振動、フランタリング等を
生じ摺動ノイズを発生する。
一方記録密度の上昇とともに、ビデオテーブの表面には
平滑化が強いられ、摺動ノイズは、悪化の傾向を示して
いる。対策として表面性のコントロールはもちろんのこ
と、テープスティ7不スの側からも検討され、高い方向
に設計されている。
また、走行性の面から見ても平滑な磁性層をより安定に
走行させるためにテープスティ7不スの高いテープが要
求される。しかしながら、この結果としてヘッド摩擦が
多くなり、またへッドタッチ(RFエンベロープ)の悪
化という現象をまねいた。
ヘッドに忠実かつ効率的電磁変換を要求するならば、ヘ
ッド面は研磨して常に清浄に保つ必要があり、研磨によ
るヘッドの摩耗は不可避であるが、その摩耗は必要最小
限に止めるべきものである。
テープスティフネスの高いテープほど、その研磨性が強
く、その効果によるヘッド摩耗の増加と同時に摺動ノイ
ズは減少する。また走行性に関しては、テープスティフ
ネスが高いテープほど安定することが知られている(電
子通信学会誌84/IVol.J67−C Nol P
.62)。
磁気記録媒体の記録密度は、磁性体粒子サイズが小さい
程高まるが、粒子サイズを小さくしていくと分散性の悪
化を招き、短波長記録に必要な磁性層の表面平滑性の低
下、出力低下、更に耐摩耗性が悪くなり、VTRスチル
モードでのヘッド目詰り、へ7ドによる磁性層表面の摩
耗等不都合を生じる。
一方磁性粉の結合剤中での分散性を向上させる方法とし
て、磁性塗料に多種多様の分散剤の多量添加、或は製造
の際に長時間混練分散を行なう方法などが利用されてい
たが、こうした分散剤の添加、長時間の混練分故による
と磁性粉末の磁性特性が低下するので、最近は、磁性層
のバインダか磁性粉末と良好な親和性を有するように、
バインダに用いる樹脂に極性基を導入する方法が提案さ
れている。
即ち、磁性層に用いるバインダとして特開昭57−44
227号、同58−108032号、同60−1215
14号等には、スルホン基を含有する変性塩化ビニル系
共重合体、特開昭57−92422号には極性基を導入
したポリウレタン樹脂が開示されている。
しかしながらこれらのバインダは分散性のみならず潤滑
性、膜強度(ヤング率等)の向上に多大の可能性を潜め
ているCこも拘らず、その活用は未だ不充分である。
更にヤング率については、常温常湿で最適の走行耐用性
lこ調節されていても、使用環境の変動lこよって走行
性か変動し、特に高温高湿においては殆ど劣化の方向を
辿り、甚しい場合には走行不能に陥ることがあり、磁気
テープにおける磁性粉の分散性、表面潤滑性ともどもヤ
ング率、テープスティフ不スについての検討が必要Iこ
なっている。
(発明の目的) 本発明の目的は、ヘッドタッチが良好で慴動ノイズを殆
ど伴わず、走行が平順であり、またヘッド摩耗が必要最
適に調整された磁気記録媒体、特にビデオテープを提供
することにある。
(発明の構戊及び作用効果) 前記本発明の目的は、非磁性支持体上に少くとも強磁性
体粉末及びバインダを含む磁性層を設けた磁性記録媒体
において、前記媒体のペンディング・スティ7ネスが2
10mg以下で、かつ前記磁性層の塗膜のヤング率が6
00kg/mm”以上である磁気記録媒体によって達戊
される。
尚、前記バインダには分子内塩を形成する陰性官能基を
導入したポリウレタン系共重合体を含有させることが好
ましい。
本発明に係るヤング率及びペンディンク・スティフ不ス
の測定は下記の方法によった。
:ヤング率測定方法: 測定装置・・・テンシロンHTM−100; (株) 
オIJエンテック製 引張試料・・・長さ200ma1 x幅12.65mD
I引張速度・= 100mm/IIIinチャック圧接
力・・・50kg 1%の伸びが生ずる荷重reを求め、次式によりヤング
率Eを求める。d:テープ厚み( mm)E = (f
e/ (12.65X d ) ) X 100上式に
