JPH0317534B2 - - Google Patents

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JPH0317534B2
JPH0317534B2 JP63083245A JP8324588A JPH0317534B2 JP H0317534 B2 JPH0317534 B2 JP H0317534B2 JP 63083245 A JP63083245 A JP 63083245A JP 8324588 A JP8324588 A JP 8324588A JP H0317534 B2 JPH0317534 B2 JP H0317534B2
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acid
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oil
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Suchuaato Beekaa Aran
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0317534B2 publication Critical patent/JPH0317534B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/32Liquid carbonaceous fuels consisting of coal-oil suspensions or aqueous emulsions or oil emulsions
    • C10L1/328Oil emulsions containing water or any other hydrophilic phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups
    • C08G63/664Polyesters containing oxygen in the form of ether groups derived from hydroxy carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K23/00Use of substances as emulsifying, wetting, dispersing, or foam-producing agents
    • C09K23/42Ethers, e.g. polyglycol ethers of alcohols or phenols
    • C09K23/44Ether carboxylic acids

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なブロツク共重合体からなる、特
に油相と水性相とからなる液体系で表面活性剤と
して使用するのに有用な表面活性剤に関する。 本発明の表面活性剤を構成するブロツク共重合
体は、重合体状成分の一方の型が油溶性複合モノ
カルボン酸から誘導されたものであり、かつ他方
の型がポリオキシアルキレン鎖を含む水溶性化合
物の残基であるような種類のものである。この種
類のある共重合体、即ちかかる複合モノカルボン
酸から誘導された単一ブロツクとポリアルキレン
グリコールの残基である単一ブロツクとからなる
共重合体は、英国特許第1469531号明細書に記載
されて公知である。かかる共重合体は表面活性を
有するが、その構造の性状は化学組成を変え得る
範囲を制限し、従つて任意所定の油−水系につい
て最適の表面活性を与える組成の可能な選定が制
限される。本発明の表面活性剤を構成する共重合
体はこの欠点を克服するものである。 従つて本発明によれば、一般式: (A−COO)2−B 〔式中、重合体状成分A:重合体成分Bの重量比
は9:1〜1:9であり;各重合体状成分Aは少
