JPH03173719A - 優れた変形能を有する高張力鋼管の製造方法 - Google Patents
優れた変形能を有する高張力鋼管の製造方法Info
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- JPH03173719A JPH03173719A JP31078489A JP31078489A JPH03173719A JP H03173719 A JPH03173719 A JP H03173719A JP 31078489 A JP31078489 A JP 31078489A JP 31078489 A JP31078489 A JP 31078489A JP H03173719 A JPH03173719 A JP H03173719A
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、建築用鋼材などの用途に用いて好適な優れ
た変形能を有する高張力鋼管の製造方法に関するもので
ある。
た変形能を有する高張力鋼管の製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術)
高張力鋼の製造法については、たとえば特公昭55−5
0090号公報や特開昭58−10442号公報などに
提案されているが、これらはいずれも板材の製造法であ
り、従来、管材すなわち鋼管の製造に関する文献は見当
たらない。
0090号公報や特開昭58−10442号公報などに
提案されているが、これらはいずれも板材の製造法であ
り、従来、管材すなわち鋼管の製造に関する文献は見当
たらない。
鋼管をたとえば建築用鋼材に適用する場合には、良度形
能を如何に付与するかが問題となる。
能を如何に付与するかが問題となる。
鋼管の製造技術として
(1)鋳造による場合、とくに比較的厚肉の部材を製造
する場合は、設備が巨大となるだけでなく、良度形能の
付与手段としては成分系が主体となるため制約が大きく
なる不利があり、 (2)一方、板巻き管(綱板を鋼管に加工)の場合には
、加工時に加工硬化を伴い、加工後に材質(強度、靭性
)が変化することから、良加工性を付与するためには、
積極的に熱処理を施す必要があると考えられるところ、
かかる熱処理条件に関する報告はない。
する場合は、設備が巨大となるだけでなく、良度形能の
付与手段としては成分系が主体となるため制約が大きく
なる不利があり、 (2)一方、板巻き管(綱板を鋼管に加工)の場合には
、加工時に加工硬化を伴い、加工後に材質(強度、靭性
)が変化することから、良加工性を付与するためには、
積極的に熱処理を施す必要があると考えられるところ、
かかる熱処理条件に関する報告はない。
(発明が解決しようとする課題)
この発明は、上記の(2)で述べた鋼板から鋼管を製造
する場合における未解決の問題に対して技術的検討を加
え、強度: 60kg/am”以上で降伏比が80%以
下の良度形能を有する高張力鋼管の有利な製造方法を提
案することを目的とする。
する場合における未解決の問題に対して技術的検討を加
え、強度: 60kg/am”以上で降伏比が80%以
下の良度形能を有する高張力鋼管の有利な製造方法を提
案することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
まずこの発明の解明経緯について説明する。
さて発明者らは、鋼板の内部組織と加工後(鋼管製造後
)の加工硬化現象との関係を調査し、加工後に材質がい
かに変動するかについて検討した。
)の加工硬化現象との関係を調査し、加工後に材質がい
かに変動するかについて検討した。
その結果、鋼材の内部組織はベイナイトまたはマルテン
サイトあるいは両者の混合組織とした上で、かかる鋼板
から鋼管を製造する際、3%以上の加工率を付与すると
共に、成形後適切な熱処理を施すことが、所期した目的
の達成に関し、極めて有効であることの知見を得た。
サイトあるいは両者の混合組織とした上で、かかる鋼板
から鋼管を製造する際、3%以上の加工率を付与すると
共に、成形後適切な熱処理を施すことが、所期した目的
の達成に関し、極めて有効であることの知見を得た。
この発明は、上記の知見に立脚するものである。
すなわちこの発明は、
C: 0.03〜0.20wt%(以下単に%テ示す)
、Si : 0.01〜0.50%、 Mn : 0.30〜2.00%およびAl : 0.
005〜0.10% を含み、かつ Cu : 0.05〜1.50%、 Ni 、 0.05〜3.00%、 Cr : 0.05〜1.50%、 No 、 0.01〜0.70%、 V :005〜0.20%、 Ti : 0.005〜0.05%およびB : 0.
0005〜0.0050%のうちから選んだ一種または
二種以上を含有し、残部は実質的にFeの組成になる鋼
スラブを、Ac。
、Si : 0.01〜0.50%、 Mn : 0.30〜2.00%およびAl : 0.
