JPH0317463Y2 - - Google Patents

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JPH0317463Y2
JPH0317463Y2 JP1984027568U JP2756884U JPH0317463Y2 JP H0317463 Y2 JPH0317463 Y2 JP H0317463Y2 JP 1984027568 U JP1984027568 U JP 1984027568U JP 2756884 U JP2756884 U JP 2756884U JP H0317463 Y2 JPH0317463 Y2 JP H0317463Y2
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delay element
resistor
operational amplifier
analog
analog delay
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、音響機器などに用いられる遅延回路
のサーボ回路に関する。
背景技術 第1図は、或る提案されたアナログ遅延回路の
ブロツク図である。ローパスフイルタ回路1にお
いて、抵抗R1の一端にはアナログ信号が与えら
れ、抵抗R1の他端は抵抗R3を介して演算増幅
器5の反転入力端子に接続される。また抵抗R1
の他端は、抵抗R2を介して演算増幅器5の出力
端子に接続され、コンデンサC1を介して接地さ
れる。演算増幅器5の反転入力端子とその出力端
子とには、コンデンサC2が接続される。演算増
幅器5の非反転入力端子には、電圧VBが与えら
れる。演算増幅器5の出力端子は、電荷結合型の
アナログ遅延素子2に接続される。このアナログ
遅延素子2は、一般にCCTと呼ばれる。CCTは
Charge Coupled、Transferの略称である。また
アナログ遅延素子2には、クロツク発振器および
クロツクドライバ回路を有するクロツク回路4か
らのクロツク信号が与えられる。アナログ遅延素
子2の出力信号は、コンデンサC3を介してロー
パスフイルタ回路3に与えられ、ローパスフイル
タ回路3でその出力信号に含まれるクロツク信号
成分が取り除かれる。
入力端子A1に与えられたアナログ信号は、ロ
ーパスフイルタ回路1で高周波分が取り除かれ、
アナログ遅延素子2に与えられる。またアナログ
遅延素子2に与えられるアナログ信号には直流バ
イアスを印加する必要があるので、ローパスフイ
ルタ回路1の演算増幅器5の非反転入力端子には
直流電圧VBが印加される。この直流電圧VBは、
演算増幅器5とアナログ遅延素子2とのバイアス
電圧となり、一定である。
このようなアナログ遅延素子2に与えられる動
作可能な直流バイアス電圧には上限と下限とがあ
り、その範囲を越えると通過信号が歪んだり、レ
ベルが小さくなり本来の動作をすることができな
くなる。またアナログ遅延素子の特性としては、
入出力間の直流オフセツト電圧が温度変化により
大幅に変動するという問題がある。すなわち第1
図に示す回路構成では、最適直流バイアス電圧を
一旦設定しても周囲温度の変化や自己発熱などで
特性悪化を起こす場合があり、使用可能な温度条
件が狭範囲であつた。
目 的 本考案の目的は、前述の技術的課題を解決し、
動作温度範囲を広げ低価格で実現することができ
るアナログ遅延回路を提供することである。
考案の構成 本考案は、 (a) 直流バイアス電圧に重畳されるアナログ信号
を、遅延させ、温度に依存して入出力間の直流
オフセツト電圧が温度変化によつて変動するア
ナログ遅延素子7と、 (b) アナログ遅延素子7の出力に直列に接続さ
れ、遅延されたアナログ信号を導出するカツプ
リングコンデンサC6と、 (c) 遅延されるべきアナログ信号の高周波成分を
取り除くローパスフイルタ回路6であつて、 (c1) 前記遅延されるべきアナログ信号が入力
される入力端子A1と、 (c2) 演算増幅器5と、 (c3) 入力端子A1に直列に接続される第1抵
抗R4と、 (c4) 第1抵抗R4と演算増幅器5の反転入力
端子との間に介在される第2抵抗R5と、 (c5) 演算増幅器5の反転入力端子と出力端子
との間に接続される第1コンデンサC4と、 (c6) 第1および第2抵抗R4,R5の接続点
Pに一端が接続され、他端が接地される第2
コンデンサC5と、 (c7) 演算増幅器5の非反転入力端子に直流電
圧VBを与える電源とを含み、 (c8) 演算増幅器5の出力を、アナログ遅延素