なくとも500の分子量を有するかつ一般式(i): (式中、Rは炭素数25個までのアルキル基であ
り、R1は炭素数1〜24個のアルキル基であり、
R2は炭素数1〜24個のアルキレン基であり、p
は0〜200の整数である)で表わされる油溶性複
合モノカルボン酸の残基であり;重合体成分Bは
少なくとも500の分子量を有するかつ一般式
(): (式中、R3は水素又はメチル基であり、qは10
〜500の整数である)で表わされる水溶性ポリア
ルキレングリコールの2価の残基である〕で表わ
されるブロツク共重合体からなる、油相と水性相
とからなる系で表面活性剤として使用するのに適
当な表面活性剤が提供される。 式()により表わされる複合モノカルボン酸
の分子中に存在する式: の単位はすべて同一でもよくあるいはR1及びR2
において異なつてもよい。Pの値は、普通の重合
体状物質におけるように、複合モノカルボン酸の
すべての分子について通常同一の値ではなく、前
記の範囲内にある平均値付近に統計的に分布され
るであろう。 同様に、式()により示されるポリアルキレ
ングリコール中に存在する式: の単位もすべて同一でもよくあるいはR3におい
て異なつてもよい。式()における値qも通常
前記の範囲内の平均値付近で統計的に変り、所望
ならば成分Bを異なる平均鎖長をもつ2種以上の
ポリアルキレングリコールの混合物から誘導する
ことによつて、若干より広い変化をあえて導入す
ることもできる。 カルボキシル基の概念的除去により重合体状成
分Aを誘導せしめる複合モノカルボン酸は構造上
は、1種又は2種以上のモノヒドロキシ−モノカ
ルボン酸と連鎖停止剤として作用するヒドロキシ
ル基を含まないモノカルボン酸とのエステル交換
反応の生成物である。炭化水素鎖R,R1及びR2
は直鎖でも分岐鎖のものでもよい。Rは好ましく
は炭素数25個以下のアルキル基、例えばステアリ
ン酸から誘導される直鎖C17H35−である。R1
好ましくは直鎖アルキル基であり、R2は好まし
くは直鎖アルキレン基であり、例えばR1及びR2
を含む単位は12−ヒドロキシステアリン酸から誘
導され得る。 2個の末端ヒドロキシル基の概念的除去により
重合体状成分Bを誘導せしめ得る式()のポリ
アルキレングリコールは、例えばポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール又は混合ポ
リ(エチレン−プロピレン)グリコール(即ち
R3が水素又はメチル)であり得る。 複合モノカルボン酸が油溶性であるという定義
は、前記したごときにブロツク共重合体からなる
本発明の表面活性剤を使用すべき系の油相が該複
合モノカルボン酸のθ溶媒よりも良の溶媒である
ことを意味する。用語“θ溶媒”の意義は
“Polymer Handbook”1966、第163〜166頁に
記載されている。簡単に言えば、この定義はθ溶
媒よりも良の溶媒中に溶解される重合体がその重
合体分子間に係合のない状態で存在するというこ
とを意味する。この定義は当該重合体の良溶媒と
通常称される液体により一般に満足される。この
意味で複合モノカルボン酸が油溶性である要件を
満しつつ、基R,R1及びR2の選択された種類に
従つて、該モノカルボン酸の組成はかなりの変更
が可能である。一般的にいえば、系の油相が充分
に脂肪族性になる程これらの基の炭化水素鎖はよ
く長くなる必要がある。 同様に、ポリアルキレングリコールが水溶性で
あるという定義は、系の水相がポリアルキレング
リコールのθ溶媒より良の溶媒であることを意味
する。この要件が満されるためには、通常ポリア
ルキレングリコール中のオキシアルキレン単位の
少くとも実質割合がエチレンオキシドから誘導さ
れる必要がある。 重合体状成分Aの各々は好ましくは少なくとも
1000の分子量(ここで“分子量”は数平均分子量
を意味する)を有する。従つて、例えば基Rがス
テアリン酸から誘導され、かつR1及びR2を含む
単位が12−ヒドロキシステアリン酸から誘導され
る場合には、Pは少くとも2の値を有する。同様
に、重合体状成分Bの少なくとも10000の分子量