005〜0.10% を含み、かつ Cu : 0.05〜1.50%、 Ni 、 0.05〜3.00%、 Cr : 0.05〜1.50%、 No 、 0.01〜0.70%、 V :005〜0.20%、 Ti : 0.005〜0.05%およびB : 0.
0005〜0.0050%のうちから選んだ一種または
二種以上を含有し、残部は実質的にFeの組成になる鋼
スラブを、Ac。
点板上の温度に加熱したのち熱間圧延を行い、圧延終了
温度がArs点以上の場合はそのまま直ちに、一方圧延
終了温度がAr5点未満の場合はAc3点以上の温度ま
で再加熱後、空冷以上の速度で冷却して焼入れし、つい
で必要に応じてAc1点以下の温度に再加熱後空冷以上
の速度で冷却する焼戻しを行ったのち、得られた鋼板に
3%以上の加工率にて曲げ加工を施して鋼管または鋼管
部材とし、しかるのち再度Ac、意思下の温度で焼戻し
を行うことからなる優れた変形能を有する高張力鋼管の
製造方法である。
温度がArs点以上の場合はそのまま直ちに、一方圧延
終了温度がAr5点未満の場合はAc3点以上の温度ま
で再加熱後、空冷以上の速度で冷却して焼入れし、つい
で必要に応じてAc1点以下の温度に再加熱後空冷以上
の速度で冷却する焼戻しを行ったのち、得られた鋼板に
3%以上の加工率にて曲げ加工を施して鋼管または鋼管
部材とし、しかるのち再度Ac、意思下の温度で焼戻し
を行うことからなる優れた変形能を有する高張力鋼管の
製造方法である。
以下、この発明を具体的に説明する。
■成分組成範囲
C: 0.03〜0.20%
Cは、鋼材を強化するために不可欠の元素である。含有
量が0.03%未満では所要の強度が得難く、一方0.
20%を超えると溶接部の靭性が損われるため0.03
〜0.20%に限定した。
量が0.03%未満では所要の強度が得難く、一方0.
20%を超えると溶接部の靭性が損われるため0.03
〜0.20%に限定した。
Si : 0.01〜0.50%
Siは、鋼の脱酸を促進しかつ強度をあげる効果を有す
る有用元素のため、0.01%以上添加するが、添加し
すぎると溶接部靭性及び溶接性上好ましくないので上限
を0.50%とした。
る有用元素のため、0.01%以上添加するが、添加し
すぎると溶接部靭性及び溶接性上好ましくないので上限
を0.50%とした。
Mn : 0.30〜2.00%
Mnは、強度、靭性を同時に向上せしめる有用元素であ
り、少なくとも0.30%を必要とするが、多量に添加
すると溶接性、溶接部靭性を劣化させるため上限を2.
00%とした。
り、少なくとも0.30%を必要とするが、多量に添加
すると溶接性、溶接部靭性を劣化させるため上限を2.
00%とした。
Al 70.005〜0.10%
脱酸上必然的に含有される元素であるが、0.005%
未満では脱酸が不十分となる。またはo、 io%を超
えると鋼の材質にとって有害な介在物を生成するため上
限を0.10%とした。
未満では脱酸が不十分となる。またはo、 io%を超
えると鋼の材質にとって有害な介在物を生成するため上
限を0.10%とした。
さらにこの発明では、以下に述べる各元素のうち少な(
とも一種を含有させる。
とも一種を含有させる。
Cu : 0.05〜1.50%
Cuは、母材の強度、靭性を向上させる特性をもつが、
0.05%未満ではこの効果は望めず、一方多量添加は
溶接部の靭性劣化を招くため上限を1.50%に設定し
た。
0.05%未満ではこの効果は望めず、一方多量添加は
溶接部の靭性劣化を招くため上限を1.50%に設定し
た。
Ni : 0.05〜3.00%
Niは、焼入性を高め、母材の強度、靭性を向上させる
特性をもつが、0.05%未満ではこの効果は望めず、
また溶接部の特性劣化の点から上限を3.00%に設定
した。
特性をもつが、0.05%未満ではこの効果は望めず、
また溶接部の特性劣化の点から上限を3.00%に設定
した。
Cr : 0.05〜1.50%
Crは、母材強度を高め焼入性を向上させるが、この効
果は0.05%未満ではこの効果はな(、また1、50
%を超えると溶接部の硬化を招き、靭性、溶接性が劣化
するため1.50%以下に設定した。
果は0.05%未満ではこの効果はな(、また1、50
%を超えると溶接部の硬化を招き、靭性、溶接性が劣化
するため1.50%以下に設定した。
Mo=0.01〜0.70%
Moは、焼入性を高め、母材の強度・靭性を共に向上さ
せる元素であるが、0.01%未満では、その添加効果
に乏しく、一方0.7%を超えると溶接部靭性及び溶接
性の劣化を招き好ましくないため上限を0.70%とし
た。
せる元素であるが、0.01%未満では、その添加効果
に乏しく、一方0.7%を超えると溶接部靭性及び溶接
性の劣化を招き好ましくないため上限を0.70%とし
た。
V : 0.005〜0.20%
■は、炭窒化物形成による析出硬化等に有効であるが、
0.005%未満ではこの効果は小さく、また0、2%
を超えると溶接性およ1び靭性の劣化を招くため上限を
