JPH03175405A - 耐放射線性マルチプルファイバ - Google Patents

耐放射線性マルチプルファイバ

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JPH03175405A
JPH03175405A JP1317055A JP31705589A JPH03175405A JP H03175405 A JPH03175405 A JP H03175405A JP 1317055 A JP1317055 A JP 1317055A JP 31705589 A JP31705589 A JP 31705589A JP H03175405 A JPH03175405 A JP H03175405A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮呈圭史肌里公互 本発明は、可視光領域において耐放射線性に優れた、し
たがってイメージスコープ用の画像伝送体として好適な
マルチプルファイバに関する。
藍本生挟丑 近年、原子力炉、原子力船および人工衛星など放射線の
照射をうける可能性がある場所でイメージスコープが多
用されている。
イメージスコープ用の画像伝送体としては、石英ガラス
系のマルチプルファイバと多成分ガラス系のマルチプル
ファイバの2種類が知られており、このうち石英ガラス
系のマルチプルファイバは、一般に多成分ガラス系のマ
ルチプルファイバと比較して耐放射線性に優れているの
で前記した放射線場での観察に専ら使用されている。
”   べき、 占 しかし本発明者らの研究によれば、石英ガラス系のマル
チプルファイバといえどもその耐放射線性は区々であっ
てコアを構成する材料によって大きく変動する。したが
って、本発明の目的は可視光領域での耐放射線性に一層
優れた石英ガラス系マルチプルファイバを提供すること
にある。本発明の他の目的は、放射線場での観察に使用
する工業用イメージスコープ用の画像伝送体として好適
な石英ガラス系のマルチプルファイバを提供することに
ある。
問題占を解決するための手 すなわち本発明は、純石英ガラスコアの上にドープド石
英ガラスクラッド層を有する光ファイバの多数本が互い
に融着集合した構造のマルチプルファイバであって、該
純石英ガラスコアの塩素含有量が零かまたは50,00
0 p p m以下、OH基含有量が5,000 p 
p m以下、フッ素含有量が50〜10.000p p
 m、および上記以外の不純物の合計含有量が10pp
m以下であることを特徴とする耐放射線性マルチプルフ
ァイバを提供する。
又里恵立里 純石英ガラスコアの上にドープド石英ガラスクラッド層
を有する光ファイバの多数本が互いに融着集合した構造
のマルチプルファイバにおいては該コアの塩素含有量、
OH基含有量、フッ素含有量、および上記以外の不純物
の合計含有量がそれぞれ前記した量である場合に優れた
耐放射線性を示す。
先1B銀民荘!0(叫 第1図および第2図は、本発明実施例のマルチプルファ
イバの断面図である。第1図の実施例においては、マル
チプルファイバ1は、単位光ファイバ1°の多数本が互
いに融着した構造を有し、各単位光ファイバl゛は、高
純度石英ガラスにて構成されたコア2、及びドープド石
英ガラスにて構成されたクラッド層3とからなり、隣接
する単位光ファイバ1′の各クランド層3同士が融着し
ている。第2図の実施例においては、マルチプルファイ
バ1は、クラッドN3の上に更に石英ガラスにて構成さ
れたサポート層4を有する単位光ファイバ1″の多数本
からなり、該サポート層4同士が融着した構造を有する
。コア2とクラッド層3との屈折率差(Δn)は、少な
くとも0.008、特に0.01〜0.02、更に0.