を有することが好ましい。従つて、この成分がも
つぱらエチレンオキシドから誘導されたポリアル
キレングリコールの残基である場合には、qは少
くとも23の値であることが好ましい。 前記の一般式により表わされるブロツク共重合
体において、成分A(総数)対成分Bの重量比は
広く変り得る。この比は、前記した通り、9:1
〜1:9の範囲にある。成分Bがポリレンジグリ
コールから誘導され、かつ成分Aがポリ(12−ヒ
ドロキシ−ステアリン酸)から誘導されたA/
COO−B−OOC−Aブロツク共重合体では、ポ
リエチレングリコール残基の重量割合は例えば20
〜80%である。 本発明の表面活性剤を構成する、前記一般式で
表わされるブロツク共重合体は当分野で周知の方
法によつて製造できる。一方法によれば、共重合
体は二段階で製造される。まず第一段階で、成分
Aを誘導せしめる複合モノカルボン酸を、ヒドロ
キシル基を含まないモノカルボン酸の存在下にお
けるモノヒドロキシモノカルボン酸のエステル交
換によつて生成させ、第二段階でこの複合モノカ
ルボン酸と成分Bを誘導せしめるポリアルキレン
グリコール2モル割合対1モル割合の比で反応さ
せる。このモノヒドロキシモノカルボン酸におけ
るヒドロキシル基及び両方のカルボン酸における
カルボキシル基は第1級、第2級又は第3級のも
のであり得る。第一段階で使用される適当なヒド
ロキシカルボン酸はグリコール酸、乳酸、ヒドロ
アクリル酸及び特に12−ヒドロキシステアリン酸
である。連鎖停止剤、従つて複合モノカルボン酸
の分子量を調節する手段として作用するヒドロキ
シル基を含まないカルボン酸は、例えば酢酸、プ
ロピオン酸、カプロン酸、ステアリン酸又はタル
油脂肪酸の如き天然油から誘導される酸である。
市販量の12−ヒドロキシステアリン酸は通常不純
物としてステアリン酸を約15%含有するので、更
に混合することなく分子量約1500〜2000の複合酸
を得るのに好都合に使用できる。ヒドロキシル基
を含まないモノカルボン酸を別個に導入する場合
には、所定の分子量の複合モノカルボン酸をる得
ために必要とされる割合は簡単な実験又は計算に
より決定できる。 モノヒドロキシルモノカルボン酸と非ヒドロキ
シルモノカルボン酸とのエステル交換は、これら
の原料をエステル交換反応で生成される水と共沸
混合物を形成し得る適当な炭化水素溶剤、例えば
トルエン又はキシレン中で加熱することによつて
実施できる。この反応は好ましくは不活性雰囲
気、例えば窒素雰囲気中で250℃以下の温度、好
適には溶剤の還流温度において行われる。ヒドロ
キシル基が第2級又は第3級の場合には、使用温
度は酸分子の脱水を惹起する程高くすべきではな
い。所与の温度において反応速度を高めるため又
は所与の反応速度に必要な温度を低下させるため
に、エステル交換反応用触媒、例えばP−トルエ
ンスルホン酸、酢酸亜鉛、ナフテン酸ジルコニウ
ム又はテトラブチルチタネートを使用できる。 前記一般式で表わされるブロツク共重合体を製
造する第一の方法の第二段階では、第一段階で製
造された複合モノカルボン酸を成分Bを誘導せし
めるポリアルキレングリコールと反応させる。こ
の場合グリコールの各1モル割合について該カル
ボン酸の2モル割合が用いられる。この反応は第
一段階の場合と同じ条件下で好適に行われる。 本発明の共重合体を製造する第二の方法におい
ては、前記の二つの反応を同時に行なう。すなわ
ち、モノヒドロキシモノカルボン酸、非ヒドロキ
シルモノカルボン酸及びポリアルキレングリコー
ルを、第一の方法の場合と同様の割合で250%以
下の温度において炭化水素溶剤中で、随意に触媒
の存在下で一緒に加熱する。 同じ原料から同じ割合で前記二通りの方法によ
り得られる共重合体は組成及び物性においてきわ
めて類似していると考えられるが、その簡潔性と
より大きい経済性のため第二の方法が好ましい。 前記一般式(A−COO)2−Bで表わされるブ
ロツク共重合体は特にその顕著な表面活性のため
に有用である。従つて上記共重合体は例えば湿潤
剤、分散剤、乳化剤及びエマルジヨン安定剤とし