0.20%とした。
0.005%未満ではこの効果は小さく、また0、2%
を超えると溶接性およ1び靭性の劣化を招くため上限を
0.20%とした。
Ti : 0.005〜0.05%
Tiは、炭窒化物生成により、オーステナイト粒の細粒
化に有効であるが、o、oos%未満だとこの効果は薄
く、また0、05%を超えると溶接性の劣化を招き好ま
しくないため上限を0.05%とした。
化に有効であるが、o、oos%未満だとこの効果は薄
く、また0、05%を超えると溶接性の劣化を招き好ま
しくないため上限を0.05%とした。
B : 0.0005〜0.0050%Bは、鋼の焼入
性向上に効果的な元素であるが、この効果はo、ooo
s%未満では薄く、一方0.0050%を超えるとHA
Z靭性を著しく劣化させるので上限をo、ooso%と
した。
性向上に効果的な元素であるが、この効果はo、ooo
s%未満では薄く、一方0.0050%を超えるとHA
Z靭性を著しく劣化させるので上限をo、ooso%と
した。
なお不純物中とくにPとSについては、それぞれ以下の
範囲に抑制するのが好ましい。
範囲に抑制するのが好ましい。
P : 0.020%以下
母材及び溶接継手部の靭性保証の観点より低いほど良い
が、経済性も考慮し0.020%以下程度とするのが望
ましい。
が、経済性も考慮し0.020%以下程度とするのが望
ましい。
S : 0.010%以下
母材及び溶接継手部の靭性保証の観点より低いほど良い
が、経済性の面も考慮し0.010%以下程度とするの
が望ましい。
が、経済性の面も考慮し0.010%以下程度とするの
が望ましい。
上記の成分組成範囲に調整することにより、後述する焼
入れ処理後に、60kg/+++m”以上の高強度を得
ることができる。
入れ処理後に、60kg/+++m”以上の高強度を得
ることができる。
■鋼板製造工程
上記の好適成分に調整した鋼スラブを、Ac、変態点以
上の温度に加熱して各種成分を十分に固溶させたのち、
熱間圧延を施す。この熱間圧延条件はとくに規定される
ものではなく、常法に従えばよい。
上の温度に加熱して各種成分を十分に固溶させたのち、
熱間圧延を施す。この熱間圧延条件はとくに規定される
ものではなく、常法に従えばよい。
熱間圧延終了時の鋼板温度が、第1図aに示すように計
、変態点以上の場合は、そのまま直ちに空冷以上の速度
で冷却を開始し、一方熱間圧延終了温度が、同図すに示
すようにArs変態点を下回っていた場合には、AC3
変態点以上の温度まで再加熱したのち、同様に空冷以上
の速度で冷却して、焼入れする。
、変態点以上の場合は、そのまま直ちに空冷以上の速度
で冷却を開始し、一方熱間圧延終了温度が、同図すに示
すようにArs変態点を下回っていた場合には、AC3
変態点以上の温度まで再加熱したのち、同様に空冷以上
の速度で冷却して、焼入れする。
ここにAcs変態点以上の温度から、空冷以上の速度で
冷却して焼入れを行うのは、前述したとおり60kg/
ma+”以上の高強度を得ると同時に、焼入れ後の組織
をベイナイトまたはマルテンサイトあるいは両者の混合
組織とするためである。なお組織中にフェライトが混在
すると加工時に加工硬化を生じ降伏比の上昇を招く不利
が生じるので、フェライトの生成は極力抑制する必要が
ある。
冷却して焼入れを行うのは、前述したとおり60kg/
ma+”以上の高強度を得ると同時に、焼入れ後の組織
をベイナイトまたはマルテンサイトあるいは両者の混合
組織とするためである。なお組織中にフェライトが混在
すると加工時に加工硬化を生じ降伏比の上昇を招く不利
が生じるので、フェライトの生成は極力抑制する必要が
ある。
その後必要に応じて、第1図Cに示すように、フェライ
トの析出のないAC3点以下の港度に再加熱したのち空
冷以上の速度で冷却する焼戻し処理を行うことは、鋼管
成形時の加工性ひいては成形後の鋼管の寸法精度(真円
度等)を保証する面で有利である。
トの析出のないAC3点以下の港度に再加熱したのち空
冷以上の速度で冷却する焼戻し処理を行うことは、鋼管
成形時の加工性ひいては成形後の鋼管の寸法精度(真円
度等)を保証する面で有利である。
なおかかる焼戻し処理は、第1図dに示すようなAc、
温度以下での応力除去焼鈍(SR)処理であってもよい
。
温度以下での応力除去焼鈍(SR)処理であってもよい
。
■製管工程
上記の工程■で得られた鋼板を加工して鋼管に仕上げる
わけであるが、降伏比:80%以下の良度形能を得るた
めには、このとき3%以上の加工率を付与することが肝
要である。
わけであるが、降伏比:80%以下の良度形能を得るた
めには、このとき3%以上の加工率を付与することが肝
要である。
第2図に、加工率と降伏比との関係について調べた結果
を示す。ここに加工率とは、 ここで、 t:綱板の板厚(鵡) D=底成形る鋼管の径(閣) で定義される。
を示す。ここに加工率とは、 ここで、 t:綱板の板厚(鵡) D=底成形る鋼管の径(閣) で定義される。
