JPH0317491A

JPH0317491A - 焼成炉

Info

Publication number: JPH0317491A
Application number: JP15261489A
Authority: JP
Inventors: Hideo Ito; 英雄伊藤
Original assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1989-06-14
Filing date: 1989-06-14
Publication date: 1991-01-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は炉内の被焼成物を均一な雰囲気中にて焼戊する
のに使用されるバッチ式の焼戊炉に関す［従来の技術］一般に、焼成炉には、セラミックの被焼成物を連続的に
処理するトン不ル炉方式のものと、セラミックの被焼成
物をバッチ処理するバッチ炉方式のものとがあるが、セ
ラミックの焼結過程や焼戒条件の評価を目的とする実験
用等にはバッチ式の焼戊炉が使用されている。

従来のこの種のバッチ式の焼成炉の一例の縦断面および
横断面を夫々第５図および第６図に示す。

上記焼戒炉ｌは、いわゆる炉床昇降式のもので、竪型の
炉本体２が内部にセラミックのユニットを収容して多段
に積み重ねられた匣組み３を出し入れするための開口２
ａを有する。そして、炉床４が図示しない油圧もしくは
スクリュによる昇降機構により上昇し、その上に載置さ
れた上記匣組み３の各匣内に収容された被焼戒物（図示
せず。）が上記開口２ａより炉本体２の内部に挿入され
る。

炉零体２に挿入された匣組み３の各匣内の被焼成物は、
炉本体２の側壁２ｂに沿って天井部２ｃから炉本体２内
に挿入した炭化珪素（ＳｉＣ）製のＵ字形のヒータ７に
より加熱されて焼戊される。

上記炉本体２の内部には、炉本体２の側壁２ｂに設けら
れた雰囲気ガスの投入管８から雰囲気ガスが投入される
。また、上記匣組み３の各匣内の被焼成物の焼戊によっ
て炉本体２内に生じた排ガスは、炉零体２の天井部等に
形戊された排気孔（図示せず。）から炉本体２の外に排
出される。

［発明が解決しようとする課題１ところで、上記従来の焼戊炉では、雰囲気ガスは、単に
炉本体２の側壁２ｂに設けられた雰囲気ガスの投入管８
から投入されるだけで、炉本体２内での保護雰囲気ガス
の方向性がなく、炉本体２の内部での保護雰囲気ガスの
分布に偏りが生じたり、排ガスが炉本体２の炉床４近く
に淀みやすくなる。このため、上記焼戊炉ｌの本来の焼
戊条件が得られないという問題があった。

本発明の目的は、迅速に均一かつ新鮮な保護雰囲気ガス
を被焼成物に供給することのできる焼戊炉を提供するこ
とである。

［課題を解決するための手段］このため、本発明は、焼戒炉内に雰囲気ガスを投入しつ
つ被焼成物を焼成する焼戊炉において、底部に雰囲気ガ
ス投入管を挿通するための穴を有し、内部に被焼成物が
収容されて炉本体の炉床上に積み重ねられる匣と、上記
炉床を上下に貫通して配置され、炉本体内への突出部分
が積み重ねられた各匣の上記穴に挿通されてなり、上記
突出部分の側壁面に雰囲気ガスを各匣内に噴出する噴出
口を有する雰囲気ガス役入管と、上記雰囲気ガス役入管
をその軸の廻りに回転させるとともに、その軸方向に往
復動させる駆動装置とを備えたことを特徴としている。

［作用］上記雰囲気ガス投入管は、その軸の廻りに回転するとと
もに軸方向に往復動する。この回転および往復動により
、上記各匣内にて雰囲気ガス投入管の炉床からの突出部
分に形戊された雰囲気ガスの噴出口も、上記雰囲気ガス
投入管の軸の廻りおよび軸方向に夫々回転および往復動
しつつ、上記各匣内に雰囲気ガスを噴出する。

［発明の効果１本発明によれば、雰囲気ガス投入管は、その軸の廻りに
回転するとともに軸方向に往復動し、各匣内にて、雰囲
気ガス投入管の炉床からの突出部分に形戒された雰囲気
ガスの噴出口が上記雰囲気ガス投入管の軸の廻りおよび
軸方向に夫々回転および往復動しつつ、上記各匣内に雰
囲気ガスを噴出するので、被焼成物周辺のガスの置換が
はやく、各匣内の被焼戒物にムラなく常に均一に雰囲気
ガスが供給され、被焼成物の品質にばらつきがなくなり
、品質の安定した製品を得ることができる。