てきわめて有効である。共重合体の格別の特徴
は、主として成分Bを構成するポリエチレングリ
コールの化学組成及びそれにより与られる全分子
重量割合に応じて水溶性にも又油溶性にもなり得
るということである。例えば、成分Aが実質的に
ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)から誘導さ
れかつ成分Bがポリエチレングリコールのみから
誘導され、しかも成分Bが共重合体全体の少なく
とも65重量%を占める共重合体は水溶性である。
これに対しポリエチレングリコール残基成分を40
重量%以下含む共重合体は脂肪族炭化水素中に可
溶性であるばかりでなく、それ自体では脂肪族炭
化水素中に可溶性でないアルキルフエノール/エ
チレンオキシド縮合物の如き慣用の低分子表面活
性剤をかかる溶剤に可溶化させる性質を有する。 共重合体中の重合体状成分の配列及び共重合体
の製造方法は、表面活性剤として使用される類似
の共重合体、特に英国特許第1469531号明細書に
記載されている相応するA−COO−B型ブロツ
ク共重合体の場合よりも広範囲の組成を与えう
る。例えば、(A−COO)−B構造の場合には所
与のHLB値についてより高い分子量の共重合体
を製造することができる。ここでHLBは“親水
性−親油性バランス”を意味し、表面活性剤にお
ける水溶性成分と油溶性成分との相対割合を示す
目安である(J.Soc.Cosmetic Chemists 1949、
1 311及び“Emulsions:Theory and
Practice”、P.232ff(1965)参照)。洗浄、乳化又
は湿潤化の如き所与の表面活性作用については通
常最適のHLB値が存在する。前述の英国特許明
細書に記載される共重合体に比べて、本発明のブ
ロツク又はグラフト共重合体における分子当りの
油溶性連鎖数の増加(通常分子量の増大につなが
る)は、各表面活性剤分子の全体的溶媒和エネル
ギーが増大される結果となり、これは表面活性剤
が系の適当なHLB値をもつ場合により大きい乳
化安定性において明示される。 一般式(A−COO)2−Bで表わされるブロツ
ク共重合体の特定の一例は、各成分Aがステアリ
ン酸末端基を有する分子量約1750のポリ(12−ヒ
ドロキシステアリン酸)残基であり、成分Bが分
子量約1500ポリエチレングリコール残基であるブ
ロツク共重合体である。かくして、この共重合体
はポリアルキレングリコール残基を30%含有し、
低臭気灯油、デイーゼル油及び鉱油の如き芳香族
含量の低いものを包含する炭化水素油に可溶であ
る。 本発明の表面活性剤を構成する(A−COO)2
−B型のブロツク共重合体は、該共重合体5〜99
重量%と慣用の表面活性剤1〜95重量%との配合
物(ブレンド)として使用し得る。ここで慣用の
表面活性剤とは、油溶性成分(分子中に複数個存
在する場合には個々の油溶性成分)が500以下の
分子量を有する表面活性剤を意味する。 上記のブレンドは広く種々の組成を有し得る。
すなわち、慣用の表面活性剤は非イオン性、陽イ
オン性、陰イオン性又は両性のもの、また水溶性
あるいは油溶性のものであり得る。これらの因子
に応じてブレンドは乳化剤及び洗浄剤の如き種々
の表面活性用途に有用である。慣用の表面活性剤
は分子量が350より小さい油溶性成分を有するこ
とが好ましい。 本発明による表面活性剤を含有する一部類の表
面活性剤配合物は炭化水素燃料油中の水の乳化に
特に興味がある。この目的には、本発明の油溶性
共重合体を慣用の油溶性表面活性剤と配合する。 一特例としては、式(A−COO)2−B(ここで
各成分Aは分子量1750のポリ(12−ヒドロキシス
テアリン酸)から誘導されたものであり、成分B
は分子量1500のポリエチレングリコールから誘導
されたものでありかつ共重合体全体の30重量%を
構成する)ブロツク共重合体を、ノニルフエノー
ルと4モル割合のエチレンオキシドとの縮合物と
好ましくは3:1〜1:3の重量割合で配合す
る。同目的に興味ある別の特例としてのブレンド
は、上記の(A−COO)2−Bブロツク共重合体