01〜0.017であることが好ましい。
第1図に示す構造のマルチプルファイバ1は、たとえば
、コア2となるべき純石英ガラス棒の上にクラッド層3
となるべきドープド石英ガラスを外付けし、あるいは、
後記のロッド・イン・チューブ法で得た3層構造母材の
サポート層4 (第2図)をたとえば火炎研磨法により
除去してコア2とクラッド層3の2層構造とし、次いで
線引きすることにより単位光ファイバ1°の母材を得、
ついで咳母材の多数本たとえば10!〜10’本を束ね
て例えば1,800〜2,200℃の温度に加熱して軟
化させ、これを線引きして所定の太さたとえば0.1〜
5fi、就中、0゜5〜3flのものとすることで製造
することができる。
第2図に示す構造のマルチプルファイバ1は、後記のロ
ッド・イン・チューブ法などで得た3層構造母材を用い
て上記と同様の方法で製造することができる。
前記したように、本発明におけるマルチプルファイバの
各コアは、塩素含有量が零であるかまたは50,000
p p m以下、OH基含有量が5,000 p pm
以下、フッ素含有量が50〜10.000p p m、
および上記以外の不純物の合計含有量が10ppm以下
である純石英ガラスにより構成されることを必須とする
。このような純石英ガラスは、高純度の珪素含有化合物
ガスを用いて合成したSiO2を適当な段階でCF4 
、Cl1t等の存在下で処理する等のことで製造するこ
とができる。
−層耐放射線性の優れたマルチプルファイバを得るため
には、下記の少なくとも一以上の条件を備えていること
が好ましい。
(1)  コア構成純石英ガラスとしては、塩素含有量
が零であるかまたは10,0OOp p m以下、好ま
しくは5,000 p p m以下であり、OH基含有
量はLOOOp p m以下、好ましくは0.01〜8
00 p p m、特に1〜500ppmであり、フッ
素含有量は100〜5,000 p p mであり、ま
たOH基含有量が1〜500ppmであるときフッ素含
有量は50〜3.000ppm、特に 100〜2,0
00 p p mであり、かつ上記以外の不純物の合計
含有量が5ppm以下であるもの、 (2)  クラッドN3は厚さが少なくとも1,0 μ
m特に少なくとも1.5 μmであること、(3)  
各光ファイバのコア占積率が20〜60%の範囲内、特
に25〜55%の範囲内にあること、(4)  クラッ
ド層の上にさらに石英ガラスサボート層、特に厚さが少
なくとも0.01μmの石英ガラスサポート11を有す
ること、 (5)  マルチプルファイバ断面の中心より少なくと
も半径80%以内の部分に存在する光ファイバは規則的
に整列構造に互いに融着していること。
なお(5)の条件につき説明すると、前記した通り本発
明のマルチプルファイバは、光フアイバ母材の多数本の
束を線引きして製造されるが、使用する光フアイバ母材
間に大きな外径上のバラツキがあったり、あるいは線引
き時の加熱温度や線引き速度などが不斉であったりする
と、線引き時に発生するランダムな力により各光ファイ
バの配列が不規則になり、部分的にクラッド層が薄くな
ってコア同士が異常接近した部分が多数発生したり、さ
らには融着した光フアイバ間に多数の気泡が残存するこ
ともある。かかる不規則配列部分、コア同士の異常接近
した部分、あるいは気泡などの多数の発生は、マルチプ
ルファイバの耐放射線性を低下させる原因となる場合が
ある。したがって本発明においては、マルチプルファイ
バ断面の中心より少なくとも半径80%以内の部分に存
在する光ファイバはたとえば俵積み状に規則的に配列し
て融着していることが好ましい、ただし、この半径80
%以内の部分に局所的であってしかも極く軽度であれば
、不規則配列、コア同士の異常接近した部分、あるいは
気泡などがあってもさしつかえない0本発明においては
、さらにマルチプルファイバ断面の中心より少なくとも
半径80%以内の部分に存在する光ファイバは、そのコ
ア断面形状は円形またはそれに近い形状であってしかも
各光ファイバは断面が六角形またはそれに近い形状とな
って規則的なハニカム構造に融着していると特に好まし
い、かかる規則的なハニカム構造を有するマルチプルフ
ァイバは、−例としてクランド層3の構成ガラスよりも
線引き温度の高い石英系ガラスからなるサポートN4を
有する光フアイバ母材を用いて上記し・た方法で加熱線
