JPH03177162A - ２値化方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像処理を利用したパターン計測の分野で有
用な信号２値化方式の改良に関する。

［従来技術］ パターン計測を行なうには、入力された画像を２値化し
てからパターンの計測を行なう必要がある。

このように人力された２次元の画像を２値化するに際し
ては、画像全体に対して単一のしきい値を設定し、その
しきい値よりも入力された画像信号のレベルが大きいか
、小さいかで２値化を行なっていた。

Ｃ発明が解決しようとする問題点９ 画像入力装置としてテレビカメラを想定すると、目的物
に対する照明が一様でなく明るさムラが存在することが
考えられる。

また、照明が一様であったとしても、印刷物などの読み
取りの場合に印刷濃度が全体で一様でない場合も考えら
れる。そのような画像を人力して、画像全体に対して単
一のしきい値を設定して２　（ｆｆｉ化処理を行なうと
、本来背景部である場所がパターン部になってしまった
り、その反対のことが起ることが容易に推測できる。

読みとった画像を等分割した場合は、背景部しかない領
域ができてしまい、背景部がパターン部のように２値化
されてしまう可能性がある。

〔問題点を解決するための手段〕

画像を、入力された信号レベルの和が各領域間で等しく
なるように領域分割し、これら各領域内で独立に２値化
レベルを設定して２値化を行なう。

〔作　用〕

画像人力対象物に明るさ、印刷濃度等のムラがあっても
、入力信号レベルの和が等しくなるように分割した領域
毎にそれぞれしきい値を設定しているため、上記ムラの
影響を実質的に平準化した状態で２値化することができ
、したがって従来の単一しきい漬方式に比べて計測精度
が向上する。

〔実施例〕

以下本発明を図面に示した実施例について詳細に説明す
る。

なお、以下の説明では、背景部に対してパターン部の方
が濃度レベルが高いと仮定しているが、その反対の場合
でも本発明を全く同様に適用できることは言うまでもな
い。

概略的には、第１図のような画像１０が得られたときに
、その画像１０を複数の領域に分割し、各領域内で適切
な２値化レベルを設定しようというものである。

すなわち、第１図に示すように画像１０を複数領域（図
示例で３つの領域１０Ａ、ＩＯＢ、１０Ｃ）に分割する
のであるが、このとき、各領域１０Ａ、ＩＯＢ、ＩＯＣ
内の濃度和がこれら領域間で一定になるように分割領域
を設定する。

第１図の右側のグラフにおいて、１は画像１０上の左右
方向１ライン分の濃度を示しているので、斜線の部分の
各面積２，３．４が各領域１０Ａ１０Ｂ、ＩＯＣ内の各
濃度和を示すことになり、各領域の面積つまり濃度和２
，３．４が等しくなるように分割している。必要であれ
ば第１図の左右方向にも同様に分割してもよい。

このように、濃度和が一定になるように領域分割を行な
うことで、各領域にパターン部が等しく含まれ、適切な
２値化が可能になる。

パターン部と背景部の濃度差が小さいときは、濃度和が
一定になるように領域分割を行なっても、背景部の濃度
和が一定になるように分割したのと殆ど同じことになり
、適切に領域分割が行なわれることが期待できなくなる
。このような場合は、画像全体に微分処理を行ない、背
景濃度を取り除く処理を施してから、濃度和が一定にな
るように領域分割を行なうことで対処できる。

第２図に、第１図の画像１０に対して微分処理を行なっ
た後の画像の例を示す。

背景濃度の影響を取り除く方法として、画像全体に最小
値フィルターを施し、得られた画像を元の原画像から引
き算し、背景濃度の影響を取り除いた画像を得て、その
画像に対して濃度和が一定になるように画像の領域分割
を行なう方法をとることができる。最小値フィルタの説
明図を第３図に示す。

ここでは、３×３画素の領域内での最小値をその中心の
画素の値とする処理である。

なお、３×３画素で説明したが、対象とする大きさは画
像によって適宜変更すればよい。

次に２値化レベルの設定方式について説明する。

前述した方法で領域分割を行なった後、各領域で独立に
２値化レベルを設定する。２値化レベルの設定について
は、領域内の濃度ヒストグラムを計算し、ヒストグラム
が極小の濃度レベルで２値化を行なう。第４図に濃度ヒ
ストグラムと２値化レベルの決定についての説明図を示
す。

パターン部と背景部の間にある濃度ヒストグラムが極小
になる濃度を２値化レベルとして選ぶと良好な２値化画
像を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、入力画像を２値化するに当り、入力対
象に明るさムラ等があっても、背景部とパターン部との
分離を正確に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図は領域分割の様子を
示す図、第２図は微分処理によって得られる画像を示す
図、第３図は最小値フィルタの説明図、第４図は２（！
化しベルの設定の説明図である。 １・・・画像上の１ライン分の濃度、２．３．４・・・
各分割領域内の濃度和、１０・・・入力画像、ＩＯＡ１
０Ｂ。 １ ＯＣ・・・分割領域

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像読み取り装置で入力された信号を処理する装
   置における２値化方式において、入力された信号レベル
   の和が等しくなるように画像の領域を分割し、これら各
   領域内で独立に２値化レベルを設定して２値化すること
   を特徴とする２値化方式。
2. （２）請求項第１項において、前記領域分割に先立ち、
   画像全体の背景濃度の影響を取り除く処理を行なうよう
   にした２値化方式。