及びC13/C15脂肪酸アルコールの市販混合物と平
均4モル割合のエチレンオキシドとの縮合物を好
ましくは3:1〜1:3の重量割合で含んでなる
ものである。かかるブレンドは、特に乳化を機械
的又は超音波型高エネルギーの乳化装置により行
なう場合に、石油(ガソリン)灯油及びデイーゼ
ル油の如き炭化水素燃料油中に25重量%以下(又
は以上)の水を安定に乳化せしめ得る。所望なら
ば、かくして乳化される水には低級アルコール、
例えばメタノールを含有させることができ、それ
によつてエマルジヨンの低温に対する安定性が向
上されかつ二相間の密度差によるエマルジヨンの
分離傾向が低減される。 前記のブレンド中には、水−油系において若干
の表面活性剤を有する低分子量の補助溶剤を配合
することもでき、かかる補助溶剤の例はヘキサノ
ール、ノナノール及びデカノールの如きある種の
アルコールである。 本発明による表面活性剤を含有する別の部類の
表面活性剤ブレンドは、代表的には、炭化水素溶
剤と前記の通り定義される慣用の表面活性剤1種
又は2種以上とを含有する水乳化性洗浄組成物の
調製に特に興味がある。かかる組成物が芳香族含
量の低い炭化水素溶剤を含む場合には、その調製
は、エチレンオキシド縮合物型の慣用の低分子量
表面活性剤の多くは芳香族炭化水素中又は実質割
合の芳香族成分を含む炭化水素混合物中には可溶
であるが、脂肪族炭化水素単独には不溶であるた
めに、困難を生ずる。更に、かような表面活性剤
は該組成物を乳化させるべき水相中に通常可溶で
ない。この状況において、本発明の表面活性剤を
構成するブロツク共重合体はかような脂肪族炭化
水素に不溶の表面活性剤を可溶化させ得ることか
ら有用である。従つて、本発明による表面活性剤
を含有する別のブレンドは、脂肪族炭化水素液体
98〜40重量%、油溶性(A−COO)2−B型共重
合体1〜59重量%及び該炭化水素に不溶の慣用の
表面活性剤1〜59重量%からなる(但し、該共重
合体と慣用の表面活性剤との合計量は60重量%以
下とする)。特に、このブレンドは例えば、低臭
気灯油又は同様の芳香族含量の低い脂肪族炭化水
素98〜80重量%、式(A−COO)2−B(ここで各
成分Aは分子量1750のポリ(12−ヒドロキシステ
アリン酸)から誘導されたものであり、成分Bは
分子量1500のポリエチレングリコールから誘導さ
れたものでありかつ全共重合体の30重量%を構成
する)の供重合体1〜19重量%及びノニルフエノ
ールと平均6モル割合のエチレンオキシドとの縮
合物1〜19重量%からなり、但し、第二成分と第
三成分との合計量は20重量%以下を占めるものと
する。 本発明の表面活性剤を含有する他の表面活性剤
配合物は、切削油、他の金属加工流体及び水圧伝
送用流体の調製用組成物として有用なブレンドを
包含する。かかる組成物は通常、随意に他の滑
剤、腐食防止剤等を共に水に乳化させて水中油型
エマルジヨンを与え得る鉱油(しばしば芳香族含
量の低いもの)の濃厚液である。この目的には、
本発明の表面活性剤を慣用の油溶性表面活性剤及
び慣用の水溶性表面活性剤と鉱油と一緒に配合し
得る。この組成物は随意に長鎖アミン又は石油ス
ルホネートの如き腐食防止剤及びアルコールの如
き表面活性剤を含有し得る。 次に本発明を実施例により更に説明する。実施
例中、部及び%は重量によるものである。 実施例 1 本例は分子量1500のポリエチレングリコール残
基30%を含む(A−COO)2−B型のブロツク又
はグラフト共重合体のそれぞれ二段階及び一段階
による製造及び得られた共重合体をデイーゼル燃
料油中の水の乳化に使用することによつて説明す
る。 (i) ステアリン酸15%を含む市販級の12−ヒドロ
キシステアリン酸95.83部、トルエン17.04部及
びメタンスルホン酸0.19部を、撹拌機、コンデ
ンサー、デイーン&スターク水分離器及び窒素
導入管を備えたフラスコ中で一緒に加熱した。
縮合反応を重合体状モノカルボン酸の酸価が33
mgKOH/gに低下するまで160℃で行なつた。
得られた生成物の固体含量は85%であつた。こ