同図より明らかなように、加工率が3%に満たないと8
0%以下の降伏比を得ることができない。
0%以下の降伏比を得ることができない。
そこでこの発明では、製管工程における加工率につき、
3%以上の範囲に限定したのである。
3%以上の範囲に限定したのである。
なお成形加工品については、第3図aに示したような完
成品(鋼管)であっても、同図す、 cに示したよう
な半製品であってもいずれでも良い。
成品(鋼管)であっても、同図す、 cに示したよう
な半製品であってもいずれでも良い。
ついで加工材の強度を特徴とする特性保証のために、A
c+点以下の温度で焼戻し処理を施す。
c+点以下の温度で焼戻し処理を施す。
この焼戻し処理は、第1図Cに示したような加熱後空冷
以上の速度で冷却する処理でも、また同図dに示したよ
うな応力除去焼鈍(SR)処理であってもよい。
以上の速度で冷却する処理でも、また同図dに示したよ
うな応力除去焼鈍(SR)処理であってもよい。
(実施例)
表1に示す種々の成分組成になる鋼スラブをそれぞれ、
1000”C以上の温度に加熱したのち、表2に示す条
件下に厚肉鋼板を製造した。なお得られた銅板の機械的
特性および組織を表2に併記する。
1000”C以上の温度に加熱したのち、表2に示す条
件下に厚肉鋼板を製造した。なお得られた銅板の機械的
特性および組織を表2に併記する。
ついで表3に示す加工率で製管加工を行ったのち、同じ
く表3に示す温度に加熱して焼戻し処理を施した。
く表3に示す温度に加熱して焼戻し処理を施した。
かくして得られた鋼管または鋼管部材の機械的緒特性に
ついて調べた結果を表3に併記する。
ついて調べた結果を表3に併記する。
(発明の効果)
かくしてこの発明によれば、60kg/vs”以上の高
強度をそなえ、しかも降伏比が80%以下の優れた変形
能を有する高張力鋼管を得ることができる。
強度をそなえ、しかも降伏比が80%以下の優れた変形
能を有する高張力鋼管を得ることができる。
第1図a、b、cおよびdはそれぞれ、熱処理条件を示
す模式図、 第2図は、加工率と降伏比との関係を示したグラフ、 第3図a、bおよびCはそれぞれ、加工後の鋼管および
鋼管部材の形状を示した図である。 第1図 (a) (b) (C) (d) 遂贋τ−蹄JP
す模式図、 第2図は、加工率と降伏比との関係を示したグラフ、 第3図a、bおよびCはそれぞれ、加工後の鋼管および
鋼管部材の形状を示した図である。 第1図 (a) (b) (C) (d) 遂贋τ−蹄JP
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.03〜0.20wt%、 Si:0.01〜0.50wt%、 Mn:0.30〜2.00wt%および Al:0.005〜0.10wt% を含み、かつ Cu:0.05〜1.50wt%、 Ni:0.05〜3.00wt%、 Cr:0.05〜1.50wt%、 Mo:0.01〜0.70wt%、 V:0.005〜0.20wt%、 Ti:0.005〜0.05wt%および B:0.0005〜0.0050wt% のうちから選んだ一種または二種以上を含有し、残部は
実質的にFeの組成になる鋼スラブを、Ac_3点以上
の温度に加熱したのち熱間圧延を行い、圧延終了温度が
Ar_3点以上の場合はそのまま直ちに、一方圧延終了
温度がAr_3点未満の場合はAc_3点以上の温度ま
で再加熱後、空冷以上の速度で冷却して焼入れし、その
後得られた鋼板に3%以上の加工率にて曲げ加工を施し
て鋼管または鋼管部材とし、しかるのちAc_1点以下
の温度で焼戻しを行うことを特徴とする優れた変形能を
有する高張力鋼管の製造方法。 2、C:0.03〜0.20wt%、 Si:0.01〜0.50wt%、 Mn:0.30〜2.00wt%および Al:0.005〜0.10wt% を含み、かつ Cu:0.05〜1.50wt%、 Ni:0.05〜3.00wt%、 Cr:0.05〜1.50wt%、 Mo:0.01〜0.70wt%、 V:0.005〜0.20wt%、 Ti:0.005〜0.05wt%および B:0.0005〜0.0050wt% のうちから選んだ一種または二種以上を含有し、残部は
実質的にFeの組成になる鋼スラブを、Ac_3点以上
の温度に加熱したのち熱間圧延を行い、圧延終了温度が
Ar_3点以上の場合はそのまま直ちに、一方圧延終了
温度がAr_3点未満の場合はAc_3点以上の温度ま
で再加熱後、空冷以上の速度で冷却して焼入れし、つい
でAc_1点以下の温度に再加熱後空冷以上の速度で冷
却する焼戻しを行い、その後得られた鋼板に3%以上の
加工率にて曲げ加工を施して鋼管または鋼管部材とし、
しかるのち再度Ac_1点以下の温度で焼戻しを行うこ