引きすることで製造することができる。
クラッド層3は、ドーパントとして、たとえばBおよび
/またはFを含有する石英ガラスにて構成される。この
様なドープド石英ガラスは、たとえば、BCIs 、B
Fs 、S I C14および酸素との混合ガス、BC
l3.5iFaおよび酸素との混合ガス、あるいはB 
F sまたはBCI、と5jFaおよび酸素との混合ガ
スなどを原料として用いて良く知られた化学気相沈着法
(CVD法)にて形成することができる。
上記した原料混合ガスのうち、−層耐放射線性の優れた
光伝送路を製造するうえで特に好ましいものは、BFs
 % 5iC14、およびOlとの混合ガスである。
第2図に示す実施例は、サポート層4を有するが、該サ
ポートN4の構成材料としては、線引き温度が少なくと
も1800℃の石英ガラス、たとえば天然石英ガラスや
合成石英ガラスなど、特に純度99重景%以上の、就中
99.9重量%以上の高純度合成石英ガラスが好ましい
上記の線引き温度は、ガラスを通常の線引き作業にて良
好に線引きし得る最低の温度であるが、内径23mm、
外径26mmの被検ガラスからなるバイブを加熱線引き
して内径2.3mm、外径2.6mmの縮径バイブを毎
分0.5mで引き出すときの引き出し張力が500g以
下となる最低温度でよい。
マルチプル光ファイバを製造するに際しては、たとえば
石英ガラスバイブなどを用いてこれに光ファイバを充填
した状態で線引きし、かくして相互に融着した光フアイ
バ群の外周にさらに当該バイブに相当するスキン層が融
着したものとすることが、得られるマルチプル光ファイ
バの可撓性や折れ難さなどの点で好ましい。
又里坐苅果 本発明のマルチプルファイバ、これまで説明した通り、
可視光領域での耐放射線性に一層優れているので、放射
線場での観察に使用する工業用イメージスコープ用の画
像伝送体として頗る好適である。
大施班 実施例1 SIH,と酸素とを混合して燃焼させ、その炎を石英棒
ターゲット上に吹きつけ、いわゆる気相ベルヌーイ法に
準じて石英ガラスを生成させ、ついでCF aの存在下
に処理して外径約35.1、長さ200 璽*の石英ガ
ラス棒を得た。該ガラス棒は塩素含有量は0.tppm
以下、OH基含有量はo、2pI)m、フッ素含有量3
000ppm、その他不純物の合計含有12ppm以下
であり、屈折率は1.4585 (屈折率は20℃、5
70nmのおける値、以下同様)であった。
石英ガラス中の塩素含有量、フッ素含有量、およびOH
基含有量はそれぞれ下記の方法で測定した。以下の実施
例においても同しである。
塩素含有量:中性子放射化分析法により測定。
フッ素含有N:試料をアルカリ溶融し、水蒸気蒸溜法に
てフッ素を分離した後、イオンクロマトグラフ法により
定量。
OH基含有量:波長2.73μII (3,676c 
m−’)における光吸収から下式により計算。
P         TI ここにPは試料の厚みであり、OH基含有量が少ない程
試料厚を大きくしてOH基含有量が20ppm以上の場
合は2mm、1以上20ppm未満の場合はlQmm、
lppm未満の場合は50mmとした。Toは石英ガラ
スにOHを含まない場合の透過率、TIは試料の透過率
である。
上記の純石英ガラスからなる外径11mmのコアロッド
、並びに、5iCI=、BFs、02、および合成石英
ガラス管(外径26關、肉fg1. 5關、屈折率:1
.459)を用いて、MCVD法の適用下に形成したB
−F系ドープド石英ガラス層(屈折率4 1.4465
)を内周に有する該ガラス管とを用い、ロンド・イン・
チューブ法を適用して3層構造のブリホーム(外径18
.9mm)を得たのち、これを加熱(2,000℃)下
に線引きして外径300μmの光ファイバを得た。
上記の光ファイバ(長さ20cI11)の6,000本
を、断面が最密整列充填形状となるように束ねてその一
端を石英ガラス管に挿入したのち、これをフン酸水溶液
(5容量%)中で、更に草溜水中で超音波洗浄したのち
乾燥させた。得られた光ファイバの束を2,000℃に
加熱して線引きし、光ファイバの隣接するもの同士が相
互に融着した外径1.Oflのマルチプルファイバを得
た。
得られたマルチプルファイバにおけるコア径は7.3μ
種、クラッド層の厚さは2.1μ偏、光フアイバ径は1
2μ曙、コアとクラッド層との屈折率差(Δn)は0.