子7に与える、そのようなローパスフイルタ
回路6と、 (d) 第3および第4抵抗R7,R8が直列に接続
されて構成される直列回路であつて、この直列
回路は、アナログ遅延素子7の出力と、第1お
よび第2抵抗R4,R5の前記接続点Pとの間
に介在される、そのような直列回路と、 (e) 第3および第4抵抗R7,R8の接続点に一
端が接続され、他端が接地される第3コンデン
サC7とを含むことを特徴とするアナログ遅延
回路である。
実施例 第2図は、本考案の一実施例の電気的構成を示
すブロツク図である。ローパスフイルタ回路6に
おいて、抵抗R4の一端にはアナログ信号が与え
られ、抵抗R4の他端は抵抗R5を介して演算増
幅器10の反転入力端子に接続される。また抵抗
R4の他端は、抵抗R6を介して演算増幅器10
の出力端子に接続され、コンデンサC5を介して
接地される。演算増幅器10の反転入力端子とそ
の出力端子とには、コンデンサC4が接続され
る。演算増幅器10の非反転入力端子には、電圧
VBが与えられる。抵抗R4と抵抗R5との接続
点Pは、ローパスフイルタ回路14の抵抗R7の
一端に接続される。抵抗R7の他端は、コンデン
サC7を介して接地され、また抵抗R8を介して
アナログ遅延素子7とカツプリングコンデンサC
6との接続点に接続される。演算増幅器10の出
力端子は、アナログ遅延素子7に接続される。ま
たアナログ遅延素子7には、クロツク発振器およ
びクロツクドライバ回路を有するクロツク回路9
からのクロツク信号が与えられる。アナログ遅延
素子7の出力信号は、コンデンサC6を介してロ
ーパスフイルタ回路8に与えられる。
入力端子A1に与えられたアナログ信号は、ロ
ーパスフイルタ回路6で高周波分が取り除かれ、
アナログ遅延素子7に与えられる。アナログ遅延
素子7は、クロツク回路9からのクロツク信号に
同期して動作し、クロツク信号の周波数により遅
延時間が設定され、受信したアナログ信号を遅延
させる。アナログ遅延素子で遅延されたアナログ
信号は、カツプリングコンデンサC6を介してロ
ーパスフイルタ回路8に与えられ、クロツク信号
が取り除かれる。これによつて入力端子A1に与
えられたアナログ信号は、予め設定された時間だ
け遅延され、出力端子B2から送出される。
一方、アナログ遅延素子7からのアナログ信号
は、ローパスフイルタ回路14の抵抗R8に与え
られる。ローパスフイルタ回路14では、アナロ
グ信号成分が取り除かれ、直流成分として抵抗R
7を介してローパスフイルタ回路6の接続点Pに
与えられる。アナログ遅延素子7には動作可能な
直流バイアス電圧の上限値および下限値があり、
その直流バイアス電圧は、演算増幅器10の非反
転入力端子に印加される一定の直流電圧VBに関
連して予め設定される。また直流電圧VBは、演
算増幅器10のバイアス電圧にもなつている。
ここでたとえば温度が変化してアナログ遅延素
子7の出力直流電位が上昇しようとすると、ロー
パスフイルタ回路14でアナログ信号成分が取り
除かれた直流成分は、ローパスフイルタ回路6に
与えられ、演算増幅器10で反転され、アナログ
遅延素子7の入力側直流動作点電位を下げようと
する。したがつてアナログ遅延素子7は、動作可
能な直流バイアス電圧の範囲で遅延動作が行なわ
れるため通過信号の歪の発生を防ぐことができ
る。
アナログ遅延素子7は、ローパスフイルタ回路
6から入力されるアナログ信号を遅延させるもの
であつて、温度に依存して入出力間の直流オフセ
ツト電圧が温度変化によつて変動する。このロー
パスフイルタ回路6における抵抗R6は省略され
得る。
効 果 以上のように本考案によれば、温度変化による
動作直流バイアス電圧の変動を押さえることがで
き、広範囲の温度において安定な動作を可能とす
る。
また本考案によれば、カツプリングコンデンサ
C6を介して、アナログ遅延素子7から導出され
る直流成分が重畳されたアナログ信号から、アナ
ログ信号だけを導出するようにしたので、このア
ナログ遅延素子7の出力に含まれている直流成分
の除去を極めて容易に行うことができる。
また本考案によれば、アナログ遅延素子7から
導出される直流成分を含むアナログ信号を、第1
および第2抵抗R4,R5と、コンデンサC7と
を含むローパスフイルタ回路14によつて、アナ
ログ信号を除去し、その直流成分を、アナログ遅
延素子7の前段に設けてあるローパスフイルタ回
路6に戻すようにしているので、アナログ遅延素
子7の入出力間の温度に依存して変動する直流オ
フセツト電圧を確実に除去することが可能であ
り、したがつて上述のように広範囲の温度におい