の生成物770部を、前記と同様の装置中で平均
分子量1500のポリエチレングリコール290部に
添加した。ついでキシレン8部を添加し、温度
を230℃に上げ、水を酸価が15mgKOH/gに低
下するまで除去した。かくして得られた生成物
は高引火点ホワイトスピリツト中で75%固体含
量において測定して25℃で3.2ポイズの粘度を
有しており、反応器から94.8%固体含量におい
て得られた。 (ii) 上記の市販級の12−ヒドロキシステアリン酸
583部、分子量1500のポリエチレングリコール
250部、テトラブチルチタネート1.7部及びキシ
レン70部を、上記(i)の場合と同様の装置中で酸
価が5.8mgKOH/gになるまで200℃で反応さ
せた。得られた生成物の固体含量は92.3%であ
り、ホワイトスピリツト中の75%固体含量にお
ける粘度は25℃で3.6ポイズであつた。 (iii) 上記(i)及び(ii)で得られた重合体各々0.4部を
別個にデイーゼル燃料油80部中に溶解し、各々
の混合物中に脱イオン水12部を高剪断撹拌機を
用いて乳化させた。得られた二つのエマルジヨ
ンは外観及び安定性においてきわめて近似して
おり、48時間後でもわずかに分離を示すにすぎ
なかつた。 実施例 2 分子量4000のポリエチレングリコール314.2部
分子量1500のポリエチレングリコール141.4部、
市販の12−ヒドロキシステアリン酸700部、テト
ラブチルチタネート2.4部及びキシレン41部から、
実施例1に記載の方法によりポリエチレングリコ
ール残基39%を含む以外は実施例1(ii)と同様の型
のブロツク共重合体を製造した。この生成物は
5.0mgKOH/gの酸価まで縮合されたものであ
り、その固体含量は90.5%であつた。 実施例 3 分子量4000のポリエチレングリコール523.6部、
分子量1500のポリエチレングリコール59.0部、市
販の12−ヒドロキシステアリン酸583.3部、テト
ラブチルチタネート2.3部及びキシレン60部から、
実施例1に記載した方法によりポリエチレングリ
コール残基50%を含む以外は実施例1(ii)と同様の
型のブロツク共重合体を製造した。この生成物は
5.3mgKOH/gの酸価まで縮合されたものであ
り、その固体含量92.1%であつた。 実施例 4 分子量4000のポリエチレングリコール713.4部、
市販の12−ヒドロキシステアリン酸437.5部、テ
トラブチルチタネート2.3部及びキシレン90部か
ら、実施例1に記載の方法によりポリエチレング
リコール残基62%を含む以外は実施例1(ii)と同様
の型のブロツク共重合体を製造した。この生成物
は5.9mgKOH/g酸化まで縮合されたものであ
り、その固体含量は91.2%であつた。 実施例 5 分子量1000のポリエチレングリコール303部、
タル油脂肪酸54部、市販の12−ヒドロキシステア
リン酸643部及びキシレン52部から、実施例1に
記載の方法によりポリエチレングリコール残基30
%を含みかつ実施例1(ii)の場合より低分子量のブ
ロツク共重合体を製造した。この生成物は5.9mg
KOH/g酸価まで縮合されたものであり、その
固体含量は94.5%であつた。 実施例 6 デイーゼル燃料油85部、脱イオン水15部及び下
記の表面活性剤添加物各々を高剪断撹拌機を用い
て配合することによつてエマルジヨンを製造し
た:− (i) ノニルフエノールと平均4モル割合のエチレ
ンオキシドとの縮合物0.45部; (ii) 実施例1(ii)に記載のブロツク共重合体0.48
部; (iii) ノニルフエノールと平均4モル割合のエチレ
ンオキシドとの縮合物0.255部及び実施例1(ii)
に記載のブロツク共重合体0.24部。 上記(i)を配合したエマルジヨンは撹拌を停止し
てから2〜3分以内に破壊され、上記(ii)及び(iii)を
それぞれ配合したエマルジヨンはごく緩徐に分離
を示すにすぎず、(iii)を含むエマルジヨンは貯蔵7
日後に(ii)を含むものより分離度が小さかつた。 実施例 7 メタノール3.75部及び脱イオン水11.25部を、