則って、テープ全体(厚みdア)のヤング率E7及び支
持体(バックコート層を含む)(厚みda)のヤング率
E8から、磁性層塗膜(厚み4I.I)のヤング率EM
を次式により求める。
EM− (ET/clT−E@/da) /dM:ペン
ティング・スティフネス: 測定装置・・・ループスティフ不ス・テスタ(東洋精機
製作所製) 試験試料・・・長さ100mm x幅1/2インチ(ビ
デオテープ輻) 試験試料を円輪とし、内径方向に変位速度3.5ear
n/sで変位11−8mmを与えるに要するカ(mg)
をペンディング・スティフネスとする。
またへッドタッチの良否の判定はRFエンベローブの平
坦度によって行った。
:RFエンベロ〜ブ平坦度: 基準RF記D電流で6 MHzを記録し、ビデオへノド
の1トレース(lフィールド)の中間のエンベローブの
振幅Aとスイッチング部分の振幅又は出として求め、S
E−180テープの巻始め、中間及び巻終りの3点で標
準テープの値と比較した。  ゛磁気テープ走行中のへ
ッドタ/チはテープのペンドイング・スティ7不ス(以
後剛直性と称す)を弱めると良好となる。前記剛直性は
支持体或は支持体上に設ける塗膜自体の剛直性を下げる
ことにより、或は支持体及び塗膜の厚みを減し、テープ
全体の厚みを減少することによって弱めることができる
磁気テープの走行耐用性からみると厚みを削減する方法
の方が好ましいが、一般に走行耐用性の低下は逸れない
本発明においては、磁性層の物性としてのヤング率を6
00kg/++++a’以上とし、かつ磁気テープの剛
直性を210a+g以下とすることにより、ヘッドタッ
チが良好で、かつ本発明の目的に挙げた走行にまつわる
特性を二つながら満足する磁気テープをうろことができ
る。
磁性層のヤング率を上げる具体的方策としての一つとし
て磁性体粉末の分散程度を上げることが効果的である。
即ち高剪断カを有する二−ダ、或は分散力の大きいジル
コニアビーズを用いて分散程度をあげ、更にバインダと
して、バインダ樹脂中に陰性官能基を導入した分散性の
高い変性バインダが用いられる。特に分子内塩を形成す
る陰性官能基を導入したポリウレタン系共重合体をバイ
ンダ中に含ませることが好ましい。
前記方策の二として、ガラス転移点Tgの高いバインダ
樹脂、例えば分子内塩を形成する陰性官能基を4人した
塩化ビニル系共重合体を含有させることが効果的であり
、更に可塑性が増える添加剤の添加は極カ控えることが
好ましい。特に分散剤の燐酸エステル類は多量に使用し
ないことが賢明である。
本発明に係る塩化ビニル系共重合体は下記一般式(1)
によって表されるものが好ましい。なお一般式の共重合
体を表す大括弧の中の小括弧でくくられた繰返し単位の
ブロック重合の順序は特定の順序であってもよいし任意
の順序であってもよい 一般式〔■〕 式中、Rl及びR2は水素原子または低級アルキル基(
例えばcL, C2Hs等)を表す。またR,及びR2
は夫々の繰返し単位ブロックの中で同じでも異なってい
てもよい。
Xは“ベタイン基等の分子内塩を形威している基″を含
有する置換基一A−X ’を表し、Yはエポキシ基を含
有する置換基−B− CH− CH2を表す。
\/ O A及びBは夫々分子内塩基又はエポキシ基を夫々共重合
体主鎖に連結する連結基である。連結基としては下記の
ものが例示される。
−CONH  ,  {ct+z+,  ,  −CO
NH−{CH,チ,R, CONl+C   Rr− E R● 但しR.及びR.は夫々水素原子または炭素数l〜15
個のアルキル基、フエニル基を表し、またR,は炭素数
1−15個のアルキレン基を表す。rはO〜20の整数
を表す。
共重合体樹脂に導入されるエポキシ基は、塩化ビニル系
樹脂の加熱時もしくは経時による脱HCI2の生起を抑
えるために有効であり、その含有量は、樹脂のTg,溶
解性等から0.5〜3wt%が適正であることを見い出
した。0.5%以下ではHC12発生を充分に抑制でき