て安定な動作を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は或る提案されたアナログ遅延回路のブ
ロツク図、第2図は本考案の一実施例のブロツク
図である。 6,8,14……ローパスフイルタ回路、7…
…アナログ遅延素子、9……クロツク回路、A1
……入力端子、B2……出力端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 直流バイアス電圧に重畳されるアナログ信号
    を、遅延させ、温度に依存して入出力間の直流
    オフセツト電圧が温度変化によつて変動するア
    ナログ遅延素子7と、 (b) アナログ遅延素子7の出力に直列に接続さ
    れ、遅延されたアナログ信号を導出するカツプ
    リングコンデンサC6と、 (c) 遅延されるべきアナログ信号の高周波成分を
    取り除くローパスフイルタ回路6であつて、 (c1) 前記遅延されるべきアナログ信号が入力
    される入力端子A1と、 (c2) 演算増幅器5と、 (c3) 入力端子A1に直列に接続される第1抵
    抗R4と、 (c4) 第1抵抗R4と演算増幅器5の反転入力
    端子との間に介在される第2抵抗R5と、 (c5) 演算増幅器5の反転入力端子と出力端子
    との間に接続される第1コンデンサC4と、 (c6) 第1および第2抵抗R4,R5の接続点
    Pに一端が接続され、他端が接地される第2
    コンデンサC5と、 (c7) 演算増幅器5の非反転入力端子に直流電
    圧VBを与える電源とを含み、 (c8) 演算増幅器5の出力を、アナログ遅延素
    子7に与える、そのようなローパスフイルタ
    回路6と、 (d) 第3および第4抵抗R7,R8が直列に接続
    されて構成される直列回路であつて、この直列
    回路は、アナログ遅延素子7の出力と、第1お
    よび第2抵抗R4,R5の前記接続点Pとの間
    に介在される、そのような直列回路と、 (e) 第3および第4抵抗R7,R8の接続点に一
    端が接続され、他端が接地される第3コンデン
    サC7とを含むことを特徴とするアナログ遅延
    回路。
JP2756884U 1984-02-27 1984-02-27 アナログ遅延回路 Granted JPS60139334U (ja)

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JP2756884U JPS60139334U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 アナログ遅延回路

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JP2756884U JPS60139334U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 アナログ遅延回路

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JPS60139334U JPS60139334U (ja) 1985-09-14
JPH0317463Y2 true JPH0317463Y2 (ja) 1991-04-12

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JP2756884U Granted JPS60139334U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 アナログ遅延回路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496947A (en) * 1978-01-18 1979-07-31 Ricoh Co Ltd Analog delay circuit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496947A (en) * 1978-01-18 1979-07-31 Ricoh Co Ltd Analog delay circuit

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JPS60139334U (ja) 1985-09-14

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