012、ボア占積率は33%であった。また、マルチプ
ル光ファイバは、全長にわたりその断面における半径9
0%の範囲内の各光ファイバは規則的なハニカム配列を
有するものであった。
実施例2〜11、比較例1〜3 実施例1と略同様の方法で実施例2〜11、比較例1〜
4のマルチプルファイバ(含有光ファイバ数は、いずれ
も6000)を得た。各コアロッドの塩素含有量、OH
基含有量、およびフッ素含有量は第1表に示す通りであ
り、その他不純物の合計含有量はいずれの場合も2pp
m以下であった。
次に、得られた各マルチプルファイバの耐放射線性を調
べた。
評価試験は、第3図に示す通り、co”γ線照射源によ
る所定の線量率(2X10’R/H)の位置に長さ30
mのマルチプルファイバ試験試料における10m長をコ
イル状に束ねてトータルLSI3X10’Rのγ線照射
を行った。マルチプルファイバ試験試料の両端は、遮蔽
壁を通して取り出されており、その一端より白色光a(
sow)からの光を入射させ、他端からの出射光をモノ
クロメータ・フォトメータで測定してレコーダに記録し
た。なお上記の照射は空気中で行い、測定時以外はマル
チプルファイバを光源より外し、フォトブリーチングの
影響を防止した。
照射された後のマルチプルファイバの400〜700n
mの可視領域における平均増加損失を下式により計算し
た。
L        S。
ここに、Lはコイル状に束ねてγ線照射された試料長(
10m)であり、S、とS、は次の方法で測定した。
照射前後のマルチプルファイバにつき同一の可視光源に
ついてその波長−出力特性を測定し、各波長ごとの出力
と明所視における標準比視感度(岩波理化学辞典、第3
版増補版−1983年岩波書店発刊−第1103頁、「
標準観測者」の項参照)の積を縦軸とし波長を横軸とす
る曲線を作製し、該曲線と波長4QQnmから700n
mの間の横軸とで囲まれた面積を求め、照射していない
試料の上記面積S0と照射試料の上記面積SIとを求め
る。
これらの結果を第1表に示す。
〔以下、余白〕 【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は、本発明実施例のマルチプルファイバ
の断面図である。第3図は、マルチプルファイバについ
てのCo60 Tgを線源とする大気中での耐放射線性
の試験方法の説明である。 1 : マルチプルファイバ 1゛ 二 単位光ファイバ 2 : コア 3 : クランド層 4 ニ サポート層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、純石英ガラスコアの上にドープド石英ガラスクラッ
    ド層を有する光ファイバの多数本が互いに融着集合した
    構造のマルチプルファイバであって、該純石英ガラスコ
    アの塩素含有量が零かまたは50,000ppm以下、
    OH基含有量が5,000ppm以下、フッ素含有量が
    50〜10,000ppm、および上記以外の不純物の
    合計含有量が10ppm以下であることを特徴とする耐
    放射線性マルチプルファイバ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60209706A (ja) * 1984-04-04 1985-10-22 Dainichi Nippon Cables Ltd 光通信方式
JPS63246703A (ja) * 1987-04-01 1988-10-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd 石英ガラス系マルチプル光伝送体
JPH0684254A (ja) * 1992-09-01 1994-03-25 Funai Electric Co Ltd ディスクプレーヤのセンタリング装置

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