ず3vt%を越えると、樹脂の物性を低下させる。
次にZは共重合体の特性改善のために必要に応じ挿入さ
れる繰返し単位である。
即ち共重合体の溶媒溶解性、柔軟性、他の樹脂類との相
溶性、硬化架橋性を調節し、或いは分散性を更に高め、
或いは表面滑性を向上させる等の特性改善の目的のため
に付加されるものである。
前記一般式(1)に於て、kは200〜800、Qは1
−100、mはl−100及びnはO−200の正数を
表す。
本発明に係る塩化ビニル系共重合体の重き度( Pn)
は、分敢性の面から好しくは250≦Pn≦500であ
り、塩化ビニル単位は95〜80w t%であることが
好ましい。
前記一般式(1)にて表される共重合体において、その
共重合体が磁気記録媒体のバインダとして使用されて必
要な作用効果を発揮する場合、塩化ヒニル繰近し単位は
、その媒体の強度(ヤング率)に寄与しており、その塩
化ビニル戊分が少なすぎると、媒体に必要な物性(ヤン
グ率)が得られず、また多すぎると溶剤への溶解性が悪
くなり、また樹脂のガラス転移温度(Tg)も高くなる
傾向を生じる。
またエポキン基を含有する繰返し単位は、塩化ビニルの
熱安定性を向上させるとともにインシアナート等の架橋
硬化剤とも反応し、結合剤を架橋することにより、さら
に高分子量とし、ポリウレタン等の他のバインダ樹脂と
の結合に関与し、脱塩化水素を防止し、熱安定性、耐摩
耗性等の耐久性を高める。またバインダ樹脂のガラス転
移温度( Tg)や可塑化効果をその含有量により調節
する効果がある。このため特にビニルアルコール等の反
応性水酸基(−OH)とは互に相補する関係にある。
また、ベタイン基等の分子内塩基を有する繰返し単位は
、分散性に寄与しており、その量が少なすぎると効果は
小さくなり、また、余り多すぎてもそれ以上の分散性の
向上に寄与しなくなり、また、かえって耐湿性が悪くな
って耐候性の低下を招く。
また本発明の塩化ビニル系共重合体には上記繰返し単位
以外にさらに−{−2+.戊分として分散性向上等を目
的として、カルボキシ基またはその金属置換基( − 
COOM . MはHもしくはLi, Na, K等の
アルカリ金属)等の親水性官能基を有する繰返し単位が
導入されてもよい。カルポキシ基は磁性粉(a化鉄、金
属粉)に対するバインダの保着性及び分散性を向上させ
る。OH基を導入すると分散性、硬化架橋性、相溶性或
は溶解性に寄与する。
次に、「陰性基が分子内塩を形威しているポリウレタン
」は、主として、ポリイソシア不−トとポリオール及び
必要に応じ他の共重合体との反応で製造され、そして遊
離イソンアネート基及び/又はヒドロキシル基を含有す
るウレタン樹脂またはウレタンプレポリマーの形でも、
あるいはこれらの反応性末端基を含有しないもの(例え
ばウレタンエラストマーの形)であってもよい。
本発明に係るポリウレタン樹脂へのベタイン基等の4人
量は0.01” l.Oms+o(1/gであるコトが
好ましく、より好ましくは0.1〜0.5iam+o(
+/gの範囲である。上記官能基導入量が0.01a+
■oQ/g未満であると強磁性粉末の分散性に十分な効
果が認められなくなる。また上記官能基の導入量が1 
.0mmo(2/gを超えると、分子間あるいは分子内
凝集が起こりやすくなって分散性に悪影響を及ぼすばか
りか、溶媒に対する選択性を生じ、通常の汎用溶媒が使
えなくなってしまうおそれもある。
また本発明によるポリウレタン樹脂の数平均分子量は5
000〜tooooo、より好ましくは10000〜4
0000の範囲のであることが好ましい。数平均分子量
が5000未満であると樹脂の塗膜形成能が不十分kも
のとなり、また数平均分子量が100000を超えると
塗料製造上、混合、移送、塗布などの工程において問題
を発生するおそれがある。
本発明に係る磁性層等の構成層の耐久性は、上記塩化ビ
ニル系樹脂とポリウレタン樹脂とのブレンドによって向
上することができるが、分子量が6万以上のポリウレタ
