JPH0317442Y2 - - Google Patents

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JPH0317442Y2
JPH0317442Y2 JP12246184U JP12246184U JPH0317442Y2 JP H0317442 Y2 JPH0317442 Y2 JP H0317442Y2 JP 12246184 U JP12246184 U JP 12246184U JP 12246184 U JP12246184 U JP 12246184U JP H0317442 Y2 JPH0317442 Y2 JP H0317442Y2
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coaxial
coaxial cable
dielectric
trap
case
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は高周波回路装置内に設けられた同軸ケ
ーブルによるトラツプ構造に関する。
(従来技術) 従来、誘電体同軸共振器を複数個使用したバン
ドパスフイルタとしては、例えば第4図に示すよ
うに、入力側同軸コネクタ1および出力側同軸コ
ネクタ2を有する金属のケース3内に、複数個の
誘電体同軸共振器4,4,…,4を収容するとと
もに、上記入力側同軸コネクタ1と出力側同軸コ
ネクタ2との間の間隔よりもやゝ短く、ほゞ一定
巾を有する誘電体板5のたとえば同一の主表面に
所定の間隔をおいて電極6,6,…,6を形成し
てなる結合基板7と、トラツプ8とを収容し、結
合基板7の電極6,6,…,6に夫々上記誘電体
同軸共振器4,4,…,4の結合棒4a,4a,
…,4aを半田付けする一方、上記誘電体板5の
一端に形成された電極6aを入力側同軸コネクタ
1の中心導体1aに接続し、また、上記誘電体板
5の他端に形成された電極6bを出力側同軸コネ
クタ2の中心導体2aに接続してなるものが一般
に知られている。上記のトラツプ8は、誘電体同
軸共振器4,4,…,4および結合基板7が構成
するバンドパスフイルタの中心周波数f0の3倍の
周波数3f0を有するスプリアスを抑圧するために
設けられたものであつて、誘電体同軸共振器4,
4,…,4と同様の構成を有する誘電体同軸共振
器9の結合棒9aを、上記電極6bに隣接して誘
電体板5に形成された電極10に半田付けすると
ともに、誘電体同軸共振器9の外導体をアースに
接続してなるものである。
このトラツプ8は、誘電体同軸共振器9が呈す
るインダクタンスと、上記電極6bと電極10と
の間に形成される静電容量とで抑圧すべきスプリ
アス周波数で直列共振を行なう。
ところで、誘電体同軸共振器4,4,…,4を
使用したバンドパスフイルタにおいて、上記のよ
うなトラツプ8を使用すると、ケース3に誘電体
同軸共振器9を収容するためのスペースを必要と
するうえ、誘電体板5も大きくなり、バンドパス
フイルタの形状が大きくなる欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は上記欠点を解消すべくなされたもので
あつて、高周波回路装置の同軸コネクタのピンに
同軸ケーブルの心線および外被導体を接続して同
軸ケーブルをスプリアスを抑圧するトラツプとし
て機能させるとともに、同軸コネクタ背後のケー
スの透孔からの同軸ケーブルの突出量を変化させ
て同軸ケーブルの長さを調整することにより、ト
ラツプ周波数が調整できるようにした、トラツプ
周波数の調整が容易で、形状が小さくコストの低
いトラツプ構造を提供することを目的としてい
る。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。
第1図において、高周波回路装置の金属製のケ
ース側壁11には、上記高周波回路装置の入力用
もしくは出力用の同軸コネクタ12が取着されて
いる。この同軸コネクタ12の背後のケース側壁
11には透孔13が形成されている。
ケース側壁11の上記透孔13内には、外被導
体15aおよびこの外被導体15aと心線15b
との間の誘導体15cの長さが除去すべき信号波
長λの1/4の長さ(=λ/4)であるセミリツ
ジツドタイプの同軸ケーブル15が挿通され、こ
の同軸ケーブル15の外被導体15aの一端15
a1および心線15bの一端15b1はいずれも同軸
コネクタ12のピン14に半田付けされている。
上記同軸ケーブル15の心線15bの他端15b2
は図示しない高周波回路装置本体の入力端子もし
くは出力端子に接続される。
上記同軸ケーブル15の外被導体15aとケー
ス側壁11とは、同軸ケーブル15の外被導体1
5aに外嵌した絶縁体16により相互に絶縁され
ている。
上記のようにすれば、同軸ケーブル15が外被
導体15aの一端15a1側を短絡端,他端15a2
側を開放端とする誘電体同軸共振器を構成し、メ
イン電流は第2図において点線で示すように流
れ、この誘電体同軸共振器の等価回路は第3図に
示すようになる。すなわち、同軸ケーブル15が
構成する誘電体同軸共振器による並列共振回路1
7がホツトライン18に挿入され、この並列共振
回路17によりスプリアスがトラツプされる。
上記トラツプについてより詳しく説明すると、
トラツプされる周波数ftは、同軸ケーブル15の
誘電体15cの誘電率εrとこの誘電体15cの長
さ(軸長)により決定され、次式で表わされ