ノニルフエノールと平均4モル割合のエチレンオ
キシドとの縮合物0.24部及び実施例1(ii)に記載の
ブロツク共重合体0.24部を含む油状物85部中に高
剪断撹拌機により配合することによつて、−15℃
の低温でも安定なデイーゼル燃料油中の水エマル
ジヨンを調整した。このエマルジヨンは1週間後
でもほとんど分離を示さなかつた。 実施例 8 C13とC15の第1級脂肪族アルコールの市販混合
物4部、実施例1(i)に記載のブロツク共重合体
0.62部及び実質的に上記の市販第1級アルコール
混合物と平均4モル割合のエチレンオキシドとの
縮合物からなる市販の低分子量非イオン表面活性
剤0.6部を灯油80部中に混入した。ついでこの油
相中に脱イオン水40部を高剪断撹拌機により乳化
させた。得られたエマルジヨンは48時間後でもほ
とんど分離を示さなかつた。 実施例 9 実施例1(i)に記載のブロツク共重合体0.15部及
び実施例8に記載の非イオン表面活性剤0.15部を
含む鉱油90部に脱イオン水10部を添加することに
よつて高剪断撹拌機を用いて鉱油中水エマルジヨ
ンを調製した。このエマルジヨンは24時間後にも
ほとんど分離を示さなかつた。 実施例 10 ノニルフエノールと平均6モル割合のエチレン
オキシドとの縮合物5部及び実施例(ii)に記載のブ
ロツク共重合体5部を低臭気灯油90部に添加して
清澄溶液を得た(該縮合物単独ではこの灯油に不
溶である)。この溶液5部を水95部に乳化させ、
80℃に加熱し、重油フイルムで被覆した金属パネ
ル上に噴霧した。このパネルは3分で油が除去さ
れ清浄化された。 実施例 11 15%のステアリン酸を含有する市販等級の12−
ヒドロキシステアリン酸700部、分子量2000のポ
リプロピレングリコール400部、テトラブチルチ
タネート1部及びキシレン600部を使用したこと
以外、実施例1(ii)と同一の方法を繰返した。反応
は230℃の温度で行つた。 反応生成物は7.8mgKOH/gの酸化を有してお
りかつ最終固体含量は93.7%であつた。この生成
物の粘度は25℃で9.7ポイズであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: (A−COO)2−B 〔式中、重合体状成分A:重合体成分Bの重量比
    は9:1〜1:9であり;各重合体状成分Aは少
    なくとも500の分子量を有するかつ一般式(i): (式中、Rは炭素数25個までのアルキル基であ
    り、R1は炭素数1〜24個のアルキル基であり、
    R2は炭素数1〜24個のアルキレン基であり、p
    は0〜200の整数である)で表わされる油溶性複
    合モノカルボン酸の残基であり;重合体状成分B
    は少なくとも500の分子量を有するかつ一般式
    (): (式中、R3は水素又はメチル基であり、qは10
    〜500の整数である)で表わされる水溶性ポリア
    ルキレングリコールの2価の残基である〕で表わ
    されるブロツク共重合体からなる、油相と水性相
    とからなる系で表面活性剤として使用するのに適
    当な表面活性剤。 2 各重合体状成分が少なくとも1000の分子量を
    有し、重合体状成分Bが少なくとも1000の分子量
    を有する、特許請求の範囲第1項記載の表面活性
    剤。 3 ブロツク共重合体は、ステアリン酸で末端停
    止されたポリ(12−ヒドロキシステアリン酸とポ
    リエチレングリコールとを縮合させて得られる、
    特許請求の範囲第1項記載の表面活性剤。 4 各重合体状成分Aは1500〜2000の分子量を有
    する、特許請求の範囲第2項又は第3項に記載の
    表面活性剤。 5 重合体成分Bは4000までの分子量を有する、
    特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
    の表面活性剤。
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