ン樹脂を使用した場合、磁性粉粒子が@細になるとその
分散性は不充分となり、またその塗料粘度も高くなる。
一方6万以下のポリウレタン樹脂をブレンドに用いると
分散性も向上させ、塗料粘度を低下できる。
また分散性を向上させるためには前記塩化ビニル系樹脂
はブレンドに使用するボリウレタ〉樹脂を含めた全バイ
ンダ樹脂重量の30%以上が必要であり、磁性塗膜の耐
久性や物性を考慮すると80%まで好ましい使用範囲で
ある。特に本発明に係る分子量6万以下のポリウレタン
樹脂との混合比率はPU(ポリウレタン系樹脂)/ V
Cf2(塩化ビニル系樹脂)重量の比として80/ 2
0〜20/ 80が好ましく、特に50/ 50〜30
/ 70か望ましい。尚ブレンドする分子量6万以下の
ポリウレタン系樹脂は従来公知の構遺の樹脂が使用でき
る。例えば、ポリエステルポリウレタン、ポリカーポ不
一トポリウレタン、ポリラクトンボリウレタン、ポリエ
ーテルポリウレタン等が挙げられるが、特にこれらに限
定はされない。
また6万以下の分子量のポリウレタンとブレンドするこ
とにより、バインタ系の架橋密度も向上し、ヤング率も
向上する。
本発明に於いては前記バインダの他、必要に応じ従来用
いられている非変性或は潤滑性を高めるための含弗素基
、含珪素基を単に導入した変性の塩化ビニル系樹脂、ポ
リウレタン樹脂或いはポリエステル樹脂を混用すること
もできるし、更に繊維素系樹脂フェノキシ樹脂或は特定
の使用方式を有する熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応
型樹脂、電子線照射硬化型樹脂等を併用してもよい。
特に分子量を落球式粘度で1/8〜l/3秒に特定した
ニトロセルロースを用いることによって、分散性、耐熱
性、ヤング率、耐ブロノク性を上げることができ、また
摩擦係数を小とし眉間粘着防止には卓然たる効果を有し
、特に高温高湿に於る走行安定性を向上させることがで
きる。
又生産性の上ではニトロセルロースを含む塗料に於いて
は塩化ビニル系に比べて7イラーの分散が速かで塗料自
体も安定であり且つ7イラーの再凝集が起り難く、良好
な潤滑面の溝戊1こ有用である。
本発明に於では、前記バインダに対し硬化剤としてポリ
イソシア不一トが含有させられる。
使用できる芳香族ポリイソ7ア不一トは、例えばトリレ
ンジイソシア不一ト(TDI)等及びこれらポリイソシ
アネートと活性水素化合物との付加体などがあり、平均
分子量として100〜3,000の範囲のものが好適で
ある。
又脂肪族ポリイソシア不−トとしては、ヘキサメチレン
ジイソシア不一ト(HMDI)等及びこれらイソシア不
一トと活性水素化合物の付加体等が挙げられる。これら
の脂肪族ポリイソンア不一ト及びこれらポリインシア不
−トと活性水素化合物の付加体などの中でも、好しいの
は分子債が100〜3,000の範囲のものである。脂
肪族ボリイソンア不一トのなかでも非脂環式のポリイソ
シア不一ト及びこれら化合物と活性水素化合物の付加体
が好ましい。
前記ポリイソンア不−トの添加量は、前記バインダ重量
に対してl/20〜7/ 10、より好ましくは1/1
0−1/2である。
本発明に係る磁性層に用いられる磁性材料としては、例
えばγ−Fe203, Co含有γ−Fe203, C
o被着γ−Fe,03, Fe,0,, Co含有Fe
,04, Co被着Fe30,,Cry.等の酸化物磁
性体、例えばFe, Ni, Co, Fe−Ni合金
, Fe−Co合金, Fe−All合金, F−AQ
−Ni合金, FeNi−P合金, Fe−Ni−Co
合金, Fe−Mn−Zn合金, Fe−NiZn合金
,  Fe−Co−Ni−Cr合金. Fe−Co−N
i−P合金, CoNi合金, Co−P合金, Co
−Cr合金等Fe, Ni, Co,^Qを主体とする
メタル磁性粉等各種の強磁性体が挙げられる。これらの
金属磁性体に対する添加物とてはSi,Cu, Zn.