る。
たゞし、cは光速である。
一方、上記トラツプの減衰量は次のようにして
求めることができる。
いま、上記並列共振回路17の特性インピーダ
ンスZaとすれば、 である。
ただし、Dは同軸ケーブル15の外被導体15
aの外径、dは心線15bの径である。
上記並列共振回路17のインピーダンスZは、 となる。
このインピーダンスが特性インピーダンスZo
の高周波回路に直列に入るので、減衰量Attは、 となる。
たとえば、D=5mm,d=2mm,εr=21とし、
通過中心周波数f0=800MHzのバンドパスフイル
タの3倍波を20MHzの帯域でトラツプする場合、
第4式より、2390MHzにてAtt=25.7dB,
2410MHzにてAtt=24.8dBとなり、24dB以上の
スプリアス抑圧ができる。また、通過帯域におい
て、上記並列共振回路17が呈する特性インピー
ダンスZaは6.9オームとなり、高周波回路装置の
特性インピーダンスZo=50オームに対し、反射
係数が0.065,すなわち、反射減衰量で23.8dBと
なり、トラツプの高周波回路装置の反射係数に対
してはほとんど影響ない。
なお、上記実施例において、同軸ケーブル15
の誘電体15cおよび外被導体15aは、第1図
に示すように、同軸コネクタ12とは反対側のケ
ース側壁11から突出させておき、この突出部分
を削つて突出量aを変化させることにより、トラ
ツプ周波数を簡単に調節することができる。
本考案の実施対象は、誘電体同軸共振器を用い
たバンドパスフイルタに限定されず、高周波回路
のバンドパスフイルタ全般に広く使用することが
できる。
(考案の効果) 以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、同軸コネクタが取着されるケースの透孔
に同軸ケーブルを使用したトラツプが収容される
ようにしたので、トラツプを必要とする高周波回
路装置が小形化され、しかも、同軸ケーブルを使
用することによりトラツプのコストも大巾に引き
下げることができる。また、同軸ケーブルの長さ
を調節することにより、トラツプ周波数の調整も
容易に行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトラツプ構造の一実施例
の断面説明図、第2図は第1図のトラツプのメイ
ン電流通路の説明図、第3図は第1図のトラツプ
の等価回路図、第4図は従来のトラツプを有する
バンドパスフイルタの断面説明図である。 11……ケース側壁、12……同軸コネクタ、
13……透孔、14……ピン、15……同軸ケー
ブル、15a……外被導体、15b……心線、1
5c……誘電体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに取着された同軸コネクタのピンに同軸
    ケーブルの心線および外被導体が接続されるとと
    もに、上記同軸ケーブルはその外被導体が絶縁さ
    れて同軸コネクタの背後に位置するケースの透孔
    内に収容され、かつ、上記同軸ケーブルが上記透
    孔よりケース内側に突出し、この突出部分の突出
    量を変化させてトラツプ周波数の調整を行なうよ
    うにしたことを特徴とするトラツプ構造。
JP12246184U 1984-03-30 1984-08-09 トラツプ構造 Granted JPS6137601U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12246184U JPS6137601U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 トラツプ構造
US06/714,380 US4636759A (en) 1984-03-30 1985-03-21 Electrical trap construction

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12246184U JPS6137601U (ja) 1984-08-09 1984-08-09 トラツプ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6137601U JPS6137601U (ja) 1986-03-08
JPH0317442Y2 true JPH0317442Y2 (ja) 1991-04-12

Family

ID=30681213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12246184U Granted JPS6137601U (ja) 1984-03-30 1984-08-09 トラツプ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6137601U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4535995B2 (ja) * 2005-12-05 2010-09-01 日本電気株式会社 多層プリント回路基板のビア構造、それを有する帯域阻止フィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6137601U (ja) 1986-03-08

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