とを特徴とする優れた変形能を有する高張力鋼管の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310784A JPH0726153B2 (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | 優れた変形能を有する高張力鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310784A JPH0726153B2 (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | 優れた変形能を有する高張力鋼管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH03173719A true JPH03173719A (ja) | 1991-07-29 |
JPH0726153B2 JPH0726153B2 (ja) | 1995-03-22 |
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ID=18009428
Family Applications (1)
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JP1310784A Expired - Fee Related JPH0726153B2 (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | 優れた変形能を有する高張力鋼管の製造方法 |
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JP (1) | JPH0726153B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105603323A (zh) * | 2016-03-07 | 2016-05-25 | 舞阳钢铁有限责任公司 | 一种大厚度高强高韧性nm360钢板及其生产方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS522825A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-10 | Nippon Steel Corp | Method of manufacturing high tensile seam welded steel tube |
JPS6021325A (ja) * | 1983-07-13 | 1985-02-02 | Kawasaki Steel Corp | 形状および加工性に優れた電縫油井管用熱延高張力鋼の製造方法 |
JPS6396215A (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 強靭鋼管の製造方法 |
JPS63100126A (ja) * | 1986-10-14 | 1988-05-02 | Kawasaki Steel Corp | 加工性に優れた電縫鋼管用熱延高張力鋼の製造方法 |
-
1989
- 1989-12-01 JP JP1310784A patent/JPH0726153B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS522825A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-10 | Nippon Steel Corp | Method of manufacturing high tensile seam welded steel tube |
JPS6021325A (ja) * | 1983-07-13 | 1985-02-02 | Kawasaki Steel Corp | 形状および加工性に優れた電縫油井管用熱延高張力鋼の製造方法 |
JPS6396215A (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-27 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 強靭鋼管の製造方法 |
JPS63100126A (ja) * | 1986-10-14 | 1988-05-02 | Kawasaki Steel Corp | 加工性に優れた電縫鋼管用熱延高張力鋼の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105603323A (zh) * | 2016-03-07 | 2016-05-25 | 舞阳钢铁有限责任公司 | 一种大厚度高强高韧性nm360钢板及其生产方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0726153B2 (ja) | 1995-03-22 |
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