AQ. P, Mn, Cr等の元素又はこれらの化合
物か含まれていてもよい。
またバリウム7エライト等の六方晶系フェライト、窒化
鉄も使用される。
上記磁性層を形或するのに使用される磁性塗料には必要
に応じ潤滑剤、研磨剤、マット剤、帯電防止剤等の添加
剤を含有させてもよい。
潤滑剤としては、シリコーンオイル、グラフ7イト、カ
ーポンブラックグラ7トポリマー、二硫化モリブテン、
二硫化夕冫グステン、ラウリル酸、ミIJスチン酸、炭
素原子数12〜l6の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の炭素
原子数と合計して炭素原子数が21〜23個の一価のア
ルコールから或る脂肪酸エステル(いわゆる蝋)等も使
用できる。これらの潤滑剤はバインダ100重量部(w
tと表す)に対して0.2〜20冒(の範囲で添加され
る。
研磨剤としては、一般に使用される材料で熔融アルミナ
、炭化珪素、酸化クロム、コランダム、人造コランダム
、人造ダイヤモンド、ざくろ石、エメリ(主戊分:コラ
ンダムと磁鉄鉱)等が使用される。これらの研磨剤は平
均粒子径0.05〜5μmの大きさのものが使用され、
特に好ましくは0.1〜2μ項である。これらの研磨剤
はバインダ100wtに対して1〜20wtの範囲で添
加される。
マント剤としては、有機質粉末或は無機質粉末を夫々に
或は混合して用いられる。
本発明に用いられる有機質粉末としては、アクリルスチ
レン系樹脂、ペンゾグアナミン系樹脂粉末、メラミン系
樹脂粉末、フタ口シアニン系顔料が好ましいが、ポリオ
レフィン系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリア
ミド系樹脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリ弗化エチ
レン樹脂粉末等も使用でき、無機質粉末としては酸化珪
素、酸化チタン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、
fEaバリウム、酸化亜鉛、酸化錫、酸化アルミニウム
、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、σ−Fe2
0,、タルク、力才リン、iilE酸カルシウム、窒化
硼素、弗化亜鉛、二酸化モリブデンが挙げられる。
帯電防止剤としては、カーポンブラックをはじめ、グラ
ファイト、酸化錫一酸化アンチモン系化合物、酸化チタ
ン一酸化錫一酸化アンチモン系化合物などの4t性粉末
;サボニンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイ
ド系、グリセリン系、グリシドール系などのノニオン界
面活性剤;高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム
塩類、ピリジン、その他の複素環類、ホスホニウムまた
はスルホニウム類などのカチオン界面活性剤;カルポン
酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル
基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、
アミノスルホン酸類、アミノアルコールのvi酸または
燐酸エステル類等の両性活性剤などがあげられる。
上記塗料に配合される溶媒或はこの塗料の塗布時の希釈
溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の
アルコール類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、
乳酸エチル、エチレングリコールセノアセテート等のエ
ステル類:グリコールジメチルエーテル、グリコールモ
ノエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒド口フラン等
のエーテル類;べ冫ゼン、トノレエン、キシレン等の芳
香族炭化水素;メチレンクロライド、エチレンクロライ
ド、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロルベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素等のものが使用できる。
まt;、支持体としては、ポリエチレンテレフタレート
、ポリエチレン−2.6−ナフタレート等のポリエステ
ル類、ポリプロピレン等のポリオレ7イン類、セルロー
ストリアセテート、セルロースダイアセテート等のセル
ロース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネートなどのプ
ラスチックが挙げられるが、Cu,AI2,Zn等の金
属,ガラス.窒化硼素,カーバイド等のセラミックなど
も使用できる。
これらの支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約
3〜100μ翼程度、好ましくは5〜50μ肩であり、
ディスク、カード状の場合は30μm〜10m肩程度で
あり、ドラム状の場合は円筒状で用いられ、使用するレ
コーダに応じてその型は決められる。
上記支持体と磁性層の中間には接着性を向上させる中間
層を設けても良い。
支持体上に上記磁性層を形成するための塗布方法として
は、積層Wet on Wetの場合はエクストルージ
ョン同時塗布及び逐次塗布、あるいはリバースクロール
+エクストルージョン、クラビアロール+エクストルー