［実施例］以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明する
。

本発明に係る焼成炉の一実施例の縦断面図および横断面
図を夫々第１図および第２図に示す。

上記焼戊炉１１は、第５図および第６図において説明し
たものと同様の炉床昇降式のもので、竪型の炉本体１２
がその下部に、内部にセラミックの被焼成物（以下、ユ
ニットと記す。）を収容して多段に積み重ねられた匣組
みｌ３を出し入れするための開口１２ａを有する。そし
て、炉床ｌ４が図示しない油圧もしくはスクリュによる
昇降機構により上昇し、その上に載置された上記匣組み
ｌ３の各匣ｌ５内に収容されたユニットが上記開口１２
ａより炉本体ｌ２の内部に挿入される。炉本体ｌ２に挿
入された匣組みｌ３の各匣ｌ５内のユニットは、炉零体
２内に挿入した図示しない炭化珪素（ＳｉＣ）製のＵ字
形のヒータにより加熱される。上記炉床１４は、上下に
貫通して雰囲気ガス投入管ｌ７が挿通される貫通孔ｌ９
を有する。

上記各匣ｌ５は、第３図に示すように、その底部に上記
雰囲気ガス投入管ｌ７を挿通するための穴ｌ８を有する
。そして、各匣ｌ５は、上記のように、内部にユニッＮ
６が収容されて炉本体ｌ２の炉床ｌ４上に積み重ねられ
る。

上記雰囲気ガス投入管ｌ７は、炉床ｌ４の上記貫通孔ｌ
９に挿通されて、その炉本体ｌ２内への突出部分１７ａ
が、積み重ねられた各匣１５の上記穴１８に挿通されて
いる。そして、上記雰囲気ガス投入管ｌ７には、上記突
出部分１７ａの側壁面に雰囲気ガスを各匣ｌ５内に噴出
する噴出口２１が形成されている。

上記噴出口２ｌは、第３図からも分かるように、その径
が大、中、小の三種類からなり、各種類の噴出口２ｌが
角度的に９０度位相で、上記雰囲気ガス投入管ｌ７の外
周壁に形戊されている。

上記雰囲気ガス投入管ｌ７は、駆動装Ｒ２２により、第
１図において矢印Ａ，および矢印Ａ２で夫々示すように
、その軸の廻りに回転されるとともに、その軸方向に往
復動される。

上記炉本体ｌ２内には、雰囲気ガス投入管１７の貫通孔
ｌ９の廻りに、上記雰囲気ガス投入管１７内の雰囲気ガ
スを予熱するためのモジュールヒータ２３を設けている
。

上記炉本体１２の天井からは、先端が封止され、周囲に
排気孔２４ａがあけられた排気パイブ２４が垂直ｌこ取
り付けられている。

上記匣ｌ５の内部には、ユニット２５が第４図に示すよ
うに、雰囲気ガス投入管ｌ７を中心にして、同心円状と
なるように収容される。

このような構或であれば、上記雰囲気ガス投入管１７は
、その軸の廻りに回転するとともに軸方向に往復動する
。この回転および往復動により、上記各匣１９内にて雰
囲気ガス投入管１７の炉床ｌ４からの突出部分１７ａに
形戊された雰囲気ガスの噴出口２１も、上記雰囲気ガス
投入管１７の軸の廻りおよび軸方向に夫々回転および往
復動しつつ、上記各匣１５内に雰囲気ガスを噴出する。

このｔ；め、ユニット２５周辺のガスの置換がはやく、
各匣内のユニット２５にムラなく常に均一に雰囲気ガス
が供給されることになる。

本発明は、上記した第１図および第２図のバッチ式の焼
成炉以外の焼成炉にも適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第ｌ図は本発明に係る焼戊炉の一実施例の縦断面図、第２図は第１図の焼成炉の横断面図、第３図は匣内部における雰囲気ガス投入管の拡大図、第４図は第１図の焼戊炉の匣内部のようすを示す平面図
、第５図および第６図は夫々従来の焼戊炉の縦断面図およ
び横断面図である。１１・・・焼戊炉．１２・・・炉本体（１２ａ・・・開
口），ｌ３・・・匣組み．１４・・・炉床　ｌ５・・・
匣，ｌ８・・・穴，１９・・・貫通口，２１・・・噴出
口，２２・・・駆動装置，２３・・・モジュールヒータ
．２５・・・ユニット。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）焼成炉内に雰囲気ガスを投入しつつ被焼成物を焼
成する焼成炉において、底部に雰囲気ガス投入管を挿通するための穴を有し、内
部に被焼成物が収容されて炉本体の炉床上に積み重ねら
れる匣と、上記炉床を上下に貫通して配置され、炉本体
内への突出部分が積み重ねられた各匣の上記穴に挿通さ
れてなり、上記突出部分の側壁面に雰囲気ガスを各匣内
に噴出する噴出口を有する雰囲気ガス投入管と、上記雰
囲気ガス投入管をその軸の廻りに回転させるとともに、
その軸方向に往復動させる駆動装置とを備えたことを特
徴とする焼成炉。