ジョンなどの組合せが考えられる。
さらにはエアードクタコート、ブレードコート、エアー
ナイ7コート、スクイズコート含浸コート、トランスフ
ァロールコート、キスコート、キャストコート、スブレ
イコートのうちの何れかを組合せる事も考えられる。
又、積層Wet on dry或は単層塗布の場合は上
記塗布方式をどのように組合せても構わない。
〔実施例〕
本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
実施例l〜5及び比較例(1)〜(3)。
下記の磁性塗料処方に従って磁気テープ試料を作或し特
性測定を行った。
磁性塗料処方            (wt)CO被
着一γ一Fezes           150塩化
ビニル/酢酸ビニル/ビニルアル コール共重合体           20熱可塑性ポ
リウレタン樹脂(Tg;O゜C)  10a   AQ
zO3                      
10カーボンブラック          lOミリス
テン酸              2ブチルステアレ
ート          lシクロへキサノン    
     200メチルエチルケトン        
100トルエン              100こ
の組或物を加圧二−ダ、サンドグラインダを用いて充分
に攪拌混合し、更に多官能イソシア不一ト(コロネート
L)をlO部添加後、平均孔径1μmのフィルタで濾過
した。
得られた磁性塗料を各種の厚さのポリエチレンテレ7タ
レートベースの表面に各種の乾燥厚みにリバースロール
コータで塗布し乾燥した。しかる後、スーパカレンダロ
ールで磁性層を表面加工処理し、所定の厚さの磁性層を
有する幅広の磁性フイルムを得た。このフィルムを1/
2インチ幅に裁断し、所定の剛直性を有するビデオ用の
磁気テープを作威した。
肖、実施例lに用いI;ポリウレタン樹脂は、4.4′
−ジフェニルメタンジイソシア不−ト(MDI)、ネオ
ベンタンジオール、!,6−ヘキサンジオール(1.6
110)アジピン酸(^D^)からなる共重合体ポリウ
レタン樹脂(分子量3万)である。
前記の磁気テープの作戊・諸元を表1に掲げた。
またこれら磁気テープ試料の特性の測定結果を表2に示
した。
A2 :特性測定: 摺動ノイズ (i)テープを走行させずに再生を行い、システムノイ
ズをスペクトラムアナライザで測定する。
(■)サンプルテーブを1分間ずつ10回再生を行い、
摺動ノイズをスペクトラムアナライザで測定する。
( iii) 8 MHz付近のノズルレベルをシステ
ムノイズを基準( O dB)としてIOバスのノイズ
の値を読みとる。
ヘッド汚れ (1)測定前にヘッドのクリーニングを行い、ヘツド白
濁がない状態にする。
(2)サンプルテープ(NO.l)<未使用〉のテープ
に、6 MHzの単一周波数を基準テープに対して+2
0%の記録レベルで10分間記録し、3回再生した後8
 M}Izの単一周波数を基準テープに対して+20%
の記録レベルで2分間記録し、これを再生してその出力
を測定する。(これらの値をOdBとする) (3)常温・低湿20%において、サンプルテーグ(N
0.2)<未使用〉を巻始めから巻終わりまでビデオ信
号を記録しながらSPモードで走行させる。
(4)サンプルテープ(No.l)ヘ再度8 MHzの
単一周波数を(2)と同じ記録レベルで2分間記録し、
再生し、その出力を測定し、(2)で測定した値( O
 dB)からの出力低下の差を求める。
(注)サンプルテープはl水準に対し、2本(No.1
,No.2)使用して測定が行われる。
◎・・・ヘッドのガラス部分に付着物がまったくない○
・・・前記付着物が一部存在する ×・・・ヘッドの全面に付着物が存在する(発明の効果
) 本発明に従えばヘッドタ・ノチが良好で宿動ノイズを殆
ど使わず走行が平順であり、まtこへ・ノド摩耗が必要
最適に調整された磁気記録媒体を?与ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に少くとも強磁性体粉末及びバイ
    ンダを含む磁性層を設けた磁気記録媒体において、前記
    媒体のベンディング・スティフネスが210mg以下で
    、かつ前記磁性層の塗膜のヤング率が600kg/mm
    ^2以上である磁気記録媒体。
  2. (2)前記バインダに分子内塩を形成する陰性官能基を
    導入したポリウレタン系共重合体を含有することを特徴
    とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
JP15250789A 1989-06-15 1989-06-15 磁気記録媒体 Pending JPH0317817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5756148A (en) * 1991-01-21 1998-05-26 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium

Cited By (3)

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US6015602A (en) * 1991-01-21 2000-01-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium

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